JPS6122441B2 - - Google Patents
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- JPS6122441B2 JPS6122441B2 JP53165506A JP16550678A JPS6122441B2 JP S6122441 B2 JPS6122441 B2 JP S6122441B2 JP 53165506 A JP53165506 A JP 53165506A JP 16550678 A JP16550678 A JP 16550678A JP S6122441 B2 JPS6122441 B2 JP S6122441B2
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- Japan
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- porcelain
- mixing
- alumina
- aluminum oxide
- mixing device
- Prior art date
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- Expired
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Landscapes
- Thermistors And Varistors (AREA)
Description
本発明は酸化亜鉛を主成分とし、副成分ならび
に微量の酸化アルミニウムを添加した焼結体より
成る電圧非直線抵抗磁器の製造方法に関する。 酸化亜鉛を主成分として酸化ビスマスを含有す
る添加物、あるいは希土類酸化物を含有する添加
物などの副成物を加えて焼成した焼結体から成る
電圧非直線抵抗磁器は、非直線性、放電耐量等に
すぐれ、サージアブソーバなどに近年広く用いら
れている。このような酸化亜鉛電圧非直線磁器に
大略0.5〜200重量ppmの範囲で酸化アルミニウム
を添加することにより大電流時の制限電圧特性お
よび放電耐量が改善されることが知られている。
この際の酸化アルミニウムの添加は、通常A12O3
を他の添加物と同様に主成分のZnOなどと共にボ
ールミルなどの混合装置により混合した後焼成す
る方法がとられている。しかし0.5〜200重量ppm
の微量のA12O3を通常の混合機により混合する場
合、混合物中に均一にA12O3を分布させる事は非
常に難しく、偏在したまゝの状態が残つてしま
う。このような不均一な分布は焼成後の焼結体の
局部的な不均一をひき起し、このため電気特性も
不均一となり電流集中を起して放電耐量を低下さ
せる。また特性のばらつきや制限電圧特性の抵下
も招く。 本発明はこのようなA12O3の不均一分布を解消
し、放電耐量、制限電圧特性の向上および特性の
ばらつきの減少を可能にする酸化亜鉛電圧非直線
抵抗磁器への大略0.5〜200重量ppmという微量の
A12O3添加方法を与えることを目的とする。 この目的は電圧非直線抵抗磁器の原料を、原料
に接触する部分の少なくとも一部にアルミナ磁器
を用いた混合装置により混合することによつて達
成される。すなわち混合操作中に装置のアルミナ
磁器が摩耗して原料中に混入する。従つて混合さ
れるA12O3の量は装置の構造によるほか、原料と
それに接触するアルミナ磁器との間の接触面積あ
るいは接触時間にもよつて左右されるので、それ
らも制御することにより所望のA12O3添加量を得
ることができる。 以下実施例について本発明を説明する。ZnO粉
末にCo3o4を5.0重量％、Pr6O11を0.2重量％加
え、これらをアルミナ磁器製の乳鉢および乳棒を
使用した擂潰機により混合物100ｇ当り３時間混
合したものを700℃で１時間仮焼し、この仮焼体
をさらに同じ擂潰機で混合物100ｇ当り３時間粉
砕混合を行う。この粉砕混合物を加圧成形し、
1300℃で１時間焼成する。第１表の試料Ａはこの
方法で得られた酸化亜鉛電圧非直線抵抗素子であ
り、混合および粉砕混合時に乳棒、乳鉢がわずか
に摩耗して混入する量が60重量ppmになるよう
に混合時間、および粉砕混合時間を定めた。試料
Ｂは従来の方法、すなわち同組成のZnO，
Co3o4，Pr6O11に60重量ppmのA12O3を粉末によ
り混合する方法によつて得られた電圧非直線抵抗
素子であり、第１表はこの両者の特性を比較した
ものである。
に微量の酸化アルミニウムを添加した焼結体より
成る電圧非直線抵抗磁器の製造方法に関する。 酸化亜鉛を主成分として酸化ビスマスを含有す
る添加物、あるいは希土類酸化物を含有する添加
物などの副成物を加えて焼成した焼結体から成る
電圧非直線抵抗磁器は、非直線性、放電耐量等に
すぐれ、サージアブソーバなどに近年広く用いら
れている。このような酸化亜鉛電圧非直線磁器に
大略0.5〜200重量ppmの範囲で酸化アルミニウム
を添加することにより大電流時の制限電圧特性お
よび放電耐量が改善されることが知られている。
この際の酸化アルミニウムの添加は、通常A12O3
を他の添加物と同様に主成分のZnOなどと共にボ
ールミルなどの混合装置により混合した後焼成す
る方法がとられている。しかし0.5〜200重量ppm
の微量のA12O3を通常の混合機により混合する場
合、混合物中に均一にA12O3を分布させる事は非
常に難しく、偏在したまゝの状態が残つてしま
う。このような不均一な分布は焼成後の焼結体の
局部的な不均一をひき起し、このため電気特性も
不均一となり電流集中を起して放電耐量を低下さ
せる。また特性のばらつきや制限電圧特性の抵下
も招く。 本発明はこのようなA12O3の不均一分布を解消
し、放電耐量、制限電圧特性の向上および特性の
ばらつきの減少を可能にする酸化亜鉛電圧非直線
抵抗磁器への大略0.5〜200重量ppmという微量の
A12O3添加方法を与えることを目的とする。 この目的は電圧非直線抵抗磁器の原料を、原料
に接触する部分の少なくとも一部にアルミナ磁器
を用いた混合装置により混合することによつて達
成される。すなわち混合操作中に装置のアルミナ
磁器が摩耗して原料中に混入する。従つて混合さ
れるA12O3の量は装置の構造によるほか、原料と
それに接触するアルミナ磁器との間の接触面積あ
るいは接触時間にもよつて左右されるので、それ
らも制御することにより所望のA12O3添加量を得
ることができる。 以下実施例について本発明を説明する。ZnO粉
末にCo3o4を5.0重量％、Pr6O11を0.2重量％加
え、これらをアルミナ磁器製の乳鉢および乳棒を
使用した擂潰機により混合物100ｇ当り３時間混
合したものを700℃で１時間仮焼し、この仮焼体
をさらに同じ擂潰機で混合物100ｇ当り３時間粉
砕混合を行う。この粉砕混合物を加圧成形し、
1300℃で１時間焼成する。第１表の試料Ａはこの
方法で得られた酸化亜鉛電圧非直線抵抗素子であ
り、混合および粉砕混合時に乳棒、乳鉢がわずか
に摩耗して混入する量が60重量ppmになるよう
に混合時間、および粉砕混合時間を定めた。試料
Ｂは従来の方法、すなわち同組成のZnO，
Co3o4，Pr6O11に60重量ppmのA12O3を粉末によ
り混合する方法によつて得られた電圧非直線抵抗
素子であり、第１表はこの両者の特性を比較した
ものである。
【表】
第１表において、V1mA，V40Aはそれぞれ素子
に1mA，４OAの電流が流れた時の電極電圧、V4O
Ａ／V1mAは制限電圧比と呼ばれた通電電流が大
の時の制限電圧特性を示し、この値が低い程サー
ジアブソーバとしての保護能力が高い。△V1mA/
Ｖ１ｍＡは放電耐量特性を示す値で、８×20μＳの
波形で5000Aの電流を１回通電した前後のV1mA
の変化を初期値に対する比率で表わし、小さい程
良く、変動係数は同一ロツト中の20ケの素子の
V1mAのばらつきを示すもので、V1mAの標準偏差
をその平均値に対する比率で表わしたものであ
る。 第１表より明らかなように、本発明にもとづい
てつくられた電圧非直線抵抗磁器は、制限電圧が
低く、放電耐量も向上しており、さらに素子間の
ばらつきも少ないという特徴がある。これは微量
のA12O3が混合および粉砕混合の間に均一に原料
に混入、分布することによる。 混合装置としてはアルミナ磁器製のポツト、ボ
ールを用いるポツトミル，ボールミル等も使用で
きる。アルミナボールを使用する時にはボールの
数が増すと共にA12O3の混入量が増加する。混入
量が過大になることを防ぐために、粉砕用の玉石
としてアルミナボールの中に瑪瑙ボールを加えて
調整することが行われる。 上述のように本発明によれば、特に秤量された
酸化アルミニウムの原料を用いることなく、少な
くとも一部にアルミナ磁器を用いた混合装置を用
いるだけで、他の原料の混合あるいは粉砕混合工
程を兼ねて混合装置からの所望の量の酸化アルミ
ニウムを原料中に添加する極めて巧妙な方法によ
り、電圧非直線抵抗磁器への酸化アルミニウムの
均一な添加を行なうことができ、特性の向上がば
らつきの少ない状態で達成できる。
に1mA，４OAの電流が流れた時の電極電圧、V4O
Ａ／V1mAは制限電圧比と呼ばれた通電電流が大
の時の制限電圧特性を示し、この値が低い程サー
ジアブソーバとしての保護能力が高い。△V1mA/
Ｖ１ｍＡは放電耐量特性を示す値で、８×20μＳの
波形で5000Aの電流を１回通電した前後のV1mA
の変化を初期値に対する比率で表わし、小さい程
良く、変動係数は同一ロツト中の20ケの素子の
V1mAのばらつきを示すもので、V1mAの標準偏差
をその平均値に対する比率で表わしたものであ
る。 第１表より明らかなように、本発明にもとづい
てつくられた電圧非直線抵抗磁器は、制限電圧が
低く、放電耐量も向上しており、さらに素子間の
ばらつきも少ないという特徴がある。これは微量
のA12O3が混合および粉砕混合の間に均一に原料
に混入、分布することによる。 混合装置としてはアルミナ磁器製のポツト、ボ
ールを用いるポツトミル，ボールミル等も使用で
きる。アルミナボールを使用する時にはボールの
数が増すと共にA12O3の混入量が増加する。混入
量が過大になることを防ぐために、粉砕用の玉石
としてアルミナボールの中に瑪瑙ボールを加えて
調整することが行われる。 上述のように本発明によれば、特に秤量された
酸化アルミニウムの原料を用いることなく、少な
くとも一部にアルミナ磁器を用いた混合装置を用
いるだけで、他の原料の混合あるいは粉砕混合工
程を兼ねて混合装置からの所望の量の酸化アルミ
ニウムを原料中に添加する極めて巧妙な方法によ
り、電圧非直線抵抗磁器への酸化アルミニウムの
均一な添加を行なうことができ、特性の向上がば
らつきの少ない状態で達成できる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 主成分の酸化亜鉛に副成分ならびに大略0.5
〜200重量ppmの範囲の酸化アルミニウムを添加
し焼成することにより電圧非直線接抵抗磁器を製
造する方法において、酸化亜鉛と副成分を含む原
料粉末を、該粉末と接触する部分の少なくとも一
部がアルミナ磁器からなる混合装置により混合
し、その摩耗により生じたアルミナ粉を原料粉末
中に分散せしめることを特徴とする電圧非直線抵
抗磁器の製造方法。 ２ 特許請求の範囲第１項記載の方法において、
酸化アルミニウムの添加量を混合装置による混合
時間により調整することを特徴とする電圧非直線
抵抗磁器の製造方法。 ３ 特許請求の範囲第１項記載の方法において、
混合装置がボールの少なくとも一部にアルミナ磁
器のボールを用いたボールミルであり、酸化アル
ミニウムの添加量を使用するアルミナ磁器のボー
ルの数により調整することを特徴とする電圧非直
線抵抗磁器の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16550678A JPS5591801A (en) | 1978-12-28 | 1978-12-28 | Method of fabricating nonlinear voltage vs* resistance porcelain |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16550678A JPS5591801A (en) | 1978-12-28 | 1978-12-28 | Method of fabricating nonlinear voltage vs* resistance porcelain |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5591801A JPS5591801A (en) | 1980-07-11 |
| JPS6122441B2 true JPS6122441B2 (ja) | 1986-05-31 |
Family
ID=15813677
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16550678A Granted JPS5591801A (en) | 1978-12-28 | 1978-12-28 | Method of fabricating nonlinear voltage vs* resistance porcelain |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5591801A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6442803A (en) * | 1987-08-11 | 1989-02-15 | Ngk Insulators Ltd | Voltage-dependent nonlinear resistor |
-
1978
- 1978-12-28 JP JP16550678A patent/JPS5591801A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5591801A (en) | 1980-07-11 |
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