JPS6122395Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6122395Y2
JPS6122395Y2 JP6489280U JP6489280U JPS6122395Y2 JP S6122395 Y2 JPS6122395 Y2 JP S6122395Y2 JP 6489280 U JP6489280 U JP 6489280U JP 6489280 U JP6489280 U JP 6489280U JP S6122395 Y2 JPS6122395 Y2 JP S6122395Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
core material
folded
diaphragm
cells
circular
Prior art date
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Expired
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JP6489280U
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English (en)
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JPS56167693U (ja
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  • Laminated Bodies (AREA)
  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は平面スピーカなどに適用される平面振
動板に関するものである。
斯かる平面振動板は一般に第1図に示すよう
に、コア材1の両面にスキン材2をそれぞれ貼合
して構成され、その周囲をエツジ3によりフレー
ム4に支持することによつてスピーカに組込まれ
る。従来の平面振動板のコア材1には、第2図に
示すようにアルミニウム箔1aを接着剤で接着1
bして多数の6角形状のセル1cを形成してなる
ハニカムコア材を使用していたため、コア材の機
械的強度が接着面1bの方向A−A′とこれに直
角な方向B−B′とで異なり、振動板の自由共振状
態での節が円とならず略楕円となつていた。この
ため従来の振動板で節を駆動してピストンモーシ
ヨン域を拡大するためには、ボビン形状を円形で
はなく、節と同じ略楕円形状にする必要があつ
た。ところが、楕円形のボビンを形成することは
困難であり、またそれにも増して磁気回路その他
の部品の精度を出すことは更に困難である。
ところで、上述のハニカムコア材を使用して円
形の平面振動板を作る場合には、一般に第2図に
示すコア材1を円形に打抜いたものを使用する
が、このコア材では外周部のセルが閉じていない
ため、コア材の端末を処理する必要がある。この
端末処理を不要にするためにハニカムコアを円形
状に引伸することも考えられるが、小形の振動板
を得ようとすると、コア材のセル寸法を小さくし
なければならなくなり、コア材の製造に大きな設
備が必要になると共に、振動板の重量が大きくな
るという問題が生じる。
本考案は上述した点に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは自由共振モードでの節が
略円形となるようにした平面振動板を提供するこ
とにある。
以下本考案の実施例を第3図乃至第5図につい
て説明する。第3図において、コア材10の各セ
ル10aは菱形を変形した略扇形をなしており、
この略扇形のセル10aを複数、要(かなめ)部
を中心にして合わせて略円形を作るように配列し
ている。このようなコア材10は例えば以下のよ
うにして作られる。まず第4図に示すように、ア
ルミニウム箔などからなるシート状部材10bを
ジグザグ状に折返した後、シート状部材10bの
対向面を一方の側の折返し部10cの近傍の一部
分を残して1つ置きに接着剤10dで接着し、そ
の後他方の側の折返し部10eを一点に集めなが
ら一方の側の折返し部10cを図中矢印の方向に
引伸し、最後にシート状部材10bの両端面を互
に接着剤で接着することにより作られる。
第3図の実施例では、上記折返し部10cの引
伸しを完全に行なわず、セル10aの形状が菱形
を変形したような形になつているが、上記折返し
部10cを完全に引伸した場合には、第5図に示
すようにセル10a′の形状は三角形になる。いず
れの場合にも、コア材10の外周形状は略円形と
なるが、特に第5図の場合には、より円形に近似
するようになる。
なお上述した実施例では、コア材を均一な厚さ
のものとして説明したが、第4図に示すようにシ
ート状部材を接着した後、シート状部材を任意の
形に切断することによつて放射方向で厚さの変化
したコア材を簡単に得ることができる。
この考案は上述したように、コア材が、折返し
て積層されたシート部材の相対向する面が1つお
きに折返し部近傍の一部分を残して接合され、か
つ前記折返し部が反対側の他端を中心に回転展開
されてなり、略扇形をなす多数のセルが要部を中
心にして放射状に接合された外形略円形状になさ
れ、中心軸について対称となつているため、この
ようなコア材を使用した平面振動板の共振モード
の節が必然的に円形になつて節を駆動するための
ボビンに円形のものが使用できるようになる。ま
たコア材の質量の分布密度が外周部よりも中心部
の方で大きくなるため、自由共振モード及び高次
の円形モードの周波数を従来のハニカムコア材に
比べ高域へ移動させることができるようになつて
ピストンモーシヨン領域の拡大が計られる。更に
コア材の外周部がセルそのものによつて形成され
ているため、振動板の端末処理が不要になり、し
かもコア材のセルが振動板の中心から外周部まで
延びているため、ハニカムコア材に比べ接着部分
が少なくなり軽量で製造のし易い、特にハイミツ
ドレンジ、ツイータ或いはスーパツイータなどの
スピーカに適した小形の平面振動板が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は平面振動板の一般的な構成を示す断面
図、第2図は従来のコア材の平面図、第3図は本
考案に使用するコア材の一実施例を示す平面図、
第4図は本考案に使用するコア材の製造過程を示
す簡略図、第5図は本考案に使用するコア材の他
の実施例を示す平面図である。 2……スキン材、10……コア材、10a,1
0a′……セル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 多数のセルを有するコア材の両面にスキン材を
    それぞれ貼合してなる平面振動板において、前記
    コア材が、折返して積層されたシート部材の相対
    向する面が1つおきに折返し部近傍の一部分を残
    して接合され、かつ前記折返し部が反対側の他端
    を中心に回転展開されてなり、略扇形をなす多数
    のセルが要部を中心にして放射状に接合された外
    形略円形状になされていることを特徴とする平面
    振動板。
JP6489280U 1980-05-14 1980-05-14 Expired JPS6122395Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6489280U JPS6122395Y2 (ja) 1980-05-14 1980-05-14

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JP6489280U JPS6122395Y2 (ja) 1980-05-14 1980-05-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56167693U JPS56167693U (ja) 1981-12-11
JPS6122395Y2 true JPS6122395Y2 (ja) 1986-07-04

Family

ID=29659062

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JP6489280U Expired JPS6122395Y2 (ja) 1980-05-14 1980-05-14

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JPS56167693U (ja) 1981-12-11

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