JPH0238553Y2 - - Google Patents

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JPH0238553Y2
JPH0238553Y2 JP16185685U JP16185685U JPH0238553Y2 JP H0238553 Y2 JPH0238553 Y2 JP H0238553Y2 JP 16185685 U JP16185685 U JP 16185685U JP 16185685 U JP16185685 U JP 16185685U JP H0238553 Y2 JPH0238553 Y2 JP H0238553Y2
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JP
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diaphragm
core material
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voice coil
diaphragm base
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JP16185685U
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  • Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [従来の技術] 一般的なコーン型スピーカは、第4図に示すご
とくコーン形状の振動板41の頂部にボイスコイ
ル42が巻回されているボビン43を接着し、当
該ボビン43にダンパ44を、振動板41外周部
にエツジ45を夫々接着した構成の振動系を前記
ダンパ44とエツジ45とでボイスコイル42が
磁気空隙中に位置するごとくにフレーム46内に
保持し、ボイスコイル42に音声電流を通じるこ
とにより発生する駆動力が振動板41内周部を駆
動し、振動板41が振動して音響を発する。
[考案が解決しようとする問題点] かかる振動系において、周知のごとく振動板質
量およびボイスコイル質量と、振動板付根のスチ
フネスとによつて決まる高域共振周波数Fhにお
いて振動板付根よりやや外側に節円を生じ、該節
円より外側の振動板部分とボイスコイルとが逆共
振をするため周波数特性に鋭いピークを生じてい
た。
この欠点を除くため第5図に示すごとくコーン
頂部の半頂角が夫々異なる2枚のコーン形振動板
51,52をその外周部で貼合せてエツジ53に
接着し、夫々の内周部を共通した1個のボイスコ
イルボビン54に接着した構成とすることにより
振動系全体の合成を高めて再生帯域を拡大すると
同時に、高域共振周波数を分散させ、当該周波数
におけるピークを減少させる方法があるが、この
方法ではFhにおけるピークの処理も完全でなく、
振動系の剛性が個々の振動板の剛性以上にならな
いので、再生帯域を拡大するには至らない欠点が
あつた。
[問題点を解決するための手段] 上記した従来例の欠点を解決するための本考案
に係るスピーカの振動系は、半頂角の異なる2枚
のコーン形の振動板基材の夫々の外周部位が相互
に接着されて共通のエツジ部材の内周に結合され
るとともに、前記2枚の振動板基材の内周部位の
付根近傍に夫々複数箇所の切欠部を形成して当該
付根のスチフネスを不均一とし、当該内周部位を
共通のボイスコイルのボビンに相互に隙間をもた
せるとともに夫々の切欠部を互いに食い違わせて
結合し、さらに前記2枚の振動板基材が形成する
隙間にコアー材を充填した構造の振動板を有する
ことを特徴とする。
[作用] かような構成の振動系は、高域共振が発生する
ような高い周波数では、半頂角の異なる2枚のコ
ーン形の振動板基材が夫々異なる付根のスチフネ
スを有し、さらに、これら2枚の振動板基材がそ
の内周部位の付根近傍に夫々複数箇所の切欠部を
形成して当該付根のスチフネスを不均一としてい
るので振動系全体として総合的な高域共振周波数
はほぼ完全に分散され、周波数特性における著し
いピークは減少、乃至消失すると同時に、2枚の
振動板基材が夫々コアー材で一体化されているの
で全体の剛性は高くなり、再生帯域を拡張するこ
とが可能となる。
[実施例] 第1図〜第2図に本考案実施例の振動系を、第
3図に振動板を示す。
第1図〜第2図は振動系で半頂角が夫々θa,
θbである2枚のコーン形の振動板基材1a,1
bの夫々の外周部位が相互に接着されて共通のエ
ツジ部材3の内周に結合され、その夫々の内周部
位の付根近傍に夫々複数箇所の切欠部1cを形成
して当該付根のスチフネスを不均一とし、相互に
隙間を隔てて共通のボイスコイル5のボビン4に
結合されている。
さらに、第3図に示すごとく、前記2枚のコー
ン形の振動板基材1a,1bが形成する隙間に1
枚の紙等を周方向断面がリブ状で、半径方向には
前記2枚のコーン形の振動板基材1a,1bが形
成する隙間の断面形に等しい楔状にジグザグに折
り曲げた構造のコアー材2が前記隙間を充填する
ごとくに接着されている。
背面側の振動板基材の付根部にはダンパ6が接
着され、ボイスコイルボビン4にボイスコイル5
が巻回され、振動系を構成する。
当該振動系は従来例と同様にダンパ6とエツジ
3とでボイスコイル5が磁気空隙中に位置するご
とくにフレーム(図示せず)内に保持される。
本実施例において、振動板外周直径は26.4cm、
内周直径は10cm、2枚の振動板基材の半頂角θa,
θbは夫々50゜,56゜、切欠部1cの半径方向幅は0.2
cm、切欠部1cを含む中心角は約55゜、個数は夫々
の振動板基材につき2箇所づつである。
なお、コアー材としては、上記したジグザグの
屈曲したシート材以外にも例えばハニカムコアー
材とか発泡樹脂の如く剛性が大きくて、2枚の振
動板基材を結合し得る構造体(いずれも図面省
略)であれば全て本考案の作用効果を有するの
で、上記した構造に限定されるものでは無い。
[効果] 第6図に実施例1の周波数特性を従来例と比較
して示す。
実線が実施例1で、点線で示した従来例に比べ
て1.5KHz〜5KHzの範囲で高域の遮断特性におい
て従来例に見られた著しいピークが消失し、遮断
周波数が2.5KHzから4.5KHzへと高くなつている
ことから、本考案による振動系構造の高域周波数
特性への改善効果があきらかである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は、夫々本考案実施例の一部切
欠正面図、および2方向断面図、第3図は同実施
例の振動板の一部切欠斜視図、第4図は従来例ス
ピーカの断面図、第5図は改良された従来例の断
面図、第6図は周波数特性図である。 1a,1bは夫々振動板基材、2はコアー材、
3はエツジ部材、4はボイスコイルボビン、5は
ボイスコイル、6はダンパである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 夫々半頂角が異なるとともに内周部位の付根
    近傍に各々複数箇所の切欠部を形成して付根の
    スチフネスを不均一とした2枚のコーン形の振
    動板基材の夫々の外周部位が相互に接着されて
    共通のエツジ部材の内周に結合されるとともに
    夫々の内周部位を共通のボイスコイルのボビン
    に相互に隙間をもたせ、且つ各々の切欠部を互
    いに食い違わせて結合し、前記2枚の振動板基
    材が形成する隙間にコアー材を充填した構造の
    振動板を前記エツジ部材を介してフレームに保
    持せしめたことを特徴とするスピーカ。 2 前記コアー材が周方向にリブ状に、半径方向
    に2枚の振動板基材が形成する隙間の断面形状
    に等しい楔状にジグザグに折り曲げた1枚の紙
    等からなるシート材からなることを特徴とする
    実用新案登録請求の範囲第1項記載のスピー
    カ。 3 前記コアー材がハニカムコアー材であること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載のスピーカ。
JP16185685U 1985-10-21 1985-10-21 Expired JPH0238553Y2 (ja)

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JPS6271991U JPS6271991U (ja) 1987-05-08
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