JPS6122148Y2 - - Google Patents

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JPS6122148Y2
JPS6122148Y2 JP1979105357U JP10535779U JPS6122148Y2 JP S6122148 Y2 JPS6122148 Y2 JP S6122148Y2 JP 1979105357 U JP1979105357 U JP 1979105357U JP 10535779 U JP10535779 U JP 10535779U JP S6122148 Y2 JPS6122148 Y2 JP S6122148Y2
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glass shoji
shoji
solar heat
space
outer glass
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/40Solar thermal energy, e.g. solar towers
    • Y02E10/44Heat exchange systems

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  • Wing Frames And Configurations (AREA)
  • Blinds (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は太陽熱利用窓、さらに詳しくは、二
重サツシを構成する外側ガラス障子と内側ガラス
障子の間にブラインド型太陽熱吸収装置を設け
て、太陽熱を室内暖房に有効に利用できるように
した窓に関するものである。
ブラインド型太陽熱吸収装置を窓に備えて、太
陽熱を室内暖房に利用する技術思想は、種々提案
されている。この種の窓は夏期日照時には太陽熱
反射により、冬期日照時には太陽熱吸収によりそ
れぞれ室内空調補助作用をするが、従来のこの種
の窓における太陽熱利用装置の設置構造、あるい
は室内空気の太陽熱利用装置を通過する流路構造
に問題があり、窓の気密性,断熱性,防音性に劣
つているため、とくに、冬期非日照時において
は、窓の熱貫流量が多いので、却つて、空調負荷
が大きくなる欠点を有し、また、夏期は窓から交
通騒音等の外来音が侵入し易い欠点を有する。さ
らに、従来のこの種の窓は太陽熱利用装置の内外
両側にガラス板を嵌殺した構造のものが多いた
め、外気が快適な温度・湿度である場合に、窓を
随時開放して室内に通風・換気をさせることがで
きず、なお不便さがあつた。
この考案は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、日照時には有効に室内暖房又はその補助作用
をすることができ、冬期非日照時においても充分
な断熱効果を発揮して暖房負荷の増大を防止し、
また、外気が快適な季節等には随時開放して通
風・換気が可能で、閉時には十分な防音性も得ら
れる太陽熱利用窓を提供することを目的とする。
次に、この考案を図面に基いて各種実施例につ
いて説明する。いずれの実施例も、屋外に面する
左右の外側ガラス障子と、屋内に面する左右の内
側ガラス障子とを窓枠に建付けて二重サツシを構
成し、外側ガラス障子と内側ガラス障子との間に
形成された空間部に、ブラインド型太陽熱吸収装
置を装備し、少なくとも内側ガラス障子の少なく
とも一つの上,下部に、屋内と前記空間部とを連
通可能とした通気用開閉装置を設けたことを共通
の特徴点としている。
ここに、内・外ガラス障子間の空間部とは、閉
窓時における外側ガラス障子のガラス板と内側ガ
ラス障子のガラス板との間に形成される空間部を
いう。
第1図及び第2図に示された第1実施例では、
外側ガラス障子d1,d2を引違い状に嵌合保持する
外側窓枠Aと内側ガラス障子d3,d4を引違い状に
嵌合保持する内側窓枠Bとの間に、ブラインド型
太陽熱利用装置Cを取付ける取付枠Dを設けて、
外側ガラス障子d1,d2と、内側ガラス障子d3,d4
との間を離隔してその間に空間部Sを形成し、前
記取付枠Dにブラインド型太陽熱吸収装置Cを取
付け、前記空間部Sにおいてこのブラインド型太
陽熱吸収装置を昇降するようにしたものである。
さらに詳述すると、この実施例では窓枠は、ま
ぐさ1、窓台2及び左右の柱3の屋外側面に当接
して釘4等で固定される外側窓枠Aと、外側窓枠
の内周面に形成された連結縁5に矩形に連続する
断熱材6を介在させてねじ7により重ね合せた状
態で連結される連結縁8を屋外端に有し、屋内端
に調整縁9を備え、前記まぐさ1、窓台2及び柱
3の内側面に嵌合当接してねじ10で固定される
取付枠Dと、まぐさ1、窓台2及び柱3の間に形
成された開口部に嵌合して屋外側端部を前記取付
枠Dの調整縁9に重ね合せた状態で釘11により
まぐさ1、窓台2、柱3などの窓木枠に固定され
る内側窓枠Bとからなつている。
そして、外側窓枠Aの他の構成は通常の外付け
サツシと同様であり、通常の方法により外側ガラ
ス障子d1,d2が引違い状に建付けられている。内
側窓枠Bの他の構成も通常の内付けサツシとほぼ
同様の構造を有し、通常の方法によつて、内側ガ
ラス障子d3,d4が引違い状に建付けられている。
この場合、内側窓枠の屋外側周縁が取付枠の調整
縁9に重なり合つて屋内外方向に摺動可能である
から、内側窓枠Bの屋内側端部外周に設けてある
額縁12が壁内装材13に当つて停止されるま
で、内側窓枠Bを窓木枠1〜3内側に嵌合した内
側窓枠と取付枠とを重ね合せた状態で位置調整で
きる。
前記取付枠Dは少なくとも上枠14が屋外側と
屋内側に隔てられた一対の被覆板15a,15b
を有してその間にブラインド型太陽熱吸収装置C
を上昇重合した状態で収納することができる収納
溝15cを形成している。取付枠Dは適宜の幅を
有しており、これにより、外側ガラス障子d1,d2
と内側ガラス障子d3,d4との間に空間部Sが形成
され、前記取付枠Dに取付けられた前記装置Cを
その空間部において昇降させることがきる。
ブラインド型太陽熱吸収装置Cは次のようなも
のが用いられる。すなわち、同装置は金属薄板等
からなる多数のスラツトを水平平行状に配列し、
これらのスラツトを傾動用コードで連繁してなる
日よけ用ブラインドを改良して、各スラツトの上
面を熱反射面に、下面を熱吸収面に形成し、夏期
日照時は熱反射面により太陽熱を屋外方向に反射
し、冬期日照時には熱反射面よりの反射光を熱吸
収面で受けて太陽熱を屋内に取入れるようにした
もの、あるいは、上面に熱吸収面を備えた第1ス
ラツトと、上面に熱反射面を備えた第2スラツト
とを水平平行状に交互に配列し、第1、第2スラ
ツトのいずれか一方のスラツトを隣接する他方の
スラツトの上面又は下面に対して移動可能にし、
かつ、各スラツトを傾動用コードで連繁してなる
ものである。第1図において、16はトツプボツ
クス、17はボトムレールであり、18はトツプ
ボツクスとボトムレールの間に一定間隔をもつて
配設された多数の長方形板状のスラツト群であ
る。スラツト昇降用コード、スラツト傾動用コー
ド、操作用コード等、ブラインドに通常付属する
部材は図面を簡明にするため示されていない。操
作用コードは下降された状態におけるスラツト群
18と内側窓枠d3,d4との間において垂下してい
る。
そして、前記内側ガラス障子d3,d4の少なくと
も一つにはその上部と、下部において、前記空間
部Sと屋内(第1図において右側)とを連通可能
な通気用開閉装置E1,E2が取付けてある。この
通気用開閉装置E1,E2は一例として第4図に示
すように、ガラス障子に固定された、多数の通気
孔19を一定間隔をもつて備えた長方形状の固定
板20に、同様の多数の通気孔21を備えた長方
形状の摺動板22を屋内側から摺動可能に装着し
てなり、必要に応じて固定板20に防虫網23を
添設してあり、摘み24を介して摺動させて開閉
をする。
外側ガラス障子d1,d2の少なくとも一つにも、
その上、下部において、前記空間部Sと屋外とを
連通可能な通気用開閉装置E3,E4を取付けてあ
る。
上述のような構成により、上記ブラインド型太
陽熱吸収装置Cを使用するときは、内側ガラス障
子d3又はd4を開け、操作用コードを操作する。冬
期日照時はスラツト群18を下降させるととも
に、スラツトを適宜の角度に傾斜させて、熱反射
面で太陽光を熱吸収面に反射させ、又は、直射光
を熱吸収面で受けさせて、太陽熱と取入れ、空間
部S内の空気を暖める。加熱された空気は上昇す
る。従つて、前記外側ガラス障子の通気用開閉装
置E3,E4を閉じ、内側ガラス障子の通気用開閉
装置E1,E2を開けると、空間部S内の加熱され
た空気は上部通気用開閉装置E1を通つて屋内に
流出するため、屋内の冷気が下部通気用開閉装置
E2から空間部Sに吸い込まれる。そして、屋内
より空間部Sに入つた空気は太陽熱吸収装置Cに
より加温して上昇し、同様にして上部通気用開閉
装置E1を通つて屋内に入る。このようにして、
太陽熱を屋内暖房に利用することができる。
また、冬期非日照時は、すべてのガラス障子を
閉鎖し、すべての通気用開閉装置を閉め切ると、
空間部Sは密封され、気密性が得られるととも
に、外側窓枠Aと取付枠Dとの間には断熱材6が
介在されているため、気温の高い屋内から気温の
低い屋外への熱貫流は非常に少なく、二重サツシ
としての断熱効果が充分に発揮され、また、防音
効果も得られる。
そして、夏期日照時は、スラツト群の傾きを変
えて、太陽光を熱反射面により屋外方向に反射さ
せるとともに、内側通気用開閉装置E1,E2を閉
じ、外側通気用開閉装置E3,E4を開けると、太
陽熱は屋外に反射され、空間部に残存した太陽熱
は上昇して上部通気用開閉装置E3から屋外へ流
出し、これに代つて、下部通気用開閉装置E4
通つて屋外の比較的低温の空気が空間部S内に流
入・上昇し、再び屋外へ流出する。従つて、太陽
熱が屋内に伝達することが防止され、空調(冷
房)費の節減が可能である。
また、夏期の蒸し暑い夜間は、スラツトを傾斜
させて目隠しをし、すべてのガラス障子を閉鎖し
て内外すべての通気用開閉装置を開放すれば、防
犯の保障の下に、通風が得られ、快適な睡眠をと
ることができる。
さらに、春期、秋期、その他、外気温が快適な
時期には、操作用コードを介してスラツト群18
を上昇して収納庫15c内に収納し、外側ガラス
障子d1,d2及び内側ガラス障子d3,d4を適宜開放
して、充分な採光と、通風・換気を行なうことが
できる。
上述した第1実施例は、外側窓枠Aと内側窓枠
Bとの間に取付枠Dを設けて空間部Sを形成し、
その取付枠及び空間部にブラインド型太陽熱吸収
装置Cを装備するようにしたものであるため、ガ
ラス障子は通常の厚みのものを用いることがで
き、かつ、装置Cの操作が円滑になしうる利点を
有するが、空間部Sの容積がどうしても大きくな
り、空間部の暖気が空間部で対流してしまい、空
間部の下部から上部に上昇して屋内に入り、屋内
の冷気が空間部下部に入るという空間部と屋内に
おける循環気流が生起しにくいので、暖気はとく
に外側ガラス障子に触れて熱損失をし易く、太陽
熱利用効率があまり高くない。
第5図以下に示される他の実施例は上述の難点
を排除するものである。
続いて、第5図及び第6図に示された第2実施
例を説明する。この実施例は外側ガラス障子
d11,d12の上、下框25,26及び左右の縦框2
7,28を通常のガラス障子すなわち、内側ガラ
ス障子d13,d14の上、下框29,30及び左右の
縦框31,32よりも実質的に幅の大きいものと
し、かつ、ガラス板33を保持するための各框の
ガラス嵌挿溝25a〜28aをもつとも屋外側に
寄せて形成することにより、外側ガラス障子
d11,d12のガラス板33と内側ガラス障子d13
d14の間に空間部S1112を設け、その空間部の外
側ガラス障子の内側部分において基本的には前述
された実施例におけると同様のブラインド型太陽
熱吸収装置C1,C2を取付けたことを特徴の第1
点とする。
なお、屋外ガラス障子に対するブラインド型太
陽熱吸収装置の取付け時の納まり状態を良くする
ため、上框25には縦壁34とウエブ35と屋内
側縦壁36とで下方開口の凹溝37が形成され、
その凹溝にトツプボツクス16が収納されるよう
にしてあり、また、下框26には、屋内側縦壁3
8の上端部をウエブ39よりもわずかに立上げ
て、上方開口の浅い凹溝40が形成されて、ブラ
インドを下降したときにボトムレール17がその
凹溝40内に静止されるようにしてあり、さら
に、左右の縦框27,28にも、屋内側縦壁4
1,42をウエブ43,44よりも互いに対向す
る方向に延出させて、互いに対向する凹溝45,
46が形成され、その凹溝底部にクツシヨン材4
7,48を全高にわたつて貼着して、ブラインド
昇降時にその凹溝45,46によりボトムレール
17の長手方向両端部を円滑に案内するととも
に、ガラス障子移動時にスラツト群及びボトムレ
ールが水平方向に揺れても、縦框に衝突して金属
音を発生しないようにしてある。右側の外側ガラ
ス障子d12も同一の構成であるので、対応部材に
ダツシユを付加した符号で示すに止める。
この実施例においては外側ガラス障子、内側ガ
ラス障子のすべてにその上、下において通気用開
閉装置が取付けられているが、その構成及び作用
は、前述したものと同一であるので、図示を省略
してある。
ブラインド型太陽熱吸収装置C1,C2をこの実
施例のように、外側ガラス障子d11,d12に取付け
た場合は、内側ガラス障子d13,d14を開けて図示
されていない操作用コードにより、前述の実施例
の場合と同様にスラツトを昇降及び傾動させるこ
とにより、太陽熱を吸収取込み、又は反射排除す
ることができるとともに、外側ガラス障子を移動
させると、太陽熱吸収装置も一緒に移動でき、窓
半分を完全に開放することができ、また、外側ガ
ラス障子に取付けてこれを窓枠に取付け又は窓枠
から取外せば、太陽熱吸収装置も一緒に窓への装
着、除却が可能である。
また、第2実施例は、外側ガラス障子d11,d12
及び内側ガラス障子d13,d14をいずれも閉めたと
きは、左の外側ガラス障子の召合せ框28、右の
外側ガラス障子の召合せ框28′、左の内側ガラ
ス障子の召合せ框32及び右の内側ガラス障子の
召合せ框32′がこの順序で召合せ部において重
なり合い、それぞれの召合せ框に設けた煙返し4
9,50,51,52,53,54が凹凸嵌合
し、かつ、それぞれ気密材55に当接して、召合
せ部を気密に閉鎖していることを第2の特徴点と
している。これにより、閉窓時において、左右の
外側ガラス障子d11,d12と左右の内側ガラス障子
d13,d14とが第1実施例の場合よりも近接し、か
つ、その間に、比較的容積の小さい独立した密閉
空間部S11,S12が形成される。従つて、前記太陽
熱吸収装置C1,C2により太陽熱が取入れられる
場合に、各空間部S11,S12と屋内の間に対流が生
起し易く、従つて、内側ガラス障子d13,d14に設
けた図示されていない上下の通気用開閉装置を開
けると、屋内と空間部S11,S12との間で屋内の冷
気が下部通気用開閉装置より空間部に入り、空間
部の暖気が上部通気用開閉装置より屋内に入る循
環気流が生じ、屋内空調作用が有効に行なわれ、
太陽熱利用効率が向上される。
また、閉窓時においては、各障子の召合せ部が
密閉されるので、気密効果、断熱効果及び防音効
果も向上される。
上述された実施例においては空間部が左右に二
分され、単位容積が比較的小さいので、とくに熱
吸収時の太陽熱利用効率が良く、また召合せ部の
気密性、断熱性、防音性に優れているが、外側ガ
ラス障子d11,d12は厚肉とされ、かつ、外側ガラ
ス障子d11,d12を引違い状に建付けた内側に内側
ガラス障子d13,d14を引違い状に建付けているの
で、いまだ、外側ガラス障子と内側ガラス障子と
の間に形成される空間部の容積が大きく、やはり
熱損失がある。また、窓を開放するときは、外側
ガラス障子d11,d12と、内側ガラス障子d13,d14
とを各別に移動させなければならず手数がかか
る。
第7図及び第8図に示した第3実施例は、ブラ
インド型太陽熱吸収装置C1,C2の取付け態様を
第2実施例と同じくし、かつ、外側ガラス障子と
内側ガラス障子の建付け順序を異にることによ
り、空間部S21,S22の容積を小さくして、熱損失
を減少させ、かつ、外側ガラス障子と内側ガラス
障子を近接させて連結可能にし、一回の操作で窓
の開放・閉鎖ができるようにしたものである。
さらに詳述すると、この実施例では左外側ガラ
ス障子d21及び右外側ガラス障子d21は第2実施例
における左右の外側ガラス障子d11,d12とほぼ同
一の形状・構造を有し、かつ、ブラインド型太陽
熱吸収装置C1,C2を装備しているが、左外側ガ
ラス障子d21の屋内側に第2実施例の左内側ガラ
ス障子とほぼ同一の左内側ガラス障子d23が近接
して建込まれ、その屋内側に前記外側ガラス障子
d22が近接して建込まれ、さらにその屋内側に第
2実施例の右内側ガラス障子とほぼ同一の右内側
ガラス障子d24が近接して建込まれている。そし
て、全障子を閉めた状態において、各障子の召合
せ框28,32,28′,32′がこの順序で屋内
側方向に重なり合い、かつ、各召合せ框に形成し
てある煙返し49,52,53,50,51′,
54が凹凸嵌合し、さらに一方の煙返しが他方の
煙返し内側に装着された気密材55に押圧当接し
て、各召合せ框の間を密閉している。
このように、それぞれ外側ガラス障子d21と内
側ガラス障子d23との間、及びd22とd24の間に、そ
れぞれ独立した空間部S21,S22が形成される点
は、第2実施例と共通であるが、この実施例で
は、第2実施例におけるように各対の障子が他の
障子の召合せ框によつて離隔されていないので、
空間部S21,S22の間隔は狭く、従つて、外側ガラ
ス障子d21,d22のガラス板33,33′の内側に
取付けたブラインド型太陽熱吸収装置C1,C2
より空間部内空気が加温されたときは、直ちに空
間部S21,S22を上昇し、内側ガラス障子に設けて
ある図示されていない通気用開閉装置から屋内に
入り込み、第1実施例又は第2実施例においては
空間部の容積が大きすぎて空間部内で対流を起し
てしまい外側ガラス障子のガラス板を通して熱損
失が多く発生するが、この実施例では空間部で加
熱上昇した暖気はそのまま屋内に進入するので熱
損失が少ない。
図示のように、左外側ガラス障子d21と左内側
ガラス障子d23を近接し、右外側ガラス障子d22
右内側ガラス障子d24を近接して建付け、各召合
せ框を互いに反対方向に延びる煙返しにより係止
しているため、左内側ガラス障子d23は左外側ガ
ラス障子d21に重ねた状態において、後者障子に
対して第8図中右方向に移動可能であるが左方向
には移動不可能であり、同様に右内側ガラス障子
d24は右外側ガラス障子d22に重ねた状態において
後者障子に対して左方向には移動可能であるが、
右方向には移動不可能である。従つて、右外側ガ
ラス障子d22の召合せ框28′にクレセント錠56
を取付け、左内側ガラス障子の召合せ框32に受
け金具57を取付けると、この一組のクレセント
錠56と受け金具57のみで、全障子の施錠・解
錠が可能である。
また、左外側ガラス障子d21と左内側ガラス障
子d23とを、好ましくは戸当り縦框27,31に
おいて押ボタン式連結装置28で連結可能にする
ことにより、通常は両障子d21,d23を連結して、
内側ガラス障子の縦框31に設けた堀込み式引手
59に手をかけて内側ガラス障子を開閉すると外
側ガラス障子d21も同時に開閉することができ
る。連結装置58を戸当り縦框31に取付けた場
合は、連結装置の操作と障子の開閉を敏速容易に
行なうことができる。この連結装置はブラインド
型太陽熱吸収装置を操作するとき、又は同装置の
掃除をするときに連結を解き、内側ガラス障子
d23を外側ガラス障子d21に対して引違い状に摺動
可能にすることができる。
右側の外側ガラス障子d22及び内側ガラス障子
d24にも同様の連結装置58′及び引手59′が設
けられ、これら内外ガラス障子が連動して、又は
分離して各別に摺動することができる。
そして、左右各対のガラス障子d21,d23,d22
d24は連結装置58,58′により連結した状態
で、クレセント錠56が解錠してあれば、一重サ
ツシと同様に一回の操作で引違い状に開閉するこ
とができる。
上述したいずれの実施例においても、各障子の
上、下框及び窓枠のとくに縦枠に、障子と窓枠と
の間を高い気密性をもつて密閉する気密材60が
装着されており、また、窓枠は屋内外方向の少な
くとも中間部の一個所において、断熱材6により
離隔されて熱伝導を遮断されている。従つて、い
ずれの実施例の窓も、気密性、断熱性及び防音性
に優れ二重サツシの機能をも充分に発揮する。
第8図に示す実施例において、図中上側を屋内
側とし、下側を屋外側とした場合は、太陽熱吸収
装置の操作用コード61を縦框27,27′を貫
通して屋内側に垂下することにより、ガラス障子
を開閉することなく、太陽熱吸収装置のスラツト
群の昇降・傾動が可能とり、便利である。
なお、ブラインド型太陽熱吸収装置を外側ガラ
ス障子の屋内側面に取付けた場合は、太陽熱反射
効率が良いので、このような窓は、そくに日照の
強い地域用とて適切であり、また、ブラインド型
太陽熱吸収装置を内側ガラス障子の屋外側面に取
付けた場合は、熱吸収面による太陽熱利用効率が
良いので、とくに、寒冷地用窓として適切であ
る。
以上のように、この考案による太陽熱利用窓
は、屋外に面する左右の外側ガラス障子と屋内に
面する左右の内側ガラス障子とを窓枠に建付けて
二重サツシを構成し、外側ガラス障子と内側ガラ
ス障子との間に形成された空間部に、ブラインド
型太陽熱吸収装置を装備し、かつ、内・外のガラ
ス障子の上・下部に前記空間部と屋内及び屋外を
それぞれ連通しうる通気用開閉装置を設けてなる
ものであるから、第1に、冬期の日照時は内外の
ガラス障子を閉め切ると、太陽熱吸収装置が太陽
熱を吸収して空間部の空気を加熱するので、外側
ガラス障子の通気用開閉装置を閉じ、内側ガラス
障子の通気用開閉装置を開放しておけば、空間部
と屋内との間で迅速に循環する空気流が生じ、吸
収装置で捕足された太陽熱が有効に、かつ、効率
的に室内暖房に利用される。
第2に、冬期の非日照時においては、内外のガ
ラス障子及び通気用開閉装置をすべて閉め切る
と、二重サツシの充分な断熱、遮音効果が得られ
る。
第3に、夏期の冷房時は、内外ガラス障子及び
内側ガラス障子の通気用開閉装置を閉め切り、外
側ガラス障子の通気用開閉装置を開放すると、窓
に差し込んだ太陽熱が吸収装置に捕足され、空間
部内の空気を暖めるから、空間部の軽くなつた暖
気は上部の開閉装置から屋外に排出され、つ、下
部の開閉装置から低温の空気が吸収されるため、
空間部の空気流が、吸収装置を設けない場合より
も格段に促進される。従つて、空間部内温度が従
来のように非常に高くなることがないので、冷房
負荷が軽減される。
第4に、内・外のガラス障子は、いずれも開閉
可能であるから、外気が快適な温度、湿度を有す
る時期には、ガラス障子を随時、所望量だけ開放
して、通風を楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図はこの考案の第1実施例を
示すものであり、第1図は縦断面図、第2図は横
断面図、第3図は室内側より見た正面図、第4図
は通気用開閉装置の一例を示す断面図である。第
5図及び第6図はこの考案の第2実施例を示すも
のであり、第5図は縦断面図、第6図は横断面図
である。第7図及び第8図はこの考案の第3実施
例を示すものであり、第7図は縦断面図、第8図
は横断面図である。 第1図ないし第4図において、A……外側窓
枠、B……内側窓枠、d1,d2……外側ガラス障
子、d3,d4……内側ガラス障子、C……ブライン
ド型太陽熱吸収装置、D……取付枠、S……空間
部、E1,E2,E3,E4……通気用開閉装置。 第5図及び第6図において、d11,d12……外側
ガラス障子、d13,d14……内側ガラス障子、S11
S12……空間部、C1,C2……ブラインド型太陽熱
吸収装置。 第7図及び第8図において、S21,S22……空間
部、d21,d22……外側ガラス障子、d23,d24……
内側ガラス障子、C1,C2……ブラインド型太陽
熱吸収装置、58,58′……連結装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 屋外に面する左右の開閉自在の外側ガラス障子
    と、屋内に面する左右の開閉自在の内側ガラス障
    子とを窓枠に建付けて二重サツシを構成し、外側
    ガラス障子と内側ガラス障子との間に形成した空
    間部に、日光より太陽熱を吸収する熱吸収面を備
    えた多数のスラツトを有するブラインド型太陽熱
    吸収装置を取付け、かつ、前記外側ガラス障子の
    少なくとも一つ、及び内側ガラス障子のうち少な
    くとも一つの上・下部にそれぞれ前記空間部と屋
    外及び屋内とを連通可能な通気用開閉装置を設け
    てなる太陽熱利用窓。
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