JPS61221257A - ポリフエニレンエ−テル組成物からなる成形体およびその成形方法 - Google Patents
ポリフエニレンエ−テル組成物からなる成形体およびその成形方法Info
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- JPS61221257A JPS61221257A JP6080585A JP6080585A JPS61221257A JP S61221257 A JPS61221257 A JP S61221257A JP 6080585 A JP6080585 A JP 6080585A JP 6080585 A JP6080585 A JP 6080585A JP S61221257 A JPS61221257 A JP S61221257A
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- copolymer
- polyphenylene ether
- composition
- molding
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、ポリフェニレンエーテル樹脂およびスチレン
系モノマーとα、β−不飽和環状無水物との共重合体の
組成物からなる成形体及びその成形方法に関する。
系モノマーとα、β−不飽和環状無水物との共重合体の
組成物からなる成形体及びその成形方法に関する。
従来の技術
ポリフェニレンエーテル樹脂は、機械的性質。
耐熱性に優れた重合体であるが、成形性に劣るという欠
点をもつ。この欠点を補う目的から、種々のスチレン系
重合体を配合してなる組成物が知られている。
点をもつ。この欠点を補う目的から、種々のスチレン系
重合体を配合してなる組成物が知られている。
例えば、ポリフェニレンエーテル樹脂に、ボリスチレン
やゴム変性ポリスチレンを配合してなる組成物(特公昭
45−17812号、特開昭49−98858号公報)
、ポリフェニレンエーテル樹脂と、実質的にスチレンで
あるビニル芳香族化合物と実質的に無水マレイン酸であ
るα、β−不飽和環状無水物との共重合体とからなる組
成物(特開昭52−128947号公報)、芳香族ポリ
エーテル樹脂、実質的にスチレンであるビニル芳香族化
合物と実質的に無水マレイン酸であるα、β−不飽和ジ
カルボン酸無水物よりなる組成物(特開昭58−426
48号公報)等が提案されている。
やゴム変性ポリスチレンを配合してなる組成物(特公昭
45−17812号、特開昭49−98858号公報)
、ポリフェニレンエーテル樹脂と、実質的にスチレンで
あるビニル芳香族化合物と実質的に無水マレイン酸であ
るα、β−不飽和環状無水物との共重合体とからなる組
成物(特開昭52−128947号公報)、芳香族ポリ
エーテル樹脂、実質的にスチレンであるビニル芳香族化
合物と実質的に無水マレイン酸であるα、β−不飽和ジ
カルボン酸無水物よりなる組成物(特開昭58−426
48号公報)等が提案されている。
発明が解決しようとする問題点
上記の提案によシ、ポリフェニレンエーテル樹脂の成形
性は改良されるもののポリフェニレンエーテル樹脂の特
徴である耐熱性が低下するという問題が残されている。
性は改良されるもののポリフェニレンエーテル樹脂の特
徴である耐熱性が低下するという問題が残されている。
この耐熱性は、スチレン系重合体としてスチレン−無水
マレイン酸共重合体を用いた場合の無水マレイン酸含有
率を増加させることによって向上することができる。し
かし、゛この無水マレイン酸の含有率が約12重量係を
越えるようになると、ポリフェニレンエーテル樹脂とス
チレン−無水マレイン酸共重合体との相溶性が低下して
相分離が生じ、得られる成形体の力学物性が大巾に低下
して実用レベルで使用できるものを得ることができない
という問題がある。
マレイン酸共重合体を用いた場合の無水マレイン酸含有
率を増加させることによって向上することができる。し
かし、゛この無水マレイン酸の含有率が約12重量係を
越えるようになると、ポリフェニレンエーテル樹脂とス
チレン−無水マレイン酸共重合体との相溶性が低下して
相分離が生じ、得られる成形体の力学物性が大巾に低下
して実用レベルで使用できるものを得ることができない
という問題がある。
本発明は、耐熱性及び成形性を向上させ、かつ優れた機
械的物性を有するポリフェニレンエーテル組成物からな
る成形体及びその成形方法を提供する仁とを目的とする
。
械的物性を有するポリフェニレンエーテル組成物からな
る成形体及びその成形方法を提供する仁とを目的とする
。
問題点を解決するための手段
発明の要旨
本発明者らは、本発明の目的を達成するために鋭意検討
を行った結果、ポリフェニレンエーテル樹脂と、スチレ
ン系モノマーとα、β−不飽和環状無水物との共重合体
とからなる組成物において、相分離挙動をコントロール
することによって得られる成形体が、従来の方法では得
られない相分離構造を有し、耐熱性が高く、成形性が大
巾に改良され、かつ機械的物性に優れることを見出して
本発明を完成した。
を行った結果、ポリフェニレンエーテル樹脂と、スチレ
ン系モノマーとα、β−不飽和環状無水物との共重合体
とからなる組成物において、相分離挙動をコントロール
することによって得られる成形体が、従来の方法では得
られない相分離構造を有し、耐熱性が高く、成形性が大
巾に改良され、かつ機械的物性に優れることを見出して
本発明を完成した。
すなわち、本発明は(υ(4)ポリフェニレンエーテル
樹脂90〜10重量%及び(B)スチレン系モノマーと
α、β−不飽和環状無水物との共重合体10〜90重t
%の組成物からなシ、該ポリフェニレンエーテル樹脂と
該共重合体との相が、細い一定の周期構造でからみ合い
、かつ連続する分離相を形成し、その示差走査熱分析(
DEC)昇温曲線が複数の曲折を示すことを特徴とする
ポリフェニレンエーテル組成物からなる成形体、並びに
(2) (A)ポリフェニレンエーテルmJI&9o〜
101H1%、及び(B)スチレン系モノマーとα、β
−不飽和環状無水物との共重合体10〜90重USとか
らなる組成物を、その示差走査熱分析昇温曲線が単一の
曲折を示すように相溶せしめ、しかる後に相分離温度領
域において溶融成形し、示差走査熱分析昇温曲線が複数
の曲折を示す成形体を得るととを特徴とする該ポリフェ
ニレンエーテル樹脂と該共重合体との相が、細い一定の
周期構造でからみ合い、かつ連続する分離相を形成する
ポリフェニレンエーテル組成物からなる成形体の成形方
法を要旨とする。
樹脂90〜10重量%及び(B)スチレン系モノマーと
α、β−不飽和環状無水物との共重合体10〜90重t
%の組成物からなシ、該ポリフェニレンエーテル樹脂と
該共重合体との相が、細い一定の周期構造でからみ合い
、かつ連続する分離相を形成し、その示差走査熱分析(
DEC)昇温曲線が複数の曲折を示すことを特徴とする
ポリフェニレンエーテル組成物からなる成形体、並びに
(2) (A)ポリフェニレンエーテルmJI&9o〜
101H1%、及び(B)スチレン系モノマーとα、β
−不飽和環状無水物との共重合体10〜90重USとか
らなる組成物を、その示差走査熱分析昇温曲線が単一の
曲折を示すように相溶せしめ、しかる後に相分離温度領
域において溶融成形し、示差走査熱分析昇温曲線が複数
の曲折を示す成形体を得るととを特徴とする該ポリフェ
ニレンエーテル樹脂と該共重合体との相が、細い一定の
周期構造でからみ合い、かつ連続する分離相を形成する
ポリフェニレンエーテル組成物からなる成形体の成形方
法を要旨とする。
組成物成分
(1) ポリフエニレンエーテル樹脂本発明で用いら
れるポリフェニレンエーテル樹脂(以下、PPOという
。)は、下記の一般式で表わされる。
れるポリフェニレンエーテル樹脂(以下、PPOという
。)は、下記の一般式で表わされる。
式
〔但し Hl、H@は同一か異なる炭素数1〜6個のア
ルキル基、炭素数6〜8個のアリール基、ハロゲン原子
又は水素原子、nは50〜500の数を示す。〕 ppoの具体例としては、ポリ(2,6−シメチルー1
.4− フェニレン)エーテル、ポリ(2゜6−ダニチ
ル−1,4−2エニレン)エーテル、ポリ(2−メチル
−6−エチル−1,4−フエニレン)エーテル、ポリ(
2−メチル−6−インブロブルー1,4−フェニレン)
エーテル、ポリ(2−メチル−1,4−)ユニレン)エ
ーテル、ポリ(2,6−シフロム−1,4−フエニレン
)エーテル、ポリ(2−エチル−6−プロムー1,4−
)ユニレン)エーテル、ポリ(2−フェニル−1,4−
フェニレン)エーテル等が挙ケラれる。
ルキル基、炭素数6〜8個のアリール基、ハロゲン原子
又は水素原子、nは50〜500の数を示す。〕 ppoの具体例としては、ポリ(2,6−シメチルー1
.4− フェニレン)エーテル、ポリ(2゜6−ダニチ
ル−1,4−2エニレン)エーテル、ポリ(2−メチル
−6−エチル−1,4−フエニレン)エーテル、ポリ(
2−メチル−6−インブロブルー1,4−フェニレン)
エーテル、ポリ(2−メチル−1,4−)ユニレン)エ
ーテル、ポリ(2,6−シフロム−1,4−フエニレン
)エーテル、ポリ(2−エチル−6−プロムー1,4−
)ユニレン)エーテル、ポリ(2−フェニル−1,4−
フェニレン)エーテル等が挙ケラれる。
これらPPOに、ポリスチレン、ゴム変性ポリスチレン
を30重量係程度迄配合したものも使用し得る。ゴム変
性ポリスチレンは、ゴム状重合体の存在下、スチレンを
エマルジョン重合することによって得られる。ゴム状重
合体としては、ポリブタジェン、ブタジェン−スチレン
共重合体等が挙げられる。ゴム変性ポリスチレン中のゴ
ム状重合体の割合は、通常20重量係迄である。
を30重量係程度迄配合したものも使用し得る。ゴム変
性ポリスチレンは、ゴム状重合体の存在下、スチレンを
エマルジョン重合することによって得られる。ゴム状重
合体としては、ポリブタジェン、ブタジェン−スチレン
共重合体等が挙げられる。ゴム変性ポリスチレン中のゴ
ム状重合体の割合は、通常20重量係迄である。
(2) スチレン系モノマーとα、β−不飽和環状無
水物との共重合体 本発明で用いられるスチレン系モノマーとa。
水物との共重合体 本発明で用いられるスチレン系モノマーとa。
β−不飽和環状無水物との共重合体の一方の成分である
スチレン系モノマーの具体例としては、スチレン、P−
メチルスチレン、α−メチルスチレン、クロルスチレン
、0−メチルスチレン、ジメチルスチレン等が挙げられ
る。
スチレン系モノマーの具体例としては、スチレン、P−
メチルスチレン、α−メチルスチレン、クロルスチレン
、0−メチルスチレン、ジメチルスチレン等が挙げられ
る。
又、α、β−不飽和環状無水物としては、下記の一般式
で表わされる。
で表わされる。
式
〔但し、R1@ R1は水素、アルキル基、アルケニル
基、シクロアルキル基等ヲ示ス。〕〕α、−−不飽和環
状無水の具体例としては、無水マレイン酸、無水シトラ
コン酸、無水イタコン酸等が挙げられる。
基、シクロアルキル基等ヲ示ス。〕〕α、−−不飽和環
状無水の具体例としては、無水マレイン酸、無水シトラ
コン酸、無水イタコン酸等が挙げられる。
上記のスチレン系モノマーとa、β−不飽和環状無水物
との共重合体(以下、該共重合体という)のうちでは、
スチレン−無水マレイン酸、P−メチルスチレン−無水
マレイン酸共重合体等が望ましい。なお、該共重合体中
にはゴム成分を含んでいてもよい。
との共重合体(以下、該共重合体という)のうちでは、
スチレン−無水マレイン酸、P−メチルスチレン−無水
マレイン酸共重合体等が望ましい。なお、該共重合体中
にはゴム成分を含んでいてもよい。
該共重合体のスチレン系モノマートa、β−不飽和環状
無水物の割合は、スチレン系モノマー95〜60重量%
、望ましくは90〜70重量%、a、β−不不飽和環状
無水物5魂40望ましくは10〜30重量襲で、後述の
成形可能温度においてppoと非相溶な温度域があるこ
とが必要である。
無水物の割合は、スチレン系モノマー95〜60重量%
、望ましくは90〜70重量%、a、β−不不飽和環状
無水物5魂40望ましくは10〜30重量襲で、後述の
成形可能温度においてppoと非相溶な温度域があるこ
とが必要である。
該共重合体は、分子量が重量平均分子量(My)で10
00 〜1,0 00,0 0 0、望ましくは1 0
,0 0 0 〜3 0 0.0 1]’0であシ、分
子量分布( My/kn )が1. 5 〜4. 0で
ある。
00 〜1,0 00,0 0 0、望ましくは1 0
,0 0 0 〜3 0 0.0 1]’0であシ、分
子量分布( My/kn )が1. 5 〜4. 0で
ある。
このような該共重合体は、スチレン系モノマーとα,β
ー不飽和環状無水物とを、加熱下に混合攪拌することに
よって得られるが、好物性の該共重合体を得るには、炭
化水素、ケトン等の溶媒中で、ラジカル発生剤の存在下
、又は不存在下で共重合させる方法が望ましい。
ー不飽和環状無水物とを、加熱下に混合攪拌することに
よって得られるが、好物性の該共重合体を得るには、炭
化水素、ケトン等の溶媒中で、ラジカル発生剤の存在下
、又は不存在下で共重合させる方法が望ましい。
組成物
本発明の成形体を構成する組成物は、PP090〜10
重量%、望ましくは70〜30重量俤と、該共重合体1
0〜90重量係、望ましくは30〜70重量係とからな
る。PPO及び該共重合体がそれぞれ10重量%未満で
社本発明の目的を達し得ない。
重量%、望ましくは70〜30重量俤と、該共重合体1
0〜90重量係、望ましくは30〜70重量係とからな
る。PPO及び該共重合体がそれぞれ10重量%未満で
社本発明の目的を達し得ない。
本発明の組成物は、PPOと該共重合体を上記の配合割
合で混合し、分子レベルで完全に相溶させることによっ
て得られる。両成分の分子状の相溶は、DB−0昇温曲
線において両成分のガラス点移点(Tg)に相当する二
つの折れ曲り点は出現せずその中間の位置に単一のTg
が出現することによって確認できる。PPOと該共重
合体とが完全に相溶しない組成物では、後述の成形体が
本発明の目的を達し得ないものとなる。
合で混合し、分子レベルで完全に相溶させることによっ
て得られる。両成分の分子状の相溶は、DB−0昇温曲
線において両成分のガラス点移点(Tg)に相当する二
つの折れ曲り点は出現せずその中間の位置に単一のTg
が出現することによって確認できる。PPOと該共重
合体とが完全に相溶しない組成物では、後述の成形体が
本発明の目的を達し得ないものとなる。
PPOと共重合体とを分子レベルで完全に相溶させる具
体的方法としては、(1)共通溶媒、例エバクロロホル
ム、ジクロルエタン、トルエン、キシレン、ベンゼン等
に両者を溶解させた後、貧溶媒、例えばメタノール、エ
タノール、アセトン等で急激に溶媒置換させた後に真空
オーブンで溶媒を除去する方法、又は両者を共通溶媒に
溶解した溶液を直接真空オープンで急激に溶媒を蒸発さ
せる方法、(2)Proと該共重合体の2成分が相図上
で完全相溶系を形成する温度領域で、押出機、バンバリ
ーミキサ−、プラベンダー、ミキシグロール等の混線機
を用いて溶融混合する方法等が挙げられる。このような
系の相図は、一般に下限臨界温度型(LO8T型)であ
る。完全相溶系を形成する領域は、2成分が相分離して
共存する条件で決まるノくイノ−ダル線(Binoda
l Line ) よりも低い温度において溶融混合
する。この相図は、PPOと該共重合体の系において、
相溶系を形成する透明性又は前述のDSO昇温曲線にお
ける単一の曲折を示す温度によシ作成することができる
。
体的方法としては、(1)共通溶媒、例エバクロロホル
ム、ジクロルエタン、トルエン、キシレン、ベンゼン等
に両者を溶解させた後、貧溶媒、例えばメタノール、エ
タノール、アセトン等で急激に溶媒置換させた後に真空
オーブンで溶媒を除去する方法、又は両者を共通溶媒に
溶解した溶液を直接真空オープンで急激に溶媒を蒸発さ
せる方法、(2)Proと該共重合体の2成分が相図上
で完全相溶系を形成する温度領域で、押出機、バンバリ
ーミキサ−、プラベンダー、ミキシグロール等の混線機
を用いて溶融混合する方法等が挙げられる。このような
系の相図は、一般に下限臨界温度型(LO8T型)であ
る。完全相溶系を形成する領域は、2成分が相分離して
共存する条件で決まるノくイノ−ダル線(Binoda
l Line ) よりも低い温度において溶融混合
する。この相図は、PPOと該共重合体の系において、
相溶系を形成する透明性又は前述のDSO昇温曲線にお
ける単一の曲折を示す温度によシ作成することができる
。
成形体
本発明の成形体は、上記の相溶系を形成する組成物の温
度を急上昇させ、上記の2成分の相図上で相分離系を形
成する温度領域で溶融成形した後、急冷することによっ
て得られる。溶融成形方法は、射出成形、圧縮成形、真
空成形、押出成形、中空成形などの通常の成形法が適用
できる。また、成形における温度の上昇及び冷却の速度
は50℃/分以上、特に60〜1001175)である
ことが望ましい。昇温及び冷却の速度が緩慢に過ぎると
相分離が進行し過ぎるために好ましくない。
度を急上昇させ、上記の2成分の相図上で相分離系を形
成する温度領域で溶融成形した後、急冷することによっ
て得られる。溶融成形方法は、射出成形、圧縮成形、真
空成形、押出成形、中空成形などの通常の成形法が適用
できる。また、成形における温度の上昇及び冷却の速度
は50℃/分以上、特に60〜1001175)である
ことが望ましい。昇温及び冷却の速度が緩慢に過ぎると
相分離が進行し過ぎるために好ましくない。
成形体の相分離系の形成は、DSC昇温曲線においてP
PO及び該共重合体に相当するTgが各々に出現し、中
間のTg が消失する。また、との相分離系は、光学
顕微鏡や電子顕微鏡で、PPO相と該共重合体相とが、
はぼ一定の細い(約5μm以下)周期で三次元の網目状
にからみ合い、かつ両相とも連続相を形成する構造が観
察できる。
PO及び該共重合体に相当するTgが各々に出現し、中
間のTg が消失する。また、との相分離系は、光学
顕微鏡や電子顕微鏡で、PPO相と該共重合体相とが、
はぼ一定の細い(約5μm以下)周期で三次元の網目状
にからみ合い、かつ両相とも連続相を形成する構造が観
察できる。
このような相分離系の成形体は、全く同じ組成物を通常
の溶融混線によって成形したものに比較して力学的性質
、熱的性質ともに優れ、2成分の加成性が成立する。例
えば、相分離系の成形体では、引弾性率15. OOΩ
kl?/♂以上、引張降伏強度350 kg7cm”以
上、ビカット軟化点130℃以上を有する。
の溶融混線によって成形したものに比較して力学的性質
、熱的性質ともに優れ、2成分の加成性が成立する。例
えば、相分離系の成形体では、引弾性率15. OOΩ
kl?/♂以上、引張降伏強度350 kg7cm”以
上、ビカット軟化点130℃以上を有する。
また、通常の溶融混練による成形法では、Proと該基
型0合体との2相の組成比が近い場合には、2相とも連
続相を形成するが、前述のような細い均一な周期構造を
もたず、相分離のサイズも大きい。また、組成比がいず
れか一方に片寄る場合には、連続相を形成せず、いわゆ
る海−島構造となる。このような成形体においては、各
々のポリマーの優れた特性が反映されず、物性は加成性
から予測される値よシも大巾に劣るために好ましくない
。
型0合体との2相の組成比が近い場合には、2相とも連
続相を形成するが、前述のような細い均一な周期構造を
もたず、相分離のサイズも大きい。また、組成比がいず
れか一方に片寄る場合には、連続相を形成せず、いわゆ
る海−島構造となる。このような成形体においては、各
々のポリマーの優れた特性が反映されず、物性は加成性
から予測される値よシも大巾に劣るために好ましくない
。
発明の効果
本発明の方法によるPPOと該共重合体とからなる成形
体は、2成分の相が互に一定の細かい周期でからみ合い
、かつ両相とも連続相を有する新規な構造を示し、従来
の成形法では得られないものである。また、このような
成形体は、従来の成形体に比べて力学的性質、熱的性質
に優れ、かつPPO樹脂の溶融粘度を大巾に低下させ、
成形性を改良する。
体は、2成分の相が互に一定の細かい周期でからみ合い
、かつ両相とも連続相を有する新規な構造を示し、従来
の成形法では得られないものである。また、このような
成形体は、従来の成形体に比べて力学的性質、熱的性質
に優れ、かつPPO樹脂の溶融粘度を大巾に低下させ、
成形性を改良する。
本発明の成形体は、上記のような優れた特性を示し、自
動車部品、電気器具等の種々の工業製品の成形材料に適
用することができ、それら成形体は通常のプラスチック
ス成形法により容易に成形することができる。
動車部品、電気器具等の種々の工業製品の成形材料に適
用することができ、それら成形体は通常のプラスチック
ス成形法により容易に成形することができる。
実施例
以下、本発明を実施例により詳細に説明する。
なお、例における部及び%は重量基準で、試験方法は次
の方法による。
の方法による。
(1) M P’ R(メルトフローレイト):AST
M D−1238(200℃又 は250℃、2160を荷重) 成形体の成形温度での測定。
M D−1238(200℃又 は250℃、2160を荷重) 成形体の成形温度での測定。
(2)引張ヤ弾性率: ASTM D−658(3]引
張シ降伏強度: ASTM D−638(4)ビカット
軟化点: ASTM D−1525(5に9荷重)(5
) D S O(示差走査熱分析)昇温曲線:Perk
in lamer社fiDscII型で測定。
張シ降伏強度: ASTM D−638(4)ビカット
軟化点: ASTM D−1525(5に9荷重)(5
) D S O(示差走査熱分析)昇温曲線:Perk
in lamer社fiDscII型で測定。
(6)顕微鏡観察:観察結果を次のように分類した。
相 溶:相分離のないもの。
相分離(1) : P P Oと該共重合体の両相が一
定の細い周期でからみ合い、か つ両相と連続相を形成するもの。
定の細い周期でからみ合い、か つ両相と連続相を形成するもの。
相分離(2) : P P Oと該共重合体の両相は連
続するが、周期的なからみがな く、分離相のサイズが大きいも の。
続するが、周期的なからみがな く、分離相のサイズが大きいも の。
相分離(3) : P P Oと該共重合体の両相は連
続相を形成せず、海−島構造を とるもの。
続相を形成せず、海−島構造を とるもの。
実施例1〜5
組成物の調製
ポリ(2,6−シメチルーフエニ・レンオキサイド)〔
ゼネラルエレクトリック社製、固有粘度=105(クロ
ロホルム溶液、sa℃)、ガラス転移温度=210℃、
以下PP0−1という〕と、スチレン−無水マレイン酸
共重合体〔セキスイ社製、ダイラーク332(商品名)
、ガラス転移温度=127℃、無水マレイン酸含有率=
15 mob%、重量平均分子量(Mw ) = 1
57.000、数平均分子量(Mn)=56,00口、
MY / Mn =z8、以下SMA−1という〕とを
表−1に示す組成比で、全ポリマー量が5重量優になる
ようにクロロホルムに完全に溶解させた。次に、この溶
液を大過剰のメタノール中に滴下して白色沈殿物を得た
。この沈殿物を6週間後に真空乾燥器を用いて、50時
間、60℃の条件で溶媒を蒸発させ、組成物を得た。
ゼネラルエレクトリック社製、固有粘度=105(クロ
ロホルム溶液、sa℃)、ガラス転移温度=210℃、
以下PP0−1という〕と、スチレン−無水マレイン酸
共重合体〔セキスイ社製、ダイラーク332(商品名)
、ガラス転移温度=127℃、無水マレイン酸含有率=
15 mob%、重量平均分子量(Mw ) = 1
57.000、数平均分子量(Mn)=56,00口、
MY / Mn =z8、以下SMA−1という〕とを
表−1に示す組成比で、全ポリマー量が5重量優になる
ようにクロロホルムに完全に溶解させた。次に、この溶
液を大過剰のメタノール中に滴下して白色沈殿物を得た
。この沈殿物を6週間後に真空乾燥器を用いて、50時
間、60℃の条件で溶媒を蒸発させ、組成物を得た。
得られた各組成物のDEC昇温曲線には、PP0−1の
Tg(210℃)及びSMA−1のTE(127℃)に
相当する折れ曲υは出現−せず、両成分のTg の中間
に単一のガラス転移点を示す折れ曲シが出現し、組成物
の相溶系の形成を確認した。実施例3のDEC昇温曲線
を図−1に示す。
Tg(210℃)及びSMA−1のTE(127℃)に
相当する折れ曲υは出現−せず、両成分のTg の中間
に単一のガラス転移点を示す折れ曲シが出現し、組成物
の相溶系の形成を確認した。実施例3のDEC昇温曲線
を図−1に示す。
得られた相溶系の各組成物を、相分離系を形成する温度
250℃、100 kg/lyn”の加圧下で4分間圧
縮成形した後、急冷してシートを得た。
250℃、100 kg/lyn”の加圧下で4分間圧
縮成形した後、急冷してシートを得た。
各シートの成形温度250℃は、PP0−1と8Mムー
1の系において相溶系を示す透明性の判定から作成した
LOFT型相図型図図2)のP P O−178Mム−
1=20/80〜80 / 20の組成比において、相
分離系を形成する。また、得られた各シートのDSO昇
温曲線には、PP0−1及びSMA−1に該当するTg
が各々出現し、相溶系において出現した中間のTg
は消失した。
1の系において相溶系を示す透明性の判定から作成した
LOFT型相図型図図2)のP P O−178Mム−
1=20/80〜80 / 20の組成比において、相
分離系を形成する。また、得られた各シートのDSO昇
温曲線には、PP0−1及びSMA−1に該当するTg
が各々出現し、相溶系において出現した中間のTg
は消失した。
実施例3の成形体のDSC昇温曲線を図−3に示す。こ
れによシ、成形したシートが相分離系に進行したことを
確認した。また、実施例2で得られたシートの光学顕微
鏡によるスケッチを図−4に示した。これから明らかな
ように、2相が細い周期で互いからみ合い、かつ連続す
る分離相系を形成する。また、サンプルシートに細いレ
ーザービームを照射するとき、一定周期構造を反映して
、光散乱による回折リングが出現する。この回折リング
の回折角からブラックの式を用いると、周期の大きさが
推定できる。
れによシ、成形したシートが相分離系に進行したことを
確認した。また、実施例2で得られたシートの光学顕微
鏡によるスケッチを図−4に示した。これから明らかな
ように、2相が細い周期で互いからみ合い、かつ連続す
る分離相系を形成する。また、サンプルシートに細いレ
ーザービームを照射するとき、一定周期構造を反映して
、光散乱による回折リングが出現する。この回折リング
の回折角からブラックの式を用いると、周期の大きさが
推定できる。
その大きさは顕微鏡からみられる大きさと一致している
。光散乱による回折リングのスケッチを図−5に示した
。
。光散乱による回折リングのスケッチを図−5に示した
。
得られた各シートの物性、DSO測定および光学顕微鏡
観察の結果を表−1に示した。
観察の結果を表−1に示した。
比較例1〜4
実施例1と同一のPP0−1及びSMA−1を用い、実
施例1と同様の相溶系を形成させた組成物を得た後、こ
の組成物を図−2の相図による相溶系を形成する温度(
250℃)で成形した。
施例1と同様の相溶系を形成させた組成物を得た後、こ
の組成物を図−2の相図による相溶系を形成する温度(
250℃)で成形した。
得られたシートの物性、DSO測定および光学顕微鏡観
察の結果を表−1に併記した。
察の結果を表−1に併記した。
比較例5〜9
実施例1と同一のPP0−1及びSMA−1を用い、東
洋精機製作所■製うボブラストミルにて、250℃、1
G Or、p、mの条件で4分間混練して組成物を得
た。この組成物のDBO昇温曲線には、PP0−1及び
SMA−1の各々Tg が存在し、相分離系を示した
。比較例6のDBO昇温曲線を図−6に示す。
洋精機製作所■製うボブラストミルにて、250℃、1
G Or、p、mの条件で4分間混練して組成物を得
た。この組成物のDBO昇温曲線には、PP0−1及び
SMA−1の各々Tg が存在し、相分離系を示した
。比較例6のDBO昇温曲線を図−6に示す。
得られた組成物を、実施例1と同様の相分離の成形条件
によりシートを成形した。なお、比較例6で得られたシ
ートの光学顕微鏡によるスケッチを図−7に示した。こ
れから明らかなようにPro−1と8Mムー1の相は連
続相ではなく海−島構造を形成している。各シートの物
性、DSC測定及び光学顕微鏡観察の結果を表−1に併
記し友。
によりシートを成形した。なお、比較例6で得られたシ
ートの光学顕微鏡によるスケッチを図−7に示した。こ
れから明らかなようにPro−1と8Mムー1の相は連
続相ではなく海−島構造を形成している。各シートの物
性、DSC測定及び光学顕微鏡観察の結果を表−1に併
記し友。
実施例6.7
実施例2及び3で得られた組成物を、カスタムサイエン
テイフイクインストルメント(Custom 5cie
ntific工nstrument ) 社製ミニマ
ックスモルダー(Mini Wax Mo’1der
XModelas−1as−商品名−)により250℃
の温度で射出成形後急冷して成形品を得た。各成形品の
物性、D80測定及び光学顕微鏡観察の結果を表−1に
併記した。
テイフイクインストルメント(Custom 5cie
ntific工nstrument ) 社製ミニマ
ックスモルダー(Mini Wax Mo’1der
XModelas−1as−商品名−)により250℃
の温度で射出成形後急冷して成形品を得た。各成形品の
物性、D80測定及び光学顕微鏡観察の結果を表−1に
併記した。
比較例10.11
実施例2及び3において得られた組成物を、図−2の相
図で相溶系を形成する温度200℃、100 kg/c
ar”加圧下、4分間、圧縮成形した後、急冷してシー
トを得た。各シートの物性、D8C測定及び光学顕微鏡
観察結果を表−1に併記した。
図で相溶系を形成する温度200℃、100 kg/c
ar”加圧下、4分間、圧縮成形した後、急冷してシー
トを得た。各シートの物性、D8C測定及び光学顕微鏡
観察結果を表−1に併記した。
実施例8
実施例2において、ラボプラストミルを用い、図−2の
相図で相溶系を形成する温度200C11u o r、
p、mの条件で5分間混練して組成物を得た。得られた
組成物を、実施例6及び7と同様に射出成形して成形品
を得た。各成形品の物性、D8(!測定及び光学顕微鏡
観察の結果を表−1に併記した。
相図で相溶系を形成する温度200C11u o r、
p、mの条件で5分間混練して組成物を得た。得られた
組成物を、実施例6及び7と同様に射出成形して成形品
を得た。各成形品の物性、D8(!測定及び光学顕微鏡
観察の結果を表−1に併記した。
実施例9〜15
攪拌機を設けた重合容器にスチレン100部を入れ、1
00℃に加熱した。これに無水マレイン酸12部、アゾ
ビスイソブチルニトリル12部とメチルエチルケト72
0部を攪拌下で8時間かけて連続的に添加するとともに
1Ω口℃に維持して共重合を行った。無水マレイン酸の
添加終了後、更に2時間、同温度を継続した1次いで、
メチルエチルケトン200部を加えて冷却し、全溶液を
20倍容量のメタノール中に入れて重合体を分離した。
00℃に加熱した。これに無水マレイン酸12部、アゾ
ビスイソブチルニトリル12部とメチルエチルケト72
0部を攪拌下で8時間かけて連続的に添加するとともに
1Ω口℃に維持して共重合を行った。無水マレイン酸の
添加終了後、更に2時間、同温度を継続した1次いで、
メチルエチルケトン200部を加えて冷却し、全溶液を
20倍容量のメタノール中に入れて重合体を分離した。
重合体を乾燥して、無水マレイン酸部分20%、Mw=
99. OO01Mn=311LOOOのスチレン−無
水マレイン酸共重合体(以下SMA−2)を合成した。
99. OO01Mn=311LOOOのスチレン−無
水マレイン酸共重合体(以下SMA−2)を合成した。
上記と同様の方法によル無水マレイン酸部分4.5チの
スチレン−無水マレイン酸共重合体(以下8MA−3)
を合成した。
スチレン−無水マレイン酸共重合体(以下8MA−3)
を合成した。
(3)P−メチルスチレン−無水マレイン酸共重合体
純度910%のP−メチルスチレン(残分はm−メチル
スチレン)を用いて、上記スチレン−無水マレイン酸共
重合体と類似の方法によシ無水マレイン酸部分15%、
w=142,000、Mn==52,00口のP−メチ
ルスチレン−無水マレイン酸共重合体(以下PMSMA
)を合成した。
スチレン)を用いて、上記スチレン−無水マレイン酸共
重合体と類似の方法によシ無水マレイン酸部分15%、
w=142,000、Mn==52,00口のP−メチ
ルスチレン−無水マレイン酸共重合体(以下PMSMA
)を合成した。
PP0−1に代えて、ゴム変性ポリスチレンを約20俤
配合したポリフェニレンエーテル樹脂[ゼネラルエレク
トリック社製、PP0−554:J(商品名)、TE=
200℃、以下PP0−2 ]と8MA−1、EIMA
−2及びPMSMAを用いて表−2に示す割合でクロロ
ホルムに溶解し実施例1と同様にして組成物を得た。得
られた各組成物は、D8C測定において両成分の’rg
の中間に単一のTgを示す折れ曲)が出現し、相溶系
の形成を示した。
配合したポリフェニレンエーテル樹脂[ゼネラルエレク
トリック社製、PP0−554:J(商品名)、TE=
200℃、以下PP0−2 ]と8MA−1、EIMA
−2及びPMSMAを用いて表−2に示す割合でクロロ
ホルムに溶解し実施例1と同様にして組成物を得た。得
られた各組成物は、D8C測定において両成分の’rg
の中間に単一のTgを示す折れ曲)が出現し、相溶系
の形成を示した。
得られた各組成物を、相分離系を形成する温度250℃
、100に9/α急の加圧下で4分間圧縮成形した後、
急冷してシートを得た。各シートの物性、D8C測定お
よび光学顕微鏡観察の結果を表−2に示した。
、100に9/α急の加圧下で4分間圧縮成形した後、
急冷してシートを得た。各シートの物性、D8C測定お
よび光学顕微鏡観察の結果を表−2に示した。
比較例12〜18
PPO−2と、SMA−1、SMA−2及びPMSMA
を用いて表−2に示す割合で、ラボプラストミルにて、
250℃、100 r、p、mの条件で4分間混練して
組成物を得た。得られた各組成物は、D8C測定におい
て両成分のTEが存在し、相分離系を示した。
を用いて表−2に示す割合で、ラボプラストミルにて、
250℃、100 r、p、mの条件で4分間混練して
組成物を得た。得られた各組成物は、D8C測定におい
て両成分のTEが存在し、相分離系を示した。
得られた各組成物を、実施例10と同様の成形条件で各
シートを成形した。各シートの物性、DsC測定及び光
学顕微鏡観察の結果を表−2に併記した。
シートを成形した。各シートの物性、DsC測定及び光
学顕微鏡観察の結果を表−2に併記した。
比較例19.20
実施例10及び11において、EIMA−1に代えて8
Mムー3を用いた以外は同様にして組成物の調製及びシ
ートを成形した。得られた各シートの物性、DsC測定
及び光学顕微鏡観察の結果を表−2に併記した。比較例
20のシートのD8C昇温曲線を図−8に示す。この場
合、無水iレイン酸含有量が5%と低いSMA−!iを
用いたため相分離系を形成せずDEC測定によるTgは
単一を示した。また、物性はピカット軟化点が低下した
。
Mムー3を用いた以外は同様にして組成物の調製及びシ
ートを成形した。得られた各シートの物性、DsC測定
及び光学顕微鏡観察の結果を表−2に併記した。比較例
20のシートのD8C昇温曲線を図−8に示す。この場
合、無水iレイン酸含有量が5%と低いSMA−!iを
用いたため相分離系を形成せずDEC測定によるTgは
単一を示した。また、物性はピカット軟化点が低下した
。
図−1は実施例3の組成物のDSC昇温曲線を示す温度
−吸熱グラフ、図−2は、PP0−1とSMム−1との
系の相図、図−3は実施例3のシートのD80昇温曲線
を示す温度−吸熱グラフ、図−4は実施例2のシートの
光学顕微鏡によりスケッチした概念図、図−5は実施例
2のシートの光散乱による回折リングをスケッチした概
念図、図−6は比較例6のシートのD510昇温曲線を
示す温度−吸熱グラフ、図−7は比較例6の光学顕微鏡
によりスケッチした概念図及び図−8は比較例20のシ
ートのD8C昇温曲線を示す温度−吸熱グラフである。
−吸熱グラフ、図−2は、PP0−1とSMム−1との
系の相図、図−3は実施例3のシートのD80昇温曲線
を示す温度−吸熱グラフ、図−4は実施例2のシートの
光学顕微鏡によりスケッチした概念図、図−5は実施例
2のシートの光散乱による回折リングをスケッチした概
念図、図−6は比較例6のシートのD510昇温曲線を
示す温度−吸熱グラフ、図−7は比較例6の光学顕微鏡
によりスケッチした概念図及び図−8は比較例20のシ
ートのD8C昇温曲線を示す温度−吸熱グラフである。
Claims (2)
- (1)(A)ポリフェニレンエーテル樹脂90〜10重
量%及び(B)スチレン系モノマーとα,β−不飽和環
状無水物との共重合体10〜90重量%の組成物からな
る成形体で、該ポリフェニレンエーテル樹脂および該共
重合体との相が、細い一定の周期構造でからみ合い、か
つ連続する分離相を形成し、その示差走査熱分析昇温曲
線が複数の曲折を示すことを特徴とするポリフェニレン
エーテル組成物からなる成形体。 - (2)(A)ポリフェニレンエーテル樹脂90〜10重
量%、及び(B)スチレン系モノマーとα,β−不飽和
環状無水物との共重合体10〜90重量%とからなる組
成物を、その示差走査熱分析昇温曲線が単一の曲折を示
すように相溶せしめ、しかる後に相分離温度領域におい
て溶融成形し、示差走査熱分析昇温曲線が複数の曲折を
示す成形体を得ることを特徴とする該ポリフェニレンエ
ーテル樹脂と該共重合体との相が、細い一定の周期構造
でからみ合い、かつ連続する分離相を形成するポリフェ
ニレンエーテル組成物からなる成形体の成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6080585A JPS61221257A (ja) | 1985-03-27 | 1985-03-27 | ポリフエニレンエ−テル組成物からなる成形体およびその成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6080585A JPS61221257A (ja) | 1985-03-27 | 1985-03-27 | ポリフエニレンエ−テル組成物からなる成形体およびその成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61221257A true JPS61221257A (ja) | 1986-10-01 |
Family
ID=13152915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6080585A Pending JPS61221257A (ja) | 1985-03-27 | 1985-03-27 | ポリフエニレンエ−テル組成物からなる成形体およびその成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61221257A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6165309A (en) * | 1998-02-04 | 2000-12-26 | General Electric Co. | Method for improving the adhesion of metal films to polyphenylene ether resins |
-
1985
- 1985-03-27 JP JP6080585A patent/JPS61221257A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6165309A (en) * | 1998-02-04 | 2000-12-26 | General Electric Co. | Method for improving the adhesion of metal films to polyphenylene ether resins |
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