JPS6122023A - ヒト因子8−cとこれを作る製法及び組成物 - Google Patents

ヒト因子8−cとこれを作る製法及び組成物

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JPS6122023A
JPS6122023A JP60059682A JP5968285A JPS6122023A JP S6122023 A JPS6122023 A JP S6122023A JP 60059682 A JP60059682 A JP 60059682A JP 5968285 A JP5968285 A JP 5968285A JP S6122023 A JPS6122023 A JP S6122023A
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JP
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factor viii
human factor
cdna
expression vector
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JP60059682A
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ウイリアム、ナシユ、ドロウハン
ジヨージ、エイ、リツカ
サリ、エス、ジー、リー
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MEROI LAB Inc
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07KPEPTIDES
    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/435Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
    • C07K14/745Blood coagulation or fibrinolysis factors
    • C07K14/755Factors VIII, e.g. factor VIII C (AHF), factor VIII Ag (VWF)
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K38/00Medicinal preparations containing peptides

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般に構造遺伝子クローニングの分野と所望
のたんぱく質生成物の組換えDNA指向合成におけるこ
のような遺伝子の使用法とに関する。
ことに本発明は、新規な因子(Factor )■凝血
促進剤活性たんぱく質(因子■−C)と、その組換えD
NA指向合成と、血友病のような凝血異常の処置におけ
る使用法とに関する。
一般に組換えDNA法は現在ではよく知られるようにな
っている。たとえばメソツヅ・イン・エンチモロジ−(
Methods in ]lcnzymology )
、〔アカデミツク・プレス(Academic Pre
ss ) )第65巻及び第68巻(1979年)、第
1(10巻及び第101巻(1983年)とこれ等に引
用された参照文とがある。これ等はすべてこの説明に引
用しである。一般に使われている組換えDNA方法論を
実施する広範な技術的討論は、コールド・スプリング・
ハーバ−・ラボラトリ−(Co1d SpringHa
rbor Laboratory )の−rニアテイス
(Maniatie )等を著者とする論文モレキュラ
ー・クローニング(Mo1ecular Clonin
g )に認められる。種種のポリペプチドをコードづけ
する遺伝子は、組換えDNAベヒクルたとえばバクテリ
アベクター又はウィルスベクター内のポリペプチドをコ
ードづけするDNA断片を協働させ、適当な宿主たとえ
ば大腸菌細胞系を形質転換し、組換え体ベクターを含む
クローンを隔離することによりクローン化される。
このようなりローンは生長させ所望のポリペプチドを大
規模に生成するのに使う。
80638  1984年6月29日 592765号
20−03251 101 3(10.(10cH80
6591984年3月29日 59 ’2765号20
−03251 102 120.(10cHs0640
  1984年6月29日 592765号20−03
251.103 140.(10CH80641198
4年3月29日 592765号20−03251 1
04 1(10.(100H複数群の作業者が、真正核
類細胞からmRNAの混合物を隔離し、1連の3種の酵
素反応を使し・、このmRNA混合物に相補的な全遺伝
子の二重鎖DNA模写を合成した。第1の反応ではmR
NAは、又リバーストランスクリプターゼとも呼ばれる
RNA指向DNAポリメラーゼにより転写され一重鎖の
相補DNA (cDNA )を形成する。リバーストラ
ンスクリプターゼは、DNAを5’−3’の方向に合成
し、前駆物質としてデオキシリボヌクレオシド5′−ト
リホスヘートを利用し、鋳型及びプライマー鎖を共に必
要とする。これ等のうちのプライマー鎖は遊離6′−ヒ
ドロキシル末端を持たなければならない。リバーストラ
ンスクリプターゼ生成物は、mRNA鋳型の部分模写又
は全模写のどちらであっても、それぞれ3′末端に短い
部分的に二重鎖のヘアピン(「ループ」)を持つことが
多い。第2の反応でiよ「ヘアピンループ」はDNAポ
リメラーゼに対するプライマーとして利用することがで
きる。
前成りNAは、DNAポリメラーゼの作用で鋳型として
もプライマーとしても必要である。DNAボ”IJメラ
ーゼは、遊離6′−ヒドロキシル基を持つDNA 鎖の
存在を必要とする。このDNA鎖に新らたなヌクレオチ
ド残余、介を加えこの鎖を5’−3’の方向に伸ばす。
このような逐次のリバーストランスクリプターゼ及びD
NAポリメラーゼの反応の生成物はなお一端部にループ
を持つ。このようにして生成した二重鎖DNAのループ
の頂部すなわち「折れ込み点」は実質的に一重鎖セグメ
ントである。第3の反応ではこの一重鎖部分は一重鎖特
異ヌクレアーゼS1で分割され、「プラント末端を持つ
」二重鎖DNA部分を生成する。この一般的方法は任意
のmRNA混合物に応用できジャーナル・オプ・バイオ
ロジカルφケミストリー(;r、 Blol、 Che
m、 )253:2483(1978年夕0ピュエル(
Buell )等の論文に記載しである。
得られる二重鎖cDNA (ds−cDNA )は、少
くとも一部は特定の使用ベヒクルに従って多くの公知の
方法の任意の1つによりクローニングベヒクル内に挿入
する。メゾッヅ・イン・エンチモロシー68:16−1
8及びこれに引用された参照文には種種の挿入法が極め
て詳細に記載しである。
これ等のクローニングベヒクルは通常、宿主に抗生物質
の抵抗特性を及ぼす。DNA区分を挿入すると、クロー
ニングベヒクルは適当な宿主を形質転換するのに使われ
る。このような宿主は一般に原核生物細胞又は真正核類
細胞である。この場合わずかな形質転換宿主又はトラン
スフェクトされた宿主だけが所望のc DNAを含む。
全部の形質転換宿主又はトランスフェクトされた宿主の
和が遺伝子「ライブラリー(1ibrary ) Jを
構成する。
この方法により生成された全da−cDNAライブラリ
ーは、出発材料として使われたmRNA混合物中に存在
するコードづけ情報の代表的試料になる。
適笛なオリゴヌクレオチド配列が利用できれば、この配
列を使し・次のようにして問題のクローンを識別するこ
とができる。各別の形質転換細胞又はトランスフェクト
された細胞はニトロセルロースろ紙で集落として生長す
る。これ等の集落を解離し、このようにして解離したD
NAを加熱により共有的にろ紙に付着させ、標識オリゴ
ヌクレオチドプローブと共に定温保持する。このプロー
ブ配列は問題の構造遺伝子に相補的である。このプロー
ブは、これが相補的なds−cDNAと雑種形成し、こ
れは自動ラジオグラフィーにより識別する。これ等のク
ローンは、所望のたんぱく質に対する全部の構造情報を
含むクローンを識別する特性がある。
問題のたんぱく質をコードづけする核酸配列は隔離して
表現ベクターにふたたび挿入する。この表現ベクターは
クローン化遺伝子を、特異の原核生物制御要素又は真正
核類制御要素の調整制御のもとに持来す。このようにし
てクローン化全長ds−cDNAの有効な表現(転写及
び翻訳)ができる。
すなわちこの一般的方法は、それぞれアミノ酸又はDN
A配列の少くとも一部分が知られオリゴヌクレオチドプ
ローブが利用で膚るたんぱく質にだけしか応用できない
(前記のマニアテイス等の論文参照)。
なお近年では、問題のコードづけたんぱく質に特定の抗
体でバクテリア集落を試験することにより特定のクロー
ンを識別する方法が開発されている。この方法は、生成
たんぱく質の精製が必要であるから、「表現ベクター」
クローニングベヒクルにしか使うことができない二構造
遺伝子は、たんぱく質の表現を誘起する調整遺伝子配列
に隣接してベクター内に挿入する。細胞は、ベクターに
より又は化学的方法により解離し、特定の抗体及び標識
系たとえば免疫分析によりたんぱく質を検出する。この
例には、米国のプロシーデイングズ・オプ・ず・す7ヨ
ナル・アカデミ−・オブ・サイエンジズ(Proc、 
Nat’1. Acad、 Sci、  ) F3 Q
 :1194〜1198(1983年刊)のヤング(Y
oung)及びディビス(Davis )の論文とサイ
エンス(5cience ) 22 : 778 (1
983年刊)のヤング及びディビスの論文とに記載しで
あるλgt 11系がある。
正常なヒトの血漿は、因子■複合体と呼ばれる2種のた
んぱく質の複合体を含む。因子■複合体の一方の成分は
抗血右肩因子凝血促進剤活性を持ち因子■〜Cと称する
。因子■−Cの不足は、X染色体遺伝により伝わる病気
である血友病の特長である。
因子■−Cの生化学については文献にほとんど情報がな
い。因子■−C1Cつ℃・ては、完全な因子■複合体を
使し・多くの研究が行われている。最近上として免疫吸
着又はイオン交換クロマトグラフィーにより因子■複合
体及びその他多くの血漿たんぱく質から因子■−Cが分
離されている。このことは一般にヘイヤー(Hayer
 )を著者とするブラッド(Blood)58:1 :
13(1981年刊)とシンマーマン(Zimmerm
an )等を発明者とする米国特許第4,361,50
9号明細書とこれ等に引用された参照文とに記載しであ
る。
因子■〜Cは、その血友病患者の凝血不全を補正する能
力があるので治癒値を持つ。しかし前記したように因子
■−Cを確実に得るのに利用できる方法はヒトの血漿の
分別娯限られる。血漿分別による因子■−Cの生産では
限られた量しか得られない。これでは、調製によって変
り、高価で、血友病の患者が肝炎のような病気にかかる
おそれがあり、又免疫不全症候群になる。
前記した問題を認識し解決するのに本発明により、血漿
分別調製の病気伝染のおそれのなし・多量の因子■〜C
抗血友病因子が容易に入手できるようになった。このこ
とは、因子■−Cたんぱく質分子の各区分に特異のコー
ドづけをするオリゴヌクレオチドと、因子■−Cたんぱ
く質に対しコードづhするクローニングベヒクルを調製
する組換えDNA法の応用と、ヒト起原の他のたんぱく
質を実質的に含まないヒト因子■−Cを収得する選別/
隔離法とにより達成できた。
従って本発明は、ヒト超厚の他のたんぱく質を実質的に
含まなし・ヒト因子■−Cを提供するものである。とく
に因子■−Cは、宿主細胞又はその他の自己複製゛系内
の組換えDNA法により作られ、実質的に純粋な形で得
られる。又前記した因子■−Cと共に治療組成物を調製
する方法及び組成物と、ヒト及び動物の凝固異常の処置
の際の因子■−Cたんぱく質の使用法とが得られる。
さらに本発明により、ヒト因子■−Cをコードづけする
DNA配列とこれにより形質転換し又はトランスフェク
トする細胞の又は細胞を含まなし・自己複製宿主系とを
協働させた複製できる表現ベクターが得られる。宿主系
は通常原核生物細胞たとえば大腸菌又は枯草菌或は真正
核類細胞である。
ヒト因子■−Cは、(al細胞の又は細胞を含まない適
当な複製宿主系内のヒト因子■−CをコードづけするD
NA配列を表現することのできる複製できる表現ベクタ
ーを調製し、(b+前記宿主系を形質転換して組換え体
宿主系が得られるようにし、(C)この組換え体宿主系
を前記の因子■−CコードづけDNA配列を表現できる
条件のもとに保持してヒト因子■−Cたんぱく質を生成
し、(d)このヒト因子■−Cたんぱく質を収得するこ
とから成る方法により生成する。複製できる表現ベクタ
ーをコードづけする因子■−Cは、因子■−C用の伝令
RNAを含む伝令RNAプールを表わす二重鎖相補DN
A (as−cDNA )調合剤を調製し、ds−cD
NAプールから複製できる表現ベクターにDNAを協働
させることによって作るのがよい。ヒト因子■−Cを収
得する好適とする方式は、組換え宿主系により表現した
たんぱく質を、因子■−Cに特定の少くとも1種類の結
合たんぱく質を含む試薬組成物と反応させ、この反応か
ら任意の検出できる応答を観察し、識別した因子■−C
を宿主系から隔離することから成っている。
A、好適とする実施例の説明の概論 この説明で使う場合に「ヒト因子■−C」とは、ヒトの
血漿に固有の因子■−Cと同様に、正常な血液凝固を開
始する能力を持つ生物学的活性形に細胞の又は細胞を含
まない培養系により作られるヒト因子■−Cのことであ
る。
因子■−Cの互に異る対立遺伝子は天然に存在する。こ
れ等の種類は、同じ生物学的機能を持つたんぱく質に対
しコードづけする構造遺伝子の全ヌクレオチド配列の違
し・を特長とする。さらにグリコシル化と共に他の後翻
訳変更の場所及び程度は、変化し、たんぱく質を生成す
る宿主及び環境の性質に成る程度依存する。単一の又は
多重のアミノ酸の置換、欠失、添加又は交代を持つヒト
因子■−C相似体を生成することができる。天然のヒト
因子■−Cの生物学的に活性の凝固性を保持するヒト因
子■−C誘導体の生ずるこのような対立遺伝子変種、変
更体及び相似体はすべて本発明の範囲内に含まれる。
表現ベクターは、その中に含まれるDNA配列がそれぞ
れの表現を行ことかでき他の調整配列に連鎖する場合に
このようなりNA配列を転写し翻訳することのできるベ
クターのことである。これ等の表現ベクターは、エピソ
ームとして又はバクテリオファージとして或は染色体D
NAの一体部分として宿主の組織又は系内で複製できな
ければならない。本発明に使うのにとくに適当な表現ベ
クターの1つの形は、バクテリオファージすなわち通常
バクテリア内で存在し複製するウィルスである。
このためにとくに望ましいファージは、前記のヤング等
の論文に記載しであるλgt10及びλgt11ファー
ジである。λgt11は、挿入DNAにより特定化した
ポリペプチドを作ることのできる組換えDNA表現ベク
ターである。この組換えベクターは、その安定性を高め
るように単一模写ゲツム挿入体として宿主細胞内で増殖
する。このベクターは、模写数の迅速な増加と異種DN
Aの高レベルの転写とによる誘導に応答する。変性が最
少になるように異種真正核たんぱく質ポリペプチドを、
構造DNA配列からの真正核成分と遺伝子からの原核生
物たんぱく質のβ−ガラクトシダーゼの少部分を除いた
すべてとの融合として合成する。たんぱく質変性径路に
おける不完全な宿主細胞の使用により又、誘導λgt1
1クローンから誘導される新らたなたんぱく質の寿命が
増す。λgt11クローン内の異種DNAの適正な表現
は、β−ガラクトシダーゼプロモーターに対する挿入D
NAの方位及び解読フレームに依存する。組換えDNA
法に有用な別の形の表現ベクターは「プラスミド」すな
わち円形の弁組込みの(染色体外の)二重鎖DNAルー
プである。本発明は、同等の機能に役立ち当業界に知ら
れ又は逐次に知られるようになる任意の他の形の表現ベ
クターを含む。
前記した組換えベクター及び方法論は、広い範囲の原核
生物組織及び真正核組織にわたり宿主細胞に使うのに適
当である。一般に前核類がクローニングDNA配列に対
し又本発明に有用なベクターの構成に好適であるのはも
ちろんである。たとえば大腸菌に’l 2系統MM29
4(ATCC第51446号)はとくに有用である。他
の微生物系統を使ってもよいのはもちろんである。宿主
の細胞又は系に適合できる種から誘導される複製及び制
御配列を含むベクターは、これ等の宿主と関連して使う
。ベクターは通常超厚又は複製と共に形質転換細胞内で
表現型選択を生ずることのできる特性を持つ。
大腸菌は、pBR322すなわち大腸菌種から誘導され
たプラスミド〔ジーン(Gene ) 2 : 95(
1977年刊)のポリバー(Bolivar )等の論
文による〕を使い形質転換することができる。このpB
R322は、アムピシリン及びテトラサイクリンの抵抗
に対する遺伝子を含み、従って形質転換細胞を識別する
手段となる。表現ベクターは又、これ自体のたんぱく質
の表現のためにこのベクターに使うことのできるプロモ
ーターを含まなければならな℃・。一般的な原核生物プ
ロモーターには、βラクタマーゼ(ペニシリナーゼ)と
ラクトースとトリシトファン(trp )とバクテリオ
ファージλのpR及びpI+プロモーターとがある。こ
れ等のプロモーターの組合わせも又使われる(たとえば
trpプロモーターとラクトースオペレーターとの融合
体であるTAC)。その他のプロモーターも又認められ
利用されている。これ等のプロモーターのヌクレオチド
配列についての詳細は刊行され、熟練した作業者がこれ
等の配列を適当なベクターにより機能的に結合すること
ができる。
前核類のほかに培養酵母のような真正核微生物を使って
もよい。パン酵母又は一般的なパン屋の酵母は真正核微
生物の間で最も一般的に使われるが、若干の他の系統が
一般的に利用できる。酵母ベクター内の適当なプロモー
ター配列は、6−ホスホグリセリン酸キナーゼ又はその
他の解糖酵素系に対するプロモーターを含む。適当な表
現ベクターを構成する際比は、これ等の遺伝子を協働さ
せた末端配列は又、表現するのに望ましい配列の表現ベ
クター3′内に結合されmRNA及び末端のポリアデニ
ル化を生ずる。酵母に適合できるプロモーターと複製の
起原と適当な末端配列とを含む任意のベクターが因子■
−Cの表現に適当である。
微生物のほかに多細胞生体から誘導される培養細胞も又
宿主として使われる。一般に任意のこのような培養細胞
は、を椎動物培養体又は無を椎動物培養体のどちらかの
ものであっても、使用できる。しかしを椎動物細胞が最
も重要である。そして培養体(組織培養体)内のを椎動
物細胞の増殖は近年では慣例の手順になっている。この
ような有用な宿主細胞系の例には、VICRO細胞及び
HθLa細胞と中国産ハムスター卵巣(CHO)細胞系
とW138、BHK 、 COE! −7及びMDCに
細胞系とがある。このような細胞に対する表現ベクター
には通常、(必要に、応じて)複製の起原と、任意所要
のリポソーム結合部位、RNA接合部位及びポリアデニ
ル化部位と共に表現しようとする遺伝子の前部に位置す
るプロモーターと、転写末端配列とがある。
哺乳類細胞に使うには、表現ベクターに対する制御機能
はウィルスにより生ずることが多し・。たとえば一般に
使われるプロモーターは、ポリオーマ、アデノウィルス
2そして最もひんばんにはシミアンウィルス40(SV
40)から誘導される。
さらに又、所望の遺伝子配列を自然に協働させたプロモ
ーター又は制御配列を、このような制御配列が宿主系に
適合する場合には、利用することができ又望ましいこと
が多い。転写の割合を増すには、構造に真正核エンハン
サー配列を加えてもよい。これ等の配列は、種種の動物
細胞又はマウス肉腫ウィルスのような腫瘍誘発ウィルス
から得られる。
複製の超厚は、5V4Qにより得られるような外因超厚
を含む又はその他のウィルス源を含むベクターの構造に
より得られ、或は宿主細胞染色体複製機構により得られ
る。ベクターを宿主細胞染色体に組込めば、この染色体
は十分であることが多い。
宿主細胞により、種種の化学的組成物から成るヒト因子
■−Cたんぱく質を調製することができる。第1のアミ
ノ酸(構逗遺伝子の前部に挿入し。
たATG出発信号ごトンにより存在する)としてメチオ
ニンを持つたんぱく質が作られる。正規に第1のアミノ
酸を持つメチオニンは又細胞内又は細胞外で分割される
。このたんぱく質は、その信号ポリペプチド又は普通の
ポリペプチド以外の接合したたんぱく質と一緒に作られ
る。接合の信号ポリペプチドは細胞内又は細胞外の環境
で十分に分割することができる。最後に因子■−Cは、
外部のポリペプチドの分割を必要としないで成熟した形
に直接表現により作られる。
組換え体宿主細胞とは、組換えDNA法を使って構成し
たベクターにより形質転換した細胞のことである。前記
したように因子■−Cはこの形質転換によって作られる
。このような細胞により作った因子■−Cは「組換え因
子■−C」と称する。
B1組換え及び選別の方法 ただし以下の手順は、本発明方法に有用な特定の試薬を
作る広範囲の公知の手順のうちの若干のものである。伝
令RNA (mRNA )混合物を得る一般的手順では
、組織試料から抽出物を作り又は所望のたんぱく質を生
成する細胞を培養し、バイオケミストリー(Ij、io
chemistry ) 18 : 5294(197
9979年刊アギン(Chirgwin )等の論文に
記載しであるような方法によりmRNAを抽出する。m
RNAは、オリゴ((LT )セルロース又はポリ(U
)セファロースに対するクロマトグラフィーにより、次
でボIJ (A )含有mRNA濃厚化分別分の誘出に
よりポリ(A ) mRNA含有物質に対し濃厚化する
前記のポIJ (A )含有mRNA濃厚化分別分は誘
出バーストランスクリプターゼを使(・−重鎖相補DN
A (5s−cDNA )を合成するのに使う。DNA
合成によって、DNAの6′端にヘアピンループを形成
し、第2鎖DNA合成を開始する。適当な条件のもとで
、このヘアピンループは、DNAポリメラーゼ及びヌク
レオチドトリホスフェートの存在のもとに第2鎖の合成
を行うのに使う。
得られる二重鎖cDNA (ds−cDNA )は、多
くの公知の方法の任意の1つにより表現ベクターに挿入
する。一般的な方法は前記のマニアテイスの論文とメン
ツブ1イン・エンチモロジー第65巻及び第68巻(1
9,80年刊)とに記載しである。
一般にベクターは、少くとも1つの制限エンドヌクレア
ーゼにより直線化し、少くとも2つのプラント末端又は
結合性末端を生ずる。DNAはベクター挿入部位で結合
し又はこの部位に接合する。
原核生物細胞又は実質的な細胞壁構造を含む細胞を使え
ば、表現ベクターによる最も一般的な形質転換法は、米
国のプロシーデイングズeオプ・ず・ナショナル・アカ
デミ−・オブ・サイエンシズ69:2110(1972
972年刊−エン(Cohen )、P、N、等の論文
に記載しであるような塩化カルシウム前処理である。宿
主細胞として細胞壁障壁のない細胞を使えば、形質転換
は、ビーロロジ−(VirOIOg7 ) 62 : 
546(1978年刊)のダラハム(Graham )
及びフェル噂デア・Eb (Verder Rb)の論
文に記載しであるりん酸カルシウム沈澱法により実施す
る。DNAを細胞内に導入する他の方法たとえば被注入
又は原形質体融合も又有効に使われている。この°場合
組織を選択媒体上で培養し組換えcDNAライブラリー
によりコードづけするたんぱく質を生成する。
因子■−Cの一部の配列又は全配列を含むクローンは、
このようにして形成した(18−cDNA混合物を化学
的に合成したオリゴヌクレオチドプローブで雑種形成す
ることにより識別する。オリゴヌクレオチドプローブは
因子■−Cたんぱく質の一部アミノ酸配列から決定する
。与えられたアミノ酸配列をコードづけするオリゴヌク
レオチドの配列は、遺伝コードの縮重性に基づL・て推
定することができる。
形質転換体は、米国プロシーディングズ・オシ・デ・ナ
ショナル・アカデミ−・オシ・サイエンシズ72:39
61 (1975975年刊ランスティン(Gruns
tein )及びホグネス(Hognees )の論文
により雑種形成のためにニトロセルロースフィルタで生
長させて作る。形質転換体含有フィルタは、因子■−C
のアミノ酸配列に基づいて合成した32p標識オリゴヌ
クレオチドと反応させ、次で洗浄し乾燥してオートラジ
オグラフ生成を行う。強い雑種形成信号を示した集落を
さらに分析のために選定する。DNAはジャーナル・オ
シ・バクチリオール(J、 Bacteriol ) 
138 : 270(1979年刊)のノアガード(N
orgard )等の論文に記載しである方法により隔
離し、制限エンドヌクレアーゼPstlにより分割する
。これ等の分割断片は前記のマニアティスの論文(19
75年)に記載しであるように水平1.5係アガロース
デル中で電気泳動により分離する。次でメソッジ・イン
・エンチモロシ−65: 499 (1980年刊)の
マクずム(MaXam )及びギルバート(G11be
rt )の論文に記載しであるように最長のcDNA挿
入体を含むベクターを配列する。全部のクローンを分析
し、因子■〜Cをコードづけする全ヌクレオチド配列に
対応するクローンを識別する。
因子■−Cの一部又は全部の遺伝子を含むクローンは又
因子■−Cたんぱく質の一部又は全部の方に向いた特定
の抗体で識別する。この識別法には、挿入部位に隣接し
て適当な調整核酸配列を含むベクター内にds−cDN
Aを挿入する必要がある。
これ等の調整配列は、ベクターに挿入したこれ等のds
−cDNA分子の転写及び翻訳を開始する。調整配列に
対して正確に位置した因子■−C配列を含むこれ等のク
ローンは、因子■〜Cたんぱく質の一部又は全部を増殖
する。この因子■−Cアミノ酸配列配列適当な特定の抗
体により検出する。このようなりローニング系は前記の
ヤング及びデービスの論文に第1に記載しであるλgt
 11系である。
特定結合分析選別法は、形質転換宿主により作り出され
た因子■−Cたんぱく質を識別するのに使うのがよい。
特定の結合分析は、配位子すなわち決定のもとでの結合
できる分析物とこれに対する結合相手との間の特定の相
互作用に基づく。因子■−Cの場合のように配位子及び
その結合相手の一方が抗原であり他方が対応する抗体で
ある場合には、この分析は免疫分析として知られる。
当業界では複数の互に異る結合分析方式が知られている
が、これ等の分析方式は使用標識の性質に従って一般に
類別する。標識の影響を受ける特性は任意の測定できる
性質である。多くの場合にこの分析方式では、試料内の
配位子又はその試料の結合能力を相互作用する同種の特
異の結合分析試薬に免疫化学的に協働させる。たとえば
1つの方式では標識は酵素であり、基質に作用する酵素
の能力は、結合相手に接合する標識の結合により積極的
に又は消極的に影響を受ける。基質に及ぼす酵素の作用
により、若干の方式で通常螢光又は光吸収(色)により
区別できる生成物を生ずる。
A、全RNAの調製 全RNA (伝令、リボゾーム及び転移)を前記のチア
ギンの論文(1979年)に記載しであるように新鮮な
冷凍肝臓から抽出した。これ等の肝臓は、4Mのグアニ
ジンチオシアネートとpH7,0の25 mMのくえん
酸ナトリウムと0.5%N−ラウリルサルコシンと0.
1Mの2−メルカプトエタノールと0.2%アンチオー
ム(Antj、foam ) A C米国ミズーリ州セ
ントルイス市シグマ・ケミカル・カムパ= (Sigm
a Chemica’l Co、 ) )とを含む15
容積の溶液内で均質化した。この均質液はソーボール(
SOrvall)GSA回転子内で6(100 rpm
で15 minにわたり10℃で遠心分離した。上澄流
体は酢酸の添加によりpi−15,0に調節し、−20
℃の0.75容積のエタノールにより2 hrにわたり
RNAを沈澱させた。このRNAを遠心分離により集め
て、25mMのくえん酸ナトリウム及び5 mMのジチ
オトレイトールを含む7.5Mの塩酸グアニシン中に溶
解した。0.5容積のエタノールを使う2つの付加的沈
澱に次で、残留塩酸グアニジンを無水アコールにより沈
澱から抽出した。RNAを殺菌水中に溶解し、不溶性物
質を遠心分離九より除去し、ペレットを水で再抽出した
。RNAは0.2M酢酸カリウムに調節し、2.5容積
のエタノールを加えることにより一20℃で夜通し沈澱
させた。
B、  RNA含有ポリ(A)の調製 前記したようにして用意した全RNA沈澱を、1[1m
MのEDTA及び1係のSDSを含むPH7,2の2 
Q mMのヒープス(Hepes )緩衝液中に溶解し
、10 min間65℃に加熱し、次で25℃に急速に
冷却した。このRNA溶液は次で等しい容積の水で希釈
し、NaCAを加えて3 Q Q mM NaC1に最
終濃度にした。240 OA260単位までのRNAを
含む試料を標準の手順を使いボIJ、 (U)−セファ
ロースでクロマトグラフィー処理をした。RNAを含む
ポリ(、A)を、1mMのヒープス緩衝液(pH7,2
)及び2 mMのEDTAを含む70%ホルムアミドで
溶離した。この溶離液を0.24 M NaCA’に調
節し、2.5容積のエタノールにより一20℃でRNA
を沈澱させた。
C2λgtll中のcDNAクローンの構成全部の酵素
反応に対し行った手順を第1図に示しである。mRNA
 (21) ug )を前記のビュエル等の論文とゾヤ
ーナルーオプ・バイオロジカル・クミストリー253:
2483(1978年刊)のヮイクンズ(Wikθns
 )等の論文とに記載しであるようにリバーストランス
クリプターゼ及びDNAポリメラーゼIによりas−c
DNAに正確に模写した。
ds−cDNAをセファデックス(5ephadex 
) G −50で脱塩し、ボイド容積部分を製造者の指
示に従いエリューチツゾ(E’1utip−D )カラ
ム〔米国ニューハンプシャー州キーン市シュレイカー〇
エンド・シュエル(5chleicher & 5ch
uell )製〕でさらに精製した。ds−cDNAは
前記のノーが−ド等によるS1ヌクレアーゼによる定温
保持によってプラント末端を生成した。0.2M酢酸ナ
トリウム(pH4,5)と肌4塩化ナトリウムと2.5
mM酢酸亜鉛とds−cDNAのng当たり0.1単位
の81ヌクレアーゼとから成る反応混合物を1D D 
u/の最終反応容積にした。ds−cDNAを67℃で
1hrだけ定温保持し、フェノール:クロロホルムで抽
出し、次で前記(−だようにセファデックスσ−5Dカ
ラムで脱塩した。
次で二重鎖cDNAを前記のモレキュラー・クローニン
グのマニアナイスの論文に記載しである反応条件を使し
・KcoR1メチラーゼ及びDNAポリメラーゼI〔フ
レノウ(KlenOW ) )で処理した。
cDNAを前記したようにセファデックスG−50でふ
たたび脱塩し、次でT、 DNA IJガーゼ(前記マ
ニアナイス)で0.5 ugのりん酸化KcOR1リン
カ−(Linker )に結合した。この混合物は次で
EcoRlで分割しトリス−ボーレート緩衝液(前記マ
ニアナイス)中の8チアクリルアミドゲルで分別した。
1キロベースより大きい大きさを持つDNAをグルから
溶離しエリューチップーDカラムに結合することにより
回収し、i M NaCA!で溶離し、次でエタノール
沈澱により収集した。
この例の残りで行った手順を第2図に示しである。次で
DNA断片をT4DNAリガーゼと共VcEcoR1の
切断しホスファターゼ処理したλgt11内に挿入し約
8(10万の組換え体ファージから成るライブラリーを
生成した。このライブラリーは、大腸菌Y I D 8
8 C5upE 5upF metB trpRhsd
R−hsdM”  tonA21 5tz−A  1a
cU  1 6 9  proCii  Tn5(pM
C9) Eに42℃でプレートストックを生成すること
により増幅した。これ等の増幅手順は前記のマニアナイ
スの論文に記載しである。ヤング及びディビスの論文に
記載しであるこの系統の重要な特長には、5upF (
S遺伝子のファージアンバー突然変位の抑圧に必要であ
る)と、hsdR−hsdM” (宿主変更に先だって
他種DNAの制限を防ぐの忙必要)と、1aCU169
〔ラックオペロンの欠失は、宿主ファージ組換えを減ら
し、λgt11組換え体(一般にBガラクトシダーゼ活
性がほとんど又は全くない)を弁組換え体(Bガラクト
シダーゼ活性)から区別するのに必要である〕と、I)
MC9(宿主細胞及びファージの生長に有害な他種遺伝
子の表現を抑制するlac工を運搬するpBR622シ
ラスミド)とがある。
D、因子■−C配列を含むクローンの識別クローンを生
成する因子■−C抗原性遺伝基質のライブラリーを選別
するには、λg’t 11組換え体ファージを大腸菌培
養地(1acU 169 proA”1on ara 
D i 395trA 5upF (trpC22ii
 Tnl 0 ) (pMc 9 ) )で平板培養し
42°CIc ’2.5hrだけ定温保持する。この宿
主は1onプロテアーゼ中では有効でないから、表現さ
れた他種たんぱく質の変性を減らす。iQmMのイソプ
ロピルチオ−B−4−がラクトピラノシド(工PTG 
)で前もって飽和して乾燥したニトロセルロースフィル
ターを平板上に乗せる。次でこれ等の平板は67°Cで
i、5hrにわたり除く。工PTGは1 a QZ転写
の誘発要因である。λgt11内の他種DNA挿入体の
表現は、1acZ転写の共通の制御のもとにあり、この
転写が又誘発される。フィルターの位置は針で印を付け
、このフィルターを取出しTBS緩衝液(pH7,5の
2Q mMのトリス及び5(10 mMのNaCJ )
中で洗浄して、3%のゼラチンを加えたTBS中で6Q
 min間室温に保つ。
このフィルターは、TBs中の1チゼラチンから成る緩
衝液中の因子■−Cに指向したemuポリクローン抗体
の1対1(10の希釈液中で夜通し室温に保つ。この抗
体はプロシーディングズ・オシ・ヂ・ナショナル・アカ
デミ−・オシ・サイエンシズ79 : 1648 (1
982年刊)のファルチャ−(Fulture )及び
シンマーマンの論文に記載しであるように作る。フィル
ターは次でそれぞれTBS緩衝液中で10m1n間ずつ
2回洗浄する。
次に1%ゼラチン及びPBS中の親和カー精製ウサギ抗
−emu免疫グロブリンの1対2(10の希釈液5dを
加え、このフィルターなi hr室温に保持した。この
フィルターは次でそれぞれTBS緩衝液中でiQmin
間ずつ1回洗浄し、これに次で西洋ワサビペロキシダー
ゼ(nRp )結合のヤギ抗つサギエgG C米国リッ
チモンド市のパイオーラド(Bio−Rad)社製〕の
1対2(100の希釈液20+Jを加え、次で室温にi
 hrだけ保持し、それぞれTBS中でi Q min
ずつ2回洗浄した。各フィルターは次で前記バイオ−ラ
ド社の文献に記載しであるようにHRP発色溶液中で室
温に保持する。
各発色信号の位置で直径4闘の寒天栓を平板から取出し
、pH7,5の10mM)リスH(J及びiQmMMg
SO4の中で少くともi hrだけ定温保持した。
この溶液中のファージは、約103溶菌斑形成単位(P
FU )の濃度で90mmの平板上でふたたび培養し前
記したようにふたたび選別する。この再培養及び選別の
処理は、平板上の全部の溶菌後が信号を生ずるまで反復
する。これ等の溶菌後により、ヒト因子■−Cを生ずる
組換え体クローンを識別する。
すなわちこの例は、他のヒトたんぱく質又はポリペプチ
ドの広いライブラリーに対するRNAとの異種混合物中
の因子■−CをコードづけするRNAを含むヒト組織抽
出物からヒト超厚の他のたんぱく質を実質的に含まない
ヒト因子■−Cを生ずる実験的手順を述べたものである
以上本発明をその実施例について詳細に説明したが本発
明はなおその精神を逸脱しないで種種の変化変型を行う
ことができるのはもちろんである。
【図面の簡単な説明】
第1図は全部の酵素反応に対し本発明により実施する手
順の説明図、第2図は第1図の残りの手順の説明図であ
る。 手 続 補 正 書 (方式) 昭和60年7月25日

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ヒト起源の他のたんぱく質を実質的に含まないヒ
    ト因子VIII−C。
  2. (2)関連する自然のグリコシル化を伴わないヒト因子
    VIII−C。
  3. (3)組換え体宿主系により生成したヒト因子VIII−C
  4. (4)実質的に純粋な形のヒト因子VIII−C。
  5. (5)内生のヒト因子VIII−Cの通常第1のアミノ酸の
    N−末端から延びるポリペプチド配列を含む前項(1)
    〜(4)のいずれかに記載のヒト因子VIII−C。
  6. (6)細胞の又は細胞なしの自己転写組換え体系で前項
    (1)〜(4)のいずれかに記載のヒト因子VIII−Cを
    表現することのできる複製できる表現ベクター。
  7. (7)前項(6)に記載のベクターにより形質転換した
    、細胞の又生細胞なしの自己複製組換え体系。
  8. (8)大腸菌又は枯草菌を形質転換することにより得ら
    れた前項(7)に記載の組換え体系。
  9. (9)自然の内生因子VIII−Cを生成する細胞に、前項
    (6)に記載の表現ベクターを協働させることにより得
    られた組換え体系。
  10. (10)自己複製組換え体宿主系内のヒト因子VIII−C
    をコードづけするDNAを表現することから成る方法。
  11. (11)(a)適当な自己複製組換え体宿主系内のヒト
    因子VIII−CをコードづけするDNA配列を表現するこ
    とのできる複製できる表現ベクターを調製し、(b)前
    記宿主系を形質転換して組換え体宿主系が得られるよう
    にし、(c)この組換え体宿主系を前記の因子VIII−C
    コードづけDNA配列を表現できる条件のもとに保持し
    てヒト因子VIII−Cを生成し、(d)このヒト因子VII
    I−Cを収得することから成る、ヒト因子VIII−Cの製
    法。
  12. (12)複製できる表現ベクターを調製するに当たり、
    因子VIII−Cをコードづけする伝令RNAを含む伝令R
    NA集団からds−cDNAを調製し、このds−cD
    NAから複製できる表現ベクター内にDNAを含ませる
    前項(11)に記載の製法。
  13. (13)表現ベクターとしてバクテリオフアージを使う
    前項(11)に記載の製法。
  14. (14)バクテリオフアージとしてλgt10又はλg
    t11を使う前項(13)に記載の製法。
  15. (15)表現ベクターとしてプラスミドを使う前項(1
    1)に記載の製法。
  16. (16)プラスミドとしてpBR322を使う前項(1
    5)に記載の製法。
  17. (17)ヒト因子VIII−Cを収得するに当たり、組換え
    体宿主系により表現したたんぱく質に因子VIII−Cに特
    定の少くとも1種類の結合たんぱく質を含む試薬を反応
    させ、この反応からの任意の検出できる応答を観察し、
    検出した因子VIII−Cを宿主系から隔離する前項(11
    )に記載の製法。
  18. (18)特定の結合たんぱく質として一次抗体を使う前
    項(17)に記載の製法。
  19. (19)抗体としてポリクローン抗体を使う前項(18
    )に記載の製法。
  20. (20)抗体としてモノクローン抗体を使う前項(18
    )に記載の製法。
  21. (21)抗体に検出できる応答を生ずるのに有効な物質
    を含ませる前項(18)に記載の製法。
  22. (22)試薬組成物を、ヒト因子VIII−Cに特定の一次
    抗体とこの一次抗体に特定の二次抗体とにより構成する
    前項(17)に記載の製法。
  23. (23)一次及び二次の抗体として共にポリクローンを
    使う前項(22)に記載の製法。
  24. (24)二次抗体に、検出できる応答を生ずるのに有効
    な物質を含ませる前項(22)に記載の製法。
  25. (25)検出できる応答を生ずるのに有効な物質に、同
    位体標識又は非同位体標識を含ませる前項(21)また
    は(24)に記載の製法。
  26. (26)物質を、酵素と、その基質と、前記の酵素及び
    その基質の相互作用に特異に応答し検出できる応答を生
    ずる試薬とにより構成する前項(21)または(24)
    に記載の製法。
  27. (27)酵素としてペロキシダーゼを使い、基質として
    ペロキシドを使い、試薬として酸化還元色素源を使う前
    項(26)に記載の製法。
  28. (28)ヒト因子VIII−Cをこのたんぱく質に対するm
    RNAを含む異種のmRNA混合物から調製する組成物
    において、(a)異種mRNAに相補の異種のds−c
    DNAを調製する手段と、(b)前記ds−cDNAを
    バクテリオフアージ直接表現ベクターに含ませる手段と
    、(c)前記ds−cDNA集団を含ませることのでき
    るバクテリオフアージ直接表現ベクターと、(d)前記
    ds−cDNA含有バクテリオフアージからヒト因子V
    III−Cを表現する手段と、(e)ヒト因子VIII−Cを
    隔離し収得する手段とを包含する組成物。
  29. (29)隔離し収得する手段を、ヒト因子VIII−Cに特
    定の少くとも1種類の結合たんぱく質を含む試薬組成物
    により構成した前項(28)に記載の組成物。
  30. (30)ds−cDNA含有バクテリオフアージを宿主
    系に導入しds−cDNA異種集団を表わすds−cD
    NAライブラリーを生ずるようにした物質を含んだ前項
    (28)に記載の組成物。
  31. (31)ヒト因子VIII−Cを収得するに当たり、ds−
    cDNAプールを含む組換え体宿主系を、因子VIII−C
    たんぱく質の少くとも一部分を配列する標識オリゴヌク
    レオチドプローブと共に定温に保持し、このプローブに
    より因子VIII−Cをコードづけするds−cDNAと雑
    種形成し、このようにして識別した因子VIII−Cds−
    cDNA含有の複製できる表現ベクターを隔離して培養
    する前項(11)に記載の製法。
  32. (32)薬学的に許容できる担体との混和物内に前項(
    1)〜(4)のいずれかに記載のヒト因子VIII−Cを治
    療上有効な量だけ含む組成物。
  33. (33)非経口的施薬に適当な前項(32)に記載の組
    成物。
  34. (34)凝血異常を処置し又はこのような処置に有用な
    薬剤を調製する、前項(1)〜(4)のいずれかに記載
    の因子VIII−Cの使用法。
JP60059682A 1984-03-26 1985-03-26 ヒト因子8−cとこれを作る製法及び組成物 Pending JPS6122023A (ja)

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