JPS6121798B2 - - Google Patents
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- JPS6121798B2 JPS6121798B2 JP9687882A JP9687882A JPS6121798B2 JP S6121798 B2 JPS6121798 B2 JP S6121798B2 JP 9687882 A JP9687882 A JP 9687882A JP 9687882 A JP9687882 A JP 9687882A JP S6121798 B2 JPS6121798 B2 JP S6121798B2
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- 230000033001 locomotion Effects 0.000 description 25
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 2
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、工業用ロボツトのメカニカルハンド
に係り、特に、所定の取付部にワークを挿入組付
けする作業において使用される工業用ロボツトの
メカニカルハンドの改良に関する。
に係り、特に、所定の取付部にワークを挿入組付
けする作業において使用される工業用ロボツトの
メカニカルハンドの改良に関する。
一般に、この種の作業の一例として、自動車の
リヤコンビネーシヨンランプの取付作業について
説明すると、第1図に示すように、コンベア1で
移載されてきた車体2を所定位置で停止させる一
方、ロボツト3の動作軌跡を予めテイーチングし
ておき、ロボツト3のアーム4に取付けられたメ
カニカルハンド5によつてリヤコンビネーシヨン
ランプ(以下ワークという)6を把持した後、上
記チイーチング情報に基づいて上記ロボツトアー
ム4を作動させ、上記ワーク6を車体2のランプ
取付部(以下取付凹部という)7に挿入組付けす
るようにしたものがある。
リヤコンビネーシヨンランプの取付作業について
説明すると、第1図に示すように、コンベア1で
移載されてきた車体2を所定位置で停止させる一
方、ロボツト3の動作軌跡を予めテイーチングし
ておき、ロボツト3のアーム4に取付けられたメ
カニカルハンド5によつてリヤコンビネーシヨン
ランプ(以下ワークという)6を把持した後、上
記チイーチング情報に基づいて上記ロボツトアー
ム4を作動させ、上記ワーク6を車体2のランプ
取付部(以下取付凹部という)7に挿入組付けす
るようにしたものがある。
このような作業において、従来のメカニカルハ
ンド5は、第2図に示すように、ロボツトアーム
4の取付フランジ4aにボルト、ナツト(図示せ
ず)によつて連結固定されるハンド本体10と、
このハンド本体10の先端に設けられワーク6を
把持するクランパ11と、上記ハンド本体10内
に組込まれ前記クランパ11をリンク機構12を
介して開閉するアクチユエータ13とで構成され
ていた。アクチユエータ13は例えば空圧シリン
ダでそのロツド13aを伸長することによりクラ
ンパ11は開動作する。
ンド5は、第2図に示すように、ロボツトアーム
4の取付フランジ4aにボルト、ナツト(図示せ
ず)によつて連結固定されるハンド本体10と、
このハンド本体10の先端に設けられワーク6を
把持するクランパ11と、上記ハンド本体10内
に組込まれ前記クランパ11をリンク機構12を
介して開閉するアクチユエータ13とで構成され
ていた。アクチユエータ13は例えば空圧シリン
ダでそのロツド13aを伸長することによりクラ
ンパ11は開動作する。
ところで、上述した作業にあつては、例えば、
車体2の停止位置に誤差が生じたような場合、あ
るいはロボツト3の動作に誤差が生じたような場
合、テイーチング軌跡に則つたワーク6と取付凹
部7との相対位置関係が狂つてしまい、ワーク6
が取付凹部7からずれた車体パネル14面に衝合
してしまう虞れがある。このような場合、従来の
メカニカルハンド5はロボツトアーム4に完全に
固定された剛体であつたので、前記ワーク6と車
体パネル14との衝合により、ワーク6や車体パ
ネル14が損傷したり、あるいは、ロボツトアー
ム4が破損するという事態を生じ、取付凹部7に
ワーク6を挿入組付けすることが困難になつてし
まう。この不具合を解消するためには、車体2の
停止位置精度及びロボツト3の動作精度を極めて
向上させる必要があるが、現在の制御技術におい
ては自ずと限界があり、結局、取付凹部7にワー
ク6を挿入組付けすることができないという事態
を生ずる。
車体2の停止位置に誤差が生じたような場合、あ
るいはロボツト3の動作に誤差が生じたような場
合、テイーチング軌跡に則つたワーク6と取付凹
部7との相対位置関係が狂つてしまい、ワーク6
が取付凹部7からずれた車体パネル14面に衝合
してしまう虞れがある。このような場合、従来の
メカニカルハンド5はロボツトアーム4に完全に
固定された剛体であつたので、前記ワーク6と車
体パネル14との衝合により、ワーク6や車体パ
ネル14が損傷したり、あるいは、ロボツトアー
ム4が破損するという事態を生じ、取付凹部7に
ワーク6を挿入組付けすることが困難になつてし
まう。この不具合を解消するためには、車体2の
停止位置精度及びロボツト3の動作精度を極めて
向上させる必要があるが、現在の制御技術におい
ては自ずと限界があり、結局、取付凹部7にワー
ク6を挿入組付けすることができないという事態
を生ずる。
本発明は以上の観点に立つて為されるものであ
つて、その目的とするところは、ワークと取付部
との相対位置関係が狂うことを前堤とし、ロボツ
トのチイーチング動作過程の一部にルサージユ運
動(ここにルサージユ運動とは互いに垂直な方向
の単振動を合成した二次元運動の描く図形に従つ
た運動をいい、例えば、ある平面上に円を描く施
回運動等をいう)を採り入れることにより、ワー
クと取付部との相対位置関係の狂いを吸収したワ
ークの位置合せを可能とし、もつて、確実にワー
クを取付部に組付けられるようにした工業用ロボ
ツトのメカニカルハンドを提供することにある。
つて、その目的とするところは、ワークと取付部
との相対位置関係が狂うことを前堤とし、ロボツ
トのチイーチング動作過程の一部にルサージユ運
動(ここにルサージユ運動とは互いに垂直な方向
の単振動を合成した二次元運動の描く図形に従つ
た運動をいい、例えば、ある平面上に円を描く施
回運動等をいう)を採り入れることにより、ワー
クと取付部との相対位置関係の狂いを吸収したワ
ークの位置合せを可能とし、もつて、確実にワー
クを取付部に組付けられるようにした工業用ロボ
ツトのメカニカルハンドを提供することにある。
そして、本発明の要旨とするところは、メカニ
カルハンドを構成するハンド本体を固定部と浮動
部とに分割形成し、固定部及び浮動部のうち一方
にはガイド軸を突出形成すると共に、他方には前
記ガイド軸が移動可能に挿通されるガイド筒を形
成して、軸方向に対して浮動部を常態位置から最
大ストローク位置まで相対移動可能にし、上記浮
動部が常態位置及び最大ストローク位置に位置す
るときに上記ガイド軸をガイド筒に密嵌させると
ともに上記浮動部が常態位置と最大ストローク位
置の中間に位置するときに上記ガイド軸をガイド
筒に遊嵌させるようにガイド軸及びガイド筒の形
状を定める一方、固定部と浮動部との間には上記
浮動部を常態位置がわに付勢する付勢手段を介装
することにより、ワーク搬送時及びロボツトのル
サージユ運動によるワーク位置合せ時にはハンド
本体の浮動部を固定部に固定してワークのぐらつ
きをなくす一方、ロボツトのルサージユ運動が終
了する前にワークの組付けが完了した時には上記
浮動部を固定部に対して浮動可能としてロボツト
及び車体等の被取付部材に負荷がかからないよう
にした工業用ロボツトのメカニカルハンドであ
る。
カルハンドを構成するハンド本体を固定部と浮動
部とに分割形成し、固定部及び浮動部のうち一方
にはガイド軸を突出形成すると共に、他方には前
記ガイド軸が移動可能に挿通されるガイド筒を形
成して、軸方向に対して浮動部を常態位置から最
大ストローク位置まで相対移動可能にし、上記浮
動部が常態位置及び最大ストローク位置に位置す
るときに上記ガイド軸をガイド筒に密嵌させると
ともに上記浮動部が常態位置と最大ストローク位
置の中間に位置するときに上記ガイド軸をガイド
筒に遊嵌させるようにガイド軸及びガイド筒の形
状を定める一方、固定部と浮動部との間には上記
浮動部を常態位置がわに付勢する付勢手段を介装
することにより、ワーク搬送時及びロボツトのル
サージユ運動によるワーク位置合せ時にはハンド
本体の浮動部を固定部に固定してワークのぐらつ
きをなくす一方、ロボツトのルサージユ運動が終
了する前にワークの組付けが完了した時には上記
浮動部を固定部に対して浮動可能としてロボツト
及び車体等の被取付部材に負荷がかからないよう
にした工業用ロボツトのメカニカルハンドであ
る。
以下、添付図面に示す実施例に基づいて本発明
を詳細に説明する。
を詳細に説明する。
第3図乃至第6図に示す実施例において、メカ
ニカルハンド5の基本的構成は、ハンド本体10
と、このハンド本体10の先端に設けられワーク
6を把持するクランパ11と、上記ハンド本体1
0内に組込まれ前記クランパ11をリンク機構1
2を介して開閉する空圧シリンダ等のアクチユエ
ータ13とから成る。
ニカルハンド5の基本的構成は、ハンド本体10
と、このハンド本体10の先端に設けられワーク
6を把持するクランパ11と、上記ハンド本体1
0内に組込まれ前記クランパ11をリンク機構1
2を介して開閉する空圧シリンダ等のアクチユエ
ータ13とから成る。
この実施例において、上記ハンド本体10は、
ロボツトアーム4の取付フランジ4aにボルト、
ナツトによつて連結固定される固定部20と、こ
の固定部20に対して浮動可能に支持され上記ア
クチユエータ13を備えてなる浮動部21とに分
割形成されている。即ち、上記固定部20には軸
方向(ワークの挿入方向)に延びるガイド軸22
が形成されており、このガイド軸22には、第3
図及び第4図に示すように、ロボツトアーム4側
の基部と中央部とに大径部23a,23bが形成
されると共に、その先端部に先端に向かつて拡開
する円錐台状の係止部24が形成されている。一
方、上記浮動部21には前記ガイド軸22移動可
能に嵌合するガイド筒25が形成されており、こ
のガイド筒25は、第3図及び第4図に示すよう
に、ガイド軸22軸方向に貫通した構造になつて
いて、このガイド筒25には、ガイド軸22の大
径部23a,23bに等しい内径の小径受部26
a,26bが前記大径部23a,23bの位置関
係に対応して形成されると共に、ガイド筒25の
浮動部21側端部にはガイド軸22の係止部24
が嵌合する形状の係止受部27が形成されてい
る。又、上記固定部20と浮動部21との間には
スプリング28が介装されており、上記浮動部2
1は常態位置Aに常時復帰するように付勢されて
いる。
ロボツトアーム4の取付フランジ4aにボルト、
ナツトによつて連結固定される固定部20と、こ
の固定部20に対して浮動可能に支持され上記ア
クチユエータ13を備えてなる浮動部21とに分
割形成されている。即ち、上記固定部20には軸
方向(ワークの挿入方向)に延びるガイド軸22
が形成されており、このガイド軸22には、第3
図及び第4図に示すように、ロボツトアーム4側
の基部と中央部とに大径部23a,23bが形成
されると共に、その先端部に先端に向かつて拡開
する円錐台状の係止部24が形成されている。一
方、上記浮動部21には前記ガイド軸22移動可
能に嵌合するガイド筒25が形成されており、こ
のガイド筒25は、第3図及び第4図に示すよう
に、ガイド軸22軸方向に貫通した構造になつて
いて、このガイド筒25には、ガイド軸22の大
径部23a,23bに等しい内径の小径受部26
a,26bが前記大径部23a,23bの位置関
係に対応して形成されると共に、ガイド筒25の
浮動部21側端部にはガイド軸22の係止部24
が嵌合する形状の係止受部27が形成されてい
る。又、上記固定部20と浮動部21との間には
スプリング28が介装されており、上記浮動部2
1は常態位置Aに常時復帰するように付勢されて
いる。
更に、この実施例において、ロボツト3は、予
め定められたテイーチング動作を行うようになつ
ており、ワーク6搬送過程終了時点において所定
時間ワーク6をルサージユ運動させ、ワーク6の
ルサージユ運動終了時点において元位置に戻るよ
うになつている。尚、このロボツト3のテイーチ
ング動作に連動してメカニカルハンド5のクラン
パ11の開閉動作が行なわれるようになつてい
る。
め定められたテイーチング動作を行うようになつ
ており、ワーク6搬送過程終了時点において所定
時間ワーク6をルサージユ運動させ、ワーク6の
ルサージユ運動終了時点において元位置に戻るよ
うになつている。尚、このロボツト3のテイーチ
ング動作に連動してメカニカルハンド5のクラン
パ11の開閉動作が行なわれるようになつてい
る。
従つて、この実施例に係るメカニカルハンドに
よれば、ワーク6搬送時には、第3,4図に示す
ように、スプリング28の付勢力によつて浮動部
21は常態位置Aに位置している。このとき、ガ
イド軸22の係止部24がガイド筒25の係止受
部27にくさび係合しているので、両者の軸方向
への移動が規制されると共に、ガイド筒25は、
ガイド軸22の半径方向に対してがたつくことは
なく、浮動部21は固定部20に固定される。こ
の状態において、浮動部21と固定部20とは一
体構造になつており、ワーク6搬送時にワーク6
ががたつくことはない。
よれば、ワーク6搬送時には、第3,4図に示す
ように、スプリング28の付勢力によつて浮動部
21は常態位置Aに位置している。このとき、ガ
イド軸22の係止部24がガイド筒25の係止受
部27にくさび係合しているので、両者の軸方向
への移動が規制されると共に、ガイド筒25は、
ガイド軸22の半径方向に対してがたつくことは
なく、浮動部21は固定部20に固定される。こ
の状態において、浮動部21と固定部20とは一
体構造になつており、ワーク6搬送時にワーク6
ががたつくことはない。
この状態から、第5図に示すように、ロボツト
3のテイーチング情報に基づいて、ロボツト3が
ワーク6の組付位置までワーク6を移動させる
と、上記固定部20はロボツト3の動きに追従し
て移動する。このとき、ワーク6と車体2の取付
凹部7との相対位置関係が狂つていると、ワーク
6は取付凹部7に嵌合することなく、車体パネル
14面に衝合してしまう。この結果、第5図に示
すように、上記浮動部21が固定部20に対して
軸方向に相対移動可能になつていることから、浮
動部21は、スプリング28の付勢力に打ち勝つ
て固定部20側に後退し最大ストローク位置Bに
達する。この状態において、ロボツト3のテイー
チング情報に基づいてロボツト3は、取付凹部7
にワーク6を位置合せするために、ルサージユ運
動、即ち、車体パネル14面と平行な平面上にお
ける旋回運動を行なう。このとき、ガイド軸22
の大径部23a,23bはガイド筒25の小径受
部26a,26bに密嵌した状態にあるので、ガ
イド筒25はガイド軸22の半径方向に対してが
たつくことはなく、浮動部21は固定部20に固
定され、ロボツト3のルサージユ運動は矢印Dで
示すようにワーク6に確実に伝達される。
3のテイーチング情報に基づいて、ロボツト3が
ワーク6の組付位置までワーク6を移動させる
と、上記固定部20はロボツト3の動きに追従し
て移動する。このとき、ワーク6と車体2の取付
凹部7との相対位置関係が狂つていると、ワーク
6は取付凹部7に嵌合することなく、車体パネル
14面に衝合してしまう。この結果、第5図に示
すように、上記浮動部21が固定部20に対して
軸方向に相対移動可能になつていることから、浮
動部21は、スプリング28の付勢力に打ち勝つ
て固定部20側に後退し最大ストローク位置Bに
達する。この状態において、ロボツト3のテイー
チング情報に基づいてロボツト3は、取付凹部7
にワーク6を位置合せするために、ルサージユ運
動、即ち、車体パネル14面と平行な平面上にお
ける旋回運動を行なう。このとき、ガイド軸22
の大径部23a,23bはガイド筒25の小径受
部26a,26bに密嵌した状態にあるので、ガ
イド筒25はガイド軸22の半径方向に対してが
たつくことはなく、浮動部21は固定部20に固
定され、ロボツト3のルサージユ運動は矢印Dで
示すようにワーク6に確実に伝達される。
そして、ロボツト3のルサージユ運動によりワ
ーク6が取付凹部7の開口面と対向した位置に移
動してきたときには、第6図に示すように、浮動
部21がスプリング28によつて常態位置A側に
復帰するように付勢されていることから、浮動部
21の前進に伴つてワーク6が取付凹部7内に押
し込まれて組付けられる。このとき、浮動部21
は、常態位置Aと最大ストローク位置Bとの中間
位置Cに位置することになり、ガイド軸22とガ
イド筒25の小径受部26a,26bとの間には
隙間29が形成され、ガイド軸22はガイド筒2
5に遊嵌された状態になり、上記浮動部21は固
定部20に対して浮動状態に設定される。このた
め、ワーク6が取付凹部7に組付けられた時点に
おいて、ロボツト3のルサージユ運動が完了して
いないとしても、ロボツト3に追従する固定部2
0のルサージユ運動は、矢印Eで示すように、上
記隙間29の範囲内で行なわれることから浮動部
21に伝達されることはなく、ロボツト3あるい
は車体2側に大きな負荷がかかる懸念はない。
ーク6が取付凹部7の開口面と対向した位置に移
動してきたときには、第6図に示すように、浮動
部21がスプリング28によつて常態位置A側に
復帰するように付勢されていることから、浮動部
21の前進に伴つてワーク6が取付凹部7内に押
し込まれて組付けられる。このとき、浮動部21
は、常態位置Aと最大ストローク位置Bとの中間
位置Cに位置することになり、ガイド軸22とガ
イド筒25の小径受部26a,26bとの間には
隙間29が形成され、ガイド軸22はガイド筒2
5に遊嵌された状態になり、上記浮動部21は固
定部20に対して浮動状態に設定される。このた
め、ワーク6が取付凹部7に組付けられた時点に
おいて、ロボツト3のルサージユ運動が完了して
いないとしても、ロボツト3に追従する固定部2
0のルサージユ運動は、矢印Eで示すように、上
記隙間29の範囲内で行なわれることから浮動部
21に伝達されることはなく、ロボツト3あるい
は車体2側に大きな負荷がかかる懸念はない。
更に、ロボツト3のテイーチング情報に基づい
てロボツト3のルサージユ運動が終了すると、ア
クチユエータ13である空圧シリンダのロツドを
軸方向に伸長することによりクランパ11が開い
てワーク6の把持動作を終了すると共に、ロボツ
ト3が元位置に戻り、ワーク6の組付作業が終了
する。
てロボツト3のルサージユ運動が終了すると、ア
クチユエータ13である空圧シリンダのロツドを
軸方向に伸長することによりクランパ11が開い
てワーク6の把持動作を終了すると共に、ロボツ
ト3が元位置に戻り、ワーク6の組付作業が終了
する。
又、ワーク6と取付凹部7との相対位置関係に
狂いがないときには、ワーク6はロボツト3のル
サージユ運動を介することなく取付凹部7に組付
けられる。このとき、ワーク6組付状態におい
て、ロボツト3のルサージユ運動が行なわれたと
しても、上述した如く、浮動部21が固定部20
に対して浮動状態にあるので、ロボツト3あるい
は車体2に負荷がかかることはない。
狂いがないときには、ワーク6はロボツト3のル
サージユ運動を介することなく取付凹部7に組付
けられる。このとき、ワーク6組付状態におい
て、ロボツト3のルサージユ運動が行なわれたと
しても、上述した如く、浮動部21が固定部20
に対して浮動状態にあるので、ロボツト3あるい
は車体2に負荷がかかることはない。
尚、上記実施例にあつては、固定部20にガイ
ド軸22を形成すると共に、浮動部21にガイド
筒25を形成しているが、ガイド軸22とガイド
筒25の位置関係を逆にしてもよい。又、ガイド
軸22とガイド筒25の具体的形状についても、
上記実施例で示したものに限定されるものではな
く、少くとも、浮動部21が常態位置A及び最大
ストローク位置Bに位置するときにガイド軸22
がガイド筒25に密嵌する一方、浮動部21が常
態位置Aと最大ストローク位置Bの中間位置Cに
位置するときにガイド軸22がガイド筒25に遊
嵌するようになつていればよい。更に、上記実施
例では、把持機構としてクランパ11を用いたメ
カニカルハンド5について本発明を適用している
が、第7図に示すように、把持機構としてバキユ
ームカツプ30を用いたメカニカルハンド5等に
ついて本発明を適用できることは勿論である。
ド軸22を形成すると共に、浮動部21にガイド
筒25を形成しているが、ガイド軸22とガイド
筒25の位置関係を逆にしてもよい。又、ガイド
軸22とガイド筒25の具体的形状についても、
上記実施例で示したものに限定されるものではな
く、少くとも、浮動部21が常態位置A及び最大
ストローク位置Bに位置するときにガイド軸22
がガイド筒25に密嵌する一方、浮動部21が常
態位置Aと最大ストローク位置Bの中間位置Cに
位置するときにガイド軸22がガイド筒25に遊
嵌するようになつていればよい。更に、上記実施
例では、把持機構としてクランパ11を用いたメ
カニカルハンド5について本発明を適用している
が、第7図に示すように、把持機構としてバキユ
ームカツプ30を用いたメカニカルハンド5等に
ついて本発明を適用できることは勿論である。
以上説明してきたように、本発明に係る工業用
ロボツトのメカニカルハンドによれば、メカニカ
ルハンドを構成するハンド本体を、固定部とこの
固定部に対して軸方向に相対移動可能で且つ常態
位置と最大ストローク位置との中間位置で固定状
態から浮動状態になる浮動部とに分割形成したの
で、上記浮動部が最大ストローク位置に達した時
点においてロボツトのテイーチング動作過程の一
部にワーク位置合せのためのルサージユ運動を採
り入れるようにすれば、ワークと取付凹部との相
対位置関係に狂いがあるとしても、両者の狂いを
確実に吸収しながら取付凹部にワークを挿入組付
けすることができる。このとき、ワーク搬送時及
びロボツトのルサージユ運動によるワーク位置合
せ時には固定部と浮動部とを一体構造にできるた
め、メカニカルハンドによつてワークを確実に支
持することができ、又、ロボツトのルサージユ運
動が終了する前にワークの組付けが完了したとし
ても、上記浮動部を固定部に対して浮動可能にで
きるため、ロボツトのルサージユ運動によつてロ
ボツトあるいは車体等の被取付部材に負荷がかか
る懸念も全くないのである。
ロボツトのメカニカルハンドによれば、メカニカ
ルハンドを構成するハンド本体を、固定部とこの
固定部に対して軸方向に相対移動可能で且つ常態
位置と最大ストローク位置との中間位置で固定状
態から浮動状態になる浮動部とに分割形成したの
で、上記浮動部が最大ストローク位置に達した時
点においてロボツトのテイーチング動作過程の一
部にワーク位置合せのためのルサージユ運動を採
り入れるようにすれば、ワークと取付凹部との相
対位置関係に狂いがあるとしても、両者の狂いを
確実に吸収しながら取付凹部にワークを挿入組付
けすることができる。このとき、ワーク搬送時及
びロボツトのルサージユ運動によるワーク位置合
せ時には固定部と浮動部とを一体構造にできるた
め、メカニカルハンドによつてワークを確実に支
持することができ、又、ロボツトのルサージユ運
動が終了する前にワークの組付けが完了したとし
ても、上記浮動部を固定部に対して浮動可能にで
きるため、ロボツトのルサージユ運動によつてロ
ボツトあるいは車体等の被取付部材に負荷がかか
る懸念も全くないのである。
第1図は工業用ロボツトを用いたワーク組付工
程の一例を示す斜視図、第2図は従来における工
業用ロボツトのメカニカルハンドの一例を示す一
部断面説明図、第3図は本発明に係る工業用ロボ
ツトのメカニカルハンドの一実施例を示す一部断
面説明図、第4図はその要部拡大図、第5図はワ
ーク位置合せ時におけるメカニカルハンドの作動
状態を示す第3図と同様な説明図、第6図はワー
ク組付時におけるメカニカルハンドの作動状態を
示す第3図と同様な説明図、第7図は本発明に係
る工業用ロボツトのメカニカルハンドの変形例を
示す一部断面説明図である。 3……ロボツト、4……アーム、10……ハン
ド本体、6……ワーク、11……クランパ(把持
機構)、20……固定部、21……浮動部、22
……ガイド軸、25……ガイド筒、28……スプ
リング(付勢手段)、30……バキユームカツプ
(把持機構)。
程の一例を示す斜視図、第2図は従来における工
業用ロボツトのメカニカルハンドの一例を示す一
部断面説明図、第3図は本発明に係る工業用ロボ
ツトのメカニカルハンドの一実施例を示す一部断
面説明図、第4図はその要部拡大図、第5図はワ
ーク位置合せ時におけるメカニカルハンドの作動
状態を示す第3図と同様な説明図、第6図はワー
ク組付時におけるメカニカルハンドの作動状態を
示す第3図と同様な説明図、第7図は本発明に係
る工業用ロボツトのメカニカルハンドの変形例を
示す一部断面説明図である。 3……ロボツト、4……アーム、10……ハン
ド本体、6……ワーク、11……クランパ(把持
機構)、20……固定部、21……浮動部、22
……ガイド軸、25……ガイド筒、28……スプ
リング(付勢手段)、30……バキユームカツプ
(把持機構)。
Claims (1)
- 1 ロボツトアームに固定されるハンド本体と、
このハンド本体の先端に設けられワークを把持す
る把持機構とを有する工業用ロボツトのメカニカ
ルハンドにおいて、上記ハンド本体を固定部と浮
動部とに分割形成し、固定部及び浮動部のうち一
方にはガイド軸を突出形成すると共に、他方には
前記ガイド軸が移動可能に挿通されるガイド筒を
形成して、軸方向に対して浮動部を常態位置から
最大ストローク位置まで相対移動可能にし、上記
浮動部が常態位置及び最大ストローク位置に位置
するときに上記ガイド軸をガイド筒に密嵌させる
とともに上記浮動部が常態位置と最大ストローク
位置の中間に位置するときに上記ガイド軸をガイ
ド筒に遊嵌させるようにガイド軸及びガイド筒の
形状を定める一方、固定部と浮動部との間には上
記浮動部を常態位置がわに付勢する付勢手段を介
装したことを特徴とする工業用ロボツトのメカニ
カルハンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9687882A JPS58217286A (ja) | 1982-06-08 | 1982-06-08 | 工業用ロボツトのメカニカルハンド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9687882A JPS58217286A (ja) | 1982-06-08 | 1982-06-08 | 工業用ロボツトのメカニカルハンド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58217286A JPS58217286A (ja) | 1983-12-17 |
JPS6121798B2 true JPS6121798B2 (ja) | 1986-05-28 |
Family
ID=14176670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9687882A Granted JPS58217286A (ja) | 1982-06-08 | 1982-06-08 | 工業用ロボツトのメカニカルハンド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58217286A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60186388A (ja) * | 1984-03-07 | 1985-09-21 | 日産自動車株式会社 | 工業用ロボツトのメカニカルハンド |
DE3640973A1 (de) * | 1986-12-01 | 1988-06-16 | Mannesmann Ag | Lagerung fuer einen greifer eines industrieroboters |
-
1982
- 1982-06-08 JP JP9687882A patent/JPS58217286A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58217286A (ja) | 1983-12-17 |
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