JPS61217609A - 微粉炭焚ボイラ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は微粉炭焚ボイラに係り、特に起動時間乞短縮し
、起動のための起動用燃料？少なくすることができる微
粉炭焚ボイラに関するもσりである。

〔発明の背景〕

近年、我が国においては重油供給量のひっ迫から、石油
依存度の是正を計るために、従来の重油専焼から石炭専
焼へと燃料を変換しつつあり、特に事業用ボイラにおい
ては石炭専焼の大容量火力発電所が建設されている。

ところが、石炭燃料は石油燃料、ガス燃料疋比べて燃料
性が悪いので排ガス中に含まれるＮＯｘ及び未燃分が発
生しやすく、特にＮＯｘの低減対策のために火炎の分割
、排ガスの再循環、二段燃焼及び炉内脱硝などを採用し
て緩慢な燃焼を行なわせてＮＯｘを低減することも行な
われている。

そしてこの石炭専焼火力においては、ボイラ負荷が常に
全負荷で運転されるものは少なく、負荷ｖｓｏチ負荷、
５０％負荷、２５チ負荷へと負荷を上げ下げして運転し
たり、運転Ｙ停止すΦなど、いわゆる高頻度起動停止（
Ｄａｉｌｙ　５ｔａｒｔ　５ｔｏｐ以下単にＤＳＳとい
う）運転を行なって中間負荷を担う火力発電プラントへ
移行しつつあり０また、この石炭焚きσ〕中間負荷用ボ
イラにおいてｈｓ　Ｎ　ＯＸ排出濃度の規制強化に伴な
い、従来の燃焼改善に加えて、ＮＨ３ｇ還元剤として触
媒り存在下で脱硝乞行なう乾式接触還元脱硝装置馨設＃
するプラントが増加している。

一方、ＤＳＳ運転を行なう石炭焚きボイラにおいて（工
、起動時から全負荷に至るまで微粉炭のみで全負荷帯？
運転するのではなく、石炭焚きボイラといえども起動時
、低負荷時には軽油９重油。

ガスを燃料として用いる。

それは起動時においてはボイラからミルウオーミング用
の排ガス、加熱空気が得られず、このためにミルを運転
することができないからである。

また、低負荷時にはミルのターンダウン比がとれないこ
と、微粉炭自体の着火性が悪いことなどの理由によって
軽油９重油、ガスなどを用いる。

例えば起動時に軽油９重油を用いる場合は、起動時から
１５チ負荷までは軽油を燃料としてボイラＹ焚き上げ、
１５％負荷から４０チ負荷までは軽油から重油へ燃料ケ
変更して焚き上げ、４０ｆｉ負荷以上になると重油と微
粉炭を混焼して順次重油燃料を少なく丁すとともに微粉
炭燃料？多くして微粉炭の混焼比率を上げて実質的な石
炭焚きへと移行する。

まｒｓ、ＤＢＳ運転で１００％負荷からボイラ負荷乞下
げる場合には、ボイラ自体が起動時とは異なり排ガス温
度も上昇しているσ〕で１ｏｏｑｌＪ負荷から３０％負
荷までは微粉炭を燃焼させて石炭焚きボイラとなり、３
０チ負荷以下では重油、軽油に燃料？変更して運転され
る。

ところが、石炭焚きの中間負荷用ボイラにおいては、Ｎ
Ｏｘ排出濃度の規制強化に伴ない、従来の燃焼改善に加
えて、ＮＨ，ｇ還元剤として触媒の存在下で脱硝を行な
う第２図の様な乾式接触還元脱硝装置を設置するプラン
トが増加している。

第２図は脱硝装置が設置された石炭焚きボイラの代表的
な煙風道系統？示す。

空気ダクト１内の燃焼用空気は押込通風機２にて昇圧さ
れ、空気予熱器３にて排ガスダクト４σ〕排ガスによっ
て加熱された後空気ダクト１、ウィンドボックス５エリ
微粉炭焚ボイラ６へ供給される。

一方、微粉炭焚ボイラ６内で燃焼した排ガスは、排ガス
ダクト４の脱硝装置７内の触媒８によって脱硝され、排
ガス中のＮ０ｘ（工除去されて空気予熱器３、排ガスダ
ク）４Ｙ経て誘引通風機９で昇圧され、大気へ放出され
る。

他方、ミル１０は空気ダクト１の押込通風機２出口の冷
却用空気、空気予熱器３出口の高温空気、あるいは排ガ
スダクト４の排ガスなどの加熱気体配管１１からの加熱
気体によってウオーミングされる。

ミル１０のウオーミングが完了すると、石炭１２が石炭
ホッパ１３、給炭機１４、ミル１０へ供給され、微粉炭
管１５工り微粉炭バーナ１６へ供給さね、る。

なお、１７はボイラ６の起動時、低負荷時に軽油９重油
、ガスなどの助燃料？焚く助燃バーナ、１８．１１ｍ加
熱気体配管１１の温度制御を行なうダンパであり。

ところが、微粉炭焚ボイラ６においてはボイラ６および
ミル１０’に熱的定常に丁Φために助燃バーナ１７から
り油、ガス燃料によって焚き上げる必要があり、重油焚
、ガス焚ボイラと比べて起動時間がかかりすぎる欠点が
ある。

また、微粉炭焚ボイラは重油、ガス焚ボイラと比べてＮ
Ｏｘ量が多く発生するので脱硝装置７を設置するが、こ
の脱硝装置７は触媒８の種類にＬっても多少反応温度範
囲は異なり、最も脱硝効率の高い温度範囲Ｇ”！　３０
０〜４００℃の比較的高温で、温度範囲はいたって狭く
、中間負荷火力用の微粉炭焚ボイラの様に常にＤＳＳ運
転されるものにおいては、負荷変動に工つ゛て排ガス温
度が変動して脱硝効率が低下したり、あるいは起動時の
ように排ガス温度が低い場合には脱硝できない欠点があ
る。

〔発明の目的〕

本発明はかかる従来の欠点？解消しようとするもので、
その目的とするところは、微粉炭焚ボイラの起動時間を
短かくし、しかも起動時から脱硝することができる微粉
炭焚ボイラを得ようとするものである。

〔発明の概要〕

本発明は前述の目的を達成するために、ミルの入口に高
温気体を発生する起動用加熱器？設けるとともに、この
起動用加熱器からミルと脱硝装置へ高温気体供給配管？
設け、起動用加熱器からり高温気体によってミルと脱硝
装置？加熱するようにしたものである。

〔実施例〕

以下本発明の実施例を図面？用いて説明丁り。

第１図を工水発明り実施例に係る微粉炭焚ボイラの概略
構成図である。

＠１図において、符号１から１６．１８．１９は従来の
ものと同一のものＹ示す。

２０はミル１０り入口に設けた起動用加熱器、２１．２
２Ｇ工起動用加熱器２０からの高温気体をミル１０と脱
硝装置７へ供給する高温気体供給配管、２３は１次空気
送風機、２４は１次空気供給配管、２５は起動用燃料供
給配管、２６．２７に’！高温気体供給配管２１．２２
のミル側ダンパおよび脱硝側ダンパであ６゜ この様な構造において、微粉炭焚ボイラ６１７）起動時
には起動用加熱器２０へ１次空気送風機２３を運転して
１次空気供給配管２４より１次空気γ供給し、起動用燃
料供給配管２５より起動用燃料を供給して、起動用加熱
器２０内で高温気体？発生させる。

この高温気体は起動用加熱器２０から高温気体供給配管
２１？！’経てミル１０へ供給し、ミル１０のウオーミ
ングを行なう。

一方、起動用加熱器２０からの高温気体供給配管２２を
経て脱硝装置７へも供給して、脱硝装置７内の触媒８を
予熱する。

そして、ミル１０のウオーミングが高温気体供給配管２
１からの高温気体［よって完了すれば、石炭１２を石炭
ホッパ１３、給炭機１４．ミル１０へ供給して微粉炭に
粉砕し、粉砕された微粉炭は微粉炭管１５、微粉炭バー
ナ１６へ供給されて微粉炭焚ボイラ６内で燃焼する。

つまり、第２図に示す従来の微粉炭焚ボイラ６において
は、起動時には助燃バーナ１７で軽油。

重油、ガスなどＱ助燃料？焚いて微粉炭焚ボイラ６を焚
き上げ、この助燃バーナ１７からの燃焼排ガスを加熱気
体配管１１よりミル１０へ供給してミル１０１７）ウオ
ーミングχ行なっていた。

ところが、第１図に示す微粉炭焚ボイラ６においては起
動用加熱器２０でミル１０、脱硝装置７への高温気体の
みを起動用加熱器２ｏで発生させればよいので、起動の
ための助燃料の流量が少なくて丁み、起動時間も短かく
なり、かつ、微粉炭焚ボイラ６の起動直後から脱硝を行
なうことができる。

なお、微粉炭バーナ１６での燃焼が開始さねて排ガスダ
スト４内の排ガス温度が上昇すれば起動用加熱器２００
）運転は中止してミル側ダンパ２６、脱硝側ダンパ２７
Ｖ閉じ、ミル１０へはダンパ１８．１９％を開いて加熱
気体配管１１からの加熱気体によってミル１゛０？運転
すればよい。

この様に本発明の微粉炭焚ボイラ６においては起動時の
み起動用加熱器２０を運転して高温気体を発生させて、
ミル１０リウオーミングヤ、脱硝装置７の昇温を行なえ
ばよく、ＤＳ８運転時の様に起動、停止？繰り返し行な
うものには特に有効である。

〔発明の効果〕

本発明はミルの入口に高温気体を発生する起動用加熱器
を設げるとともに、この起動用加熱器からミルと脱硝装
置へ高温気体供給配管を設け、起動用加熱器からの高温
気体によってミルと脱硝装＃ｙｘ加熱するようにしたの
で、起動時間？短かくして助燃料な節約でき、しかも、
起動時、低負荷時でも脱硝を行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

ＷＸ１図は本発明の実施例に係る微粉炭焚ボイラの概略
構成図、第２図は従来の微粉炭焚ボイラの煙風道系統図
である。 ３・・・・・・空気予熱器、４・・・・・・排ガスダク
ト、６・・・・・・微粉炭焚ボイラ、７・・・・・・脱
硝装置、１０・・・・・・ミル、２０・・・・・・起動
用加熱器、２１．２２・・・・・・高温　　゛気体供給
配管。 、−・・１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ボイラの排ガスダクトに脱硝装置と空気予熱器を備え、
   空気予熱器と排ガスダクトからの加熱気体によつてミル
   をウオーミングする微粉炭焚ボイラにおいて、前記ミル
   の入口に高温気体を発生する起動用加熱器を設けるとと
   もに、この起動用加熱器からミルと脱硝装置へ高温気体
   供給配管を設け、起動用加熱器からの高温気体によつて
   ミルと脱硝装置を加熱するようにしたことを特徴とする
   微粉炭焚ボイラ。