JPS61215011A - 配向性ウイスカ−強化樹脂シ−トの製造方法 - Google Patents

配向性ウイスカ−強化樹脂シ−トの製造方法

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JPS61215011A
JPS61215011A JP5429585A JP5429585A JPS61215011A JP S61215011 A JPS61215011 A JP S61215011A JP 5429585 A JP5429585 A JP 5429585A JP 5429585 A JP5429585 A JP 5429585A JP S61215011 A JPS61215011 A JP S61215011A
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JP
Japan
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whisker
resin film
cake
rubbing
oriented
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JP5429585A
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JPH0542327B2 (ja
Inventor
Toru Kida
喜田 徹
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Tokai Carbon Co Ltd
Original Assignee
Tokai Carbon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ウィスカー強化材を容易に所定の配向状態に
複合化することができるウィスカー強化樹脂シート (
以下、rWRPシート」という。)の製造方法に関する
〔従来の技術〕
繊維強化複合材の強度性能はマトリックス中に介在する
強化繊維の配向度合に大きく依存することから、繊維の
配向化については古くから多用の試みがなされている。
このうち、チョツプドストランドなどに代表される長さ
数mmザイズの短繊維を一方向に配向させるためには、
そのマトリックス分散物を熱間においてロール圧延、押
出あるいは伸線するような塑性加工を施す方法が有効と
されている。これらの方法は、ウィスカーを強化材とす
る際にも適合可能性があるようにみられる。
ところが、ウィスカーは直径が0.1−1.0μM1長
さが10〜200μ肩というミクロン単位のアスペクト
性状を有する極めて微小な繊維状物質であるため、上記
方法による整流配向作用が効果的に現出せず、相当回数
の反復操作によっても完全に一方向に配向させることは
不可能である。また、この種応力加工の反復はウィスカ
ー自体を損傷し、応々にして複合強度を減退させる結果
を招く問題点もある。
〔発明か解決しようとする問題点〕
上記の理由から、WRPに関してもウィスカー強化材を
容易に配向しえる効率的な複合化手段はこれまで見出だ
されていなかった。
本発明はこのような従来技術の問題点に鑑みてなされた
もので、新規な配向性ウィスカー強化樹脂シートの製造
方法を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、ウィスカーの無配向ケークを粘着状樹脂膜に
対し所定の方向に接着して複合化することを構成的特徴
とする。
強化材となるウィスカーは、SIC,513N4゜黒鉛
などの無機質系ウィスカーが対象となり、無配向ケーク
の形態で使用に供される。無配向ケークとはウィスカー
が無秩序に配向している集合体で、例えばウィスカーが
絡み合った状態の生成ケークそのもの、あるいは該生成
ケークを水、有機溶媒のような液体に解体分散させたの
ち一定形体にl濾過成形したウィスカープリフォームな
どが含まれる。これらウィスカーの無配向ケークは、V
f値として10%以下の低密度組織のものを使用するこ
とが望ましく、この密度段階を越えると接着時に凝集斑
ができて均質なウィスカーシート層の形成が阻害される
マトリックス樹脂としては、フェノール、エポキシ、不
飽和ポリエステル、ンアリルフタレート、ポリエチレン
、ポリ塩化ビニール、ポリビニルアルコール、ポリアミ
ド、ポリイミド、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリ酢
酸ビニールなど各種の熱硬化性または熱可塑性に属する
樹脂類が粘着性のある樹脂膜の状態で用いられる。粘着
性樹脂膜は、マトリックス樹脂を加熱または溶剤溶解に
よって液状となし、必要により硬化剤、硬化促進剤など
の添加剤を加えて適宜な離型性を有するバッキングシー
ト面に薄く塗布し、樹脂皮膜を半硬化状態に保持するこ
とにより形成される。
ウィスカーの無配向ケークは、粘着状樹脂膜に圧着させ
ながら所定の方向に擦りっ(Jるように接着する。この
操作により無配向ケークを構成するウィスカーは、接着
する方向に配向しながら樹脂膜面に均質に接着する。
このようにしてウィスカーを配向接着した樹脂シートは
、バッキングシートから剥離した状態で加熱硬化するか
、ウィスカー接着面に更に粘着性樹脂を塗布して」二記
のウィスカー接着操作を繰返したのち得られた層状形成
体を熱圧する等の方法を用いて複合化される。
〔作 用〕
本発明によれば、ウィスカーの無配向ケークを粘着状樹
脂膜に直接接着する手法を採るために繊維物質の配向に
必要なドライビングフォースが大きくなり、この作用に
基づいて微小で配列化の難しいウィスカーでも効果的な
配向が可能となる。
そのうえ、付与される配向性はウィスカーケークの接着
方向に沿って整列し、例えば粘着状樹脂膜にウィスカー
無配向ケークを円形を描くように接着すれば、ウィスカ
ーはその円周に沿う配向状態に接着する。したがって、
配向の方向性は任意に選定することができる。
=4− 〔実施例〕 中50mm、長さ200mmの長方形バッキング離型紙
に接着剤用エポキシ樹脂〔“″エピコート1001”油
化シェルエボキン(株)製〕を薄く塗布しジシアンジア
ミドを硬化剤としてこれを粘着性が増す半硬化の状態に
保持した。この粘着性樹脂膜に対し離型紙の長手方向に
Vf値7%のSiCウィスカープリフォームからなる無
配向ケークを1.OKg/Cm2の一定面圧で接着した
その結果、SiCウィスカーは全く折損を伴なうことな
く長手方向に配向する状態で樹脂膜面に均質に接着した
。写真は、このSiCウィスカーの配向状態を電子顕微
鏡により300倍(第1図)およびl000倍(第2図
)に拡大して示したものである。
次に、このようにSiCウィスカーを配向接着した樹脂
膜面に上記の樹脂膜形成−ウィスカー接着操作を3回繰
返したのち離型紙を介して面圧5Kg/cm2で圧搾し
、150°Cで4時間に亙り硬化した。得られたWRP
複合材は厚さ0 、3 mm。
ウィスカーVf値1%の一方向配同性のノー)・で、そ
の強度特性は長手方向における引張り強さ147Kg/
mm2、同弾性率1170Kg/mm2、長平方向と直
角方向の引張り強さ8.4Kg/mm2、同弾性率68
0h/mm’の極端な異方性を示した。
また、」二記の操作を各樹脂膜のウィスカー配向方向が
直交する状態に4枚積層し同一手法によりWRPソート
を作成した。この場合には、各方向ともに引張り強さ1
2.6〜] 4.IKg/mm2、弾性率1100−+
 190に!?/mm”の範囲におさまる等方向な高強
度特性を示した。
〔発明の効果〕
本発明によれば、従来技術では困難とされていた高配向
性のW RPレシート、ウィスカーの損傷なしに容易か
つ迅速に製造することができる。また、ウィスカーの配
向は任意の方向に付与できるうえ、目的に応じて二次元
面における異方または等方などの強度特性を選択するこ
とができるから、広汎な用途が期待できる。
【図面の簡単な説明】
図は、本発明によるウィスカーの配向状態を示した電子
顕微鏡写真で、第1図は300倍、第2図は1000倍
に拡大したものである。 特許出願人 東海カーボン株式会社 代理人 弁理士 高  畑 正 也 芋1)21 某Zl■ 昭和60年7月1’7日 特許庁長官 宇 賀 道 部 殿 ■、事件の表示 昭和60年特許願第54295号 2、発明の名称 配向性ウィスカー強化樹脂シートの製造方法3、補正を
する者 事件との関係  特許出願人 東京都港区北青山−丁目2番3号 東海カーボン株式会社 取締役社長 伊 藤 國二部 4゜代理人 東京都港区北青山−丁目2番3号(青白ビル)昭和60
年6月25日(発送日) 6、補正の対象 「願書の添付書類の目録の欄」、「明細書の発明の詳細
な説明の欄」、「明細書の図面の簡単な説明の欄」、「
図面」別紙のとおり      lべj0×ン\7、補
正の内容 (1)「願書の添付書類の目録の欄」 訂正願書を添付 (2)「明細書の発明の詳細な説明の欄」明細書箱6頁
12行目から同15行目「写真は、このSiCウィスカ
ー・・・・・・・・・・・・・・・・示したものである
。」の記載を次のとおり補正する。 「図面は、このSiCウィスカーの配向状態を示した拡
大略図であり、第1図は300倍、第2図は1000倍
にそれぞれ拡大した状態を示している。なお、図におい
て、■は粘着性樹脂膜、2はSiCウィスカーである。 」 (3)「明細書の図面の簡単な説明の欄」明細書箱8頁
2行目から同4行目「図は、本発明による・・・・・・
・・・・・・・・・・拡大したものである。」の記載を
次のとおり補正する。 「図は、本発明によるウィスカーの配向状態を示した拡
大略図であり、第1図は300倍、第2図は1000倍
に拡大したものである。 1・・・ 粘着性樹脂膜、  2・・・・・・SiCウ
ィスカー、」(4)「図 面」 「願書に添付した図面に代る写真第1図および第2図」
を「製果を用いて鮮明に描いた図面第1図および第2図
」に補正する。 補正した図面は別紙として添付した。 以上 第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ウィスカーの無配向ケークを、粘着状樹脂膜に対し
    所定の方向に擦着して複合化することを特徴とする配向
    性ウィスカー強化樹脂シートの製造方法。 2、ウィスカーの無配向ケークが、Vf値10%以下の
    低密度ウィスカー集合体である特許請求の範囲第1項記
    載の配向性ウィスカー強化樹脂シートの製造方法。
JP5429585A 1985-03-20 1985-03-20 配向性ウイスカ−強化樹脂シ−トの製造方法 Granted JPS61215011A (ja)

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JPH0542327B2 JPH0542327B2 (ja) 1993-06-28

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