JPS6121457A - 自動変速制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 、　　産業上の利用分野 本発明は、自動車の車速、スロットル開度等を検出し、
それに応じて変速器のシフトコントロールを自動的に行
なう自動変速制御装置に関する。

従来の技術 マイクロコンピュータ制御による従来のこの種装置は、
ＲＯＭ中にスロットル開度、車速、シフトレンジ等の変
化による車両の様々な走１〒状態に対応してシフト点デ
ータやロックアツプ（Ｌ／Ｕ）点データ、変速時の変速
タイミングデータ等の各種タイミングデータを記憶して
おき、検出したスロットル開度、車速、シフトレンジ等
の情報により多くのシフト点データ、ロックアツプ点デ
ータの中から必要なデータを検索し、演算することによ
り最適なシフト、ロックアツプを決定し、変速時には最
適な変速タイミングで変速器のシフトを制御する。

第７図は従来の自動変速制御装置の処理例を示すフロー
チャートであり、マイクロコンピュータはスロットル開
度、車速、シフトレンジ等の情報をセンサより入力しく
Ｓｌ）、モード選択スイッチにより現在設定されている
モードを識別する（Ｓ２）。通常、モードにはノーマル
モード（Ｎモート）、エコノミーモード（Ｅモード）、
パワーモード（Ｐモード）の三つのモードがあり、例え
ば第８図に示すようにマイクロコンピュータ１の入力ポ
ートに接続されたモード選択スイッチ２゜３をドライバ
自身が手動で切換えることにより任意の一つのモードを
選択できるようになっている。

シフト点データやロックアツプ点データは各モード毎に
相違するので、各モードに対応したシフト点データ、ロ
ックアツプ点データが予めＲＯ，Ｍ中に記憶されており
、ステップＳ２で現在のモードに対応するシフト点デー
タを選択するものである。

この選択が終ると、マイクロコンピュータは現車両状態
に対応するシフト点データを検索しく３３）、公知のシ
フト変速演算を行なうことにより（Ｓ４）、シフトの必
要性があるか否かを判別する（Ｓ５）。シフトの必要性
がある場合、後の処理の為にＲＯＭに記憶した変速タイ
ミングデータを読取ってＲＡＭに一旦記憶する（Ｓ６）
。次に再びステップＳ２と同様なモード判別を行なって
ロックアップ点データを選択しくＳ７）、現車両状態に
対応するロックアツプ点データを検索しくＳ８）、公知
のロックアツプ制御演算を行ない（Ｓ９）、ロックアツ
プ制御の必要性を判別する（’５１０）。ロックアツプ
制御の必要性があるときは、後の制御の為にＲＯＭ中か
らロックアツプタイミングデータを読取ってＲＡＭに一
旦記憶する（Ｓ１１）。次に、車速の演算を行ない（’
５１２）、出力処理を実行する（３１３）。シフト及び
ロックアツプ制御が必要な場合、この出力処理で変速器
の所定の変速用ソレノイドに通電が行なわれてシフト制
御され、ロックアップ用ソレノイドに対する通電及びそ
の遮断が行なわれてロックアツプ制御が実行される。ま
た、変速のタイミング、ロックアツプのオン２オフのタ
イミングもコントロールされる。

ところで、上記変速点データやロックアップ点データ２
各種タイミングデータは、エンジンや駆動方式が機種に
より様々であるため、各機種ごとに相違する。この為、
従来は機種が異なる毎にＲＯＭ中のデータを変更してい
た。従って、ＲＯＭとＣＰＵとが同一チップ上に搭載さ
れた所謂Ｉチップマイクロコンピュータを制御に使用す
る場合には機種毎に新しいマイクロコンピュータを用意
する必要性あった。その為、開発、製造、保守等に要す
るコスト及び時間が増大し、これが製品価格の上昇の一
因となっていた。

発明が解決しようとする問題点 本発明は、このような自動変速制御装置の開発。

製造１保守等に要するコスト及び時間の増大を低減し、
安価な自動変速制御装置を提供することを目的とする。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため、本発明の自動変速制御装置
は、第１図に示すようにスロットル開度。

車速、シフト位置等のセンサの出力を検出し、予め設定
されたシフト点データ、ロックアツプ点データ、各種タ
イミングデータに基づきシフト位置。

ロックアップのオン、オフ及びシフト、ロックアップの
タイミングを制御する自動変速制御装置において、前記
変速点データ、ロックアツプ点データ、各種タイミング
データを複数の機種対応に記憶する記憶手段と、一つの
機種を選択する為の機種選択スイッチと、該機種選択ス
イッチで選択された機種に対応する変速点データ、ロッ
クアツプ点データ、各種タイミングデータと前記検出情
報とからシフト位置、ロックアツプのオン、オフ及びシ
フト、ロックアップのタイミングを制御する制御手段と
を具備する。

作用 機種選択スイッチにより任意の一つの機種を選択すると
、制御手段は該機種に対応して記憶手段に記憶された変
速点データ、ロックアツプ点データ、各種タイミングデ
ータと前記検出情報とからシフト位置、ロックアツプの
オン、オフ及びシフト、ロックアツプのタイミングを制
御する。

実施例 第２図は本発明実施例のハードウェア構成の−例を示す
要部ブロック図である。同図において、１０は制御用の
１チツプマイクロコンピユータ、ＩＮ１〜ＩＮ７は入力
ポート、ＯＴＩ〜ＯＴ３は出力ポートであり、入カポ−
１−ＩＮＩ、　　ＩＮ２には機種選択用スイッチｌｌａ
、ｌｌｂの出力接点が接続され、入力ポートＩＮＳ、　
　ＩＮ４にモード選択用スイッチ１２ａ、１２ｂの出力
接点が接続される。各スイッチＩｌａ、１１ｂの２個の
固定接点の一方はバッテリ電圧を定電圧化する電源１３
に接続され、他方は接地されている。機種選択スイッチ
ｌｌａ、ｌｌｂの出力接点は、製造時にジャンパー線１
４により電源側又は接地側の固定接点に接続される。こ
の実施例では２個の機種選択スイッチを設けであるので
、最大４機種に適用できる。モード選択スイッチ１２ａ
、１２ｂは、出力接点をいずれかの入力接点に接続する
為の可動片１５を有し、この可動片１５はドライバが自
由に操作可能であり、任意のモードを選択することがで
きる。

マイクロコンピュータ１０の入力ポートＩＮ５〜ＩＮ７
に入力インクフェイス回路１６を介して各種センサ及び
スイッチからの検出情報が入力される。センサとしては
、スロットルバルブの開度を検出するスロットル開度セ
ンサ１７．現車速を検出する車速センサ１８、変速器の
シフト位置を示すシフトポジションスイッチ１９が代表
的であるが、必要に応じて他のセンサも設けられる。マ
イクロコンピュータ１０の出力ポートＯＴＩ、　ＯＴ２
は出力インクフエイス回路加を介して変速ソレノイド２
１．２２に接続され、出力ポートＯＴ３は出力インタフ
ェイス回路２０を介してロックアップ用ソレノイド詔に
接続される。変速ソレノイド２１．２２はそのオン、オ
フ状態の組合せにより変速機本体Ｕにおける１速、２速
、３速、オーバードライブ（ＯＤ）が決定され、ロック
アツプ用ソレノイド詔はそのオン、オフがロックアツプ
のオン、オフに対応する。

マイクロコンピュータ１０の内部には、ＲＡＭ２５゜Ｒ
ＯＭ２６があり、このＲＯＭ２６に処理プログラムや各
種データが記憶される。

第３図はＲＯＭ２６の記憶内容の一例を示す線図である
。ＲＯＭ２６の中には、次のような情報が予め記憶され
る。

■処理プログラム マイクロコンピュータ１０が変速制御の処理を実行する
為の処理の流れ等を規定するプログラムである。

■シフト点データ スロットル開度、車速に対応したシフト位置を特定する
データである。例えば第４図に示すように、各変速切換
段階毎に８段階のスロットル開度に対応した変速切換闇
値車速が記憶される。即ち、第４図において、実線３０
〜３２はそれぞれ１速から２速、２速から３速、３速か
らＯＤヘシフトアソプする闇値車速を示し、破線３３〜
３５はそれぞれ２速から１速、３速から２速、ＯＤから
３速へシフトダウンする闇値車速を示す。実際のＲＯＭ
への記憶は、１速から２速へのシフトアンプ部分を例に
とれば、例えば第５図に示すように、各スロットル開度
に対応した闇値車速を記憶する。

シフト点データは、機種毎に相違し、また同一機種でも
モード毎に相違する。従って、機種がＡ。

Ｂ、Ｃの三種類で、機種ＡがＮモード、Ｅモード。

Ｐモードの三モードが選択可能で、機種ＢがＮモード、
Ｐモード、マニュアルモード（Ｍモード）の三モードが
選択可能で、機種ＣがＮモード、Ｐモードのニモードが
選択可能である場合、合計８種類のシフト点データが予
め記憶される。

■ロックアツプ点データ スロットル開度、車速に対応したロックアツプ作動域を
特定するデータである。ロックアツプ点データも、機種
毎に相違し、また同一機種ではモード毎に相違するので
、上記例の場合には合計８種類のロックアツプ点データ
が記憶される。

■変速タイミングデータ シフトの必要性が判別されてから、実際にシフト変化さ
せるまでのタイミングを規定するデータであり、アンプ
シフトとダウンシフトで一般に相違する。この変速タイ
ミングデータは機種が異なれば相違するが、同一機種で
はモードが相違しても同一の値を使用できるので、機種
毎にのみ用意される。

■ロックアツプのオン、オフタイミングデータシフト時
にどのようなタイミングでロックアップをオフ、オンす
るかを規定するデータであり、アンプシフトとダウンシ
フトで一般に相違する。

このタイミングデータも、機種が異なれば相違するが、
同一機種ではモードが相違しても同一の値を使用できる
ので、機種毎に用意される。

その他、機種が相違することにより異なる値となる上記
以外のタイミングデータ等が記憶される。

第６図はマイクロコンピュータ１０の処理の一例を示す
フローチャートである。マイクロコンピュータ１０は、
先ず入力インクフェイス回路１６を介して各種センサの
出力を検知し、現車両状態を把握する（３２０）。次に
、機種選択スイッチｌｌａ、１１ｂの設定情報を入力ポ
ートＩＮＩ、　　ＩＮ２より読取り、いずれの機種に設
定されているかを判別し、次いでモード選択スイッチ１
２ａ、１２ｂの設定情報を入力ポートＩＮ３．　　ＩＮ
４を介して読取り、いずれのモードに選択されているか
を判別し、これらから現設定状態に対応するシフト点デ
ータが記憶されているＲＯＭ上の領域を選択する（　Ｓ
　２１　）。次に、選択されたシフト点データ中から現
車両状態に対応したデータを検索しく５２２）、シフト
変速演算を行なって（Ｓ２３）　、シフトの必要性の有
無を判別する（Ｓ２４）。シフトの必要性がある場合、
後の出力処理の為に、シフトタイミングデータをＲＯＭ
中から選択しＲＡＭに一旦記憶する。この場合も先ずス
テップ３２１と同様な処理により設定機種に対応するシ
フトタイミングデータが記憶されているＲＯＭ中の領域
を選択しく３２５）、次いでアップシフト、ダウンシフ
ト等の情報から必要なシフトタイミングデータを検索す
る（Ｓ２６）。

次に、再びステップＳ２１と同様な処理を実行して設定
機種、設定モードに対応したロックアツプ点データが記
憶されているＲＯＭの領域を選択しく５２７）、現車速
状態に対応するロソタアップ点を検索しく３２８）　、
ロックアツプ制御演算を行なうことでロックアップ制御
の必要性を判別する（３２９、３３０＞。また、ロック
アツプ制御が必要な場合、ステップ３２１と同様な処理
によりロックアツプタイミングデータが記憶されている
ＲＯＭの領域を選択しく５３１）、現車速状態に対応す
るロックアツプタイミングデータをその中から検索して
ＲＡＭに一旦記憶する。

次にマイクロコンピュータ１０は車速演算を行ない（Ｓ
３３）、次いで出力処理を行なう（Ｓ３４）。

この出力処理において、シフトの必要性がある場合、出
力インタフェイス回路２０を介して所定の変速用ソレノ
イド２１’、　２２の通電制御を先に求めたシフトタイ
ミングに基づいて実行し、ロックアツプ作動域において
はロンクアップ用ソレノイド詔の通電、その遮断制御を
先に求めたロックアツプタイミングに基づいて実行する
。

このように、本実施例では一つのマイクロコンピュータ
に複数機種のデータを記憶させ、機種選択スイフチＩｌ
ａ、Ｉｌｂにより一つの機種を選択す−る構成とし、マ
イクロコンピュータ】Ｏは、シフト制御、ロックアップ
制御の演算やタンミング選択の処理の前に機種選択情報
に従い先ずその機種に相当するデータを検索し、その後
従来と同様のプログラムにより検索されたデータを用い
て制御を行なう。なお、機種別のデータの選択に当って
は第３図に示したように各機種に対応するデータをそれ
ぞれの用途別に同様の配列で並べておくことにより、機
種毎にデータの先頭アドレスを変更するだけで従来と同
捺のプログラムが使用可能となる。

以上の実施例は、機種選択スイフチの設定状態をジャン
パー線で変更する構成としたが、他の種類のスイフチを
使用しても良いことは勿論のことである。また機種選択
スイッチも２個に限らず、機種数に応じて変更すること
は自由である。

発明の詳細 な説明したように、本発明によれば、一つのマイクロコ
ンピュータで多機種の自動変速制御に適用可能となり、
製品の開発、製造、保守等に要するコスト及び時間が低
減でき、安価な自動変速制御装置を提供することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の構成説明図、第２図は本発明実施例の
ハードウェア構成の一例を示す要部ブロック図、第３図
はＲＯＭ２６の記憶内容の説明図、第４図及び第５図は
シフト点データの説明図、第６図は本発明実施例のソフ
トウェア構成の一例を示すフローチャート、第７図及び
第８図は従来装置の説明図である。 １０はマイクロコンピュータ、ｌｌａ、ｌｌｂは機種選
択スイッチ、１２ａ、１２ｂはモード選択スイッチ、１
７はスロットル開度センサ、１８は車速センサ、１９は
シフトポジションスイソチ、２１．２２は変速用ソレノ
イド、火はロックアツプ用ソレノイド、２６はＲＯＭで
ある。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. スロットル開度、車速、シフト位置等のセンサの出力を
   検出し予め設定された変速点データ、ロックアップ点デ
   ータ、各種タイミングデータに基づきシフト位置、ロッ
   クアップのオン、オフ及びシフト、ロックアップのタイ
   ミングを制御する自動変速制御装置において、前記変速
   点データ、ロックアップ点データ、各種タイミングデー
   タを複数の機種対応に記憶する記憶手段と、一つの機種
   を選択する為の機種選択スイッチと、該機種選択スイッ
   チで選択された機種に対応する変速点データ、ロックア
   ップ点データ、各種タイミングデータと前記検出情報と
   からシフト位置、ロックアップのオン、オフ及びシフト
   、ロックアップのタイミングを制御する制御手段とを具
   備したことを特徴とする自動変速制御装置。