JPS61213574A - 冷蔵庫の熱交換器の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は内外箱間に発泡性断熱材を充填して断熱層を形
成する冷蔵庫に関する。

従来の技術 従来、此の種の冷蔵庫は、第５図、第６図に示す如く外
箱１と間隔を存して配設した内箱２の外壁面に沿って蛇
行状に折曲した冷媒蒸発管３を添設していた。そして、
前記内箱２と冷媒蒸発管３とでパイプオンシート型熱交
換器４を構成し、その後、前記両箱１，２間に発泡断熱
材５を充填しているものであった。この前記内箱２の外
壁面に前記冷媒蒸発管３を添設するために接着剤を塗布
されたアルミ箔テープ６で前記冷媒蒸発管３を覆う如く
前記内箱２に貼付添設し、その後前記内外箱２，１間に
前記発泡性断熱材６を充填していた。

発明が解決しようとする問題点 前記アルミ箔テープ６と前記発泡性断熱材６とは発泡性
断熱材の持つ接着性では接着されにくいといった性質が
あり、従って前記発泡性断熱材５の膨張及び収縮によっ
て前記アルミ箔テープ８と前記発泡性断熱材５との間に
隙間７が生じ、それに伴なって前記内箱２がベコつくお
それがあり、このベコつきを防止するためには前記内箱
２に板厚の厚い高価なものを使用しなければならない欠
点があった。

また、平坦な内箱面に前記冷媒蒸発管３を取付は固定す
るので熱伝導効果が悪いと共に、前記アルミ箔テープ８
は引張強度が弱いため、添設作業時、或いは前記発泡断
熱材５の充填時にその発泡圧によって破れが生じ、この
破れから前記発泡性断熱材５の原液が前記内箱２と前記
冷媒蒸発管３との間に流入して熱交換を阻害したり、或
いは引張強度を得るために柔軟性を無視して作業性が悪
いばかりでなく高価な板厚の厚いものを使用しなければ
ならない欠点があった。

本発明は上記の欠点に鑑み、アルミ箔テープ及び接着剤
を用いることなしに冷媒蒸発管を内箱外壁面に添設する
ものである。

問題点を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の冷蔵庫は内箱成形の
雌型の一部をスライドさせ、この部分に着脱自在でかつ
、冷媒蒸発管の折曲部に溝を設けた取付型に冷媒蒸発管
及び溝部に位置する冷媒管を覆う熱伝導板を装着し、内
箱の成形時に冷媒蒸発管の直線部と熱伝導板を内箱に固
定するものである。

作　　用 しだがってアルミ箔テープ及び接着剤を用いることなし
に冷媒蒸発管を内箱外面に添設するものである。

実施例 以下本発明の一実施例を第３図乃至第６図により説明す
る。

先ず、第４図に於いて１ｏは金属板或いは合成樹脂より
なる外箱、１１は真空成形した合成樹脂よりなる内箱、
１２は前記内外箱間１０．１１に現場発泡により充填し
た発泡性断熱材、１３は前記内箱１１の外壁面に添設し
たアルミニクム或いは銅等の蛇行した冷媒蒸発管である
。したがって、内箱１１の庫内部１１ａに冷媒管１３の
直線部が食込んで固定され熱交換器を構成している。１
４は上面を開口した内箱成形の雌型である。１６は前記
内箱成形の雌型１４の底部でシリンダー１６によって前
記雌型１４の垂直壁１４ａよシ外部へスライドするもの
である（第１図２点鎖線で示す状態）、１７は底部１６
に着脱自在に載置される前記冷媒蒸発管１３を装着する
ための取付型である。この取付型１７は詳細には第２図
に示す如く、両側に前記冷媒蒸発管１３の蛇行部１３ｂ
を取付けて位置決めするための円弧状の溝１８を設は且
つ真空成形する時の排気用の孔１９が穿設されている。

２０は前記取付型１Ｔに前記冷媒蒸発管１３を配設した
時に出来る溝１８の隙間である。

２１は内箱成形時に前記隙間部に前記内箱１１が吸着、
変形するのを防止し、且つ前記冷媒蒸発管１３の熱を前
記内箱１１に熱伝導するための熱伝導板である。この熱
伝導板２１は溝１８に位置する冷媒管１３の上部を覆う
ものである。

以上のように構成された冷蔵庫の熱交換器の製造方法手
順について以下その動作について説明する０ 第１図の如く、雌型１４の底部１６をシリンダ１６によ
りスライドさせ、前記内箱成形の雌型１４の垂直壁１４
ａより外に出し、この部分にあらかじめ冷媒蒸発管１３
及び熱伝導板２１を装着した取付型１７を取付ける。次
に前記シリンダ１６により前記内箱成形の雌型の底部１
５をスライドさせ雌型内に組込む。次に内箱１１の材料
である合成樹脂から成るシート２２を加熱軟化させ、雌
型１４の断面形状の通りに吸着し、前記冷媒蒸管の直線
部１３ａを前記内箱１１に食込んで固定するものである
。同時に前記熱伝導板２１も前記内箱１１と前記冷媒蒸
発管１３の折曲部（３ｈとの間に固定される。この時前
記冷媒蒸発管１３の端部１３ｃは第２図に示す如く前記
取付板に配設出来るため内箱成形後の取り出すには支障
は無い。

またこの成形時に前記冷媒蒸発管１３及び取付型１７の
温度が低い場合、加熱軟化された前記内箱１１がこの部
分で冷却されて、他部分との軟化度が変わり、成形ムラ
が生じるが、これを防止するためにあらかじめ前記冷媒
蒸発管１３及び熱伝導板２１を配設した前記取付型１７
の温度を前記内箱成形の雌型１４の温度と同じになるま
であらかじめ加熱しておく。

以上にて前記冷媒蒸発管１３を前記内箱１１に添設して
パイプオンノート型熱交換器の製造を行うものである。

発明の効果 上記の如く本発明による冷蔵庫は内箱外壁面に冷媒蒸発
管を添設し、前記内箱及び冷媒蒸発管とでパイプオンシ
ート型の熱交換器を構成すると共に前記内箱と外箱の間
隙に発泡性断熱材を充填する冷蔵庫であって、前記内箱
の真空成形時に内箱成形の雌型の一部分をスライドさせ
、冷媒蒸発管、取付型及び熱伝導板を着脱自在に配設し
、前記冷媒蒸発管及び熱伝導板を前記内箱外壁面に添設
することを特徴とするものであり、前記冷媒蒸発管の直
線部にまで前記内箱が回り込む形となるから、アルミ箔
テープ及び接着剤を必要とせず、冷媒蒸発管を変形させ
て接触面積を大きくする必要がなく、また各部分間に隙
間が生ずることがないため、内箱がベコつくことがなく
、且つ熱交換効率が良好にして安価な、しかも内箱成形
型がスライドするため作業性も良好となる。又前記熱伝
導板が前゛記内箱と冷媒蒸発管の折曲部の間に添設され
ているため内箱内壁面には前記冷媒蒸発管の形状の現出
がなく外観も良好で、且つ熱伝導板により熱を伝導し冷
却効率も良好となシ、その実施効果は犬なるものである
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す冷媒蒸発管を真空成形
に装着して真空成形工程前の状態を表わす断面図、第２
図は取付型に冷媒蒸発管及び熱伝導板を装着した状態を
表わす分解斜視図、第３図は第２図の装着後のａ　−ａ
部の断面図、第４図は冷蔵庫の要部断面図、第６図は従
来例を表わす冷蔵庫の横断面図、第６図は第６図の要部
拡大図である０ １３・・・・・・冷媒蒸発管、１３ａ・・・・・・冷媒
蒸発管の直線部、１４・・・・・・内箱成形用の雌型、
１７・・・・・・取付型、１８・・・・・・溝、２１・
・・・・・熱伝導板、２２・・・・・・合成樹脂製のシ
ート。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名／４
−一内箱衷形用の雌】 １７−農村！ ２２−合ＩＬｊｌＲ層Ｉ匝のシート １１ｆｌｌ！ｆ ／７−Ｘ神型 １７〜　凧村型 １’／ ｗＥＪ図 １３−に媒歳発管 第５図 第６図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 上面を開口した底面を垂直の壁面よりも外方へ引き出し
   可能に取付けた内箱成形用の雌型と、前記底面上に載置
   され蛇行した冷媒蒸発管の蛇行部を支持する溝を備えた
   冷媒蒸発管の取付型と、前記取付型上に設けられた冷媒
   蒸発管の蛇行部を覆う熱伝導板とよりなり、前記底面が
   垂直壁内に位置した状態において雌型の上面より合成樹
   脂性のシートを真空成形にて箱状に形成し、この時、前
   記冷媒蒸発管の直線部をシートにて保持させてなる冷蔵
   庫の熱交換器の製造方法。