JPS61211366A - 熱硬化性およびエネルギ−線硬化性を兼備えたカチオン重合性樹脂組成物 - Google Patents

熱硬化性およびエネルギ−線硬化性を兼備えたカチオン重合性樹脂組成物

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JPS61211366A
JPS61211366A JP5204285A JP5204285A JPS61211366A JP S61211366 A JPS61211366 A JP S61211366A JP 5204285 A JP5204285 A JP 5204285A JP 5204285 A JP5204285 A JP 5204285A JP S61211366 A JPS61211366 A JP S61211366A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエネルギー線の照射または加熱のどちらでもす
みやかに硬化物を与える樹脂組成物に関する。詳しくは
、十分な保存安定性と硬化性を備え、かつ耐候性、耐熱
性、耐溶剤性等の物性に優れた硬化物を与えることので
きるエネルギー線硬化または加熱硬化のいづれも可能な
樹脂組成物に関する。
〔従来の技術とその問題点〕
光重合性高分子材料は、と9わけ塗料の分野において、
省エネルギー性、省スペース性、無公害性の要請からさ
かんに研究がなされてき友。
しかしこれらの研究の大部分は二重結合のラジカル重合
反応という原理に基づくものであった。
エポキシ樹脂は、物理的に優れ九材料であるにもかかわ
らず、光重合をさせることは困雛で、したがって今まで
はアクリル変性等によって二重結合を導入させる方法が
とられていた。
最近になってワット(lFatz)の1974年2月2
6日付で特許された米国特許第5,794,576号に
は好ましいレオロジー特性と速硬化性を兼備えた、たい
へん性能のよい光重合性エポキシ組成物が提唱されてい
る。この組成物では感光性芳香族ジアゾニウム塩を光開
始剤として使用し光照射によフ光開始剤を分解し、ルイ
ス酸を放出することによジェポキシ樹脂モノマーヲ重合
する。ところが芳香族ジアゾニウム塩は光分解によシル
イス酸と同時に9累ガスを放出し、そのためにエポキシ
樹脂が15ミクロン以上になると塗膜が発泡し、厚塗シ
の用途には適さない。これらの芳香族シマゾニウム塩は
同時に感熱性を有し120℃〜200℃の加熱によりエ
ポキシ樹脂などのカチオン重合性物質を速やかに硬化す
ることができる。しかしながらこれらの組成物は常温で
の保存安定性が短かく、到底−液性の組成物とはなシ得
ないばか9か硬化に際し発泡を伴うという重大な欠点を
有していた。
上記のジアゾニウム塩系開始剤の欠点を克服すべく、種
々検討がなされ、厚塗り性及び保存安定性の改良され九
技術として、芳香族スルホ塩 ニウム塩基や芳香族ヨードニウム系開始剤及び△ それらを含有する硬化性樹脂組放物が特公昭52−14
278号公報、特公昭52−14277号公報、特開昭
54−53181号公報、特許。
昭59−19581号公報等に開示されている。
これらのオニウム塩とエポキシ樹脂との組成物は光硬化
に際し、発泡を伴なわないばかシか適度の保存安定性を
有する。しかしながら光硬化性はジアゾニウム塩と比較
すると劣っている(%に芳香族ヨードニウム塩の場合社
深刻である。〕ばかシか熱硬化性に乏しく(特に芳香族
スルホニウム塩]、また塗料などに使用された際、塗膜
の黄変(II?に芳香族スルホニウム塩)が問題となる
。またこれらのオニウム塩を工業的に得ようとし九場合
その製造法も複雑である(特に芳香族スルホニウム塩〕
上記オニウム塩の熱硬化性を改良する方法として、現在
まで (イ)硬化促進剤を併用する方法(特開昭56−269
27号公報など)。
(ロ) エポキシ樹脂の熱硬化剤を併用する方法(特開
昭54−17979号公報、同57−122号公報、同
56−55129号公報)。
などが知られているが、いずれの場合も硬化速度、硬化
の不均一性、保存安定性、残留触媒の悪影響、配合の複
雑性の観点から十分とはいえない、       ゛ 本発明の目的は、エネルギー線、加熱のどちらでも速や
かに硬化し、保存安定性に優れた樹脂組成物を提供する
ことにある。さらに要求される性能として硬化触媒の製
造が容易で6シ、硬化に際し発泡がなく、光、加熱のど
ちらでも硬化が均一に行われ、耐光性に優れた硬化物を
与えることのできる組成物全提供することにある。
〔問題点を解決する九めの手段〕
上記目的を達成する友めに、本発明の樹脂組成物はカチ
オン重合性物質と、下記の一般式(I)で表わされるル
イス酸のスルホニウム塩の有効量を必須の成分として含
む。
〔但し、式中Xは下記の一般式(I1で表わされるスル
ホニオ基。
R1はC1〜、8の脂肪族基、R2はC1〜、8の脂肪
族基ま九は0  の置換または非置換の芳香族基6〜1
B であり、R1とR2は互に結合して環を形成していても
よい。
Yは下記の一般式(mlで表わされるスルホニオ基であ
るか、ま友は水素原子、)−ロゲン原子、ニトロ基、ア
ルコキシ基、C1〜、8の脂肪族基% ’&−18の置
換または非置換のフェニル基、フェノキシ基ま九はチオ
フェノギシ基である。
R,、R4はC1〜、8の脂肪族基または06〜,8の
置換又は非置換の芳香族基であり、R3,R4は互に結
合して環を形成していてもよい。n、mはそれぞれ独立
に1乃至2の整数である。2は式(W)ま友は(V)で
示され、Mはa、p、A、B。
MQ、        (!v1 ’ Qz−10H(v) またはsbであり、Qはハロゲン原子、jは4または6
の整数である。〕 本発明に用いられるカチオン重合性有機物質としてはエ
ポキシ配合物、ビニルエーテル類、環状のエーテル類と
ケトン類、ラクトン類、オキセタン類、スチレン類、ア
クロレイン、4−ビニルビフェニルのようなビニルアレ
ン類、ビニルシクロヘキセンのような脂環式ビニル化合
物、スビロオルンエステル類、スピルオルソカーボネイ
ト類、ビシクロオルンエステル類、インブチレン、ブタ
ジェンやインプレンなどのジエン類、フェノール/ホル
ムアルデヒド樹脂すどのカチオン重合性モノマーないし
はプレポリマー等が挙げられるが、なかでもエポキシ樹
脂を用いることが好ましい。
本発明に使用されるエポキシ樹脂とは従来公知の芳香族
エポキシ樹脂、脂環族エポキシ樹脂、脂肪族エポキシ樹
脂が挙げられる。ここで芳香族エポキシ樹脂として特に
好ましいものは、少な(とも1個の芳香族核を有する多
価フェノール又はそのアルキレンオキサイド付加体のポ
リグリシジルエーテルであって、例えばビスフェノール
A又はそのアルキレンオキサイド付加体とエピクロルヒ
ドリンとの反応によって製造されるグリシジルエーテル
、エボ中ジノボラック樹脂が挙げられる。また脂環族エ
ポキシ樹脂として特に好ましいものとしては少なくとも
1個の脂環を有する多価アルコールのポリグリシジルエ
ーテル又はシクロヘキセン又ハシクロペンテン環含有化
合物を過酸化水素、過酸等の適当な酸化剤でエポキシ化
することによって得られるシクロヘキセンオキサイド又
はシクロペンテンオキサイド含有化合物がある。ポリグ
リシジルエーテルの代表例としては、水素添加ビスフェ
ノールA又はそのアルキレンオキサイド付加体トエピク
ロルヒドリンとの反応によって製造されるグリシジルエ
ーテルが挙げられる。
さらに脂肪族エポキシ樹脂として特に好ましいものは脂
肪族多価アルコール又はそのアルキレンオキサイド付加
物のポリグリシジルエーテルがあり、その代表例として
は、1.6−へ中テンジオールのジグリシジルエーテル
、グリセリンのトリグリシジルエーテル、ポリエチレン
グリコールのジグリシジルエーテル、ボリプはピレング
リコールのジグリシジルエーテル、エチレングリコール
、プロピレングリコール、グリセリン等の脂肪族多価ア
ルコールに1種又は2種以上のアルキレンオ中サイド(
エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド〕を付加す
ることによシ得られるポリエーテルポリオールのポリグ
リシジルエーテルが挙げられる。さらに脂  ′肪族高
級アルコールのモノグリシジルエーテルやフェノール、
クレゾール又はこれらにアル中しンオキサイドを付加す
ることによシ得られるポリエーテルアルコールのモノグ
リシジルエーテル等も希釈剤として配合する事ができる
本発明の硬化性組成物はこれらの芳香族エポキシ樹脂、
脂環族エポキシ樹脂又は脂肪族エポキシ樹脂を単独でも
使用することができるが、所望の性能に応じて適当に配
合することが望ましい。
本発明に用いられるもう一つの必須成分であるルイス酸
のスルホニウム塩は下記一般式(!)で示される。
式中Xは下記の一般式(璽)で表わされるスルホニオ基
である。
R1はC1〜、8の脂肪族基であ夛、0H3−、G2H
5−。
(OH3)2Of(−、0H2−OH−OH2−、シク
ロヘキシル、シクロペンチルなどの置換または非置換の
直鎖又は環状炭化水素基、−0H2−000H3,−8
−OH,。
−O−にH2−OH2−OH,−0−OH2Ph、 −
0−Ph、 −0H2−OH2−01−G)1,0ft
2No2  などのへテロ原子を主鎖ま九は置換基とし
て有する脂肪族基を含む。
R2は上記で定義される脂肪族基かまたは06〜,8の
置換乃至非置換の芳香族基から選択すること゛ができる
。ここでいう置換基は巾広い範囲から選択することがで
きるがアミン基などのように塩基性の高い基は重合を阻
害することがあるので好ましくない。好ましい置換基に
は、ニトロ基、ハロゲン原水(F 、CI、B”* I
) 、ア/I/ コdr シ基、脂肪族基、フェノキシ
基、チオフェノキシ基などの基から選択することができ
る。R1とR2して硫黄原子を含む環を形成していても
よい。
式(I)中Yは下記の一般式(I)で表わされるスルホ
ニオ基であるか、または水素原子、ハロゲン原子、ニト
ロ基、アルコキシ基、0Ofl[1〜18 族基、06〜,8の置換または非置換のフェニル基、フ
ェノキシ基、またはチオフェノキシ基である。
RRはCの脂肪族基、ま次は06〜,8の3m  4 
    1〜la 置換または非置換の芳香族基であり、R,、R,は互い
に結合して環を形成していてもよい。nは1または2の
整数である。mは1ま九は2の整数であり、Yがスルホ
ニオ基である場合は2である。
2は式(W)ま九は(V)で示され、MはB、P、Al
l。
ま九は ”/        (I/) MQ□、(V) sbであシ、qはハロゲン原子であシ、好ましくはat
、Vから選択される。jは4または6の整数である。か
かる2の具体例にはB’F4. PF6. AsF6゜
SbF6.8m)F、OHなどが含まれる。
本発明に使用されるスルホニウム塩は九とえはジフェニ
ルスルフィドとジアルキルスルホキシドを硫酸中で混合
し、しかる後に所望のアニオン構造を有する無機化合物
(代表的にはKPF6゜KAgF6. NaSbF6な
ど〕と水中で混合することによって容易に得ることがで
きる。
上記一般式(I)で示されるルイス酸のスルホニウム塩
には などが含まれる。
本発明の組成物は100重量部のカチオン重合性物質に
対して0.1乃至15重量部、より好ましくは0.2乃
至8重量部の一般式(IJで示されるスルホニウム塩を
必須の成分とするが、適当な割合はカチオン重合性物質
の種類、エネルギー線の種類、照射量、加熱の温度、所
望の硬化、時間、塗膜の厚みなどさまざまな要因を考慮
することによって決定される。
かかる組成物はエネルギー線の照射または80〜200
℃程度の加熱のどちらにも敏感に反応し、短時間に物性
に優れた硬化物を与えることができる。
適当なエネルギー線としては、一般式(菫)で示される
スルホニウム塩の分解1に誘発するエネルギーを有する
限シいかなるものであってもよいが、好ましくは高・低
圧水銀ランプ、中セノンランプ、殺菌灯、レーザー光な
どから得られる2、00 OA乃至7.00 OAの波
長を有する電磁波エネルギーや電子線、X線放射線等の
高エネルギー線を使用する。
エネルギー線への暴露は、エネルギー線の強度によるが
、通常はイ秒から1−0秒程度で十分である。しかし比
較的厚い塗装物についてはそれ以上の時間上かけるのが
好ましいことがある。
エネルギー線照射後0゜1秒乃至数分後にはほとんどの
組成物はカチオン重合により指触乾燥するが、カチオン
重合反応を促進するために40℃〜100℃の加熱を並
用することも場合によっては好ましい。
本発明の組成物の硬化に際し、加熱のみで硬化を行うこ
とも可能であり、エネルギー線のあたらない部分も硬化
せしめることができることからその応用範囲は広い。加
熱を単独に行う場合は50°〜200℃の温度範囲で数
秒から数分の間に硬化せしめることができる。
本発明の組成物にはさらにカチオン重合を損なわない範
囲で稀釈のための溶剤や、改頁の次めの非反応性の樹脂
やプレポリマーを配合することができる。また例えば電
気特性を改良する目的などのため有機カルボン酸や酸無
水物を使用し几シ、あるいはゴム弾性をもたせるなどの
目的でポリオールやその他の可撓性プレポリマーを混合
するのもよい。
本発明の組成物は通常透明な液状のものでるるか、用途
によっては不活性な顔料、染料、充填剤、靜電肪止剤、
難燃剤、ゲル化防止剤、流れ調整剤、界面活性剤、密着
性改良剤、加工助剤、゛粘度調整剤、増感剤、促進剤、
紫外線吸収剤などを混合しても用いられる。これらの添
加剤の童は機能と硬化性のバランスで決定される。
本発明の組成物は金属、木材、ゴム、プラスチックス、
ガラス、セラずツクス製品等に使用することができる。
本発明の具体的な用途としては塗料、インキ、接着剤、
成形材料、注型材料、ガラス繊維含浸剤、パテ、目止め
剤などが挙げられる。またエボΦシ樹脂は電気的特性に
優れることから各種電気用材料にも使用することができ
、コンデンサー、抵抗、発光ダイオード、半導体、プリ
ント型板、トランスモーター、電線、太陽電池、リレー
、スイッチやその他の電気・電子部品などにも応用する
ことができる。また透明性に優れることから各種光学用
途にも使用できる。
〔発明の効果〕
本発明の効果は実用的な時間内のエネルギー線の照射及
び/又は比較的低温の加熱でも短時間に完全に硬化し得
るカチオン重合性組成物を提供したことKある。不発明
の効果を具体的に記すと以下のとおシである。
(I)−穐類の硬化触媒を使用しエネルギー線及び/又
は加熱により短時間に硬化を行うことができる。
(2)  従来技術の感光性オニウム塩(たとえばジア
リルヨードニウム塩、トリフェニルスルホニウム塩など
)に比較し、光硬化の速度が大であシ、かつ厚塗シ性に
も優れる。
(3)従来技術の感熱型エポキシ重合触媒(たとえばB
F3・アミン錯体〕に比較し硬化性、ポットライフ、硬
化物の物性に優れる。
(4)  エネルギー線、加熱のどちらでも均一のほぼ
同じ物性を有する酸化物が得られる。
(5)  硬化に際して発泡がない。
(6)従来技術の芳香族スルホニウム塩と比較し硬化物
の耐光性に優れる。
(7)  製造が容易である。
〔実施例〕 以下実施例によって本発明の有効性を更に具体的に説明
するが1本発明はその要旨を越えない限シ、以下の実施
例に制約されるものではない。
実施例1 ジフェニルスルフィド(!S、09 )とジメチルスル
ホキシド(6,ON )の混合物に濃硫酸(20d]を
滴下した。得られた乳白色の溶液を引き続きKPF6 
 を含む水溶液に注ぐと白色固体が沈でん(9,0,9
)する、この沈でんをアセトン/エタノールから再結晶
し融点176へ7℃の針状結晶を得た。この化合物は 
C−NMR(TMS内部標準、DMSO−(I6中(p
pm) ; 140,2 、151.8 。
130.9.125,9.28.1)、’)I−NMR
(TMS内部標準、DMSO−d6中Cppm) ; 
8,05(41() 。
7.62(41()、3,25(I2H))、IRt元
素分析よpビス[4−(ジメチルスルホニオ〕フェニル
]スルフィドビス−へキサフルオロホスフェート(化合
物1)であることが確認され几。
この化合物2、Ogを1009のKRL−4221(ユ
ニオンカーバイド社製:脂環式エポキシ樹脂〕に溶解し
配合物を得た。この配合物をアルミテストパネル上に約
10ミクロンの厚さで塗布し80 W /121の強度
を有する高圧水銀灯(2本ID下t50 m7分のベル
トスピードで通過させると非粘着性の硬化塗膜が得られ
九。この配合物はまた暗所150℃1時間加熱すること
によっても強固な固型4112+を与えることができた
実施列2 実施例1で得られた化合物(化合物1〕の光硬化性を比
較するため、公知のスルホニウム塩、ヨードニウム塩を
合成(化合物2〜s ) シa 。
部のERL−4221と20部のDY−022(長潮産
業、ブタンジオールジグリシジルエーテル)からなるエ
ポキシ配合物にfmMせしめ、アルミテストパネル上に
10ミクロンの厚さに塗布し−80W / (jlj4
の強度を有する高圧水銀灯の下を10m/分のベルトス
ピードで通過せしめ、ランプ下通過後塗膜が指触乾燥す
るまでの時間(タックフリータイム〕を測定した。その
結果を表Iに示した。
実施例3 硬化塗膜の耐光性を比較するために実施例1で得られた
化合物(化合物1〕と公知のスルホニウム塩を合成し、
実施例2のエポキシ配合物(I00重量部)に添加し、
白色コート紙上に10ばクロンの厚さで塗布後、80W
/−の強度を有する高圧水銀灯2本の下をベルトスピー
ド10m/分で通過し硬化塗膜を得た。この塗膜上殺菌
灯下24時間放置し塗膜の黄変の程度を観測し九。その
結果を表■に示し友。
実施例4 ジメチル−4−チオフエノキシフェニルスルホニウムヘ
キサフルオロアンチモネートtxt部をビスフェノール
A型エポキシ樹脂(旭i化製Ep−4100)100重
量部に溶解し、アルミ製カップに厚さ約5謡になるよう
に入れ、80W/asの強度を有する高圧水銀灯下に1
5秒照射したところ全体が均一に硬化した。−万公知の
トリフェニルスルホニウムへキサフルオロアンテモネー
トを触媒として使用した配合物は倍の時間の照射によっ
ても外側に1m以下の薄い膜ができるのみで深部まで硬
化することはできなかつ友。
実施例5 ジメチル−4−チオフェノキシフェニルスルホニウムへ
キテフルオロアンチモネー)1重IL部t−RRI、−
4221 1 Q 011部に溶解させた配合物t−1
50℃の熱板上で加熱しゲル化時間を測定し九ところ約
4分でめった。この配合物は暗所では室温下6ケ月以上
安定であった。化合物2〜4のスルホニウム塩tl”用
いた同様の配合は150℃1時間以上熱してもゲル化し
なかつた。
実施例6 実施例5の配合物を120℃で1時間、引続き160℃
で1時間硬化させて得られ次硬化物のガラス転移温度は
175℃であり九。
実施例7 実施例5においてスルホニウム塩としてジインプロピル
−4−チオフェノキシフ王ニルスルホニウムへキサフル
オロアンチモネートを使用し交配合物は10秒でゲル化
物を与えた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 カチオン重合性物質と下記の一般式( I )で示される
    ルイス酸のスルホニウム塩の有効量とからなる熱硬化性
    およびエネルギー線硬化性を兼備えたカチオン重合性樹
    脂組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔但し、式中Xは一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (R_1はC_1_〜_1_8の脂肪族基、R_2はC
    _1_〜_1_8の脂肪族基又はC_6_〜_1_8の
    置換または非置換の芳香族基であり、R_1とR_2は
    互いに結合して環を形成してもよい)で示されるスルホ
    ニオ基である。Yは一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (R_3、R_4はC_1_〜_1_8の脂肪族基また
    はC_6_〜_1_8の置換または非置換の芳香族基で
    あり、互いに結合して環を形成していてもよい。)で示
    されるスルホニオ基であるか、または水素原子、ハロゲ
    ン原子、ニトロ基、アルコキシ基、C_1_〜_1_8
    の脂肪族基、C_6_〜_1_8の置換または非置換の
    フェニル基、フェノキシ基またはチオフェノキシ基であ
    る。n、mはそれぞれ独立に1乃至2の整数であり、Z
    は式:MQ_lまたはMQ_l_−_1OH(MはB、
    P、AsまたはSbであり、Qはハロゲン原子、lは4
    または6の整数である。)で示される陰イオンである。 〕
JP5204285A 1985-03-15 1985-03-15 熱硬化性およびエネルギ−線硬化性を兼備えたカチオン重合性樹脂組成物 Granted JPS61211366A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0238480A (ja) * 1988-07-28 1990-02-07 Fsk Corp 光硬化型接着剤形成用組成物およぴ接着剤組成物
KR100487026B1 (ko) * 2002-05-31 2005-05-10 주식회사 루밴틱스 자외선 경화형 발포체의 제조방법
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