JPS61211306A - 改質ポリプロピレン樹脂の製造方法 - Google Patents
改質ポリプロピレン樹脂の製造方法Info
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- JPS61211306A JPS61211306A JP5060285A JP5060285A JPS61211306A JP S61211306 A JPS61211306 A JP S61211306A JP 5060285 A JP5060285 A JP 5060285A JP 5060285 A JP5060285 A JP 5060285A JP S61211306 A JPS61211306 A JP S61211306A
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- Japan
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- propylene
- ethylene
- resin composition
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は改質ポリプロピレン樹脂組成物に関し、詳しく
は特定の性状を有するプロピレン−エチレンブロック共
重合体を改質してなる流動性、剛性および耐衝撃性のバ
ランスの良好な光沢のすぐれた改質ポリプロピレン樹脂
組成物に関する。
は特定の性状を有するプロピレン−エチレンブロック共
重合体を改質してなる流動性、剛性および耐衝撃性のバ
ランスの良好な光沢のすぐれた改質ポリプロピレン樹脂
組成物に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〕従来
から、プロピレン−エチレンブロック共重合体の諸物性
、特に加工性や流動性を改善するために、有機過酸化物
で改質することが行なわれている(特公昭51−301
02号公報、特公昭5B−7665号公報、特開昭58
−76444号公報)。
から、プロピレン−エチレンブロック共重合体の諸物性
、特に加工性や流動性を改善するために、有機過酸化物
で改質することが行なわれている(特公昭51−301
02号公報、特公昭5B−7665号公報、特開昭58
−76444号公報)。
このうち特公昭51−30102号公報には、プロピレ
ン−エチレン共重合部が全体の3〜30重量%であり、
該共重合部のエチレン単位含量が30重量%以上のプロ
ピレン−エチレンブロック共重合体を改質する方法が開
示されているが、ここで得られる改質ポリプロピレン樹
脂組成物は光沢が不良であるとともに機械的物性が不充
分なものであった。
ン−エチレン共重合部が全体の3〜30重量%であり、
該共重合部のエチレン単位含量が30重量%以上のプロ
ピレン−エチレンブロック共重合体を改質する方法が開
示されているが、ここで得られる改質ポリプロピレン樹
脂組成物は光沢が不良であるとともに機械的物性が不充
分なものであった。
また、特公昭58−7665号公報に開示されている方
法は、全体のエチレン単位含量が5〜15重景%、プロ
ピレン−エチレン共重合部のエチレン単位含量が50〜
80重量%であり、かつ該共重合部の極限粘度が4〜1
5であるプロピレン−エチレンブロック共重合体を改質
するものである。
法は、全体のエチレン単位含量が5〜15重景%、プロ
ピレン−エチレン共重合部のエチレン単位含量が50〜
80重量%であり、かつ該共重合部の極限粘度が4〜1
5であるプロピレン−エチレンブロック共重合体を改質
するものである。
しかし、この方法によって得られる改質ポリプロピレン
樹脂組成物は、光沢が低下し、また流動性。
樹脂組成物は、光沢が低下し、また流動性。
剛性と耐衝撃性とのバランスが悪い。
さらに、特開昭58−76444号公報に示される方法
は、プロピレン−エチレン共重合部が全体の8〜20重
量%であり、かつ該共重合部のエチレン単位含量が35
〜60重量%であるプロピレン−エチレンブロック共重
合体を、少量(10〜50ppm)の有機過酸化物で改
質するものであるが、得られる改質ポリプロピレン樹脂
組成物は、流動性に劣り、また機械的強度が充分なもの
ではなかった。
は、プロピレン−エチレン共重合部が全体の8〜20重
量%であり、かつ該共重合部のエチレン単位含量が35
〜60重量%であるプロピレン−エチレンブロック共重
合体を、少量(10〜50ppm)の有機過酸化物で改
質するものであるが、得られる改質ポリプロピレン樹脂
組成物は、流動性に劣り、また機械的強度が充分なもの
ではなかった。
そこで本発明者らは、上記従来技術の欠点を克服し、゛
流動性、剛性と耐衝撃性のバランスと光沢にすぐれたポ
リプロピレン樹脂組成物を開発すべく鋭意研究を重ねた
。
流動性、剛性と耐衝撃性のバランスと光沢にすぐれたポ
リプロピレン樹脂組成物を開発すべく鋭意研究を重ねた
。
その結果、沸騰ヘプタン不溶部のアイソタクチックペン
タッド分率、プロピレン−エチレン共重合部の割合およ
び該共重合部中のエチレン単位含量を一定範囲に調節し
たプロピレンーエチレンブロック共重合体を用い、これ
を一定の分解度となるように改質することによって、目
的とする物性を備えた改質ポリプロピレン樹脂組成物が
得られることを見出した。本発明はこのような知見に基
いて完成したものである。
タッド分率、プロピレン−エチレン共重合部の割合およ
び該共重合部中のエチレン単位含量を一定範囲に調節し
たプロピレンーエチレンブロック共重合体を用い、これ
を一定の分解度となるように改質することによって、目
的とする物性を備えた改質ポリプロピレン樹脂組成物が
得られることを見出した。本発明はこのような知見に基
いて完成したものである。
すなわち本発明は、主としてプロピレン単独重合部とプ
ロピレン−エチレン共重合部よりなり、かつ(A)沸騰
ヘプタン不溶部のアイソタクチックペンタッド分率が0
.96以上、(B)全体に対するプロピレン−エチレン
共重合部の割合が3〜40重量%および(C)プロピレ
ン−エチレン共重合部のエチレン単位含量が該共重合部
に対して10重量%以上50重量%未満であるプロピレ
ン−エチレンブロック共重合体を、有機過酸化物の存在
下に熱処理して分解度1.2〜40の範囲に調節したこ
とを特徴とする改質ポリプロピレン樹脂組成物を提供す
るものである。
ロピレン−エチレン共重合部よりなり、かつ(A)沸騰
ヘプタン不溶部のアイソタクチックペンタッド分率が0
.96以上、(B)全体に対するプロピレン−エチレン
共重合部の割合が3〜40重量%および(C)プロピレ
ン−エチレン共重合部のエチレン単位含量が該共重合部
に対して10重量%以上50重量%未満であるプロピレ
ン−エチレンブロック共重合体を、有機過酸化物の存在
下に熱処理して分解度1.2〜40の範囲に調節したこ
とを特徴とする改質ポリプロピレン樹脂組成物を提供す
るものである。
本発明において、改質前の樹脂としては、主としてプロ
ピレン単独重合部とプロピレン−エチレン共重合部より
なり、かつ上述の(A)、(B)および(C)の条件を
備えたプロピレン−エチレンブロック共重合体が用いら
れる。
ピレン単独重合部とプロピレン−エチレン共重合部より
なり、かつ上述の(A)、(B)および(C)の条件を
備えたプロピレン−エチレンブロック共重合体が用いら
れる。
上記条件(A)は、沸騰ヘプタン不溶部のアイソタクチ
ックペンタッド分率が0696以上、好ましくは0.9
65以上、さらに好ましくは0.970以上となること
である。0.96未満では得られる改質ポリプロピレン
樹脂組成物の剛性および熱変形温度が低下し、耐衝撃性
とのバランスがとれない。ここで、沸騰ヘプタン不溶部
とは、用いるプロピレン−エチレンブロック共重合体を
沸騰キシレンに完全に溶解させたのち、20℃に降温し
て4時間放置し、その後濾過して不溶部を分離し、この
不溶部を乾燥させてから、さらに沸騰ヘプタンで8時間
ソックスレー抽出して得られた抽出残渣を指称する。ま
た、アイソタクチックペンタッド分率とは、A、Zam
belliらによってM acromo 1 ecu
1 es6.925 (1973)に発表されている
方法により定義される。これは”C−NMRを使用して
測定されるポリプロピレン分子鎖中のペンタッド単位で
のアイソタクチック連鎖、換言すればプロピレンモノマ
一単位が5個連続してメソ結合した連鎖の中心にあるプ
ロピレンモノマ一単位の分率である。ただし、13C−
NMR吸収ピークの帰属に関しては、その後発刊された
Macromolecules8.687 (197
5)に基いて行なう。
ックペンタッド分率が0696以上、好ましくは0.9
65以上、さらに好ましくは0.970以上となること
である。0.96未満では得られる改質ポリプロピレン
樹脂組成物の剛性および熱変形温度が低下し、耐衝撃性
とのバランスがとれない。ここで、沸騰ヘプタン不溶部
とは、用いるプロピレン−エチレンブロック共重合体を
沸騰キシレンに完全に溶解させたのち、20℃に降温し
て4時間放置し、その後濾過して不溶部を分離し、この
不溶部を乾燥させてから、さらに沸騰ヘプタンで8時間
ソックスレー抽出して得られた抽出残渣を指称する。ま
た、アイソタクチックペンタッド分率とは、A、Zam
belliらによってM acromo 1 ecu
1 es6.925 (1973)に発表されている
方法により定義される。これは”C−NMRを使用して
測定されるポリプロピレン分子鎖中のペンタッド単位で
のアイソタクチック連鎖、換言すればプロピレンモノマ
一単位が5個連続してメソ結合した連鎖の中心にあるプ
ロピレンモノマ一単位の分率である。ただし、13C−
NMR吸収ピークの帰属に関しては、その後発刊された
Macromolecules8.687 (197
5)に基いて行なう。
次に条件(B)は、プロピレン−エチレンブロック共重
合体全体に対するプロピレン−エチレン共重合部の割合
を3〜40重量%、好ましくは8〜35重量%の範囲に
調節することである。ここでプロピレン−エチレン共重
合部の割合が3重量%未満では、得られる改質ポリプロ
ピレン樹脂組成物の耐衝撃性が劣る。一方、40重量%
を超えると剛性、熱変形温度および光沢の低下した改質
ポリプロピレン樹脂組成物となる。
合体全体に対するプロピレン−エチレン共重合部の割合
を3〜40重量%、好ましくは8〜35重量%の範囲に
調節することである。ここでプロピレン−エチレン共重
合部の割合が3重量%未満では、得られる改質ポリプロ
ピレン樹脂組成物の耐衝撃性が劣る。一方、40重量%
を超えると剛性、熱変形温度および光沢の低下した改質
ポリプロピレン樹脂組成物となる。
さらに条件(C)は、プロピレン−エチレン共重合部の
エチレン単位含量が、該共重合部に対して10重量%以
上50重重量未満、好ましくは15重重量以上50重量
%未満となるように調節することである。ここでエチレ
ン単位含量が、10重量%未満では得られる改質ポリプ
ロピレン樹脂組成物の剛性や耐衝撃性が低下し、逆に5
0重量%以上では光沢の著しく低下したものとなる。
エチレン単位含量が、該共重合部に対して10重量%以
上50重重量未満、好ましくは15重重量以上50重量
%未満となるように調節することである。ここでエチレ
ン単位含量が、10重量%未満では得られる改質ポリプ
ロピレン樹脂組成物の剛性や耐衝撃性が低下し、逆に5
0重量%以上では光沢の著しく低下したものとなる。
上記(A)、 (B)および(C)の条件を満たした
プロピレン−エチレンブロック共重合体は様々な方法に
より製造することができる。例えば三塩化チタンと有機
アルミニウム化合物とからなる触媒、またマグネシウム
化合物に担持されたチタン複合体と有機アルミニウム化
合物および電子供与性化合物とからなる触媒などを用い
て、二段または三段以上の多段重合法で製造することが
できる。さらに具体的には、一段目でプロピレンのホモ
ポリマーを製造し、その後プロピレンモノマーを除去し
、あるいは除去せずに二段目以降ではエチレンの存在下
、またはエチレンとプロピレンの共存下で重合を進める
ことにより製造する。各段の圧力は放気圧〜40気圧、
温度は室温〜80℃とし、重合の形式は溶液重合、スラ
リー重合、気相重合あるいはこれらの併合法が適用でき
る。なお、電子供与性化合物、例えばアルコール類、ア
ルデヒド類、エーテル類、ラクトン類、ケトン類。
プロピレン−エチレンブロック共重合体は様々な方法に
より製造することができる。例えば三塩化チタンと有機
アルミニウム化合物とからなる触媒、またマグネシウム
化合物に担持されたチタン複合体と有機アルミニウム化
合物および電子供与性化合物とからなる触媒などを用い
て、二段または三段以上の多段重合法で製造することが
できる。さらに具体的には、一段目でプロピレンのホモ
ポリマーを製造し、その後プロピレンモノマーを除去し
、あるいは除去せずに二段目以降ではエチレンの存在下
、またはエチレンとプロピレンの共存下で重合を進める
ことにより製造する。各段の圧力は放気圧〜40気圧、
温度は室温〜80℃とし、重合の形式は溶液重合、スラ
リー重合、気相重合あるいはこれらの併合法が適用でき
る。なお、電子供与性化合物、例えばアルコール類、ア
ルデヒド類、エーテル類、ラクトン類、ケトン類。
アミン類、アミド類、有機リン化合物、有機ケイ素化合
物、チオール類、千オニーチル類、チオエステル類など
を添加すると立体規則性が向上し、また必要に応じて水
素を供給すれば分子量を調節することができる。
物、チオール類、千オニーチル類、チオエステル類など
を添加すると立体規則性が向上し、また必要に応じて水
素を供給すれば分子量を調節することができる。
本発明の改質ポリプロピレン樹脂組成物は、このように
して得られるプロピレン−エチレンブロック共重合体を
、有機過酸化物の存在下に熱処理して改質し、分解度1
.2〜40の範囲に調節したものである。ここで用いる
ことのできる有機過酸化物としては、メチルエチルケト
ンパーオキサイド、メチルイソブチルケトンパーオキサ
イド等のケトンパーオキサイド;n−ブチル−4,4−
ビス(t−7’チルパーオキシ)バレレイト等のパーオ
キシケタール;クメンハイドロパーオキサイド、ジイソ
プロピルベンゼンハイドロパーオキサイト等のハイドロ
パーオキサイド;1.3−ヒス(t−ブチルパーオキシ
イソプロピル)ベンゼン。
して得られるプロピレン−エチレンブロック共重合体を
、有機過酸化物の存在下に熱処理して改質し、分解度1
.2〜40の範囲に調節したものである。ここで用いる
ことのできる有機過酸化物としては、メチルエチルケト
ンパーオキサイド、メチルイソブチルケトンパーオキサ
イド等のケトンパーオキサイド;n−ブチル−4,4−
ビス(t−7’チルパーオキシ)バレレイト等のパーオ
キシケタール;クメンハイドロパーオキサイド、ジイソ
プロピルベンゼンハイドロパーオキサイト等のハイドロ
パーオキサイド;1.3−ヒス(t−ブチルパーオキシ
イソプロピル)ベンゼン。
ジクミルパーオキサイド等のジアルキルパーオキサイド
;ベンゾイルパーオキサイド、デカノイルパーオキサイ
ド等のジアシルパーオキサイド;ビス−(4−t−ブチ
ルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート等のパー
カーボネート;t−ブチルパーオキシアセテート、t−
ブチルパーオキシラウレート等のパーオキシエステルな
どが挙げられるが、10時間半減期温度が100℃以上
で、かつ1分間半減期温度がプロピレン−エチレンブロ
ック共重合体の融点以上であることが好ましい。
;ベンゾイルパーオキサイド、デカノイルパーオキサイ
ド等のジアシルパーオキサイド;ビス−(4−t−ブチ
ルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート等のパー
カーボネート;t−ブチルパーオキシアセテート、t−
ブチルパーオキシラウレート等のパーオキシエステルな
どが挙げられるが、10時間半減期温度が100℃以上
で、かつ1分間半減期温度がプロピレン−エチレンブロ
ック共重合体の融点以上であることが好ましい。
このようなものとしては、クメンハイドロパーオキサイ
ド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、
1.3−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベ
ンゼン、ジクミルパーオキサイドなどがある。
ド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、
1.3−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベ
ンゼン、ジクミルパーオキサイドなどがある。
また、プロピレン−エチレンブロック共重合体の熱処理
は、通常この共重合体の溶融温度以上、分解温度未満に
おいて、該共重合体に上述の有機過酸化物を適量加え、
−軸押出機、二軸混練機。
は、通常この共重合体の溶融温度以上、分解温度未満に
おいて、該共重合体に上述の有機過酸化物を適量加え、
−軸押出機、二軸混練機。
ニーダ−、バンバリーミキサ−、ロール等で溶融混練す
ることにより行う。この際の熱処理条件は分解度(即ち
、改質前の樹脂のメルトインデックスと改質後の樹月δ
ルトインデックスとの比)が1.2〜40、好ましくは
1.5〜30の範囲になるように選定すればよい。分解
度が1.2未満では改質の程度が小さく、得られる改質
ポリプロピレン樹脂組成物の流動性が充分なものとなら
ないため加工性に劣る。逆に40を超えると分解が進み
すぎ、耐衝撃性の低下したものとなる。
ることにより行う。この際の熱処理条件は分解度(即ち
、改質前の樹脂のメルトインデックスと改質後の樹月δ
ルトインデックスとの比)が1.2〜40、好ましくは
1.5〜30の範囲になるように選定すればよい。分解
度が1.2未満では改質の程度が小さく、得られる改質
ポリプロピレン樹脂組成物の流動性が充分なものとなら
ないため加工性に劣る。逆に40を超えると分解が進み
すぎ、耐衝撃性の低下したものとなる。
樹脂組成物は、流動性、剛性と耐衝撃性とのバランスが
良好であるとともに光沢が良好である。
良好であるとともに光沢が良好である。
したがって、本発明の樹脂組成物は、自動車部材、家電
部材、農業資材をはじめ各種産業資材として有効に利用
される。
部材、農業資材をはじめ各種産業資材として有効に利用
される。
次に本発明を実施例により、さらに詳しく説明する。
実施例1〜10および比較例1〜8
(1)プロピレン−エチレンブロック共重合体の製造
101容の攪拌機付きオートクレーブに乾燥n−ヘプタ
ン41.三塩化チタン0.3gおよびジエチルアルミニ
ウムクロライド3gを仕込んだ。
ン41.三塩化チタン0.3gおよびジエチルアルミニ
ウムクロライド3gを仕込んだ。
次いで0.4〜0.8モル1モル−Tiの範囲で安息香
酸メチルを添加した(但し、比較例1では安息香酸メチ
ル無添加)。続いて水素を加え、その後昇温し、65℃
に保持しながらプロピレンを供給し、重合した。その後
未反応のプロピレンを脱気し、次いで、プロピレンとエ
チレンの混合ガスおよび水素ガスを供給し、共重合した
。共重合終了後、ブタノールを添加し、濾過後、乾燥し
て白色のパウダー状のプロピレン−エチレンブロック共
重合体を得た。この共重合体の物性を第1表に示す。
酸メチルを添加した(但し、比較例1では安息香酸メチ
ル無添加)。続いて水素を加え、その後昇温し、65℃
に保持しながらプロピレンを供給し、重合した。その後
未反応のプロピレンを脱気し、次いで、プロピレンとエ
チレンの混合ガスおよび水素ガスを供給し、共重合した
。共重合終了後、ブタノールを添加し、濾過後、乾燥し
て白色のパウダー状のプロピレン−エチレンブロック共
重合体を得た。この共重合体の物性を第1表に示す。
(2)改質ポリプロピレン樹脂組成物の製造上記(1)
で得られたプロピレンーエチレンブパーオキシイソプロ
ビル)ベンゼンを加え、均一に混合して、220℃にて
押出機で溶融混練して改質ポリプロピレン樹脂組成物の
ペレットを得た。
で得られたプロピレンーエチレンブパーオキシイソプロ
ビル)ベンゼンを加え、均一に混合して、220℃にて
押出機で溶融混練して改質ポリプロピレン樹脂組成物の
ペレットを得た。
このペレットを射出成形機で試験片を作成し、その物性
を調べた。結果を第1表に示す。
を調べた。結果を第1表に示す。
Claims (1)
- (1)主としてプロピレン単独重合部とプロピレン−エ
チレン共重合部よりなり、かつ(A)沸騰ヘプタン不溶
部のアイソタクチックペンタッド分率が0.96以上、
(B)全体に対するプロピレン−エチレン共重合部の割
合が3〜40重量%および(C)プロピレン−エチレン
共重合部のエチレン単位含量が該共重合部に対して10
重量%以上50重量%未満であるプロピレン−エチレン
ブロック共重合体を、有機過酸化物の存在下に熱処理し
て分解度1.2〜40の範囲に調節したことを特徴とす
る改質ポリプロピレン樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5060285A JPS61211306A (ja) | 1985-03-15 | 1985-03-15 | 改質ポリプロピレン樹脂の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5060285A JPS61211306A (ja) | 1985-03-15 | 1985-03-15 | 改質ポリプロピレン樹脂の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61211306A true JPS61211306A (ja) | 1986-09-19 |
JPH038642B2 JPH038642B2 (ja) | 1991-02-06 |
Family
ID=12863512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5060285A Granted JPS61211306A (ja) | 1985-03-15 | 1985-03-15 | 改質ポリプロピレン樹脂の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61211306A (ja) |
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-
1985
- 1985-03-15 JP JP5060285A patent/JPS61211306A/ja active Granted
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