JPS6121112B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6121112B2
JPS6121112B2 JP1203281A JP1203281A JPS6121112B2 JP S6121112 B2 JPS6121112 B2 JP S6121112B2 JP 1203281 A JP1203281 A JP 1203281A JP 1203281 A JP1203281 A JP 1203281A JP S6121112 B2 JPS6121112 B2 JP S6121112B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
sewing machine
audio
supplied
Prior art date
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Expired
Application number
JP1203281A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57125794A (en
Inventor
Genichi Yoshimura
Michitaka Takiguchi
Fujio Horie
Koichi Hirata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP1203281A priority Critical patent/JPS57125794A/ja
Priority to US06/336,944 priority patent/US4498078A/en
Priority to GB8200700A priority patent/GB2091923B/en
Priority to AU79619/82A priority patent/AU548568B2/en
Priority to DE19823202011 priority patent/DE3202011A1/de
Publication of JPS57125794A publication Critical patent/JPS57125794A/ja
Publication of JPS6121112B2 publication Critical patent/JPS6121112B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】
技術分野 本発明は音声警報可能なミシンに関し、特にそ
のミシンの縫製を開始させるためのスイツチの操
作に従つて音声警報が為されるミシンに関するも
のである。 従来技術 ミシンに異常が発生した場合にその異常状態の
内容を音声にて表示するミシンが考えられてい
る。この種のミシンにおいては、異常が発生した
場合にその具体的内容が聴覚によつて具体的に把
握され得る特徴がある。しかしながら、一般に、
ミシンにおいては、その縫製開始前の準備段階に
おいて、縫製に適さない状態、たとえば、押え足
の交換時にミシンに取り付けられている押え足と
選択中の模様とが適当でない組合せ条件などが一
時的に発生することが避けられず、このような状
態を異常状態として検出し、それぞれ音声にて異
常を警報することは作業者にとつて煩わしいもの
であつた。また、ミシンの異常を表す音声警報を
聞いた作業者がその異常を解消する処置を忘れて
ミシンを再起動させたり、あるいは異常に対する
処置をしたつもりでもその処置が不完全のままミ
シンを再起動させてしまう不都合があつた。 目 的 本発明は以上の事情を背景として為されたもの
であり、その目的とするところは、ミシンの縫製
開始操作の際に音声警報が為され得るミシンを提
供することにある。 解決手段 斯る目的を達成するため、本発明の音声警報可
能なミシンは、 (1) 上下動可能な針と加工布との相対運動に従つ
て所望の縫目模様を形成するミシンにおいて、 (2) 前記ミシンによる縫目形成動作を開始させる
ために操作可能な操作体と、 (3) 前記ミシンによる正常な縫目形成動作を妨げ
る異常状態の発生を検出して異常検出信号を発
生するために前記ミシンの所定部位に配置され
た検出器と、 (4) 前記異常状態の種類を音声によつて作業者に
知らせるために予め定められた複数種類の音声
信号を選択的に発生し得る音声信号発生装置
と、 (5) 前記異常検出信号に従つて前記複数種類の音
声信号中から1つの音声信号を選択してその選
択された音声信号を前記音声信号発生装置から
発生させるために前記操作体の操作に関連して
動作する音声信号制御装置と、 (6) 前記ミシンの機枠に設けられ、前記音声信号
発生装置から発生された音声信号に従つて作動
するスピーカとを備えたことを特徴とする。 実施例の構成 以下、本発明の一実施例を示す図面に基づいて
詳細に説明する。 第1図及び第2図において、2はミシンフレー
ムのベース部であり、このベース部2上にはブラ
ケツトアーム4が一端部を脚柱部6によつて片持
ち状に支持されて水平に配設されている。ブラケ
ツトアーム4の自由端側には頭部8が形成され、
この頭部8には図示しない公知の上下機構及び揺
動機構によつて上下往復動及び横方向に揺動させ
られる針棒10と、作業者の操作によつて昇降さ
せられる押え棒12とが設けられている。そして
その針棒10の下端部には縫針14が、また押え
棒12の下端部には押え足16が夫々取付けられ
ている。この押え足16にはラツク18が固定さ
れるとともに、回転式ポテンシヨメータ20が、
その回転軸の先端に固定されたピニオン22がラ
ツク18と係合する状態で頭部8に固設されて、
押え足16の位置が電気的に検出されるようにな
つている。 針棒10の下のベース部2には針板24が取付
けられており、その針板24の中央には図示しな
い公知の送り調節機構によつて加工布の送り方向
及び送り量が調節される送り歯26が配設されて
いる。この送り歯26と針棒10とが縫針14と
加工布との相対運動を可能として該加工布に所望
の縫目模様が形成されるようになつている。 針板24下のベース部2内には下糸消費が検出
されるような公知の機構が設けられている。すな
わち、第3図に示されるように、ボビン28を収
容するボビンケース30の両側には投光用光学繊
維束32及び受光用の光学繊維束34の各々の端
面36,38が相対向して固設されるとともに、
これ等の端面36,38を結ぶ直線上のボビンケ
ース30には切欠40が設けられて、ボビン28
に巻かれた下糸が減少したとき端面36から端面
38へ向つて光が通過できるようになつている。
尚、42は集光レンズであり、44はボビン28
を固定するアームである。 第1図にもどつて、頭部8の前面下部にはミシ
ンモータを起動停止させかつ音声警報させるため
の操作体であるスタートストツプ押釦46及び返
し縫を形成するための返し縫押釦48が配設され
ている。そして脚柱部6の前面下方には音声を再
び出力させるための操作体であるリピート押釦5
0、音声出力を停止させるための操作体である発
声停止押釦52及び予め定められたミシンの異常
原因を出力させるための異常原因発声押釦54が
配設され、これ等の押釦50,52,54の下に
はスピーカ56が備えられている。また、ブラケ
ツトアーム4の前面には、直線縫い58、しつけ
縫い60、閂抜き止め縫い62及びボタン穴かが
り縫い64等の13種類の縫目模様を表わす形象が
夫々描かれた表示盤66が固定されており、これ
等の各形象の下方位置には13個の模様選択押釦6
8が配設されている。模様選択押釦68は複数の
縫目模様の中から所望のものを択一的に選定する
ために操作されるものである。そして表示盤66
の右方位置にはミシンの異状警報以外の発声を停
止させるための操作体である発声停止切換スイツ
チ70が配設されている。 上記のように構成された模様縫ミシンの電気的
構成を第4図に示す。 模様選択押釦68が押圧されて閉成される自動
復帰型のスイツチ72の一方の端子は共に接地さ
れており、その他方の端子はそれぞれ抵抗体74
を介して+電源に接続されるとともにインバータ
76を介してナンド回路78に接続されている。
また、発声停止切換スイツチ70の一方の端子が
接地され、その他方の端子は抵抗体80を介して
+電源に接続されるとともにナンド回路78及び
ナンド回路82に接地されている。更に、異常原
因発声押釦54の押圧操作に連動して閉成される
自動復帰型スイツチ84の一方の端子が接地され
その他方の端子が抵抗体86を介して+電源に接
続されるとともにインバータ88を介してナンド
回路82に接続されている。したがつて、発声停
止と切換スイツチ70が開放されている場合には
模様選択押釦68が押圧されるとその押釦68に
対応する信号PS1乃至PS13のいずれかがナン
ド回路78から択一的に模様表示選択回路90に
“L”レベル信号として供給される、そして、そ
の発声停止切換スイツチ70が開放されている同
じ場合において、異常原因発声押釦54が押圧さ
れると異常原因発声指令信号SSPがナンド回路8
2から縫調子表示制御回路92に供給される。し
かし、発声停止切換スイツチ70が閉成されてい
る場合には、それぞれのナンド回路78及び82
のゲートが閉じられて信号PS1乃至PS13及び
異常原因発声指令信号SSPが出力されないように
なつている。 模様表示制御回路90は第5図に示されるよう
に構成されている。すなわち、信号PS1乃至PS
13のいずれかがエンコーダ94に供給されると
このエンコーダ94から選択された模様を表わす
模様信号SMがアドレスメモリ96と、針棒10
や送り調節器を位置決めするための図示しない公
知の縫目情報発生装置とに供給される。アドレス
メモリ96においては供給された模様信号SMが
表わす縫目模様を音声表示させるために、その対
応する一連の音声データが記憶されている後述の
音声データメモリ98における先頭アドレスを表
わす先頭アドレス信号SA1及び終端アドレスを
表わす終端アドレス信号SB1がマルチプレクサ
100の入力ポートDA1及びDB1に供給され
る。一方、エンコーダ94は信号PS1乃至PS1
3のいずれかひとつの信号が供給されると“L”
レベルの選択操作信号SHをJ−Kフリツプフロ
ツプ回路102のクロツク入力端子CKに供給す
る。J−Kフリツプフロツプ回路102は選択操
作信号SHが供給されるとセツト状態となり
“H”レベルのポートセレクト信号SP3がその出
力端子Qからマルチプレクサ100のポートセレ
クト端子GI及び後述のタイミング論理回路10
4に供給される。このJ−Kフリツプフロツプ回
路102の状態は、そのクリア入力端子CLRへ
タイミング論理回路104からラツチ完了信号
SC1が供給されるまで保持される。 したがつて、模様表示制御回路90は、模様選
択押釦68の操作によつて選択された縫目模様を
音声表示するために、それに対応する先頭アドレ
ス信号SA1及び終端アドレス信号SB1をマルチ
プレクサ100に供給する機能を有するのであ
る。 縫調子表示制御回路92は第6図に示されるよ
うに構成されている。すなわち、異常原因発声指
令信号SSPがJ−Kフリツプフロツプ回路106
のクロツク入力端子CKへ供給されるとこの回路
106がセツト状態となり“H”レベルのポート
セレクト信号SP1がその出力端子Qからマルチ
プレクサ100のポートセレクト端子G2、タイ
ミング論理回路104及びアドレスカウンタ10
8のクロツク入力端子CKに供給される。このJ
−Kフリツプフロツプ回路106の状態はそのク
リア入力端子CLRにラツチ完了信号SC1が供給
されるまで保持される。アドレスカウンタ108
は、リセツト状態にあるときは計数内容が零であ
るが、ポートセレクト信号SP1を計数し計数内
容が「6」に達すると再び計数内容が「1」とな
る分周カウンタであり、その計数内容を表わす計
数信号SKをアドレスメモリ110へ供給する。
アドレスメモリ110においては、供給された計
数信号SKに対応して異常原因を音声表示させる
ために、その異常原因を表わす一連の音声データ
が記憶されている音声データメモリ98の先頭ア
ドレスを表わす先頭アドレス信号SA2及び終端
アドレスを表わす終端アドレス信号SB2がマル
チプレクサ100の入力ポートDA2及びDB2に
供給される。尚、アドレスカウンタ108のリセ
ツト入力端子RTには、“L”レベルのパルス信号
である電源投入信号SRTがアンド回路112を
介して供給されるとともに、モータ起動指令信号
SC2が後述のモータ駆動指令論理回路114か
らワンシヨツトマルチ回路116及びアンド回路
112を介して供給される。このため、それ等の
信号SRT,SC2のうち少なくとも一方が発生す
るとアドレスカウンタ108がリセツトされるよ
うになつている。 したがつて、縫調子表示制御回路92は、ミシ
ンの縫調子に不都合が生じた場合に操作される異
常原因発声押釦54の操作に対応して6種類の縫
調子の不都合の内容及び原因を順次音声表示する
ために、その操作に対応する先頭アドレス信号
SA2及び終端アドレス信号SB2をマルチプレク
サ100へ供給する機能を有するのである。 ミシンには、縫目形成動作を妨げる異常状態の
発生を検出して異常検出信号を発生する検出器で
あるロツク検出器118、下糸消費検出器120
及び押え上昇検出器122が配設されている。 ミシンモータのロツク検出器118は、モータ
起動指令信号SC2がモータ駆動指令論理回路1
14から出力されているとき、ミシン主軸の回転
状態を検知し該ミシン主軸の回転数が正常回転に
達していない場合にはロツク信号SDT1が出力
される公知の機構を備えている。下糸消費検出器
120は、第3図に示される機構と光源及び受光
素子とを含み、該光源から発せられた光を光学繊
維束32及び34を介して該受光素子が受光した
とき下糸消費信号SDT2が出力されるように構
成されている。また、押え上昇検出器122は、
第2図に示される押え棒12の機構と押え棒12
の所定の高さに対応する予め定められた電圧値と
比較する回路とを含み、実際の押え棒12の高さ
に対応するポテンシヨメータ20の出力電圧が前
記電圧値を超えたとき押え上昇信号SDT3が出
力されるようになつている。そして、これ等異常
検出信号である“L”レベルの信号SDT1,
SDT2及びSDT3はそれぞれ警報表示回路12
4及びモータ駆動指令論理回路114へ供給され
る。 警報表示制御回路124は第7図に示されるよ
うに構成されている。すなわち、ラツチ完了信号
SC1がクリア端子CLRへ供給されるとともにモ
ータ駆動指令論理回路114から警報指令信号
SCKがアンド回路131,132,134をそ
れぞれ介してクロツク入力端子CKに供給される
3個のJ−Kフリツプフロツプ回路126,12
8,130を備えている。そして、ロツク信号
SDT1は、インバータ133およびアンド回路
131を介してJ−Kフリツプフロツプ回路12
6のクロツク入力端子CKに供給されるととも
に、アンド回路132を介してJ−Kフリツプフ
ロツプ回路128のクロツク入力端子CKに供給
され、アンド回路134を介してJ−Kフリツプ
フロツプ回路130のクロツク入力端子CKに供
給される。下糸消費信号SDT2は、インバータ
136およびアンド回路132を介してJ−Kフ
リツプフロツプ回路128のクロツク入力端子
CKに供給されるともに、アンド回路134を介
してJ−Kフリツプフロツプ回路130のクロツ
ク入力端子CKに供給される。押え上昇信号SDT
3はインバータ138およびアンド回路134を
介してJ−Kフリツプフロツプ回路130のクロ
ツク入力端子CKに供給される。これらのJ−K
フリツプフロツプ回路126,128,130の
セツト状態を表わす“H”レベルの出力信号はそ
の出力端子Qからそれぞれオア回路140及びア
ドレスメモリ142に供給される。このオア回路
140の出力信号はポートセレクト信号SP2と
してマルチプレクサ100のポートセレクト端子
G3及びタイミング論理回路104に供給され
る。また、そのアドレスメモリ142において
は、J−Kフリツプフロツプ回路126,12
8,130のセツト状態に対応する警報を音声表
示させるために、その警報を表わす一連の音声デ
ータが記憶されている音声データメモリ98にお
ける先頭アドレスを表わす先頭アドレス信号SA
3及び終端アドレスを表わす終端アドレス信号
SB3がマルチプレクサ100の入力ポートDA3
及びDB3へ供給される。 したがつて、警報表示回路124は警報指令信
号SCKが発生したときロツク信号SDT1、下糸
消費信号SDT2及び押え上昇信号SDT3に対応
する警報内容を音声表示するために、先頭アドレ
ス信号SA3及び終端アドレス信号SB3をマルチ
プレクサ100へ供給するとともに、これ等の信
号SDT1,SDT2,SDT3が同時に発生したと
きロツク信号SDT1を他の信号SDT2及びSDT
3より優先させかつ下糸消費信号SDT2を信号
SDT3より優先させる機能を有するのである。 マルチプレクサ100においては、そのポート
セレクト端子GIにポートセレクト信号SP3が供
給されている場合にはそのポート入力端子DAI及
びDB1に供給されている信号SA1及びSB1がそ
の出力端子GA及びQBからスタートアドレスラツ
チ144及びエンドアドレスラツチ146へ出力
される。そして、同様にポートセレクト端子G2
にポートセレクト信号SP1が供給されている場
合にはポート入力端子DA2及びDB2に供給され
ている信号SA2及びSB2が出力され、ポートセ
レクト端子G3にポートセレクト信号SP2が供
給されている場合にはポート入力端子DA3及び
DB3に供給されている信号SA3及びSB3が出
力されるようになつている。 スタートアドレスラツチ144及びエンドアド
レスラツチ146においては、タイミング論理回
路104からロード信号SLが供給されるとその
入力端子に供給されている信号が一時記憶され、
その記憶内容を表わすそれぞれの信号がアドレス
カウンタ148及び後述の比較器150の入力端
子DAへ供給される。 タイミング論理回路104は第8図に示される
ように構成されている。すなわち、比較器150
からの発声終了信号SC3がクリア入力端子CLR
へ供給されるJ−Kフリツプフロツプ回路152
が備えられており、ポートセレクト信号SP2が
そのJ−Kフリツプフロツプ回路152のクロツ
ク入力端子CK及びワンシヨツトマルチ回路15
4へ供給されている。ポートセレクト信号SP1
及びSP3はワンシヨツトマルチ回路156及び
158を介してオア回路160へ供給されてい
る。このオア回路160の出力信号とJ−Kフリ
ツプフロツプ回路152のリセツト状態を表わす
“H”レベルの出力信号とがアンド回路162に
供給される。そしてこのアンド回路162の出力
信号とワンシヨツトマルチ回路154の出力信号
とがオア回路164に供給される。このオア回路
164の出力信号が、ワンシヨツトマルチ回路1
66及びインバータ167を介し“L”レベルの
ロード信号SLとしてアドレスラツチ144,1
46に供給されるとともに、ワンシヨツトマルチ
回路166,168及び170を介し“L”レベ
ルのラツチ完了信号SC1として模様表示制御回
路90、縫調子表示制御回路92、警報表示制御
回路124及びアンド回路172に供給される。
したがつて、タイミング論理回路104は、ポー
トセレクト信号SP1,SP2及びSP3のうちのい
ずれかが供給されるとそれ等に対応するワンシヨ
ツトマルチ回路156,154及び158の出力
パルス幅に相当する一定時間後にロード信号SL
を出力するとともにその信号SLの出力が完了す
るとワンシヨツトマルチ回路168の出力パルス
幅に相当する一定時間後にラツチ完了信号SC1
を出力し、かつポートセレクト信号SP2が先に
供給されている場合には警報表示の発声が終了す
るまでその後に供給されるポートセレクト信号
SP3,SP1に基づくロード信号SL及びラツチ完
了信号SC1の出力を阻止する機能を有するもの
である。 モータ駆動指令論理回路114は第9図に示さ
れるように構成されている。すなわち、自動復帰
型のスタートストツプ押釦46の押圧操作に連動
して閉成されるスイツチ174から“L”レベル
の操作信号SMCがワンシヨツトマルチ回路17
6を介してアンド回路178及びイクスクルシブ
オア回路180に供給される。一方、ロツク信号
SDT1と下糸消費信号SDT2とがそれぞれアン
ド回路178及びアンド回路182に供給され、
所謂バイナリ回路として作動するように外部接続
されたJ−Kフリツプフロツプ回路184の出力
端子Qが“L”レベルであるとき導通するトライ
ステートバツフア185を介して押え上昇信号
SDT3がアンド回路178に供給される。アン
ド回路178の出力信号はJ−Kフリツプフロツ
プ回路184のクロツク入力端子CK及びイクス
クルシブオア回路180へ供給される。そしてこ
のイクスクルシブオア回路180の出力信号は警
報指令信号SCKとして警報表示回路124に供
給される。また、J−Kフリツプフロツプ回路1
84のセツト状態を表わす“H”レベルのモータ
起動指令信号SC2がその出力端子Qからモータ
駆動制御回路186及びロツク検出器118に供
給される。そしてアンド回路182の出力信号は
電源投入信号SRTとともにJ−Kフリツプフロ
ツプ回路184の出力端子が“L”レベルであ
るときに導通するトライステートバツフア188
を介してアンド回路190に供給され、このアン
ド回路190の出力信号はJ−Kフリツプフロツ
プ回路184のクリア入力端子CLRに供給され
る。 したがつて、モータ駆動指令論理回路114は
ロツク信号SDT1、下糸消費信号SDT2及び押
え上昇信号SDT3がいずれも供給されない場合
(いずれも“H”レベルである場合)において、
操作信号SMCが入力される毎にモータ起動指令
信号SC2(“H”レベル)及び停止指令信号
(“L”レベル)を交互に出力するが、上記信号
SDT1,SDT2及びSDT3のいずれかが供給さ
れている場合には、そのモータ起動指令信号SC
2を出力しないと同時に操作信号SMCの入力に
対応して警報指令信号SCKを出力する機能を有
するのである。更に、モータ起動指令信号SC2
が出力されている状態でロツク信号SDT1又は
下糸消費信号SDT2がモータ駆動指令論理回路
114に供給されると、そのモータ起動指令信号
SC2の出力が停止されるようになつている。 モータ駆動制御回路186は、モータ起動指令
信号SC2が供給されている間ミシンモータ19
2へ電力を供給し予め設定された速度でこれを駆
動する公知の回路である。 リピート押釦50が押圧されることによつて閉
成されるスイツチ194の一方の端子は接地され
その他方の端子は抵抗体196を介して+電源に
接続されるとともにワンシヨツトマルチ回路19
8に接続されている。このワンシヨツトマルチ回
路198の出力信号はラツチ完了信号SC1とと
もにアンド回路172に供給され、このアンド回
路の出力信号はJ−Kフリツプフロツプ回路20
0のクロツク入力端子CK及びアドレスカウンタ
148のロード入力端子LDに供給される。 また、発声停止押釦52が押圧されることによ
つて閉成されるスイツチ202の一方の端子は接
地され、その他方の端子は抵抗体204を介して
+電源に接続されるとともにワンシヨツトマルチ
回路206に接続されている。このワンシヨツト
マルチ回路206の出力信号は発声終了信号SC
3とともにアンド回路208に供給され、このア
ンド回路208の出力信号はJ−Kフリツプフロ
ツプ回路200のクリア入力端子CLRに供給さ
れる。このJ−Kフリツプフロツプ回路200の
セツト状態を表わす“H”レベルの出力信号は、
発振器210から出力されるクロツクパルス信号
CPとともにアンド回路212に供給され、この
アンド回路212の出力信号がアドレスカウンタ
148のクロツク入力端子CKに供給される。 したがつて、リピート押釦50が押圧され又は
ラツチ完了信号SC1が発生した場合には、アド
レスカウンタ148にスタートアドレスラツチ1
44の出力信号(先頭アドレス信号)がロードさ
れるとともに、J−Kフリツプフロツプ回路20
0がセツト状態となるのでクロツクパルス信号
CPがアドレスカウンタ148のクロツク入力端
子CKに供給される。しかし、発声停止押釦52
が押圧され又は発声終了信号SC3が発生した場
合には、J−Kフリツプフロツプ回路200がク
リアされるのでクロツクパルス信号CPがアンド
回路212によつて阻止されてアドレスカウンタ
148に供給されないようになつている。 アドレスカウンタ148においては、そのロー
ド入力端子LDへ信号が供給されるとスタートア
ドレスラツチ144の出力信号がロードされ、こ
の信号が表わす数値に加えてそのクロツク入力端
子に供給されるクロツクパルス信号CPが計数さ
れるとともに、この計数内容を表わす信号が音声
データメモリ98及び比較器150の入力端子
DBに供給される。この計数内容を表わす信号が
音声データメモリ98に記憶されている音声デー
タを遂次指定するアドレス信号SDである。 比較器150においては、その入力端子DAに
供給された信号(終端アドレス信号)とその入力
端子DBに供給されたアドレス信号SDとが一致し
た時、“L”レベルの発声終了信号SC3がその出
力端子QDからタイミング論理回路104に供給
されるとともに、ワンシヨツトマルチ回路214
及び216を介してアドレスカウンタ148のリ
セツト入力端子RTに供給される。 音声データメモリ98には、たとえば第1表に
示される音声表示をするために複数種類の音声デ
ータSOが記憶されており、該メモリ98にアド
レス信号SDが供給されるとその信号SDが指定す
る音声データSOがD/A変換器218へ供給さ
れる。この音声データSOはコード化されたデジ
タル信号であり、D/A変換器218は音声デー
タSOが表わす電圧値にこれを変換し出力する。
すなわち、D/A変換器218の出力信号は一連
の音声データSOに対応する電圧波形が近似的に
合成された音声信号SGであり、この音声信号SG
が増幅器220を介してスピーカ56に供給され
て該スピーカ56から音声表示が為されるように
なつている。したがつて、音声データメモリ98
及びD/A変換器218が音声信号発生装置を形
成している。 尚、上記説明において、音声データメモリ98
におけるデジタルデータについて具体的なデータ
を示していないが、この音声データとしてのデジ
タルデータに関する技術は公知であるので、これ
に関する説明は省略する。
【表】
【表】 実施例の作動 以下、本実施例の作動を説明する。 図示しない電源スイツチが投入され、第4図の
回路に電源が供給されると、電源投入信号SRT
によりアドレスカウンタ108がリセツトされる
とともにJ−Kフリツプフロツプ回路200がク
リヤされる。同時に、他のJ−Kフリツプフロツ
プ回路102,106,126,128,13
0,152,184も図示しない回路によつてク
リヤされる。 模様選択押釦68のひとつが操作されて所望の
縫目模様、たとえば直線縫い58が選択操作され
ると該直線縫いに対応する信号PS1が模様表示
制御回路90に供給される。このため、模様表示
制御回路90から直線縫いを音声表示するための
先頭アドレス信号SA1及び終端アドレス信号SB
1とポートセレクト信号SP3とが出力され、こ
れ等先頭アドレス信号SA1及び終端アドレス信
号SB1がマルチプレクサ100を介してスター
トアドレスラツチ144及びエンドアドレスラツ
チ146へ供給される。一方、タイミング論理回
路104からポートセレクト信号SP3の発生後
一定時間後にロード信号SLが出力されて先頭ア
ドレス信号SA1及び終端アドレス信号SB1がス
タートアドレスラツチ144及びエンドアドレス
ラツチ146にロードされるとともに、これ等の
信号SA1及びSB1がアドレスカウンタ148及
び比較器150に供給される。そしてタイミング
論理回路104からロード信号SLの発生後一定
時間後にラツチ完了信号SC1が出力される。こ
の結果J−Kフリツプフロツプ回路200がセツ
ト状態にされ、アドレスカウンタ148において
は先頭アドレス信号SA1がロードされるととも
に、模様表示制御回路90においてはJ−Kフリ
ツプフロツプ回路102がクリヤされてポートセ
レクト信号SP3が出力されなくなる。J−Kフ
リツプフロツプ200がセツト状態にされるとク
ロツクパルス信号CPがアンド回路212を介し
てアドレスカウンタ148に供給されるので、ア
ドレスカウンタ148は先頭アドレス信号SA1
に加えてクロツクパルス信号CPを遂次計数しこ
の計数内容を表わすアドレス信号SDを音声デー
タメモリ98及び比較器150に供給する。音声
データメモリ98においてはアドレス信号SDが
指定する音声データS0を遂次D/A変換器21
8に供給されるので、この変換器218から一連
の音声信号SGが出力される。したがつて、スピ
ーカ56から第1表のNo.1に示される音声表示
が出力され始める。この音声表示が終了するとア
ドレス信号SDの内容と終端アドレス信号SB1と
が一致するので比較器150から発声終了信号
SC3が出力される。この結果、J−Kフリツプ
フロツプ回路200がクリアされてクロツクパル
ス信号CPの供給がアンド回路212において阻
止されるとともに、発声終了信号SC3の発生後
一定時間後にアドレスカウンタ148がリセツト
されてその内容が零となる。 模様選択押釦68の操作によつて、他のしつけ
縫い60、閂抜き止め縫い62及びボタン穴かが
り縫い64が選択された場合においても、上述と
全く同様の作動に従つてそれぞれ第1表の
No.2、No.3及びNo.4に示される音声が表示され
る。 以上の状態において、スタートストツプ押釦4
6が押圧されるとワンシヨツトマルチ回路176
及びアンド回路178を介して供給される操作信
号SMCによつてJ−Kフリツプフロツプ回路1
84がセツト状態となり、モータ起動指令信号
SC2がJ−Kフリツプフロツプ回路184から
出力される。この結果、ミシンモータ192が駆
動されるとともに、図示しない針棒揺動機構及び
送り調節機構が駆動され、模様選択押釦68によ
つて選択された所望の縫目模様が加工布に縫製さ
れる。そして、再びスタートストツプ押釦46が
押圧されるとJ−Kフリツプフロツプ回路184
が反転させられてモータ起動指令信号SC2が出
力されなくなりミシンモータ192が停止させら
れる。 上記縫製操作において、加工布の送り不良や上
糸切れ等の縫調子の不都合が発生した場合には、
その種々の原因を音声表示させるために異常原因
発声押釦54が操作される。この押釦54が押圧
されると異常原因発声指令信号SSPによつてJ−
Kフリツプフロツプ回路106がセツト状態とさ
れ、その出力端子Qからポートセレクト信号SSP
1がアドレスカウンタ108、マルチプレクサ1
00及びタイミング論理回路104に供給され
る。アドレスカウンタ108においては、ポート
セレクト信号SP1が計数されてその内容が
「1」となり、その計数内容を表わす計数信号SK
がアドレスメモリ110に供給される。アドレス
メモリ110においては計数信号SKの内容に対
応する先頭アドレス信号SA2及び終端アドレス
信号SB2が出力され、これ等の信号SA2,SB2
がマルチプレクサ100を介してスタートアドレ
スラツチ144及びエンドアドレスラツチ146
に供給される。一方、タイミング論理回路104
からはポートセレクト信号SP1の発生に対応し
て前述と同様なロード信号SL及びラツチ完了信
号SC1が出力され、前述と同様な作動に従つて
第1表のNo.5に示される一連の音声表示がスピ
ーカ56から為される。尚、J−Kフリツプフロ
ツプ回路106はラツチ完了信号SC1によつて
クリアされる。再び異常原因発声押釦54が押圧
されると上記と同様な作動に従つてアドレスカウ
ンタ108の計数内容が「2」となり、第1表の
No.6に示される一連の音声表示が為される。以
後、同様に異常原因発声押釦54の押圧操作毎に
第1表のNo.7乃至No.10の音声表示が順次為され
更にその押釦54が操作されると再び第1表の
No.5に示される音声表示が為される。したがつ
て、作業者は取扱説明書を調べることなく種々の
不調原因を調査できる。 尚、以上の押釦68及び54の操作は発声停止
切換スイツチ70が開放されている場合に為され
たものであるが、この切換スイツチ70が閉成さ
れた場合にはナンド回路78及び82の作用によ
つてそれ等の出力信号PS1乃至PS13及び異常
原因発声指令信号SSPが出力されない。したがつ
て、この場合には異常警報用音声信号の発生が許
容されるが操作指示用音声信号の発生が停止され
て模様選択操作の内容及びミシンおける縫調子の
不都合の原因を表わす音声表示が為されないので
ある。したがつて、切換スイツチ70の操作によ
つて、習熟した作業者は不要な音声表示の煩わし
さから解放され得るのである。 スタートストツプ押釦46が押圧操作された際
にロツク信号SDT1、下糸消費信号SDT2又は
押え足上昇信号SDT3のいずれかが発生してい
る場合にはJ−Kフリツプフロツプ回路184に
供給されるべき操作信号SMCがアンド回路17
8によつて阻止される。このため、J−Kフリツ
プフロツプ回路184がセツト状態にされずモー
タ起動指令信号SC2が該回路184から出力さ
れない。すなわち、アンド回路178は異常検出
信号が発生しているとき縫目形成動作の開始を禁
止する禁止回路である。そしてイクスクルシブオ
ア回路180の入力信号のうち一方が“H”レベ
ル、他方が“L”レベルとなるので該オア回路1
80から警報指令信号SCKが警報表示制御回路
124に供給される。このとき、警報表示制御回
路124において、たとえば、ロツク信号SDT
1が発生しているとすると、J−Kフリツプフロ
ツプ回路126がセツト状態とされる。このた
め、この回路126のセツト状態を表わす出力信
号が、オア回路140を介しポートセレクト信号
SP2としてマルチプレクサ100及びタイミン
グ論理回路104に供給されるとともに、アドレ
スメモリ142に供給される。アドレスメモリ1
42においては、ロツク信号SDT1に対応する
先頭アドレス信号SA3及び終端アドレス信号SB
3が出力され、これ等の信号SA3及びSB3がマ
ルチプレクサ100を介してスタートアドレスラ
ツチ144及びエンドアドレスラツチ146に供
給される。タイミング論理回路104において
は、ポートセレクト信号SP2が供給された後前
述の作動と同様に一定時間後にロード信号SLが
出力され、そのロード信号SLの出力後一定時間
後にラツチ完了信号SC1が出力されるととも
に、J−Kフリツプフロツプ回路152がセツト
状態にされる。したがつて、この状態において他
のポートセレクト信号SP1又はSP3が供給され
てもその信号SP1又はSP3に基づくロード信号
SL及びラツチ完了信号SC1はアンド回路162
の作用によつて出力されない。すなわち、これ等
のJ−Kフリツプフロツプ回路152及びアンド
回路162は模様及び縫調子不都合の原因の音声
表示に優先して警報の音声表示を完了させるもの
である。以後、前述と同様の作動に基づいて第1
表のNo.11に示される音声表示が為される。次に
不糸消費信号SDT2が発生している場合にスタ
ートストツプ押釦46が押圧操作されると、モー
タ駆動制御回路114から前述と同様な作動に従
つて警報指令信号SCKが警報表示回路124に
供給される。警報表示回路124においてはJ−
Kフリツプフロツプ回路128がセツト状態にさ
れて以後前述と同様な作動に従つて第1表の
No.12に示される音声表示が為される。押え足上
昇信号SDT3が発生している場合にスタートス
トツプ押釦46が押圧操作されると、同様にJ−
Kフリツプフロツプ回路130がセツト状態にさ
れて第1表のNo.13に示される音声表示が為され
る。 ここで、ロツク信号SDT1と下糸消費信号
SDT2又は押え足上昇信号SDT3とが相互に重
複して発生した場合には、警報表示制御回路12
4においてアンド回路132及び134の作用に
よつてJ−Kフリツプフロツプ回路126のみが
セツト状態にされて第1表のNo.11の音声表示が
優先的に為される。また、下糸消費信号SDT2
及び押え足上昇信号SDT3が重複して発生した
場合には、同様にアンド回路134の作用によつ
てJ−Kフリツプフロツプ回路128のみがセツ
ト状態にされて第1表のNo.12の音声表示が為さ
れる。 一方、ミシンモータ192が起動中にロツク信
号SDT1又は下糸消費信号SDT2が発生した場
合には、モータ駆動指令論理回路114において
これ等の信号SDT1又はSDT2がアンド回路1
82、トライステートバツフア188及びアンド
回路190を介してJ−Kフリツプフロツプ回路
184に供給される。この結果、J−Kフリツプ
フロツプ回路190がクリアされてミシンモータ
192が自動的に停止させられる。 このように、ミシンが異常状態である場合にス
タートストツプ押釦46が操作されると、音声警
報が為されしかもミシンモータ192の起動が阻
止されるので、異常状態のままミシンが作動させ
られることが防止されるとともに事前にその処置
が為され得るのである。また、その音声警報は他
の模様表示及び縫調子表示に妨げられることがな
く確実に為され、しかもそれ等の異状状態が相互
に重複して発生した場合には重用な音声警報が優
先的に表示されるので、適切な処置が迅速かつ確
実に為され得る。 いずれかの音声表示、たとえば第1表のNo.1
に示される音声表示が為された場合において、作
業者がその音声表示内容を聞き逃がした場合に
は、リピート押釦50の操作によつて再びその音
声表示が為される。すなわち、リピート押釦50
が操作されるとワンシヨツトマルチ回路198の
“L”レベルの出力信号がアンド回路172を介
してJ−Kフリツプフロツプ回路200及びアド
レスカウンタ148に供給される。この結果、現
在スタートアドレスラツチ144にラツチされて
いる上記音声表示のための先頭アドレス信号SA
1がアドレスカウンタ148にロードされる。同
時にJ−Kフリツプフロツプ回路200がセツト
状態にされてクロツクパルス信号CPが発振器2
10からアンド回路212を介してアドレスカウ
ンタ148に供給される。したがつて、以後前述
と同様の作動に従つて第1表のNo.1に示される
音声表示が再び為されるのである。 このように、作業者は音声表示を一度聞き逃し
た場合であつても、必要に応じて再びその音声表
示を聞くことができ、その表示内容を正確に確認
できる。 いずれかの音声表示、たとえば第1表のNo.1
に示される音声表示が為され始めた場合におい
て、習熟した作業者はその表示内容の後半、すな
わちどの種類の押え足を使用するかを熟知してい
る場合がある。このような場合には、如何なる模
様を選択したかの確認のために選択された模様の
音声表示が為されるだけで充分であり、その表示
の途中で発声停止押釦52が操作される。すなわ
ち、発声停止押釦52が操作されるとワンシヨツ
トマルチ回路206の“L”レベルの出力信号が
アンド回路208を介してJ−Kフリツプフロツ
プ200に供給される。この結果、その回路20
0はクリアされるので発振器210からアドレス
カウンタ148に供給されていたクロツクパルス
信号CPがアンド回路212において阻止され
る。したがつて、アドレスカウンタ148の計数
動作が停止させられてこれ以後の音声表示が停止
される。 このように、作業者の必要に応じて音声表示が
停止され得るので、習熟した作業者はこの者にと
つて不要な音声表示の煩わしさから解放されると
ともに、縫製作業を早期に開始させることができ
る。 尚、上述したのはあくまでも本発明の一実施例
であり、本発明はその精神を逸脱しない範囲にお
いて種々変更が加えられ得るものである。 たとえば、第4図に示される回路構成において
アドレスカウンタ148、比較器150、ワンシ
ヨツトマルチ回路214,216及びD/A変換
器218が音成合成回路222を形成し、音声デ
ータメモリ98に記憶された音声データがPCM
(Pulse Code Modulation)方式に従つて音声に
合成されているが、その他の方式、たとえばメモ
リの記憶容量が大幅に縮小され得るPARCOR
(Partial Auto Correlation)方式に従つて音声が
合成されても差支えないのである。このような場
合の上記音声合成回路222には、株式会社日立
製作所製のLSIであるHD38880又はテキサスイン
スツルメント社製のLSIであるTMCO280が用い
られ得ることが知られている。 また、第4図の回路構成において、制御回路9
0,92,124、論理回路104,114、マ
ルチプレクサ100、J−Kフリツプフロツプ回
路200、アンド回路78,82,172,20
8,212、インバータ76,88及びワンシヨ
ツトマルチ回路198,206が音声合成のため
の制御回路224を構成しており、この制御回路
224は所謂マイクロコンピユータで構成されて
も差支えない。このような場合、一般に、スター
トアドレスラツチ144及びエンドアドレスラツ
チ146はランダムアクセスメモリ(RAM)で
音声データメモリ98はリードオンリーメモリ
(ROM)で構成される。 更に、模様選択押釦68、異常原因発声押釦5
4及びミシンの異常状態を検出する検出器の数は
ミシンの機能に応じて種々変更が加えられ得るも
のであり、同様に第1表に示される音声表示の種
類及びその内容についても種々変更が加えられ得
るものである。 効 果 以上詳記したように、本発明の音声警報可能な
ミシンは、ミシンの縫製準備作業あるいはミシン
の異常状態に対する処置が完了していなければな
らない時点であるミシンの縫製を開始させる操作
体の操作時においてミシンに異常状態が存在する
場合に、その内容を表す音声警報が行われるの
で、縫製準備段階において当然起こり得る異常状
態が一々音声にて響報される煩わしさが解消され
るとともに、ミシンの異常に対する処置が不完全
のままミシンを再作動させてしまうことが解消さ
れるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例であるミシンの外観
を示す斜視図である。第2図及び第3図は第1図
のミシンの要部を示す斜視図である。第4図は第
1図の実施例における回路構成を示すブロツク線
図である。第5図乃至第9図は第4図のブロツク
線図における模様表示制御回路、縫調子表示制御
回路、警報表示制御回路、タイミング論理回路及
びモータ駆動指令論理回路をそれぞれ詳細に示す
ブロツク線図である。 46:スタートストツプ押釦(操作体)、5
6:スピーカ、118:ロツク検出器(検出
器)、120:下糸消費検出器(検出器)、12
2:押え上昇検出器(検出器)、98:音声デー
タメモリ(メモリ)(音声信号発生装置)、21
8:D/A変換器(音声信号発生装置)、12
4:警報表示制御回路(音声信号制御装置)、1
44:スタートアドレラツチ(音声信号制御装
置)、148:アドレスカウンタ(音声信号制御
装置)、178:アンド回路(禁止回路)、SDT
1:ロツク信号(異常検出信号)、SDT2:下糸
消費信号(異常検出信号)、STD3:押え上昇信
号(異常検出信号)、SO:音声信号。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 上下動可能な針と加工布との相対運動に従つ
    て所望の縫目模様を形成するミシンにおいて、 前記ミシンによる縫目形成動作を開始させるた
    めに操作可能な操作体と、 前記ミシンによる正常な縫目形成動作を妨げる
    異常状態の発生を検出して異常検出信号を発生す
    るために前記ミシンの所定部位に配置された検出
    器と、 前記異常状態の種類を音声によつて作業者に知
    らせるために予め定められた複数種類の音声信号
    を選択的に発生し得る音声信号発生装置と、 前記異常検出信号に従つて前記複数種類の音声
    信号中から1つの音声信号を選択してその選択さ
    れた音声信号を前記音声信号発生装置から発生さ
    せるために前記操作体の操作に関連して動作する
    音声信号制御装置と、 前記ミシンの機枠に設けられ、前記音声信号発
    生装置から発生された音声信号に従つて作動する
    スピーカとを備えた音声警報可能なミシン。 2 前記音声信号発生装置は、前記複数種類の音
    声信号をそれぞれ記憶する複数の記憶場所を有す
    るメモリを含み、前記音声信号制御装置は前記異
    常検出信号に従つて前記メモリの1つの記憶場所
    を選択するために前記操作体の操作に関連して作
    動する特許請求の範囲第1項記載の音声警報可能
    なミシン。 3 前記ミシンは、前記異常検出信号が発生して
    いる間前記操作体の操作に従う縫目形成動作の開
    始を禁止するための禁止回路を更に含む特許請求
    の範囲第1項記載の音声警報可能なミシン。
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