JPS61209779A - Ａｌ−Ｌｉ系合金のア−ク溶接方法 - Google Patents
Ａｌ−Ｌｉ系合金のア−ク溶接方法Info
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- JPS61209779A JPS61209779A JP5009485A JP5009485A JPS61209779A JP S61209779 A JPS61209779 A JP S61209779A JP 5009485 A JP5009485 A JP 5009485A JP 5009485 A JP5009485 A JP 5009485A JP S61209779 A JPS61209779 A JP S61209779A
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- weld
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
［産業上の利用分野］
本発明は、溶接部に発生するブローホールなどの欠陥を
なくするＡｎ−Ｌｉ系合金のアーク溶接方法に関するも
のである。
なくするＡｎ−Ｌｉ系合金のアーク溶接方法に関するも
のである。
［従来の技術］
従来、この種の溶接方法として、第９図に示すように、
ＡΩ−Ｌｉ系合金の板材１に、板材と同質の溶接金属材
を用いて、ＴＩＧ溶接やＭＩＧ溶接により、つまり溶接
機（トーチ）３の電極３ａと溶接部２間にアーク４を発
生させるとともに、不活性ガスを吹き付けながら溶接を
行なう方法が知られている。
ＡΩ−Ｌｉ系合金の板材１に、板材と同質の溶接金属材
を用いて、ＴＩＧ溶接やＭＩＧ溶接により、つまり溶接
機（トーチ）３の電極３ａと溶接部２間にアーク４を発
生させるとともに、不活性ガスを吹き付けながら溶接を
行なう方法が知られている。
［発明が解決しようとする問題点］
ところが、上記溶接方法では、合金中のＬｉＯＨ，Ｌ＋
Ｈや、溶接時に金属中に吸収されるＨｚなどにより、
溶接部２の裏ビート部２ａや止端部２ｂの周辺部にブロ
ーホールなどの欠陥が発生することが多く、このため、
溶接部の機械的強度を低下させて信頼性が損われること
があった。
Ｈや、溶接時に金属中に吸収されるＨｚなどにより、
溶接部２の裏ビート部２ａや止端部２ｂの周辺部にブロ
ーホールなどの欠陥が発生することが多く、このため、
溶接部の機械的強度を低下させて信頼性が損われること
があった。
また、第９図（Ｂ）、第９図（Ｃ）に示すように、厚い
板材１の溶接で、溶接部２を複数の肉盛部で積層する方
法でも、同様に裏ビート部２ａや止端部２ｂにブローホ
ールなどの欠陥が発生する。
板材１の溶接で、溶接部２を複数の肉盛部で積層する方
法でも、同様に裏ビート部２ａや止端部２ｂにブローホ
ールなどの欠陥が発生する。
本発明は、上記従来技術の問題点を解消するためになさ
れたもので、溶接部にブローホールなどの欠陥を生ぜず
、溶接部の信頼性を高めた。１ｌ−１ｌ系合金のアーク
溶接方法を提供することを目的とする。
れたもので、溶接部にブローホールなどの欠陥を生ぜず
、溶接部の信頼性を高めた。１ｌ−１ｌ系合金のアーク
溶接方法を提供することを目的とする。
［問題点を解決するための手段］
上記目的を達成するためになされた本発明は、Ｌｌを含
有するアルミニウム合金からなる板材の表面を切削し、
この板材を溶接した後に、該溶接部の表面に、該表面を
溶解させるようにアークを吹き付けることを特徴とする
ものである。
有するアルミニウム合金からなる板材の表面を切削し、
この板材を溶接した後に、該溶接部の表面に、該表面を
溶解させるようにアークを吹き付けることを特徴とする
ものである。
ここで、ｌｉを含有するアルミニウム合金とは、Ｌｉを
０．１重量％〜３０重量％含有するアルミニウム合金を
いい、必要に応じてｔｖｔａｏ、１重量％〜１５重量％
、Ｍｎ０．１層量％〜１５重量％、その他Ｆｅ 、 Ｎ
ｉ 、７ｒなどの成分を含有したものを含み、アークの
吹き付けとは、ＴＩＧ溶接やＭＩＧ溶接により溶接部の
表面をアークで高温にして該表面の一部をわずかに溶解
させることをいう。
０．１重量％〜３０重量％含有するアルミニウム合金を
いい、必要に応じてｔｖｔａｏ、１重量％〜１５重量％
、Ｍｎ０．１層量％〜１５重量％、その他Ｆｅ 、 Ｎ
ｉ 、７ｒなどの成分を含有したものを含み、アークの
吹き付けとは、ＴＩＧ溶接やＭＩＧ溶接により溶接部の
表面をアークで高温にして該表面の一部をわずかに溶解
させることをいう。
［作用］
Ａｎ−Ｌｉ系合金では、アーク溶接を行なうと、合金内
に含有されているＬｔ ＯＨ，Ｌｔ Ｈや、溶接中に吸
収されるＨ２などにより溶接部にブローホールなどの欠
陥が発生することがあるが、溶接後に、溶接部の表面に
アークを吹き付けて該表面をわずかに溶解することによ
り、ブローホールなどの欠陥を消滅させることができる
。
に含有されているＬｔ ＯＨ，Ｌｔ Ｈや、溶接中に吸
収されるＨ２などにより溶接部にブローホールなどの欠
陥が発生することがあるが、溶接後に、溶接部の表面に
アークを吹き付けて該表面をわずかに溶解することによ
り、ブローホールなどの欠陥を消滅させることができる
。
［実施例］
以下、本発明の一実施例を図面にしたがって説明する。
第１図（Ａ）に示すように、まず、０゜８％ｃ＋ 、４
．７％Ｍｇ−残部へ立からなる板材１の両表面１ａ１１
ｂを厚さＴ（０，３ｍｍ程度）だけスクレーバなどによ
り切削研摩を行なう。ついで、第１図（Ｂ）のように板
材１に開先を形成した後、板材とほぼ同材質の合金材を
溶接部材として用い、溶接機３の電極３ａからアーク４
を発生させてＴＩＧ溶接またはＭＩＧ溶接を行なう。
．７％Ｍｇ−残部へ立からなる板材１の両表面１ａ１１
ｂを厚さＴ（０，３ｍｍ程度）だけスクレーバなどによ
り切削研摩を行なう。ついで、第１図（Ｂ）のように板
材１に開先を形成した後、板材とほぼ同材質の合金材を
溶接部材として用い、溶接機３の電極３ａからアーク４
を発生させてＴＩＧ溶接またはＭＩＧ溶接を行なう。
このとき、溶接方法として、たとえば、ＡＣ，ＴＩＧア
ーク溶接による１層突き合せ溶接を用い、その条件を、
溶接電流７０Ａ１溶接速度１８ｃ■／分、Ａｒガス流量
１２ｒｉ／分に設定する。
ーク溶接による１層突き合せ溶接を用い、その条件を、
溶接電流７０Ａ１溶接速度１８ｃ■／分、Ａｒガス流量
１２ｒｉ／分に設定する。
ついで、第１図（Ｃ）に示すように、裏ビート部２ａの
下方に溶接機３を設置して溶接部２の下面にアーク４を
発生させて、いわゆるアークによる清浄作業を行なう。
下方に溶接機３を設置して溶接部２の下面にアーク４を
発生させて、いわゆるアークによる清浄作業を行なう。
このときの条件は、電流５０Ａ、移動速度２０ｃｍ／分
、Ａ「ガス流１層１２立／分に設定する。これにより、
溶接部２の表面温度が溶接時の１０００℃程度に対して
、７００〜８００℃に設定される。上記清浄作業により
、裏ビート部２ａの表面の一部は、わずかに溶解してブ
ローホールが消滅し、第２図の写真に示すような欠陥の
ない溶接部２が得られる（第５図参照）。
、Ａ「ガス流１層１２立／分に設定する。これにより、
溶接部２の表面温度が溶接時の１０００℃程度に対して
、７００〜８００℃に設定される。上記清浄作業により
、裏ビート部２ａの表面の一部は、わずかに溶解してブ
ローホールが消滅し、第２図の写真に示すような欠陥の
ない溶接部２が得られる（第５図参照）。
なお、上記清浄作業に、アークを進行方向に対して左右
に振らせながら行なう、いわゆるウィービングを行なう
と、広範囲にわたってブローホールなどの欠陥を除去で
きる。
に振らせながら行なう、いわゆるウィービングを行なう
と、広範囲にわたってブローホールなどの欠陥を除去で
きる。
上記実施例を第１表に示すとともに、切削だけでアーク
清浄作業を行なわない比較例１、さらに切削およびアー
ク清浄作業のいずれも行なわない比較例２についての結
果を第１表に併記する。これによれば、比較例１．２で
は、第３図および第４図の写真（第６図および第７図参
照）に示すように、溶接部２の裏ビート部２ａおよび止
端部２ｂには、まだブローホールが残留していることが
分かる。
清浄作業を行なわない比較例１、さらに切削およびアー
ク清浄作業のいずれも行なわない比較例２についての結
果を第１表に併記する。これによれば、比較例１．２で
は、第３図および第４図の写真（第６図および第７図参
照）に示すように、溶接部２の裏ビート部２ａおよび止
端部２ｂには、まだブローホールが残留していることが
分かる。
したがって、上記実施例によれば、アークにょ −る
清浄作業により、溶接部のブローホールが完全に消滅さ
せることができ、さらに、溶接部の周辺の広範囲にわた
ってブローホールを消滅させたい場合には、板材の表面
を切削する工程を加えることが有効である。
清浄作業により、溶接部のブローホールが完全に消滅さ
せることができ、さらに、溶接部の周辺の広範囲にわた
ってブローホールを消滅させたい場合には、板材の表面
を切削する工程を加えることが有効である。
また、第８図に示すように、厚板からなる板材１を溶接
する場合であって、溶接部２を複数の肉盛部で積層して
なる方法では、最後に溶接した肉感部と反対側の裏ビー
ト部２ａにブローホールなどの欠陥が発生しやすい。し
たがって、第８図（Ｂ）に示すように、溶接部２の上方
からのアークの発生で溶接を終えた後に、第８図（Ｃ）
に示すように、裏ビード部２ａ側からアークによる清浄
を行なうことにより、第１図の方法と同様にブローホー
ルを消滅させることができる。
する場合であって、溶接部２を複数の肉盛部で積層して
なる方法では、最後に溶接した肉感部と反対側の裏ビー
ト部２ａにブローホールなどの欠陥が発生しやすい。し
たがって、第８図（Ｂ）に示すように、溶接部２の上方
からのアークの発生で溶接を終えた後に、第８図（Ｃ）
に示すように、裏ビード部２ａ側からアークによる清浄
を行なうことにより、第１図の方法と同様にブローホー
ルを消滅させることができる。
【発明の効果］
以上説明したように、本発明によれば、溶接後に、溶接
部の表面にアークを吹き付けることにより、ブローホー
ルなどの欠陥をなくし、溶接部の信頼性を向上させるこ
とができる。
部の表面にアークを吹き付けることにより、ブローホー
ルなどの欠陥をなくし、溶接部の信頼性を向上させるこ
とができる。
第１図は本発明の一実施例による溶接方法の工程を示す
説明図、第２図は同実施例による溶接部の金属組織の状
懲を示す写真、第３図および第４図は比較例による溶接
部の金属組織の状態常水す写真１．第５図ないし第７図
は第２図ないし第４図の写真を説明する説明図、第８図
は他の実施例による溶接方法の工程を示す説明図、第９
図は従来の溶接方法による欠陥を示す説明図である。 １・・・板材 ２・・・溶接部 ２ａ・・・裏ビート部 ２ｂ・・・止端部 ３・・・溶接機 ３ａ・・・電極 ４・・・アーク
説明図、第２図は同実施例による溶接部の金属組織の状
懲を示す写真、第３図および第４図は比較例による溶接
部の金属組織の状態常水す写真１．第５図ないし第７図
は第２図ないし第４図の写真を説明する説明図、第８図
は他の実施例による溶接方法の工程を示す説明図、第９
図は従来の溶接方法による欠陥を示す説明図である。 １・・・板材 ２・・・溶接部 ２ａ・・・裏ビート部 ２ｂ・・・止端部 ３・・・溶接機 ３ａ・・・電極 ４・・・アーク
Claims (1)
- Ｌｉを含有するアルミニウム合金からなる板材の表面
を切削し、この板材を溶接した後に、該板材の溶接部の
表面に、該表面を溶解させるようにアークを吹き付ける
ことを特徴とするＡｌ−Ｌｉ系合金のアーク溶接方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60050094A JPH066229B2 (ja) | 1985-03-13 | 1985-03-13 | Ａｌ−Ｌｉ系合金のア−ク溶接方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60050094A JPH066229B2 (ja) | 1985-03-13 | 1985-03-13 | Ａｌ−Ｌｉ系合金のア−ク溶接方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61209779A true JPS61209779A (ja) | 1986-09-18 |
| JPH066229B2 JPH066229B2 (ja) | 1994-01-26 |
Family
ID=12849464
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60050094A Expired - Lifetime JPH066229B2 (ja) | 1985-03-13 | 1985-03-13 | Ａｌ−Ｌｉ系合金のア−ク溶接方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH066229B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106001716A (zh) * | 2016-06-23 | 2016-10-12 | 中国商用飞机有限责任公司 | 一种提升铝锂合金工件切削表面完整性的方法 |
| CN110449703A (zh) * | 2019-08-21 | 2019-11-15 | 无锡市创新低温环模设备科技有限公司 | 一种铝合金焊接工艺 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5329245A (en) * | 1976-08-31 | 1978-03-18 | Ishikawajima Harima Heavy Ind | Tandem type tig welding process for aluminum alloy plates |
| JPS5919078A (ja) * | 1982-07-26 | 1984-01-31 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | アルミニウム合金溶接法 |
-
1985
- 1985-03-13 JP JP60050094A patent/JPH066229B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5329245A (en) * | 1976-08-31 | 1978-03-18 | Ishikawajima Harima Heavy Ind | Tandem type tig welding process for aluminum alloy plates |
| JPS5919078A (ja) * | 1982-07-26 | 1984-01-31 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | アルミニウム合金溶接法 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106001716A (zh) * | 2016-06-23 | 2016-10-12 | 中国商用飞机有限责任公司 | 一种提升铝锂合金工件切削表面完整性的方法 |
| CN110449703A (zh) * | 2019-08-21 | 2019-11-15 | 无锡市创新低温环模设备科技有限公司 | 一种铝合金焊接工艺 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH066229B2 (ja) | 1994-01-26 |
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