JPH03248776A - アルミニウム合金クラッド材の溶接方法 - Google Patents

アルミニウム合金クラッド材の溶接方法

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JPH03248776A
JPH03248776A JP4667090A JP4667090A JPH03248776A JP H03248776 A JPH03248776 A JP H03248776A JP 4667090 A JP4667090 A JP 4667090A JP 4667090 A JP4667090 A JP 4667090A JP H03248776 A JPH03248776 A JP H03248776A
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welding
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skin material
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Shinichi Yoshinobu
吉延 真一
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Nippon Aluminium Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、アルミニウム合金クラッド材を突き合わせて
溶接する方法に関するものである。
(従来の技術) アルミニウムは酸に対する耐蝕性、特に耐硝酸性に優れ
ているため、硝酸タンクの材料によく用いられている。
しかしアルミニウムは機械的強度が弱いため、強度を必
要とする場合、例えば大型タンクを構成する場合には単
独で用いるのに適さない。そこでそのような場合には、
機械的強度の強いアルミニウムを含む合金、例えばAρ
−Mg系合金と、アルミニウムとをクラッドした材料、
即ち「アルミニウム合金クラッド材」が用いられるよう
になってきた。この材料は、アルミニウムを含む合金か
らなる芯材とアルミニウムからなる皮材とが貼り合わさ
れてなるものである。
ところで上述のアルミニウム合金クラッド材を用いて、
例えばタンクの鏡板を構成するには、般にアルミニウム
合金クラッド材からなる複数枚の板を突き合わせ、その
突き合わせ部を溶接して構成する。そしてその溶接法と
して従来はMIG溶接法が用いられていた。第4図、第
5図はMIG溶接法による溶接の工程を示す図である。
図において、1はアルミニウムからなる皮材、2はAl
l−Mg系合金からなる芯材であり、皮材1の突き合わ
せ部には皮材]の厚さの半分以上の深さを有する開先1
aが、また芯材2には芯材2の厚みと同じ深さの開先2
aが形成されている。そしてこのMIG溶接法では、例
えばCuからなる裏当材3を用いて、第5図に示すよう
に皮材1側からa部分を溶接し、次いで芯材2側からす
、c、・・f部分と順次溶接していた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら上述のMIG溶接法では、厚さ方向に対し
て不均一な幅を有する溶は込み形状となるために溶接変
形が生じ易く、また気孔等の溶接欠陥も生じ易い。しか
も裏当材3を用いる必要があるので、手間かかかり、裏
当材3が水分を含んでいるような場合にはガスが発生し
、これによっても溶接欠陥が生じるという問題かあった
本発明は、アルミニウム合金クラッド材を突き合わせて
溶接する方法であって、溶接変形、溶接欠陥が生じるの
を防+I−,でき、しかも裏当材を不要とできる方法を
提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、アルミニウムを含む合金からなる芯材とアル
ミニウムからなる皮材とが貼り合わされてなるアルミニ
ウム合金クラッド材を突き合わせて溶接する方法におい
て、芯材の突き占わせ部に皮材の芯材側の面が所定の幅
で露出する深さの開先を形成し、まず皮材の突き合わせ
部を皮材側からDCSP−TIG溶接法を手動により行
なって溶接し、次いで芯材の突き合わせ部を芯材側から
MIG溶接法により溶接するようにしたものである。
芯材としては、例えばA3052、A3083等のAg
−Mg系合金が用いられ、皮材としては、例えばA10
50、AI 070等の純アルミニウムが用いられる。
芯材の開先は60度の角度の外開き形状に形成するのが
好ましく、開先底部に露出させる皮材の芯材側の面の幅
は、皮材の溶は込み部の底部の幅より広い方が好ましい
DC3P−TIG溶接法とは、被溶接物(ここでは皮材
)を陽極とし、トーチに保持されたタングステン電極を
陰極とし、ヘリウム、アルゴン等の不活性ガスの雰囲気
中で、タングステン電極と被溶接物との間にアークを発
生させ、その熱で溶加材を溶かして被溶接物を溶接する
方法である。
ここでは皮材の突き合わせ部に開先を形成せず、又は形
成しても浅い深さのものとし、溶加材を用いないで、被
溶接物を溶かして溶接する。また被溶接物が溶は過ぎて
いないかどうかを目測により表面側の溶は込み部の幅に
基づいて判断しながらDC3P−TIG溶接法を手動で
行なう。例えば溶は込み部の幅が広くて溶は過ぎている
と判断した場合には、タングステン電極を手動により皮
材に近づける。
(作用) 芯材の開先底部には皮材の芯材側の面か露出ししている
ので、皮材を溶接する際に芯材が皮材に流れ込んで皮材
と混合することは殆んどない。従って皮材の有する耐蝕
性、特に耐硝酸性が劣化することはない。
またDC8P−TIG溶接法による皮材の溶接を手動で
行なうので、皮材の溶は具合に対応したタングステン電
極と皮材との間隔の調整は、容易且つ迅速に行ない得る
こととなる。従って皮材の溶は過ぎが生じることはなく
、このため溶接欠陥が生じることはなく、また裏当材が
不要となる。
なおりC3P−TIG溶接法を自動で行なった場合には
、手動の場合のような迅速な調整は行ない得ないので、
真当材を必要とする。
(実施例) 第1図に示すアルミニウム合金クラッド材の突き合わせ
部を溶接した。第1図において、皮月1はA1050又
はA1070のアルミニウムからなり、芯材2はA30
52又はA308BのA11−Mg系合金からなってお
り、皮材1は厚さ5mm1芯材2は厚さ20mmである
。皮材1と芯材2は熱圧着により貼り合わされている。
皮材1には開先1bが90度の角度で外開きに形成され
ており、その深さは2mmである。芯材2には開先2b
が60度の角度で外開きに形成されており、開先2bの
底部には皮材1の芯材2側の面2Cが露出している。そ
の露出部の幅Wは3mmである。
まず皮材1の突き合わせ部(溶接部)の前処理を行なっ
た。即ち、有機溶剤で開先1bの脱脂処理を行なった後
、カッター等により開先1bの面の表面酸化被膜を除去
し、次いで更に開先1bの脱脂処理を行なった。なお溶
接前に仮付を行なってもよい。
そして皮材1を上にして皮材1の突き合わせ部を第2図
に示すような装置を用いてDC8P−TIG溶接法によ
り溶接した。第2図において、11はトーチ、12はト
ーチ11に保持されたタングステン電極、13はヘリウ
ム、アルゴン等の不活性ガスである。DC8P−TIG
溶接法については前述した通りであり、手動によりトー
チ11を移動させながら行なった。タングステン電極1
2と皮材1との間隔は、突き合わせ部が溶は過ぎていな
いかどうかを目測により表面側の溶は込み部の幅に基づ
いて判断しながら迅速に調整した。
この溶接は、第3図のa部分、次いでb部分というよう
に2回行なった。この時の溶接条件は、概ね次の範囲と
した。
電   流   250〜360A 電   圧    26〜34V 電極移動速度 250〜550mm/分ガス流量  1
5〜20p/分 次に芯材2を上にして芯材2の突き合わせ部を通常のM
IG溶接法により溶接した。この溶接は第3図に示すよ
うに、cSd・・・・・・i部分というように7回行な
った。
こうして溶接された部分には、溶接変形、溶接欠陥は生
じていなかった。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば; (1)芯材2の開先2b底部に皮材1の芯材2側の面2
cを所定の幅だけ露出させたので、皮材1を溶接する際
に、芯材2が皮材1に流れ込むことによって芯材2と皮
材1とが混合するのを防止できる。従って皮材1の溶接
による耐蝕性の劣化を防止できる。
(2)DCSP−TIG溶接法による皮材1の溶接を手
動で行なうようにしたので、皮材1が溶は過ぎている場
合にはタングステン電極12を皮材1に容易且つ迅速に
近づけることができる。従って皮材1の溶は過ぎによる
溶接欠陥の発生を防止でき、また裏当材を不要にして溶
接作業を簡素化できる。またDC3P−TIG溶接法で
は、厚さ方向に対して均一な幅を有する溶は込み形状が
得られるので、溶接変形が生じるのも防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法により溶接するアルミニウム合金
クラッド材の突き合わせ部を示す断面図、第2図は第1
図のクラッド材をDCSP−TIG溶接する際の模式部
分断面図、第3図は第1図のクラッド材をDCSP−T
IG溶接する際の工程を示す断面図、第4図はMIG溶
接法により溶接するアルミニウム合金クラッド材の突き
合わせ部を示す断面図、第5図は第4図に示すクラッド
材をMIG溶接する際の工程を示す断面図である。 1・・・皮材、la、1b・・・開先、2・・・芯材′
、2B。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アルミニウムを含む合金からなる芯材とアルミニウムか
    らなる皮材とが貼り合わされてなるアルミニウム合金ク
    ラッド材を突き合わせて溶接する方法において、芯材の
    突き合わせ部に皮材の芯材側の面が所定の幅で露出する
    深さの開先を形成し、まず皮材の突き合わせ部を皮材側
    からDCSP−TIG溶接法を手動により行なって溶接
    し、次いで芯材の突き合わせ部を芯材側からMIG溶接
    法により溶接したことを特徴とするアルミニウム合金ク
    ラッド材の溶接方法。
JP4667090A 1990-02-26 1990-02-26 アルミニウム合金クラッド材の溶接方法 Expired - Lifetime JPH0694076B2 (ja)

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