JPS61209112A - 無空気孔式タイヤ成形方法及び装置 - Google Patents

無空気孔式タイヤ成形方法及び装置

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JPS61209112A
JPS61209112A JP60264698A JP26469885A JPS61209112A JP S61209112 A JPS61209112 A JP S61209112A JP 60264698 A JP60264698 A JP 60264698A JP 26469885 A JP26469885 A JP 26469885A JP S61209112 A JPS61209112 A JP S61209112A
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はタイヤをモールド成形するための方法および装
置に関し、特にタイヤ鋳型中に空気が滞溜するのを阻止
するためのタイヤ成形方法および装置に関する。また、
特に本発明は金型空気孔を必要とすることなくタイヤを
鋳型する方法および装置に関する。
〔従来の技術〕
タイヤは通常タイヤ成形機において未硬化又は未加硫タ
イヤを成形することによって製造される。
次いでこの未加硫のタイヤはタイヤ成形機から取出され
、タイヤ金型内に設置される。タイヤ金型は通常は未加
硫タイヤに熱および圧力を加えることにより未加硫タイ
ヤをタイヤ金型のキャビティ即ち空胴形状に一致せしめ
、次いで加硫硬化することにより所定の形状を保持しう
るように形成されている。硬化されたタイヤはタイヤ金
型の空胴形状に一致していることが好ましく、一致する
か否かは未硬化タイヤと金型空胴表面間に空気が滞溜し
ているか否かにかかっている。
従来より未硬化タイヤと金型空胴表面間に存在する空気
は金型空胴表面器から金型内を通って金型外部まで延び
る複数個の小径通路或いは小径孔により除去されていた
。即ち、鋳型中に未硬化即ち未加工タイヤが金型空胴表
面に圧接せしめられるにつれて未加工タイヤと金型空胴
表面間に滞溜する空気は金型空胴から小径通路或いは小
径孔を介して押出される。これらの小径通路或いは小径
孔は通常“通気孔”と称されている。
ところでこれらの通気孔は本来的に金型内から空気を排
出するために設けられているものであるが鋳型すべき未
加工タイヤの一部である未加工ゴムが金型から滞溜空気
を排出した直後にこれら通気孔内に侵入する。通気孔内
に侵入した未加工ゴムは通気孔内で加工され、加工完了
後においても加工タイヤにくっついたままになっている
。従って金型が開かれ、加工タイヤが取出されたときに
通気孔内の未加工ゴムは加工タイヤの表面からほぼ垂直
に突出する多数の針状突起となる。これらの針状突起に
対しては通常同様に“通気孔”という用語が用いられて
おり、これらの針状突起によってタイヤの外観が悪化す
ることになる。
加工タイヤから突出するこれらの針状突起は通常加工タ
イヤを機械にかけることによって取り除かれる。即ち、
この機械に加工タイヤが設置され、これらの針状突起を
自動的に或いは手作業によりタイヤから切断除去する。
“通気孔除去”と称されるこの突起切断除去作業はタイ
ヤの製造コストの高騰を招き、更に通気孔除去作業がう
まくいかず、タイヤに切込みがはいったりタイヤ表面が
損傷した場合にはかなりの量の無駄なタイヤが生じてし
まうことになる。また、通気孔除去作業後のタイヤ表面
は全体的に好ましくない外観を呈することになる。
モールド工程の間、真空を必要とするキャビティから空
気が除去され、少なくともいくつかのモールド通気孔の
必要性をなくすことが提案された。
したがって、米国特許第1,276.411号明細書に
例示された提案では、複数のタイヤのモールドが大きな
プレス空間内に配置され、そしてプレス空間が空気を除
去され、それにより複数のモールドから空気を除去した
。そしてプレスが行なわれ、最終的なタイヤを成形する
ために空洞内でモールドを圧縮した。
米国特許第2.779,386号明細書に例示された他
の提案では、真空が分割線に沿ってモールドに導かれ、
未硬化タイヤのトレッド部とブライ部が、タイヤの枠体
と内部層との間の中間部分に隣接する領域からの空気通
路を成形してこの領域から閉込められた空気を除去する
ように、穴をあけられた。
米国特許第4.347.212号、第’3,842.1
50号および第3,854,852号明細書に例示され
たさらに他の提案では、複数のバルブが特にモールドの
側壁部に沿ってモールド内に埋込まれて配設された。こ
の提案におけるバルブは、モールドが閉じられる時開放
し、未硬化タイヤがモールドのモールド面に対して押圧
される時モールド内から空気を排出するよう構成されて
いる。望ましくは、バルブは、モールド工程の間バルブ
内に押込められるゴムによって影響を受ける前に閉じら
れる。各バルブは、モールド内をからにするために作用
するように、真空源に連結される。他のものはモールド
の側壁部ではなくトレッド内にポペット弁を設けられる
米国特許第3.983.193号明細書に9例示された
さらに他の提案では、リドレッド(再び踏面をつける)
操作において適用される未硬化タイヤ部が、真空吸入ポ
ートを有するエラストマの袋により囲繞され、これによ
り、真空空間かりトレッドされるタイヤを取囲んで成形
される。
上述した提案は、種々の理由により商業的成功を得るこ
とができなかった。複数のモールドが、モールド成形の
ための空気除去プレスに設けられる場合、流体プレスを
行なうために未硬化タイヤを含むモールドの組立ておよ
び分解とともに時間制限は、かなり高価なものとなるこ
とが一般に示されている。特に未硬化タイヤの枠体の部
分の内側から空気を排出するために分割線に沿って真空
を生せしめる工程のため、重要な信鎖性ある有効な真空
を得られないことにより、そのような工程において商業
的不利益がもたらされた。複数のポペット型のバルブが
、例えばタイヤモールドの側壁部に沿って配設される場
合、モールドのトレッド部から空気を抜くことにおける
困難性により、許容できる良質のタイヤより少ない容認
できない大多数を生産することとなった。重合体の袋が
リドレッドに適用される未硬化タイヤの部分を取囲む工
程において、このような袋に入れられた未硬化タイヤの
組立ておよび分解における困難性により、商業的不利益
を実質的に招いた。
良質のタイヤが、通気穴、すなわちいわゆるベントをタ
イヤモールドに設ける必要なく、またタイヤモールドの
プレス中の工程サイクルを延ばすことなく生産される方
法は、高価なタイヤベントの装備を削減することにより
、またベントを設ける操作において失なわれるゴムを節
約することにより、タイヤの商業的生産に実質的な有用
性を見出すことができた。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はモールド成形および硬化工程の直前に硬化およ
びモールド成形すべき未加硫のタイヤを含むタイヤモー
ルドの排気を実質上行なう方法および装置を提供するも
のである。特に、トレッド、側壁およびビード部分を含
む未加硫のタイヤが成形され、その後トレッド、側壁お
よびビード部分を有しかつ少なくとも幾つかの部分が分
割線で分けられているタイヤモールドの中でモールド成
形されるこれらの工程において、本発明では未加硫タイ
ヤの硬化およびモールド成形に先立ってモールドの排気
を行ない、これによりタイヤモールドの成形面とタイヤ
モールドの外部の位置との間の空気孔を不必要とするも
のである。
この工程において、分割線に沿いかつ断続可能に真空源
に結合された導管手段が設けられる。未加硫のタイヤが
モールド内に装入され、次いで約5.08C11以下で
約0.103以上分割線に沿って開くようにモールドが
部分的に閉じられる。分割線は周方向に導管手段の半径
方向外方にシールされ、分割線に沿ったモールド内への
空気の移動は実質上阻止される。空気がモールド内へ流
入しようとする他の通路も同様にシールされ、モールド
内への空気流が阻止される。
次いで導管手段に真空源が適用され、モールドは60秒
間以下の時間で約16932Pa以下の絶対圧にまで排
気される。次に、モールドは完全に閉じられかつ通常の
方法により硬化される。
典型的な場合、タイヤモールドは隣接する側壁に対して
移動可能な少なくとも1つのビード部分を有し、従って
その工程は可動のビード部分と隣接する側壁部分との間
をシールしこれらの画部分の間からモールド内へ空気が
流入するのを実質上阻止する段階を含むこととなる。モ
ールドは約45秒以内で約8466Pa以下に排気され
るのが好ましい。排気圧力は2000Pa以下であるの
がより好ましい。真空排気工程でモールドが約1.27
〜3.81 cm開いているのが一層好ましい。更に、
モールドはモールド外部の位置からタイヤ硬化のために
1担完全に閉じたモールド内へ空気が流入するのを防止
するためにシールしたままにしておくのが好ましい。
本発明の方法を実施するために使用するシールは、モー
ルド内部の圧力にさらされる一表面とモールド外部の圧
力源、典型的には雰囲気圧にさらされる反対側の面を有
するシールであるのが好ましく、このような内在したシ
ール形状によりモールドの排気の際にシールをより強固
なシール相合へと強制することができる。
本発明の方法は、トレッド、側壁およびビード部分を有
し、これらが周方向の分割線によって典型的に半径方向
に分割され、いくつかのモールド部分は分割線に沿って
モールドを閉じかつ開くように可動である改良されたタ
イヤモールドに対して使用することができる。ビード、
トレッドおよび側壁の各部分は、モールドから外部へ又
は外部からモールド内への流体の通過が可能な空気孔の
ない内部モールド成形面を規定する。少なくとも1つの
導管手段がモールドトレッド部分の半径方向外方でかつ
分割シール線の半径方向内方に配置され、この導管手段
は遮断可能に真空源に接続されている。この導管手段お
よび真空源は、シールされたモールドが約60秒以内の
期間に約16932Pa以下にまで排気されるように構
成されている。
例えば自然動作型シール材又は膨脹可能なチューブ等か
らなる分割ライン用シールが導管手段の半径方向外側に
配設される。このシールは、0.10から5.08cm
の範囲の分割ラインの開口部に対し少くとも1点で封止
的に係合して空気がモールド(型)内に流入することを
実質上防止する。このシールは、モールド結合中および
結合後においても上記空気の流入を防止し続けるように
構成される。このようなシールは、モールド内の圧力を
受ける表面部と、大気圧等のモールド外の圧力を受ける
外側表面部とを有する。
本発明方法の実施に用いる改良モールドの好ましい実施
例においては、少くとも1つのビード部分は隣接する側
壁部分に対し可動である。モールドには上記円形の分割
ライン用シールとともに上記可動ビード部分および隣接
する側壁部分間を円周に沿って封止するビード用シール
が備わる。このビード用シールは、1つのビード部分に
固着され、モールド内の圧力を受けるシール表面と、モ
ールド外の圧力を受ける外側表面とを有し、これにより
、モールドを排気するだけで自然に気密性が高まる。こ
のシールは、モールド結合後にもモールド内への空気の
流入を防止し続けるように構成される。このビード用シ
ールおよび前記分割ライン用円形シールはいわゆる自然
動作式シール手段又は膨張チューブ式シール手段により
構成する。
導管手段と連結された真空源は、複数段階に排気可能と
して、モールド内部(キャビティ)の排気を初期真空圧
から中間真空圧さらに所望の最終真空圧へと段階的に行
うことが望ましい。
前述の各シールは、分割ラインに沿っておよびビードと
側壁間に沿ってタイヤのモールドを気密封止し、少くと
も圧力が16932Paまで、好ましくは8466Pa
まで、さらに好ましくは6600Paまで、さらに好ま
しくは2000Paまでモールド内を排気できるように
構成する。
本発明方法および装置を用いて製造したタイヤは、モー
ルドから取出した場合、タイヤを構成するビード部分、
側壁部分、およびトレッド部分のいずれにもそれらの最
外周表面から突出する通気孔が形成されていない点に特
徴がある。
本発明の上記特徴点および他の特徴および効果は本明細
書の以下の詳細な説明および図面によりさらに明りょう
になる。
〔実施例〕
本発明はタイヤを成形的に作るための方法及び装置を提
供する。本発明方法及び装置によれば、仕上がったタイ
ヤがモールドから現れたときに、従来のタイヤモールド
内に備えられている通気穴内でのタイヤゴム化合物の加
硫によって作られるタイヤ外表面からの従来の多数の突
出物が存在しない。図面を参照すると、本発明の実施に
有用なモールド10が第1図、第2図及び第8図に描か
れている。
第8図を参照すると、モールド10は第7図に詳細に示
されたタイヤプレス12内に設けられている。モールド
10は下側若しくは雄部品14と、上側若しくは雌部品
15とを備えている。分割線16の箇所で雄部品14と
雌部品15とが分割されており、部品14.15の少な
くとも1つが残りの部品から離れて分割線16に垂直な
方向に移動可能である。部品14.15を分離する3ヒ
、成形前の未加硫タイヤを入れるためにモールドが開く
各モールド部品14.15は、トレッドリング部品19
.20と、側壁部品23.24と、ビードリング部品2
7.28とを備えている。幾つかのプレス成形形状のビ
ードリング部品27.28は、より適切にはプレス12
に対し連結されるかもじれないが、即席の発明の説明を
簡素化するために、かかるビードリング部品はモールド
10のトレッドリング部品19.20及び側壁部品23
゜24と一緒に考えられている。
未加硫タイヤ30はモールド内に受容される。
未加硫タイヤはトレッド部分31、側壁部分32及びビ
ード部分33を有する。モールド10が分割線16に沿
って閉じられた場合、モールド表面35はモールドのト
レッド用部分19.20、側壁用部分23.24及びビ
ード用部分27.28によって規定される。モールド表
面35を公知の方法で構成することにより、モールドの
脱気中に空気の移動を容易にすることができる。全体的
に参照符号37で示されているモールドキャビティは、
それ故、モールド内に規定される。
モールドキャビティ37内には袋体39が設けられてい
る。下側締結環40及び上側締結環41は袋体39をモ
ールドキャビティ内に保持する役割を果たす、上側締結
環41は上側成形環43と協働して袋体39の上側環4
4を保持し、一方、下側締結環40は下側ビード環45
と協働して下側袋体リングを保持する。上側ビード環4
7はモールド10内に保持されている。下側締結環40
はねじ環48を使用してプレス12に保持される。
使用時には圧力流体が袋体39内に導入されることによ
り、袋体39が未加硫タイヤ30に対して膨張する。こ
れにより、未加硫タイヤは、モールドキャビティの形成
表面即ちタイヤ成形表面35に対し押しつけられる。タ
イヤ成形表面35即ち形成表面は隆起部50を有してい
てもよく、この隆起部50は最終硬化タイヤの望ましい
形状の形成に役立つ。モールド10が加熱される間、未
加硫タイヤ30はモールド表面35に対し押しつけられ
、そして、成形表面35及び隆起部50の形状に硬化さ
れて一致し、硬化され又は硫化されたゴム成分を有する
最終タイヤとなる。
ここで述べられているモールド10は業界で特にチュー
ブレスタイヤの形成に使用される幾つかのタイヤ−モー
ルドの代表的なものである。第7図のモールド10と慣
用的に使用されるモールドとの間の顕著な差異は、モー
ルド表面35からモールドを貫通してモールド及びプレ
スの外部に向か9て延びる複数個の小孔通路即ち開口が
全くないことである0通常通気孔として知られるこのよ
うな小孔通路は空気を放出するために設けられており、
もしもかかる小孔通路がなければ、空気がタイヤ成形作
業中にモールド表面35と未加硫タイヤ30との間に捕
捉されることになる。空気が通気によって適切に除去さ
れない場合、このような捕捉空気によって、未加硫タイ
ヤ30がモールド表面35の輪郭に完全に一致しなくな
り、そしてその結果として、最終タイヤ特に硬化タイヤ
の硬化ゴム外表面の欠陥を招く。捕捉空気は、絶縁体と
しての作用も行い、硬化工程を遅らせて不完全に硬化さ
れた最終タイヤを作り出す。
本発明において、モールドは導管手段52は真空源(第
7図には示されていない)に断続的に接続可能な導管手
段52を含むように変形されている。導管手段52即ち
真空導管手段は分割線16上の箇所53と真空源との間
をつないでいる。その箇所53はトレッド用部分19.
20の半径方向外方に位置している。代表的にはこのよ
うな導管手段52はモールド10の十字形穿孔によって
形成することができる。十字形穴は直径寸法約0.63
5 emlから約5.08amの範囲とすることができ
る。
少なくとも1つの導管手段52は分割線16に沿って設
けられるが、タイヤモールド10の直径、モールドキャ
ビティ37の容積及び導管手段52の寸法に従って、複
数個の導管52を、分割線16に沿ってタイヤモールド
10の周りに円周方向に間隔をあけて設けることが望ま
しい場合がある。真空導管手段52の箇所53の半径方
向において、分割線16上に円周状にシール材54が設
けられている。シール材54はモールド部分14゜15
のうちの一方内の凹所55内に受容される。
反対側のモールド部分にはモールドが閉じた場合にシー
ル材を受容するための同様の凹所を設けることができる
。第7図の実施例におけるシール材は何れかの適切なエ
ラストマによって作られた0−リング形シール材である
。好ましくは、シール材54は大きく変形可能であり、
そしてモールド部分14.15間のシール関係が1つ以
上の箇所で確立され、モールド部分14.15が分割線
に沿って0.10(Jと、約5.08amとの間だけ分
離された状態にとどまるように形成される。シール材5
4は、0.10amから5.08cmまでの範囲内の初
期係合点からモールドがタイヤの硬化のために完全に閉
じられるまで連続的なシールを提供しなければならない
。シール材54は、モールドの外部の箇所から内部のモ
ールドキャビティ37内への分割線16に沿った空気の
移動が本質的に阻止されるようにシールしなければなら
ない。
下側ビード環45と雄モールド部分14との間にはビー
ドシール材58が設けられている。同様のビードシール
材58が上側ビード環47と雌モールド部分15との間
に設けられている。第7図の実施例において、これらビ
ード環シール材58は、代表的に、適切なエラストマー
材料から作られたO−リングである。ビード環シール材
58は、モールド10の外部の箇所とモールド表面35
との間の空気移動を実質的に阻止する役割りを果たす。
シール材54.58を選択する場合には、シール材54
.58が実質的に弾力性を持つように形成されることが
重要である。シール材が永久的に変形し、或いは、モー
ルド10の部分14.15間、並びに、モールド10の
部分14.15とビード環45.47との間で信頼性の
あるシールを行うのに不十分な弾性になった場合には、
シール材の交換が必要になるであろう。けだし、さもな
くば、空気が分割線16に沿ってモールド部分14.1
5とビード環45.47との間で、モールド10の外部
の箇所からモールドキャビティ37内に移動することに
なるであろう。モールドキャビティ37からの空気の排
出が不十分な場合には、未加硫タイヤ30の不適当の形
成の可能性が実質的に高まる。
第8図の実施例におけるモールド部分の整列は何れかの
適切な又は慣用の方法で達成される。
第2図を参照すると、同様のモールド10は、同図にお
いて部分的に示されているタイヤブレス12に使用され
ている。モールド10は下側若しくは雄部分14と上側
若しくは雌部分15を備えている。分割線16の箇所で
雄部分14と雌部分15とが分けられており、これら部
分14.15の少なくとも一方が分割線16に垂直に他
方の部分から離れる方向に移動可能となっている。部分
14.15を分離するとモールド10が成形すべき未加
硫タイヤの導入のために開く。各モールド部分14.1
5は、トレッド環部分19.20と、側壁部分23.2
4と、ビード環部分27.28とを備えている。幾つか
のプレス成形形状において、ビード環部分27.28は
、プレス12に対しより適切に連結されるであろうが、
本発明の記述の簡素化のために、ビード環部分27.2
8はモールド10のトレッド部分19.20及び側壁部
分23.24と一緒に考えられる。未加硫タイヤ30は
モールド内に受容されている。未加硫タイヤはトレッド
部分31、側壁部分32及びビード部分を有している。
モールドlOが分割線16に沿って閉じられると、モー
ルド表面35がモールドのトレッド部分19,20.側
壁部分23゜24及びビード部分27.28によって規
定される。モールド表面35は、モールドの排気中に空
気の移動を容易にする公知のやり方で構成してもよい、
全体的に参照符号37で示されたモールドキャビティが
モールド内に規定される。
袋体39はモールドキャビティ37内に設けられる。下
側締結環40及び上側締結環41は袋体をモールドキャ
ビティ内に保持する役割を果たす。
上側締結環41は上側モールド環43と協働して袋体の
上側環44を保持し、一方、下側締結環40は下側ビー
ド環45と協働して下側袋環46を保持する。上側ビー
ド環47はモールド10内に保持される。下側締結環4
0はねし環48を使用してプレス12に保持される。
使用時に、加圧流体は袋体39内に導入され、これによ
り、袋体39が未加硫タイヤ30に対して膨張せしめら
れる。したがって、未加硫タイヤはモールドキャビティ
の形成表面即ちタイヤ成形表面35に対し押しつけられ
る。タイヤ成形表面35即ち形成表面は最終硬化タイヤ
の望ましい形の形成を援助することができる隆起部50
を備えていてもよい。モールド10が加熱される間、未
加硫タイヤ30はモールド表面35に押しつけられ、硬
化的にモールド表面35及び隆起部50の輪郭に一致し
、硬化又は硫化されたゴム成分を有する最終タイヤを作
り出す。
ここに述べられているモールド10は、特に業界におけ
るチューブレスタイヤの形成に使用されるいくつかのタ
イヤモールドの代表的なものである。第2図のモールド
10と慣用的に使用されているモールドとの間の1つの
顕著な差異は、成形表面35からモールドを通ってモー
ルド及びプレスの外部の箇所に延びる複数個の小孔通路
即ち開口が全く存在しないことである。一般に通気孔と
して知られているこのような小孔通路は空気を放出する
ために設けられている。もしもこのような小孔通路がな
ければ、タイヤ成形作業中に空気は成形表面35と未加
硫タイヤ30との間に捕捉されよう。空気が通気孔によ
って適切に除去されない場合、捕捉された空気のために
、未加硫タイヤ30が成形表面35の外形に完全に一致
しなくなり、これにより、結果として最終硬化タイヤ、
特に、硬化タイヤの硬化ゴム外表面の欠陥を招く。
捕捉空気は絶縁体としての作用もなく、硬化工程を遅ら
せるとともに、不完全に硬化された最終タイヤの1助と
なる。
本発明において、モールドは真空源(第2図には示され
ていない)に断続的に接続可能な導管手段52を含むよ
うに変形される。導管手段52即ち真空導管手段は分割
線16上の箇所53と真空源16との間をつないでいる
。箇所53はトレッド部分19.20の半径方向外方に
位置せしめられている。代表的に、このような導管手段
52はモールド10の十字形穿孔によって形成すること
ができる。十字形穿孔は直径約0.635 amから約
5.08aaの寸法範囲とすることができる。少なくと
も1つの導管手段52は分割線に沿って設けられるが、
タイヤモールド10の直径、モールドキャビティ37の
容積及び導管手段52の寸法によっては、分割線16に
沿ってタイヤモールド10の周りに環状に間隔を隔てて
複数個の導管52を設けることが望ましい。
上側ビード環47とモールド部分15との間、並びに、
下側ビード環14とモールド部分14と  −の間に境
界面90が存在する。上側ビード環47は締結具98を
使用してモールド部分15に保持される。モールド部分
15と上側ビード環47との間の境界面90は、代表的
に、第1のタイヤ硬化サイクルの間中、ゴムで満たされ
る。それ故、ゴムは境界面90を満たす。一旦硬化され
ると、モールド10の外部の箇所からモールドキャビテ
ィ37内への空気の移動に対して境界面90を効果的に
密封する。小さなくさび99は境界面90に沿って部分
15又はビード環47に形成される小さな(さび99は
実質的にこの境界面90のシ   ・−ルの1助となる
第2図の実施例は、モールド10とMcNeil B。
0、 M、プレスとして知られる商業的に入手可能なプ
レス12の一部とを表示している。第2図のモールドI
Oは斜面83を有する被覆シール材81を受容するため
の凹状切込部80を有している。
被覆シール材はシール材81を保持するために締込まれ
る締結環82を使用して凹状切込部80内に保持される
。面取り又は丸み部84はシール材81の滑動の1助と
なる。ビードシール材92は下側ビード環45内に設け
られた凹所又は切込部96内に保持されている。締結具
95により保持されたビードシールリテーナ94は切込
部96内にビードシール材92を保持せしめる1助とな
る。
ビードシール材92は符号97で仮想的に示された休止
位置から、ビード環45がモールド部分14に対してシ
ール材92を圧縮して着座されるときに達成される作動
位置まで弾性的に変形可能である。ダボ・ブツシュ11
2とダボピン114とを有するダボピン組立体110が
設けられている。締結具115.116はダボピン11
4及びダボ・ブツシュ112を組立体内で保持させる作
用を行う。複数個のダボピン組立体110は分割線16
に沿ってトレッド部分19.20の半径方向外方に間隔
を隔てられており、ダボピン組立体110は閉止動作中
にモールドを整列させる作用を行う。
真空導管手段52は被覆シール材81の半径方向内方に
配置されている。そして、被覆シール材81及びビード
シール材92は、モールドが少なくとも約0.10cm
及び5.08C11との間の箇所で部分的に開いている
間中、一箇所以上で気密に係合し、且つ、モールドのそ
の後の完全閉止の間中、気密係合状態を保つように形成
されている。代表的に、ビード環45は着座され、そし
て、シール材92はモールド10の閉止前に係合する。
好ましくは、シール材81.92は大きく変形可能であ
り、また、モールド部分14.15が分割線に沿って0
.10am及び約5.08cmの間だけ分離された状態
に保たれている間中、シール材81は、モールド部分1
4.15間の密封関係が1箇所以上で達成され得るよう
に形成されている。シール材81.92は、シール材8
1の0.10cmから5.081の範囲内の初期係合箇
所からモールドがタイヤの加硫のために完全に閉じられ
るまで継続的なシールを提供しなければならない、シー
ル材81゜92は、モールドの外部箇所からモールドキ
ャビティ38の内部に入る分割Na16及び境界面90
に沿った空気の移動が本質的に阻止されるようなやり方
でシールすべきである。
シール材81.92の選択にあたっては、シール材81
.92が実質的に弾力的に形成されることが重要である
。シール材が変形し、さもなくば、モールド10の部分
14.15間、並びに、モールド10の部分14.15
とビード環との間をシールするには不十分な弾力性とな
った場合、空気は、分割線16に沿って、また、モール
ド部分14.15とビード環との間でモールド10の外
部の箇所からモールドキャビティ37へと移動すること
になるであろう。モールドキャビティ37からの空気の
不十分な排気は、結果的に、未加硫タイヤ30の不適切
な形成の可能性を実質的に高める。
図面を参照すると、第1図は即座の発明方法の実施に適
したモールドlO及びプレス12の変更実施態様を示す
ものである。第1図において、第2図及び第8図におけ
る構成要素と作用的に又は構造的に同様の構成要素には
同一の参照符号が付されている。第1図のモールド10
及びプレス12はオート・フオーム・バグウェル(Au
to−FormBag%1ell)と呼ばれるNRM製
造会社から入手可能なプレススに見られるモールド10
及びプレス12の代表的な配置である。このようなプレ
ス及び一般的なモールド形状はタイヤ業界内で広く使用
されている。
第1図において、モールド10は分割線16で分割され
た雄部分14及び雌部分15を備えている。部分14.
15は分割vA16に垂直な方向に一方が他方から離れ
るように移動可能である。モールド10はトレッド部分
19.20と、側壁部分23.24と、ビード部分27
.28とを備えている。第2図に示すように、ビード部
分27゜28はビード環45.47により規定されてい
る。
第1図において、タイヤはモールド10の図示の明確化
のために図示されていない。同様に、袋体も明確化のた
めに図示されていない。第1図のモールドの実施例にお
いて、何らかの袋体が袋体用穴61を使用するプレス内
に保持される。スパイダ63及び複数個の扇形板65が
協働してビード環45を保持する。
トレッド部分19.20、側壁部分23.24及びビー
ド部分27.28は成形表面35を規定するために協働
する。成形表面35は周知のやり方で任意に構成されて
モールドキャビティ37奇包囲する。第2図におけると
同様に、モールド10が閉じられるときにモールド10
内に収容されるタイヤの内面に対し袋体が拡張されると
、袋体は、熱が袋体と代表的にタイヤを硬化させる作用
を行うタイヤモールド10に供給される間中、タイヤを
形状形成のためにモールドに対し付勢する作用を行う。
望ましくは分割線に沿った閉止のためのモールド10の
部分14.15の整列は、分割線16に沿ってモールド
キャビティ37を円周方向に取り巻く複数個のダボピン
組立体69を準備することにより容易なものとされる。
各モールド部分14゜15は穴71に結合するように形
成された肩部70を有している。ダボ・ブツシュ72及
びダボピン73は穴71内に受容されて肩部70に対し
貫通締結具74によって保持される。締結具74は肩部
75に突き当たる機械ねじのような適当な又は慣用のも
のとすることができる。
少なくとも1つの真空導管手段52が部分15内に設け
られて空気の移送のために分割線とモールドの外部の箇
所との間をつないでいる。真空システム(第1図には示
されていない)は真空導管手段52を通じて真空引きす
るために相互連結形状とされる。真空導管手段52と真
空手段との間の相互連結は、手動又はソレノイド作動形
バルブのような適切な又は慣用の形態とすることができ
る。
分割線キー溝80が部分14.15の一方に設けられる
。被覆シール材81はキー溝80内に保持可能に受容さ
れるように設けられ形成される。
リングクランプ82は締結の際に被覆シール材81をキ
ー溝内に保持可能に圧縮するように形成される。望まし
くは、被覆シール材82は傾斜部83を有し、この傾斜
部83はモールド部分14上の分割線16の外縁に隣接
して設けられた面取り部又は丸み材部84を被覆シール
材が乗り越え易くする。 被覆シール材81は何らかの
適切な又は慣用のエラストマー材料から作ることができ
るが、モールドlOが分割線16に沿って部分的に開い
ている間中、並びに、モールド10が分割線16に沿っ
て完全に閉じられたときに、分割線16に沿って部分1
4.15間にシールを形成することができように形成さ
れるべきである。シール材81は、分割線16に沿って
モールド部分14゜15間を垂直に測った場合に約0.
10cmと約5.08cmとの間の範囲内でモールド1
0が開いている初期位置で、分割線16に沿ってモール
ドキャビティ37内に入る空気通路を実質的とに阻止す
ることが望ましい。
第1図及び第2図における被覆シール材81の製造に用
いることができる適切な又は慣用の材料は、V i t
onゴム及びKel Fゴムのようなフルオロカーボン
ゴム、樹脂硬化ブチルゴム、シリコンゴム及びフェノ−
リック硬化ブチルゴムを含み、これらは全て商業的に入
手可能である。オイル及び/又はグラファイトのような
潤滑剤を用いれば、シール寿命を延ばすことができる。
モールドキャビィティ13の外部箇所からモールドキャ
ビィティ37まで空気が移動する機会は境界面90に沿
ってビードリング45とモールド部品14との間、並び
に、ビードリング47とモールド部品15との間にも存
在する。第1図の実施例におけるビードリング45は移
動してモールド部品14から離れることができるが、と
−ドリング47は回転不能15に対して固定されている
モールド部品15とビードリング47との間の境界面9
0は、境界面90内に沿って入って切欠き99を満たし
且つ第1タイヤ硬化中に切欠きの中で硬化するゴムによ
りシールすることができる。
硬化されたゴムはモールド10内で達成される後の硬化
が行われる間中切欠き99内に残る。
モールド部品14とビードリング45との間の境界線は
、可撓製ビードシール材92を使用することによりシー
ルすることができ、シール材92はビードリング45を
円周方向に包囲し、且つ、ビードリングシール締結具9
4の使用によりビードリング45に保持されている。ビ
ードリングシール締結具94はファスナー95の使用の
ような適切な又は慣用の何らかの方法でビードリングに
保持することができる。ビードリングシール92は弾力
的に付勢されてビードリング45内に形成されたキー溝
96に結合し、そして、ビードリング45がモールド部
品14から離れたときの仮想の位置97をとる。
ビードリングの着座により、ビードリングシール92は
弾力的に付勢されて仮想の位置97から離れ、シールを
行なう。ビードリングシール92は被覆シール材81の
形成に使用される材料と同一の材料で作ることができる
。ビードリング45内92は、真空引きの間及びタイヤ
の成形中にモールド10の外部の箇所からモールドキャ
ビィティ37内への空気の全でき移動を本質的に不可能
にすべきである。モールドの閉止前にビードリング45
が着座されていない場合、ビードリングシール92がモ
ールド内への空気の移動を不可能にすべき箇所であるモ
ールド開口範囲は、望ましくは、一般に、被覆シール材
81が分割線16に沿ったモールドキャビィティ37内
の空気の移動を実質的に不可能にするためのモールド開
口範囲と同じであるべきである。好ましくは、この範囲
は、分割線に沿った0、10cnから5.08cmまで
であり、最も好ましくは、約1.27cmから3.81
cmまでの間である。着座された場合にもかかわらず、
ビードリングシール92は、モールドが完全に閉じられ
たときに実質的にモールドキャビィティ37内への空気
の移動を不可能にする機能をもつべきである。
図面を参照すると、第4図はビードリングシール92の
好ましい変更例を示す、シール92は、第1図及び第2
図に示されるよう←移動可能なビードリング45内に形
成されたキー溝又は切欠き96内に受容される代わりに
、モールド部品14内に形成された切欠き96内に受容
されるように形成される。第1図、第2図及び第4図を
参照すると、これら各図に示されたビードシールは1つ
ノシール面120を有しており、このシール面は、圧力
が存在するときはいつでも、移動ビードリング45とモ
ールド部品14との間の境界面9oを介してモールドキ
ャビィティ37内に露出する。
反対面122は何らかの圧力源、一般にはモールド10
を取り巻く大気圧に露出する0例えば真空導管手段52
の使用により分割線16に沿ってモールドキャビィティ
37に真空引きすることによりモールドキャビィティ3
7内の圧力を減少させると、表面122の圧力と表面1
20の圧力との間の差圧が増加し、シール92をより強
固に押しつけて密封接触にする。このようなシールはし
ばしば自己作゛動するもの、すなわち、表面120.1
22間の圧力差が増加するときにより強固に着座するこ
とができるものと呼ばれる。
同様に、被覆シール材81は分割線16に沿うてモール
ドキャビィティ内の圧力に露出する表面126と何らか
の圧力源、代表的にはモールドを取り巻く大気圧に露出
する反対表面126とを有している。ビードリングシー
ル92を備えることにより、分割線16を介するモール
ドキャビィティ37の真空引きは被覆シール材81の表
面124上の減圧をもたらし、そして、表面124.1
26間の圧力差は被覆シール材81を効果的に付勢して
該シール材81をより強固にモールド部品14に密封接
触せしめる。
シール材81.92は、モールドの真空引きの間中、表
面124.126.120.122間に形成される差圧
により付勢されて強固な密封を達成するための弾力的移
動を許容することができるように、十分に弾力性を有す
るべきである。逆に、シール材は、表面対120.12
2及び124,126間の圧力差の影響下で分割線16
又は境界面90内に吸引される可能性のある弾力性では
ないことが重要である。
図面を参照すると、第5図は下側ビードリング45とモ
ールド部品14との間の密封に使用するだめのシール形
状の変更例を示す。凹所96はモールド部品14内に形
成されているが、下側ビードリング45内に形成されて
いてもよい。中空管状のシール130が凹所96内に受
容されている。
シール130は外表面132を有し、この外表面132
はモールドキャビィティ37内及び内側若しくは反対表
面134の圧力に露出している0反対表面134はシー
ル内にチューブを規定している。このチューブは圧力流
体、代表的には液体又は空気の圧力が加えられる。モー
ルドキャビィティ37が真空引きされるときに、境界面
90を介して表面132により与えられるモールドキャ
ビィティ内の差圧は反対表面134により与えられる圧
力に対して減少し、それ故、シール材を拡張させて密封
接触状態にする。本質的なものではないが、反対表面1
34により規定されるチューブが公知の方法により液体
又はガス圧力を使用することにより膨脹可能であること
は望ましい場合が多い0代替的に、チューブ内の流体の
熱膨張、或いはチューブ内のコイルばね又はゴムOリン
グのようなばねの存在によりシール材を拡張することが
できる。
図面を参照す墨と、第7図は本発明を実現することがで
きる半径方向開口モールド10及びモールドプレス12
を示している。モールド10はモールド部品若しくは板
14.15を有している。
分割線16の箇所でモールド板14.15が分割されて
いる。上側モールド板14はトレッドリング部品19、
側壁部品24及びビードリング部品28を有する。ビー
ドリング部品28はモールド部品14と一体である。モ
ールド部品15は、可動ビードリング45により形成さ
れたビードリング部品27と側壁部品23とを有してい
る。
モールド部品14.15はモールド表面35を規定する
。モールドの閉止時にモールドキャビィティ37はモー
ルド10内に作り出される0袋体39は適切な又は慣用
の方法でモールドキャビィティ37内に保持され、且つ
、モールド表面35に対してモールドに受容されるタイ
ヤ30の外側を形成作用を行なう。
ブレス12は頂部プラテン支持体150と複数個のアク
チェエータリング部品155とを有し、その1つ以上が
蒸気室156を選択的に有していてもよく、この蒸気室
によりアクチェエータリング部品155を加熱してもよ
い。頂部プラテン支持体150と頂部プラテン152と
アクチュエータリング部品155との間の境界面は、適
切な又は慣用のガスケット0リング等(図示せず)の使
用によりシールされるべきである。
ブレス12はプレスペース160をもそする。プレスペ
ースは底部プラテン162を支持する。プラテン162
は少なくとも1つの蒸気室164を有し、この蒸気室に
より底部プラテンを加熱することができる。底部プラテ
ン162はモールド部品15を支持する。
モールド部品14は、引き延ばされた軸部分170を有
するモールドアダプタリング15Bにより支持可能に運
ばれる。軸部分170はブツシュ171手に摺動可能に
受容される。ブツシュ171は頂部プラテン支持体15
0により支持される。一対の0−リング172.174
は頂部プラテン支持体150とブツシュ171との間、
並びに、ブツシュ171と軸部分170との間をシール
する作用を行なう、頂部プラテン支持体150とブツシ
ュ171との間、並びに、ブツシュ171と軸部分17
0との間において、モールドの外部の箇所から境界面に
沿ってモールドキャビィティ37内に入る実質的に不可
能とされる。
分割線シール81はモールド部品15内に形成されたキ
ー溝80内に受容される。シール80はモールドを円周
方向に取り囲むように形成される。
バンド締結具シール81をキー溝80内に保持する作用
を行なう0選択的に、シール81はトレッド部品19に
対するモールド部品14の摺動係合を容易にするための
傾斜部分83を有する。シール81はモールドキャビィ
ティ37の外部の圧力に露出した表面126と、モール
ドキャビィティ37の内部の圧力に露出した表面124
とを有し、これにより、モールドキャビィティ37の真
空引きの結果、表面124,126間の圧力差が増加し
、また、シール81を付勢してモールド部品14のトレ
ッド部品19に対しより強固に密封接触させる。
自己作動形シール92は可動ビードリング45内に形成
されたキー溝96内に保持可能に受容される。1亥シー
ル92はモールドキャビィティ37の外部の圧力に露出
する表面122と、モールドキャビィティ37の内部の
圧力に露出する表面120とを有する。モールドキャビ
ィティ37の真空引きにより表面122.120開の圧
力差が生じ、その結果、シール92がモールド部品15
に対してより強力に付勢されて密封接触される。
真空導管52はモールド部品15、底部プラテン162
及びプレスペース160を通って形成される。
該真空導管は分割線16との境界又は交差箇所53を有
する。
図面を参照すると、第3図は本発明の実施のための使用
に適している真空引きシステム140の概略図である。
真空引きシステム141は真空源141を有し、この真
空源は慣用的な真空ポンプ、エジェクター、又はジェッ
トのような何らかの適切な又は慣用手段とすることがで
きる。真空引きシステム140はバルブ142を有し、
これによりモールド真空導管手段52が真空システム1
40に対し遮断される。システム140は排気バルブ1
43を有し、この排気バルブ143を介して真空導管手
段52は排気される。バルブ144は真空#141を真
空システム140に対して断続的に接続する。
複数個のアキュームレータ145.146.147.が
バルブ148.149.150の使用により、真空源1
41に接続可能である。
バルブ142を閉止位置にしてバルブ144及びバルブ
150を開いて真空源141を作動させることにより、
アキュームレータ147が所望の真空に真空引きされる
。同様の方法において、アキュームレータ146.14
5は所望の真空バルブ148.149.150及びバル
ブ144を閉じた後に、バルブ142は真空導管手段5
2の使用によりモールドキャビィティ37の所期真空引
きのために開くことができる。
バルブ14Bは次いでモールドキャビィティ37がら空
気の実質的部分を真空引きするために開かれる。バルブ
148はその後閉じられてバルブ149が開けられて第
1図、第2図及び第7図のモールドキャビィティ37か
らより多くの空気を真空引きする。このような段階の真
空引きは、単に待って捕らえる形式の真空ポンプに比べ
て非常に高い真空レベルに急速に到達することを可能に
する。バルブ149はその後閉じられ、そしてバルブ1
50が開かれてモールドキャビィテイ37内に残存する
空気がアキニームレータ147に真空引きされる。
バルブ142はその後閉じられ、そしてアキニームレー
タ145.146.147を真空引きする工程が真空源
141の使用により再始動される。
表■、には、アクチェエータが真空引きされた後にモー
ルドキャビィティを真空引きするために使用される工程
の構成が記述されている。
原子余白 l−土・ 真空引 バルフ゛鉗準備   ステツブ1 ステツブ2 ステツ
ブ3 ステップ4 ステツブ5143       0
      CCCC0142C0000C 1480COCC0 1490CCOC0 1500CCC00 1440CCCC0 時間(範囲)  1/2−102−15 2−15 2
−15 15−300(秒) 代表例(秒)1/2333150 真空引きはほぼ55〜60秒以内に完了されるべきであ
り、好ましくは45秒以内に完了し、最も好ましくは約
10〜15秒以内に完了する。真空をモールドキャビィ
ティ37に与えるアキニームレータ145、146.1
47及び真空導管手段52は、少なくとも1分以内、好
ましくは45秒以内に16932Paを超えない圧力、
好ましくは8466Paを超えない圧力までのモールド
キャビィティ37の真空引きを可能にする形状に形成さ
れるべきである。更に好ましくは、真空引きは約15秒
以内に、8466Paよりも小さい圧力、更に好ましく
は6600Paより小さい圧力、そしてもっとも好まし
くは2000Paより小さい圧力に完成される。これら
の圧力は、モールドキャビィティ37から十分な空気を
除去してその結果最終硬化タイヤが適切にモールド表面
35に−敗し、そして、モールド内の硬化タイヤが硬化
プロセスを絶縁的に阻害することがないようにするため
に必要である。
第1図、第2図及び第7図、第8図において、モールド
が閉じられるときにモールド内に捕捉される空気を逃が
すためにモールド10のトレッド及び側壁部品19.2
0.23.24に貫通形成された″従来の脱気通路を介
してモールドを脱気するための何らの装備もないことに
注意が大切である。その代わりに、本発明は、タイヤ成
形作業の開始のための準備において、真空導管手段52
に繋がる真空を使用して急速に且つ深(空気をモールド
キャビィティ37から真空引きする。モールドキャビィ
ティの真空引きを使用するタイヤ成形工程は、未加硫タ
イヤの形成に伴うたいゃ成形工程として始まる。未加硫
タイヤは周知の方法で未硬化又は未加硫と呼ばれるゴム
及び他の成分からタイヤ形成機械重心位置で形成される
。代表的に、ラジアルタイヤのために、未加硫タイヤ形
成機械は形成ドラムを有し、これに対してタイヤプイチ
及びタイヤポデープライが適用される。ドラムに重なる
材料は下に回されてビード組立体が形成ドラムの縁部に
適用される。重なるプライはその後玉に回されてビード
パッケージを越え、そして形成ドラム上に戻る。突出ゴ
ム側壁はタイヤプライに適用され、そして残骸が望まし
い直径に拡張される。
その後補強ベルトが適用され、突出トレッドがベルトを
越えて適用され、ベルトとトレッドとの間に捕捉された
いかなる空気もステイツチング(stitching)
と呼ばれる作業のような何らかの適切な又は慣用方法で
除去される。・タイヤは今や加硫若しくは硬化の準備が
ととのう。
第1図、第2図及び第8図を参照すると、モールドは分
割線16から離れる方向に部品14゜15を動かすこと
により開かれる。これにより、未加硫タイヤ0がモール
ドキャビィティ37内に置かれる。未加硫タイヤ30が
1旦モールドキャビイティ37内に置かれると、袋体3
9は袋体を拡張させてタイヤに満たすことができる約6
895Pa及び68947Pa又はそれ以上のゲージ圧
力を有する低圧若しくは形成蒸気で膨張させられる。
その後、プレスは、モールド部品14.15がモールド
部品14.15間で分割線16に垂直な方向に測ったと
きに約0.10cm及び5.08ctaO間だけ離れる
まで閉じられる。、そして好ましくは、分割線16に垂
直に測ったときにモールド部品14゜15が約1.91
cm及び3.81cmの間だけ離された位置、そして最
も好ましくは2.54c+s及び3.18cmの間だけ
離された位置まで閉じられる0袋体39に供給される形
成蒸気のゲージ圧°は、その後約6800Pa及び約4
1000Paの間まで減少され、モして真空引きが真空
導管手段52を通じて分割線16に沿ってモールドキャ
ビィティに適用される。
好ましくは、真空源は第3図に示されるような複数個の
アキニームレータを備えており、アキュームレータ14
5.146.147からの真空引きが連続的・すなわち
継続的にモールドキャビィティ37に適用されてモール
ドキャビィティ37内の絶対圧力を16932Pa以下
の圧力、好ましくは8644Pa以下の圧力、更に好ま
しくは6600Pa以下の圧力、そして最も好ましくは
2000Pa以下の圧力に急速に減少させる。モールド
の真空引きの間中、シール81゜92は強固に係合して
がたの外部の箇所からモールドキャビィティ37までの
空気の全ての移動を    ′本質的不可能にしなけれ
ばならない。かかる空気移動の阻止に失敗すると、モー
ルドキャビィティに作用する真空引きが不十分となり、
欠陥表面又は所謂軽いタイヤが硬化工程の結果として作
り出される結果となる。
その後にモールド10が完全に閉じられて硬化サイクル
が開始する。シール81.92は、そ−ルド10が閉じ
るときに、また、モールド10が閉状態を保つ間中、モ
ールド10の外部の箇所からモールドキャビィティ37
内までの空気の全ての移動を本質的に阻止し続けなけれ
ばならない。
タイヤはその後温水硬化又はいわゆる蒸気硬化を受ける
。蒸気硬化のもとでは、袋体39は約1379〜174
2k P aのゲージ圧力の蒸気で約15分間溝たされ
、その後、蒸気は大気圧まで下げられて袋体39を潰す
ために真空引きが適用される。プレス12が開かれ、そ
して、今や硬化可能なその成分が硬化され又は所謂加硫
されたタイヤが取り除かれる。
温水硬化が使用される場合、袋体39は約1379〜1
724k P aの高い圧力の蒸気で約2分間溝たされ
、その後、高圧温水が約1724〜2578k P a
の間の圧力で、約198℃の温度で、10分及び14分
の間の時間だけ袋体39に通されて循環される。
袋体39内の温水はその後除去されて約2分間高圧蒸気
に置換され、その後袋体39内に収容されている蒸気が
大気圧に下げられて袋体39を潰、すための真空が適用
される。プレスが開かれて硬化され又はいわゆる加硫さ
れたタイヤがその後取り除かれる。
本発明の実施の結果として得られるタイヤは、モールド
キャビィティから除去されるときに所謂空気孔ないし脱
気孔、又は、一般的にタイヤの側壁部分、トレッド部分
及びビード部分からタイヤの輪郭の外方に突出し、そし
て、一般的にタイヤモールドlOのトレッド部分19,
20.側壁部分23.24及びビード部分27.28内
に設けられる硬化ゴムの存在の結果として生じる突起が
ないことが特徴である。このような突起がないことによ
り、タイヤを販売のために整えるためにタイヤをタイヤ
仕上げ機械に載せてタイヤをトリム加工する必要性や、
このような突起を除去する切除等を行なう必要性がなく
なり、そして、結果として、製造されるタイヤ当たり約
−オンスの未加硫ゴムの節約が生じる。なぜなら、作ら
れる未加硫タイヤに過剰なゴムを含ませて未加硫ゴムが
タイヤモールドの通気孔内に入りその中で硬化すること
を許す必要性がないからである。即席の発明方法により
形成された後にモールドから取り出される硬化タイヤは
、実質的に完全な空気の除去の結果として、未加硫タイ
ヤがタイヤモールド10のモールドキャビィティ35の
輪郭にぴったり一致するので、特にシャープに描かれた
側壁表面と、トレッド輪郭とを有する。
所望の真空は比較的短い時間内でモールドキャビィティ
37内に達成されねばならない。望ましくは、所望の真
空は約60秒以内に達成され、更に好ましくは、約45
秒以内に達成される。最も好ましくは、真空は、30秒
以内に達成され、そして、代表的に、第3図に示されて
いるような多段真空引きシステムがモールドの真空引き
のために使用される場合には、望ましい真空は約6秒か
ら15秒で達成される。
タイヤモールド内の真空を達成する時間が延びた場合、
そして、特に、これらの時間が約60秒を超えた場合に
は、袋体の圧力の結果として、タイヤの過剰形状の傾向
が生じ、モールドが閉じるときに締付けられて形状不良
を起こすこととなる。
また、真空引き時間が60秒を超えた場合には、袋体が
潰れ、過剰形状を防止するために袋体内の蒸気圧力が真
空引き中に減少する。なお、モールドキャビィティ37
の真空引きを達成するための過剰に長い期間は、ゴムが
分割線16内に入る原因となり、これにより、モールド
キャビィティ37内空気を残留させる少なくとも部分的
にシール不良の溝が真空システムに導かれる原因となる
最後に、過剰に長い真空引き時間の間中、タイヤはモー
ルドが完全に閉じる以前に部分的に特に、側壁部分のよ
うな硬化に敏感な領域において、硬化され得る。側壁部
分では、硬化可能なエラストマーゴムの量がタイヤトレ
ッドに比べて比較的制限されるからである。
本発明を実施する場合において、1つの重要な点は、真
空引きシステム140への移送のためのモールドキャビ
ィティ37から真空導管手段52までの比較的自由で迅
速な空気移動の点にある。モールド10が分割線に沿っ
て過剰に閉じられた場合、特に、0.10c+mより小
さい開き幅まで閉じられた場合、真空導管手段52への
空気の自由な移動が実質的に限定されて真空引き時間過
剰に長くなり得る。更に、約0.10cmよりも小さい
分割線開口までのモールドの閉止時に、拡張した袋体の
勢い及び実質的に閉じられたモールドのもとで、タイヤ
にモールドのトレッド部分19.20及び側壁部分23
.24及びビード部分27.28に沿って捕捉空気を拡
張させ、捕捉空気がモールドから真空引きされることを
不可能にする機会が非常に高まる。その結果軽いタイヤ
が生じる。
タイヤの加硫形成のための準備において、モールドキャ
ビィティ37の真空引き中にモールドが分割線16に沿
って開いた状態に留まる最終的な拡がりは、シール81
.92がモールドの外部の箇所からモールドキャビィテ
ィ37への空気の移動を実質的に阻止する可能性に依存
する。実際的には、この制限は約5.08cmよりも大
きいモールド開口を不可能にするが、適切なシール形状
の可能性により、モールドキャビィティの真空引きが十
分に迅速に達成され、成形される未加硫タイヤの過剰応
力を防止し、また、分割線16内への未加硫エラストマ
ータイヤ成分材料の移動が不可能にされるので、モール
ド開口が約5cmよりもいくらか過剰であっても許容さ
れる。真空導管手段52は慣用的な配管接続にしたがっ
た寸法の形状とされる。すなわち、代表的には、真空導
管手段52は3 / 4 in又はl inの規格寸法
パイプの接続のために形成される。モールドキャビィテ
ィを望ましい時間内で真空引きするに相応しい真空導管
手段52の特定の個数により与えられる十分な寸法で、
タイヤモールド10の周りに円周方向に間隔を隔てられ
たこのような複数個の真空導管手段52は発明の範囲内
と考えられる。少なくともタイヤモールド10の真空引
きへの連続的な適用のために形成された真空引きアキュ
ームレータの段階的システム140により、約3 / 
4 inの規格寸法の単一の真空導管手段52がタイヤ
モールド真空引きを達成するのに相応しいことが判った
。真空導管手段52は横断面が円形である必要はなく、
モールド10内への組付けに望ましく、且つ、真空シス
テム140との内部接続アタッチメントにしたがって他
のいかなる断面形状であってもよい。
以上説明したが、かなり多数の材料がシール81.92
の構成に利用可能である。本発明の実施に使用するため
のシールの構成において、シールが袋体39で可能な保
守寿命と少なくとも等しい保守寿命になることが望まし
い。したがって、シリコンゴム、エポキシ硬化ブチルゴ
ム及び、いわゆるフルオロゴムは引き延ばされた表面寿
命を与えることができるので、本発明の実施に際して好
ましいことが判る。このようなゴムはタイヤの硬化中に
モールド及び袋体が加熱されるいかなる温度においても
永久変形が殆んどないことは極めて重要である。シール
81.92が少なくとも198℃の実質的永久変形温度
以外でも長持ちすることができるべきとと言われている
図面を参照すると、第6図はベントの形態の突起がない
輪郭形状のタイヤ230を規定する最外トレッド231
、側壁232及びビード233を有するモールドキャビ
ィティから現れる本発明により作られたタイヤ230を
示している。このようなモールドベント内の未加硫タイ
ヤゴムの硬化の結果として生じる突起を除去するための
タイヤ230のトリミングは必要ではない。したがって
このようなトリミングの損失を招かないので、未加硫ゴ
ムの節約が実現する。
本発明の特定の好ましい実施例について示し且つ詳細に
説明したが、本発明の特許請求の範囲を逸脱しない範囲
内で種々の変更がなされることは明らかである。特に、
第1図、第2図及び第8図のプレスに基づき発明を示し
たが、第7図に示されるような所謂半径方向開口ブレス
へも即座に適用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係るタイヤモールドとタイヤ
成形プレスの部分側面図、 第2図は本発明の実施例に係るタイヤモールドとタイヤ
成形プレスの部分側面図、 第3図は本発明方法の実施に使用する真空源を概略的に
示す図、 第4図は代替的な下側ビードリングシールを示すタイヤ
モールドとタイヤ成形プレスの部分側面図、 第5図は代替的な下側ビードリングシールを示すタイヤ
モールドとタイヤ成形プレスの部分側面図、 第6図は本発明により作られたタイヤを示す斜視図、 第7図は本発明の実施例に係るタイヤモールドとタイヤ
成形プレスの部分側面図、 第8図は本発明の実施例に係るタイヤモールドとタイヤ
成形プレスの部分側面断面図である。 10・・・モールド、14.15・・・モールド部品、
30・・・タイヤ、37・・・モールドキャビィティ、
39・・・袋体。 り一、F余白 fγこ3 FIG、q FIG、  6

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、トレッド部と側壁部とビード部とを有する未硬化タ
    イヤを形成し、次にタイヤ型内で未硬化タイヤをモール
    ド成形する方法であって、前記タイヤ型はキャビティを
    画定するトレッド部分と側壁部分とビード部分とを有し
    、前記型部分はキャビティ内から型外部の点へと通ずる
    空気穴を基本的に有さず、前記タイヤ型は型を複数の分
    割体に分割する円周方向分割線を有し、タイヤ型が前記
    分割線に接近することによりタイヤのモールド成形を行
    う方法において、 未硬化タイヤを型内に配置し、 分割線に沿って約5.08cmを超えず約0.10cm
    より小さくない距離だけ開らく様に型を部分的に閉じ、
    トレッド部分の半径方向外側において分割線を円周方向
    にシールすることにより分割線に沿ってキャビティ内へ
    と空気が流入するのを実質的に阻止すると共に、空気が
    キャビティ内へと入り得る他の通路をシール状に閉鎖す
    ることによりキャビティ内への空気の流入を実質的に阻
    止し、 トレッド部分と前記シールとの半径方向中間にある分割
    線上の少なくとも1点に真空源からの真空を印加するこ
    とにより、約60秒を超えない時間にわたり16932
    パスカルを超えない絶対圧力までキャビティを排気し、 型を完全に閉じ、 タイヤを硬化させることを特徴とする方法。 2、前記絶対圧力は約8466パスカルを超えず、排気
    時間は約45秒を超えない特許請求の範囲第1項記載の
    方法。 3、少なくとも1つのビード部分は一方の型分割体の側
    壁部分に対して相対移動可能であり、前記方法は、少な
    くともキャビティの排気を行う間は空気がビード部分と
    側壁部分との間で型内に流入するのを実質的に阻止する
    様に形成されたシールを提供する工程を含んで成る特許
    請求の範囲第1項または第2項記載の方法。 4、前記絶対圧力は約8466パスカルを超えず、排気
    時間は約45秒を超えない特許請求の範囲第1項から第
    3項までのいずれかに記載の方法。 5、排気中は分割線は1.27〜3.81cm開かれる
    特許請求の範囲第1項から第4項までのいずれかに記載
    の方法。 6、複数の真空アキュームレータを設けると共に該アキ
    ュームレータを順次に導管に接続することにより、型を
    完全に閉じる前で但し型がシールされている時に型を排
    気して型の内部圧力を45秒を超えない時間にわたり8
    466パスカルを超えない圧力にする工程を含んで成る
    特許請求の範囲第1項から第5項までのいずれかに記載
    の方法。 7、モールドキャビティを構成するトレッド部分、側壁
    部分およびビード部分を有し、モールドはその外周表面
    と交差する円形外周部の分割ラインにより半径方向に分
    割され、上記モールドの各部分のうち少くともいくつか
    は該モールドを上記分割ラインに沿って開閉するために
    可動に構成されたタイヤ用モールドにおいて、 流体をモールドキャビティ内から外へ流出させるための
    通気用出口を具備しないビード部分、トレッド部分およ
    び側壁部分からなるモールド内部表面を有し; 上記トレッド部分より半径方向外側の分割ラインおよび
    真空源に連通する少くとも1つの導管手段を有し、該導
    管手段は、上記真空源とは遮断可能に連結され、該導管
    手段および真空源は、モールドをシールした状態で60
    秒以下の真空圧付与により該モールドを16932Pa
    以下まで排気できる構成とし; 上記導管手段との連通点より半径方向外側に配設した円
    形外周部の分割ライン用シールを具備し、該シールは、
    モールドキャビティ内部の圧力を受けるシール表面とモ
    ールドキャビティ外部の圧力を受ける外側シール表面と
    を有し、このシール構成により、モールドキャビティの
    排気に伴い、シールの気密性が高まるように構成し、該
    シールは、分割ラインに沿った最初の開口状態の範囲0
    .10から5.08cmを封止して空気のモールドキャ
    ビティ内への流入を実質上防止可能であり、かつ該シー
    ルはモールドの結合動作中および結合後に上記空気の流
    入を防止し続けるように構成したことを特徴とするタイ
    ヤ用モールド。 8、少くとも1つの前記ビード部分が隣接する側壁部分
    に対し可動であり、前記分割ライン用シールが封止した
    状態で該ビード部分と側壁部分間を外周に沿ってシール
    するビード用シールを具備し、該ビード用シールは、前
    記ビード部分および側壁部分のうち一方に固着され、モ
    ールドキャビティ内部の圧力を受けるシール表面とモー
    ルドキャビティ外部の圧力を受ける外側表面とを有し、
    このシール構成により、モールドキャビティの排気に伴
    い、シールの気密封止性が高まるように構成し、さらに
    該シールは、少くとも前記分割ライン用シールが作用し
    ている間は空気のモールドキャビティ内への流入を実質
    上防止可能であってかつモールド結合後にも空気流入を
    防止し続けるように構成したことを特徴とする特許請求
    の範囲第7項記載のタイヤ用モールド。 9、ビード及び分割線のためのシールが自己作動形シー
    ルである特許請求の範囲第7項第8項に記載のモールド
    。 10、ビード及び分割線のためのシールが膨脹可能なシ
    ールである特許請求の範囲第7項又は第8項に記載のモ
    ールド。 11、導管手段に対する連続的な相互接続のために形成
    された複数個のアキュームレータを有する真空源を含む
    特許請求の範囲第7項から第10項までのいずれか1つ
    に記載のモールド。 12、真空源及び導管手段がモールドを45秒以内に8
    466Pa以下に真空引きするために形成されている特
    許請求の範囲第7項から第11項までのいずれか1つに
    記載のモールド。 13、特許請求の範囲第1項から第6項まで及び第14
    項から第19項までの処理工程を実施するためのタイヤ
    モールドであって、流体がモールド内のキャビィティか
    らモールドの外に通過する本質的に空気孔のない装置を
    有し、また、モールドを少なくとも2つの部分に分ける
    分割線と、1つの該部分上の隣接側壁部分から表面係合
    可能に移動できるビード部分とを有し、モールドが約1
    6932Pa以下に真空されるようにモールドをシール
    して真空引きする手段を備え、 導管手段が分割線及び真空源と交差し、導管手段が真空
    源に対して断続的に接続可能であり、真空導管手段が分
    割線に沿って連通する箇所の半径方向外方に位置する分
    割線シールは、1つのシール面がモールドキャビィティ
    内の圧力に露出しており、反対シール面がモールドの外
    側の圧力源に露出しており、これにより、モールドの真
    空引きにより、本質的なシールの形状に従い、シールを
    より強固な密封関係に付勢し、シールは、0.10cm
    から5.08cm以下の範囲の分割線開口範囲位置に密
    封的に係合して実質的にモールド内への空気の移動を不
    可能にするように形成され、シールは、モールドが閉じ
    た間又はその後空気の移動を阻止し続けるように形成さ
    れ、 ビードシールは少なくとも分割線シールが密封的に係合
    しているがモールドは完全に閉じていない間中、ビード
    部分と側壁部分の間をシールし、ビードシールはビード
    部分及び側壁部分のうちの一方に設けられて、1つのシ
    ール面がモールド内の圧力に露出して反対表面がモール
    ドの外の圧力源に露出し、これにより、シールの形状に
    従い、モールドの真空引きによりシールをより強固な密
    封関係に付勢するするように形成されており、シールは
    、モールドが閉じた間又はその後空気の移動を阻止し続
    けるように形成されている、 ことを特徴とするタイヤモールド。 14、特許請求の範囲第1項から第6項まで及び第14
    項から第19項までの方法であって、シールを用いて分
    割線を円周方向にシールし、シールは、1つのシール面
    がモールドキャビィティ内の圧力に露出し且つ反対シー
    ル面がモールドキャビィティの外側圧力源に露出し、こ
    れにより、モールドの真空引きにより、本質的なシール
    の形状に従い、シールをより強固な密封関係に付勢し、
    シールは、0.10cmから5.08cm以下の範囲の
    分割線開口範囲位置に密封的に係合して実質的にモール
    ドキャビィティ内への空気の移動を不可能にするように
    形成され、シールは、モールドが閉じた間又はその後空
    気の移動を阻止し続けるように形成されていることを特
    徴とする方法。 15、特許請求の範囲第14項の方法において、隣接す
    る側壁部分に対して移動可能な少なくとも1つのビード
    部分を設け、分割線シールが密封的に係合されている間
    中、ビード部分と側壁部分との間を円周方向にシールす
    るビードシールを使用してビード部分と側壁部分との間
    をシールする過程を含み、ビードシールは、1つのシー
    ル面がモールドキャビィティ内の圧力に露出し且つ反対
    シール面がモールドキャビィティの外側圧力源に露出し
    、これにより、モールドの真空引きにより、本質的なシ
    ールの形状に従い、シールをより強固な密封関係に付勢
    し、シールは少なくとも分割線シールと同じだけ実質的
    にモールドキャビィティ内への空気の移動を不可能にす
    るように形成され、シールは、モールドが閉じた後でさ
    えも空気の移動を阻止し続けるように形成されているこ
    とを特徴とする方法。 16、ビード及び分割線のためのシールが自己可動形シ
    ールである特許請求の範囲第14項又は第15項の方法
    。 17、ビード及び分割線のためのシールが膨脹可能なシ
    ールである特許請求の範囲第14項又は第15項に記載
    の方法。 18、真空源及び導管手段がモールドを45秒以内に8
    466Pa以下に真空引きするために形成されている特
    許請求の範囲第1項から第6項まで、及び第14項から
    第17項までのいずれか1つに記載の方法。 19、真空源及び導管手段がモールドを15秒以内に6
    600Pa以下に真空引きするために形成されている特
    許請求の範囲第1項から第6項まで、及び第14項から
    第17項までのいずれか1つに記載の方法。 20、特許請求の範囲第1項から第6項まで野第14項
    から第19項までの方法にしたがってモールドから取り
    出されたときに作られる加硫タイヤであって、モールド
    が本質的にタイヤのビード、側壁及びトレッドの最外面
    により形成されるタイヤの外形を越えて突出する側壁通
    気孔、ビード通気孔及びトレッド通気孔を有していない
    ことを特徴とする加硫タイヤ。
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