JPS61208994A

JPS61208994A - 磁気記録再生装置

Info

Publication number: JPS61208994A
Application number: JP60049830A
Authority: JP
Inventors: Yasutoshi Matsuo; 泰俊松尾
Original assignee: Victor Company of Japan Ltd
Current assignee: Victor Company of Japan Ltd
Priority date: 1985-03-13
Filing date: 1985-03-13
Publication date: 1986-09-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は磁気記録再生装置に係り、特に磁気テープ上に
回転ヘッドにより輝度信号と色信号とを夫々別々のトラ
ックに記録し、これを再生する磁気記録再生装置に関す
る。

従来の技術現在、１／２インチ幅の磁気テープを使用したヘリカル
スキャン方式磁気記録再生装置（ＶＴＲ）は、家庭用で
は記録再生し得る帯域が比較的狭いために、カラー映像
信号から分離した輝度信号と搬送色信号のうち輝度信号
は周波数変調して被周波数変調波とし、搬送色信号は低
域変換搬送色信号とした後、上記被周波数変調輝度信号
に周波数分割多重し、この周波数分割多重信号を磁気テ
ープに記録し、これを再生する、所謂低域変換カラー記
録再生方式を採用しており、またテープ利用効率向上の
・ため、相隣るトラックを記録する各回転ヘッドのアジ
マス角度が異ならしめられたガ−ドバンドレス記録方式
を採用している。これに対し、放送用を目的とした業務
用ＶＴＲでは、特にカメラ一体形ＶＴＲの場合、装置の
小型、軽量化及び再生カラー映像信号の高画質化を目的
として、家庭用ＶＴＲと同じテープ幅の磁気テープに、
輝度信号と色信号とを別々の回転ヘッドで別々のトラッ
クに記録し、かつ、相隣るトラック間にはガートバンド
を設けて配録し、これを再生する方式を採用している。

しかるに、上記従来のカラー映像信号記録再生装置は、
いずれもガートバンドを設けているため、磁気テープの
利用効率が悪く、また再生時に回転ヘッドがガートバン
ドを越えて隣接トラックを走査してしまった場合は、相
隣る２本のトラックにはＦＭ輝度信号とＦＭ色差信号と
が別々に記録されているために、輝度信号用回転ヘッド
（又は色差信号用回転ヘッド）でＦＭ色差信号（又はＦ
Ｍ輝度信号）を再生することになり、両トラックの再生
信号間にはフィールド相関が無く、よって前記した低域
変換カラー記録再生方式を採用した家庭用ＶＴＲで行な
っているような、フィールド相関を利用したクロストー
クキャンセル方法は利用することができず、クロストー
クが目立った再生画像となってしまうという問題点もあ
った。

更に互いにアジマス角の異なる別々の回転ヘッドを有す
る従来のカラー映像信号記録再生装置では再生時のトラ
ッキングずれが、アジマス角の異なる２個の回転ヘッド
からの再生輝度信号と再生色差信号との間に相互の時間
差を生じさせてしまうという問題点もあった。

そこで、本出願人は先に昭和６０年２月２５日付提出の
特許出願■、■（発明の名称［カラー映像信号記録再生
装置」）を提案した。この提案になる記録再生装置によ
れば、カラー映像信号を構成する３種の信号、例えば輝
度信号と２種の色差信号のうち、輝度信号を第７図（Ａ
）、（Ｂ）に示した回転ヘッドＹ１．Ｙ２で記録し、２
種の色差信号を回転ヘッドＣ１，０２で記録し、これを
再生する。第７図（Ａ＞中、モータ１のモータシャフト
２は下部固定ドラム３の中央部を貫通して、回転体の一
例としての円筒状の上部回転ドラム４の中央部に固定さ
れている。従って、上記の回転ドラム４のみがモータ１
により回転せしめられる。

下部固定ドラム３にはテープガイド５が設【プられてお
り、磁気テープはその下端部がこのテープガイド５に沿
って案内され、下部固定ドラム３及び上部回転ドラム４
の周側面に添接されつつ略１８０°の角度範囲に亘って
巻回せしめられつつ走行せしめられる。

上部回転ドラム４にはその平面図を第７図（Ｂ）に示す
如く、上部回転ドラム４の回転面上、相対向して第１及
び第２の回転ヘッドＹ１及びＹ２が取付けられると共に
、第３及び第４の回転ヘッドＣ１及びＣ２が取付けられ
ている。また、第７図（Ａ）かられかるように、回転ヘ
ッドＹ１とＹ２は同じ高さ位置で上部回転ドラム４に取
付けられ、同様に回転ヘッドＣ１及びＣ２は同じ高さ位
置で取付けられている。更に第７図（Ａ）、（Ｂ）から
れかるように、回転ヘッドＹ１とＣ１とは上部回転じラ
ム４の回転軸方向に高さ位置だけ異ならしめて取付けら
れており、回転面上では略同−位置に取付けられている
。これは回転ヘッドＹ２と０２との間でも同様である。

また、回転ヘッドＹ１とＣ１とは夫々同一アジマス角の
ギャップを有しており、回転ヘッドＹ２とＣ２とは夫々
互いに同一で、かつ、ＹｌとＣ１とは異なるアジマス角
のギャップを有している。

これにより、まず最初の１フイールドは回転ヘッドＹ１
と０１とにより第８図に示したトラックＴｙ＋　とＴｃ
＋　とが夫々同時に、かつ、別々に磁気テープ６上に記
録形成され、次の１フイールドは回転ヘッドＹ２と０２
とによりトラックＴＹ２とＴｅ３とが夫々同時に、かつ
、別々に記録形成される。以下、上記と同様にして、１
フイールド毎に回転ヘッドＹ１及びＣ１とＹ２及びＣ２
とにより、交互に一対のトラックがＴＹ　ｓ　、　Ｔｃ
　３→Ｔｙ　４　ｅ　Ｔｃ　ｓ　−ＴＹ　Ｓ　、　Ｔｃ
　ｓ　→＝の順でガートバンド無く順次記録形成されて
いく。このようにして、２つの記録領域Ｗ１及びＷ２の
う屯、テープガイド５に近接するテープ下端側の記録領
域Ｗｌに形成されるトラックＴＹＩ−ＴＹＩＯにはＦＭ
ｌｌｉ度信号が記録され、他方の記録領域Ｗ２に形成さ
れるトラックＴｃ＋〜Ｔｃ＋ｏには第１及び第２のＦＭ
色差信号、第１及び第２チヤンネルのＦＭ音声信号とよ
りなる周波数分割多重信号が記録される。

かかる本出願人の提案になるカラー映像信号記録再生装
置によれば、同時に、かつ、別々に記録形成される複数
本のトラックはテープ幅方向上完全に分離しているので
、各トラックの再生信号間の相互干渉を防ぐことができ
、更に前記した従来装置の諸問題点を悉く解決すること
ができる。

発明が解決しようとする問題点しかるに、上記の本出願人の提案になるカラー映像信号
記録再生装置では、テープ幅方向に互いに分離した例え
ば２本のトラックを記録形成するため、輝度信号用回転
ヘッドＹ１及びＹ２と、色信号用回転ヘッドＣ１及びＣ
２とを夫々第７図（Ａ）、（Ｂ）に示すように回転ドラ
ム４の回転軸方向に正確に等距離高さ位置を違え、かつ
、−直線上に整列させるように回転ヘッドＹ１．Ｙ２゜
Ｃ１及びＣ２を配設固定しなければならないため、回転
ヘッドの取付作業に手間どる等の問題点を有していた。

そこで、本発明は４個の回転ヘッドを回転体の回転面上
に９０°等角度間隔で同一高さ位置に取付固定すること
により、上記の問題点を解決した磁気記録再生装置を提
供することを目的とする。

問題点を解決するための手段本発明になる磁気記録再生装置は走行する磁気テープが
略１８０°の角度範囲に亘って巻回せしめられる回転体
、第１乃至第４の回転ヘッド、切換記録手段及び切換再
生手段よりなる。上記第１１５至第４の回転ヘッドは上
記回転体の同一回転面上に９０°等角度間隔で取付固定
されており、−Ｆ記切換記録手段によりこれら第１乃至
第４の回転ヘッドをして各一本のトラックの前半には第
１の情報信号を記録し、各一本のトラックの後半には第
２の情報信号を記録せしめる。また、上記切換再生手段
により各一本のトラックの前半部分から再生された上記
第１の情報信号を第１の再生回路へ選択出力し、後半部
分から再生された上記第２の情報信号を第２の再生回路
へ選択出力する。

作用上記第１及び第２の情報信号は夫々各トラックの前半と
後半とに夫々分離されて切換記録され、また再生される
から、上記第１の情報信号として例えば輝度信号を、ま
た上記第２の情報信号として例えば２種の色差信号を夫
々記録再生した場合は高画質の再生カラー映像信号を得
ることができる。以下、本発明の一実施例について第１
図乃至第６図と共に説明する。

実施例第１図は本発明装置により記録形成され、また再生され
るトラックパターンの一実施例を示す。

同図中、例えば１／２インチ幅の磁気テープ１０の上端
部にはテープ長手方向に沿って固定のオーディオヘッド
により第１及び第２チヤンネルのオーディオ信号が夫々
記録されたオーディオトラック１１１及び１１２が形成
されており、他方、下端部には固定のタイムコードヘッ
ドによりテープ上の位置情報を知るためのタイムコード
が記録されたタイムコードトラック１２と、固定のコン
トロールヘッドにより一定周期のコントロールパルスが
記録されたコントロールトラック１３とが夫々テープ長
手方向に沿って平行に形成されている。

更に、オーディオトラック１１１とタイムコードトラッ
ク１２との間には、後述する第１乃至第４の回転ヘッド
Ａ−ＤによりトラックＴ１〜Ｔ　＋ｔがテープ長手方向
に対して傾斜してガートバンド無く順次に形成されてい
る。トラックＴ１〜Ｔ　Ｉ２の夫々の前半の記録領域Ｗ
ａには例えば１フイ一ルド分の輝度信号が周波数変調さ
れて記録されており、後半の記録領域ｗｂには例えば１
フイ一ルド分の２種の被周波数変調色差信号（ＦＭ色差
信号）と２チヤンネルの被周波数変調音声信号（ＦＭ音
声信号）とよりなる周波数分割多重信号が記録されてい
る。

次に上記のトラックパターンを記録形成する、本発明装
置のヘッド配置関係等の一実施例について第２図及び第
３図と共に説明する。第２図中、モー９１５のモータシ
ャフト１６は下部固定ドラム１７の中央部を貫通して、
回転体の一例としての円筒状の上部回転ドラム１８の中
央部に固定されている。従って、上記の回転ドラム１８
のみがモータ１５により例えば１５ｒｐｓで同期回転せ
しめられる。下部固定ドラム１７にはテープガイド１９
が設けられており、磁気テープはその下端部がこのテー
プガイド１９に沿って案内され、下部固定ドラム１７及
び上部回転ドラム１８の周側面に添接されつつ　１８０
°強の角度範囲に亘って巻回せしめられつつ走行せしめ
られる。

上部回転ドラム１８にはその平面図を第３図に示す如く
、上部回転ドラム１８の回転面上に９０゜等角度間隔で
第１．第２．第３及び第４の回転ヘッドＡ、Ｂ、Ｃ及び
Ｄが取付固定されており、かつ、第２図の正面図よりわ
かるように、回転ヘッドＡ−Ｄは回転ドラム１８の同一
回転面上（すなわち同一高さ位置）に配設固定されてい
る。かかる回転ヘッドＡ−Ｄの回転ドラム１８への取付
作業は、同一平面上に９０°等角酊間隔で取付けるだけ
でよく、前記第７図に示した回転ヘッドＹｌ。

Ｙ２．ＣＩ、Ｃ２の取付作業に比しかなり作業が楽とな
る。回転ドラム１８の直径は現行のそれに比して例えば
２倍程度の値に選定されている。更に、回転ヘッドＡと
Ｃは同一アジマス角度のギャップを有し、回転ヘッドＢ
とＤは互いに同一アシマ角度で、かつ、回転ヘッドＡ及
びＣとは夫々異なるアジマス角度のギャップを有してい
る。

これにより、まず最初の１フイ一ルド強は例えば回転ヘ
ッドＡにより第１図に示した記録領域ＷａにトラックＴ
＋の前半部分が記録形成され、次の１フイ一ルド強は同
じ回転ヘッド八により記録領域ｗｂにトラックＴ１の後
半部分が記録形成される。ここで、磁気テープ１０は０
転ドラム１８に１８０°強の角度範囲に亘って巻回せし
められているから、回転ドラム１８が９０°よりも若干
小なる角度回転した時点で回転ヘッドＡが第１図にＰｌ
で示す位置に達した時に、９０”隣りの回転ヘッドＢが
磁気テープ１０に摺動し始め、第１図にＰ２で示す次の
トラックＴ２の記録開始点にくる。この時回転ヘッドＡ
は後述する如＜ＦＭ輝度信号が供給され、かつ、回転ヘ
ッドＢにも同一のＦＭ！！！ｊ度信号が供給され、回転
ヘッドＡは第１図にＰ３で示す位置に達した時点で入力
信号がＦＭ輝度信号から後述する如く次のフィールドの
２ｆＩｉのＦＭ色差信号等よりなる周波数分割多重信号
に切換えられる。

従って、回転ヘッド八が第１図中、位置Ｐ１からＰ３に
ＦＭｔＷ度信号を記録している期間には、回転ヘッドＢ
が次のトラックＴ２の位置Ｐ２からＰ４のトラック１′
２の部分に、同一情報内容のＦＭｌｆｉｉ度信号を重複
信号同時に記録していることになる。これは、信号切換
の際に生じる信号欠落を防止するためである。回転ヘッ
ド八が第１図に示すトラックＴ１の後半の位置Ｐ３から
Ｐ５まで次の１フイ一ルド分の前記周波数分割多重信号
を記録した時点で、回転ヘッドＢがトラックＴ２の位Ｉ
Ｆ　Ｐ　６に達し、この時点で回転ヘッドＢには前記周
波数分割多重信号が切換入力される。従って、回転ヘッ
ドΔが記録形成する第１図に黒く塗りつぶした位ｅＰｓ
からＰｌまでのトラック部分には、回転ヘッドＢが位Ｉ
Ｉ　Ｐ　ａから切換記録し始める周波数分割多重信号と
同一の周波数分割多重信号が同時に記録される。これは
前記の場合と同様、信号切換の際に生ずる信号欠落を防
止するためである。

以下、上記と同様にして、トラックがＴ３→Ｔ４→・・
・→Ｔ　＋２の順で順次に形成されていく。ここで、ト
ラックＴ＋　、Ｔｓ　、Ｔ９は回転ヘッドＡにより記録
形成されたトラック、Ｔ２．７６゜Ｔ　＋ｏは回転ヘッ
ドＢにより記録形成されたトラック、Ｔ　３１　Ｔ　ｙ
　＋　Ｔ　ｔ＋は回転ヘッドＣにより記録形成されたト
ラック、Ｔ４　、Ｔａ　、ＴＩ２は回転ヘッドＤにより
記録形成されたトラックであり、相隣る２木のトラック
のうちテープ下流側の一方のトラックの後半部分の１フ
イールドの記録形成時には、テープ上流側の他方のトラ
ックの前半部分が同時に記録形成される。なお、第１図
中、各トラックの黒く塗りつぶした部分は前記周波数分
割多重信号の重複記録部分を示し、各トラックの始端側
のハツチングを付して示した部分はＦＭ輝度信号の重複
記録部分を承り。このようにして、トラックＴ１〜ＴＩ
２の前半の記録領域ＷａにはＦＭ輝度信号が記録され、
後半の記録領域ｗｂにはＦＭ色差信号等が記録される。

次に本発明装置の信号記録系及び再生系の一実施例につ
いて第４図のブロック系統図等と共に説明する。第４図
中、第２図及び第３図と同一構成部分には同一符号を付
しである。第４図において、入力端子２１．２２及び２
３に夫々入来した、赤（Ｒ）、緑（Ｇ）及び青（Ｂ）の
原色信号は、エンコーダ２４に夫々供給されて輝度信号
と２種の色差信号（例えばＲ−Ｙ及びＢ−Ｙ）に変換さ
れる。エンコーダ２４より取り出された輝度信号は自動
利得制御回路（ＡＧＣ回路）２５．低域フィルタ２６．
エンファシス回路２７．ホワイト・ダーククリップ回路
２８を夫々経て周波数変調器２９に供給される。他方、
エンコーダ２４より取り出された２種の色差信号（Ｂ−
Ｙ）、（Ｒ−Ｙ）は、ＡＧＣ回路３０．３１と、低域フ
ィルタ３２゜３３とエンファシス回路３４．３５とホワ
イト・ダーククリップ回路３６．３７とを夫々通して周
波数変調器３８．３９に供給される。

周波数変調器２９からは第５図（Ａ＞に示す如く、搬送
波偏移帯域Ｉが例えば５　Ｍ　ＨＺ〜６．５ＭＨ２で、
下側波帯、上側波帯が夫々ＩＩＬ、ＩＩＵで示されるＦ
Ｍ輝度信号が取り出されて高域フィルタ４０を通してス
イッチ回路４１〜４４の各端子４１ａ〜４４ａに夫々供
給される。一方、周波数変調器３８．３９からは第１．
第２のＦＭ色差信号が取り出される。第５図（Ｂ）はこ
の第１及び第２のＦＭ色差信号の周波数スペクトラムの
一例を示す。第５図（Ｂ）中、■は色差信号（Ｂ−Ｙ）
で第１の搬送波を周波数変調して得た第１のＦ　ｌｖ１
色差信号の周波数スペクトラムで、その搬送波偏移帯域
ｌｉｅは例えば１．２５　ＭＨ２〜１．７５　Ｍ）（Ｚ
に選定されている。一方、ＩＶは色差信号（Ｒ−Ｙ）で
第２の搬送波を周波数変調して得た第２のＦＭ色差信号
の周波数スペクトラムで、その搬送波偏移帯域ＩＶ　ｃ
は例えば６ＭＨｚ〜７　Ｍ　ｆｌ　ｚに選定されている
。周波数変調器３８より取り出された上記の第１のＦＭ
色差信号と、周波数変調器３９より取り出された上記の
第２のＦＭ色差信号とは、夫々帯域フィルタ４５．４６
を通して混合回路４７に供給されて、ここで周波数分割
多重される。

他方、入力端子４８．４９に入来した第１．第２チヤン
ネルの音声信号は、再生時のノイズリダクションのため
に例えばレベル圧縮動作を行なうノイズリダクション回
路５０．５１．所定高域周波数成分をレベル増強するエ
ンファシス回路５２゜５３を通して周波数変調器５４．
５５に供給される。周波数変調器５４からは第１チヤン
ネルの音声信号で第１の搬送波を周波数変調して得た第
５図（Ｂ）にＶで示す周波数スペクトラムの第１チヤン
ネルのＦＭ音声信号が取り出される。また、周波数変調
器５５からは第２チヤンネルの音声信号で第２の搬送波
を周波数変調して得た第５図（Ｂ）にＶｌで示す周波数
スペクトラムの第２チヤンネルのＦＭ音声信号が取り出
される。周波数変調ｖ！Ａ５４．５５から取り出された
ＦＭ音声信号は帯域フィルタ５６．５７を通して混合回
路５８に夫々供給され、ここで周波数分割多重された後
、混合回路４７に供給される。

これにより、混合回路４７からは第５図（Ｂ）に示す周
波数スペクトラム（周波数アロケーション）の周波数分
割多重信号が取り出され、スイッチ回路４１〜４４の端
子４１ｂ〜４４ｂに供給される。スイッチ回路４１〜４
４は例えば記録すべぎ輝度信号中の同期信号に基づいて
生成されて端子５９〜６２に入来するスイッチングパル
スがローレベルのときには端子４１８〜４４ａの各入力
信号を選択出力し、スイッチングパルスがハイレベルの
ときは端子４１ｂ〜４４ｂの各入力信号を選択出力する
ようにスイッチング制御される。ここで、スイッチ回路
４１には第６図（Ｅ）に示す如きスイッチングパルスｅ
が供給され、スイッチ回路４・２には同図（Ｆ）に示す
スイッチングパルスｆが供給され、スイッチ回路４３．
４４には同図（Ｇ）、（１」）に示すスイッチングパル
スＱ。

ｈが供給される。スイッチングパルスｅ−ｈは夫々第６
図（Ｅ）〜（１」）に示すように、４フイ一ルド周期の
対称方形波で、互いに９０”ずつ位相が異ならしめられ
ている。

ここで、記録時にはスイッチＳ＋　、Ｓ３　、Ｓｓ及び
Ｓ７が夫々オフとされ、スイッチ８２　、８４　。

Ｓ６及びＳ８が夫々オンとされているため、回転ヘッド
Δ、Ｂ、Ｃ及びＤの再生プリアンプ６７゜６８．６９及
び７０の入力側の巻線端子のみがスイッチ８２．８４　
、Ｓｓ及びＳ８を介して接地される。このため、再生プ
リアンプ６７〜７０には入力電流が流れず、回転ヘッド
Ａ−Ｄには記録アンプ６３〜６６の出力信号のみが供給
されて回転ヘッドＡ−Ｄにより磁気テープ上に記録され
ることになる。

これにより、スイッチ回路４１．４２．４３及び４４よ
り取り出された後、記録アンプ６３゜６４．６５及び６
６を通して回転ヘッドＡ、Ｂ。

Ｃ及びＤにより記録される信号は第６図（Ａ）。

（Ｂ）、（Ｃ）及び（Ｄ）に模式的に示す如くになる。

第６図（Ａ）〜（Ｄ）中、Ｙは第５図（Ａ＞に示した周
波数スペクトラムのＦＭ１度信号の記録ＪｇＪ間を示し
、ＣＲは第５図（Ｂ）に示した周波数スペクトラム（周
波数アロケーション）の周波数分割多重信号の記録期間
を示す。ここで、第６図（Δ）中のＰ＋　、Ｐ３　、Ｐ
ｓ及びＰ７は第１図に示したトラックＴｉ上の位置ＰＩ
　、　Ｐ３　、　Ｐｓ及びＰ７での記録部分を示し、第
６図（Ｂ）中のＰ２　、Ｐ４及びＰｓは第１図に示した
トラック下２上の位ｆｔ！ＦＰ２．Ｐ４及びＰｓでの記
録部分を示す。りなわら、第６図（Ａ）、（Ｂ）かられ
かるように、Ｐ＋〜Ｐ３の部分のＦＭ輝度信号は回転ヘ
ッドＢによりＰ２〜Ｐ４の部分にも同時に記録され、他
も同様に、各トラックの始端より一定ＪｉＪ闇と終端の
一定期間には、第１図と共に説明したように、隣接する
２本のトラックに同一情報内容の信号が重複配録される
。このようにして、第１図に示す如きトラックパターン
が磁気テープ１０上に記録形成される。

次に再生時の動作につぎ説明するに、再生時にはスイッ
チＳ＋　、８３　、Ｓｓ及びＳ７がオンとされて記録ア
ンプ６３．６４．６５及び６６の各出力端を接地する一
方、スイッチ３２　、８４　、　Ｓｓ及びＳ８が夫々オ
フとされる。これにより、第１図に示した磁気テープ１
０上の記録トラックＴ＋〜Ｔ　１２を順次に走査する回
転ヘッドＡ−Ｄにより、１−ラック］−１〜ＴＩ２の既
記緑信号が順次に再生される。回転ヘッドＡ、Ｂ、Ｃ及
びＤの各再生信号は再生プリアンプ６７．６８．６９及
び７０を通してスイッチ回路７１及び７２に夫々供給さ
れる。

スイッチ回路７１は端子７３を介して回転ヘッドＡ−［
）の回転に位相同期した、第６図（Ｍ）にＩＩ、＋１１
２，１３及び１４で示す４ビツトの信号が入力され、１
ｍｌのみハイレベルのときには再生プリアンプ６７の出
力再生信号を選択出力し、以下、＋ｅ２．ｍ３及びｌ１
１４が順次ハイレベルの期間のみ再生プリアンプ６８．
６９及び７０の各再生信号を順次選択出力する。

他方、スイッチ回路７２は端子７４を介して回転ヘッド
Ａ−Ｄの回転に位相同期した、第６図（Ｎ）にｎ、　、
　　ｎ、、　、　　ｎ３及びｎ４で示す４ピット信号が
入力され、ｎ、のみハイレベルのときには再生プリアン
プ６７の出力再生信号を選択出力し、ｎ２のみハイレベ
ルのときには再生プリアンプ６８の出力再生信号を選択
出力し、ｎ３のみハイレベルのときには再生プリアンプ
６つの出力再生信号を選択出力し、更にｎ４のみハイレ
ベルのときには再生プリアンプ７０の出力再生信号を選
択出力する。いま回転ヘッドＡが第１図に示したトラッ
クＴ５の走査を開始したものとすると、第１図のトラッ
クＴ５の始端よりハツチングを付して示したＦＭＩＩｉ
度信９号重複記録部分の再生途中で第６図（Ｍ）に示し
たパルス１．−’−１４のうちＩＬＩのみがハイレベル
となるので、回転ヘッド八により再生された再生ＦＭ輝
度信号のみがスイッチ回路７１により選択出力され始め
る。また上記パルスａｌｌがハイレベルとなった時点よ
りやや遅れて第６図（Ｎ）に示すパルスｎ１〜ｎ４のう
ちｎ４のみがハイレベルとなるので、この時点で第１図
に示したトラックＴ４の後半の記録部分を少し走査した
位置にある回転ヘッドＤによりそのトラック位置からの
再生周波数分割多重信号がスイッチ回路７２により選択
出力され始める。

ここで、第１図（Ｍ）、（Ｎ＞より明らかなように、パ
ルスｍ＋の立上り時点からパルスｎ１の立上り時点まで
若干の時間遅れがある（これは重複記録部分でヘッドス
イッチングして１フイールドの再生信号を得るため）。

従って、スイッチ回路７１の出力再生ＦＭ輝度信号は、
遅延回路７５により上記再生周波数分割多重信号との時
間合わせのために所定時間遅延された後、ＦＭ復調器７
６に供給される。

回転ヘッドＡが上記トラックＴ５より１フイ一ルド分の
再生ＦＭ輝度信号を再生出力する直前から、次のトラッ
クＴ６を回転ヘッドＢが走査し始め、かつ、この時点で
は回転ヘッドＤがまだトラックＴ４の終りの方を走査し
ている。そして、スイッチ回路７１より回転ヘッドＡ（
再生プリアンプ６７）の出力再生ＦＭ輝度信号が１フイ
ールド出力された時点でパルス鵬ｌがローレベルとなり
、かつ、パルスｌ１１２がハイレベルとなるので、スイ
ッチ回路７１からは引続いて次のトラックＴ６のＦＭｌ
ｆｔｉ度信号重複記録部分から回転ヘッドＢにより再生
された再生ＦＭＩｔｉ度信号が選択出力され始める。

次にこのパルスＲ１２がハイレベルとなった時点より若
干遅れた時点で第６図（Ｎ＞に示す如くパルスｎ４がロ
ーレベル、パルスｎ１がハイレベルとなる。このパルス
ｎ１がハイレベル、パルスｎ４がＯ−レベルとなる時点
は、回転ヘッドＡがトラックＴ５の後半の記録部分の走
査を開始した直後で、かつ、回転ヘッドＤがトラックＴ
４の第１図に黒く塗りつぶした終端付近の周波数分割多
重信号重複記録部分内を再生している途中の時点である
。従って、スイッチ回路７２からはパルスｎ１がハイレ
、ベルで、かつ、パルスｎ４がローレベルとなった時点
より、それまで回転ヘッドＤによりトラック■４の後半
から再生されていた周波数分割多重信号から、トラック
Ｔ５の後半の記録部分から回転ヘッド八により再生され
た次のフィールドの周波数分割多重信号に切換出力され
始め、１フイールド経過した時点でパルスｎｌがローレ
ベル、バルスロ２がハイレベルとなるので、回転ヘッド
ＢによりトラックＴ６の後半の記録部分から再生された
周波数分割多重信号に切換ねる。以下、上記と同様の動
作が繰り返される。

このようにして、スイッチ回路７１から取り出される回
転ヘッドへの再生ＦＭ輝度信号は第６図（１）にＹで模
式的に示す如き期間で取り出され、″同様にスイッチ回
路７１から取り出される再生ＦＭ輝度信号の再生期間は
、回転ヘッドＢのものは第６図（Ｊ）に、回転ヘッドＣ
のものは同図（Ｋ）に、回転ヘッドＤのものは同図（Ｌ
）にＹで夫々模式的に示す如くになり、ＦＭ輝度信号の
重複記録部分再生中で切換出力されることにより、信号
欠落なく連続的に各フィールドの再生ＦＭ輝度信号が取
り出される。

同様に、スイッチ回路７２から取り出される再生周波数
分割多重信号の再生１ｙｌ１８Ｉは、回転ヘッドＡによ
るものは第６図（１）にＣＲで模式的に示され、回転ヘ
ッドＢ、Ｃ及びＤによるものは同図（Ｊ）、（Ｋ）及び
（＋−）に夫々ＣＲで模式的に示される。従って、再生
周波数分割多重信号もトラック終端付近のその重複記録
部分再生中に切換出力されることにより、スイッチ回路
７２より信号欠落なく連続的に再生出力されて帯域フィ
ルタ７７．７８．７９及び８０に夫々供給される。

ＦＭ復調器７６によりＦＭ復調されて得られた再生輝度
信号は低域フィルタ８１及びデ・エンファシス回路８２
を夫々通してデコーダ８３に供給される。他方、帯域フ
ィルタ７７より取り出された第５図（８）に■で示した
周波数スペクトラムの第１の再生ＦＭ色差信号はＦｌｖ
’ｌ調器８４によりＦＭ復調されて再生色差信号（Ｂ−
Ｙ）とされ、また帯域フィルタ７８より取り出された第
５図（Ｂ）に■で示した周波数スペクトラムの第２の再
生ＦＭ色差信号はＦＭ復調器８５によりＦＭ復調されて
再生色差信号（Ｒ−Ｙ）とされる。上記の再生色差信号
（Ｂ−Ｙ）、（Ｒ−Ｙ）は、低域フィルタ８６．８７と
デ・エンファシス回路８８゜８９を通してデコーダ８３
に夫々供給される。これにより、デコーダ８３から出力
端子９０．９１及び９２へ赤（Ｒ）、緑（Ｇ）、肖（Ｂ
）の三原色信号が出力される。

また、帯域フィルタ７９．８０より取り出された第５図
（Ｂ）に■、■で示した周波数スペクトラムの第１及び
第２チＡ１ンネルの再生ＦＭ音声信号は、ＦＭ復調器９
３．９４により各別にＦＭ復調されて第１チＡＩンネル
の再生音声信号と第２チヤンネルの再生音声信号とされ
た後、デ・エンファシス回路９５．９６とノイズリダク
ション回路９７．９８とにより記録時と相補的な特性を
付与されて雑音を低減されてから出力端子９９．　１０
０へ出力される。

なお、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく
、その他種々の変形例も包含するものである。例えば、
第１及び第２の色差信号としてＩ。

Ｑ信号を用いてもよく、また周波数分割多重の代りに時
分割多重処理した２種の色差信号を記録再生するように
してもよい。また、回転ヘッドＡ〜Ｄにより各トラック
の後半（前半でもよい）に記録し再生する信号は色信号
であればよく、例えば低域変換搬送色信号とバイアス信
号との多重信号。

又は低域変換搬送色信号で搬送波を周波数変調して得た
ＦＭ低域変換搬送色信号、又はＦＭ線順次色差信号、又
は三原色信号を別々に周波数変調して得た３種のＦＭ信
号の多重信号等でもよい。更に回転ヘッドＡ−Ｄが取付
けられる回転体としては偏平な角棒状のヘッドバーを同
一回転面上に直交配置した構成のものでもよい。また更
に、ガートバンドを設けたトラックパターンを形成して
もよく、また回転ヘッドＡとＣとの間、ＢとＤとの間の
アジマス角度を夫々同一に選定しなくともよい。

発明の効果上述の如く、本発明によれば、４個の回転ヘッドを回転
体にその同一回転面上９０°等角度間隔で取付固定し、
１本のトラックを前半と後半に分割し、一方には輝度信
号等の第１の情報信号を記録して再生し、他方には色信
号等の第２の情報信号を記録して再生するようにしたの
で、第１及び第２の情報信号を充分広い帯域で記録再生
し得ると共に第１及び第２の情報信号を別々に記録再生
するから、第１の情報信号としてｌｌｉ度信角信号第２
の情報信号として色信号を記録再生した場合は再生カラ
ー映像信号を高画質で記録再生でき、しかも回転体への
回転ヘッド取ｆ」作業は水平面上での角度調整を厳密に
行なうだけで良く、本出願人が先に提案した記録再生装
置の如きヘッドの高さ方向に対して整列させ、かつ、所
定高さ位置にするというヘッド取付作業は一切不要なの
で、ヘッド取付作業を良好に行なうことができ、更に前
記した輝度信号と色信号とを別々のトラックに記録する
従来の記録再生装置に比し、テープ利用効率に優れ、し
かもフィールド相関を利用したりＯストークキャンセル
も行なえる等の数々の特長を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置により記録形成され、また再生され
るトラックパターンの一実施例を示す図、第２図及び第
３図は夫々本発明装置の回転ヘッドの配置関係等の一実
施例を示す正面図及び平面図、第４図は本発明装置の信
号記録再生系の一実施例を示すブロック系統図、第５図
は第４図図示ブロック系統中の要部の信号周波数スペク
トラムの一例を示す図、第６図は第４図図示ブロック系
統の動作説明用信号波形図、第７図（Ａ）、（Ｂ）は夫
々一本出願人が先に提案したカラー映像信号記録再生装
置における回転ヘッドの配置関係等の一例を示す正面図
及び平面図、第８図は本出願人の、Ｆ記提案装置により
記録再生されるトラックパターンの一例を示す図である
。１．１５・・・モータ、４．１８・・・上部回転ドラム
、６．１０・・・磁気デープ、２１〜２３・・・三原色
信号入力端子、２４・・・エンコーダ、２９．３８．３
９゜５４．５５・・・周波数変調器、４１〜４４．７１
゜７２・・・スイッチ回路、４７．５８・・・混合回路
、４８．４９・・・音声信号入力端子、５９〜６２゜７
３．７４・・・スイッチングパルス入力端子、７５・・
・遅延回路、７６．８４．８５．９３．９４・・・ＦＭ
復調器、８３・・・デコーダ、９０〜９２・・・再生三
原色信号出力端子、９９，１００・・・再生音声信号出
力端子、Ａ、Ｂ、Ｃ，Ｄ・・・回転ヘッド、８１〜Ｓ８
・・・記録再生スイッチ。特許出願人　日本ビクター株式会社・、１シ１図第５図 →！１岑ξｋ（Ｍｉ″１２）第６図 −一１岬同

Claims

【特許請求の範囲】

走行する磁気テープが略１８０°の角度範囲に亘つて巻
回せしめられる回転体と、該回転体の同一回転面上に９
０°等角度間隔で取付けられた第１乃至第４の回転ヘッ
ドと、該第１乃至第４の回転ヘッドにより上記磁気テー
プ上その長手方向に傾斜して順次記録形成されるトラッ
クのうち各々の回転ヘッドが形成する各一本のトラック
の前半には第１の情報信号を記録し、かつ、各一本のト
ラックの後半には第２の情報信号を切換記録する切換記
録手段と、該第１乃至第４の回転ヘッドにより記録トラ
ックを順次に走査して得た再生信号のうち各トラックの
前半部分より再生された該第１の情報信号を第１の再生
回路へ選択出力すると共に各トラックの後半部分より再
生された該第２の情報信号を第２の再生回路へ選択出力
する切換再生手段とよりなることを特徴とする磁気記録
再生装置。