JPS6120744Y2 - - Google Patents

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JPS6120744Y2
JPS6120744Y2 JP10379980U JP10379980U JPS6120744Y2 JP S6120744 Y2 JPS6120744 Y2 JP S6120744Y2 JP 10379980 U JP10379980 U JP 10379980U JP 10379980 U JP10379980 U JP 10379980U JP S6120744 Y2 JPS6120744 Y2 JP S6120744Y2
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JP
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sealing plate
plate
terminal
electrolytic capacitor
connecting piece
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JP10379980U
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JPS5726841U (ja
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、金属製の外装ケースを合成樹脂で
形成された封口板で封口する電解コンデンサに係
り、特に、端子の固定強度の向上とともに封口板
の偏平化に関す。
従来、電解コンデンサにおいて、封口板が合成
樹脂で成形加工される場合、端子は封口板にモー
ルドによつて取り付けられ、その両端に形成され
る接続部は封口板の表裏面に突出させるのが一般
的である。この場合、封口板を構成する合成樹脂
の接着性を利用して端子の機械的な保持ととも
に、端子と封口板との気密性の保持を実現してい
る。
しかしながら、電解コンデンサは温度上昇とと
もに、発生ガスによる内圧上昇を伴ので、寿命特
性や信頼性の面から機械的な固定強度を十分に大
きくするとともに、十分な気密性を維持すること
が必要であり、そのための手段として封口板の厚
みを大きくする一方、端子の埋め込み部分の表面
積を大きく設定している。
第1図ないし第3図は、端子を埋設した部分の
封口板の断面を示す。
第1図に示すものは、端子2Aを円柱状に形成
し、この端子2Aの封口板4Aに埋設される部分
にフランジ部6を形成したものである。
第2図に示すものは、端子2Bに複数のフラン
ジ部6A,6B,6Cを一定の間隔で形成し、封
口板4Bを厚く設定したものである。
また、第3図に示すものは、封口板4Cにその
一部が埋設される固定用ねじブロツク8と、この
ブロツク8に沿設された端子板10とから端子2
Cを構成し、端子板10は封口板4Cを貫通させ
ている。
このように封口板4A,4B,4Cに対して端
子2A,2B,2Cが直交方向に立設される場
合、機械的な強度および気密性を増強するため
に、端子2A,2B,2Cの埋設部の表面形状が
複雑化するため、封口板4A,4B,4Cが大き
くなる欠点がある。
ところで、端子をアルミニウム、封口板をポリ
プロピレンで構成した場合、気密性保持のために
要求される端子の埋設部分の沿面距離は、85℃仕
様で10mm程度、105℃仕様で15mm程度とされてい
る。したがつて、このような封口板で外装ケース
を封口した場合、電解コンデンサの封口部及び端
子部は第4図に示すようになる。
この場合、端子2Dには鋸歯状のフランジ部6
Dおよび円板状のフランジ部6Eが突設されてお
り、端子2Dの接続部12には電解コンデンサ素
子14から引き出されたタブ16がワツシヤ18
を介在させて接続部12の加締めによつて固着さ
れるとともに溶接により接続されている。このた
め、外装ケース20において、封口板4Dおよび
端子2Dのタブ16との接続部分の占める割合は
大きく、これが電解コンデンサの小型化を妨げる
原因になつている。
そこで、この考案は、封口板に対する端子の固
定強度および気密性を高めて封口板を偏平化し、
外装ケースに対する電解コンデンサの容積率を高
めた電解コンデンサの提供を目的とする。
この考案の電解コンデンサは、金属性の外装ケ
ースに電解コンデンサ素子を収容するとともに、
その外装ケースの開口部に合成樹脂からなる封口
板を取り付け、この封口板の周縁部に設置した弾
性体に外装ケースの開口端部を侵入させて外装ケ
ースを封止する電解コンデンサにおいて、前記封
口板の成形加工の際にその内部に埋め込んで支持
させる板状支持部と、この板状支持部の端子を折
り曲げて前記封口板の内面側に突出させてなる接
続片と、この接続片から特定の距離でけ離れた前
記板状支持部の位置に半田付け可能な金属ワイヤ
を固着して前記封口板の外面側に突出させたリー
ド部とを具備した端子を設け、前記接続片に前記
電解コンデンサ素子から引き出されたタブを接続
し、その接続片を封口板の内面側に沿つて折り曲
げてなるものである。
以下、この考案を図面に示した実施例を参照し
て説明する。
第5図は、この考案の電解コンデンサの実施例
を示す。
第5図に示すように、端子22は封口板内にモ
ールド成形によつて埋め込まれる板状支持部24
と、この板状支持部24の一端を折曲して形成し
た接続片26と、前記板状支持部24の表面に溶
接により突設した接続用リード部28とから構成
されている。
この実施例の場合、板状支持部24及び接続片
26はアルミニウム板を折曲して形成され、接続
用リード部28は半田付け可能な金属ワイヤで形
成されている。
このように構成された端子22は、第6図に示
すように、封口板30に配置され、その平面内に
埋め込まれて設置される。
第7図は第6図の−線断面を示し、板状支
持部24は封口板30の内部に埋め込まれ、接続
片26は板状支持部24の他方の端部側を折り曲
げて封口板30の内面側(外装ケースの内側)に
突出させ、また、接続用リード部28は板状支持
部24の一方の端部に固着されて封口板30の外
面側(外装ケースの外側)に突出させたものであ
り、接続片26と接続用リード部28とは板状支
持部24に対して特定の距離だけ偏移した位置の
表裏面側に設けられている。
そして、封口板30の周縁に形成した凹部31
には、封止用のゴム32が埋設されている。
以上のように構成したので、封口板30の厚み
に無関係に端子22が封口板30内に埋設される
部分、すなわち、板状支持部24の沿面距離を大
きく設定することができ、十分な気密性の保持と
ともに、端子22の固定強度の増加を図ることが
でき、封口板30の偏平化を図ることができる。
第8図は封口板30を用いて構成した電解コン
デンサの実施例を示す。第8図において、封口板
30は外装ケース34に形成された段部36と、
中心方向に湾曲させた外装ケース34の開口端部
38とによつて把持されている。この場合、外装
ケース34の開口端部38は、封口板30の周縁
に配設した封止用のゴム32に食い込み、これに
よつて、外装ケース34の気密性が保持されてい
る。
そして、封口板30の裏面より突出している接
続用26には電解コンデンサ素子39から引き出
されたタブ40が溶接によつて接続されており、
接続片26は封口板30の裏面に沿つて折曲され
ている。この結果、接続片26とタブ40の接続
に必要とされる容積が低減でき、特に、封口板3
0に直交方向の空間を極めて小さくし、電解コン
デンサ素子の容積率を高めることができる。
以上説明したように、端子22が埋設された封
口板30を用いて電解コンデンサを構成すれば、
外装ケース34における封口板30及び接続片2
6による電気的接続片部分の占める割合を小さく
設定できるとともに、板状支持部24による端子
22の埋設部分の拡大化が図れる。この結果、小
型化とともに気密性および固定強度の増大によつ
て電解コンデンサの特性劣化を抑制できる。
この考案の実施品と従来品とを比較すれば、定
格電圧25V、静電容量2200μFの電解コンデンサ
を第4図に示すように構成した場合、封口板4D
の厚さは7mm、封口板4Dの裏面部における接続
部分の高さ3mmとなるため、外装ケース20の大
きさは直径25.4mm×長さ31mmとなる。これに対
し、この考案を実施した場合では、封口板30の
厚さは3mm、端子22の接続片26の厚さは0.6
mmでタブ40との接続後折曲して封口板30に密
着させるので、その高さは1mm以下になり、外装
ケース34の大きさは直径25.4mm×長さ25mmとな
り、ケース長が短くなる結果、電解コンデンサを
小型化できることが確認された。
また、従来の端子2Dの埋設部分の沿面距離は
9mmであるのに対し、この実施結果によれば、板
状支持部24により16mmと長くなり、機械的強度
の増加とともに気密性の増強により電解コンデン
サの長寿命化が期待できる。
なお、前記実施例の端子22の接続用リード部
28は金属ワイヤで形成したが、第9図に示すよ
うに、内部に固定用ねじ42を有する円柱状の接
続用ブロツク44を板状支持部24に溶接して構
成し、第10図に示すように封口板30に埋設し
ても前記と同様の効果が得られる。しかも、端子
22の板状支持部24および接続片26は板状に
限らず、線状でもよく、また鋳造品であつても同
様の効果が得られる。
以上説明したように、この考案によれば、封口
板に板状支持部を埋め込んで設け、その一方の端
部を折り曲げて封口板を突出させるとともに、そ
の他方の端部にリード部を固着して突出させたの
で、板状支持部の面積を大きく取ることによつて
封口板の内部の埋め込み部分を拡大でき、これに
よつて、封口板に対する端子の固定を封口板の幅
方向において実現できるため、封口板を厚くした
場合以上の固定強度が得られるとともに、封口板
に対する端子の気密性を高めることができ、その
結果、封口板を偏平化でき、その偏平化によつて
外装ケースに対する電解コンデンサ素子の容積率
を高めることができ、電解コンデンサの特性劣化
の防止とともに小型化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は従来の封口板に対する端
子の固定部分を示す断面図、第4図は従来の電解
コンデンサの部分断面図、第5図はこの考案の電
解コンデンサに用いる端子の実施例を示す斜視
図、第6図はその封口板の平面図、第7図は第6
図の−線断面図、第8図はこの考案の電解コ
ンデンサの実施例を示す断面図、第9図は端子の
変形例を示す斜視図、第10図は第9図の端子を
埋設した封口板の断面図である。 22……端子、24……板状支持部、26……
接続片、28……接続用リード線、30……封口
板、34……外装ケース、39……電解コンデン
サ素子、40……タブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属性の外装ケース34に電解コンデンサ素子
    39を収容するとともに、その外装ケース34の
    開口部に合成樹脂からなる封口板30を取り付
    け、この封口板30の周縁部に設置した弾性体を
    外装ケース34の開口端部を侵入させて外装ケー
    ス34を封止する電解コンデンサにおいて、前記
    封口板30の成形加工の際にその内部に埋め込ん
    で支持させる板状支持部24と、この板状支持部
    24の端部を折り曲げて前記封口板30の内面側
    に突出させてなる接続片26と、この接続片26
    から特定の距離だけ離れた前記板状支持部24の
    位置に半田付け可能な金属ワイヤを固着して前記
    封口板30の外面側に突出させたリード線28と
    を具備した端子22を設け、前記接続片26に前
    記電解コンデンサ素子39から引き出されたタブ
    40を接続し、その接続片26の封口板30の内
    面側に沿つて折り曲げてなることを特徴とする電
    解コンデンサ。
JP10379980U 1980-07-22 1980-07-22 Expired JPS6120744Y2 (ja)

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JPS5726841U JPS5726841U (ja) 1982-02-12
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