JPS6120724Y2 - - Google Patents

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JPS6120724Y2
JPS6120724Y2 JP1980174652U JP17465280U JPS6120724Y2 JP S6120724 Y2 JPS6120724 Y2 JP S6120724Y2 JP 1980174652 U JP1980174652 U JP 1980174652U JP 17465280 U JP17465280 U JP 17465280U JP S6120724 Y2 JPS6120724 Y2 JP S6120724Y2
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JP
Japan
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cores
core
rotary transformer
pair
segments
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JP1980174652U
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JPS5797919U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はロータリトランスに関する。
ヘリカルスキヤン方式のVTRにおいては、回
転するドラム上にビデオヘツドを設け、このヘツ
ドを走行する磁気テープと対接させて記録再生を
行なうようにしている。従つて回転するヘツドド
ラム上のビデオヘツドと固定側との間で信号の授
受を行う必要があり、この目的のためにロータリ
トランスが用いられている。ロータリトランスは
非接触で信号の授受を行うものであるから、摩耗
がなく、ノイズも少ないという特徴を有してい
る。このようなロータリトランスにおいて、コア
はフエライト等の磁性材料をプレス成形によつて
円板状に形成したものである。従つてコアの寸法
が比較的小さい内はさほど問題はないが、VTR
を多チヤンネル化すると、巻線数も多くなり、こ
れに伴つてコアも大型化する。従つて大型のプレ
ス機を必要とし、設備も大きくなつて工業的に問
題が生ずる。またコアが大きくなるに従つてそり
等が発生して所定の寸法精度を得ることが困難に
なる。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたも
のであつて、一対の環帯状をなすコアのそれぞれ
に巻線が同心円状に設けられるとともに、一対の
前記コアが互いに対向するように配されているロ
ータリトランスにおいて、一対の前記コアのそれ
ぞれがこれらのコアの外周縁と内周縁との間に延
びているギヤツプによつて互いに分割されている
複数のセグメントからなるとともに、少なくとも
一方の前記コアにおける前記ギヤツプが前記コア
の半径方向に対して傾斜しており、一対の前記コ
アにおける前記ギヤツプ同士が何れの回転位置に
おいても平行には対向しないようにしたことを特
徴とするロータリトランスに係るものである。従
つて大きな設備を必要とせず、また寸法精度の維
持も容易となるにもかかわらず、特性の変動が少
ないロータリトランスを提供することができる。
以下本考案を図示の実施例につき説明する。第
1図に示すようにロータリトランスのコアは2個
以上の適当な数、例えば4個のセグメント1とし
て成形する。それぞれのセグメント1はフエライ
ト等の磁性材料から成り、これをプレス機械で加
圧して固化したものである。このようにセグメン
ト1毎に成形されるようにすると、ロータリトラ
ンスのコア自体を大型化しても、小さな装置で成
形することができ、設備が大きくならないという
利点がある。また個々のセグメント1は比較的小
さいために、そり等の発生も効果的に防止され、
寸法精度を高く維持することが可能となる。
このようにして成形されたセグメント1は、第
2図に示すように円板状の取付け板2上に円周方
向に順次配されてロータリトランスのコア3を形
成する。セグメント1の取付けはセグメント1の
裏面に接着剤を塗布し、この接着剤によつて取付
け板2に固定する。あるいは第3図に示すように
セグメント1にビスが挿通される切欠き4を形成
するとともに、この切欠き4の周縁にビスの頭部
を受ける段部5を形成し、第4図に示すようにビ
ス6によつて取付け板2に固定するようにしても
よい。
このように4つのセグメント1を取付け板2に
取付けてコア3を形成した後、これらのコア3に
同心円状に形成されているリング状溝7に線材を
巻回して巻線8を構成する。そして一対のコア3
は第5図に示すように、巻線8が挿入されている
溝7の形成された表面を互に対向させた状態で配
される。このようにしてロータリトランスが形成
され、一方のコア3を回転側とし、他方のコア3
を固定側とすると、固定側と回転側との間で信号
の授受が行われる。実際にVTRに取付ける場合
には、上側のコア3が回転ヘツドドラムに、また
下側のコア3が固定ガイドドラムにそれぞれ取付
け板2を介して固定されることになる。
このようなロータリトランスにおいて、コア3
を構成するセグメント1間のギヤツプ9は第2図
または第4図から明らかなように、コア3の半径
方向に対して傾斜した状態になつており、このた
めに6図に示すようにこれらのコア3を互に対向
して配すると、上下のコア3のギヤツプ9の傾斜
の方向が半径方向に対して互に逆になり、上下の
ギヤツプ9が交差するようになる。従つて対向し
た一対のコア3のギヤツプ9が互にずれてコア3
の対向する面積が変化しても、特性の変動をより
小さく抑えることができ、実用上好ましいものと
なる。
さらに第7図に示すと、ギヤツプ9を半径方向
に対してて傾斜させるとともに、ロータ側のコア
3とステータ側のコア3のセグメント1の分割数
を変えるようにすると、上下の複数のギヤツプ9
が互に同時に交差することが少なくなり、従つて
特性の変動をさらに小さくすることができる。こ
こで、上下のコア3の分割数を互に公約数を有し
ない数に分割すれば、上下の2つ以上のギヤツプ
9が同時に交差することがなくなり、より好まし
いものとなる。第7図においては、上側のコア3
を4分割するとともに、下側のコア3を3分割し
ている。従つて上下の分割数は公約数を有しない
ことになる。従つて上下の2つ以上のギヤツプ9
が同時に交差するような回転位置は存在すること
なく、特性の変動を最小限にすることが可能とな
る。
以上本考案の実施例につき述べたが、本考案は
上記実施例によつて限定されることなく、本考案
の技術的思想に基いて各種変更が可能である。例
えば上記実施例は本考案をVTRにおけるロータ
リトランスに適用したものであるが、本考案はそ
の他各種の機器に用いられるロータリトランスに
適用可能である。また分割数も4個あるいは3個
に限定されることなく、任意の分割数を目的に応
じて選択できる。
以上に述べたことから明らかなように本考案に
よれば、ロータリトランスのコアを2個以上のセ
グメントに分割して成形し、これを組立てるよう
にしたものであるから、コアが大きくても成形す
る装装置を大きくする必要がなく、成形する装置
が安価になる。また個々のセグメントに分割して
成形するために、そりの発生が防止され、寸法精
度の高いロータリトランスを提供することが可能
となる。また、一対のコアにおける分割用のギヤ
ツプ同士が何れの回転位置においても平行には対
向しないので、ギヤツプ同士が対向した時でも磁
気低抗が比較的小さく、特性の変動が少ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るロータリトラ
ンス用コアのセグメントの斜視図、第2図はこの
セグメントを用いて組立てたコアの平面図、第3
図はセグメントの変形例の斜視図、第4図はこの
変形例のセグメントを用いて組立てたコアの平面
図、第5図は第2図に示すコアを用いて構成した
ロータリトランスの縦断面図、第6図は同要部平
面図、第7図は変形例のロータリトランスの平面
図である。 なお図面に用いた符号において、1……セグメ
ント、2……取付け板、3……コア、7……リン
グ状の溝、8……巻線、9……ギヤツプである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 一対の環帯状をなすコアのそれぞれに巻線が
    同心円状に設けられるとともに、一対の前記コ
    アが互いに対向するように配されているロータ
    リトランスにおいて、一対の前記コアのそれぞ
    れがこれらのコアの外周縁と内周縁との間に延
    びているギヤツプによつて互いに分割されてい
    る複数のセグメントからなるとともに、少なく
    とも一方の前記コアにおける前記ギヤツプが前
    記コアの半径方向に対して傾斜しており、一対
    の前記コアにおける前記ギヤツプ同士が何れの
    回転位置においても平行には対向しないように
    したことを特徴とするロータリトランス。 2 一対の前記コアのそれぞれの前記セグメント
    の数が互いに異なつていることを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項に記載のロータリ
    トランス。 3 一対の前記コアのそれぞれの前記セグメント
    の数が互いに公約数を有していないことを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲第2項に記載の
    ロータリトランス。
JP1980174652U 1980-12-05 1980-12-05 Expired JPS6120724Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980174652U JPS6120724Y2 (ja) 1980-12-05 1980-12-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980174652U JPS6120724Y2 (ja) 1980-12-05 1980-12-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5797919U JPS5797919U (ja) 1982-06-16
JPS6120724Y2 true JPS6120724Y2 (ja) 1986-06-21

Family

ID=29966711

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980174652U Expired JPS6120724Y2 (ja) 1980-12-05 1980-12-05

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4681742B2 (ja) * 2001-02-14 2011-05-11 Fdk株式会社 非接触カプラ
KR20130014546A (ko) 2010-03-09 2013-02-07 닛토덴코 가부시키가이샤 무선 전력 전송용 자기 소자 및 전력 공급 장치
JPWO2015019478A1 (ja) * 2013-08-09 2017-03-02 株式会社日立製作所 非接触給電装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5443284Y2 (ja) * 1974-02-06 1979-12-14
JPS53161220U (ja) * 1977-05-26 1978-12-16

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JPS5797919U (ja) 1982-06-16

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