JPS61206810A - 空圧または油圧シリンダのピストン位置検知器の取付装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、シリンダ本体内に磁石を備えたピストンを摺
動自由に嵌装した空圧または油圧シリンダに、磁石の接
近により作動するリードスイッチ等のピストン位置検知
器をシリンダ本体の外周面に当てて取り付ける装置に関
し、特に、このピストン位置検知器を、シリンダ本体の
両端部に設けたカバーを締め付けるタイロッドに取り付
けるようにした装置に関する。

従来の技術及び発明が解決しようとする問題点大型の空
圧または油圧シリンダのように、シリンダ本体の両端部
に設けたカバーをタイロッドで締め付けた構造の空圧ま
たは油圧シリンダにあっては、ピストンの位置を検知す
るための検知器をタイロッドに取り付けるようになって
おり、従来この種の取付装置としては、検知器を挿通孔
が透設されたブロック状の取付体に取り付けてこの取付
体をタイロッドに嵌装し、取付体の外周に穿設した挿通
孔に達するねじ孔にねじをねじ込んで固定することによ
って、検知器をシリンダ本体の外周面の所定位置に当て
て取り付けるようにしたものが知られているが、このよ
うな構造の取付装置においては、ねじがタイロッドの外
周面の一点を押圧して固定するのであるから固定力が弱
く、勢い取付体の幅を広く取って複数本のねじをねじ込
む必要があり、このように取付体の幅を広くすると、複
数個の検知器を互いに接近させて設置したい場合に、取
付体同士が干渉し合って設置間隔が制限される不具合が
あり、また、取付体を取り付けるには、タイロッドを両
力バーの間に差し渡して締め付ける前に取付体をタイロ
ッドに嵌装しておく必要があることから、組み付けの手
順に制約が加わり、逆に、取付体を外す場合にも、いち
いちタイロッドを緩めて外す必要があって、作業が面倒
となる不具合があった。

本発明は、叙上の点に鑑み完成されたものであって、検
知器を取り付ける取付体が小幅にまとまって、検知器同
士を相互に接近して設置できるようにし、また、タイロ
ッドを締め付けた後からでも取付体の取り付は若しくは
取り外しを行なうことができるようにした取付装置を提
供することを目的とするものである。

実施例 以下１本発明の一実施例を第１図乃至第５図に基づいて
説明する。

１は空圧シリンダであって、アルミニウムまたはオース
テナイト系ステンレス鋼等の非磁性材料からなるシリン
ダ本体２の内周に、リング形の永久磁石４を外周面の取
付溝内に嵌着し、かつ、前面にロッド５を突設したピス
トン３が緊密にかつ摺動自由に嵌装され、シリンダ本体
２の前後両端部に嵌合されたロッドカバー６とヘッドカ
バー７とが、夫々の四隅に差し渡されたタイロッド８に
よって締め付けられており、このタイロッド８に、前記
したピストン３に嵌着した永久磁石４の接近によって作
動するピストン３の位置検知器であるリードスイッチ１
０を取り付けた取付体１１が、バンド２１で締め付けら
れて固定されるようになっている。

上記の取付体１１は、厚肉の鋼板をプレス成形したもの
であって、第２図に示すように、その一端側に、リード
スイッチ１０の一段低くなった部分１０ａの上面に当た
る小幅部１２と、挿通孔１４を透設した大幅部１３とが
形成され、さらに、小幅部１２の先端に、リードスイッ
チ１０の側面と後面に当たるＬ字形の係止部１５が形成
されているとともに、大幅部１３に続く他端側がコ字形
に屈曲されて、両側に脚部１７．１７を有する締付部１
６が形成され、内側の脚部１７と大幅部１３の接続部分
である屈曲部１８が、第４図に示すように中央部が僅か
に逃げた凹状に湾曲され、この屈曲部１８をタイロッド
８の外周面に当てたときに両縁部が外周面に食い込むよ
うになっており、さらに、外側の脚部１７の下端に、先
端が外側の斜め上方を向いた係止突部１９が形成された
形状になり、一方、バンド２Ｉは、薄肉のばね鋼板をタ
イロッド８の外周面に沿った円弧形に曲成したものであ
って、その一端側に、挿通孔２３を透設した上記の取付
体１１の大幅部１３に重ねられる重畳部２２と、リード
スイッチ１０の他側の側面に当たる外側に傾斜した抑圧
部２４とが形成されているとともに、他端に係止孔２５
が形成されている。

上記の取付体１１には、リードスイッチｌＯがその一段
低い部分１０ａを小幅部１２に当て、側面及び後面を係
止部１５に当てて嵌められ、このリードスイッチ１０を
嵌めた取付体１１の屈曲部１８が、リードスイッチ１０
の下面をシリンダ本体２の外周面に当て、かつ、取付体
１１の締付部１６をタイロッド８の外周面の上面から離
間して対応させた状態でタイロッド８の外周面に当てら
れているとともに、タイロッド８の下面側に、タイロッ
ド８を挟むようにしてバンド２１が嵌められて、その一
端側の重畳部２２が取付体１１の大幅部１３に重ねられ
、挿通孔１４．２３に通したボルト２７にナツト２８を
螺合して締め付けることによって、バンド２１の重畳部
２２が取付体１１に固定され、これと同時に、バンド２
１の押圧部２４の先端部がリードスイッチ１０の側面を
押圧して取付体１１の係止部１５に押し付けることによ
って、リードスイッチ１０が固定されており、また、バ
ンド２１の他端側の係止孔２５が、取付体１１の係止突
部１９に係止されている。

また、取付体１１の締付部１６には、タイロッド８の中
心から屈曲部１８と反対側に偏心した位置に対応してね
じ孔３０が透設され、このねじ孔３０に、タイロッド８
の外周面に当たる締付ねじ３１が螺合されている。

なお、ロッドカバー６及びヘッドカバー７の内側の面に
は切欠６ａ、７ａが形成されており、この切欠６ａ、７
ａ内にリードスイッチ１０を入り込ませて取り付けるこ
とによって、シリンダ本体２の端部においてピストン３
の位置を検知し得るようになっている。

本実施例は上記した構造になり、第３図及び第５図の実
線で示す状態から締付ねじ３１をねじ込むと、締付ねじ
３１がタイロッド８の中心から屈曲部１８と反対側に偏
心した位置に対応していることから、取付体１１は、第
５図に鎖線で示すように、屈曲部１８を支点として反時
計方向に揺動し、係止突部１９が上方に移動することに
よって、バンド２１の係止孔２５の上縁２５ａが押され
て上方に引き上げられるとともに、係止孔２５の上縁２
５ａが係止突部１９の傾斜した内面上を滑って係止突部
１９の付根側に移動して、バンド２１が、タイロッド８
に巻き付くように変形して締め付けられ、取付体１１が
タイロッド８に固２定されるのであり、また、この取付
体１１の揺動に伴い小幅部１２の先端部がシリンダ本体
２の外周面に接近することから、リードスイッチ１０が
シリンダ本体２の外周面に強く押し付けられる。

取付体１１を外す場合には、締付ねじ３１を緩めると、
取付体１１が上記と逆方向に揺動してバンド２１が緩み
、取付体１１の取り外しが可能となり、それと同時に、
リードスイッチ１０をシリンダ本体２の外周面に押し付
ける力が除去される。

第６図及び第７図は１本発明の他の実施例を示し、この
実施例の取付体１１ａは、締付部１６ａの両側の脚部１
７ａ、１７ａの対応間隔が、タイロッド８の外径寸法よ
りも小さく形成されており。

内側の脚部１７ａと大幅部１３との接続部分である屈曲
部１８と、外側の脚部１７ａと係止突部１９との接続部
分である他の屈曲部１８ａとがタイロッド８の外周面に
当てられ、締付部１６ａの中央部に透設されたねじ孔３
０ａに、締付ねじ３１がタイロッド８の中心を向いて螺
合されており。

その他の構造については前記実施例と同様であり。

締付ねじ３１をねじ込むとバンド２１が引っ張られて締
め付けられるとともに、取付体１１の両局曲部１８．’
１８ａがタイロッド８の外周面に当てられていることか
ら、締付ねじ３１のねじ込みによって、第７図に鎖線で
示すように、締付部１６ａが上方に湾曲して１脚部１７
ａ、１７ａが両局曲部１８．１８ａが互いに接近するよ
うに内側に変形し、これによって、小幅部１２がシリン
ダ本体２の外周面に接近するように変形して、リードス
イッチ１０がシリンダ本体２の外周面に押し付けられる
。

なお、上記各実施例で示した取付体１１．１１ａは、タ
イロッド８の外径寸法が変ってもある程度の範囲内でそ
のまま適用できるものであって、例えば、タイロッド８
ａの外径寸法が、取付体１１ａの脚部１７ａ、１７ａの
対応間隔よりも小さくて、第８図に示すように、タイロ
ッド８ａの中心が両脚部Ｌ７ａ、１７ａの間に入り込ん
だ場合にも、締付ねじ３１をねじ込んだときに、締付体
１１ａが屈曲部１８を支点として揺動し、または、締付
部１６ａが上方に湾曲して、小幅部１２がシリンダ本体
２の外周面に接近し、リードスイッチ１０をシリンダ本
体２の外周面に押し付けることができる。

また、上記各実施例では、リードスイッチ１０をタイロ
ッド８に取り付けるようにしたのであるが、ロッドカバ
ー６またはヘッドカバー７にタイロッド８と平行な取付
用のロッドを突設して、この取付ロッドにリードスイッ
チ１０を取り付けるようにしても良い。

また１本発明は、上記実施例で示した空圧シリンダｌに
限らず、油圧シリンダについても同様に適用し得る。

発明の構成及び効果 上記実施例によって具体的に説明したように。

本発明の空圧または空圧シリンダのピストン位置検知器
の取付装置は、アルミニウム等の非磁性材料からなるシ
リンダ本体内に、磁石を備えたピストンを摺動自由に嵌
装し、かつ、該シリンダ本体の両端部に設けたカバーを
タイロッドで締め付けた空圧または油圧シリンダの前記
タイロッドに、前記磁石の接近により作動するリードス
イッチ等の検知器を前記シリンダ本体の外周面に当てて
取す付ける装置において、前記タイロッドを、一端部に
前記検知器を取り付けた板材からなる取付体の他端部と
、一端部を前記取付体の前記一端部側に固定し、かつ、
他端部に形成した係止孔を前記取付体の他端部に形成し
た係止突部に係止した薄板材からなるバンドで挟む構成
とするとともに。

前記取付体の前記他端部に、前記タイロッドの外周面に
当たる屈曲部と、該タイロッドの外周面から離間して対
応する締付部を形成して、該締付部に透設したねじ孔に
前記タイロッドの外周面に当たる締付ねじを螺合し、該
締付ねじの螺進により前記バンドを締め付けて前記取付
体を前記タイロッドに固定する構成としたことを要旨と
するものであって、検知器を取り付けた取付体をバンド
で締め付けてタイロッドに固定するようにしたから、タ
イロッドの外周面の広範囲にわたって面圧力を加えるこ
とができて、取付体を幅の狭いものとしても強固に固定
することができ、従って、取付体が互いに干渉すること
なく検知器同士を相互に接近して取り付けることが可能
となり、また、タイロッドを取付体の他端部とバンドで
挟むようになっているから、タイロッドを組み付けた後
からでも、取付体の取り付は取り外しを行なうことがで
きる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の斜視図、第２図はその取付
構造の詳細を示す分解斜視図、第３図は同断面図、第４
図は第３図のＸ−Ｘ線断面図、第５図は取付体の作動説
明図であり、第６図は本発明の他の実施例の取付構造の
詳細を示す断面図。 第７図はその取付体の作動説明図であり、第８図は小径
のタイロッドに適用した場合の取付説明図である。 ｌ：空圧シリンダ　２ニジリンダ本体　３：ピストン　
４：永久磁石　６：ロッドカバー　７：ヘッドカバー　
８，８ａ：タイロッド　１０：リードスイッチ　１１．
１１ａ：取付体　１２：小幅部　１３：大幅部　１６．
１６ａ：締付部　１８：屈曲部　１８ａ：他の屈曲部　
１９：係止突部　２１：バンド　２５：係止孔３０．３
０ａ：ねじ孔　３１：締付ねし出願人　　シーケーデイ
精機株式式社 代理人　　弁理士　野　　口　　　宏 第２回 第７ＷＪ １１ａ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　アルミニウム等の非磁性材料からなるシリンダ本体
   内に、磁石を備えたピストンを摺動自由に嵌装し、かつ
   、該シリンダ本体の両端部に設けたカバーをタイロッド
   で締め付けた空圧または油圧シリンダの前記タイロッド
   に、前記磁石の接近により作動するリードスイッチ等の
   検知器を前記シリンダ本体の外周面に当てて取り付ける
   装置において、前記タイロッドを、一端部に前記検知器
   を取り付けた板材からなる取付体の他端部と、一端部を
   前記取付体の前記一端部側に固定し、かつ、他端部に形
   成した係止孔を前記取付体の他端部に形成した係止突部
   に係止した薄板材からなるバンドで挟む構成とするとと
   もに、前記取付体の前記他端部に、前記タイロッドの外
   周面に当たる屈曲部と、該タイロッドの外周面から離間
   して対応する締付部を形成して、該締付部に透設したね
   じ孔に前記タイロッドの外周面に当たる締付ねじを螺合
   し、該締付ねじの螺進により前記バンドを締め付けて前
   記取付体を前記タイロッドに固定する構成としたことを
   特徴とする空圧または油圧シリンダのピストン位置検知
   器の取付装置 ２　前記締付ねじを前記タイロッドの中心から前記取付
   体の前記屈曲部と反対側に偏心した位置に対応させ、前
   記締付ねじの螺進により前記取付体を前記屈曲部を支点
   として該取付体の前記検知器を取り付けた一端部が前記
   シリンダ本体に接近する方向に揺動させて、前記検知器
   を前記シリンダ本体の外周面に押し付ける構成としたこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の空圧または
   油圧シリンダのピストン位置検知器の取付装置 ３　前記取付体の前記締付部に、前記屈曲部と前記タイ
   ロッドの外径寸法より小さい間隔で対応する他の屈曲部
   を設けて該他の屈曲部を前記タイロッドの外周面に当て
   、前記締付ねじの螺進により前記締付部を湾曲させて前
   記両屈曲部を互いに接近するように変形させることによ
   つて、該取付体の前記検知器を取り付けた一端部を前記
   シリンダ本体に接近する方向に変形させ、前記検知器を
   前記シリンダ本体の外周面に押し付ける構成としたこと
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の空圧または油
   圧シリンダのピストン位置検知器の取付装置