JPS61206102A - 車輌用灯具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、発光ダイオードを光源として使用する車輌用
灯具に関し、特に発光時の発熱による光量低下を防止す
るように改良したものである。

〔従来の技術〕

近年、半導体技術の発達によシ輝度の高い発光ダイオー
ドが開発され、しかも安価に入手できるようになったこ
とから、・車輌用灯具１例えば制動灯９尾灯、さらには
車体の後部外側に設置され通称ハイマウントストップラ
ンプと呼んでいる灯具などの光源として検討されている
。その大きな理由は、上述した高い輝度のものが安価に
入手できるようになったこと以外にも、一般の電球と異
なりフィラメントを有さないため半永久的寿命を有する
。フィラメントの断線がないため交換を必要とせず灯具
自体および取付位置に対する制約が少ない、灯具を薄型
化でき取付加工が容易である。

電球に比べて発熱が著しく少なく且つ小型化が可能とな
る等の優れた特徴を備えていることによるもので、今後
の灯具の方向を指し示すものと云える。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、発光ダイオードは一般の電球に比べて発熱が著
しく少ないという大きな特徴を有するものの、数百側に
も及ぶ発光ダイオードを組込んだ灯具においては、ダイ
オード自体およびダイオード点灯用抵抗体の発熱が問題
となる。すなわち発熱量が多くなシ灯具内の温度が上昇
すると、発光効率が低下して暗くなるという不都合があ
シ、そのためそれなシの放熱対策を施す必要があった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明に係る車輌用灯具は上述したような点に鑑みて々
されたもので、基板表面に多数の発光ダイオードが実装
され車体の後部外側に設置される灯具であって、少なく
とも灯具ボディと前記基板との間に樹脂を充填し、基板
裏面側に配設されたダイオード点灯用抵抗体をモールド
したものである。

〔作用〕

本発明においてはダイオード点灯用抵抗体をモールドし
たので、該抵抗体の発熱による発光ダイオードへの影響
が少なく、また耐振、防水性を向上させる。

〔実施例〕

以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。

第１図は本発明をハイマウントストップランプに適用し
た場合の一実施例を示す断面図、第２図は同ランプを備
えた自動車の外観斜視図である。

これらの図において、１は自動車２の後部外側。

例えばリヤウィンド３の上部中央に設置されたハイマウ
ントストップランプで、このランプ１は車体後方に向っ
て開放する箱形の灯具ボディ４．灯具ボディ４の開口部
を塞ぐし／ズ５．前記灯具ボディ４内に配設され、表面
に多数の発光ダイオードγが所定の間隔をおいてマトリ
ックス状に実装され、裏面側で望ましくは灯具ボディ４
の内面にダイオード点灯用抵抗体８が配設された基板（
プリント基板）６．前記灯具ボディ４と前記基板６とで
囲まれた空間内に充填され前記ダイオード点灯用抵抗体
８をモールドするエポキシ樹脂等の熱伝導特性に優れた
樹脂９等で構成されている。

前記灯具ボディ４はアルミニウム等の放熱特性に優れた
材料で製作され、リヤウィンド３の枠体１０に取付ボル
ト１１を介して固定されるもので、その上面には表面積
を大きくし放熱効果を増大させるため、鋸歯状の凹凸部
１２が形成されている。

前記レンズ５は赤色に着色され透光性を有する樹脂もし
くはガラスからなシ、その内側面には多数の小さな凸レ
ンズ１３が密集して形成され、断熱兼シール部材１４を
介して前記灯具ボディ４の開口部に取付けられている。

なお、１５は発光ダイオード１とダイオード点灯用抵抗
体８とを接続するリード線、１６はハイマウントストッ
プランプ１とリヤウィンド３０間に介在されたシール部
材である。

かくして、このような構成からなるハイマウントストッ
プランプ１によれば、点灯時におけ名ダイオード点灯用
抵抗体８０発熱が、樹脂９を介して灯具ボディ４Ｖｒ−
伝達され、その表面全体より放熱されるので、単にダイ
オード点灯用抵抗体Ｂを基板６の裏面側に配設した従来
灯具に比べて灯具ボディ４への熱の伝達がはるかに早く
、放熱効果が向上する。したがって、発光ダイオードγ
への影響が少々＜、その光量低下を防止することができ
る。

また、樹脂９によりダイオード点灯用抵抗体８およびリ
ードｆｆ１Ａ１５をモールドしているので、耐振性およ
び防水性にも優れ、灯具としての耐久性を向上させる。

ｔｉ、ハイマウントストップランプ１は制動灯。

尾灯２０等とは異なシ通常ドライバーの目の高さ位置付
近に設置されブレーキ時に制動灯と共に明るく点灯され
ることから、後続車のドライバーに注意をよシ一層喚起
させることができる。したがって、追突事故を未然に防
止し、道路交通上の安全確保に効果大である。

第３図はダイオード点灯用抵抗体８のみならず各発光ダ
イオードＴの一部を基板６０表面側に充填した樹脂２０
でモールドし、各発光ダイオード７の熱を該樹脂２０を
介して灯具ボディ４に逃がすようＫした実施例を示すも
のであυ、他の構成については上記実施例と同一である
ため同一符号を以って示し、その説明を省略する。

このような構成によればよシ一層放熱効果に優れた灯具
を提供し得ることは明らかであろう。

なお、本実施例はいずれもダイオード点灯用抵抗体８を
各発光ダイオードＴに対して共通に接続した場合につい
て説明したが、第４図に示す如く各発光ダイオードＴに
対して個々に抵抗体８を設けてもよいことは勿論である
。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明に係る車輌用灯具は、少なく
とも基板裏面側に配設されたダイオード点灯用抵抗体を
樹脂でモールドし、該抵抗体の熱を樹脂を介して灯具ボ
ディに伝達するように構成したので、抵抗体の発熱を良
好に放熱し、発熱による発光ダイオードへの影響を最少
限に抑えることができ、したがって光量が低下せず、ま
た耐振。

耐水性にも優れ、特に多数の発光ダイオードを使用した
大型灯具に実施して好適である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す断面図、第２図は本発
明灯具を設置した自動車の外観斜視図。 第３図は本発明の他の実施例を示す断面図、第４図は本
発明の他の実施例を示す要部側面図である。 １−・・・ハイマウントストップランプ、４・―・・灯
具ボディ、５・・・・レンズ、６・・・・基板、Ｔ・・
・・発光ダイオード、８・・・・ダイオード点灯用抵抗
体、９，２０・・・・樹脂。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車体の後部外側に設置された灯具ボディと、この灯具ボ
   ディの前面開口部を塞ぐレンズと、表面に多数の発光ダ
   イオードが実装され裏面側にはダイオード点灯用抵抗体
   が配設され、前記灯具ボディ内に配設された基板を備え
   、少なくとも前記灯具ボディと前記基板との間に樹脂を
   充填し、前記抵抗体をモールドしたことを特徴とする車
   輌用灯具。