JPS61205495A - 多糖類組成物 - Google Patents

多糖類組成物

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JPS61205495A
JPS61205495A JP60047756A JP4775685A JPS61205495A JP S61205495 A JPS61205495 A JP S61205495A JP 60047756 A JP60047756 A JP 60047756A JP 4775685 A JP4775685 A JP 4775685A JP S61205495 A JPS61205495 A JP S61205495A
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maltose
composition
weight
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polysaccharide composition
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Tetsuya Hirota
哲也 広田
Toshihiro Maeda
前田 敏弘
Takeyoshi Matsumoto
松本 武佳
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は多糖類組成物に関するものであり、詳しくは、
マルトース及びマルトトリオースを主成分とし且つマル
トテトラオースからマルトトリデカオースまでの高重合
度成分を有為l°含み、しかも、各成分の含量が一定範
囲となされた新規な多糖類組成物に関するものである。
食品加工の分野では、周知の通シ、新規な酵素の発見と
液体クロマトグラフの応用とが相俟ってデン粉糖化産業
が注目されている。例えば、二糖類以上の重合度を有す
るマルト−/ス、マルトトリオース、マルトテトラオー
ス等においては、就中、マルトースが甘味料を初めとし
各種用途に供されている。
しかしながら、マルトトリオース以上の多糖類に関して
は、未だ容易に入手できない状況もあって十分な検討は
なされておらず、今後の開発に委ねられている現状であ
る。
〔発明の目的〕
本発明は上記実情に鑑みなされたものであシ、その目的
は、新規な多糖類組成物を提供することにある。
のめる低甘味性の特徴を有する。
〔発明の構成〕
前期目的を達成するための本発明の構成は、枝切酵素を
用いたデン粉の糖化反応で製した糖液をクロマト分離し
て得られた多糖類組成物であって、マルトース(G、)
トマルトトリオース(へ)の合計含量が55〜85重量
%で且つQの各高重合度成分を有為量含み、しかも、マ
ルトテトラオース以上の高重合度成分の合計含量が15
〜45重量%で且つG14以上の成分の含量が20重量
%以下であることを特徴とする多糖類組成物に存する。
以下、本発明の詳細な説明する。
第1図は、後記実施例1で製造した1本発明に係る一例
の多糖類組成物のクロマトグラムであり、図中、(G、
) (G、) (G、)・・・・・・・・・はグルコー
ス、マルトース、マルトトリオース・・・・・・・・・
を示す。
しかして、上記クロマトグラムにおける各成分の割合は
第1表(2)わ)の通りでおる。
第1表(ロ) 第1表b) 本発明組成物においては、G、と偽成分とを合計量とし
て55〜85重量%含有するが04以上の成分を合計量
として15〜45重量%含有し、この点で、従来の高純
度マルトース(へ)や或いはこれにマルトトリオース(
G、)を配合した単なる組成物と異なり、本発明組成物
は各種高重合度成分を含む多糖類組成物としての特徴を
有する。しかも、不発−多糖類組成物は、へ/G3重景
比が1〜5.0の範囲にあり、換言すれは、偽成分に富
んだ組成物であって従来の高純度マルトースに比し低甘
味である特性を有す。
しかして、本発明組成物の重要な特徴は、前記第1図の
クロマトグラムに示されるようにG。
〜G、までの各高重合度成分を有為量、具体的更に、本
発明多糖類組成物は高重合度成分を15〜45重量%含
有するがG□4以上の成分の割合を20重量%以下に制
限し、これによりその溶液粘度が低いという特性等を有
する。
ル また、本発明組成物においては、グ汐コースを含有する
ことも可能であるが、この含有量を、5重量2以下にす
るのが好ましい。
しかして、斯る好ましい態様の本発明組成物は、一般に
35〜40のI)E値を示すが、同じDB値を示す他の
糖類組成物、例えば、粉飴等に比し、メイラード反応に
おける褐変現象が以外にも小さいという特徴を有する。
しかして、斯る特徴ある本発明組成物は、枝切酵素を用
いたデン粉の糖化反応で製した糖液を一定の条件下でク
ロマト分離することによシ製造することが可能である。
枝切酵素を用いたデン粉の糖化反応は公知であり、例え
ば、マルトースの製造方法として既成分を含む副生物と
共に含まれている。
本発明組成物は、例えは、前記のよう表糖液を原料とし
て製造することが可能である。伺、枝切酵素としては各
種の酵素が発見されているが、α−17ローグルコシド
結合を分解し直鎖状の糖類を与え得るような酵素であれ
は、類例なる枝切酵素を用いたデン粉糖化液も原料とな
し得る。
本発明組成物は、このような糖液をクロマト分離するこ
とによりs造されたが、当該クロマト分離は、例えば、
本出願人によって既に提案された特願昭58−1723
94号記載方法に従い水を脱着剤とする擬似移動床によ
って行うことができる。
すなわち、前記クロマト分離は、内部に陽イオン交換体
が充填され、且つ前端と後端とが流体通路によシ結合さ
れた充填床内に、原料供給部から非収着質抜出部までの
吸着帯域、同抜出部から脱着剤供給部までの精製帯域、
同供給部から収着質抜出部までの脱着帯域および同抜出
部から原料供給部までの濃縮帯域の四つの帯域を上流よ
シ上記順序で形成させつつ流体を循環させ、上記供給部
および抜出部の位置を間l欠的に下流方向に移動させる
ことよりなる擬似移動床において、精製帯域における循
環流体の容積流速の陽イオン交換体の見掛けの容積流速
に対する比率φ、を0.3〜0.5とし、濃縮帯域にお
ける循環流体の容積流速の陽イオン交換体の見掛けの容
積流速に対する比率1114を0.3〜0.6とするこ
とにより実施される。
なお、前記において、「収着質」とはマルトース成分を
、「非収着質」とけマルトトリオース以上の高重合度成
分を意味する。また、「精製帯域」とは充填床内の非収
着質抜出部から脱着剤供給部までの帯域を、「濃縮帯域
」とは収着質抜出部から原料糖液水溶液の供給部までの
帯域を意味するものである。
しかして、前記クロマト分離使用される陽イオン交換体
としては、重版の各種の陽イオン交換樹脂あるいはゼオ
ライトを用いることができるが、通常はスチレン−ジビ
ニルベンゼンの架橋共重合体にスルホン酸基が結合した
強酸性陽イオン交換樹脂が用いられる。
また、前記擬似移動床の運転は、吸着帯積における循環
流体の容積流速の陽イオン交換体の見掛けの容積流速に
対する比率−1と前記11Itの比1111/111.
を1.2〜1.7とするのが好ましく、ここに、「陽イ
オン交換体の見掛けの容積流速Jとは充填床内の隣イオ
ン交換体の見掛けの容積を精製帯域が充填床を一周する
に要する時間で除したものである。
はない。
本発明組成物は、その特徴の1つとして、前述したよう
に、G、〜G1.までの各高重合度成分を有為資金むが
、このような特徴ある組成は、枝切酵素を用いたデン粉
の糖化反応f液からクロマト分離の手法によって、G、
とG、成分の合計量が55〜85重量%で且つG、 /
 G、重量比が1〜5.0のフラクションを分画した結
果達成されるものであシ、ここに、本発明における方法
的要素の意義が存するのである。
〔実施例!〕
以下、本発明を実施例によシ更に詳細に説明するが、本
発明はその要旨を越えない限り以下の実施例に限定され
るものではない。
伺、以下の実施例において原料として用いたマルトース
水飴は、デン粉をα−アミラーゼを用いて液化し、次い
で、β−アミラーゼ及びa−1,6−グルコシダーゼを
加えて十分に糖化したのち精製処理して得られたもので
ある。
また、「%」とめるのを「重量%」を意味すルトトリオ
ースを含む高重合度成分(以下、オリゴ糖と略称する)
 31.0%よシなる糖濃度60%のマルトース水飴を
原料とし讐、第5図に示す装置を用いてクロマト分離を
行なった。
第5図において、単位充填床101〜108は内径54
m+、高さ600Mnの円筒であり、円筒内にはNa型
の強酸性陽イオン交換樹脂(ダイヤイオン■FRK−1
11、三菱化成工業■製)が合計10.841充填され
ている。各単位充填床は循環ポンプ151〜158を通
して無端状に連絡されておシ、各単位充填床を結合する
流体通路にはパルプ111〜118を介してマルトース
水溶液抜出管110、パルプ121〜128を介してオ
リゴ糖水溶液抜出管1201パルプ131〜138を介
して水導入管130およびパルプ141〜148を介し
てマルトース水飴導入管140が敷設されている。
第5図に示した装置の床内温度を75℃に保持し、マル
トース水飴および水の供給量を各々Q、 301/ h
rおよび0.85 t/ hrとし、マルトース水溶液
の抜出量を各々0.39 L/ hrおよび0、76 
L/ hrとし、流量調節弁109によシ吸着帯域、精
製帯域および濃縮帯域の流量が各々4、75 L/ h
r 、 3.99 L/ hrおよび4.457hrと
なるように調節した。
この場合、例えはマルトース水飴がパルプ144を通じ
て供給されている時点では、水はパルプ138を通じて
供給され、マルトース水溶液およびオリゴ糖水溶液は各
々パルプ112およびパルプ126を通じて抜き出され
、充填床101および102において脱着帯域、充填床
103および104において濃縮帯域、充填床105お
よび106において吸着帯域、充填床107および10
8において精製帯域が形成されている。各パルプは74
分ごとに一つ下流にあるパルプに一斉に切替られ、1時
間で各帯域が床内を一巡する。
本実施例において、−□、−〇1114および−□/−
1の値は下記の通りである。
φ1 冨0.433 φ、冨0.364 φ、−Q、406 一8/グ、 = 1.2 定常状態において抜き出されたオリゴ糖水溶液を真空下
蒸発乾燥し、得られたオリゴ糖粉末を液体クロマトグラ
フィーで成分分析し、第1図に示す〆クロマトグラムを
得た(測定は、三菱化成■製糖分析用カラムCKO4S
−8を用い、蒸留水を溶離液とし、面積100分率法に
よって行った)。該クロマトグラムに示される各成分の
割合は、本文中に第1表(2)b)に示した通シであり
、DE値は37である。
前記方法で得られた本発明の多糖類組成物について、パ
ネラ−6人による味覚官能テストを行い、その結果を第
3表に示す。
伺、比較のために、市販の下記(B)〜(D)の糖組成
物についても同様の官能テストを行いその結果を第3表
に併記した。また、官能テストに供した組成物の70重
量%水溶液の粘度を測定し同表に併記した。
(B)高純度マルトース(DE−50)(C)マルトー
ス含量約50重量%のハイマルトースシラツブ(DB=
35) (D)酸糖化粉飴(DE=34) また、参考のために、(at〜(clの糖組成物のクロ
マトグラムを第1〜4図に示すと共にその分析値を第2
表(2)63)に記載した。
第2表(2)            (wt%)第2
表b) 第3表 (注1)砂糖3x景%(20℃)の甘味度を100とし
たときの各試料の3重量%の甘味度を示す。
の質について以下の評価を得た。
I:上品な後味かほど良く続く。
■:後味の切れがやや早く物足りなく感じる。
■二稜味が強過ぎるためイヤミ感が残る。
2実施例21 実施例1と同様の方法で得られたグルコース1.5%、
マルトース75.8%、オリゴ糖22.7%よりなる糖
濃度60%のマルトース水飴t−原料とし、第5図に示
す装置を用いてクロマト分離を行なった。
第5図において、単位充填床101〜108は内径54
叫、高さ600m+nの円筒であり、円筒内には艮型の
強酸性陽イオン交換樹脂(ダイヤイオン■FRK−11
1、三菱化成工業■製)が合計10.841充填されて
いる。各単位充填床は循環ポンプ151〜158を通し
て無端状に連絡されておシ、各単位充填床を結合する流
体通路にはバルブ111〜11Bを介してマルトース水
溶液抜出管110、バルブ121〜.128を介してオ
リゴ糖水溶液抜出管120、バルブ131〜138を介
して水導入管130およびバルブ141〜148を介し
てマルトース水飴導入管140が敷設されている。
本実施例に於てはオリゴ糖水溶液中のG、 / G。
比を大にするため吸着帯と濃縮帯の流量差を小さくする
条件を選定することとした。
第5図に示した装置の床内温度を75℃に保持し、マル
トース水飴および水の供給督を各々0、108 t/ 
hrおよびO1985L/hrとし、マルトース水溶液
およびオリゴ糖水溶液の抜出量を各々0.608 L/
hrおよび0.455 t/hrとし、流量訓節弁10
9によシ吸着帯域、精製帯域および濃縮帯域の流量が各
々4.421/ hr 。
3、93 t/ hrおよび4.31 t/ hrとな
るように調節した。
この場合、例えばマルトース水飴がバルブ144を通じ
て供給されている時点では、水はバルブ138を通じて
供給され、マルトース水溶液およびオリゴ糖水溶液は各
々バルブ112およびバルブ126を通じて抜き出され
、充填床101および102において脱着帯域、充填床
103および104において濃縮帯域、充填床105お
よび106において吸着帯域、充填床107および10
8において精製帯域が形成されている。各バルブは7.
4分ごとに一つ下流にあるバルブに一斉に切替られ、1
時間で各帯域が床内を一巡する。
本実施例において、り0、−〇−1および+!!、/S
の値は下記の通シである。
12’−0,416 g+、=0.370 φ4−0.406 φ、/l、 −1,1 定常状態において抜き出されたオリゴ糖水溶液を真空下
蒸発乾燥し、得られたオリゴ糖粉末を液体クロマトグラ
フィーで成分分析した。その組成を第4表(at e)
)に示す。また、実施例1と同様に行った各物性測定の
結果を第5表に示す(なお、本組成物のDE値は36で
ある)。
第4表(2) 第4表b) 第5表 味覚を有し、しかも低粘度であるために、菓子、食品な
どの幅広い分野において、例えば砂糖代替品などとして
の用途が期待される。
具体的には、煉鮎、煉羊かん、永年かん、ういろう、焼
戸子、まんじゅうの皮、餅舅子、チューインガム、ゼリ
夏子、バタークリーム、カスタートクリーム、ホイップ
クリーム、スポンジケーキ等の草子類、Φ・・am・か
まほこ、ちくわ、水産珍味、草子パン、ゆであずき、餅
、だんご、ギョーザの皮、冷凍食品、ジャム、マーマレ
ード、佃煮などの食品類、缶コーヒー隻缶ココア、サワ
ー飲料などの飲料類への適用が期待される。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は各々、本発明組成物、高純度マルトース、
マルトース含量約50mt%のノhイマルトースシラッ
プ、酸糖化粉飴のクロマトグラムである。 イく属人キ理士     −容重 − はDSl、%

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)枝切酵素を用いたデン粉の糖化反応で製した糖液
    をクロマト分離して得られた多糖類組成物であって、マ
    ルトース(G_2)とマルトトリオース(G_3)の合
    計含量が55〜85重量%で且つG_3/G_2重量比
    が1〜5.0であり、マルトテトラオース(G_4)か
    らマルトトリデカオース(G_1_3)までの各高重合
    度成分を有為量含み、しかも、マルテトラオース以上の
    高重合度成分の合計含量が15〜45重量%で且つG_
    1_4以上の成分の含量が20重量%以下であることを
    特徴とする多糖類組成物。
  2. (2)特許請求の範囲第1項記載において、グルコース
    含量が5重量%以下であることを特徴とする多糖類組成
    物。
  3. (3)特許請求の範囲第1項又は第2項記載において、
    G_1_4以上の成分の含量が10重量%以下であるこ
    とを特徴とする多糖類組成物。
JP60047756A 1985-03-11 1985-03-11 多糖類組成物 Granted JPS61205495A (ja)

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