JPS61205391A - 竪形回転圧縮機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は例えば冷凍装置ある論は空気調和装置に用い
られる竪形回転圧縮機に係り、特に密閉容器内での吐出
冷媒ガスからの潤滑油の分離構造に関するものである＠ 〔従来の技術〕 第４図は実開昭５９−２７１６７号公報に示された従来
の竪形回転圧縮機を示す断面図であり１図において（１
）は冷媒の圧縮要素に）とこれを駆動する電動要素−）
をその上部に収納する密閉容器、（２）は電動要素のス
テーター、（３）は圧縮要素体）における圧縮室、（４
）は密閉容器の頂部における冷媒ガス吐出室（Ｏ）内に
吐出された冷媒ガスを密閉容器（１）外へ導くための吐
出管、Ｃ力は密閉容器（１）の内底部に溜めら？した潤
滑油、Ｃ６）は電動要素のローター、（７）は上記冷媒
ガス吐出室（ｑ内に水平状態に配設されｏ　−ター（６
）と共動し、これに当った吐出冷媒ガス中に含まれてｈ
る潤滑油を遠心力で分離するための油分離板で中央にガ
ス抜き穴（７ａ）を有し、乍面のバランスウェー）　（
７１１）を介してローター（６１のエンドリング（６＆
）に重合固着されている。＋８１　（９）はシリンダー
（ＩＱと共に上記圧縮室（３）を形成する上下の軸受ハ
ウジング、　ａｌｌはクランク軸ａりの偏心部（ｊ２ａ
）に嵌挿されたローリングピストン、ａ３はこれに当接
されたベーン、　ａ４１はその押圧用ベーンばねである
。

上記構成において運転中に圧縮要素体）より吐出された
冷媒ガスは、ローター（６）とステーター（２）および
ステーター（２）と密閉容器（１１の内壁との間隙を通
り、密閉容器（１）の頂部における冷媒ガス吐出室（０
）に導かれ、この冷媒ガスはさらに油分離板（７）の上
面伸および下面側の空間を通り、吐出管（４）よ）密閉
容器（１）外に吐出される。この際上記冷媒ガス吐出室
Ｇ）°内における油分離板（７１の存在によ〕、その上
下両面に沿って流れた冷媒ガス中の潤滑油は遠心力によ
〕、飛ばされ上記間隙を通って密閉容器（１）の内底部
に戻される。なお図中点線矢印は冷媒ガスの流れを、ま
た実線矢印は潤滑油の流れを示している。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の潤滑油の分離装置は以上のように構成されている
が、ステーターとローターおよびステーターと密閉容器
間の冷媒ガスの流路が小さ論と密閉容器の頂部空間へ冷
媒ガスと混在して運ばれる潤滑油の量が多くなり、した
がって単純な平板による遠心力だけでは、その分離能力
が不足し、その結果多量の潤滑油が密閉容器外へ流出す
る欠点があった。

この発明は上記の問題点を解消するために油分離板のロ
ーターに対する取付は構造と油分離板それ自体の構成に
ついて改良を加へたものである。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明の場合は油分離板の下面には開口端面が当該油
分離板の回転方向とｔ’ｔぼ直交するように開設させ、
かつこの開口を通って反対側の上面に抜ける冷媒ガスの
案内斜溝を、この油分離板の下面より突出するように放
射状に配設している。

〔作用〕

この発明の場合は油分離板の表面に沿って流れる潤滑油
に加わる遠心力による分離作用に加え。

油分離板の下面から突出された案内斜溝の下部開口を通
って上面に抜ける冷媒ガス流によって分離状態の潤滑油
の強制排出効果を高め、これにより上昇して来た冷媒ガ
スが直接当る。この油分離板の下面における潤滑油の濃
度を小さくして冷媒ガス中に戻される分離後の潤滑油の
量を少なくシ。

油分離板の上面ではね飛ばされて密閉容器の内底部に戻
される量を多くするように作用するものである。

〔実施例〕

以下この発明の一実施例を第１図および第２図によって
説明するが従来のものと同一または相当個所は同一符号
で示している。すなわちこの発明の場合における油分離
板（７１はローター（６）のバランスウエート（６ｂ）
から所定間隔だけ離反するように支脚（６Ｃ）でロータ
ー（６）のエンドリング（＆Ｌ）上に水平状態忙固着さ
れ、かつその下面には第２図に示すようにその開口（１
５ａ）の端面が当該油分離板（））の回転方向に）とほ
ぼ直交し、かつこの開口（１５４Ｌ）を通って上面に抜
ける冷媒ガスの案内斜溝ａ９が。

この油分離板（７１の下面より突出するように放射状に
複数個配設されている点に特徴を有し、さらに吐出管（
４１の下端部は油分離板（７１の中央ガス抜き穴（７ａ
）を通ってその下方にまで延長されている点を従来例と
異にしている。

以上のようｋこの発明の場合は油分離板にはその下面よ
り突出された冷媒ガスの通り抜け用案内斜溝を設けてい
るので、その開口で分離後の潤滑油を確実にとらえ、案
内斜溝を上昇する冷媒ガス流により、これを油分離板の
上面に送プ、核部で遠心力により密閉容器の頂部におけ
る冷媒ガス吐出室の内周面に向けてはね飛ばして当該密
閉容器ノ内底部に戻すようになって込るものである。

また第３図は第２図のものの他の実施例を示すものであ
り、この場合の開口（１５＆）の端面は油分離板（７１
０回転方向ψ）に対してθの後退角を持つように開放さ
せている点に特徴があシ、この場合は案内斜溝０を通り
抜ける冷媒ガスの流れが当該開口部での後向きファン作
用により増強されるので。

開口部に後退角を有しない第２図のものよりも潤滑油の
排出作用が富らに向上するものである。

〔発明の効果〕。

この発明の竪形回転圧縮機は以上のように特別に構成さ
れた油分離板を備えているので、密閉容器内への吐出冷
媒ガスからの潤滑油の分離効果が良く、これにより密閉
容器の内底部に溜められる潤滑油の量が極端に減少する
ことなく、シたがって常時円滑々潤滑作用が期待できる
ばか〕でなく。

また電動要素に設けられる冷媒ガス流路を特別に大きく
設計する必要もないという効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の竪形回転圧縮機を示す要部断面図、
第２図はこの発明の４のに使用される油分離板を示す分
解斜視口、第３図は第２図の油分離板の他の実施例を示
す同様の分解斜視図、第４図は従来の竪形回転圧縮機を
示す要部断面図、第５因は従来の油分離板を示す分解斜
視図である。 ガお図中（１）は密閉容器、（６）はロータ”−１（７
１は油分離板、α９は案内斜溝、　　（１５ａ）は開口
、（Ａ）は圧縮要素、（Ｉ９は電動要素、（Ｃ）は冷媒
吐出室、Φ）は回転方向、θけ後退角を示す。その他図
中同−符号は同一または相当部分を示すものとする。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）圧縮要素とその駆動用電動要素を収納した密閉容
   器の頂部における冷媒ガス吐出室に、上記電動要素のロ
   ーターと共動し、かつこれの上端面から所定間隔離反さ
   れ、冷媒ガス中の潤滑油を遠心分離するための油分離板
   を配設すると共に、この油分離板の下面には、開口端面
   が当該油分離板の回転方向とほゞ直交するように開設さ
   れ、かつこの開口を通つて反対側の上面に抜ける冷媒ガ
   スの案内斜溝を上記油分離板の下面より突出するように
   放射状に配設させたことを特徴とする竪形回転圧縮機。
2. （２）油分離板の下面に突出するように配設された冷媒
   ガスの通り抜け案内斜溝に、その開口端面を当該油分離
   板の回転方向に対して所定の後退角をもつように開設さ
   せた特許請求の範囲第１項記載の竪形回転圧縮機。