JPS61203941A

JPS61203941A - 電子血圧計

Info

Publication number: JPS61203941A
Application number: JP60043938A
Authority: JP
Inventors: 修白崎
Original assignee: Omron Tateisi Electronics Co
Current assignee: Omron Corp
Priority date: 1985-03-05
Filing date: 1985-03-05
Publication date: 1986-09-09

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】゛（イ）産業上の利用分野この発明は、人体等の血圧を測定して表示する電子血圧
計に関する。

（ロ）従来の技術一般に、電子血圧計は、カフを上腕に巻き、加圧用のモ
ータなどで加圧してカフ圧を上げ、血流を止め、その後
カフを微速排気し、その微速徘”気過程で得られるコロ
トコフ音の゛発生・消滅とカフ圧データから、あるいは
脈波データとカフ圧データ等から最高血圧（ＳＹＳ）や
最低血圧（Ｄ　ｒ　Ａ）等の血圧値を決定し、この決定
された血圧値を表示器にて表示するようにしている。

ところで、血圧を測定して健康状態を管理する場合には
、一般に測定各回の血圧値そのものだけでなく、血圧値
の変動をも観察することが大切とされている。このため
、従来では、上記の電子血圧計において、前回測定の血
圧値を記憶しておき、第５図（ａｌ　（ｂｌに示すよう
に、この血圧値と今回測定した血圧値の両者を表示器に
て切替表示したり〔（ａ）は前回の表示、ｆｂｌは今回
の表示〕、あるいは表示器を２つ具備し、前回と今回の
測定値を同時に表示したりするようにしている。

（ハ）発明が解決しようとする問題点上記した従来の電子血圧計の場合、前回と今回の再測定
血圧値のうちの一方ずつしか表示できないか、あるいは
同時に表示したとしても、なお両者間の変動を直読する
ことができず、従って血圧値の変動が容易に、つまり直
読的に観察できないという問題があった。

この発明は、上記に鑑み、前回と今回の測定血圧値の変
動を、いちいち自分で計算せずとも直ちに把握し得る電
子血圧計を提供することを目的としている。

（ニ）問題点を解決するための手段及び作用この発明の
電子血圧計は、カフと、カフ内を加圧する加圧手段と、
カフ内の圧力を検出する圧力検出手段と、カフ内を減圧
して血管情報を検出する情報検出手段と、前記圧力検出
手段及び情報検出手段の出力信号により血圧を決定する
血圧決定手段と、この血圧決定手段で決定された前回測
定の血圧値を記憶する記憶手段と、測定毎に前回測定の
血圧値と今回測定の血圧値を表示する表示手段と、前回
測定の血圧値と今回測定の血圧値の差値を演算する演算
手段と、演算された差値を表示する差値表示手段とから
構成されている。

この電子血圧計では、記憶されている前回測定の血圧値
と今回測定の血圧値との差値が演算手段で演算され、差
値表示手段にて表示されることになる。

（ホ）実施例以下、実施例によりこの発明をさらに詳細に説明する。

第２図は、この発明が実施される電子血圧計の回路構成
を示すブロック図である。同図において、カフ１はゴム
管２によりカフ内加圧用のモータ３、排気弁４、圧力セ
ンサ５に連通されている。カフェ内の空気圧（カフ圧）
は圧力センサ５により電気信号に変換され、さらにＡ／
Ｄ変換器６でデジタル信号に変換されて、マイクロコン
ピュータ７に取込まれるようになっている。またカフ１
にに音（コロトコフ音）センサ８が付設され、このに音
センサ８で検出される信号が増幅器９、フィルタ１０を
経て、やはりマイクロコンピュータ７に取込まれるよう
になっている。１１は、マイクロコンピュータ７の出力
を受けて、最高血圧や最低血圧等の測定血圧値や、前回
測定の血圧値と今回測定の血圧値の差値等を表示する表
示装置である。

また、加圧用のモータ３、排気弁４及び測定終了報知用
のブザー１２の動作は、マイクロコンピュータ７の出力
によって制御されるようになっている。

マイクロコンピュータ７は、内蔵されるメモリ（ＲＯＭ
）に記憶されるプログラムに従い、血圧測定のための一
連の動作を実行する。

切替スイッチ１３は、後述する今回測定の表示と、今回
測定、前回測定、差値の順次切替表示を切替えるための
スイッチであり、例えばＯＦＦで今回測定値のみが表示
されるようになっている。

次に、第３図及び第４図に示すフロー図により、上記実
施例電子血圧計の動作を説明する。

第３図は、この発明の電子血圧計の主プログラムのフロ
ーを示すもので、電源をオンすると、先ずステップＳＴ
Ｉで図示外の例えばスタートキーが押されたか否か確認
され、この確認がなされると、続いてステップＳＴ２で
加圧用のモータ３が始動し、カフ１内の圧力（カフ圧）
が上昇する。

次にステップＳＴ３でカフ圧が予め設定された値に達し
たか否かを判定し、設定値に達したことが判定されると
、続いてモータ３が停止され加圧が停止される（ステッ
プ５Ｔ４）。そして、排気弁４がわずかに開かれ、カフ
１を微速排気しくステップ５Ｔ５）　、カフ圧が低下し
てゆく。そして、この微速排気の過程で得られるコロト
コフ音の発生・消滅とカフ圧データ等から最高血圧や最
低血圧等の血圧値を決定する（ステップ５Ｔ６）が、こ
の処理は、本発明に直接関係しないので、詳細な説明は
省略する。

ステップＳＴ６で最高・最低の血圧値を順次決定した後
、これらの値をマイクロコンピュータ７内のメモリ　（
ＲＡＭ）の今回血圧値の記憶領域へ、また今回血圧値の
記憶領域に記憶されている血圧値を前回血圧値の記憶領
域へ転送しくステップ５Ｔ７）、次に、このメモリに内
の前回測定の血圧値と、上記の過程で決定された今回測
定の血圧値との差値を演算する（ステップ５Ｔ８）。

続いて、ステップＳＴ９で、今回測定の血圧値を表示器
１１に表示するが、この実施例においては、表示器とし
ては、前回測定の血圧値と今回測定の血圧値及び前回と
今回の測定血圧の差値等とが時間順次に交互に表示でき
るようにしたものが使用される。第１図は、その表示器
の一例を示したものであり、（ａｌは前回（測定された
血圧の値）の表示、（ｂｌは今回の表示、ｆｅ）は差（
ｌ！！（変動）の表示の場合を示している。同図におい
て、表示器の右方の矢印表示は前回、今回及び変動の区
別をなすためのものであり、下方部のム印は上昇を、マ
印は下降を示す表示である。また、同図ｆｂｌのように
、今回測定の血圧値を表示する（ステップ５Ｔ９）のを
Ｍｏｄｅ（モード）−１とし、ｆａｔのように、前回測
定の血圧値を表示するのをＭｏｄｅ　＝　２とし、ｆｃ
ｌのように、差値を表示するのをＭｏｄｅ　＝　３とす
る。

ステップＳＴ９に続いてステップ５ＴＩＯで切替スイッ
チ１３の０Ｎ１０ＦＦを確認して、モード切替を行うか
否かが判定され、この判定がＹＥＳの場合（切替スイッ
チ１３がＯＮ）、表示変更ルーチン（ステップ５ＴＩＩ
）へ移る。

第４図は、この表示変更ルーチンの詳細処理を示すフロ
ー図である。同図においては、先ずステップ５Ｔ１３で
現在のモードに１を加えてＭｏｄｅ−Ｍｏｄｅ≠３とし
、続いてステップ５Ｔ１４で現在のモードを判定する。

この判定でＭｏｄｅ　−１の場合、表示器１１にて今回
測定の血圧値の表示がなされ（ステップＳＴ　１５）　
、Ｍｏｄｅ　＝　２の場合は前回測定の血圧値の表示が
なされ（ステップＳＴ　１６）　、Ｍｏｄｅ　＝３の場
合には差値が表示される（ステップ５Ｔ１７）。この後
に、ステップ５ＴｌＢで再び現在のモードを判定する。

この判定がＭｏｄｅ　＝　３の場合、続いてステップ５
Ｔ１９でＭｏｄｅ−φとし、リターンしてスタートキー
が押されるまで再びステップ５Ｔ１３よりの上記の処理
を繰返す。また、ステップ５ＴｌＢでの判定がＭｏｄｅ
≠３の場合は、ステップ５Ｔ１９の処理をスキップして
リターンし、ステ・ノブ５Ｔ１３よりの処理を繰返す。

このようにして、表示器１１において自動的に、測定血
圧値と差値とが、例えば第１図の（ｂｌ→（ａ）→（Ｃ
１・・・・・・と時間順次交互に表示変更されていく。

ステップ５ＴｌＯの判定がＮｏで、すなわちモード切替
を行わない場合や、ステップ５ＴＩＩの処理の後には、
再び血圧測定をスタートさせるか否かを判定しくステッ
プ５Ｔ１２）、この判定がＹＥＳの場合はステップＳＴ
２にリターンし、以後、ステップＳＴ２以下の処理を行
い、上記した一連の測定動作が繰返される。ステップ５
Ｔ１２の判定がＮＯの場合、すなわち再び血圧測定を始
めない場合には、ステップ５ＴＩＯにリターンし、以後
、ステップ５Ｔ１２の判定がＹＥＳとなるまで、表示に
関する処理のみが行われる。

なお上記実施例において、前回測定値、今回測定値と差
値は自動的に時間順次に表示するようにしているが、通
常は、前回測定値、今回測定値を交互表示しており、キ
ーを押すと差値が表示されるようにしてもよい。また、
前回測定値、今回測定値を交互表示し、別に表示器を設
けて差値を表示するようにしてもよい。また、キーが押
される度に、今回測定値−前回測定値−差値と、順次表
示が変更されるようにしてもよい。

（へ）発明の効果この発明によれば、血圧値測定毎に前回測定された血圧
値との変動、すなわち差値が表示器にて測定血圧値とと
もに表示され、直読できるようになるので、血圧値の変
動を容易に把握することができ、従って健康管理やその
他の目的に、たいへん便利なものとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａｌ　（ｂｌ　ｔｅｌは、この発明の電子血圧
計の表示の一例を示す図、第２図は、この発明が実施さ
れる電子血圧計の回路構成を示すブロック図、第３図は
及び第４図は、同実施例電子血圧計の動作を説明するだ
めのフロー図、第５図ｆａｌ　（ｂｌは、従来の電子血
圧計の表示例を示す図である。１：カフ、　　　　３：加圧用のモータ、４：排気弁、
　　　５コ圧カセンサ、７：マイクロコンピュータ、８：に音センサ、１１：表示器、１３：切替スイッチ。特許出願人　　　　　　　　立石電機株式会社代理人　
　　　　弁理士　　中　村　茂　信第３図 ○７第４図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）カフと、カフ内を加圧する加圧手段と、カフ内の
圧力を検出する圧力検出手段と、カフ内を減圧して血管
情報を検出する情報検出手段と、前記圧力検出手段及び
情報検出手段の出力信号により血圧を決定する血圧決定
手段と、この血圧決定手段で決定された前回測定の血圧
値を記憶する記憶手段と、測定毎に前回測定の血圧値と
今回測定の血圧値を表示する表示手段とを含む電子血圧
計において、前回測定の血圧値と今回測定の血圧値の差値を演算する
演算手段と、演算された差値を表示する差値表示手段と
を備えたことを特徴とする電子血圧計。
（２）前記血圧値を表示する表示手段と前記差値表示手
段は兼用され、切替手段により、血圧値及び差値が前記
兼用表示手段に選択表示されるものである特許請求の範
囲第１項記載の電子血圧計。
（３）前記切替手段は手動スイッチである特許請求の範
囲第２項記載の電子血圧計。
（４）前記切替手段は、時分割的に血圧値と差値を選択
して、前記兼用表示手段に与える自動切替手段である特
許請求の範囲第２項記載の電子血圧計。