JP2798677B2 - 血圧モニタ装置 - Google Patents
血圧モニタ装置Info
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- JP2798677B2 JP2798677B2 JP63196367A JP19636788A JP2798677B2 JP 2798677 B2 JP2798677 B2 JP 2798677B2 JP 63196367 A JP63196367 A JP 63196367A JP 19636788 A JP19636788 A JP 19636788A JP 2798677 B2 JP2798677 B2 JP 2798677B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は生体の血圧値をモニタする血圧モニタ装置に
関し、特に、モーションアーチファクトに影響され難い
血圧モニタ装置に関するものである。
関し、特に、モーションアーチファクトに影響され難い
血圧モニタ装置に関するものである。
従来の技術 従来から生体の血圧値をモニタする装置が種々提供さ
れている。たとえば、カフにより圧迫した生体の一部か
ら発生するコロトコフ音をマイクロフォンにより検出
し、そのコロトコフ音の発生若しくは消滅したときのカ
フの圧迫圧を血圧値として決定するK音方式の装置や、
生体の一部を圧迫した状態におけるカフに発生する圧力
振動(脈波)を圧力センサにより検出し、その圧力振動
の振幅が急激に増加および減少したときのカフの圧迫圧
を血圧値として決定するオシロメトリック方式の装置が
それである。
れている。たとえば、カフにより圧迫した生体の一部か
ら発生するコロトコフ音をマイクロフォンにより検出
し、そのコロトコフ音の発生若しくは消滅したときのカ
フの圧迫圧を血圧値として決定するK音方式の装置や、
生体の一部を圧迫した状態におけるカフに発生する圧力
振動(脈波)を圧力センサにより検出し、その圧力振動
の振幅が急激に増加および減少したときのカフの圧迫圧
を血圧値として決定するオシロメトリック方式の装置が
それである。
発明が解決しようとする課題 ところで、上記従来のモニタ装置においては、被測定
者の体動によって発生するノイズがマイクロフォンや圧
力センサにより検出されることが避けられない。そのノ
イズにはコロトコフ音や脈波と同様の周波数成分が含ま
れており、フィルタ手段によってノイズが除去されるこ
とが困難であるため、被測定者の体動に起因して誤った
値に血圧値が決定されて正確な血圧測定が困難となる場
合があった。特に、被測定者に運動負荷を加えながら血
圧値をモニタしようとする場合にはかかる不都合が顕著
である。
者の体動によって発生するノイズがマイクロフォンや圧
力センサにより検出されることが避けられない。そのノ
イズにはコロトコフ音や脈波と同様の周波数成分が含ま
れており、フィルタ手段によってノイズが除去されるこ
とが困難であるため、被測定者の体動に起因して誤った
値に血圧値が決定されて正確な血圧測定が困難となる場
合があった。特に、被測定者に運動負荷を加えながら血
圧値をモニタしようとする場合にはかかる不都合が顕著
である。
また、生体の一部のインピダンス(impedance)はそ
の生体の一部内において心臓の脈拍に同期して増減する
血液量すなわち血液容積に対応して変化するとともに、
このインピダンス脈波は生体内の動脈の血圧値と密接に
関連していることに基づき、生体に電極を貼着すること
によりインピダンスを連続的に検出し、予め求められた
関係からインピダンス脈波信号に基づいて監視血圧値を
求めることにより生体の血圧値をモニタする装置が考え
られている。たとえば、特表平3−502059号公報に記載
された連続モニターがそれである。このような装置によ
れば、インピダンス脈波信号は生体の体動による影響を
極めて受け難いので、被測定者の体動に起因して誤った
値に血圧値が決定されて血圧測定が困難となることが好
適に解消されるとともに、被測定者に運動負荷を加えな
がら血圧値をモニタしようとする場合にも正確な血圧測
定が可能となる。また、かかる装置においては、インピ
ダンス脈波信号に基づいて求められる監視血圧値が所定
値以上変動した場合には、生体の一部に装着されたカフ
により生体の血圧値を測定し、その血圧値とインピダン
ス脈波信号とに基づいて較正し直して前記関係を更新す
るように構成されていることから、インピダンス脈波信
号に基づいて決定される監視血圧値を比較的精度良く求
めることが可能となる。
の生体の一部内において心臓の脈拍に同期して増減する
血液量すなわち血液容積に対応して変化するとともに、
このインピダンス脈波は生体内の動脈の血圧値と密接に
関連していることに基づき、生体に電極を貼着すること
によりインピダンスを連続的に検出し、予め求められた
関係からインピダンス脈波信号に基づいて監視血圧値を
求めることにより生体の血圧値をモニタする装置が考え
られている。たとえば、特表平3−502059号公報に記載
された連続モニターがそれである。このような装置によ
れば、インピダンス脈波信号は生体の体動による影響を
極めて受け難いので、被測定者の体動に起因して誤った
値に血圧値が決定されて血圧測定が困難となることが好
適に解消されるとともに、被測定者に運動負荷を加えな
がら血圧値をモニタしようとする場合にも正確な血圧測
定が可能となる。また、かかる装置においては、インピ
ダンス脈波信号に基づいて求められる監視血圧値が所定
値以上変動した場合には、生体の一部に装着されたカフ
により生体の血圧値を測定し、その血圧値とインピダン
ス脈波信号とに基づいて較正し直して前記関係を更新す
るように構成されていることから、インピダンス脈波信
号に基づいて決定される監視血圧値を比較的精度良く求
めることが可能となる。
しかし、上記従来の装置では、監視血圧値の変動から
血流量の変化を判定して前記関係を更新しているに過ぎ
ない。生体の血圧値は血流量に比例して変化するととも
に、末梢抵抗にも比例して変化するものであり、上記の
装置では、末梢抵抗の変化によりカフにより測定された
血圧値とインピダンス脈波信号に基づいて決定される血
圧値との関係がずれるようなことが発生しても、血流量
が変化しない限り必ずしも判定されず、その関係が更新
されないので、生体の血圧値を精度良くモニタすること
ができなかった。
血流量の変化を判定して前記関係を更新しているに過ぎ
ない。生体の血圧値は血流量に比例して変化するととも
に、末梢抵抗にも比例して変化するものであり、上記の
装置では、末梢抵抗の変化によりカフにより測定された
血圧値とインピダンス脈波信号に基づいて決定される血
圧値との関係がずれるようなことが発生しても、血流量
が変化しない限り必ずしも判定されず、その関係が更新
されないので、生体の血圧値を精度良くモニタすること
ができなかった。
課題を解決するための手段 本願発明は以上の事情を背景として為されたものであ
り、その要旨とするところは、生体の表皮に貼着される
複数の電極と、生体のその電極が貼着された部分におけ
るインピダンスを連続的に検出し、そのインピダンスを
表すインピダンス脈波信号を出力するインピダンス脈波
検出装置と、予め求められた関係からインピダンス脈波
信号に基づいて前記生体の監視血圧値を決定する監視血
圧値決定手段と、その監視血圧値決定手段により決定さ
れた監視血圧値を表示する表示手段とを備え、その表示
手段に表示された監視血圧値に基づいて前記生体の血圧
値をモニタする血圧モニタ装置であって、(a)前記イ
ンピダンス脈波の形状の変化に基づいて前記生体の末梢
抵抗の変化を判定する末梢抵抗変化判定手段と、(b)
その末梢抵抗変化判定手段により前記生体の末梢抵抗の
変化が判定された場合には、前記生体の一部に装着され
たカフの圧迫圧力を変化させることにより生体の血圧値
を測定する基準血圧値測定手段と、(c)その基準血圧
値測定手段により測定された血圧値と前記インピダンス
脈波検出装置により検出されたインピダンス脈波とに基
づいて前記関係を更新する関係更新手段とを含むことに
ある。
り、その要旨とするところは、生体の表皮に貼着される
複数の電極と、生体のその電極が貼着された部分におけ
るインピダンスを連続的に検出し、そのインピダンスを
表すインピダンス脈波信号を出力するインピダンス脈波
検出装置と、予め求められた関係からインピダンス脈波
信号に基づいて前記生体の監視血圧値を決定する監視血
圧値決定手段と、その監視血圧値決定手段により決定さ
れた監視血圧値を表示する表示手段とを備え、その表示
手段に表示された監視血圧値に基づいて前記生体の血圧
値をモニタする血圧モニタ装置であって、(a)前記イ
ンピダンス脈波の形状の変化に基づいて前記生体の末梢
抵抗の変化を判定する末梢抵抗変化判定手段と、(b)
その末梢抵抗変化判定手段により前記生体の末梢抵抗の
変化が判定された場合には、前記生体の一部に装着され
たカフの圧迫圧力を変化させることにより生体の血圧値
を測定する基準血圧値測定手段と、(c)その基準血圧
値測定手段により測定された血圧値と前記インピダンス
脈波検出装置により検出されたインピダンス脈波とに基
づいて前記関係を更新する関係更新手段とを含むことに
ある。
作用および発明の効果 一般に、末梢抵抗の変化は、インピダンス脈波に対し
てその切痕(ノッチ)の位置を示す値が単位時間内に所
定値以上変化したり、或いは、インピダンス脈波の後半
部であって心臓拡張期に対応する部分の変化率(傾斜)
が大きく変化するような脈波形状の異常を検出すること
により判定される。このため、末梢抵抗変化判定手段に
よりインピダンス脈波の形状の変化に基づいて生体の末
梢抵抗の変化が判定された場合には、基準血圧値測定手
段により、カフの圧迫圧力を変化させることにより生体
の血圧値が測定されて、関係更新手段によりその血圧値
とインピダンス脈波検出装置により検出されたインピダ
ンス脈波とに基づいて前記関係が更新されることから、
生体の末梢抵抗の変化が生じた時にはカフによる血圧値
とインピダンス脈波検出装置により検出されたインピダ
ンス脈波とに基づいて関係が更新されるので、生体の血
圧値をより精度良くモニタすることができる。
てその切痕(ノッチ)の位置を示す値が単位時間内に所
定値以上変化したり、或いは、インピダンス脈波の後半
部であって心臓拡張期に対応する部分の変化率(傾斜)
が大きく変化するような脈波形状の異常を検出すること
により判定される。このため、末梢抵抗変化判定手段に
よりインピダンス脈波の形状の変化に基づいて生体の末
梢抵抗の変化が判定された場合には、基準血圧値測定手
段により、カフの圧迫圧力を変化させることにより生体
の血圧値が測定されて、関係更新手段によりその血圧値
とインピダンス脈波検出装置により検出されたインピダ
ンス脈波とに基づいて前記関係が更新されることから、
生体の末梢抵抗の変化が生じた時にはカフによる血圧値
とインピダンス脈波検出装置により検出されたインピダ
ンス脈波とに基づいて関係が更新されるので、生体の血
圧値をより精度良くモニタすることができる。
実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
する。
第1図は、本実施例の血圧モニタ装置の構成を説明す
る図であり、図において、生体の上腕部などに巻回され
てそれを圧迫するゴム袋状のカフ10には、内部にマイク
ロフォン12が設けられている。また、カフ10には、圧力
センサ14,切換弁16,および電動ポンプ18が配管19を介し
て接続されている。マイクロフォン12は、生体の上腕部
から発生する脈音(コロトコフ音)を検出し、脈音を表
す脈音信号SOをバンドパスフィルタ20に供給する。バン
ドパスフィルタ20はたとえば30〜80Hz程度の周波数成分
を有する信号を通過させるものであって、通過した脈音
信号SOをA/D変換器22を介してCPU24に供給する。圧力セ
ンサ14は、カフ10内の圧力(カフ圧P)を検出してその
カフ圧Pを表すカフ圧信号SPをCPU24へ出力する。切換
弁16は、カフ10と電動ポンプ18との間を圧力供給状態,
徐速排気状態,急速排気状態の3つの状態に切り換えて
カフ圧Pを調節するものである。すなわち、圧力供給状
態においては切換弁16の徐速排気口および急速排気口が
閉じられて電動ポンプ18からカフ10に対して圧力が供給
され、カフ圧Pが予め定められた目標カフ圧に到達する
と徐速排気状態に切り換えられて予め定められた血圧測
定に適当な所定の速度にてカフ10内が絞りを備えた徐速
排気口から排気され、そのカフ10の徐速降圧期間におい
て血圧が測定されると同時に急速排気状態に切り換えら
れて急速排気口からカフ10内が急速に排気されるのであ
る。
る図であり、図において、生体の上腕部などに巻回され
てそれを圧迫するゴム袋状のカフ10には、内部にマイク
ロフォン12が設けられている。また、カフ10には、圧力
センサ14,切換弁16,および電動ポンプ18が配管19を介し
て接続されている。マイクロフォン12は、生体の上腕部
から発生する脈音(コロトコフ音)を検出し、脈音を表
す脈音信号SOをバンドパスフィルタ20に供給する。バン
ドパスフィルタ20はたとえば30〜80Hz程度の周波数成分
を有する信号を通過させるものであって、通過した脈音
信号SOをA/D変換器22を介してCPU24に供給する。圧力セ
ンサ14は、カフ10内の圧力(カフ圧P)を検出してその
カフ圧Pを表すカフ圧信号SPをCPU24へ出力する。切換
弁16は、カフ10と電動ポンプ18との間を圧力供給状態,
徐速排気状態,急速排気状態の3つの状態に切り換えて
カフ圧Pを調節するものである。すなわち、圧力供給状
態においては切換弁16の徐速排気口および急速排気口が
閉じられて電動ポンプ18からカフ10に対して圧力が供給
され、カフ圧Pが予め定められた目標カフ圧に到達する
と徐速排気状態に切り換えられて予め定められた血圧測
定に適当な所定の速度にてカフ10内が絞りを備えた徐速
排気口から排気され、そのカフ10の徐速降圧期間におい
て血圧が測定されると同時に急速排気状態に切り換えら
れて急速排気口からカフ10内が急速に排気されるのであ
る。
CPU24は、データバスラインを介してROM26,RAM28,I/O
ポート27と連結されており、ROM26に予め記憶されたプ
ログラムに従ってRAM28の一時記憶機能を利用しつつ信
号処理を実行し、電動ポンプ18に接続された駆動回路31
に対してON/OFF信号を供給して駆動回路31からの電動ポ
ンプ18に対する電力供給を制御することにより電動ポン
プ18の起動および停止を制御するとともに、切換弁16に
指令信号を供給して切換動作を実行させることによりカ
フ圧Pを上述のように調節する。同時に、CPU24は、一
連の血圧測定動作を実行し、脈音信号SOおよびカフ圧信
号SPに基づいて血圧値を決定するとともに、本実施例の
表示手段である血圧表示器29に決定した血圧値を表示さ
せる。
ポート27と連結されており、ROM26に予め記憶されたプ
ログラムに従ってRAM28の一時記憶機能を利用しつつ信
号処理を実行し、電動ポンプ18に接続された駆動回路31
に対してON/OFF信号を供給して駆動回路31からの電動ポ
ンプ18に対する電力供給を制御することにより電動ポン
プ18の起動および停止を制御するとともに、切換弁16に
指令信号を供給して切換動作を実行させることによりカ
フ圧Pを上述のように調節する。同時に、CPU24は、一
連の血圧測定動作を実行し、脈音信号SOおよびカフ圧信
号SPに基づいて血圧値を決定するとともに、本実施例の
表示手段である血圧表示器29に決定した血圧値を表示さ
せる。
血圧表示器29は、CPU24から供給された表示信号に従
って、第2図に示すように、横軸21および縦軸23がそれ
ぞれ時間および血圧(mmHg)を表す二次元図表が設けら
れたブラウン管上に、上端Aおよび下端Bがそれぞれ最
高血圧値および最低血圧値を表すバーグラフ25を逐次連
続的に表示するようになっている。
って、第2図に示すように、横軸21および縦軸23がそれ
ぞれ時間および血圧(mmHg)を表す二次元図表が設けら
れたブラウン管上に、上端Aおよび下端Bがそれぞれ最
高血圧値および最低血圧値を表すバーグラフ25を逐次連
続的に表示するようになっている。
また、生体表面上において適当な距離離隔した所定の
2位置、たとえばカフ10が装着されたのと同腕における
肘近傍の前腕部および手首近傍などにおいて一対の電極
30,32がそれぞれ固定されて、差動増幅器33に接続され
ている。これら電極30および32に近接して、交流の定電
流電源34に各々接続された電極36および38がそれぞれ固
定されている。したがって、電極36,38間において一定
の微弱な電流が流され、電極30および32から差動増幅器
33に対して電圧がそれぞれ供給されて、その差動増幅器
33にて電極32における電圧から電極30における電圧が減
じられることにより、電極30,32間に発生するインピダ
ンスが検出されるのである。そして、差動増幅器33から
は、電極30,32間のインピダンスを表すインピダンス脈
波信号SIがバンドパスフィルタ40に対して出力されると
ともに、バンドパスフィルタ40にてフィルタ処理された
インピダンス脈波信号SIは、A/D変換器42を介してCPU24
に供給される。したがって、本実施例においては、差動
増幅器33がインピダンス脈波検出装置として機能する。
2位置、たとえばカフ10が装着されたのと同腕における
肘近傍の前腕部および手首近傍などにおいて一対の電極
30,32がそれぞれ固定されて、差動増幅器33に接続され
ている。これら電極30および32に近接して、交流の定電
流電源34に各々接続された電極36および38がそれぞれ固
定されている。したがって、電極36,38間において一定
の微弱な電流が流され、電極30および32から差動増幅器
33に対して電圧がそれぞれ供給されて、その差動増幅器
33にて電極32における電圧から電極30における電圧が減
じられることにより、電極30,32間に発生するインピダ
ンスが検出されるのである。そして、差動増幅器33から
は、電極30,32間のインピダンスを表すインピダンス脈
波信号SIがバンドパスフィルタ40に対して出力されると
ともに、バンドパスフィルタ40にてフィルタ処理された
インピダンス脈波信号SIは、A/D変換器42を介してCPU24
に供給される。したがって、本実施例においては、差動
増幅器33がインピダンス脈波検出装置として機能する。
ここで、電極30,32間に発生するインピダンスは、生
体内部において、心臓の脈拍に同期して増減する血液量
に対応して変化するものであり、このインピダンス脈波
は生体内の動脈の血圧値と密接に関連していることが判
っている。たとえば、インピダンス脈波の振幅の最高ピ
ーク値および最低ピーク値、或いはインピダンス脈波の
立ち上がり(または立ち下がり)の傾斜と、生体の実際
の血圧値との間には一定の対応関係が存在するのであ
る。このことから、CPU24においては、脈音信号SOおよ
びカフ圧信号SPに基づいて決定された血圧値とインピダ
ンス脈波信号SIが表すインピダンスとの間の対応関係が
得られ、この対応関係を用いることにより電極30,32間
のインピダンスから生体の血圧値が求められるのであ
る。なお、CPU24にはクロック信号源44から所定周波数
のパルス信号CKが供給されている。
体内部において、心臓の脈拍に同期して増減する血液量
に対応して変化するものであり、このインピダンス脈波
は生体内の動脈の血圧値と密接に関連していることが判
っている。たとえば、インピダンス脈波の振幅の最高ピ
ーク値および最低ピーク値、或いはインピダンス脈波の
立ち上がり(または立ち下がり)の傾斜と、生体の実際
の血圧値との間には一定の対応関係が存在するのであ
る。このことから、CPU24においては、脈音信号SOおよ
びカフ圧信号SPに基づいて決定された血圧値とインピダ
ンス脈波信号SIが表すインピダンスとの間の対応関係が
得られ、この対応関係を用いることにより電極30,32間
のインピダンスから生体の血圧値が求められるのであ
る。なお、CPU24にはクロック信号源44から所定周波数
のパルス信号CKが供給されている。
以上のように構成された本実施例の作動を第3図のフ
ローチャートに従って説明する。
ローチャートに従って説明する。
先ず、ステップS1において、図示しない起動停止押釦
が押圧操作されて起動停止信号がCPU24に出力されたか
否かが判断される。カフ10が生体の上腕部などに巻回さ
れた後起動停止押釦が押圧操作されると、次にステップ
S2が実行されてタイマの計数内容Tが零にリセットさ
れ、その後再びクロック信号源44から供給されるパルス
信号CKの計数を開始する。続いてステップS3が実行さ
れ、圧力供給状態となるように切換弁16が切り換えられ
て電動ポンプ18からカフ10に対して圧力流体が供給され
る。これによりカフ圧Pが上昇し、ステップS4において
そのカフ圧Pが予め定められた目標圧力P1に到達したか
否かが判断される。この目標圧力P1は予想される生体の
最高血圧値よりも高い圧力で、たとえば180mmHg程度に
設定されており、カフ圧Pが目標圧力P1に達すると、続
いてステップS5が実行される。
が押圧操作されて起動停止信号がCPU24に出力されたか
否かが判断される。カフ10が生体の上腕部などに巻回さ
れた後起動停止押釦が押圧操作されると、次にステップ
S2が実行されてタイマの計数内容Tが零にリセットさ
れ、その後再びクロック信号源44から供給されるパルス
信号CKの計数を開始する。続いてステップS3が実行さ
れ、圧力供給状態となるように切換弁16が切り換えられ
て電動ポンプ18からカフ10に対して圧力流体が供給され
る。これによりカフ圧Pが上昇し、ステップS4において
そのカフ圧Pが予め定められた目標圧力P1に到達したか
否かが判断される。この目標圧力P1は予想される生体の
最高血圧値よりも高い圧力で、たとえば180mmHg程度に
設定されており、カフ圧Pが目標圧力P1に達すると、続
いてステップS5が実行される。
ステップS5においては、電動ポンプ18が停止させられ
るとともに切換弁16が徐速排気状態に切り換えられて、
カフ圧Pが徐々に降下させられる。そして、このような
状態において、本実施例の血圧値決定手段に対応するス
テップS6の血圧測定ルーチンが実行され、脈音信号SOが
表すコロトコフ音の発生および消滅に基づいてカフ圧信
号SPから最高血圧値H(mmHg)および最低血圧値L(mm
Hg)が決定されるとともに、それらの血圧値HおよびL
がRAM28に記憶される。
るとともに切換弁16が徐速排気状態に切り換えられて、
カフ圧Pが徐々に降下させられる。そして、このような
状態において、本実施例の血圧値決定手段に対応するス
テップS6の血圧測定ルーチンが実行され、脈音信号SOが
表すコロトコフ音の発生および消滅に基づいてカフ圧信
号SPから最高血圧値H(mmHg)および最低血圧値L(mm
Hg)が決定されるとともに、それらの血圧値HおよびL
がRAM28に記憶される。
ステップS6が終了すると、直ちにステップS7が実行さ
れることにより切換弁16が急速排気状態に切り換えられ
てカフ10内が急速に排気されるとともに、ステップS8以
下が実行されて、生体において電極30,32間に発生する
一連のインピダンス脈波MK1,MK2,MK3・・・・・(第4
図に示す)が順次読み込まれ、それらの大きさに基づい
て最高血圧値SYSおよび最低血圧値DIAが連続的に測定さ
れる。
れることにより切換弁16が急速排気状態に切り換えられ
てカフ10内が急速に排気されるとともに、ステップS8以
下が実行されて、生体において電極30,32間に発生する
一連のインピダンス脈波MK1,MK2,MK3・・・・・(第4
図に示す)が順次読み込まれ、それらの大きさに基づい
て最高血圧値SYSおよび最低血圧値DIAが連続的に測定さ
れる。
すなわち、先ずステップS8においては、差動増幅器33
から出力されるインピダンス脈波信号SIに基づいて1個
のインピダンス脈波が検出されたか否かが判断され、最
初の脈波MK1が検出されるとその脈波MK1が読み込まれる
のに続いてステップS9が実行され、読み込まれた脈波MK
1からその最高値M1(mmHg)および最低値m1(mmHg)が
決定される。続いて末梢抵抗変化判定手段に相当するス
テップS16においては、ステップS8で検出されたインピ
ダンス脈波の異常がインピダンス脈波の形状の変化に基
づいて判定される。すなわち、第5図に示すように、イ
ンピダンス脈波に対してその切痕(ノッチ)の位置を示
す値(たとえば切痕から上ピークCまでの大きさA/切痕
から下ピーク値までの大きさB)が単位時間内に30%以
上変化したり、或いは、インピダンス脈波の一部であっ
て心臓拡張期に対応する部分(切痕以降の立ち下がり部
分C)の変化率(傾斜)が大きく変化するような場合に
は脈波の異常と判定されるのである。そのような脈波の
異常が検出されなければ、ステップS10が実行され、脈
波の最高値Mmax(mmHg)および最低値Mmin(mmHg)に基
づいてそれぞれ最高血圧値SYSおよび最低血圧値DIAを求
めるための対応関係式: SYS=Kmax・Mmax ……(1) DIA=Kmin・Mmin ……(2) における定数Kmax,Kminが既に決定されているか否かが
判断される。定数Kmax,Kminが既に決定されている場合
にはステップS11が実行されるが、最初の脈波MK1が読み
込まれた段階においてはそれらの定数は未だ決定されて
いないため、次にステップS12が実行される。
から出力されるインピダンス脈波信号SIに基づいて1個
のインピダンス脈波が検出されたか否かが判断され、最
初の脈波MK1が検出されるとその脈波MK1が読み込まれる
のに続いてステップS9が実行され、読み込まれた脈波MK
1からその最高値M1(mmHg)および最低値m1(mmHg)が
決定される。続いて末梢抵抗変化判定手段に相当するス
テップS16においては、ステップS8で検出されたインピ
ダンス脈波の異常がインピダンス脈波の形状の変化に基
づいて判定される。すなわち、第5図に示すように、イ
ンピダンス脈波に対してその切痕(ノッチ)の位置を示
す値(たとえば切痕から上ピークCまでの大きさA/切痕
から下ピーク値までの大きさB)が単位時間内に30%以
上変化したり、或いは、インピダンス脈波の一部であっ
て心臓拡張期に対応する部分(切痕以降の立ち下がり部
分C)の変化率(傾斜)が大きく変化するような場合に
は脈波の異常と判定されるのである。そのような脈波の
異常が検出されなければ、ステップS10が実行され、脈
波の最高値Mmax(mmHg)および最低値Mmin(mmHg)に基
づいてそれぞれ最高血圧値SYSおよび最低血圧値DIAを求
めるための対応関係式: SYS=Kmax・Mmax ……(1) DIA=Kmin・Mmin ……(2) における定数Kmax,Kminが既に決定されているか否かが
判断される。定数Kmax,Kminが既に決定されている場合
にはステップS11が実行されるが、最初の脈波MK1が読み
込まれた段階においてはそれらの定数は未だ決定されて
いないため、次にステップS12が実行される。
ステップS12においては、前記ステップS6においてRAM
28に記憶された最高血圧値Hおよび最低血圧値Lと、前
記ステップS9において決定された脈波MK1の最高値M1お
よび最低値m1とから、定数Kmax,Kminをそれぞれ次式
(3)および(4)のように決定する。これより、イン
ピダンス脈波と上腕血圧値HおよびLとの関係が求めら
れるのである。
28に記憶された最高血圧値Hおよび最低血圧値Lと、前
記ステップS9において決定された脈波MK1の最高値M1お
よび最低値m1とから、定数Kmax,Kminをそれぞれ次式
(3)および(4)のように決定する。これより、イン
ピダンス脈波と上腕血圧値HおよびLとの関係が求めら
れるのである。
Kmax=H/M1 ……(3) Kmin=L/m1 ……(4) また、上記ステップS16において脈波の異常が検出さ
れた場合には、生体の末梢抵抗が変化していることか
ら、前述のステップS2以下が実行されて、ステップS6に
おいて新たに測定された実際の最高血圧値H、最低血圧
値L、およびステップS8において検出される最先部の脈
波の最高値M,最低値mに基づいて、ステップS12におい
て対応関係式(1)および(2)の定数KmaxおよびKmin
が再び求められる。本実施例においては、上記ステップ
S16が末梢抵抗変化判定手段に相当し、ステップS3乃至S
7が基準血圧値測定手段に相当し、ステップS12が関係更
新手段に相当する。
れた場合には、生体の末梢抵抗が変化していることか
ら、前述のステップS2以下が実行されて、ステップS6に
おいて新たに測定された実際の最高血圧値H、最低血圧
値L、およびステップS8において検出される最先部の脈
波の最高値M,最低値mに基づいて、ステップS12におい
て対応関係式(1)および(2)の定数KmaxおよびKmin
が再び求められる。本実施例においては、上記ステップ
S16が末梢抵抗変化判定手段に相当し、ステップS3乃至S
7が基準血圧値測定手段に相当し、ステップS12が関係更
新手段に相当する。
次に、ステップS13が実行されて、前記最高血圧値H
および最低血圧値Lを表す表示信号が血圧表示器29に供
給されて、それら血圧値HおよびLを表すバーグラフ25
がブラウン管上に表示される。続いてステップS14が実
行され、起動停止押釦が再操作されたか否かが判断され
る。再操作された場合には作動が終了するが、この段階
では未だ充分な血圧値のトレンドが得られていないと考
えられるので、起動停止押釦の再操作は通常為されな
い。このため、次にステップS15が実行され、タイマの
計数内容Tが予め定められた計数内容T0に達したか否か
が判断される。この計数内容T0は上記ステップS12にお
いて決定した対応関係を適正化するために、改めて対応
関係を決定し直す時間間隔に対応するもので、たとえば
5〜10分程度に設定される。したがって、計数内容Tが
T0に到達した場合にはステップS2以下が再び実行される
こととなるが、血圧測定が起動された後の最初の脈波MK
1が検出された直後のこの段階では計数内容Tは未だT0
に到達していないので、ステップS8以下が実行される。
および最低血圧値Lを表す表示信号が血圧表示器29に供
給されて、それら血圧値HおよびLを表すバーグラフ25
がブラウン管上に表示される。続いてステップS14が実
行され、起動停止押釦が再操作されたか否かが判断され
る。再操作された場合には作動が終了するが、この段階
では未だ充分な血圧値のトレンドが得られていないと考
えられるので、起動停止押釦の再操作は通常為されな
い。このため、次にステップS15が実行され、タイマの
計数内容Tが予め定められた計数内容T0に達したか否か
が判断される。この計数内容T0は上記ステップS12にお
いて決定した対応関係を適正化するために、改めて対応
関係を決定し直す時間間隔に対応するもので、たとえば
5〜10分程度に設定される。したがって、計数内容Tが
T0に到達した場合にはステップS2以下が再び実行される
こととなるが、血圧測定が起動された後の最初の脈波MK
1が検出された直後のこの段階では計数内容Tは未だT0
に到達していないので、ステップS8以下が実行される。
ステップS8において前記脈波MK1に続く脈波MK2が検出
されると、続いてステップS9が実行され、その脈波MK2
の最高値M2(mmHg)および最低値m2(mmHg)が決定され
る。そして、ステップS16において脈波の異常が検出さ
れなければ、ステップS10においては既に前記ステップS
12において定数KmaxおよびKminが決定されているところ
からその判断が肯定されて、次にステップS11が実行さ
れる。ステップS11においては、前記対応関係式(1)
および(2)から脈波MK2の最高値M2および最低値m2に
対応する最高血圧値SYSおよび最低血圧値DIAが求めら
れ、それらの血圧値をその時の生体の実際の血圧値と推
定して、次のステップS13においてブラウン管上に表示
する。
されると、続いてステップS9が実行され、その脈波MK2
の最高値M2(mmHg)および最低値m2(mmHg)が決定され
る。そして、ステップS16において脈波の異常が検出さ
れなければ、ステップS10においては既に前記ステップS
12において定数KmaxおよびKminが決定されているところ
からその判断が肯定されて、次にステップS11が実行さ
れる。ステップS11においては、前記対応関係式(1)
および(2)から脈波MK2の最高値M2および最低値m2に
対応する最高血圧値SYSおよび最低血圧値DIAが求めら
れ、それらの血圧値をその時の生体の実際の血圧値と推
定して、次のステップS13においてブラウン管上に表示
する。
以後、ステップS14またはステップS15の判断が肯定さ
れるまで、ステップS8乃至ステップS15の作動が繰り返
し実行されて、インピダンス脈波が検出される毎に、す
なわち動脈の一拍毎にその脈波の最高値および最低値に
基づいて前記対応関係式(1)および(2)から最高血
圧値SYSおよび最低血圧値DIAが連続的に測定且つ表示さ
れる。
れるまで、ステップS8乃至ステップS15の作動が繰り返
し実行されて、インピダンス脈波が検出される毎に、す
なわち動脈の一拍毎にその脈波の最高値および最低値に
基づいて前記対応関係式(1)および(2)から最高血
圧値SYSおよび最低血圧値DIAが連続的に測定且つ表示さ
れる。
そして、タイマの計数内容がTがT0に達してステップ
S15の判断が肯定されると、ステップS2以下の作動が繰
り返され、ステップS6において新たに測定された実際の
最高血圧値H,最低血圧値L,およびステップS8において検
出される最先部の脈波の最高値,最低値に基づいて、対
応関係式(1)および(2)の定数KmaxおよびKminが再
び求められ、その新しい対応関係式(1)および(2)
から引き続いて検出される脈波の最高値および最低値に
基づいて連続的に血圧測定が実行され且つ測定された血
圧値が表示されるのである。
S15の判断が肯定されると、ステップS2以下の作動が繰
り返され、ステップS6において新たに測定された実際の
最高血圧値H,最低血圧値L,およびステップS8において検
出される最先部の脈波の最高値,最低値に基づいて、対
応関係式(1)および(2)の定数KmaxおよびKminが再
び求められ、その新しい対応関係式(1)および(2)
から引き続いて検出される脈波の最高値および最低値に
基づいて連続的に血圧測定が実行され且つ測定された血
圧値が表示されるのである。
以上のように、本実施例においては、末梢抵抗変化判
定手段に相当するステップS16においてインピダンス脈
波の形状の変化に基づいて生体の末梢抵抗の変化が判定
された場合には、基準血圧値測定手段に相当するステッ
プS3乃至S7において、カフ10の圧迫圧力を変化させるこ
とにより生体の最高血圧値H、最低血圧値Lが測定され
て、関係更新手段に相当するステップS12よりそれら血
圧値とインピダンス脈波の最高値、最低値とに基づい
て、対応関係式(1)および(2)の定数KmaxおよびK
minが求められることにより関係が更新されることか
ら、生体の血圧値をより精度良くモニタすることができ
る。
定手段に相当するステップS16においてインピダンス脈
波の形状の変化に基づいて生体の末梢抵抗の変化が判定
された場合には、基準血圧値測定手段に相当するステッ
プS3乃至S7において、カフ10の圧迫圧力を変化させるこ
とにより生体の最高血圧値H、最低血圧値Lが測定され
て、関係更新手段に相当するステップS12よりそれら血
圧値とインピダンス脈波の最高値、最低値とに基づい
て、対応関係式(1)および(2)の定数KmaxおよびK
minが求められることにより関係が更新されることか
ら、生体の血圧値をより精度良くモニタすることができ
る。
また、本実施例においては、一定の時間間隔毎に測定
される実際の最高血圧値および最低血圧値と、生体の前
腕部に固着された電極30,32間に発生するインピダンス
脈波の最高値および最低値との対応関係から、そのイン
ピダンス脈波の大きさに基づいて連続的に血圧値が測定
且つ表示されるのであるが、このインピダンス脈波は生
体内部において心臓の拍動に同期して増減する血液量に
対応して変化するものであって生体の体動による影響を
極めて受け難いのである。したがって、本実施例によれ
ば、上記のようなインピダンス脈波に基づいて前記対応
関係から血圧値が連続的に決定されるので、被測定者の
体動に起因して誤った値に血圧値が決定されて血圧測定
が困難となることが好適に解消されるとともに、被測定
者に運動負荷を加えながら血圧値をモニタしようとする
場合にも正確な血圧測定が可能となる。
される実際の最高血圧値および最低血圧値と、生体の前
腕部に固着された電極30,32間に発生するインピダンス
脈波の最高値および最低値との対応関係から、そのイン
ピダンス脈波の大きさに基づいて連続的に血圧値が測定
且つ表示されるのであるが、このインピダンス脈波は生
体内部において心臓の拍動に同期して増減する血液量に
対応して変化するものであって生体の体動による影響を
極めて受け難いのである。したがって、本実施例によれ
ば、上記のようなインピダンス脈波に基づいて前記対応
関係から血圧値が連続的に決定されるので、被測定者の
体動に起因して誤った値に血圧値が決定されて血圧測定
が困難となることが好適に解消されるとともに、被測定
者に運動負荷を加えながら血圧値をモニタしようとする
場合にも正確な血圧測定が可能となる。
また、本実施例は、生体の一部を比較的高い圧力で圧
迫することにより連続的に血圧値を測定する形式の従来
の装置と比較して、血圧値を測定するために脈波の異常
が検出された場合、または一定の時間間隔毎に生体の一
部を圧迫するだけで良いので、不快感、鬱血などの生体
に対して得られる苦痛が大幅に軽減されるという利点が
ある。
迫することにより連続的に血圧値を測定する形式の従来
の装置と比較して、血圧値を測定するために脈波の異常
が検出された場合、または一定の時間間隔毎に生体の一
部を圧迫するだけで良いので、不快感、鬱血などの生体
に対して得られる苦痛が大幅に軽減されるという利点が
ある。
また、本実施例によれば、生体の最高血圧値と最低血
圧値とが同時に且つ動脈の一拍毎に連続測定し得るた
め、密度の高い医学的情報を得ることができるという利
点がある。なお、本実施例においては、最高血圧値若し
くは最低血圧値のいずれか一方のみを連続測定するよう
に構成することも勿論可能であり、或いはそれらの平均
値である平均血圧値やその他の血圧値を連続測定するよ
うに構成することもできる。
圧値とが同時に且つ動脈の一拍毎に連続測定し得るた
め、密度の高い医学的情報を得ることができるという利
点がある。なお、本実施例においては、最高血圧値若し
くは最低血圧値のいずれか一方のみを連続測定するよう
に構成することも勿論可能であり、或いはそれらの平均
値である平均血圧値やその他の血圧値を連続測定するよ
うに構成することもできる。
次に、本発明の他の実施例を説明する。なお、以下の
実施例において前述の実施例と共通する部分には同一の
符号を付して説明を省略する。
実施例において前述の実施例と共通する部分には同一の
符号を付して説明を省略する。
以上、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
したが、本発明は他の態様においても適用される。
したが、本発明は他の態様においても適用される。
たとえば、前述の実施例においては、血圧値とインピ
ダンス脈波の大きさとの間に比例関係が成立するものと
して、血圧値はインピダンス脈波に定数K(傾き)を乗
じることにより求められていたが、血圧値をY軸とし且
つインピダンス脈波の大きさをX軸とした場合には、イ
ンピダンス脈波に定数Kを乗じた上にさらにY軸の切片
を加えることにより血圧値を求めても良い。これは、イ
ンピダンス脈波が零のときであっても血圧値は必ずしも
零とはならないことが判っていることから、このY切片
を加えることにより、血圧値とインピダンス脈波との関
係がより正確なものとなるためである。なお、かかるY
切片は、たとえば、実際の血圧値とインピダンス脈波の
大きさとを2点において対応させてその2点を結ぶこと
により得られる直線から、血圧測定前の段階において予
め求めておいても良い。
ダンス脈波の大きさとの間に比例関係が成立するものと
して、血圧値はインピダンス脈波に定数K(傾き)を乗
じることにより求められていたが、血圧値をY軸とし且
つインピダンス脈波の大きさをX軸とした場合には、イ
ンピダンス脈波に定数Kを乗じた上にさらにY軸の切片
を加えることにより血圧値を求めても良い。これは、イ
ンピダンス脈波が零のときであっても血圧値は必ずしも
零とはならないことが判っていることから、このY切片
を加えることにより、血圧値とインピダンス脈波との関
係がより正確なものとなるためである。なお、かかるY
切片は、たとえば、実際の血圧値とインピダンス脈波の
大きさとを2点において対応させてその2点を結ぶこと
により得られる直線から、血圧測定前の段階において予
め求めておいても良い。
また、前述の実施例においては、インピダンス脈波の
ピーク値を最高血圧値SYSと対応させるように構成され
ているが、脈波の立ち上がり速度、すなわち下ピークか
ら上ピークまでの時間、立ち上がり部分の傾斜(変化
率)などと最高血圧値SYSとを対応させても良いのであ
る。最高血圧値が大きい程脈波の立ち上がりが急峻とな
るからである。
ピーク値を最高血圧値SYSと対応させるように構成され
ているが、脈波の立ち上がり速度、すなわち下ピークか
ら上ピークまでの時間、立ち上がり部分の傾斜(変化
率)などと最高血圧値SYSとを対応させても良いのであ
る。最高血圧値が大きい程脈波の立ち上がりが急峻とな
るからである。
また、前述の実施例では、実際の血圧値と脈波の大き
さとが比例関係にあることを前提としてそれらの対応関
係が求められているが、血圧値が脈波の大きさの二次関
数で表される対応関係を求めたり、予めプログラムされ
た血圧値と脈波の大きさとの対応関係を表す複数種類の
データマップの中から、被測定者である生体の血圧値お
よび脈波の大きさに基づいて一つのデータマップを選択
することにより対応関係を求めたりするなど、その他の
方法で対応関係を求めるようにしても差支えない。
さとが比例関係にあることを前提としてそれらの対応関
係が求められているが、血圧値が脈波の大きさの二次関
数で表される対応関係を求めたり、予めプログラムされ
た血圧値と脈波の大きさとの対応関係を表す複数種類の
データマップの中から、被測定者である生体の血圧値お
よび脈波の大きさに基づいて一つのデータマップを選択
することにより対応関係を求めたりするなど、その他の
方法で対応関係を求めるようにしても差支えない。
また、前述の実施例では、電極30,32,36,38は、カフ1
0が装着されたのと同腕に装着されていたが、カフ10側
とは異なる側の腕に装着しても良いのである。また、カ
フ10の装着位置においてカフ10の内周側の生体表面に装
着されても良い。
0が装着されたのと同腕に装着されていたが、カフ10側
とは異なる側の腕に装着しても良いのである。また、カ
フ10の装着位置においてカフ10の内周側の生体表面に装
着されても良い。
また、前述の実施例において、ステップS6ではマイク
ロフォン12によって採取されたコロトコフ音の発生・消
滅に基づいてカフ10の降圧過程で血圧値が決定されるK
音方式が採用されていたが、生体の脈波の大きさの変化
に基づいて血圧値を決定するオシロメトリック方式や、
超音波によって動脈表壁の波動を検出し、その波動の大
きさの変化に従って血圧値を決定する超音波方式など、
その他の血圧測定方法を採用することもでき、さらにカ
フ10の昇圧過程で血圧測定を行うことも可能である。
ロフォン12によって採取されたコロトコフ音の発生・消
滅に基づいてカフ10の降圧過程で血圧値が決定されるK
音方式が採用されていたが、生体の脈波の大きさの変化
に基づいて血圧値を決定するオシロメトリック方式や、
超音波によって動脈表壁の波動を検出し、その波動の大
きさの変化に従って血圧値を決定する超音波方式など、
その他の血圧測定方法を採用することもでき、さらにカ
フ10の昇圧過程で血圧測定を行うことも可能である。
さらに、前述の実施例では連続測定された最高および
最低血圧値がブラウン管上に表示されるようになってい
るが、同時にチャート等の記録紙にプリントして記録す
るようにしても良く、また、その他の種々の表示手段若
しくは記憶手段を採用し得る。
最低血圧値がブラウン管上に表示されるようになってい
るが、同時にチャート等の記録紙にプリントして記録す
るようにしても良く、また、その他の種々の表示手段若
しくは記憶手段を採用し得る。
なお、上述したのはあくまでも本発明の一実施例であ
り、本発明はその精神を逸脱しない範囲において種々変
更が加えられ得るものである。
り、本発明はその精神を逸脱しない範囲において種々変
更が加えられ得るものである。
第1図は本発明の一実施例である血圧モニタ装置の構成
を説明する図である。第2図は第1図における血圧表示
器に表示される血圧値のトレンドの一例を示す図であ
る。第3図は第1図の装置の作動を説明するフローチャ
ートである。第4図は第1図の装置において連続的に検
出されるインピダンス脈波の一例を示す図である。第5
図はインピダンス脈波の切痕位置、或いは心臓拡張期に
対応する部分を説明する図である。 29:血圧表示器(表示手段) 30,32:電極 33:差動増幅器(インピダンス脈波検出装置)
を説明する図である。第2図は第1図における血圧表示
器に表示される血圧値のトレンドの一例を示す図であ
る。第3図は第1図の装置の作動を説明するフローチャ
ートである。第4図は第1図の装置において連続的に検
出されるインピダンス脈波の一例を示す図である。第5
図はインピダンス脈波の切痕位置、或いは心臓拡張期に
対応する部分を説明する図である。 29:血圧表示器(表示手段) 30,32:電極 33:差動増幅器(インピダンス脈波検出装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61B 5/021 A61B 5/05
Claims (1)
- 【請求項1】生体の表皮に貼着される複数の電極と、該
生体の該電極が貼着された部分におけるインピダンスを
連続的に検出し、該インピダンスを表すインピダンス脈
波信号を出力するインピダンス脈波検出装置と、予め求
められた関係から該インピダンス脈波信号に基づいて前
記生体の監視血圧値を決定する監視血圧値決定手段と、
該監視血圧値決定手段により決定された監視血圧値を表
示する表示手段とを備え、該表示手段に表示された監視
血圧値に基づいて前記生体の血圧値をモニタする血圧モ
ニタ装置であって、 前記インピダンス脈波の形状の変化に基づいて前記生体
の末梢抵抗の変化を判定する末梢抵抗変化判定手段と、 該末梢抵抗変化判定手段により前記生体の末梢抵抗の変
化が判定された場合には、前記生体の一部に装着された
カフの圧迫圧力を変化させることにより該生体の血圧値
を測定する基準血圧値測定手段と、 該基準血圧値測定手段により測定された血圧値と前記イ
ンピダンス脈波検出装置により検出されたインピダンス
脈波とに基づいて前記関係を更新する関係更新手段と、 を、含むことを特徴とする血圧モニタ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63196367A JP2798677B2 (ja) | 1988-08-05 | 1988-08-05 | 血圧モニタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63196367A JP2798677B2 (ja) | 1988-08-05 | 1988-08-05 | 血圧モニタ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0245033A JPH0245033A (ja) | 1990-02-15 |
| JP2798677B2 true JP2798677B2 (ja) | 1998-09-17 |
Family
ID=16356676
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63196367A Expired - Fee Related JP2798677B2 (ja) | 1988-08-05 | 1988-08-05 | 血圧モニタ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2798677B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6669645B2 (en) | 2002-02-19 | 2003-12-30 | Colin Corporation | Autonomic-nerve-function evaluating apparatus |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3259082B2 (ja) * | 1995-11-02 | 2002-02-18 | 日本光電工業株式会社 | 血圧監視装置 |
| KR100446075B1 (ko) * | 2001-05-30 | 2004-08-30 | 주식회사 바이오스페이스 | 생체전기 임피던스법을 이용한 손목형 맥박계 |
| KR100447827B1 (ko) * | 2001-06-04 | 2004-09-08 | 주식회사 바이오스페이스 | 생체전기 임피던스법에 의한 맥진기 |
| KR100948941B1 (ko) * | 2008-02-01 | 2010-03-23 | 한국과학기술원 | 인덕티브 전극을 이용한 심장박동신호 측정 장치 및 그방법 |
| AT508114B1 (de) * | 2009-09-03 | 2010-11-15 | Heller Arnulf Dipl Ing | Vorrichtung zur nicht-invasiven bestimmung des arteriellen blutdrucks |
| CN117883057B (zh) * | 2024-02-18 | 2024-09-10 | 福州康达八方电子科技有限公司 | 上升法与下降法结合的血压测量方法、系统及存储介质 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4873987A (en) * | 1988-06-30 | 1989-10-17 | Ljubomir Djordjevich | Noninvasive continuous monitor of arterial blood pressure waveform |
-
1988
- 1988-08-05 JP JP63196367A patent/JP2798677B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6669645B2 (en) | 2002-02-19 | 2003-12-30 | Colin Corporation | Autonomic-nerve-function evaluating apparatus |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0245033A (ja) | 1990-02-15 |
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