JP4490132B2 - 血圧計 - Google Patents

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Description

本発明は、最高血圧及び最低血圧を記憶、表示する血圧計に関し、例えば、好ましくは、複数の系統に切り替える切替スイッチを有し、この切替スイッチを用いて系統を切り替えながら測定データを記憶させ、呼び出す血圧計に関するものである。
図1は、特開2002−272686号公報に開示されている従来の血圧計の表示部における表示内容を示す図である。
図1において、血圧計本体に設けられた表示部10は、最高血圧値及び最低血圧値を表示する血圧値表示部10aと、日時を表示する日時表示部10bと、使用者識別記号"A"又は"B"を表示する使用者表示部10cとを有する。血圧計本体に設けられたスライド式の使用者切替えスイッチ16は、使用者A又はB毎に切り替えるもので、両側に使用者識別記号21、22として"A"、"B"が記されている。測定された血圧値をメモリに記憶する前又は後に、その測定された血圧値に係る使用者A又はBの識別記号、即ち切替えスイッチ16で切り替えた側の識別記号"A"又は"B"を使用者表示部10cに点滅表示する。
このように従来の血圧計表示において、現在A又はBのどちらの使用者についての血圧測定かを表示し、使用者に知らせることができるので、使用者は自分自身のメモリ領域に確実に測定結果を記憶させることができ、別のメモリ領域に血圧値が間違って記憶された場合でも気づくことができる。
そして、各使用者は、自分のメモリ領域に所望回数分の測定結果を記憶させ、自分の血圧の推移傾向を分析することができる。
特開2002−272686号公報
しかしながら、上述の血圧計については、メモリ領域に記憶された複数の測定結果を消去する場合は全ての結果を一度に消去するしかなく、メモリ領域に記憶させた複数の測定結果のうちある測定結果だけを消去する必要がある場合に対応するということが出来なかった。つまり、血圧計は一般的に、測定中に腕を動かしたとか、血圧計カフの巻き方が悪いとか、カフを巻いた腕の位置の高低等の測定条件によって、血圧計の測定値が異常な値を示す場合もある。このような場合に、その異常結果のみを消去したい場合があるが、上述の血圧計では異常結果のみならず、残しておきたい結果も消去してしまわなければならないのである。
これでは、今までの測定が無駄なものとなってしまい、使用者にとって非常に使い勝手が悪いという欠点があった。
本願発明は上記問題点を鑑みて為されたものであり、使用者にとって使い勝手がよい血圧計、特にメモリに記憶された、使用者が測定した複数の測定結果のうち消去したい測定結果のみを消去することができる血圧計を提供することを目的とする。併わせて、時刻を常時表示することができる血圧計を提供することを目的とする。また、時刻を自動的に調整(修正)できる血圧計を提供することを目的とする。
上記の問題を解決するために、本発明による血圧計は、血圧測定をして測定データをメモリに記憶し、後に前記測定データを前記メモリから読み出して表示部に表示する血圧計であって、被験者の血圧を測定する血圧測定手段と、前記血圧測定手段によって得られた測定データを前記表示部に表示する表示手段と、前記血圧測定手段によって得られた複数の測定データをメモリに記憶する記憶手段と、前記メモリに記憶されている前記複数の測定データの中から任意の測定データを選択するための選択手段と、前記選択手段によって選択された前記任意の測定データのみを、消去指示に従って前記メモリから消去する消去手段と、前記複数の測定データの平均値を算出する平均値算出手段と、を備え、前記表示手段は、前記平均値および前記複数の測定データを順次前記表示部に表示し、前記選択手段によって前記平均値が選択され、前記消去指示がなされた場合には、前記消去手段は、前記メモリに記憶され、前記平均値算出に寄与する前記複数の測定データの全てを消去することを特徴とする。
さらに、その他の本発明の特徴は、以下の発明を実施するための最良の形態の記載及び添付図面により明らかになるものである。
本願発明によれば、使用者にとって使い勝手がよい血圧計、特にメモリの特定領域に記憶された不要な測定データのみを個別に、簡単な操作で消去することができる。また、測定する時刻を容易に視認することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
<血圧計の使用態様について>
図2は、使用者1が本発明に係る血圧計100を使用して血圧を測る様子を示す図である。図2に示されるように、測定時には腕帯(カフ)と心臓の高さを同じにすることが大切である。また、測定時には手のひらを上に向け、カフの下端部はひじよりも2〜3cm上に成るようにし、さらにチューブ106は腕の中心に来るようにすることが正確に血圧を測るためには必要とされる条件となる。この条件を満足しない場合には、血圧測定結果が異常な値を示す場合があるので、注意が必要となる。
なお、本発明の実施形態によれば、このような異常な測定結果が得られたとしても、後述のデータ消去方法に従ってその異常値のみを消去できるので従来の血圧計に比べて使い勝手がよく、測定を必ず成功させなければならないという使用者1が感じるストレスも少ないものとなる。よって、よりリラックスして血圧を測定することが可能となる。
<血圧計の外観について>
図3は、本実施形態に係る血圧計100の外観を示す図である。101は記憶呼出キーであり、過去に測定したデータをメモリ(図4のEEPROM211)から読み出して表示部104に表示するときに押下して使用するキーである。102は開始/停止キーであり、測定を開始するときや測定を停止するとき、さらにはメモリに格納されている過去の測定データを消去するとき等、に用いられる。103は記憶切替スイッチ(切替手段)であり、これを切り替えることによって複数の使用領域に分割されたメモリのメモリ領域を切り替えることができる。例えば、Aに切替スイッチが切り替わっている場合には使用者Aの測定データ、Bに切替スイッチが切り替わっている場合には使用者Bの測定データをそれぞれのメモリ領域に記憶する。また、例えば、使用者Aについて朝のデータをメモリ領域Aに、晩のデータをメモリ領域Bに記憶するような使い方をしてもよい。なお、本実施形態では、A・B2つの領域を切り替えるような例が示されているが、本発明はこれに限られたものではなく、メモリ領域はいくつ設けてもよい。また、切替スイッチ103は機構的に切り替えるように設定されているが、押下式スイッチにして押下する度にメモリ領域を切り替え、選択内容(使用者A、B、C・・・若しくは、朝、昼、晩、又、運動前、運動後や飲酒前、飲酒後、降圧剤服用後等)を表示部104に表示するようにして、様々な使用者の使用態様に対応できるようにしても良い。
表示部104は、例えば液晶ディスプレイで構成されている。なお、各動作に対応した表示部104での表示形態は、図10に示す。105は腕帯(カフ)であり、測定時には使用者1の左上腕部(通常)に巻きつけられる。また、この腕帯105のチューブ106は腕帯コネクタ接続部107を介して本体100と接続されており、本体からチューブ106を介して腕帯105に空気が送られて加圧したり、空気を抜いて減圧したりといった動作が実行される。108は、血圧計100を使用しないときに腕帯105を収納するための腕帯ケースであり、さらにはこのケースは本体電源である乾電池(図示せず)のカバーを兼ねている。109はACアダプタ接続部であり、本体100を乾電池ではなく、AC電源によって駆動させる場合にACアダプタが接続される。
<基本構成ブロックについて>
図4は本実施形態の基本構成を示すブロック図である。本実施形態に係る血圧計100は、使用者の要部(例えば、上腕)2に装着して阻血するカフ105と、カフ105内の加圧袋の圧力を上昇させる加圧手段(加圧ポンプ)201と、カフ105内の圧力を徐々に降下させる排気手段202と、カフ105内の圧力を電気信号に変換する圧力センサー203と、 圧力センサー203出力中に含まれる高周波雑音をカットするローパスフィル
タ204と、ローパスフィルタ204の出力をサンプリングしてデジタル値に変換するA/Dコンバータ205と、データ処理部206と、表示手段104を備えている。
そして、データ処理部206は、徐々排気期にA/Dコンバータ205より出力される圧力値(デジタル値)から動脈脈波値Vをデジタル演算により抽出する動脈脈波抽出手段207aおよび圧力値から動脈脈波を除去したカフ圧値Pをデジタル演算により抽出するカフ圧抽出手段207bを備えた圧力情報分離手段207と、演算プログラムや各種テーブル等を格納しているROM208aと、圧力情報分離手段207にて抽出した脈波に対応する動脈脈波値Vおよびカフ圧値Pを対データとして有限個数(例えば、10対)だけ所定の記憶領域に記憶するRAM208bと、血圧決定部209と、カフ圧をモニタするカフ圧モニタ212と、排気手段202の排気速度をモニタする排気速度モニタ213を有している。これらのモニタ結果も表示部104に表示される。
血圧決定部209は、前述の記憶呼出キー101、開始/停止キー102、切替スイッチ103、CPU210、EEPROM211、血圧判定手段214を備えている。このEEPROM211は複数のメモリ領域に分割されており、切替スイッチ103によって使用するメモリ領域が切り替えられ、そして、血圧測定結果がそれぞれのメモリ領域に格納されるようになっている。
CPU210は、RAM208bに記憶されたデータを適宜読出し、ROM208aに格納されている演算プログラムに従って比較演算する。また、CPU210は記憶呼出キー101からの指示および切替スイッチの指定に基づいて、EEPROM211の所定のメモリ領域から血圧測定結果を読み出して表示部104に表示する。また、開始/停止キー102からの指示に従って、CPU210は血圧の測定を開始したり、停止したり等する。また、CPU210等の演算用のクロック回路210b、時計(日時・時刻)表示するためのクロック回路210cが設けられている。
血圧判定手段214は、CPU210からの演算結果に基づいて最高、最低血圧値及び脈拍を判定し、その判定値を血圧測定結果としてEEPROM211の切替スイッチ103で指定されたメモリ領域に格納する。
血圧判定手段214における最高血圧判定は、動脈脈波値Vが動脈脈波値Vの最大値Vmaxに所定比率αを乗じた判定境界値Vaを最初に越え始める時期を最高血圧時期として
その時期のカフ圧値Pを最高血圧値と判定するように形成されている。なお、本実施形態にあっては、上記最高血圧判定は、RAM208bに記憶されている動脈脈波値Vをカフ圧値Pの小さい順に判定境界値と比較し、所定の複数回数連続して動脈脈波値Vが大きくなる時期を最高血圧時期と判定する時期判定にて形成されている。
<血圧計の動作について>
以下、図5乃至図9を用いて血圧計の動作について説明する。なお、各図の動作を司っているのは、CPU210である。
まず、図5のフローチャートを用いて、血圧計100によって血圧を測定する際の加圧動作について説明する。
開始/停止キー102が押されていない状態、即ち、血圧測定していない状態でも表示部104に時刻(時分)が表示されている(図10(n)参照)。ステップS301で開始/停止キー102が押されると、直ぐにステップS302に移行し、そこでセルフチェック動作が行われる。このセルフチェック動作は、表示部104の確認のため全表示(図10(a)参照)にし、液晶表示が正常か否かをチェクし、また時刻表示を消灯する。そして次のタイミングで排気マークを表示させて圧力をゼロにセットする(ゼロアジャスト動作;図10(b)参照)。ゼロアジャストが終了すると排気マークを消灯させ、処理がステップS303に移行する。なお、このセルフチェック動作は約4秒間行われる。
ステップS303では、加圧マークが表示部104に表示され(図10(c)参照)、カフに対する加圧動作が開始される。
ステップS304(表示部104の表示形態は、図10(d)参照)では、所定時間T1(例えば、5秒)加圧を継続し、T1時間経過後、ステップS305に移行し、その時点での圧力が1mmHg未満か否かが判断される。つまり、ここでは、加圧しているのにも拘わらず圧力が上がっていないか否かが判断される。圧力が1mmHg未満でない場合、つまり最低ラインの圧力はクリアしている場合には処理はステップS306に移行し、1mmHg未満である場合には処理はステップS311に移行する。
ステップS306において、さらに所定時間T2(例えば、20秒)加圧を継続し、T2時間経過後、ステップS307においてその時点での圧力が50mmHg未満か否かが判断される。圧力が50mmHg未満であれば処理はステップS311に移行し、50mmHg未満でなければ処理はステップS308に移行する。
ステップS308においては、加圧中の脈波(血管の振動の振幅)が検出され、さらに加圧値の演算され及び決定される。そして、ステップS309においてその加圧値が強制終了の条件に合致するか否かが判断される。圧力値が強制終了条件に合致する場合には、血圧測定動作自体が終了する(B)。強制終了条件に合致しない場合には、圧力値が正常ということで、処理はステップS310に移行し、加圧処理が終了する。ここで、強制終了条件とは、ステップS308で決定された加圧値が血圧測定するには低く過ぎたり(例えば、140mmHg未満)、高過ぎたり(例えば、300mmHg)する場合である。なお、強制終了する場合には、強制終了の表示(マーク又は警告文言)を表示部104に表示してもよい。
ステップS305又はステップS307で「YES」の場合には、処理がステップS311に移行し、表示部104にエラー表示(例えば、ERR;図10(f)参照)が表示される。そしてステップS312では、今まで加圧されてある程度膨らんだカフ105の加圧分の空気が排気される。その後(ステップS313で)、再計測する場合には処理はステップS301に戻り、再計測しない場合には血圧測定動作自体を終了する(B)。
<血圧測定動作>
続いて、血圧測定動作について図6のフローチャートを用いて説明する。
加圧処理が終了すると(A)、ステップS401において減圧が開始される。減圧開始後、ステップS402では、脈波があるか否かが判断され、有ると判断された場合には、処理はステップS403に移行し、ないと判断された場合には処理はS405に移行する。
ステップS403においては、脈波があった場合にそれを示す「脈波マーク:例えばハートマーク」を表示部104に表示する。そして、ステップS404において、その脈波情報をRAM208bに格納する。
ステップS405では、今の圧力状態で充分か、つまり加圧不足か否かが判断され、加圧不足であると判断されると処理はステップS410に移行し、加圧不足でないと判断されれば処理はステップS406に移行する。
ステップS406では、最高血圧、最低血圧及び脈拍数が決定される。そして、ステップS407において、血圧値(最高/最低血圧値)、脈拍数、及び測定時刻が表示部104に測定結果として表示される(図10(e)参照)。
さらに、ステップS408で、測定された結果(最高・最低血圧値、脈拍)及び測定時刻がEEPROM211(切替スイッチ103で選択されているものに対応するメモリ領域)に格納される。
正常にステップS408までの動作が実行されれば、ステップS409でカフの空気が排気され、血圧測定処理が終了する。
なお、ステップS405で加圧不足の場合にはステップS410に移行するが、そこでは加圧値が300mmHgより大きいか否かが判断される。大きい場合にはエラー表示され(S414)、測定が終了する(B)。一方、小さい場合には、処理はステップS411に移行して再加圧される、ステップS412でさらに圧力が330mmHg以上か否かが判断される。330mmHg以上である場合には圧力が異常に高いため、ステップS414でエラー表示(図10(g)参照)され、測定が終了する。また、圧力が330mmHg未満の場合には、ステップS413で加圧処理が停止され(C)、再度脈波の有無の判断(S402)以降の処理が繰り返される。
以上のような血圧測定処理によって測定された測定結果は順次EEPROM211の選択された領域に記憶される。
<記憶データの表示動作について>
続いて、図7のフローチャート及び図8の概念図を用いて、EEPROMに記憶された過去の測定データを表示する場合の処理について説明する。
ステップS501において、表示したいEEPROM211のメモリ領域が選択される。つまり、切替スイッチ103のAかBかの選択により、使用者Aの測定データか又はBの測定データかの選択がなされる。なお、前述の通り、使用態様により朝晩のデータの選択を行う等、使用者にとって様々な用法が考えられる。切替スイッチ103の数は、ABの2つに限らず、それ以上であってもよいことは既に述べた。ここでは具体的にスイッチ「A」(メモリ領域A)が選択されたと想定する。
次にステップS502において、記憶呼出キー101が押されたか否かが判断され、押された場合にはステップS503において、メモリ領域Aに測定データが記憶されているかが判断され、無い場合には終了する。
ステップS504では、メモリ領域Aに記憶データがある場合には記憶値が表示される。最初の表示の場合で、かつ複数データが記憶されている場合には、その平均値が表示部104に表示される。
そして、ステップS505において、記憶呼出キー101が所定時間(例えば、18秒間)操作(押下)されなかったかが判断され、未操作のまま所定時間経過してしまった場合には表示部104上の表示が消去され、処理が終了する。
また、ステップS506において、所定時間経過前に、さらに記憶されているデータがあるか否かが判断され、無い場合には処理は終了するが、まだある場合にはステップ507でメモリ内のポインタがインクリメントされ、再度の記憶呼出キー101の操作と共に、新しいデータから順番に表示部に表示されるようにステップS502乃至S507の処理が繰り返される。
以上の処理を概念的に表した図が図8である。図8Aに示されるように、メモリ領域Aにはn個の測定データが記憶されている。また、メモリ領域Aには複数個の測定データが記憶されているので、平均値が演算されてその値も記憶されている。一方、メモリ領域Bには1つの測定データのみが記憶されている。
メモリ領域Aの測定データを表示する場合、最初の記憶呼出キー操作によって、平均値Avが表示部104に表示される。次の記憶呼出キー操作によって、最新のデータ(1)から順に最古のデータ(n)まで表示部104に表示される。そして、nまで表示されると、最初の平均値Avに戻って表示される。
<記憶データの消去動作について>
図9は、EEPROM211のメモリ領域に記憶されている測定データのうち、特定のデータのみを消去する動作を説明するフローチャートである。
ステップS601において、所定のメモリ領域(A又はB)が選択されている場合に、記憶呼出キー101が操作されたことが検知される。なお、ここでは領域Aが選択されているものとする。
続いてステップS602において、測定データが領域Aにあるか否かが判断され、無い場合には当然処理は終了する。データがある場合には処理はステップS603に移行する。
ステップS603においては、ステップS601の記憶呼出キー101の操作が所定時間の(例えば、4秒間)長押しであるかが判断される。この長押し動作は、特定データ消去のトリガーとなるものである。長押しされた場合には処理は、ステップS607に移行し消去動作に入る。なお、最初の記憶呼出キー操作によって平均値Avが表示部に表示されているので、この段階で長押しされれば、メモリ領域Aに記憶されている全データの消去動作を行うことになる。このように、消去したいデータを使用者に選択させることができるので、不用意なデータの消去を防止できる。
ステップS604では、記憶されているデータ(最高血圧,最低血圧,脈拍,月日,時刻,データ記憶領域,記憶データ数)が表示される(図10(h),図10(i)のように最高血圧,最低血圧,脈拍,月日,データ記憶領域,記憶データ数をまとめた表示(図10(h)と、最高血圧,最低血圧,脈拍,時分,データ記憶領域,記憶データ数をまとめた表示(図10(i)が所定秒(例えば3秒)毎に交互に表示される。最初の表示内容は図8で示されるように平均値Av又は最新データ(データが1個しかない場合)である。そして、ステップS605において、表示されたデータがメモリ領域Aに記憶されている最後のデータかが判断され、最後のデータの場合には処理は終了し、まだデータがある場合にはメモリのポインタがインクリメントされ(S606)、次のデータについての処理の準備がなされる。
このように、メモリ領域Aに記憶されているデータのうち、消去したいデータが表示されるまでステップS601乃至S606の処理が繰り返される。
一方、消去したいデータが表示(図10(l)参照)されればステップS603で記憶呼出キー101が長押しされ、処理は消去動作に入る。長押しされると、現在表示中の測定データが点滅し始める(図10(m)参照)。この間もずっと長押しが継続されていなければならない。記憶呼出キー101が押されなくなると点滅が停止し、その場合、処理はステップS604に戻るようになっている。
ステップS607においては、この表示データ点滅状態で、消去の指示が使用者より入力されたかが判断される。使用者としては、例えば消去対象データを間違えた場合等には消去指示を入力することはないので、処理はステップS604に戻り、所望のデータが表示されるまでステップS601乃至S606の動作が繰り返される。ここで、消去の指示は、消去対象の表示データが点滅した状態が継続している間(例えば、8秒間)に記憶呼出キー101を押し続けながら開始/停止キー102を押すことである。このように消去すべき測定データを点滅表示させるのは、使用者に「消去する対象の測定データ」であることを喚起し、誤って消去してしまうような事態を防止するためである。
このような消去指示が入力されると、ステップS608でその表示中(点滅中)のデータが消去され、時刻(時分)のみの表示に戻る(図10(n)参照)。そして、消去動作自体が終了する。
なお、消去指示は上述の方法に限らない。つまり、長押しされて点滅表示が始まった場合、記憶呼出キー101を押しつづけなくても一旦点滅が始まれば点滅は停止されないようにし(点滅継続時間は設けても良い)、その状態で開始/停止キー102を押すことによってデータが消去されるようにしても良い。
また、記憶呼出キー101を押しつづけながら、点滅状態で開始/停止キー102を押して、さらにキー101と102を同時に離した場合にデータが表示されるようにしても良い。
さらに、図9には示されていないが、消去指示が入力されずに記憶呼出キー101のみが必要以上に長押しされた場合(例えば、12秒間)には、消去の意思が無いものと見なして表示部104の表示を時刻表示に戻すようにしても良い。
以上のように、本実施形態によれば、測定データを、メモリ領域を用途に応じて切り替えて記憶するようにし、異常な測定結果が得られた場合等、特定の測定データのみを消去することができるので、また、従来の血圧計とは異なり、データを消去する場合には全測定データをしなければならないということは無いので、過去の測定データが無駄になることなく、使用者の使い勝手が非常に向上したものとなっている。
なお、測定データが異常であるかどうかの判断は基本的には使用者に委ねられるが、例えば、今までの測定平均値Avよりも上下10%の範囲を逸脱する場合にはその測定値は何らかの理由により正確に測定できなかったとして、測定データが異常であることを示す「異常マーク:例えば!マーク」を表示部104に表示して使用者に喚起するようにしてもよい。このような表示があれば、消去する際の消去対象の目安にもなるので便利である。 また、本実施形態に係るデータ消去方法は、本実施形態で示したオシロメトリック方式の血圧計のみならず、コロトコフ音式血圧計等、如何なる電子血圧計にも適用できるものである。
さらに、図10(j),図10(k)に示すように、血圧値の表示は、mmHgだけでなく、kPa表示への切替も可能とすることができる。
<その他>
実施の形態の処理は、各機能を具現化したソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体をシステム或は装置に提供し、そのシステム或は装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても実現することができる。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。このようなプログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピィ(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した各実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も含まれている。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書きこまれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した各実施の形態の機能が実現される場合も含むものである。
図11は、本発明の血圧計の他の実施態様を示すもので、上述の実施例と異なる点は、標準電波(標準時分)の電波を受信して自動的に時刻を標準時分に調整する機能を備えたところである。このため、標準電波を受信するアンテナ、増幅器,検波器,復調器等を含む電波受信回路210aを設けてある。他の構成は、図4の構成と同じであるので説明は割愛する。こうして、電波受信回路210aを設け、血圧計100に電波時計機能を持たせることにより、使用開始時に時刻設定する手間が省けるので使い勝手が格段に向上する。
従来の血圧計における表示部の表示の様子を示す図である。 本発明による血圧計100を使用する様子を示す概念図である。 本発明による血圧計100の外観を示す図である。 本発明による血圧計100の構成を示すブロック図である。 本発明による血圧計100における加圧処理を説明するためのフローチャートである。 本発明による血圧計100における血圧測定処理を説明するためのフローチャートである。 本発明による血圧計100における測定データ表示処理を説明するためのフローチャートである。 本発明による血圧計100における表示の順番を説明するための概念図である。 本発明による血圧計100における記憶された測定データの消去処理を説明するためのフローチャートである。 本発明による血圧計100における様々なステップに対応する表示部104の表示形態を示す図である。 本発明による血圧計100における他の実施例の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100 血圧計、101 記憶呼出キー、102 開始/停止キー、103 切替スイッチ、104 表示部、105 腕帯(カフ)、210a 電波受信回路

Claims (4)

  1. 血圧測定をして測定データをメモリに記憶し、後に前記測定データを前記メモリから読み出して表示部に表示する血圧計であって、
    被験者の血圧を測定する血圧測定手段と、
    前記血圧測定手段によって得られた測定データを前記表示部に表示する表示手段と、
    前記血圧測定手段によって得られた複数の測定データをメモリに記憶する記憶手段と、
    前記メモリに記憶されている前記複数の測定データの中から任意の測定データを選択するための選択手段と、
    前記選択手段によって選択された前記任意の測定データのみを、消去指示に従って前記メモリから消去する消去手段と、
    前記複数の測定データの平均値を算出する平均値算出手段と、
    を備え
    前記表示手段は、前記平均値および前記複数の測定データを順次前記表示部に表示し、
    前記選択手段によって前記平均値が選択され、前記消去指示がなされた場合には、前記消去手段は、前記メモリに記憶され、前記平均値算出に寄与する前記複数の測定データの全てを消去することを特徴とする血圧計。
  2. 前記メモリは複数の使用領域に分割されており、
    前記記憶手段は、前記複数の測定データを所定条件に基づいて、前記複数の使用領域に振り分けて記憶させることを特徴とする請求項1に記載の血圧計
  3. さらに、前記複数の使用領域を切り替えるための切替手段を備え、
    前記記憶手段は、前記切替手段の指示に従って、前記複数の測定データを前記複数の使用領域のいずれかに記憶することを特徴とする請求項2に記載の血圧計。
  4. 前記表示手段は、前記選択手段によって選択された前記任意の測定データを前記表示部に点滅表示させ、
    前記消去手段は、前記任意の測定データが点滅表示している間に前記消去指示が入力された場合のみ、前記任意の測定データを前記メモリから消去することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の血圧計。
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