JPS61203110A - アリルアミン系共重合体、その製造法およびそれを含有する染色堅牢度向上剤 - Google Patents

アリルアミン系共重合体、その製造法およびそれを含有する染色堅牢度向上剤

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JPS61203110A
JPS61203110A JP4346785A JP4346785A JPS61203110A JP S61203110 A JPS61203110 A JP S61203110A JP 4346785 A JP4346785 A JP 4346785A JP 4346785 A JP4346785 A JP 4346785A JP S61203110 A JPS61203110 A JP S61203110A
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JP
Japan
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acid
fastness
fixing agent
general formula
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Application number
JP4346785A
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English (en)
Inventor
Mikio Iwata
岩田 三喜雄
Terumasa Saka
坂 照政
Hideo Yamato
大和 英雄
Norio Kondo
近藤 則男
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアリルアミン系共重合体、その製造方法および
その用途に関する。更に詳しくは、本発明は、特に反応
性染料を用いて得られた染色物の堅牢度を向上するに有
用なアリルアミン系共重合体、その製造方法およびそれ
を含有してなる染色堅牢度向上剤に関する。
反応性染料を用いて染色した染色物はその色彩が鮮明で
あり、また湿潤堅牢度が優れているため、近年直接染料
等に代り用いられるようになってきた。
反応性染料は繊維の水酸基やアミノ基と共有結合を生成
し固着するが、使用した染料の20〜50%は未反応の
まま繊維上に残存するため容易に脱落し、洗濯堅牢度等
を低下させる。また共有結合を形成した染料も経時によ
り加水分解を受け、染料が脱落する現象が見られる。
これらの−問題点を改良するため、染色物をポリアミン
の水溶液等で処理を行なうことが知られている。しかし
ながらポリアミン水溶液で処理を行なうと染料の脱落は
ある程度防止できるものの、一方、染色物の変色、塩素
堅牢度の低下、耐光堅牢度の低下等の弊害が見られる。
特公昭45−1457号にはジアリルアミン類の酸塩を
重合して得られるポリマーがセルロース系繊維染色物の
洗濯堅牢度向上剤として用いられることが記載されてい
る。ジアリルアミン類のポリマーは、染色物の変色、塩
素堅牢度の低下、耐光堅牢度の低下に関し若干の改良は
認められるがその効果は不充分であり、今尚改良が求め
られている。
また、特開昭58−81185号にはアリルアミン類の
酸塩を重合して得られるポリマーが反応性染料を用いて
染色した染色物の染色堅牢度向上剤として有用であるこ
とが記載されている。アリルアミン類ポリマーの中には
塩素堅牢度や射光堅牢度に優れたものも見られるが、洗
濯堅牢度が不充分であり改良が望まれる。
本発明者らは、染色物の変色がなくかつ塩素堅牢度、射
光堅牢度、洗濯堅牢度などを向上せしめ得る化合物を見
出すべく鋭意検討の結果特定のアリルアミン系共重合体
が目的に適うことを見出し本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、下記一般式(r) (式中、又は酸の対アニオンを示す。)で示される構造
単位、および下記一般式(II)(式中、組、 R2、
Rs 、 Raはそれぞれ水素原子またはメチル基、又
は酸の対アニオンを示す。) で示される構造単位を有する共重合体、下記一般式(m
) (式中、Xは酸の対アニオンを示す。)で示されるアリ
ルアミン塩および下記一般1tv)CH2=C−CH2
R11 \$/   Xe (式中、Rt 、 R2、Ra 、 JL4はそれぞれ
水素原子またはメチル基、Xは酸の対アニオンを示す。
) で示されるジアリルアミン類の塩を重合させることを特
徴とする上記共重合体の製造法およびで該共重合体を含
有してなる染色堅牢度向上剤を提供する。
一般式(I)、(山、(2)、 (IV)において、又
としてはCA 、 Br 、 I等のハロゲン原子、8
04 、 NOB。
eHacOo 、 PO4等の酸の対アニオンが例示さ
れるが、好ましくはOL、 Br 、 804 、 P
O4である。
一般式(田、 (IV)においてRt 、 L!、シ、
狗は好ましくは水素原子である。
本発明ニオイr(I)/(II) 、 OIO/(IV
)(73割合は任意であるが、好ましくはモル比で95
〜575〜95であり、より好ましくは80〜20/2
0〜80であり更に好ましくは80〜50 /20〜5
0である。
本発明の共重合体は一般式(1) 、 @の構成単位の
みからなるものでもよく、また他の共重合し得る単量体
から誘導される構造単位を含む共重合体であってもよい
共重合し得る他の単量体としては、ビニルピロリドン、
ジメチルアミノエチルメタクリレート、β−メタクリロ
イロキシエチルトリメチルアンモニウムクロライド、ア
クリルアミド、アクリロニトリル、ヒドロキシエチルア
クリレート、メチルメタクリレート、酢酸ビニル、スチ
レンなどが例示できる。
重合は一般に水溶液中、単量体濃度20〜90重量%好
ましくは40〜70重量%で重合を行なうが、メタノー
ル、ジメチルスルホキサイド、ジメチルホルムアミド等
の溶剤中で重合を行なっても良い。
ラジカル重合開始剤は通常用いられる開始剤が使用でき
る。たとえば過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウムなど
の過硫酸塩、2.2′−ジアミジニルー2.2′−アゾ
プロパンジ塩酸塩、アゾビスイソブチロニトリルなどの
アゾ化合物、ジ−t−ブチルパーオキサイド、クメンハ
イドロパーオキサイド、過酸化水素などの過酸化物など
が例示できる。開始剤は単量体重量に対して通常0.1
〜20重量%である。ラジカル重合開始剤は初期に一括
して加えてもよいが、重合の進行に伴ない適宜追加する
ことにより重合速度を速めることができる。
重合は通常80〜100℃、好ましくは40〜80℃で
8〜100時間行なう17重合は酸素の存在下でも可能
であるが、窒素ガスを吹き込みながら行なうことが好ま
しい。
このようにして得られた重合体は、特に染色物堅牢度向
上剤として有用であり、染色物の処理方法は特に制限さ
れるものでなく、従来公知の方法が適用できる。浸漬法
で処理する場合は処理液の濃度は通常固型分あたり0.
1〜2重量%である。浴比は通常1:10〜20である
処理温度は通常、常温〜80℃であり、処理時間は通常
5〜20分である。
本発明の重合体によって処理した染色物は、その染色に
用いられた染料の種類にか\わらずいずれも塩素堅牢度
、洗濯堅牢度、耐光堅牢度あるいは加工変色などの点で
優れたものである。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。例中
、%は重量%を表わす。
実施例1 温度計、コンデンサー、攪拌装置を備えた500−フラ
スコに70%アリルアミン塩酸塩水溶!120.2 F
、70%ジアリルジメチルアンモニウムクロライド水溶
液2841Fを仕込み、窒素気流下50℃にて2.2′
−ジアミジニルー2.2゛−アゾプロパンジ塩酸塩2.
01を加えた。攪拌下に8時間重合させた後見に488
時間重合合を行なった。水257、91を加えて希釈し
、固型分25%の共重合体水溶液〔ム〕を得た。
実施例2 実施例1と同様の装置に70%アリルアミンm酸塩水溶
液9B、41.70%ジアリルアミン硫酸塩水溶液’t
s、oyを仕込み、窒素気流下70℃にて過硫酸アンモ
ニウム2.Ofを加えた。その後2時間毎に1.Ofの
過硫酸アンモニウムを追加しながら8時間重合を行なっ
た。水sog、syを加えて希釈し、固型分25%の共
重合体水溶液(B)を得た。
実施例8 実施例1と同様の装置に50%アリルアミリン酸塩水溶
液’14.4fl、50%ジアリルメチルアミンリン酸
塩水溶液150.5Fを仕込み、窒素気流下55℃にて
過硫酸アンモニウム8.Ogを加えた。攪拌下に24時
間重合を行なった後、水224.9Fを加え固型分25
%の共重合体水溶液(C)を得た。
比較例1 実施例と同様の装置に70%アリルアミン塩酸塩水溶液
188.6Nを仕込み、窒素気流下50℃にて2.2−
ジアミジニルー2.2−アゾプロパン塩酸塩2.0gを
加えた、攪拌下に8時間重合させた後見に488時間重
合合を行なった。水240.5 Fを加えて希釈し固型
分25%の重合体水溶液CD)を得た。
比較例2 実施例と同様の装置に50%ジアリルアミン塩酸塩水溶
液240.81を仕込み、窒素気流下70℃にて過硫酸
アンモニウム2.01を加えた。その後1時間毎に0,
5fの過硫酸アンモニウムを追加しながら5時間重合を
行なった。水240.81を加えて希釈し、固型分25
%の重合体水溶液(E)を得た。
上記実施例1〜8および比較例1.2で得た夫々の重合
体の25%水溶液粘度、重量平均分子量およびカチオン
当量を測定し、下表の結果を得た。
ブルックフィールド型粘度計を用い25℃で測定する。
*2 重量平均分子量 ゲルバーミエーレヨンクロマトグラフィーにより、ポリ
エチレングリコールを標準物質として測定する。
(カラムは東洋曹達工業製T8KGol PWを使用)
*3 カチオン当量 トルイジンブルーを指示薬とし、400’  ポリビニ
ル硫酸カリウム溶液を用いたコロイド滴定法により測定
する。
実施例4 前記参考例及び比較例で得られた重合体水溶液を使用し
、常法により反応染料にて染色された綿メリヤスニット
を浸漬法にて処理を行なった。
その染色堅牢度試験法果を第1表〜第4表に示した。な
お染色堅牢度の試験方法は以下の通りである。
■ 染色布の作成方法 く供試染料名〉 8umifix Br1lliant Blue R(
C1I、 Reactiva Blue19)、   
  8carlet ]L2G(〜  シd48) 8umifiz Turquoise Blue G 
l5O%(ntue21) 8umifiz 8upra Navy Blue 2
GF(Blue194) 上記染料を未シルケットメリヤスに8%owfで常法に
て染色を行なった。
■ 染色堅牢度向上剤処理条件 吸尽法にて染色堅牢度向上剤の処理を行なった。向上剤
の使用濃度は0.5f/L(固形分)で行なった。又、
他の条件は一般的使用条件で処理を行なった。
■ 染色堅牢度試験法 に)  加工変色 処理した染色物の変退色をグレースケ ールにて判定した。(級) (ii)  洗濯堅牢度 JI8−L−0844A−4法に準じて行なった。判定
は染色布の変退色、綿汚染、ウール汚染をグレースケー
ルにて行なった。(級) (i)  塩素処理水堅牢度 l8O−R−106に準じて行なった。
(有効塩素20岬/L、25℃、4時間)GV)  水
道水塩素堅牢度 処理布を水道水617分の流水中に5 時間投入し変退色をグレースケールで判定した。
(有効塩素 1.8岬/l、温度15〜20℃) (V)  耐光堅牢度 JIS−L−0842に準じて行なった、各堅牢度試験
の結果から本発明の染色堅牢度向上剤は既知の堅牢度向
上剤よりすぐれており、各堅牢度を向上させることがわ
かる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Xは酸の対アニオンを示す。) で示される構造単位、および下記一般式(II)▲数式、
    化学式、表等があります▼(II) (式中、R_1、R_2、R_3、R_4はそれぞれ水
    素原子またはメチル基、Xは酸の対アニオンを示す。) で示される構造単位を有する共重合体。
  2. (2)下記一般式(III) CH_2=CH−CH_2−N^■H_3・X^■(I
    II)(式中、Xは酸の対アニオンを示す。) で示されるアリルアミン塩および下記一般式(IV) ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (式中、R_1、R_2、R_3、R_4はそれぞれ水
    素原子またはメチル基、Xは酸の対アニオ ンを示す。) で示されるジアリルアミン類の塩を重合させることを特
    徴とする下記一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Xは酸の対アニオンを示す。) で示される構造単位、および下記一般式(II)▲数式、
    化学式、表等があります▼(II) (式中、R_1、R_2、R_3、R_4はそれぞれ水
    素原子またはメチル基、Xは酸の対アニオ ンを示す。) で示される構造単位を有する共重合体の製造法。
  3. (3)下記一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Xは酸の対アニオンを示す。) で示される構造単位、および下記一般式(II)▲数式、
    化学式、表等があります▼(II) (式中、R_1、R_2、R_3、R_4はそれぞれ水
    素原子またはメチル基、Xは酸の対アニオ ンを示す。) で示される構造単位を有する共重合体を含有してなる染
    色堅牢度向上剤。
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