JPS61202873A

JPS61202873A - 給紙装置

Info

Publication number: JPS61202873A
Application number: JP4351085A
Authority: JP
Inventors: Ikuzo Yokoyama; 横山　育三; Isao Kondo; 功近藤
Original assignee: Nippon Seimitsu Kogyo KK
Current assignee: Nippon Seimitsu Kogyo KK
Priority date: 1985-03-04
Filing date: 1985-03-04
Publication date: 1986-09-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕この発明は、プリンタやタイプライタなどに取付けられ
、カット紙および連続紙を給送可能な給紙装置に関する
。

〔発明の技術背景〕

一般に、プリンタやタイプライタなどの印字装置は、印
字する用紙を給紙装置から供給される。

この給紙装置は大別して、例えばワードプロセッサの出
力に使用されるカット紙を給送するものと、コンピュー
タの出力に使用される連続紙を給送するものとに分けら
れる。

カット紙の給紙装置は、給紙スタッカ上に積層された用
紙を給紙ローラの回転によって自動的に、または一枚の
用紙を手差しにより、印字装置のプラテンと印字ヘッド
との間に供給し、印字ヘッドによりプラテン上で印字し
、この印字された用紙を排紙スタッカに収容するように
なっている。

一方、連続紙の給紙装置は、連続紙をプラテンを介して
左右一対のトラクタで給送し、印字ヘッドによりプラテ
ン上で印字しながら排紙するようになっている。

〔背景技術の問題点〕

ところで最、近のパーソナルコンピュータは、ワードプ
ロセッサ機能を備えているので、連続紙ばかりでなくカ
ット紙を使用することも多い。また、ワードプロセッサ
もコンピュタ機能を備えたものが登場し、カット紙だけ
でなく連続紙を使用する場合もある。

このため、従来はカット紙および連続紙の両方を使用す
る装置に対しては、１つの印字装置にカット紙の給紙装
置と連続紙の給紙装置の２つを予め用意しておき、用紙
の種類に応じて給紙装置を付は換えるようにしている。

従って着脱作業がわずられしいと共に、使用してない方
の給紙装置の置き場所に困り、また２つの給紙装置を必
要とするためコスト高でもあった。

〔発明の目的〕

そこでこの発明は、カット紙の給送と連続紙の給送との
切換え作業を簡単に行なえる安価な給紙装置を得ること
を目的とする。

〔発明の概要〕

この発明は上記目的を達成するために、プラテンに沿っ
て印字処理する印字装置に取付けられ、前記プラテンに
用紙・を給送する給紙経路を備えた置き台と、この置き
台に着脱自在で、前記給紙経路に向けてスタッカ上のカ
ット紙を順次給送するカット紙送り装置と、前記置き台
に着脱自在で連続紙のパーフォレーションに係合する左
右一対のトラクタでこの連続紙を前記給紙経路に向けて
給送する連続紙送り装置とを設けて、カット紙と連続紙
の給送を簡単に行なえるようにしたものである。

〔発明の実施例ｊ以下、この発明の一実施例について図面を参照して説明
する。

この実施例では第１図に示すような給紙装置１が第２図
に示すように印字装置３の給排紙口５に着脱可能となっ
ている。

まず印字装置３について、第２図および第３図を参照し
て概略的に説明する。

第３図に示すようにこの印字装置３のカバー７内にはフ
レーム９が設けられ、このフレーム９の両側部９Ｌ、９
Ｒに軸受１１Ｌ、１１Ｒを介してプラテン軸１３が回転
自在に支持されている。このプラテン軸１３の一端側に
はプラテンノブ１５Ｌおよび歯車１７が、中央にはプラ
テン１９が取付けられ、他端側には歯車２１およびプラ
テンノブ１５Ｒが取付けられている。

またフレーム９にはプラテン１９駆動用のモータ２３が
取付けらｎ、このモータ２３の駆動力は歯車２４．２５
を介して歯車２１に伝達されるようになっている。

さらに第２図に示すようにプラテン１９に沿って横方向
に往復動自在のへラドキャリッジ２７と、このキャリッ
ジ２７に取付けられた印字ヘッド２９と、プラテン１９
の周面に沿って設けられたガイド３１およびプレッシャ
ローラ３３．３５と、用紙をプラテン１９へ押し当てる
ベーパペイルローラ３７と、プラテンカバー３９と、給
紙装置１を印字装置３に結合するための結合軸４１．４
２とを備えている。

上記プレッシャローラ３３．３５は、第３図に示すプレ
ッシャレバー４３を回動することにより第２図の軸４５
を中心にガイド３１が回動して、プラテン１９に圧接さ
れたり、圧接を解除されたりする。

またペーパペイルローラ３７は、ペーパペイルレバー４
７を回動することにより軸４９を中心にアーム５１が回
動して、プラテン１９に圧接さｎたり、圧接を解除され
たりする。

次に、給紙装置１について詳細に説明する。

給紙装置１は第１図および第２図に示すように印字装置
３の給排紙口に着脱自在の置き台６１と、この置き台６
１に着脱自在のカット紙送り装置６３および連続紙送り
装置６４とを備えている。

上記置き台６１は、第２図および第４図〜第６図のよう
な構成となっている。すなわち、まず第５図および第６
図に示す側部フレーム６５Ｌ、６５Ｒが支持軸６７．６
９で結合されている。

側部フレーム６５Ｌ、６５Ｒには印字装置３の給排紙口
５に設けられた左右の結合軸４１．４２に嵌合する嵌合
部７１Ｌ、７１Ｒ。

７３Ｌ、７３Ｒｉよび軸７５Ｌ１７５Ｒを中心に回動し
て結合軸４２に着脱するロックレバ−７７Ｌ、７７Ｒ１
さらにカバー７、上に当接する支持部７８Ｌ、７８Ｒお
よび第４図に示す支軸７６Ｌ、７６Ｒが設けられている
。

なお、ロックレバ−７７Ｌ、７７Ｒは図示してないがバ
ネにより結合軸４２側に付勢されている。

側部フレーム６５Ｌ、６５Ｒ間には第２図のように回転
軸７９．８１給紙ガイド８２および排紙スタッカの一部
を構成するＮ字状の搬送ガイド８３が設けられている。

回転軸７９は角軸で、第４図のように横に移動可能な歯
車８４がはめ込まれ、ねじ８５により固定できるように
なっている。また回転軸８１には排紙回転体例えば排紙
ローラ８７が複数取付けられている。

さらに搬送ガイド８３は給紙ガイド８２側に第４図に示
すように支持穴８３Ｌ、８３Ｒおよび排出用紙後端を支
持する凹部８３Ａ、前方に取付溝８３Ｂを有し、カット
紙送り装置６３との間に手差し用紙が入る空間（隙間）
を形成している。なお、取付溝８３Ｂには除電ブラシ８
８が取付けられている。

前記排紙ローラ８７の前方には排紙ガイド８９が軸９１
を中心に回動可能に設けられている。

側部フレーム６５Ｌの内側には、第５図に示すようにプ
ラテン軸１３に取付けらｎた歯車１７とかみ合う歯車９
３が回転軸９５に取付けられている。

また回転軸８１には、歯車９３とかみ合う歯車９７が取
付けられている。

さらに第６図に示すように回転軸８１には歯車９８が取
付けられている。また回転軸９９には歯車９８とかみ合
う歯車１００およびプーリ１０２が取付けられている。

さらに回転軸７９にもプーリ１０１が取付けられ、プー
リ１０２と１０１とはベルト１０３で連結されている。

このように構成された置き台６１の両サイドはカバー１
２３Ｌ、１２３Ｒで覆われている。

一方、カット紙送り装置６３は、第２図および第７図、
第８図に示すように側部フレーム１２５Ｌ、１２５Ｒに
設けられた嵌合部１２７Ｌ、１２７Ｒおよび１２９Ｌ、
１２９Ｒにより置き台６１の支持軸６７．６９に着脱自
在となっている。

側部フレーム１２５Ｌ、１２５Ｒの後方には、第２図に
示すように両者を結合する支持軸１３１．１３３が取付
けられている。そして、これら支持軸１３１．１３３に
はＮ字状に折り曲げられた底板１３５が取付けられてい
る。この底板１３５は両支持軸１３１．１３３に固定さ
ｎた底部１３５Ａと、この底部１３５Ａの先端から後述
する前面カバー１５７側へ起立して設けられたストッパ
部１３５Ｂと、このストッパ部１３５Ｂの上端から更に
前方に向けて底部１３５Ａと略平行に延出して設けられ
たガイド部１３５Ｃとを備えている。

また、底部１３５Ａの後端部には、給紙スタッカの一部
を構成する給紙フレーム１３７が取外し可能に設けられ
ている。

前記支持軸１３３は左右の側部フレーム１２５Ｌ、１２
５Ｒに対して回動可能になっており、この支持軸１３３
の中央部に、前記給紙フレーム１３７と共に給紙スタッ
カを構成する給紙台１３９の後端が固定され、セットレ
バ−１４１の回動により図示してないクランクを介して
支持軸１３３を中心に回動するようになっている。

給紙台１３９はカット紙Ｐを積載収容するもので第９図
に示すように両側が起立し、先端及び後端が開放された
形状を呈しており、その先端は底板１３５のストッパ部
１３５Ｂの直前まで延出している。この給紙台１３９の
一方の側板１４３Ｒはカット紙Ｐの幅方向に沿って移動
自在になされ、他方の側板１４３Ｌは固定されている。

各側板１４３Ｌ、１４３Ｒの外側には、取り出されるカ
ット紙Ｐを一枚ずつ分離するための分離爪１４５Ｌ１１
４５Ｒを有する分離レバー１４７Ｌ、１４７Ｒがピン１
４９Ｌ。

１４９Ｒを介して回動自在に取付けられている。

また後述する給紙ローラ１５５に対向する部分に、高摩
擦体例えばコルク板１５１が添着されている。

給紙台１３９の前方上方には、第２図のようにプラテン
１９と平行に回転軸１５３が設けられ、この回転軸１５
３の両端は両方の側部フレーム１２５Ｌ、１２５Ｒに夫
々回転可能に支持されている。この回転軸１５３の中央
部には、給紙回転体としての給紙ローラ１５５が固定さ
れている。なお、給紙回転体はベルトなどでもよい。

給紙台１３９の前方には前面カバー１５７がプラテン１
９側へ傾斜して、側部フレーム１２５Ｌ、１２５Ｒ間に
着脱自在（差し込み式）に設けられ、給紙ローラ１５５
により送り出されたカット紙Ｐを前面カバー１５７の内
面と底板１３５のガイド部１３５Ｃとの間を通してプラ
テン１９とプレッシャローラ３３との間に導くようにな
っている。

なお前面カバー１５７は置き台６１の搬送ガイド８３と
共に手差しガイドを形成するようになっている。

前面カバー１５７の上部には、排紙フレーム１５９が取
外し可能に設けられている。なお、搬送ガイド８３の凹
部８３Ａと前面カバー１５７と排紙フレーム１５９とで
、排紙スタッカを構成している。

前記回転軸１５３への駆動力の伝達機構は第７図および
第８図のようになっている。

すなわち、まず回転軸１６１にカム１６３および歯車８
４とかみ合う歯車１６５が取付けられている。カム１６
３は丘１６３Ａおよび凹部１６３Ｂを有すると共に内側
にピン１６３Ｃを有し、ストッパ１６７とピン１６３Ｃ
とが突き当たったときカム１６３の右回転が阻止される
ようになっている。またカム１６３と歯車１６５との間
にはばねクラッチが介在されており、カム１６３の右回
転がストッパ１６７により阻止されても歯車１６５は右
回転可能となっている。

回転軸１６９には回転軸１５３に取付けられた歯車１７
１とかみ合う歯車１７３および歯車１６５とかみ合う歯
車１７５が設けられている。なお回転軸１５３と歯車１
７１との間にはワンウェイクラッチが介在されている。

第８図の歯車１７５の内側には第７図に示すようにラチ
ェット１７７が設けられている。

また歯車１７３の外側には凹部１７９を有するカム１８
１が設けられ、またラチェット１７７とかみ合うラチェ
ツト爪１８３が軸１８５に回動可能に取付けられている
。なおラチェツト爪１８３はばね１８７でラチェット１
７７側に付勢されている。

軸１８９にはカム１６３および１８１に接する爪１９１
および１９３を有するレバー１９５が取付けられ、ばね
１９７によりカム１６３．１８１側へ付勢されている。

このように構成されたカット紙送り装置６３の両サイド
はカバー１９９Ｌ、１９９Ｒで覆われている。

連続紙送り装置６４は、第１０図に示すように左右一対
の側部フレーム２０１Ｌ、２０１Ｒが支持軸２０３およ
び回転軸２０５によって結合されている。

側部フレーム２０１Ｌ、２０１には合成樹脂で形成され
、第２図に示すように支軸７６Ｌ、７６Ｒと係合する保
合部２０７および支持穴８３Ｌ、８３Ｒに嵌合する嵌合
ビン２０９が設けられている。

また側部フレーム２０１Ｌには、第５図に示すように回
転軸２１１に歯車９７とかみ合う歯車２１３が取付けら
れ、回転軸２０５に歯車２１３とかみ合う歯車２１５が
取付けられている。

前記支持軸２０３と回転軸２０５には第１０図に示すよ
うに左右一対のトラクタ１０５Ｌ、１０５Ｒが左右に移
動可能に取付けられている。

これらトラクタ１０５Ｌ、１０５Ｒは、連続紙のパーフ
ォレーション（左右の穴）に嵌合するビン１０７が周面
に複数設けられたベルト１０９、このベルト１０９を左
右から挟んだ支持体１１１、この支持体１１１の上にヒ
ンジ１１３を中心に回動可能で、ビン穴１１５を有する
紙押え１１７、支持軸２０３に固定する際に回動させる
ロックレバ−１２１を備えている。

次に以上のように構成された給紙装置１の作用を説明す
る。

まず蓮続紙を給送する場合について説明する。

第２図に示すように印字装置３に置き台６１を取付け、
さらにこの置き台６１にカット紙送り装置６３を取付け
る。その際、第４図に示す歯車８４を軸７９上を移動さ
せて第８図に示すようにカット紙送り装置６３に設けら
れた歯車１６５とかみ合わせ駆動連結を行なう。

また第２図のセットレバ−１４１により給紙台１３９を
押し下げ、この給紙台１３９上にカット紙Ｐを、その先
端が底板１３５のストッパ部１３５Ｂに当接する状態で
積層する。

そして、セットレバ−１４１を回動し、給紙台１３９を
押しとげ、カット紙Ｐを給紙ローラ１５５に圧接する。

このような状態において印字指令が出ると、第３図のモ
ータ２３が回転駆動され、第５図のプラテン１９を給紙
方向とは反対の方向に回転（図において破線の矢印方向
）させる。

これにより歯車１７．９３を介して歯車９７が右回転す
る。このため回転軸８１および排紙ローラ８７も回転す
ると共に、第６図の歯車９８および１００、プーリ１０
２、ベルト１０３、プーリ１０１を介して回転軸７９を
右回転させる。

これにより第８図の歯車８４も右回転して歯車１６５を
左回転させる。すなわち置き台６１に伝達されたプラテ
ン軸１３の駆動力がカット紙送り装置６３にも伝達され
たことになる。

歯車１６５の回転により第７図のカム１６３が左回転す
る。そしてレバー１９５の爪１９１が丘１６３Ａに乗上
げると、爪１９３がカム１８１の凹部１７９から外れ、
ラチェツト爪１８３がラチェット１７７と結合される。

この状態になったところで今度はプラテン１９が給紙方
向に回転する。なおこのタイミングは予め設定されてい
る。

プラテン１９が給紙方向に回転したことによりカムや歯
車は今までとは逆の方向（実線の矢印方向）に回転する
。従って歯車１６５が右回転し歯車１７５が左回転する
。先にラチェツト爪１８３がラチェット１７７と結合さ
れているので、歯車１７３も左回転する。

これにより歯車１７１が右回転して第２図の　　　−給
紙ローラ１５５も右回転する。

従って給紙台１３９上の用紙は送り出され、分離爪１４
５Ｌ、１４５Ｒで１枚に分離されて、プラテン１９とプ
レッシャローラ３３にくわえこまれる。

なお用紙を送り出す途中でカム１６３のピン１６３Ｃが
ストッパ１６７に突き当たり、カム１６３は回転を阻止
され初期状態となる。

しかし、ばねクラッチが介在されているので歯車１６５
は回転し用紙を送り出す。

用紙がプラテン１９にくわえ込まれた時点で、プラテン
１９が再び逆転される。するとプラテン１９とプレッシ
ャローラ３３とにくわえ込まれた用紙がはき出され、用
紙はもり上がった状態となり、用紙の腰により用紙先端
がプラテン１９とプレッシャローラ３３との接触部に均
等に接する。

プラテン１９の逆転により歯車１７１は右回転するが、
ラチェット１７７とラチェツト爪１８３とは空回りする
。このため給紙ローラ１５５は回転しない。

プラテン１９から用紙がはき出されると、プラテン１９
か再び給紙方向に回転され、用紙が送り出される。

そしてレバー１９５の爪１９３が凹部１７９に落ちると
ラチェット１７７からラチェツト爪１８３が外れ、給紙
ローラ１５５への駆動力の伝達が断たれる。

しかしプラテン１９は回転しているので、−用紙はプラ
テン１９により引っ張られて行く。

印字装置３で印字された用紙は、排紙ローラ８７と排紙
ガイド８９との間を通り排出され、先端側を排紙フレー
ム１５９に支持され、後端を搬送ガイド８３の凹部８３
Ａに支持されて排紙スタッカに収容される。

上記の動作が繰り返されて用紙が連続して自動的に送り
出される。

一方、給紙台１３９にセットすることができない幅の広
い用紙などを印字装置３に給紙する場合には、第２図に
示すカット紙送り装置６３の前面カバー１５７と搬送ガ
イド８３の背面との間に両者をガイドとして用紙を挿入
し、プラテン１９へ供給する。

手差し用紙がカット紙送り装置６３の幅よりかなり広い
場合には、このカット紙送り装置６３を手差し用紙の中
央に位置するように置き台６１上を横へ移動させて給紙
してもよい。

次に連続紙を給送する場合について説明する。

第２図に示すように置き台６１にカット紙送り装置６３
を取付けた状態で連続紙送り装置６４を置き台６１に取
付けるか、または第５図のように置き台６１にカット紙
送り装置６３を取付けない状態で連続紙送り装置６４を
置き台６１に取付ける。なおりット紙送り装置６３を取
付けた状態で連続紙を給送する場合には、セットレバ−
１４１を回動させて、給紙台１３９を押し下げ、給紙ロ
ーラ１５５からカット紙Ｐを離間させておく。

連続紙送り装置６４を置き台６１に・取付ける際は、第
２図のように側部フレーム２０１１、、ｚｏＩＲの係合
部２０７を支軸７６Ｌ。

７６Ｒに係合させると共に、嵌合ピン２０９を支持穴に
嵌合させ、固定する。

また連続紙の取付けは、まずトラクタ１０５Ｌ、１０５
Ｒを連続紙の幅に合わせて軸２０３．２０５上を移動さ
せる。そしてカット紙送り装置６３が置き台６１上に取
付けられていない場合は、連続紙送り装置６４の後方か
ら第２図の２点鎖線のように置き台６１上に接して。搬
送ガイド８３と給紙ガイド８２との間に連続紙を挿入す
る。カット紙送り装置６３が取付けられている場合は、
給紙フレーム１３７および排紙フレーム１５９を外し、
搬送ガイド８３と前面カバー１５７との間を通して連続
紙を挿入する。

挿入された連続紙は第３図のプラテンノブ１５Ｌまたは
１５Ｒを回転することにより送られ、排紙ローラ８７と
排紙ガイド８９との間を通してトラクタ１０５Ｌ、１０
５Ｒの紙押え１１７側へ送り出される。

そこでトラクタ１０５Ｌ、１０５Ｒの紙押え１１７を開
き、連続紙の両サイドに設けられたパーフォレーション
にビン１０７を嵌合して、再び紙押え１１７を閉じる。

このような状態にわいて印字指令が出ると、第３図のモ
ータ２３が回転駆動され、第５図に示すようにプラテン
軸１３およびプラテン１９が左回りすなわち実線矢印方
向に回転する。これにより歯車１７．９３．９７．２１
３．２１５を介して軸８１および２０５が左回りに回転
する。

これにより排紙ローラ８７およびトラクタ１０５Ｌ、１
０５Ｒのベルト１０９が回転して、印字ヘッド２９によ
り印字された連続紙が後方へ排紙される。

以上説明したこの実施例の給紙装置１によれば、次のよ
うな効果が得らｔしる。

（１）置き台６１上にカット紙送り装置６３を着脱自在
にすると共に、排紙スタッカ部分に連続紙送り装置６４
に着脱自在にし、カット紙送り装置６３と連続紙送り装
置６４とを置き台６１上に並設できるようにしたので、
カット紙送り装置６３を置き台６１に取付けた状態で、
連続紙送り装置６４の着脱によりカット紙の給送と連続
紙の給送との切換えを行なうことができる。

従って、カット紙の給送と連続紙の給送との切換えに際
し、従来は連続紙の給紙装置とカット紙の給紙装置の両
方を着脱しなければならないのに対し、この実施例では
連続紙送り装置６４の着脱ですむため、用紙の切換え作
業が非常に簡単になる。

（２）　　置き台６１への連続紙送り装置６４装着時に
カット紙送り装置６３を着脱できるので、連続紙をセッ
トする時は一旦カット紙送り装置６３を外すことができ
ると共に、カット紙の給送を長い間貸なわない時はカッ
ト紙送り装置を外しておくこともできる。

また、カット紙給送時は連続紙送り装置６４を外して給
送するので、連続紙の給送専用またはカット紙給送専用
としても使用できる。

このため、それぞれの専用装置としての機能を十分はた
しながらも、兼用できる。

（３）置き台６１をカット紙送り装置６３および連続紙
送り装置６４の駆動力伝達機構および排紙機構として使
用できるので、共通使用できる分安価になる。

（４）カット紙送り装置６３はカット紙の給送機能のみ
を備えており、小形で軽量であるため、カット紙送り装
置６３の着脱を簡単に行なうことができると共に、連続
紙の給送の除外した場合カット紙送り装置６３の置き場
所が狭くてすむ。

（５）置き台６１の搬送ガイド８３とカット紙送り装置
６３の前面カバー１５７との間に手差し用の空間を設け
たので、カット紙送、り装置６３の給紙台１３９の幅よ
り広い用紙でも連続紙送り装置６４およびカ゛ット紙送
り装置６３を取り外すことなく簡単に手差し給紙ができ
る。

（６）給紙装置１が置き台６１、カット紙送り装置６３
、連続紙送り装置６４に分割されているので、紙詰りか
生じてもいずれがを外すことにより簡単に詰った用紙を
除去できる。

（７）歯車８４の固定位置をねじ８５により変えること
ができるので、カット紙送り装置６３を左右に移動させ
ることができ、給紙位置を簡単に変更できる。

（８）給紙装置１が置き台６１とカット紙送り装置６３
と連続紙送り装置６４とに分割されているので、置き台
６１は給紙装置１の種類に応じて設計しなければならな
いがカット紙送り装置６３および連続紙送り装置６４は
共通使用できる。このため、設計、製造コストが安価に
なる。

〔変形例〕

この発明は前記実施例に限定されるものではなく、例え
ば次のような変形が可能である。

（１）置き台６１やカット紙送り装置６３はモータを備
えていてもよい。

（２）前記実施例の連続紙送り装置６４に排紙を行なう
ユニトラクタ１０５Ｌ、１０５Ｒを取付けたが、給紙の
みを行なうユニトラクタや給排紙を行なうパイトラクタ
を取付けてもよい。

（３）　　前記実施例ではカット紙送り装置６３の前方
に連続紙送り装置６４を設けたが、後方に設けてもよい
。

〔発明の効果〕

以上説明したようにこの発明によｎば、プラテンに沿っ
て印字処理する印字装置に取付けられ、前記プラテンに
用紙を給送する給紙経路を備えた置き台と、この置き台
に着脱自在で、前記給紙経路に向けてスタッカ上のカッ
ト紙を順次給送するカット紙送り装置と、前記置き台に
着脱自在で、連続紙のパーフォレーションに係合する左
右一対のトラクタでこの連続紙をｉｉｉ記給紙経路に向
けて給送する連続紙送り装置とを設けて給紙装置を構成
したので、次のような効果が得られる。

（１）　　置字装置に取付けた置き台にカット紙送り装
置を装置したまま連続紙送り装置を置き台に着脱するこ
とにより、カット紙の給送と連続紙の給送との切換えを
行なうことができるので、用紙の切換え作業が従来に比
べ非常に簡単になる。

（２）置き台はカッ１−紙および連続紙の両方の給送機
能を兼ねると共に、置き台は印字装置種類に応じて設計
しなければならないがカット低給り装置および連続紙送
り装置は共通使用できるので、設計および製造が簡単に
なり、コストダウンがはかれる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第１０図はこの発明の一実施例を示した図で、
各図は次のものを示している。第１図は給紙装置の正面図、第２図は印字装置の一部と
共に示した給紙装置の断面図、第３図は印字装置の断面
図、第４図は置き台の一部切断した平面図、第５図およ
び第６図は置き台の駆動力伝達機構を示す図、第７図お
よび第８図はカット紙送り装置に設けられた給紙ローラ
の駆動機構を示す図、第９図は給紙台を斜め後方から見
た斜示図、第１０図は連続紙送り装置の正面図である。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）プラテンに沿つて印字処理する印字装置に取付け
られ、前記プラテンに用紙を給送する給紙経路を備えた置き台と、この置き台に着脱自在で、前記給紙経路に向けてスタッカ上のカット紙を順次給送するカット紙送り装置と、前記置き台に着脱自在で連続紙のパーフォレーションに係合する左右一対のトラクタでこの連続紙を前記給紙経路に向けて給送する連続紙送り装置とを備えたことを特徴とする給紙装置。
（２）特許請求の範囲第１項記載の給紙装置において、
前記置き台はカット紙の排紙スタッカの一部を兼ねたことを特徴とする給紙装置。
（３）特許請求の範囲第１項および第２項記載の給紙装
置において、前記連続紙送り装置は前記置き台の排紙スタッカ上に取付けられることを特徴とする給紙装置。
（４）特許請求の範囲第１項記載の給紙装置において、
前記置き台に前記連続紙送り装置および前記カット紙送り装置を並設した状態で、連続紙を給送することを特徴とする給紙装置。