JPS61202628A - コンバインの穀粒排出オ−ガ操作装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、コンバインの穀粒排出オーガ操作装置に関
する。

従来技術 従来、コンバインの穀粒タンクの穀粒を排出する方向回
動自在の排出オーガは、回動速度が変更操作できなかっ
た・ 発明が解決しようとする問題点 コンバインの穀粒タンクの穀粒を排出する排出オーガを
油圧装置などによって方向回動自在に設ける形態にあっ
ては、運搬車などへ穀粒を排出するとき、回動速度が一
定で遅い場合には収納位置から作業姿勢へ移行して収納
するのに時間がか−り作業能率が低く、又、邪魔になる
ときには回避への対応が遅い、逆に回動速度が一定で速
くすると安全面で問題がある。そこでこれらの問題点を
解消するため排出オーガの回動速度を変更操作可能とす
ることを目的とする。

問題点を解決するための手段 この発明は、穀粒タンク（１）の穀粒を排出する方向回
動自在の排出オーガ（２）を、操作レバー（３）の操作
量を小にするときはこの方向回動速度を遅くしかつ操作
量を大にするときは速くする関係に変速連動すべく設け
てなるコンバインの穀粒排出オーガ操作装置の構成とす
る。

発明の作用 操作レバー（３）を操作すると、排出オーガ（２）は方
向回動されて穀粒タンク（１）の穀粒は機外へ排出され
る。操作レバー（３）の操作量が小さいときは排出オー
ガ（２）の方向回動速度が遅く、操作量が大きいときは
回動速度が速く変更連動される。

発明の効果 操作し／＜−（３）の操作量によって排出オーガ（２）
の方向回動速度が変更連動できるので、排出オーガ（２
）の回動が任意の速度で調節でき、排出準備および排出
作業後の収納に要する時間が短縮できるため作業性が向
上できると共に、邪魔になるときには迅速に回避対応が
できる。

実施例 なお、図例において、コンバインは走行装置（４）の上
部に脱穀装置（５）を載置し、前部には刈取装置（６）
を懸架した構成としている。

該脱穀装置（５）の横側には穀粒タンク（１）を設け、
この穀粒タンク（１）の前側に操縦席（７）と、この操
縦席（７）の下部には原動機（８）を配設している。

該穀粒タンク（１）の底部には移送樋（９）を設け、こ
の移送樋（９）の終端側は穀粒タンク（１）の後側に立
設する揚穀筒（１０）の下端部と下向管（１１）を介し
て連通している。該揚穀筒（１０）の上部は支持杆（１
２）を介して穀粒タンク（１）に連結すると共に、この
揚穀筒（１０）は下向管（１１）に対して回動自在の構
成としている。

該移送樋（９）内にはラセン（１３）を軸架し。

このラセン（１３）の終端側と揚穀筒（１０）内に軸架
するラセン（１４）の下端側には一対のベベルギヤー（
１５）を設けている。

該支持杆（１２）には下方へ垂下する回動用油圧シリン
ダ（１６）の基部を枢着して、ピストン側にはラック（
１７）を設けている。該穀粒タンク（１）の後端には該
ラック（１７）と噛合うビニオン（１８）を軸（１８）
支し、この軸（１９）の先端と揚穀ｆｉｌｌ（１０）に
は一対のベベルギヤー（２０）を設けて、該油圧シリン
ダ（１Ｂ）のピストンの伸縮によってラック（１７）が
ビニオン（１８）を正、逆転させてベベルギヤー（２０
）を介して揚穀筒（１０）を正、逆転させる連動構成と
している。

該揚穀筒（１０）の上端には曲管（２１）を連結し、こ
の曲管（２１）の先端には連通する排出オーガ（２）を
該曲管（２１）回りに上下回動可能としている。該揚穀
筒（ｌＯ）の上部と排出オーガ（２）とは上下用油圧シ
リンダ（２２）で連結し、この油圧シリンダ（２２）の
ピストンの伸縮によって該排出オーガ（２）を上下回動
させる構成としている、該曲管（２１）および排出オー
ガ（２）には各々ラセンを軸架内装して前記揚穀筒（１
０）のラセン（１４）よりベベルギヤーにより連動され
る構成としている。

前記操縦席（７）の後側には排出レバー（２３）を設け
、この排出レバー（２３）の入り操作により移送樋（９
）のラセン（１３）を伝動して揚穀筒（１０）のラセン
（１０、曲管（２１）および排出オーガ（２）のラセン
を連動する構成としている。

該操縦席（７）の後側には操作レバー（３）を設け、こ
の操作レバー（３）の上下動により排出オーガ（２）を
上下回動させ、左右回動により排出オーガ（２）を左右
回動させる構成としている、該操作レバー（３〕には作
動板（２４）を固着し、スイッチボックス（２５）内に
は該操作レバー（３）の上動によりこの作動板（２４）
と当接して接点を入りとする上スイッチ（２Ｂ）および
下動により接点を入りとする下スイッチ（２７）を設け
、又、該作動板（２０を上、下スイッチ（２Ｂ）　　（
２７）に当接しない中立位置に押圧保持するばねを設け
ている。これら上、下スイッチ（２Ｂ）　　（２７）と
上下用油圧ソレノイドバルブ（２８）の左右ソレノイド
とは電気的に接続して、これら上、下スイッチ（２Ｂ）
　　（２？）の入り切りにより該油圧ソレノイドバルブ
（２８）を切替えて原動機（８）より伝動される油圧ポ
ンプ（２８）から上下用油圧シリンダ（２２）へ送油、
排油および遮断などを行なう構成としている。

該スイッチボックス（２５）内には、操作レバー（３）
の左回動および右回動によって作動板（２４）が当接し
て接点を入りとする左スイッチ（３ｏ）および右スイッ
チ（３１）を設けると共に、該作動板（２４）の回動を
規制するストッパ（ｊ２）を設け、又、該操作レバー（
３）は中立位置に保持される構成としている。これら左
、右スイッチ（３０）（３１）と回動用油圧ソレノイド
バルブ（３３）の左右ンレノイドとは電気的に接続して
、該左、右スイッチ（３０）　　（３１）の入り切りに
より該油圧ソレノイドバルブ（３３）を切替えて油圧ポ
ンプ（２９）から回動用油圧シリンダ（１Ｂ）へ送油、
排油および遮断などを行なう構成としている。

該操作レバー（３）の下端には作動杆（３０を固着し、
該作動杆（３０の両端と前記原動１１（８）のスロット
ルアーム（３５）の一端とは操作ワイヤ（３Ｂ）で各々
連結して、該操作レバー（３）の左回動および右回動に
より作動杆（３０を回動させ、操作ワイヤ（３Ｂ）を介
してスロットルアーム（３５）を回動すべく連動する構
成としている。該スロットルアーム（３５）の他端と操
縦席（７）横側のスロットルレバー（３７）とはスロッ
トルワイヤ（３８）で連結している。　　（３９）は戻
しばねである。

原動機（８）により各部を動力伝動して走行装置（４）
を前進させながら刈取装置（６）により殻稈を刈取り、
この刈取殻稈は脱穀装置（５）によって脱穀選別されて
穀粒は穀粒タンク（１）へ一時貯溜される。穀粒排出時
には、走行を停止して刈取装置（６）および脱穀装Ｒ（
５）への伝動を切り、スロットルレバー（３７）を戻し
て原動機（８）を低速回転とする。

操作レバー（３）を上動すると、上スイッチ（２Ｂ）が
入りとなり上下用油圧ソレノイドバルブ（２８）は送油
側へ切替えられ、油圧ポンプ（２Ｂ）から上下用油圧シ
リンダ（２２）へ送油されてピストンを突出させ排出オ
ーガ（２）は曲管（２１）回りに上方へ回動され、操作
レバー（３）を下動すると、下スイッチ（２７）が入り
となり上下用油圧ソレノイドバルブ（２８）は排油側へ
切替えられ、上下用油圧シリンダ（２２）から排油され
てピストンを引込めて排出オーガ（２）は下方へ回動さ
れる、操作レバー（３）を中立位置に戻すと、上下用油
圧ンレノイドバルブ（２Ｂ）は遮断側に切替えられ排出
オーガ（２）の回動位置が保持される。

操作レバー（３）を右回動すると、右スイッチ（３１）
が入りとなり回動用油圧ソレノイドバルブ（３３）は送
油側へ切替えられて回動用油圧シリンダ（１Ｂ）へ送油
されてピストンを突出させてラック（１７）によりビニ
オン（１８）を回転させ、ベベルギヤー（２０）を介し
て揚穀筒（１０）が右回動されて排出オーガ（２）が右
回動する。操作レバー（３）を左回動すると、左スイッ
チ（３０）が入りとなり回動用油圧ソレノイドバルブ（
３３）は排油側へ切替えられて回動用油圧シリンダ（Ｉ
Ｂ）から排油されてピストンを引込めラック（１７）に
よりピニオン（１８）を回転させてベベルギヤー（２０
）が回動され、揚穀筒（１０）を左回動させて排出オー
ガ（２）が左回動する。操作レバー（３）を中立位置へ
戻すと、回動用油圧ソレノイドバルブ（３３）は遮断側
へ切替えられて排出オーガ（２）の回動位置が保持され
る。

操作レバー（３）の回動により作動板（２０が左、右ス
イッチ（３Ｇ）　　（３１）を各々入りとする回動位置
では操作レバー（３）の操作量が小さいため、スロット
ルアーム（３５）の回動が少なく原動４ｍ　（８）は低
速回転となり、この原動機（８）により連動される油圧
ポンプ（２９）は低速回転となる。従って油圧ポンプ（
２９）の送油量が少なく圧力が低いため同効用油圧シリ
ンダ（ＩＢ）のピストンは緩やかに押し出され、揚穀筒
（１０）の回動が遅く排出オーガ（２）の回動速度が遅
くなる。操作レバー（３）を作動板（２０が左、右スイ
ッチ（３Ｇ）　　（３１）の入り位置を過ぎてストッパ
（３２）に当接する位置迄回動操作すると、作動杆（３
４）によって操作ワイヤ（３８）を介してスロットルア
ーム（３５）が大きく回動されて原動機（８）は高速回
転となり、油圧ポンプ（２９）が高速回転となる。従っ
て油圧ポンプ（２８）の送油量が多く圧力が高くなり回
動用油圧シリンダ（ＩＢ）のピストンの突出速度が速く
なって、排出オーガ（２）の回動速度が速くなる。

【図面の簡単な説明】

図は、この発明の一実施例を示すもので、第１図は連動
機構を示す平面図、第２図は一部の側断面図、第３図は
斜視図、第４図は全体平面図、第５図は油圧回路図であ
る。 図中、符号（１）は穀粒タンク、（２）は排出オーガ、
（３）は操作レバーを示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 穀粒タンク（１）の穀粒を排出する方向回動自在の排出
   オーガ（２）を、操作レバー（３）の操作量を小にする
   ときはこの方向回動速度を遅くしかつ操作量を大にする
   ときは速くする関係に変速連動すべく設けてなるコンバ
   インの穀粒排出オーガ操作装置。