JPS6120176Y2 - - Google Patents

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JPS6120176Y2
JPS6120176Y2 JP4191181U JP4191181U JPS6120176Y2 JP S6120176 Y2 JPS6120176 Y2 JP S6120176Y2 JP 4191181 U JP4191181 U JP 4191181U JP 4191181 U JP4191181 U JP 4191181U JP S6120176 Y2 JPS6120176 Y2 JP S6120176Y2
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JP
Japan
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ventilation
ridge
tile
pair
band
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JP4191181U
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JPS57153624U (ja
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 この考案は、小屋裏の換気を行なう棟換気装置
に関するものである。
〔背景技術〕
従来の小屋裏の換気は、第1図に示すように、
軒天井1に設けた換気路2を介して行なつてい
る。ところが、小屋裏3内の湿つた空気は天井4
を介し室内5からの熱により暖められて上昇気流
となり、そのまま棟6の下方に滞留してほとんど
換気口2から屋外7へは排気されず、しかも、そ
の滞留空気8は滞留している間に屋外7の冷気に
より冷やされるため、第2図に示すように屋根裏
9に結露10を生じるという問題を有していた。
そこで、棟6部分に換気口を設けるとこれらの
問題が解決するが、棟6部分に換気口を設けると
そこから雨水が小屋裏に浸入するという新たな問
題が発生し、さらに雨水の浸入を防ぐには構造が
複雑になつてしまうという問題もあつた。
〔考案の目的〕
この考案の目的は、小屋裏の換気が効率良く行
なえ、しかも雨水が浸入せず構造が簡単な棟換気
装置を提供することである。
〔考案の開示〕
この考案の棟換気装置は、棟から両側軒先に向
けてそれぞれ下向きに傾斜して設けそれぞれの上
端縁間に通風口を形成した一対の野地板と、これ
ら一対の野地板の上端縁に沿つてそれぞれ対向立
設し互いの間に前記通風口に連通した換気路を形
成した一対の帯状仕切板と、内部が両周方向端面
に渡つて開通した通気路となつた2重構造の略半
円筒状に形成され筒軸心方向を前記棟方向に揃え
て前記一対の帯状仕切板上に下向きで載架されて
下面に前記通気路から前記換気路に連通した吸気
口を有した棟瓦と、前記野地板上に敷設した屋根
瓦と、この屋根瓦の上端縁と前記帯状仕切板の屋
外面および前記棟瓦の下面間とで囲む空間に充填
した充填材とを備えたものである。
この考案の構成によれば、棟から両側軒先に向
けて下向きに傾斜配置した一対の野地板間に通風
口を形成し、一対の野地板の上端縁に沿つて立設
した一対の帯状仕切板間に通風口に連通した換気
路を形成し、内部が両周方向端面に渡つて開通し
た通気路となつた略半円筒形状の2重構造であり
下面に通気路から換気路に連通した吸気口を有し
た棟瓦を一対の帯状仕切板に載架したので、室内
熱により上昇気流となつた小屋裏内の空気が屋根
の頂部の棟部分から円滑に通風口→換気路→吸気
口→通気路を介して棟瓦の周方向端面から屋外へ
と排気され、効率良く小屋裏換気が行なえる。
また、棟瓦は略半円筒形状であり周方向端面が
下向きとなつているので、雨水が通気路を通つて
小屋裏へ浸入するといつたことがなく、しかも換
気系路は帯状仕切板と棟瓦の2部材により構成さ
れているので構造が簡単である。
実施例 この考案の一実施例を第3図および第4図を用
いて説明する。すなわち、この棟換気装置は、第
3図に示すように、棟から両側軒先に向けてそれ
ぞれ一対の野地板11を下向き傾設するととも
に、それら両野地板11の上端縁間を相互に離隔
配置して通風口12を形成する。この野地板11
は、たる木13と合わせてパネル化し、耐水性合
板により形成する。そしてその取付は、たる木1
3を母屋梁(図示省略)等に載架することにより
行なう。
また両野地板11の上端縁には、一対の帯状仕
切板14,14を対向設置する。これら帯状仕切
板14,14は、それぞれの下端部を屋外側へ湾
曲させたもので、対向内側面間に配したスペーサ
(図示省略)により相互に連接されて、両者間に
換気路15を形成する。
また、両帯状仕切板14,14上には棟瓦16
を取付ける。この棟瓦16は、第4図に示すよう
に、略半円筒形状で、下面中央に長手方向に沿つ
て吸気口16aを形成するとともに、下向き両側
端面に同じく長手方向に沿つて排気口16bを設
け、さらに内部には上記吸気口16aと排気口1
6bを連通する通気路16cを形成する。また、
吸気口16aの両側には、下方に向けてフランジ
16d,16dを突設する。なお、下片16aと
上片16fは、通気路16c内に配したスペーサ
(図示省略)により相互に接続される。この棟瓦
16は、その筒軸心を棟方向に揃えた状態で、そ
のフランジ16d,16dを両帯状仕切板14,
14の上端縁間に嵌め込んで取付ける。
一方、野地板11上には屋根瓦17を敷設し、
かつ、屋根瓦17の上端縁、帯状仕切板14およ
び棟瓦16の下面とで囲む空間部に、詰物18や
しつくい19等の充填材を充填する。
このように構成した結果、小屋裏20が、通風
口12→換気路15→棟瓦16の吸気口16a→
通気路16c→排気口16bを介して屋外21と
連通されるため、小屋裏換気を行なうことができ
る。しかも、通風口12,換気路15および棟瓦
16等は屋根の頂部である棟に設けられるため、
室内熱により上昇気流となつた小屋裏20内の空
気が極めて円滑に、通風口12→換気路15→吸
気口16a→通気口16c→排気口16bを介し
て屋外21へと排気されて効率良く小屋裏換気が
行なわれ、湿気を含む空気が小屋裏20内に滞留
しなくなるので野地板11等の屋根裏への結露発
生を防止できる。その上、棟瓦16に設ける排気
口16bが下向きの両側端面に形成され、かつ換
気路16cが中央に向けて上向きに傾斜している
ため、雨水が排気口16b→通気路16c→吸気
口16aを通つて小屋裏20へ侵入するおそれも
なく、雨仕舞性能にも優れる。しかも、換気経路
は帯状仕切板14,14と棟瓦16の2部材によ
り構成されるため、構造も簡単で現場施工も容易
かつ迅速に行なえる。
〔考案の効果〕
この考案の棟換気装置によれば、棟から両側軒
先に向けて下向きに傾斜配置した一対の野地板間
の通風口を形成し、一対の野地板の上端縁に沿つ
て立設した一対の帯状仕切板間に通風口に連通し
た換気路を形成し、内部が両周方向端面に渡つて
開通した通気路となつた略半円筒形状の2重構造
であり下面に通気路から換気路に連通した吸気口
を有した棟瓦を一対の帯状仕切板に載架したの
で、室内熱により上昇気流となつた小屋裏内の空
気が屋根の頂部の棟部分から円滑に通風口→換気
路→吸気口→通気路を介して棟瓦の周方向端面か
ら屋外へと排気され、効率良く小屋裏換気が行な
えるという効果がある。
また、棟瓦は略半円筒形状であり周方向端面が
下向きとなつているので、雨水が通気路を通つて
小屋裏へ浸入するといつたことがなく、しかも換
気経路は帯状仕切板と棟瓦の2部材により構成さ
れているので構造が簡単であるという効果も得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の概略断面図、第2図はその欠
点を説明するための断面図、第3図はこの考案の
一実施例の断面図、第4図は棟瓦の斜視図であ
る。 11……野地板、14……帯状仕切板、15…
…換気路、16……棟瓦、16a……吸気口、1
6b……排気口、16c……通気路、17……屋
根瓦、18……詰物(充填材)、19……しつく
い(充填材)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 棟から両側軒先に向けてそれぞれ下向きに傾斜
    して設けそれぞれの上端縁間に通風口を形成した
    一対の野地板と、これら一対の野地板の上端縁に
    沿つてそれぞれ対向立設し互いに間に前記通風口
    に連通した換気路を形成した一対の帯状仕切板
    と、内部が両周方向端面に渡つて開通した通気路
    となつた2重構造の略半円筒形状に形成され筒軸
    心方向を前記棟方向に揃えて前記一対の帯状仕切
    板上に下向きで載架されて下面に前記通気路から
    前記換気路に連通した吸気口を有した棟瓦と、前
    記野地板上に敷設した屋根瓦と、この屋根瓦の上
    端縁と前記帯状仕切板の屋外面および前記棟瓦の
    下面間とで囲む空間に充填した充填材とを備えた
    棟換気装置。
JP4191181U 1981-03-23 1981-03-23 Expired JPS6120176Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4191181U JPS6120176Y2 (ja) 1981-03-23 1981-03-23

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JP4191181U JPS6120176Y2 (ja) 1981-03-23 1981-03-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57153624U JPS57153624U (ja) 1982-09-27
JPS6120176Y2 true JPS6120176Y2 (ja) 1986-06-18

Family

ID=29838947

Family Applications (1)

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JP4191181U Expired JPS6120176Y2 (ja) 1981-03-23 1981-03-23

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JPS57153624U (ja) 1982-09-27

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