JPS61201585A - 動き部分検出回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は画像の動き部分を正しく検出することのできる
動き部分検出回路に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

ＴＶ画像や映画フィルム画像を伝送する場合、その伝送
コストの低減を目的として帯域圧縮することが行われて
いる。この帯域圧縮の方法の１つに画像の動き部分を検
出し、この動き部分の画像信号のみを伝送して他の静止
部分については時間的に前の駒（フレームまたはフィー
ルド）の画像をメモリから取出す方法がある。

また、高品位ＴＶ動画像サブサンプリング伝送全行う場
合には、その静止画像部分に対する内、　挿処理と、動
画像部分に対する内挿処理とを画像中で切替え制御する
為、受信側で画像の動き部分を検出することが必要であ
る。このように画像の動き部分検出は、ＴＶ動画像映画
フィルム画像の伝送技術として重要々役割を担っている
。

ところでよ述した動き部分検出は、例えば画像の１フレ
一ム間差分を求め、その絶対値の大小から動・静を判断
して行われる。即ち、画像の成る画素に着目したとき、
前フレームと現フレームとの輝度差は、静止画像部分の
画素についてはＯ′、また動画像部分については成る値
を持つ。このことから、上記輝度差が成る閾値以上であ
るか否かを判定して動きを判定している。

第４図はこのようにして動き部分検出を行う従来の動き
部分検出回路の一例を示すものである。

この回路は、端子１に所定のサンプリング周期毎に次々
と入力されるＴＶ動画像サングル値を減算器２に与える
と共に、ｌフレーム遅延回路３を介して上記減算器２に
与え、ｌフレーム前の画素と現フレームの画素とのレベ
ル差を検出する。そして絶対値回路４にてこの検出レベ
ル差の絶対値を相関信号Ａとして求め、これを比較器５
に与える。この比較器５には、閾値設定回路６にて設定
され九所定レベルの閾値Ｂが与見られており、この閾値
Ｂと前記相関信号人のレベルとを判定して、（Ａ＞Ｂ）
のとき動き検出信号を端子７を介して出力するものと々
っている。尚、画像信号が８　ｂｉｔで示され、そのダ
イナミックレンジが２５６レベルである場合には、上記
閾値Ｂは、例えば３／２５６レベルに定められる。

ところで、眸の高い伝送路を介してＴＶ画像信号を伝送
する場合には問題はないが、Ｓ／Ｈの悪い伝送路を介し
て画像信号伝送する場合、上述した従来の動き部分検出
回路では誤った動き部分検出を行うことがあり、画質の
劣化を招来していた。例えば静止画を伝送している場合
であっても、その伝送時に雑音が加わると画像信号レベ
ルの変動（ゆれ）が生じ、この雑音に起因するフレーム
間差（相関信号）が動き検出信号として出力されてしま
う。前述した例では雑音によって３レベル以上のフレー
ム間差が生じると動き部分であると判定されてしまう。

このような不具合は、例えば高品位ＴＶ伝送では、画像
の所謂ボケ部分の拡大を招き、その画質の大きな劣化を
招く。

〔発明の目的〕

本発明はこのような不具合を考慮してなされたもので、
その目的とするところは、雑音が加わった画像伝送時で
あっても、その動き部分検出を正しく行い得る動き部分
検出回路を提供することにある。

〔発明の概要〕

本発明は、受信画像信号のフレーム間、またはフィール
ド間の相関を演算し、その相関出力を閾値に従って弁別
して上記受信画像の動き部分を求めるに際し、前記受信
画像信号中に加わった雑音量を、例えば画像信号中の一
定レベル部分の受信レベルを検出する等して求め、この
検出雑音量に応じて前記相関出力を弁別する為の閾値を
可変設定するようにしたものである。

〔発明の効果〕

かくして本発明によれば、画像信号に加わった雑音量が
小さいときには閾値レベルを低く設定し、また雑音量が
大なるときには上記閾値レベルを高く設定することによ
って、伝送雑音に　　　゛よる画像の誤った動き部分検
出を効果的に未然に防ぐことが可能と々る。しかも比較
的簡易な構成によって動き部分の誤検出を防ぎ得る。

従って高品位ＴＶ伝送の場合には、画像のボケ部分の発
生を少く抑えてその画質の大幅な向上を図ることが可能
となる。ま念静止画伝送時に動き部分の誤検出を行うと
、その折返し雑音によっ工画像の所謂ちらつきを招来す
るが、このような不具合も効果的に防止することができ
、その画質の向上を図り得る等の実用上多大なる効果が
奏せられる。

〔発明の実施例〕

以下、図面を参照して本発明の一実施例につき説明する
。

第１図は実施例に係る動き部分検出回路の概略構成図で
、１１は前述した従来回路の減算器２、ｌフレーム遅延
回路３、および絶対値回路４によって同様に構成される
７レーム間相関演算回゛路である。このフレーム間相関
演算回路１１にて求められた相関信号Ａが比較器５に入
力されて閾値Ｂと比較される。

一方、端子１から入力される受信画像信号は、上記フレ
ーム間相関演算回路１１に入力されると同時に、受信レ
ベル変動検出回路１２、および一定送信振幅期間検出回
路１３に入力されている。この一定送信振幅期間検出回
路１３は、例えば高品位ＴＶ伝送の場合にはフレームパ
ルス検出回路によって実現される。そしてフレームパル
ス検出によって垂直同期を確立し、適当表送信振幅一定
レベル期間、例えば７レームノ４ルスやクランプ信号等
の送信信号レベルが一定の部分を見出している。具体的
には、高品位ＴＶ信号の同期信号型式は第２図の如く示
され、ラインＡ−６０５と４−６０６に７レームノ臂ル
スを持っている。従って、例えばラインＡ　−６０５を
検出し、その１４０〜１５６０Ｋ（クロック）期間のノ
臂ルスを送信振幅レベルの一定期間として検出する。

受信レベル変動検出回路１２は、このような一定レベル
期間を示す信号を入力し、前記受信画像信号中からこの
期間の信号を抜出して雑音量の検出を行うものである。

具体的には、受信レベル変動検出回路１２は、例えば第
３図に示すように入カスイ、テ１６、減算器１７．２乗
回路１８、加算回路１９により構成され、大刀信号レベ
ルと一定の信号レベルとの差の２乗平均を求め、これを
雑音量として検出するものとなっτいる。

即ち、送信振幅レベル一定期間の信号を入力して、その
期間に前記入力スイッチ１６全付勢している。そして、
この期間における受信画像信号を減算器１７に与え、予
め既知の一定レベルの送信振幅に相当する基準信号レベ
ルとの差を求め、その差信号の２乗値ｔ−２乗回路１８
にて求めている。この２乗値を前記振幅レベル一定期間
に亘って加算回路１９にて累積加算し、ここにその２乗
平均値を雑音量として検出している。

閾値決定回路１４は、上述しな検出雑音量に応じて、例
えばその雑音量が一定値αより大々る場合には、レベル
の高い閾値（例えば５／２５６）を設定し、また雑音量
が上記一定値αより小なる場合にはレベルの低い閾値（
例えば３／２５６　）を設定し、これを前記比較器５に
与えている。

かくしてこのように構成された回路によれば、受信画像
信号に雑音が大きく加わっている場合には、画像信号の
フレーム間相関信号の弁別閾値が高く設定されるので、
雑音に起因するフレーム間差信号が検出されても、これ
を動き部分として誤検出することがなくなる。また雑音
の小さい場合には、前記弁別、閾値が低く設定されるの
で、画像の動き部分検出の漏れを招くこともない。つｔ
り、受信画像信号に加わっている雑音量に応じてフレー
ム間差（相関信号）に対する動き部分検出の判定閾値を
可変設定するので、雑音に起因する誤った動き部分検出
を効果的に防止し、且つ本来の画像の動き部分を確実に
検量し得る。

故に、高品位ＴＶ伝送における画質の大幅な向上を図り
得る等の、実用上多大なる効果が奏せられる。

尚、本発明は上述した実施例に限定されるものではない
。例えば一定レベル期間をクラングラインとして検出す
るようにしても良い。々ぜならば、高品位ＴＶの場合、
クラングラインのレベルが（１２８／２５６　）と、そ
のダイナミ、クレンヅの中央値であり、雑音の重畳が上
下対称にクリッ♂ングされるから、この期間を利用すれ
ば正しく雑音量を演算することが可能となる。

その他にも、同期パルス波形の、例えば水平同期パルス
の１点を利用することも可能である。

即ち、時間的にレベル変動ｆｉヲ測定すれば良い為、上
述した水平同期−やルスの１点を利用しても、雑音量の
検出として有効である。しかもこのようにすれは、水平
同期ノ譬ルスは各ライン毎に存在するから、その時間平
均を取り易いと云う利点がある。しかも、サンプリング
クロックのブックの影響によるレベル変動も含んで、そ
の雑音量を検出することができるので、非常に有効であ
る。

また突流例では、２乗平均値として雑音ｉを検出したが
、フレーム間差の絶対値を加算して雑音量を評価する絶
対値平均方式や、一定差以上のものをカウントする方式
を採用することもできる。

更に、受信雑音量に応じて３レベル以上の閾値全設定す
るようにしても良い。また動き検出の出力も２値で々く
、多値として出力するようにしても良い。この場合には
、例えば受信レベル変動値全上位アドレス、相関信号を
下位アドレスとしてＲＯＭテーブルを引き、多値データ
をその出力（動き部分検出信号）として得るようにすれ
ばよい。

また相関信号を、フレーム間差信号に代えてフィールド
間差信号として検出することも可能である。

尚、受信信号のレベル変動量は、無線回線を介する画像
伝送の場合、ＲＦ或いはＩＦ段のφ値、またはベースバ
ンドのい値を検出しＣ求めることもできる。具体的には
、ＦＭならばＩＦのリミッタアンプのノイズ・クワエテ
ィング量によってその９〜値を検出するようにすれば良
く、またＲＦの／Ｊ？ワーメータを用いるようにしても
良い。

また高品位ＴＶだけでなく、一般のＴＶ画像処理にも適
用可能であり、一定レベルの部分は、例えば水平同期信
号の部分音用いれば良い。

またＶＴＲビデオディスク等各種画像記録機器等のダビ
ングにおける雑音に対しては、予めＶＴＲ等の磁気テー
プに応じて種々の雑音量を信号として記録しておき、こ
れを読出すようにすれば良い。以上要するに本発明はそ
の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して突流することか
できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る動き部分検出回路の概
略構成図、第２図は受信信号レベル（雑音量）検出に用
いられる高品位ＴＶ傷信号フレーム同期信号型式を示す
図、第３図は同実施、例における受信レベル変動検出回
路の構成図、第４図は従来の動き部分検出回路の一般的
な構成例を示す図である。 １１・・・フレーム間相関演算回路、１２・・・受信レ
ベル変動検出回路、１３・・・一定送信振幅期間検出回
路、１５・・・閾値決定回路、５・・・比較器。 出願人代理人　　弁理士　鈴　江　武　彦第１図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）受信画像信号のフレーム間、またはフィールド間
   の相関を演算する手段と、上記受信画像信号中に加わっ
   た雑音量を検出する手段と、この検出雑音量に応じて閾
   値を決定する手段と、この決定された閾値に従って前記
   受信画像信号の相関出力を弁別して該受信画像信号の動
   き部分を求める手段とを具備したことを特徴とする動き
   部分検出回路。
2. （２）受信画像信号中に加わった雑音量の検出は、該画
   像信号中の一定レベル部分の受信レベルを検出して行わ
   れるものである特許請求の範囲第１項記載の動き部分検
   出回路。
3. （３）閾値は、検出雑音量が大なるときに高く設定され
   、検出雑音量が小なるときに低く設定されるものである
   特許請求の範囲第１項記載の動き部分検出回路。