JPS61200942A - ビタミンK↓2−ジメチル−β−シクロデキストリン包接化合物 - Google Patents

ビタミンK↓2−ジメチル−β−シクロデキストリン包接化合物

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JPS61200942A
JPS61200942A JP4243285A JP4243285A JPS61200942A JP S61200942 A JPS61200942 A JP S61200942A JP 4243285 A JP4243285 A JP 4243285A JP 4243285 A JP4243285 A JP 4243285A JP S61200942 A JPS61200942 A JP S61200942A
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JP
Japan
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vitamin
dimethyl
clathrate compound
cyclodextrin
beta
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Kanehito Kamikama
兼人 上釜
Masao Ueno
上野 雅男
Takanori Isane
孝則 井實
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Nisshin Seifun Group Inc
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Nisshin Seifun Group Inc
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  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規なビタミンに2のシフロブキストリ/包接
化合物に関し、更に詳しくは血液凝固に関与する薬物で
医療用に経口剤、注射剤として用いられるビタミンに2
 (メナキノン)の水溶性を高め、かつ経口投与後の吸
収性を向上させ。
更に光安定性を増大させたビタミンに2−ジメチル−β
−シクロデキストリン包接化合物に関するものである。
ビタミンに2は血液の凝固性を保つために盛装とされる
物質で黄色結晶性の粉末で水に不溶、有4%!溶媒に可
溶でアルカリ及び光#(太陽光線、人工光線、紫外線)
によって容易に分解され、熱に対しては安定な物質であ
る。
この様に極めて離水溶性で経口投与時のバイオアベイラ
ビリティが低く光分解も著しいためビタミンx2の水へ
の溶解性、光に対する安定性及び消化管吸収性の改善が
強く望まれている。
従来はビタミンに2を水性媒質中に分散させるために非
イオン性界面活性剤を使用する方法、レシチンによる乳
化の方法、リン脂質を用いてリポソームを形成する方法
、硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン誘導体、中性油及
び塩類を配合して水溶化する方法等が既存の技術として
知られているが本発明者はこれらの方法と全く異なる方
法でこれらの改善を目的として鋭意研究を重ねた結果ビ
タミンに2−ジメチル−β−シクロデキストリン包接化
合物がビタミンに2の効力を低下させることなく、ビタ
ミンに2の水への溶解性を向上させ且つ消化管からの吸
収性を向上させ更に光安定性をも着しく改善することを
見い出し本発明を完成するに到った。
本発明に用いられるジメチル−β−シクロデ中ストリン
はβ−シクロデキストリンの構成単位であるグルコース
の2,6位の水酸基にメチル基が導入されたもので融点
295〜300℃、水に極めて溶は易く、低い吸湿性と
高い界面活性を有し、有機溶媒にもよく溶ける性質を有
している。
包接化の方法には種々の方法があるが特にビタミンに2
に対しては混練法が望ましい。ビタミンに2の内、代表
的なメナテトレノン(メトキノン−4、MK−4)を例
にとり以下説明を行なう。
混線法ではメナテトレノンとジメチル−β−シクロデキ
ストリンをモル比1:1〜1:10になる様に秤量し暗
室に於て、ゾル状になる程度の精製水を加えた后、ペー
スト状になるまで充分混線を行なった后、減圧乾燥等で
乾燥して粉末状の包接化合物を得る。混線温度は特に制
限はなく、室温で十分であり混練時間は作成資料の童に
もよるが0.5〜2時間で充分である。このようにして
得られ念包接化合物は必要に応じて精製することが出来
る。
以上の方法によって得られたビタミンに2のジメチル−
β−シクロデキストリン包接化合物は黄色結晶性の粉末
で水に対する溶解度を著しく増大する。該包接化合物の
形成は溶解度相図、粉末X線回折、溶解速度、電顕写真
示差熱分析(DTA) 、赤外吸収(IR)等櫨々の手
段により確認された。
ビタミンに2とジメチル−β−シクロデキストリンの2
5℃における溶解度相図を第1図に示す。第1図に示し
た相図の曲線の形はビタミンに2に関して、高次の水溶
性複合体形成を示唆している。ビタミンに2の水への溶
解度はジメチル−β−シクロデキストリン添加により著
しく増大し、例えば0.1Mジメチル−β−シクロデキ
ストリン水溶液中に於てビタミンに2の溶解度は6、4
 tny/−を示した。
またビタミンに2−uメチル−β−シクロデキストリン
の示差熱分析を第2図に示す。第2図から明らかなよう
にビタミンに2単独に認められる35℃付近の融解によ
る吸熱ピークは、複合体では消失した。このことは、ビ
タミンに2がジメチル−β−シクロデキストリンと熱的
に安定な包接化合物を形成することを示す。
さらにビタミンに2−ジメチル−β−シクロデキストリ
ン(モル比1:1)の粉末X線回折パターンを第3図お
よび第4図に示す。第3図から明らかなように物理的混
合物のピークは単純に両成分の和として観察されるが、
包接化合物の場合は第4図に示すように各成分のピーク
が消失し、新しいピークの出現による異なった回折パタ
ーンを示した。また包接化合物のピークは物理的混合物
に比べてブロードユングを起こし、非晶質化を受けてい
ることを示す。他のモル比(1:5.1:5.1:10
)で調製した複合体についても同様な性質を示す。
次に各種モル比で調製したビタi 7に2−ジメチル−
β−シクロデキストリン包接化合物の25℃における溶
解挙動を粉末法により測定し次結果を第5図に示す。各
包接化合物は2〜3分で溶解平衡に達するすぐれた溶解
性を示し、包接化合物中のジメチル−β−シクロデキス
トリン含景が多いほど、過飽和濃度が増大する傾向が認
められた。
以上の様に包接化合物の溶解速度はモル比1:5付近で
一定に達する傾向を示したがモル比1:1に於ても溶解
性の改善が充分認められるのでピーグル犬を用いて経口
投与した所、血中濃度が著しく増大し、生物に対する有
効性の向上がみられ、又光に対する安定性についても光
分解が大巾に抑制された。
本発明のビタミンに2−ジメチル−β−シクロデキスト
リン包接化合物は生理学的にも理化学的にも優れた特徴
を有し例えば水への溶解性の向上はビタミンに2の注射
剤の改善、シロップ剤への適用を可能としまた経口投与
での吸収性の改善によってもたらせる血中濃度の増大は
効果の増強又は投与量の□減少を可能とし、光安定性は
経口剤とし七錠剤、カプセル剤、ドライシロップ剤、顆
粒剤、細粒剤等剤形の多様化を可能とした。
次に本発明の実施例を示す。
実施例 1 メナテトレノン0.76 、lidとジメチル−β−シ
クロデキストリン2.24.9を乳鉢に入れ蒸溜水を適
量加えてゾル状とし、約30分間混練しメナテトレノン
のジメチル−β−シクロデキストリン包接化合物を得た
。このものを3日間減圧乾燥したのち100メツシユの
篩を通過したものを製剤用とした。
以下にその製剤例を示す。
製剤例1 (錠 剤) 結晶セルロース               36.
0乳   糖                   
76.2トウモロコシデンプン           
 18.0カルボキシメチルセルロースカルシウム  
  9゜ステアリン酸マグネシウム         
  0.9180.0キ 包接化合物に賦形剤、崩壊剤、結合剤、滑沢剤を加えて
均等に混和した后打錠機で圧縮成型する。
製剤例2 (カプセル剤) トウモロコシデンプン            50.
0乳   糖                  2
t7ヒトロキシブロビルセルロース        6
.0ステアリン酸マグネシウム           
2.4120、(lv トウモロコシデンプンと乳糖を均等に混和した后、ヒド
ロキシプロピルセルロース水溶液を結合剤として顆粒状
とし、これに包接化合物、ステアリン酸マグネシウムを
加えて硬質カプセルに充填する。
製剤例3 (顆粒剤ン トウモロコシデンプン           50α0
乳   s                   1
ss、1ポリビニルピロリドン           
 25.。
50αoq 包蓼化合物に賦形剤、崩壊剤、結合剤を加えて均苓に混
和した后、造粒機で造粒后、乾燥、篩過し顆粒t−製す
る。
製造例4 (ドライシロップ剤) ′ビタミンに2−ジメチル−β−シクロデキスト 39
9■リン包接化合物(ビタミンに2として10Mg)粉
   糖                 91α1
t00α01NI 包接化合物に賦形剤、結合剤を加えて均等に混和した后
、造粒機で細粒状としドライシロップを得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の包接化合物の溶解度相図であり、第2
図は示差熱分析曲線図であり、第3図および第4図はX
線回折のパターンを示す図であり、第5図は溶解挙動を
示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ビタミンK_2のジメチル−β−シクロデキストリン包
    接化合物。
JP4243285A 1985-03-04 1985-03-04 ビタミンK↓2−ジメチル−β−シクロデキストリン包接化合物 Granted JPS61200942A (ja)

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JPH053864B2 JPH053864B2 (ja) 1993-01-18

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