JPS6120040A

JPS6120040A - 電子式写植システムにおける画像合成方法

Info

Publication number: JPS6120040A
Application number: JP59140357A
Authority: JP
Inventors: Tamiaki Honda; 本多　民明; Toshio Kawashima; 敏男川島; Akira Chino; 千野　章; Junichi Hosokawa; 淳一細川
Original assignee: Asahi Shinbunsha KK; Asahi Shimbun Publishing Co
Current assignee: Asahi Shinbunsha KK; Asahi Shimbun Publishing Co
Priority date: 1984-07-06
Filing date: 1984-07-06
Publication date: 1986-01-28
Also published as: JPS6362735B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、電子式組み版写植システムを使用した新聞挿
絵などの網点画像と線画像との合成方法に関し、特に、
原画に対する１回の走査データから、網点部分の画像デ
ータと、線画部分の画像データとを別々に取り出して、
それらの合成により１枚の画像データを作成する画像合
成方法に関する。

〔従来の技術〕

新聞紙面に掲載される写真や挿絵などの画像が、網点構
成か黒白基調かのいずれか、もしくはそれらの合成であ
ることは知られている。中でも、小説の挿絵やアニメー
ションなどは、メリハリを付ける必要から、黒白を強調
する線画部分と、中間色である網点部分とを巧みに合成
したコンビネーション版を使用するのが普通である。

第１図（イ）〜（ハ）は、上記のコンビネーション版製
作工程の一例を示す見本図である。原画から図（イ）に
示す線画と、図（ロ）に示す網点画とを作成する。従来
は、これをカメラ撮影によって行い、図（イ）の線画は
、カメラ撮影の際の露光量の調整により薄墨の部分を無
視した線画ネガを作ってプリントしたものであり、図（
ロ）の網点画は、網点写真ネガに撮影後、そのネガ画像
の不要部分を手作業で塗りつぶしたのちプリントしたも
のである。前記２つのプリント原稿を、スキャナで走査
し、電子式組み版写植システムに入力して、合成した画
像が、図（ハ）に示すコンビネーション版で、このよう
な従来の方法では、スキャナ入力の際に２つの原稿の貼
付は角度がズして画像が正確に重ならない場合が多く、
シかも、組ミ版写植システムのホストプロセサで画像合
成したあとでなければ仕上りの確認ができないという不
都合なものであった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は、上記の間粗点を解決し、画像ズレのない、し
かも、仕上り具合を確認しながら所望の画調に設定した
のちにホストプロセサへ送信できるコンビネーション版
の画像合成方法を提供することにある。

〔問題を解決するための手段と作用〕

本発明は、この問題解決のために、テレビカメラで原稿
台の画像原稿を撮像するものとし、その１回の走査によ
り取り込まれた画像データから網点画像データと線画像
データとを別々に作成し、それら２つの画像データの合
成によりズレのないコンビネーション画像データを作成
すると共に、その出力画像をモニタするディスプレイを
備えて仕上り具合を確認することを特徴とする。

〔実施例〕

以下、本発明を図面と実施例によって詳細に説明する。

第２図は、本発明を実施するのに好適な電子式写植シス
テム用画像入力ターミナルの内部構成の一例を示すブロ
ック図である。第２図において、入力ターミナルは、Ｃ
ＰＵ１０およびマルチパス１１を中心に構成され、ＣＰ
Ｕ１０ｉｔ、メモリ１２を備え、その他に大容量の記憶
装置としてハードディスク・ユニット１３がマルチパス
１１に接続されている。本実施例の入力ターミナルは３
つのディスプレイを備えていて、パラメータ表示ディス
プレイ１は、ＣＰＵ１ｏへ入力されるパラメータやメツ
セージ等を表示し、撮像表示ディスプレイ２は、画像フ
ァイルメモリ２１を介してマルチパス１１に接続され、
ＣＰＵ１０の指示により選択されたファイルへテレビカ
メラ７から入力される撮像をリアルタイムに表示する。

テレビカメラ７は、ズームレンズを備えていて、オペレ
ータは前記撮像表示ディスプレイ２を目視しながら原稿
の位置合わせやズームの調整を行う。出力画像モニタデ
ィスプレイ３は、グラフィックメモリ３１を介してマル
チパス１１に接続され、入力ターミナルからホストプロ
セサへ出力される画像データの実像を表示する。ホスト
プロセサ（図示せず）とマルチパス１１とは、通信手段
としての専用インタフェース１５によって接続されてい
る。また、ファンクション・キーボード４およびタブレ
ット式キーマット５がインタフェース１４を介してマル
チパス１１に接続され、スタイラスペン６は該キーマッ
ト５に付属している。

上記の如き入力ターミナルで、本発明にかかる装置を運
用する場合、まず、原稿の撮像に先立って、キーボード
４もしくはキーマット５かう、予メ「コンビネーション
・モード」を指定する。これを指定すると、入力処理に
必要なコマンド、ファンクション、パラメータの指示が
可能になり、オペレータはパラメータ表示ディスプレイ
１と対話しながら入力することになる。

第３図（イ）〜に）は、網点の説明図である。在来の新
聞製版工程では、図（イ）に示す如く、インチ当り約６
５線の斜めスクリーンが一般的に使用されていたが、電
子式写植システムでは、通常、図（ロ）に示す如く、イ
ンチ当り４５４本の水平走査が採用され、走査線の巾に
換算すると２．２ミルスになるので、これを在来の網点
とコンパチブルにして、図（ハ）に示すようなドツト構
成の網点形状として使用している。但し、濃度情報をサ
ンプリングする単位面積としては、図に）に示す如く、
網点１つを４つのフォードラントＱ１〜Ｑ４に分割し、
各フォードラント単位に濃度をサンプリングするフォー
ドラント濃度データ方式と、各ピット単位に濃度をサン
プリングし、各画素の濃度を網点情報に置き換えるバイ
ナリ・イメージデータ方式とがあり、識別コード（ＩＩ
月を入力する際に、前Ｓは（］を先頭とする８桁以内の
英数字を使用し、後者はＢを先頭とする８桁以内の英数
字を使用する。コンビネーションはバイナリ・イメージ
データで線画処理および線処理を行うので、識別コード
の先頭は「■３」から始まる。

さて、モード指定の後Ｉ　ｌ）を入力し、次に出力寸法
を横、縦の順に数字キーで人力する。このあと撮像表示
ディスプレーに撮像をトリミングするためのカーソルが
表示されて、原稿をテレビカメラで撮像した画像のメモ
リへ取り込みが可能となる。撮像の大きさと位ｔｔｔ全
調整して、撮像の取り込みを実行する。この股階で、パ
ラメータの指定省略時にそれを補間するデフォルト値が
用意され、所特に応じてパラメータも変えることができ
る。

画像処理、線処理、線画処理＃−ｉ順不同で実行される
。

コンビネーション版の線処理では、あるｍ度より明るい
ハイライト部の網点を除去するが、その濃度値の指定は
パラメータをデフォルト値としてもよい。デフォルト値
を使う場合はキー操作は不要になる。パラメータを変更
する場合か、線画処理のあと特に網点画像を修正処理す
る場合にはキー操作が必要になる。

さて、上記の指定処理後、取り込まれた画像データに対
して上記の如く各処理が実行されるが、新聞画像の場合
、特に必要なケース以外は線処理が基調となるので、ま
ず線処理について説明する。

第４図は、本発明における網処理手順の一例を示す７０
−チャートである。図に示す如く、線処理における指示
は、階調カーブ、Ｋ値もしくは白／黒濃度のいずれかに
対して行われる。

線画原稿（この場合、線だけでなく、面であっても、白
もしくは黒のいずれかのみで構成される画像を線画と呼
称する。以後も同様である）ならば、白部分と黒部分を
そのまま一０＃もしくＦｉｌｌＮのデジタル値でイメー
ジ情報に変換できるが、連続調の写真などでは、その原
稿濃度に対応させて明るさを数値化し、一点の大小に変
換しなければならない。その濃度ｔｆｔ報は、前記フォ
ードラント＠素データの場合２５６レベルでサンプリン
グされ、入力に対する出力のの補正を階調曲線で指示す
ることができる。また、画像データをＡとし、その周辺
画素データをＢとする時、〔合成レベル］＝Ａ十Ｋ（Ａ−Ｂ）の如き一定比に値で論理的に合成すると、濃度変化のあ
る個所でその濃度差を大きくシ、出力画像の鮮鋭度を高
めることができる。

操作としては、前記キーボードで「線処理」を指示する
と、前記パラメータ表示ディスプレイに階調カーブとに
値を質問して来るので、Ｋ値は３桁の数値で、階調カー
ブはデジタイザなどで入力することができる。白濃度、
黒濃度およびクリップレベル値は、キーマットから０〜
２５５の数値で設定できる。なお、上記の各処理は、既
に説明したとおり、特に変更がなければデフォルト値で
済ませることができる。

第５図は、本発明における線画処理手順の一例を示すフ
ローチャートである。第５図に示す如く、本発明におけ
る線画処理は、コンビネーション画像の作成を前提とし
て設定され、「コンビネーション・モード」以外ではエ
ラー表示となる。フローの本流としては、前記撮像表示
ディスプレイに線画処理前の画像が表示されたのち、白
濃度、黒濃度および薄墨の部分を無視するためのクリッ
プレベルの各入力が求められ、パラメータの入力により
、その結果としての線画画像が前記ディスプレイに再表
示されて、これを確認すれば処理手順は終了する。もち
ろんここでも、デフォルト値で済捷すことは可能である
。

上記の網処理手順および線画処理手順によって作成され
た画像データは、第１図（ハ）および（ロ）に示される
のと同様な画像を前記撮像表示ディスプレイに表示する
ことができるが、それら２つのデータを合成して、第１
図に）に相当する画像のデータを作成するのが、コンビ
ネーション処理手順である。

第６図は、本発明によるコンビネーション処理手順の一
例を示すフローチャートである。図において、フローは
網処理手順の終了を前提として開始され、所望ならば、
バイナリ・イメージデータで所要の画像が作成されてい
ることを確認できる。フローの本流では、「コンビネー
シヨン・モード」が確認されると、既に説明した如く、
前記線画処理手順が実行され、線画イメージが作成され
る。そして、作成された線画像データと既にファイルさ
れていた網点画像データとをデジタルに合成して、コン
ビネータ１フ画像データを作成する。該コンビネーショ
ン画像データによる実画像は、出力画像モニタディスプ
レイで確認できる。パラメータを変史したい場合は、キ
ーボードでパラメータ表示ディスプレイを呼び出して、
線画処理に準じて行えばよく、仕上り具合がＯＫならば
、当該入力ターミナルの操作手順に従って［送（ｉＪ（
ＳＥＮＤ）を指示すると、合成されたデータが、情報用
のヘッダを付されて、ホストプロセサへ送出される。

〔発明の効果〕

以上、説明したとおり、本発明によれば、１回の走査に
より取り込まれた画像データから、網点画像データと線
画像データとを別々に作成して合成するので、位置合わ
せや大きさの調整をしなくても画像ズレの怖れがなく、
シかも、モニタディスプレイで仕上り具合を確認しなが
らホストプロセサへ送信できる電子式写植システムの画
像合成方法を提供し、新聞紙面の美麗さや正確さを高め
、作業効率の向上に貢献するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はコンビネーション版製作工程の見本図、第２図
は入力ターミナルのブロック図、第３図は網点の説明図
、第４図は網処理手順のフローチャート、第５図は線画
処理手順のフローチャート、第６図はコンビネーション
処理手順のフローチャートである。１・・・パラメータ表示ディスプレイ、２・・・撮像表
示ディスプレイ、３・・・出力画像モニタディスプレイ
、４・・・キーボード、５・・・キーマット、６・・・
スタイラスペン、７・・・テレビカメラ、１０・・・Ｃ
ＰＵ、　１．１．・・・マルチパス、１２・・・メモリ
、１３・・・ハートティスフユニット、１４・・・イン
タフェース、１５・・・専用インタフェイス、２１・・
・画像ファイルメモリ、５１・・・グラフィックメモリ
。

Claims

【特許請求の範囲】

　画像原稿を画素に分解して取り込み、刷版用データを
作成する電子式写植システムの画像処理に際して、原稿
台に装着された画像原稿をテレビカメラにより撮像する
ものとし、その１回の走査により取り込まれた画像デー
タから網点画像データを作成する網処理手順と、前記画
像データから線画像データを作成する線画処理手順と、
出力画像ディスプレイをモニタしながら前記網点画像デ
ータと前記線画像データとからコンビネーション画像デ
ータを合成するコンビネーション処理手順とを備えるこ
とを特徴とする電子式写植システムにおける画像合成方
法。