JPS61200124A - ポリエ−テルアミドシリコン重合体の製造法 - Google Patents

ポリエ−テルアミドシリコン重合体の製造法

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JPS61200124A
JPS61200124A JP4003785A JP4003785A JPS61200124A JP S61200124 A JPS61200124 A JP S61200124A JP 4003785 A JP4003785 A JP 4003785A JP 4003785 A JP4003785 A JP 4003785A JP S61200124 A JPS61200124 A JP S61200124A
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高亀 寿
Toshihide Yamane
山根 敏英
Toyoji Oshima
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上皇、lL]公立 本発明は、新規なポリエーテルアミドシリコン重合体の
製造法に関する。
従太塵技血 特公昭54−21397号公報には、芳香族エーテルジ
アミン及び芳香族ジカルボン酸又はその反応性酸誘導体
を縮重合させることにより耐熱性及び成形加工性に優れ
た芳香族ポリエーテルアミド重合体を製造する方法が開
示されている。
これらの芳香族ポリエーテルアミド重合体は、耐熱性、
可撓性及び透明性の優れた樹脂として、電気絶縁材料等
に用いられている。
発尻が邂 し ゛と る。占 しかし、これらの芳香族ポリエーテルアミド重合体は、
基板との接着性が悪く、特にガラス基板等との接着性は
、はなはだ悪く、これらを改良するために、ある種のカ
ンプリング剤等が添加されて用いられるが、その利用範
囲は大きく制限されている。
本発明は、前記の問題点を解消し、特に耐熱接着性、耐
摩耗性、耐熱性、可撓性及び透明性に優れており、電気
絶縁材料、各種成形材料、被覆材料、含浸材料等として
有用な樹脂及びその中間体を提供することを目的として
なされたものである。
。 占  ゛ るための 、 びその一本発明は、芳香
族ジカルボン酸又はその反応性酸誘導体と、一般式(1
) 〔式中R,,R2、R3及びR4はそれぞれ独立に水素
、低級アルキル基、低級アルコキシ基又はハロゲンを表
し、R5及びR6はそれぞれ独立に水素、低級アルキル
基、トリフルオロメチル基又はトリクロロメチル基を表
す〕で表される芳香族ジアミン及びジアミノシロキサン
を含むジアミンを重縮合させることを特徴とするポリエ
ーテルアミドシリコン重合体の製造法に関する。
本発明において、ジアミンの総量に対して、芳香族ジカ
ルボン酸又はその反応性酸誘導体を90〜130モル%
使用するのが好ましく、特に、約100モル%使用する
のが好ましい。
上記ジアミンとしては、上記芳香族ジアミン及びジアミ
ノシロキサン以外に、必要に応じて他のジアミンを更に
使用することができる。
前記の一般式(1)で表されるエーテル結合を有する芳
香族ジアミンとしては、2,2−ビス(4−(4−アミ
ノフェノキシ)フェニル〕プロパン、2,2−ビス〔3
−メチル−4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プ
ロパン、2,2−ビス(3−クロロ−4−(4−アミノ
フェノキシ)フェニル〕プロパン、2,2−ビス〔3−
ブロモ−4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロ
パン、2,2−ビス(3−エチル−4−(4−アミノフ
ェノキシ)フェニル〕プロパン、2.2−ビス〔3−プ
ロピル−4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロ
パン、2,2−ビス〔3−イソフロピルー4−(4−ア
ミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、2.2−ビス〔
3−ブチル−4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕
プロパン、2.2−ビス(3−sec−ブチル−4−(
4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、2,2−
ビス〔3−メトキシ−4−(4−7ミノフエノキシ)フ
ェニル〕プロパン、2,2−ビス〔3−エトキシ−4−
(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、2,2
−ビス〔3,5−ジメチル−4−(4−アミノフェノキ
シ)フェニル〕プロパン、2.2−ビス(3,5−ジク
ロロ−4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパ
ン、2.2−ビス〔3,5−ジブロモ−4−(4−アミ
ノフェノキシ)フェニル〕プロパン、2.2−ビス〔3
゜5−ジメトキシ−4−(4−アミノフェノキシ)フェ
ニル〕プロパン、2,2−ビス〔3−クロロ−4−(4
−アミノフェノキシ)−5−メチルフェニル〕プロパン
、1,1−ビスC4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ルジエタン 1.1−ビス〔3−メチル−4−(4−ア
ミノフェノキシ)フェニルジエタン、1,1−ビス(3
−10ロー4−(4−アミノフェノキシ)フェニルジエ
タン、1.1−ビス〔3−ブロモー4−(4−アミノフ
ェノキシ)フェニルジエタン、1.1−ビス〔3−エチ
ル−4−(4−アミノフェノキシ)フェニルジエタン、
1.1−ビス〔3−プロピル−4−(4−アミノフェノ
キシ)フェニル]エタン、1゜1−ビス〔3−イソプロ
ピル−4−(4−アミノフェノキシ)フェニルジエタン
、1.1−ビス〔3−ブチル−4−(4−アミノフェノ
キシ)フェニルジエタン、1,1−ビス〔3−5ec 
−ブチル−4−(4−アミノフェノキシ)フェニルジエ
タン、1,1−ビス〔3−メトキシ−4−(4−アミノ
フェノキシ)フェニルジエタン、1.1−ビス(3−エ
トキシ−4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕エタ
ン、1.1−ビスC3,5−ジメチル−4−(4−アミ
ノフェノキシ)フェニル〕エタン、1,1−ビス〔3,
5−ジクロロ−4−(4−アミノフェノキシ)フェニル
〕エタン、1.1−ビス〔3,5−ジブロモ−4−(4
−アミノフェノキシ)フェニル]エタン、1,1−ヒ゛
ス〔3,5−ジメトキシ−4−(4〜アミノフエノキシ
)フェニル]エタン、1,1−ビス〔3−クロロ−4−
(4−7ミノフエノキシ)−5−メチルフェニル〕エタ
ン、ビス(1−(4−アミノフェノキシ)フェニルコメ
タン、ビス〔3−メチル−4−(4〜アミノフエノキシ
)フェニルコメタン、ビス〔3−クロロ−4−(4−ア
ミノフェノキシ)フェニルコメタン、ビス〔3−プロE
−4−(4−アミノフェノキシ)フェニルコメタン、ビ
ス〔3−エチル−4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ルコメタン、ビス〔3−プロピル−4=(4−アミノフ
ェノキシ)フェニル]メタン、ビス〔3−イソプロピル
−4−(4−アミノフェノキ・シ)フェニルコメタン、
ビス〔3−ブチル−4−(4−アミノフェノキシ)フェ
ニルコメタン、ビスC5−5ec−ブチル−4−(4−
アミノフェノキシ)フェニルコメタン、ビス〔3−メト
キノ−1−(4−アミノフェノキシ)フェニルコメタン
、ビス〔3−エトキシ−4−(4−アミノフェノキシ)
フェニルコメタン、ビス〔3,5−ジメチル−114−
アミノフェノキシ)フェニル]メタン、ビス〔3,5−
ジクロロ−4−(4−アミノフェノキシ)フェニルコメ
タン、ビス〔3゜5−ジブロモ−4−(4−7ミノフエ
ノキシ)フェニルコメタン、ビス〔3,5−ヅメ1−キ
シ−4−(4−アミノフェノキシ)フェニルコメタン、
ビス〔3−クロロ−4−(4−アミノフェノキシ)−5
−メチルフェニルコメタン、l  1.L、3゜3.3
−へキサフルオロ−2,2−ビス〔4−(4−アミノフ
ェノキシ)フェニル〕プロパン、1.1,1,3,3.
3−へキサクロロ−2,2−ピスC4−(4−アミノフ
ェノキシ)フェニル〕プロパン、3,3−ビス(4−(
4−アミノフェノキシ)フェニル〕ペンタン、1,1−
ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕ブロノ
ぐン、1.1.i  3,3.3−へキサフルオロ−2
゜2−ビス〔3,5−ジメチル−4−(4−アミノフェ
ノキシ)フェニル〕プロi<ン、1,1.1゜3.3.
3−へキサクロロ−2,2−ビス〔3゜5−ジメチル−
4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、3
,3−ビス(3,5−ジメチル−4−(4−アミノフェ
ノキシ)フエニlし〕ペンタン、■、1−ビス〔3,5
−ジメチル−4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕
プロノマン、1.1.1.3.3.3−へキサフルオロ
−2゜2−ビス〔3,5−ジブロモ−4−(4−アミノ
フェノキシ)フェニル〕プロパン、1,1,1゜3.3
.3−ヘキサクロロ−2,2−ビス〔3゜5−ジブロモ
−4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、
3.3−ビス〔3,5−シフ゛ロモー4−(4−アミノ
フェノキシ)フェニル]ペンタン、1.1−ビス〔3,
5−ジブロモ−4−(4−アミノフェノキシ)フェニル
〕プロノマン、2.2−ビス(4,−(4−アミノフェ
ノキシ)フェニルコブタン、2.2−ビス〔3−メチル
−4−(4−アミノフェノキシ)フェニルコブタン、2
.2−ビス〔3,5−ジメチル−4−(4−アミノフェ
ノキシ)フェニルコブタン、2.2−ビス〔3,5−ジ
ブロモ−4−(4−アミノフェノキシ)フェニルコブタ
ン、1.1,1,3,3゜3−へキー’J−フルオロ−
2,2−ビス〔3−メチル−4−(4−アミノフェノキ
シ)フェニル〕プロパン等がある。これらのうちでは、
2,2−ビス(4−(4−アミノフェノキシ)フェニル
〕プロパンが代表的である。必要に応じて、上記のジア
ミンの混合物を用いることもできる。
一般式(I)で表される化合物は、ジアミンの総量に対
して好ましくは15〜99.9モル%、特に好ましくは
70〜99.9モル%使用される。この化合物の使用量
が少なすぎると、耐p%性が低下する傾向がある。
本発明において、用いられるジアミノシロキサンは、例
えば一般式(■): R88 〔式中R7は二価の炭化水素基を表し、R8は一価の炭
化水素基を表し、mは1以上の整数である〕で表される
化合物である。R7は、好ましくは炭素原子数1〜5の
アルキレン基、フェニレン基、アルキル置換フェニレン
基であり、R8は好ましくは炭素原子数1〜5のアルキ
ル基若しくはアルコキン基、フェニル基又はアルキル置
換フェニル基である。一般式(II)中、mは100以
下が好ましい。mが大きすぎると、得られる重合体中の
アミド結合が低下し、耐熱性が低下しやすくなる。
等の化合物が挙げられる。ただし、上記式中m′は1〜
100の範囲の数である。ジアミノシロキサンのうち上
記式(a)中、m′が1のもの、平均20のもの及び平
均5oのものは、各々、LP−7100、X−211,
61A及びX−21−161C(いずれも信越化学工業
側商品名)として市販されている。これらのジアミノシ
ロキサンを1種又は2種以上用いることができる。
ジアミノシロキサンは、例えば米国特許第318571
9号明細書に示される方法によって合成される。ジアミ
ノシロキサンは、ジアミンの総量に対して0.1〜30
モル%として用いられる。
30モル%を越えて用いると、分子量の低下及び耐熱性
の低下の原因となり、好ましくない。また、0.1モル
%未満では、接着性等の特性が向上しない。傾向がある
接着性、耐熱性、透明性、生成化合物の分子量の点から
ジアミノシロキサンを、シア、ミンの総量に対して0.
2〜15モル%使用するのが好ましい。
更に、他のジアミンとしては、上記一般式(白で表され
る化合物以外の既知の芳香族ジアミン、例えば4,4゛
−ジアミノジフェニルエーテル、4.4°−ジアミノジ
フェニルメタン、4.4′−ジアミノジフェニルスルホ
ン、メタフェニレンジアミン、4.4′−ジ(4−アミ
ノフェノキシ)フェニルスルホン、パラフェニレンジア
ミン、4゜4′−ジ(3−アミノフェノキシ)フェニル
スルホン、3,3′−ジアミノジフェニルスルホン等が
あり、その他、脂肪族ジアミンがある。
他のジアミンは、ジアハンの総量に対して、0〜75モ
ル%使用される。このジアミンが多ずぎると、本発明に
より得られる芳香族ポリエーテルアミドシリコン重合体
の特徴が発揮されない。好ましくは、他のジアミンは、
0〜30モル%使用される。特に、脂肪族ジアミンはジ
アミンの総量に対して0〜30モル%にするのが好まし
い。脂肪族ジアミンが多すぎると、耐熱性が低下する。
これらのジアミンは、総量が100モル%になるように
使用される。
また、ジアミン成分の一部をビスフェノールA等のビス
フェノールで0〜30モル%置換することができる。ビ
スフェノールの使用は、密着性改善のために好ましい。
本発明における芳香族ジカルボン酸としては、例えばテ
レフタル酸、イソフタル酸、ジフェニルエーテルジカル
ボン酸−4,4’、ジフェニルスルホンジカルボンM−
4,4’、ジフェニルジカルボン酸−4,4’、及びナ
フタレンジカルボン酸酸−1,5等を挙げることができ
るが、テレフタル酸及びイソフタル酸が一般に製造され
ているので好適に使用することができる。特に、テレフ
タル酸とイソフタル酸との混合物は、生成する重合体の
溶解性の点から望ましい。なお、本発明における芳香族
ジカルボン酸の反応性誘導体とは、前記芳香族ジカルボ
ン酸のジクロライド、ジクロライド、ジエステル等を意
味する。
本発明において、テレフタル酸とイソフタル酸との混合
物を使用する場合には、ベンゼン核のメタ位にカルボキ
シル基を有するイソフタル酸とベンゼン核のバラ位にカ
ルボキシル基を有するテレフタル酸の配合割合は、前者
20〜80%に対して、後者80〜20%の範囲内とす
ることが、特に溶解性の点で望ましい。
本発明において、反応方法は、既に公知のアミンと酸又
はその反応性酸誘導体の反応に用いられる方法を採用で
き、諸条件についても、特に限定されるものではない。
例えば、界面重縮合法、溶液重合法、溶液重縮合法等に
よって達成することができる。界面重縮合反応に際して
は、後述の公知の水溶性中和剤が用いられる。また、溶
液重合法の場合には、トリエチルアミン、ピリジン、ト
リブチルアミン、ピリジン等の公知の第三級アミンから
なる中和剤が使用される。界面重縮合法及び溶液重合法
においては、反応溶媒が用いられるが、この溶媒として
はジアミン又は芳香族ジカルボン酸又はその反応性誘導
体のうち、少な(ともいずれか一方をなるべくは両方を
溶解しうるちのでなければならない。本発明において使
用する特に有効な反応溶媒の代表例としては、シクロヘ
キサノンがある。その他に使用しうる溶媒を幾つか例示
すると、塩化メチレン、1−リクレン、パークレン、二
塩化エタン、二l・ロベンゼン、クロロホルム、四塩化
炭素、ジイソブチルケトン、アセトフェノン、p−メチ
ルアセトフェノン、N、N−ジメチルホルムアミド、N
、N−ジメチルアセトアミド、N、N−ジエチルホルム
アミド、N、  N−ジエチルアセトアミド、N、N−
ジメチルメトキシアセトアミド、ジメチルスルホキシド
、N−メチル−2−ピロリドン、ピリジン、ジメチルス
ルホン、ヘキサメチルホスホルアミド、テトラメチレン
スルホン、ジメチルテトラメチレンスルホン等が挙げら
れる。 反応溶媒は、熔解操作を容易にする等、必要に
応じて2種以上混合して使用することもできる。また、
可及的に高分子量のものを得たい場合には、芳香族ジカ
ルボン酸又はその反応性酸誘導体を溶解する溶媒により
高度に脱水したものを用いるとよい。特に、N、N−ジ
メチルホルムアミド、N、N−ジメチルアセ1−アミド
、N−メチル−2−ピロリドン等の極性溶媒を用いて溶
液重縮合する場合、助溶剤として、5〜10重量%の塩
化リチウム、塩化カルシウム、ロダンカルシウム等を加
えて合成すると、著しく溶解性が増し、好都合である。
助溶剤としては1、これ以外にも後述のような他の公知
の助溶剤のすべてが有効である。
また、次のような方法によって反応させることもできる
即ち、通常の界面重縮合法のように、アルカリ水溶液に
ジアミンを溶解する方法とは異なり、ジアミンをアルカ
リ水溶液に分散させ、これに芳香族ジカルボン酸シバラ
イドを有機溶媒に溶かした溶液を加えて反応させる方法
である。この方法で重合させることにより、生成したハ
ロゲン化水素は中和剤で中和され、水とハロゲン化金屈
となり、水に溶解し、有機相からポリマーを沈澱させた
場合、ポリマーに塩酸や中和剤が残存しないため、ポリ
マーの品持性に好ましい結果を与えるものである。この
場合、アルカリの使用量は、芳香族ジカルボン酸シバラ
イドと当量以上、1.3当量以下であり、好ましくは1
.0〜1.1当量である。ここで、使用される中和剤と
しては、水に溶解する水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム等が例示され
るが、これに限定されるものではない。また、水の量は
上記の中和剤が室温で充分に溶解する程度であれば充分
である。勿論それ以上使用しても、反応にはさしつかえ
ない。また、反応温度は水が液体である状態、即ち、0
〜100 ’C1好ましくは5〜60℃の範囲である。
上記重縮合方法は、例えば、次のような手順によって遂
行することができる。まず、中和剤を適当量の水に溶解
し、これにジアミンを加える。更に、有R溶剤に芳香族
ジカルボン酸ハライドを溶かした溶液を加え、反応させ
る。この際、好ましくは、攪拌してジアミンをアルカリ
水溶液に分散させた状態で反応させるのがよい。次いで
、有機相のみを分離し、ポリマーを熔解しない、且つ反
応溶剤と相溶性の有機溶媒に投入し、ポリマーを沈澱さ
せる。これを濾取することにより、芳香族ポリエーテル
アミドシリコン樹脂を得る。本発明では、前述の各種芳
香族ジアミン及び脂肪族ジアミンを中和剤として作用さ
せることができる。この場合、1当量以下の割合(反応
に関与しない量)で増量すればよい。
本発明により得られる芳香族ポリエーテルアミドシリコ
ン重合体は、ジメチルホルムアミド0.2重量%溶液に
おける30℃での還元粘度が0.5〜2、Oa/gであ
るのが好ましい。この還元粘度が小さすぎると、耐熱性
、耐溶剤性が低下し、太きすぎると、穫性溶剤への溶解
性が低下しやすくなる。また、該重合体は、その成膜時
には、例えば、極性溶媒に溶解させる。
極性溶媒としては、アセトアミド、N、  N−ジメチ
ルホルムアミド、N、N−ジメチルアセトアミド、N、
N−ジエチルホルムアミド、N、N−ジエチルアセトア
ミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルスルホキ
シド、ニトロベンゼン、グリコールカーボネート、シク
ロヘキサノン等があり、これらは単独又は2種以上併用
して使用される。極性溶媒は吸湿性でもよい。極性溶媒
だけでは、成膜時に白濁化しやすいので、吸湿性の小さ
い溶媒を使用するのが好ましい。吸湿性の小さいン容媒
としては、メチルセロソルフ゛アセテート、エチルセロ
ソルブアセテート、ブチルセロソルブアセテート、キシ
レン、酢酸2−エチルヘキシル、乳1%(n−ブチル、
アセトフェノン、2−エチルヘキシルアルコール、エチ
ルn−アミルケトン等がある。このような溶媒は、吸湿
性が小さければよく、特に制限はない。なお、この溶媒
は、上記芳香族ポリエーテルアミドシリコン重合体を熔
解しなくてもよい。
また、上記の芳香族ポリエーテルアミドシリコン重合体
は、耐熱性及び耐溶剤性に優れているため、このうよな
特性が要求される分野への応用に有利である。耐溶剤性
については、ガソリン、灯油、ベンゼン、トルエン、脂
肪族アルコール、アセトン、メチルエチルケトン、各種
エステル系溶剤等の溶剤に対して不溶性である。
裏蓋± 次に、本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明は
これらによりなんら限定されるものではない。
実施例1 1000mlのフラスコに撹拌棒、温度計及び滴下ロー
トを七ソトシ、水酸化ナトリウム17.2 gを水80
m1に溶解してフラスコに入れる。次に、2.2−ビス
C4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン6
3.5 gと1,3−ビス(アミノプロピル)テトラメ
チルジシロキサン2−0gをシクロへキサノン340g
に溶解し、上記フラスコ中に注入し、−2℃まで冷却し
た。一方、テレフタル酸ジクロライド18.2 g及び
イソフタル酸ジクロライド18.2 gをシクロへキサ
ノン240gに熔解し、この酸クロライド溶液を滴下ロ
ートからフラスコ中に注入し、この際反応温度が10℃
を越えないようにして3時間反応させた。
反応液をメタノール中に投入して重合体を単離させた。
これを乾燥した後、再びジメチルホルムアミドに溶解し
、これをメタノール中に投入して芳香族ポリエーテルア
ミドシリコン重合体を精製した。
この重合体の還元粘度(ηsp/c)(ジメチルホルム
アミド0.2重量%溶液、30゛Cで測定、以下同様)
は、1.0d!/gであった。
この重合体5gをN−メチルピロリドンとブチルセロソ
ルブアセテートとの4:6混合物95gに熔解し、5重
量%ワニスを炸裂した。   ゛こうして得た重合体ワ
ニスの色相は、ガードナー陽で1であった。(色相はJ
IS  K  5400−4−12に準拠したものであ
る。以下同様)。
実施例2 実施例1における1、3−ビス(アミノプロピル)テト
ラメチルジシロキサン2.0gの代わりに1.3−ビス
(アミノプロピル)テトラフェニルジシロキサン4.0
gを使用する以外は、実施例1と同様に操作し、還元粘
度(ηsp/c )  1.3 di/gの重合体を得
た。
この重合体を用いて実施例1と同様にして重合体ワニス
を製造したところ、その色相はガードナー魚で1であっ
た。
実施例3 実施例1における1、3−ビス(アミノプロピル)テト
ラメチルジシロキサン2.0gの代わりに1.3−ビス
(アミノプロピル)へキサメチルトリシロキサン2.6
gを使用した以外は、実施例1と同様に操作し、還元粘
度(ηsp/c ) 1.2 d!/gの重合体を得た
この重合体を用いて実施例1と同様にして重合体ワニス
を製造したところ、その色相はガードナー階で1であっ
た。
実施例4 実施例1における1、3−ビス(アミノプロピル)テト
ラメチルジシロキサン2.0gの代わりにジアミノシロ
キサン(X−22’−161C,平均分子ff3880
)13.5gを使用した以外は、実施例1と同様にして
重合体を得た。この重合体の還元粘度(ηsp/c )
 1.6 dl/ gの重合体であった。
この重合体を用いて実施例1と同様にして重合体ワニス
を製造したところ、その色相はガードナー階で3であっ
た。
比較例 実施例1における2、2−ビスC47<4−アミノフェ
ノキシ)フェニル〕プロパンヲ73.9g使用し、1.
3−ビス(アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン
を省いた以外は、実施例1と同様に操作し、還元粘度(
ηsp/c ) 1.4 di/ gの芳香族ポリエー
テルアミド重合体を得た。
この重合体を用いて実施例1と同様にして重合体ワニス
を製造したところ、その色相はガードナー階で3であっ
た。
試験例 ガラス板との接着性を下記の方法で評価した。
叩ち、実施例及び比較例で得られたワニスを5 cm角
のガラス板上にスピンナーで塗布(4000rpm、4
5秒)し、180℃で1時間乾燥した後、該ガラス板を
JISDO202のごばん回試験方法に準拠してセロハ
ン粘着テープによるビールテストを行った結果を第1表
に示す。
第1表 ごばん目試験結果 数値はサンプル個数n=10の平均値を示す。
金皿皇泣来 以上の結果から明らかなとおり、本発明により得られる
ポリエーテルアミドシリコン重合体は、ガラス基板等と
の密着性に非常に優れており、透明性、耐熱性、可撓性
においても優れていることにより半導体分野でのコーテ
ィング材料、あるいは液晶表示素子の配向制御膜等の用
途に有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、芳香族ジカルボン酸又はその反応性酸誘導体と、一
    般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中R_1、R_2、R_3及びR_4はそれぞれ独
    立に水素、低級アルキル基、低級アルコキシ基又はハロ
    ゲンを表し、R_5及びR_6はそれぞれ独立に水素、
    低級アルキル基、トリフルオロメチル基又はトリクロロ
    メチル基を表す〕で表される芳香族ジアミン及びジアミ
    ノシロキサンを重縮合させることを特徴とするポリエー
    テルアミドシリコン重合体の製造法。 2、ジアミノシロキサンが一般式(II): ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中R_7は二価の炭化水素基を表し、R_8は一価
    の炭化水素基を表し、mは1以上の整数を表す〕で表さ
    れるものである特許請求の範囲第1項記載の重合体の製
    造法。 3、ジアミノシロキサンを芳香族ジアミンとジアミノシ
    ロキサンの総量に対して0.1〜30モル%反応させる
    特許請求の範囲第1項記載の重合体の製造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN116554466A (zh) * 2023-06-12 2023-08-08 广州硅碳新材料有限公司 一种有机硅改性聚酰胺及其制备方法和应用

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