JPS61198930A - 車載用ダイバ−シテイｔｖ放送受信機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はＴＶ放送を受信する車載用ダイバーシティＴＶ
放送受信機に関するものである。

車載用のＴＶ放送受信機では、車輌の走行に伴って電波
状況が時々刻々と変化する。このため、この、ような電
波状況の変化に対しても常に良好な受信状態を保持する
ことができるように、複数のアンテナエレメントを備え
、これらをサンプリングしてそのうちから所望のアンテ
ナエレメントを選択するダイバーシティ方式とすること
が行われるようになってきている。

〔発明の技術的背景及びその問題点〕

従来この種のものとして第２図に示すものがあった。同
図はＦＦ−ＦＦ方式のＴＶ音声多重放送を受信する受信
機を示し、図中１ａ−１ｄは複数のアンテナエレメント
、２は複数のアンテナエレメント１ａ〜１ｄのうちの１
つを選択して該選択したアンテナエレメントによる受信
信号を出力するアンテナの切換回路、３はフロントエン
ド、４は映像中間周波増幅器（ＰＩＦ）、５は映像検波
回路、６は映像信号から同期信号を分離する同期分離回
路、７は同期信号に基づいてサンプリングパルスなどを
作るタイミング信号発生回路、８は複数のアンテナエレ
メント１ａ〜１ｄのうちから入力電界が最大となるもの
をサンプリングして選び出すダイバーシティコントロー
ラで、上記アンテナ切換回路２にドライブ信号を印加す
る。９は周波数変換回路、１０は音声中間周波増幅器（
ＳＩＦ）、１１は音声検波回路、１２は信号を遅延させ
るためのローパスフィルタ（ＬＰＦ）、１３はノイズ検
出回路、１４はゲートドライブ回路、１５はゲート回路
、１６はホールド用コンデンサ、１７はホールド用コン
デンサ１６と共に時定数回路を構成する抵抗、１８は上
記ゲート回路１５、時定数回路によって構成されたサン
プリング及びホールド回路、１９はバンドパスフィルタ
（ＢＰＦ）、２０は副信号復調回路、２１ａ、２１ｂは
ディエンファ′シス回路、２２はＱ信号検出回路、２３
はモード切換回路、２４はマトリクス回路であり、マト
リクス回路２４から左右音声信号が出力される。

以上の構成において、ダイバーシティコントローラ８は
、同期分離回路６によって分離した同期信号（第３図（
ａ））中の垂直同期信号の直後の等化パルスのタイミン
グでタイミング信号発生回路７が発生するタイミング信
号（第３図（ｂ））に基づいて、アンテナエレメント１
ａ〜１ｄを順番に切換えてサンプリングし、入力電界が
最大のアンテナエレメントを垂直同期信号の周期（１／
６０）で選択し直す。

上述のようにダイバーシティコントローラ８がアンテナ
エレメントをサンプリングした際、５ＩＦＩＯの出力の
エンベロープが第３図（Ｃ１に示すように変化し、該波
形からアンテナエレメント１ｂ以外のアンテナエレメン
トの入力電界が低いことが判る。このように入力電界が
低く状態の悪いアンテナエレメントがあると、キャリア
が途切れてしまい、音声検波回路１１でノイズが発生す
る。

特にモノラル無変調時の音声検波出力を示す第３図（ｄ
ｌに見られる如く、キャリアがなくなる瞬間と再び入力
される瞬間にパルス状の大きなノイズが発生する。

音声検波回路１１から出力される音声信号に第３図Ｖ）
に示すようなノイズが含まれていると、該ノイズはノイ
ズ検出回路１３によって検出される。

これに応じてゲートドライブ回路１４がその出力に第３
図（ｅｌに示すような波形のゲートドライブ信号を発生
する。該ゲートドライブ信号はゲート回路１５を開にし
、該ゲート回路１５を通じてノイズが後段に送られるの
を阻止する。このゲート回路１５の開時には、ホールド
コンデンサ１６に記憶されていたゲート回路１５が開と
なる直前の電圧がサンプル及びホールド回路１８から出
力される。該ゲート回路１５の開により、ゲート回路１
５が閉のときＢＰＦ　１９の出力に送出される第３図（
ｆ）の波形は第３図（幻のようになる。

なお、上述のノイズ検出においては遅れが生じるので信
号を遅延させるためのＬＰＦ１２が設けられているが、
該ＬＰＦ　１２は不要な広域雑音の遮断も行っている。

以上のように、アンテナエレメント切換え時に発生する
ノイズを検出してサンプル及びホールド回路１８を動作
させることによってノイズを除去している。

しかし、サンプリングに伴うノイズを除去するためのゲ
ート時間は１０〜２０μｓ程度であるが、イグニッショ
ンノイズのためのゲート時間は５０〜１００μｓ程度必
要である。このため、ゲート時間をサンプリングに伴う
ノイズに設定すると、イグニッションノイズを完全に除
去できず、これに対し、ゲート時間をイグニッションノ
イズに設定すると、サンプリングに伴うノイズのとき必
要以上に信号を遮断することになるという問題点があっ
た。

〔発明の目的〕 本発明は上述した従来の問題点を除去するためになされ
たもので、ＴＶ放送を受信するダイバーシティ受信機に
おいて、ノイズの種類に応じて最適なゲート時間を設定
できるようになした車載用ダイバーシティＴＶ放送受信
機を提供することを目的としている。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図に基づいて説明するが
、サンプル及びホールド回路１日以外の構成は第２図と
同じであるので、同一の符号を付しその説明を省略して
いる。

第１図においては、サンプル及びホールド回路１８中の
ホールドコンデンサ１６と直列にＬＣ並列共振回路２５
が挿入されている。該ＬＣ共振回路２５は副信号のキャ
リアの中心周波数２ｆＨ（３１、５ＫＨｚ）に同調され
ている。また、サンプル及びホールド回路１８中のゲー
ト回路１５をドライブするゲートドライブ信号を発生す
るゲートドライブ回路１４は、ノイズ検出回路１３によ
るノイズ検出に応じてイグニッションノイズをも除去す
ることのできるゲート時間のゲートドライブ信号を発生
すると共に、タイミング信号発生回路７がダイバーシテ
ィのためにアンテナ切換用に発生するタイミング信号に
同期した信号が入力されたときには、ゲート時間を短く
してサンプリングに伴うノイズを除去できる時間のゲー
トドライブ信号を発生する。以上により、それぞれのノ
イズに対して最適なゲート時間を設定することができ、
ノイズを完全に除去すると同時に、歪の発生を最小限に
押えることができる。

以上の構成により、ゲート回路１５が開となったとき、
サンプル及びホールド回路１８がらは、ホールドコンデ
ンサ１６に記憶されている電圧に共振回路２５の両端の
電圧が重畳された第３図（ｈｌに示すようなものが出力
されるようになり、第３図ｆｇ）に示す従来のもののよ
うに副信号のキャリアが中断することなく副信号復調回
路２ｏに入力される。

ゲートドライブ回路１４はタイミング信号発生回路７か
らの第３図（ｂ）に示すようなタイミング信号を受け、
ワンショットマルチバイブレータなどを用いて第３図（
１１に示すようなゲートドライブ信号ヲ作成する。この
際、現在選択しているアンテナエレメント（第１図の例
ではｌｂ）をサンプリングするときにはゲート回路１５
を動作させる必要がないので、ダイバーシティコントロ
ーラ８から信号を受けて現在選択されているアンテナエ
レメントに対応するゲートドライブ信号部分をな（した
第３図（ｅ）に示すような信号にすることもできる。こ
のようにすると、ゲート回路１５の動作回数が１ＯｉＩ
減るので、歪が減少する。

なお、副信号はＦＭ変調されていてＬＣ共振回路２５の
共振周波数とは一般的には一敗しないため、補間される
副信号は完全とは云えず、多少の歪が生じるか、キャリ
アが途切れたときに発生するノイズに比べればその悪影
響ははるかに小さく、また実際の放送では、副信号の平
均変調度はかなり小さく、ディエンファシス回路２１ａ
、２１ｂで高域のレベルが落されることと相俟って、歪
はほとんど検知されず、実用上全く問題ない他、主信号
のホールド誤差も軽減されるようになる。

また、上述の実施例では、共振回路をＬＣで構成してい
るが、この代りにアクティブフィルタを用いても同等の
効果が得られる。

更に、上記例では、ダイバーシティ方式として、映像信
号の垂直同期信号及び等化パルスのタイミングでサンプ
リングする方式を採用しているが、他の方式である場合
、アンテナエレメント切換などのノイズ発生原因となっ
ている部分からの信号によりゲートドライブ信号の時間
を設定することによっても同等の効果が得られる。

更にまた、上述の実施例ではタイミング信号を等価パル
スに同期して形成しているが、等価パルス間に複数のタ
イミング信号を形成するなど他の任意の方法でタイミン
グ信号を形成してもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、ノイズがダイバー
シティ手段に起因するものであるが否がニヨって、ゲー
トドライブ信号によるサンプル及びホールド時間を可変
して、ノイズに最適な時間を設定しているため、ノイズ
を完全に除去すると同時に、歪の発生を最小限に押える
ことがきるなどの効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
従来例を示すブロック図、及び第３図は第１図及び第２
図中の各部の信号波形を示す波形図である。 １ａ〜１ｄ・・・アンテナエレメント、２・・・アンテ
ナ切換回路、７・・・タイミング信号発生回路、８・・
・ダイバーシティコントローラ、１３・・・ノイズ検出
回路、１４・・・ゲートドライブ回路、１５・・・ゲー
ト回路、１８・・・サンプル及びホールド回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ＴＶ放送を受信する車載用ダイバーシティＴＶ放送受信
   機において、複数のアンテナエレメントをサンプリング
   してそのうちから所望のアンテナエレメントを選択する
   ダイバーシティ手段と、該ダイバーシティ手段中の信号
   からゲートドライブ信号を作成する手段と、該ゲートド
   ライブ信号によって音声検波出力をサンプル及びホール
   ドする手段と、該サンプル及びホールド後の信号から音
   声多重信号を復調する手段と、前記音声検波出力中のノ
   イズを検出する手段と、該ノイズ検出手段の出力と前記
   ダイバーシティ手段からの信号とに基づき、ノイズがダ
   イバーシティ手段に起因するものであるか否かを判断し
   て前記ゲートドライブ信号によるサンプル及びホールド
   時間を可変する手段とを備えたことを特徴とする車載用
   ダイバーシティＴＶ放送受信機。