JPS6119842Y2 - - Google Patents

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JPS6119842Y2
JPS6119842Y2 JP4911881U JP4911881U JPS6119842Y2 JP S6119842 Y2 JPS6119842 Y2 JP S6119842Y2 JP 4911881 U JP4911881 U JP 4911881U JP 4911881 U JP4911881 U JP 4911881U JP S6119842 Y2 JPS6119842 Y2 JP S6119842Y2
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JP
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pipe
tool
slider
roller
cut
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JP4911881U
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JPS57162002U (ja
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【考案の詳細な説明】 本考案はパイプに開先加工(面取加工)するパ
イプカツターここにいうカツターとは切断という
狭い意昧ではなく切削加工一般を指すものとして
使用している)、特にその工具ホルダの構造に関
する。本願出願人は先に第1図に示す如きパイプ
カツターを提案した。(実用新案登録第1359107
号)第1図のパイプカツターを簡単に説明すると
カツター本体は環状枠体1から構成され、該枠体
1は連結具3により相互に連結される複数個の等
長棒体5を有する。等長棒体5は図示の例では3
本の中空丸棒でありその延長線を結ぶと正三角形
を形成するようになつている。等長棒体5の数は
3本が好ましいがこれに限定されず、形状も丸棒
には限定されないがそれらの延長線を結ぶと正多
角形を形成することが必要である。各棒体5はブ
ロツク状の連結具3により摺動可能に連結され
る。即ち連結具3はその端部に棒体5を嵌入する
ための孔を有する案内環7を有し、該両嵌入孔の
軸孔線は棒体5が形成する正多角形の頂角に等し
い交角で交叉する。棒体5の端部には好ましくは
切断、溝切りあるいは面取り等の切削加工すべき
パイプ(図示せず)の規格外径に対応するピツチ
で円周溝9が切つてあり案内環7に形成したねじ
孔(図示せず)を通して止めねじ11の先端がこ
の溝9に嵌合し棒体5を所定のパイプ外径に対応
した位置に固定せしめる。斯くして各止めねじ1
1をゆるめれば各棒体5は案内環7内を自由に摺
動可能で枠体1全体をパイプ径にあわせて拡開あ
るいは収縮し得る。
連結具3には半径方向に突出するパイプ外周締
付具13が設けられ該締付具13は例えば先端に
締付ジヨー15を有する調節ねじでよい。従つて
パイプ外径に合わせて調節ねじ13を締め付けて
いけばパイプは少なくとも3点で確実に掴持され
ることになる。また連結具3にはU形の支承部材
17が固定されその1つには回転駆動源(図示せ
ず)に連結される小歯車19が回転自在に支承さ
れ他の2つにはH形断面のローラ21が回転自在
に支承される。小歯車19の回転軸23は例えば
ハンドル等(図示せず)を介して手動で回転する
こともあるいはモータ等の駆動装置(図示せず)
に連結することも可能である。回転軸23は電気
ドリル等を利用して簡単に回すようにすることも
可能である。
2段になつた側面31を有する環状歯車29は
前記小歯車19に噛合する。2段側面31の肩部
31a上には前記H形ローラ21が係止し該ロー
ラ21が肩31a上を転動するようになつてい
る。環状歯車29は小歯車19に係合しかつH形
ローラ21の凹溝内に挾まれて回転自在に支承さ
れる。ローラ21の凹溝部は好ましくは環状歯車
29の円周歯には係止しないようにする。環状歯
車29の側面には工具ホルダ33が取付けられ
る。工具ホルダ33は好ましくは直径方向に2つ
設けられ該工具ホルダ33には工具35が支承さ
れる。工具35は例えばバイトでよく半径方向に
可動となつている。この工具35の半径方向の運
動は例えばねじ37を締めつけながら該ねじ37
により圧縮されるばね(図示せず)の作用により
工具35をパイプ外周に押し当てた後に更にこの
ばねを圧縮して予じめある程度の付勢力をもたせ
ておき工具35が常に半径方向に押圧されるよう
な機構にすればよい。工具35は環状歯車29の
回転に伴つてパイプへの切り込みを深くしていき
パイプを切断することができる。
以上に記載したパイプカツターにおいては上述
の如く工具35は例えばばねの作用により半径方
向に圧縮され切削が進むにつれてパイプ内に食い
込んでいくようになつている。そのため工具35
の食い込み量が一定とならない、換言すれば切削
条件が一定とならないという問題があつた。
そこで本願出願人は上記の問題を解決すべく工
具ホルダに工具の食い込み量を制限する装置を設
けることを提案した(実開昭54−51686号及び実
開昭54−107289号)。例えばこの実開昭54−51686
号に開示したパイプカツターはカツター本体に固
着される工具ホルダに一方向に弾撥付勢される支
持体を摺動自在に取付けると共に該支持体に切削
工具とこの切削工具の食い込み量を制限する接触
部材とを被切削パイプ軸線に垂直な同一平面内に
並設し、上記接触部材の先端を切削工具の刃先先
端よりも所定距離だけ後退せしめ、以つて切削工
具の食い込み量を実質上一定に保持しながら工具
ホルダと被切削パイプとの相対回転により被切削
パイプの切断、面取り、溝切りを行なうようにし
たことを特徴とするものである。
しかしながらこのパイプカツターによれば工具
の食い込み量は実質上一定に保持されるがそれで
もなおパイプの外周の真円度が正確でない場合に
それに対する工具及び接触部材の追従性が十分で
ないという問題を生じた。
即ち、一般にパイプは真円ではなく多少ともゆ
がんでおりマクロ的に見れば楕円形を呈してい
る。
そしてこの不正確な真円度はパイプ切断の場合
には実際上あまり問題とならないが例えば正確な
溶接開先を得るために行う開先加工(面取加工)
の場合には軽視し得ない問題となる。一般には開
先加工はパイプの円周に倣うか、円形の取付具を
刃物が倣うことによつて行われる。円周を倣う方
法をとる場合、パイプが変形しているとこれを正
確に倣う方法によらないとパイプの開先角度があ
るいはルートフエースの大きさが不均一となり、
延いては一対のパイプを突合せて溶接した際に均
一な裏波溶接を保つことが難かしくなる。
本考案は斯かる問題を解消すべくパイプが多少
ゆがんでいてもそのゆがみを吸収して常に均一な
開先加工を施し得るためのバイトホルダを提供せ
んとするものである。
以下、図面(第2,3,4図)を参照して本考
案の好ましい実施例を説明する。
第2,3,4図に示す工具ホルダ50は第1図
の工具ホルダ33に対応するもので例えば第1図
のパイプカツターの環状歯車29の側面にねじ
(図示せず)等により取付けられる。しかしなが
らこの工具ホルダ50は必ずしも第1図の型のパ
イプカツターと共に使用する必要はない。
工具ホルダ50は上下に配置された2個の略矩
形溝部53,55を有する略L字形本体54から
構成される。これら溝部53,55は縦溝51に
より相互に連結されている。溝部53内には転動
ローラ61を回転自在に軸支した第1のスライダ
63が摺動自在に嵌入される。スライダ63の後
端には縦溝51内に突出する張出板65が形成さ
れる。一方、溝部55には第1スライダ63と平
行に摺動する第2のスライダ67が嵌入される。
第2スライダ67の前端には第1スライダ63の
張出板65に対向する張出板69が形成される。
縦溝51は第2図に示す如くその前後端は本体5
4に形成される開口70A,70Bとして形成さ
れ、これら両端開口70A,70Bに亘つて溝5
1内をねじ棒71が延びる。ねじ棒71は第1、
第2スライダ63,67の張出板65,69の対
応孔73,75を貫通して延び、その先端には頭
部75を有し、後端にはハンドル80が取付けら
れる。ねじ棒71のねじ部72にはナツト部材8
1が螺合せしめられる。張出板65の孔73はね
じ孔である。
両張出板65,69間にはねじ棒71の周囲に
圧縮ばね79が配置され、両スライダ63,67
を常に反対方向(引き離す方向)に押圧する。第
2スライダ67にはバイト85及び接触部材87
がボルト88により固着される。接触部材87は
従来技術に関する説明のところで述べた接触部材
に相当するものであり、その先端がバイト85の
刃先より僅かに後退した位置にくるように取付け
られ、バイト85の一度の切削量(食い込み量)
が一定となるように制限するための部材である。
接触部材87自体は本考案と直接関係しないので
その詳しい説明は省略する。溝部55はボルト8
8に干渉しないように2段になつた段部55Aを
有する。
ばね79の初期荷重はハンドル80を回してナ
ツト部材81との距離Gを変えることにより調整
できる。
作動時に、ローラ61は加工すべきパイプPの
内径面に押し当てられ、一方、バイト85はパイ
プPの外径側から押し当てられる。カツター本体
あるいはパイプPが一回転する度にバイト85は
ばね79の力により少しづつパイプP内に食い込
んでいき所定の開先加工を行うことができる。こ
のときパイプPの真円度が正確でない場合には従
来技術では前述の如くルートフエース精度H(第
2図)が不均一になり(何故ならばパイプPの半
径距離が不均一の場合にはそれに応じてばね79
の押圧力が変化するからである)冒頭に述べた如
き問題を呈していた。しかしながら本考案におい
てはパイプPの内径側からローラ61が押し当て
られているのでバイト85と転動ローラ61とは
パイプPの曲率に応じて恰かも一体物であるかの
如く追従して動く。即ち、例えばバイト85がパ
イプPの不均一な曲率に応じてパイプ半径方向に
押し返されるとその力はばね79を介して第1ス
ライダ63、従つてローラ61に伝えられるロー
ラ61はそれと同じ距離だけ半径方向外方に動
く。即ち、パイプPの曲率の変化に対してはロー
ラ61とバイト85、即ち、第1スライダ63と
第2スライダ67とは一体となつて変動しこれを
吸収する。斯くしてルートフエース精度Hはパイ
プPの真円度に関係なく常に均一である。
第2,3図に示す実施例は外開先加工(外径面
取加工)用のためのものであるが、本考案は内開
先加工(内径面取加工)用にも適用できるもので
ありその実施例を第4図に示す。考え方としては
ローラとバイトの取付位置を逆にすればよいだけ
である。即ちバイト85を第1スライダ63′
(形状は第2図の第2スライダ67に対応)に、
そしてローラ61を第2スライダ67′(形状は
第2図の第1スライダ63に対応)に取付ければ
よい。第4図に示す実施例の場合も第2図の場合
と同様に作動するので説明は省略する。
以上に記載した如く、本考案によればバイトに
追従するローラを設けたことによりこれら両者は
該両者間に設けたばねを介して一体的に動きなが
らパイプの真円度の不均一さを吸収することがで
き、パイプに良好な開先加工を施すことができ
る。尚、パイプの真円度がでないのはパイプの加
工精度自体によるもののみならずパイプを切断機
にセツトする際の位置ずれによつても生じる。
また、ローラ61は必ずしも転動自在である必
要はなく固定的な押当部材に置き換えることも可
能であるが、この場合にはローラがパイプに転が
り接触するのに対しすべり接触することになるの
でパイプの用途に応じては許容し得ない場合もあ
ろう。
本考案を適用すべきパイプカツターは第1図の
型のカツターに限定されることはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本願出願人の先願に係るパイプカツタ
ーの斜視図、第2図は本考案に係るパイプカツタ
ーのバイトホルダの側面断面図、第3図は第2図
の左側面図、第4図は本考案の別の実施例を示す
第2図と同様の断面図。 50……工具ホルダ、53,55……溝、54
……本体、63……第1スライダ、67……第2
スライダ、71……ねじ棒、79……ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ホルダー内で被切削パイプ壁を横切る一軸方向
    に遊動自在であつて相互に摺動可能な一対のスラ
    イダをホルダに取付けると共に一方のスライダに
    バイトを固着し他方のスライダにローラを取付け
    て夫々被切削パイプ壁を内外から挟み得るように
    し、かつ上記両スライダはねじ軸とナツトによつ
    て両スライダの上記一軸方向の相対変位量の限界
    を調節し得るようにし、更にばね部材を設けて両
    スライダに取付けたバイトとローラが接近する方
    向に押圧せしめられるようにしたバイトホルダ。
JP4911881U 1981-04-07 1981-04-07 Expired JPS6119842Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4911881U JPS6119842Y2 (ja) 1981-04-07 1981-04-07

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JP4911881U JPS6119842Y2 (ja) 1981-04-07 1981-04-07

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Publication Number Publication Date
JPS57162002U JPS57162002U (ja) 1982-10-12
JPS6119842Y2 true JPS6119842Y2 (ja) 1986-06-14

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ID=29845840

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JP4911881U Expired JPS6119842Y2 (ja) 1981-04-07 1981-04-07

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