JPS61197616A - 淡色石油樹脂の製造方法 - Google Patents
淡色石油樹脂の製造方法Info
- Publication number
- JPS61197616A JPS61197616A JP3846685A JP3846685A JPS61197616A JP S61197616 A JPS61197616 A JP S61197616A JP 3846685 A JP3846685 A JP 3846685A JP 3846685 A JP3846685 A JP 3846685A JP S61197616 A JPS61197616 A JP S61197616A
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- Japan
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- resin
- fraction
- hydrocarbon compounds
- petroleum
- polymerization
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- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
近年石油化学工業に於ては、エチレン原料の多様化によ
り、従来の製造方法では、淡色の石油樹脂製造は難しく
なって来た。
り、従来の製造方法では、淡色の石油樹脂製造は難しく
なって来た。
本発明者等は、これを克服するため、種々な研究を重ね
て淡色石油樹脂の製造法に到達することが出来た。
て淡色石油樹脂の製造法に到達することが出来た。
本発明は、石油の熱分解でエチレン、プロピレンを製造
する際に得られる芳香族不飽和炭化水素を含む150〜
200’C範囲の芳香族炭化水素系留分く以下C3留分
と云う)に、同じく熱分解で得られる脂肪族系不飽和炭
化水素化合物を含んだ沸点15〜70℃の留分(以下C
5留分と云う)を5〜50%の範囲内で混合し、フリー
デルクラフト型触媒の存在下0〜−30℃の低温下で共
重合することにより、淡色石油樹脂が得られるという事
実を見出した。
する際に得られる芳香族不飽和炭化水素を含む150〜
200’C範囲の芳香族炭化水素系留分く以下C3留分
と云う)に、同じく熱分解で得られる脂肪族系不飽和炭
化水素化合物を含んだ沸点15〜70℃の留分(以下C
5留分と云う)を5〜50%の範囲内で混合し、フリー
デルクラフト型触媒の存在下0〜−30℃の低温下で共
重合することにより、淡色石油樹脂が得られるという事
実を見出した。
従来の芳香族系石油樹脂の製造方法は、C,留分をフリ
ーデルクラフト型触媒の存右下で1重合温度20〜60
’Cで製造されていることが一般的である。
ーデルクラフト型触媒の存右下で1重合温度20〜60
’Cで製造されていることが一般的である。
しかし、 この条件下で重合温度を0〜−30℃の低
温まで下げても目的とする淡色の石油樹脂を得ることは
出来ないという事実も判った。
温まで下げても目的とする淡色の石油樹脂を得ることは
出来ないという事実も判った。
淡色石油樹脂製造法については種々の方法が提案されて
いる、例えば、米国特許第2779750号には原料と
して使用される沸点27〜300℃の留分を特定の条件
下で前処理した後 未反応油をフリーデルクラフト型触
媒下で重合する方法が提案されている。
いる、例えば、米国特許第2779750号には原料と
して使用される沸点27〜300℃の留分を特定の条件
下で前処理した後 未反応油をフリーデルクラフト型触
媒下で重合する方法が提案されている。
又、特開昭52−80389号にはルイス酸等で沸点1
00〜300’Cの留分を処理した後、蒸留して得られ
た留分を重合する方法が提出されている。
00〜300’Cの留分を処理した後、蒸留して得られ
た留分を重合する方法が提出されている。
そのほか、原料油と活性白土処理、酸性白土処理、又は
不飽和留分中のインデン、ジシクロペンタジェン(シク
ロペンジエン)などを調整して重合する方法など淡色化
の方法が提案されている。
不飽和留分中のインデン、ジシクロペンタジェン(シク
ロペンジエン)などを調整して重合する方法など淡色化
の方法が提案されている。
本発明は石油樹脂の用途が多様化する中で特に淡色を要
望される油性ワニス、樹脂ワニス、ラッカー、高級ホッ
トメルト接着剤、感圧接着剤などにも基剤として使用出
来る。
望される油性ワニス、樹脂ワニス、ラッカー、高級ホッ
トメルト接着剤、感圧接着剤などにも基剤として使用出
来る。
本発明が重合温度を0〜−30℃範囲に限定したのは重
合温度が一30’C以下では樹脂の重合度が高くなり、
油類及び樹脂類に対する相溶性が悪くなること、又、0
℃以上の重合温度では樹脂の重合度は低くなって相溶性
は改善されるが樹脂の色相が従来品石油樹脂と近似する
ので用途範囲が限定されてくる。
合温度が一30’C以下では樹脂の重合度が高くなり、
油類及び樹脂類に対する相溶性が悪くなること、又、0
℃以上の重合温度では樹脂の重合度は低くなって相溶性
は改善されるが樹脂の色相が従来品石油樹脂と近似する
ので用途範囲が限定されてくる。
樹脂の着色原因については充分に解明されてはいないが
、芳香族不飽和炭化水素原料油中に含まれている微量の
着色性成分、カチオン触媒又は、空気中で酸化の影響を
受は易い成分がC1留分の混入と、がっ、低温(0〜−
30’C)下で重合することにより これら着色の原因
が抑制されるものと思われる。
、芳香族不飽和炭化水素原料油中に含まれている微量の
着色性成分、カチオン触媒又は、空気中で酸化の影響を
受は易い成分がC1留分の混入と、がっ、低温(0〜−
30’C)下で重合することにより これら着色の原因
が抑制されるものと思われる。
次に、本発明に使用されるC1留分はスチレン、α−メ
チルスチレン、ビニールトルエン、インデンなどのカチ
オン重合性の芳香族系不飽和炭化水素化合物及び、エチ
ルベンゼン、トリメチルベンゼン、インダン、ナフタリ
ン等の芳香族炭化水素化合物が含まれる。
チルスチレン、ビニールトルエン、インデンなどのカチ
オン重合性の芳香族系不飽和炭化水素化合物及び、エチ
ルベンゼン、トリメチルベンゼン、インダン、ナフタリ
ン等の芳香族炭化水素化合物が含まれる。
C1留分についてはイソプレン、トランス−ピペリレン
、シス−ピペリレン、シクロペンタジェン及び、C4留
分のブテンな 〔上と、カチオン重合性の脂肪族系不飽
和炭化水素化合物及び、ペンタン類の脂肪族炭化水素化
合物が含まれる。
、シス−ピペリレン、シクロペンタジェン及び、C4留
分のブテンな 〔上と、カチオン重合性の脂肪族系不飽
和炭化水素化合物及び、ペンタン類の脂肪族炭化水素化
合物が含まれる。
本発明に使用するクリ−デルクラフト型触媒とは三塩化
アルミニウム、三臭化アルミニウム、三フッ化ホウ素、
三フッ化ホウ素錯体、四塩化チタンなどの触媒である。
アルミニウム、三臭化アルミニウム、三フッ化ホウ素、
三フッ化ホウ素錯体、四塩化チタンなどの触媒である。
次に本発明の方法を実施例によって具体的に説明する。
従来法によるものを比較例とし本特許発明によるものを
実施例とし以下説明する。
実施例とし以下説明する。
実施例及び比較例において樹脂の軟化点はASTM、E
−2858Tの環球法で測定し樹脂の色相はASTM、
D−1544−68,に記載された方法に準じてガード
ナー法で測定した。
−2858Tの環球法で測定し樹脂の色相はASTM、
D−1544−68,に記載された方法に準じてガード
ナー法で測定した。
比較例−1〕
ナフサ分解油の沸点範囲150〜200℃のC,留分3
00gをIQの四ツ−フラスコにとり氷水浴で冷却して
20’Cに保ちなから三フッ化ホウ素0.6gを徐々に
加え、2時間その温度で反応せしめ、反応終了後2%N
aOH水溶液300gを加え、触媒を分解したのち、油
層を静置分離させる。
00gをIQの四ツ−フラスコにとり氷水浴で冷却して
20’Cに保ちなから三フッ化ホウ素0.6gを徐々に
加え、2時間その温度で反応せしめ、反応終了後2%N
aOH水溶液300gを加え、触媒を分解したのち、油
層を静置分離させる。
この油層から水蒸気蒸留によって未反応油を留去させて
、樹脂126gを得た。
、樹脂126gを得た。
この樹脂は色相がガードナーNo、13、軟化点128
℃であった。
℃であった。
〔比較例−2〕
ナフサ分解油の沸点150〜200℃のC,留分240
gと、ナフサ分解油の沸点15〜70℃(7)C,留分
を60gとり混合してIQの四ツ−フラスコにとり氷水
浴で冷却して20’Cに保ちながら三フッ化ボウ素0.
6gを徐々に加え、2時間その温度で反応せしめ、反応
終了後2%NaOH水溶液300gを加え、触媒を分解
したのち、油層を静置分離させる。
gと、ナフサ分解油の沸点15〜70℃(7)C,留分
を60gとり混合してIQの四ツ−フラスコにとり氷水
浴で冷却して20’Cに保ちながら三フッ化ボウ素0.
6gを徐々に加え、2時間その温度で反応せしめ、反応
終了後2%NaOH水溶液300gを加え、触媒を分解
したのち、油層を静置分離させる。
この油層から水蒸気蒸留によって未反応油を留去させて
、樹脂128gを得た。
、樹脂128gを得た。
この樹脂は色相がガードナーNo、11、軟化点115
℃であった。
℃であった。
〔実施例−1〕
C3留分240gとCs留分60gを混合してIQの四
ツ−フラスコにとり、メタノール、ドライアイス浴で0
℃に保ちなから三フッ化ホウ素0.6gを徐々に加え2
時間反応させた。
ツ−フラスコにとり、メタノール、ドライアイス浴で0
℃に保ちなから三フッ化ホウ素0.6gを徐々に加え2
時間反応させた。
反応終了以降は比較例−2と同様にして樹脂125gを
得た。
得た。
この樹脂は色相がガードナーNo、8゜軟化点119℃
であった。
であった。
〔実施例−2〕
C3留分240gとc、留分60gを混合して1Ωの四
ツ−フラスコにとり、メタノール、ドライアイス浴で−
20”Cに保ちながら三フッ化ホウ素0.6gを徐々に
加え2時間反応させた。
ツ−フラスコにとり、メタノール、ドライアイス浴で−
20”Cに保ちながら三フッ化ホウ素0.6gを徐々に
加え2時間反応させた。
反応終了以降は比較例−2と同様にして樹脂123gを
得た。
得た。
この樹脂は色相がガードナーNo、7゜軟化点121℃
であった。
であった。
〔実施例−3〕
C3留分150gとC,留分150gを混合して1ρの
四ツ−フラスコにとり、メタノール、ドライアイス浴で
一30’Cに保ちなから三フッ化ホウ素0.6gを徐々
に加え2時間反応させた。
四ツ−フラスコにとり、メタノール、ドライアイス浴で
一30’Cに保ちなから三フッ化ホウ素0.6gを徐々
に加え2時間反応させた。
反応終了以降は比較例−2と同様にして樹脂124gを
得た。
得た。
この樹脂は色相がガードナーNo、6゜軟化点105℃
であった。
であった。
〔実施例−4〕
C1留分285gとC6留分15gを混合してIQの四
ツ−フラスコにとり、メタノール、ドライアイス浴で−
20”Cに保ちなから三フッ化ホウ素0.6gを徐々に
加え2時間反応させた。
ツ−フラスコにとり、メタノール、ドライアイス浴で−
20”Cに保ちなから三フッ化ホウ素0.6gを徐々に
加え2時間反応させた。
反応終了以降は比較例−2と同様にして樹脂126gを
得た。
得た。
この樹脂は色相がガードナーNo、9゜軟化点125℃
であった。
であった。
実施例及び比較例を表に示すと次の通りである。
特許出願人 東邦化学工業株式会社
東邦石油樹脂株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 石油類の熱分解でエチレン、プロピレン を製造する際に得られる、芳香族不飽和炭 化水素化合物を含んだ沸点150〜200 ℃の留分(C_1留分と呼ぶ)に、同じ熱分解で得られ
る脂肪族系不飽和炭化水素化合物 を含んだ沸点、15〜70℃の留分(C_5留分と呼ぶ
)を、5〜50%の範囲で混合 しフリーデルクラフト型触媒の存在下0〜 −30℃の低温範囲で共重合することを特 徴とする淡色石油樹脂の製造方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3846685A JPS61197616A (ja) | 1985-02-27 | 1985-02-27 | 淡色石油樹脂の製造方法 |
CN 86101122 CN86101122A (zh) | 1985-02-27 | 1986-02-25 | 浅色石油树脂的制造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3846685A JPS61197616A (ja) | 1985-02-27 | 1985-02-27 | 淡色石油樹脂の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61197616A true JPS61197616A (ja) | 1986-09-01 |
Family
ID=12526021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3846685A Pending JPS61197616A (ja) | 1985-02-27 | 1985-02-27 | 淡色石油樹脂の製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61197616A (ja) |
CN (1) | CN86101122A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998057999A1 (en) * | 1997-06-17 | 1998-12-23 | Exxon Chemical Patents Inc. | Aromatic modified crude c5 based resins |
CN103319660A (zh) * | 2012-03-23 | 2013-09-25 | 天津鲁华化工有限公司 | 加氢多元共聚石油树脂及其制备方法 |
-
1985
- 1985-02-27 JP JP3846685A patent/JPS61197616A/ja active Pending
-
1986
- 1986-02-25 CN CN 86101122 patent/CN86101122A/zh active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998057999A1 (en) * | 1997-06-17 | 1998-12-23 | Exxon Chemical Patents Inc. | Aromatic modified crude c5 based resins |
CN103319660A (zh) * | 2012-03-23 | 2013-09-25 | 天津鲁华化工有限公司 | 加氢多元共聚石油树脂及其制备方法 |
CN103319660B (zh) * | 2012-03-23 | 2015-07-01 | 天津鲁华化工有限公司 | 加氢多元共聚石油树脂及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN86101122A (zh) | 1987-01-07 |
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