JPS61197414A - 連続的に硫化カルボニルを製造する方法 - Google Patents

連続的に硫化カルボニルを製造する方法

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JPS61197414A
JPS61197414A JP60035198A JP3519885A JPS61197414A JP S61197414 A JPS61197414 A JP S61197414A JP 60035198 A JP60035198 A JP 60035198A JP 3519885 A JP3519885 A JP 3519885A JP S61197414 A JPS61197414 A JP S61197414A
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JP
Japan
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carbonyl sulfide
amine salt
carbon monoxide
sulfur
reaction
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Pending
Application number
JP60035198A
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English (en)
Inventor
Kunihiro Yabutani
邦宏 薮谷
Kenichi Ikeda
健一 池田
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Nihon Nohyaku Co Ltd
Original Assignee
Nihon Nohyaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は医薬、農薬等の原料として有用な硫化カルボニ
ルを連続的に製造する方法に関するものである。
従来の技術 硫化カルボニルの製造方法としては、下記の方法が知ら
れている。
(1)特開昭50−104198号には、酸化鉄等をイ
オウ蒸気中で加熱処理したものを触媒として、一酸化炭
素と硫黄とを反応させて製造する方法、 (2)特開昭50−104795号には、金属硫化物を
酸化鉄に混合したものを触媒として、一酸化炭素と硫黄
とを気相で反応させて製造する方法、及びアルカリ土類
金属化合物を触媒として一酸化炭素と硫黄とを反応させ
て製造する方法。
・発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記の方法は反応温度が250℃〜450
℃と高温であり、また反応後の廃液中の重金属類の処理
および触媒の効率的な利用を可能にすること等の解決す
べき課題を包蔵する。
本発明は、 (1)反応が比較的低温であり、 (2)シかも硫化カルボニルを製造した後の反応系内に
再度一酸化炭素と硫黄とを添加することにより、硫化カ
ルボニルを連続的に製造することが可能であり、かつ (3)触媒の効率的な利用も可能な 硫化カルボニルの製造方法を提供することを目的とする
ものである。
問題点を解決するための手段 上記の目的を達成するための方法として1本発明者らは
、ここに下記の3種の方法を提供する。
(1)チオカルバミン酸アミン塩を加熱分解して硫化カ
ルボニルを製造する方法。
(2)セレン触媒の存在下、アミン類と硫黄および一酸
化炭素を反応させてチオカルバミン酸アミン塩とし、該
チオカルバミン酸アミン塩を単離することなく加熱分解
して硫化カルボニルを製造する方法。
(3)硫化カルボニル製造後のアミン類を含む反応系内
に一酸化炭素及び硫黄を添加することにより連続的に硫
化カルボニルを製造する方法。
次に、本発明を実施するに当っての技術的手段を詳細に
、説明する。
[チオカルバミン酸アミン塩の加熱分解反応](溶媒) チオカルバミン酸アミン塩を加熱分解して硫化カルボニ
ルを製造する場合、溶媒の使用は必須としないが使用す
るのが好ましい、使用できる溶媒としては本反応を阻害
しないものであれば良く、例えばアニソール、テトラハ
イドロフラン、ジオキサン、エチレングリコールジメチ
ルエーテル等力〉挙げ、ちれる、また、反応剤のアミン
類を過剰にll11田鵞フL 4q 屯謔ktr L 
l −z 7m 1TI −1−1y L J−−11
4る。
(反応条件) 反応温度は50℃ないし150”0の範囲から選択する
のが適しており、比較的高沸点の溶媒を使用するのが好
ましい。
反応時間は0.5時間ないし24時間の範囲から適宜選
択するのが好ましい。
得られた硫化カルボニルはそのまま合成原料として使用
できるが、必要に応じて常法に従って精製することもで
きる。
[チオカルバミン酸アミン塩の合成反応](アミン) セレン触媒の存在下、アミン類と硫黄及び一酸化炭素を
反応させてチオカルバミン酸アミン塩とする場合の原料
であるアミン類としては、ジエチルアミン、ジノルマル
プロピルアミン、ジイソプロピルア、ミン、ジノルマル
ブチルアミン、ノルマルオクチルメチルアミン等の脂肪
族鎖状2級アミン類;ピロリジン、ピペリジン、モルホ
リン等のrPtIB−#i故膚仲フ;・ノ矧竺九酪m半
1vしユt−セフ(硫黄・一酸化炭素φセレン) 硫黄は単体として使用する。
一酸化炭素は純粋なものが好ましいが、必ずしも純粋な
ものでなくても良く、また反応に不活性なガスとの混合
物としても使用することができ゛る。
触媒として使用するセレンとしては、全屈セレンの使用
が好ましい。
(溶媒) ここに提供する方法において利用−される反応は、通常
は液相で行なわれる0反応溶媒の使用は必須ではないが
、使用する方が好ましい0反応溶媒としては1反応を阻
害しないものであれば良く、例えばアニソTル、テトラ
ハイドロフラン。
ジオキサン、エチレングリコールジメチルエーテル等の
エーテル類の使用が好ましい。
(反応条件) 反応試剤の添加割合は、硫黄1グラム原子に対してアミ
ン類が2ないし3グラム分子、セレン触媒はセレン原子
として0.Olないし0.5グラム原子の範囲から選択
すれば良い、一酸化炭素の量は当モル以上使用し、好ま
しくは一酸化炭素の雰囲気下で反応を行なう、最終の加
熱分解反応までに要する反応時間は、数時間ないし数十
時間の範囲から適宜選択すれば良い。
反応温度は0℃ないし150℃の範囲から選択され、好
ましい温度は室温ないし100℃である。
本発明の第2の方法によって得られたチオカルバミン酸
アミン塩の加熱分解反応は、上記の加熱分解反応に準じ
て行う。
硫化カルボニルを連続的に製造するためには。
合成および分解反応により硫化カルボニルを製造した後
のアミン類を含む反応系内に、所定量の硫黄及び一酸化
炭素を添加することにより実施することができる。
実  施  例 以下に代表的な実施例を挙げるが1本発明はこれらに限
定されるものではない。
なお製造される硫化カルボニルの定量は、下記に示す方
法で行った。
(硫化カルボニルの定量法) 発生する硫化カルボニルをジエチルアミン12.4mJ
L(120ミリモル)の乾燥テトラハイドロフラン溶液
に導入し、次いでヨウ化メチル5mM(80ミリモル)
を加え、さらに内部標準として5gのジフェニルを加え
、ガスクロマトグラフィーにより定量した。
実施例1(第1の方法) 乾燥したエチレングリコールジメチルエーテル100m
jL中にN、N−ジノルマルプロピルチオカルバミン酸
ジノルマルプロピルアミン塩13g(50ミリモル)を
懸濁させ、2時間にわたって加熱還流を行い、発生する
硫化カルボニルを前述の定量法に従って定量した。収率
は80%であった。
実施例2(第2の方法) 温度計、還流管及び減圧栓を付した4つロフラスコに、
窒素雰囲気下に硫fA1.6g(50ミリモル)、粉末
セレン0.39g(5ミリモル)ジノルマルブチルアミ
ン20.4mjL(120ミリモル)及び窒素置換エチ
レングリコールジメチルエーテル100m皇を加えた0
次いで窒素の導入を止め、一酸化炭素で置換後、一酸化
炭素雰囲気下、室温で24時間にわたってかきまぜた0
反゛応後に一酸化炭素の導入を止め、オイルバス上で2
時間加熱還流し1発生する硫化カルボニルをトラップし
、前述の方法に従定量法に従って硫化カルボニルの定量
を行なった。収率は75%であった。
実施例3(第2の方法) 実施例2のジノルマルブチルアミンにかえてピペリジy
11.85mjL(120ミリモル)を用いて、実施例
2と叩様に操作した。収率は67%であった・ 実施例4(第3の方法) 実施例2に従って硫化カルボニルを発生させた後、反応
容器を室温に冷却し、窒素雰囲気下に硫黄1.6g(5
0ミリモル)を加え、窒素の導入を止め、一酸化炭素で
置換後、一酸化炭素の雰囲気下、室温で24時間かきま
ぜた後、−S化炭素の導入を止め、オイルバス上で1時
間加熱還流し、発生する硫化カルボニルをトラップし、
前述の方法に従って定量した。
当該方法を連続して行うことにより硫化カルボニルを連
続的に発生させることができた。得られた硫化カルボニ
ルの収率は、添加する硫黄に対して順次向上し、3ない
し4回以後は90%以上の収率で定量的に得られた。
発明の効果 ここに提供する第1の方法から第3の方法までに共通の
効果は1反応を比較的低温で行うことができろというこ
とである。第2の方法と第3の方法に共通の効果は、触
媒の効率的な利用が可能であるということである。さら
に第3の方法に独特の効果は、硫化カルボニルを連続的
に製造することができるということである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)チオカルバミン酸アミン塩を加熱分解することを
    特徴とする硫化カルボニルの製造方法。
  2. (2)セレン触媒の存在下、アミン類と硫黄及び一酸化
    炭素とを反応させ、チオカルバミン酸アミン塩とし、該
    チオカルバミン酸アミン塩を加熱分解することを特徴と
    する硫化カルボニルの製造方法。
  3. (3)セレン触媒の存在下、アミン類と硫黄及び一酸化
    炭素とを反応させ、チオカルバミン酸アミン塩とし、該
    チオカルバミン酸アミン塩を加熱分解し硫化カルボニル
    を製造した後の反応系内に硫黄及び一酸化炭素を加えて
    反応を行い、チオカルバミン酸アミン塩とし、該チオカ
    ルバミン酸アミン塩を加熱分解することを特徴とする硫
    化カルボニルを連続して製造する方法。
JP60035198A 1985-02-26 1985-02-26 連続的に硫化カルボニルを製造する方法 Pending JPS61197414A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012224494A (ja) * 2011-04-18 2012-11-15 Showa Denko Kk 硫化カルボニルの製造方法
CN103328379A (zh) * 2011-04-18 2013-09-25 昭和电工株式会社 羰基硫的制造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012224494A (ja) * 2011-04-18 2012-11-15 Showa Denko Kk 硫化カルボニルの製造方法
CN103328379A (zh) * 2011-04-18 2013-09-25 昭和电工株式会社 羰基硫的制造方法
CN103328379B (zh) * 2011-04-18 2015-04-08 昭和电工株式会社 羰基硫的制造方法

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