JPS61195751A - ブロツク式連続鋳造機の鋳型ブロツク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、ブロック式連続鋳造機の鋳型ブロックに関す
るものである。

［従来の技術］ 金属帯板を溶湯より連続的に製造する装置として、多数
のブロックを無端状に連結して鋳型を構成するようにし
たブロック式連続鋳造機や、金属ベルトをやはり無端状
に形成して鋳型を構成するようにしたベルト式連続鋳造
機等が、近年開発されている。

しかしながら、前者にあっては、ブロックが剛性を有し
ているため溶湯と接しても熱変形し難いが、熱を熱容量
で吸収し徐々に冷却するため、抜熱能率の制御が困難で
あった。一方、後者にあっては、冷却能率の調整は行う
ことができるが、ベルト自体に剛性が殆どないため熱変
形し易い問題があった。

［発明が解決しようとする問題点］ 本発明は、斯かる実情に鑑み、抜熱能率の調整を容易に
行え、且つ熱変形し難い鋳型ブロックを提供しようとす
るものである。

［問題点を解決するための手段］ 本発明の鋳型ブロックは、該ブロック内における鋳造面
の裏面側位置に、鋳造面部に所要厚のベルト状部を形成
するよう複数の冷却流体通路を並列穿設して成る構成と
している。

［作　　　用］ 従って、ブロック自体は剛性を有するため熱変形し難い
構造となり、且つ鋳造面部はベルト状であって裏面側の
冷却流体通路から冷却温度調整される。

［実　施　例］ 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図において、１は第２図に示すようなブロック式連
続鋳造機の鋳型５を構成するための本発明のブロックで
あり、該ブロック１内における＆ＩＩ造面２の裏面側位
置に、長手方向に伸びる偏平帯状の冷却流体通路３を所
要間隔にて複数並列穿設し、該多通路３と鋳造面２との
間に数ｌｌ１ｍオーダーの厚みｔが形成されるようベル
ト状部４を構成する。第２図中６はタンディツシュを示
す。

斯かる構成としたブロック１を無端状に連結して第２図
に示すようなブロック式連続鋳造機の鋳型５として使用
すると、溶湯に接するブロック１の鋳造面２が熱伝導で
抜熱する方式のベルト状部４になっているので、その裏
面側に設けた冷却流体通路３内に流通させる冷却流体の
量を調節することにより、後熱能率を容易に制御するこ
とができる。更にこの際、ブロック１の反鋳造面側には
、厚みがあるため、ブロック１全体としての剛性が保持
され、熱変形を防止することかできる。

ところで、従来のブロックは、前にも述べたように熱変
形し難い構造となっているが、それでも若干の熱変形を
起すことがある。この熱変形の典型的パターンは第１図
の一点鎖線で示すようなカーブである。従って、本発明
においては、ブロック１の剛性が確保されているので、
前記のカーブを打消すような矯正力Ａ、Ｂを予め掛けな
がら鋳造作業を行うようにしてもよい。

尚、本発明は前記実施例にのみ限定されるものではなく
、例えば第３図及び第４図に示すように、ブロック１が
必要な剛性（厚み）が得られ且つ軽量になるよう、各通
路３の背面側に空洞部７を設けるようにしてもよく、更
にこの空洞部７を冷却流体通路として利用するようにし
てもよい。又、ブロック１の製造材料としては、銅又は
銅合金、鉄１．セラミック耐火物等を使用することがで
きる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、熱変形がし難く、
且つ復熱能率の制御し易い鋳型ブロックを得ることがで
きる。即ち、従来の鋳型ブロックと鋳型ベルトの有利な
特性を兼ね備えた鋳型ブロックを得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の鋳型ブロックの説明図、第２図はブロ
ック式連続鋳造機の説明図、第３図及び第４図は本発明
の伯の実施例の説明図である。 １はブロック、２は鋳造面、３は冷却流体通路、４はベ
ルト状部を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）ブロック式連続鋳造機の鋳型を構成する鋳型ブロッ
   クにおいて、該ブロック内における鋳造面の裏面側位置
   に、鋳造面部に所要厚のベルト状部を形成するよう複数
   の冷却流体通路を並設したことを特徴とするブロック式
   連続鋳造機の鋳型ブロック。