JPS61195654A - 冷凍用被覆食品 - Google Patents
冷凍用被覆食品Info
- Publication number
- JPS61195654A JPS61195654A JP60036224A JP3622485A JPS61195654A JP S61195654 A JPS61195654 A JP S61195654A JP 60036224 A JP60036224 A JP 60036224A JP 3622485 A JP3622485 A JP 3622485A JP S61195654 A JPS61195654 A JP S61195654A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glycerin
- food
- acid ester
- oil
- coated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
- General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は冷凍用被覆食品、更に詳細には、蛋白質食品素
材の表面をグリセリンモノ脂肪酸エステルを含む食用油
で被覆した冷凍保存中に蝉割れを惹起しない冷凍用被覆
食品に関する。
材の表面をグリセリンモノ脂肪酸エステルを含む食用油
で被覆した冷凍保存中に蝉割れを惹起しない冷凍用被覆
食品に関する。
従来、食品を外気から遮断して腐敗を防止するとか、調
理間断たに油を加えることなく熱処理するだけで手軽に
調理できる等の目的で、食品系材の表面を食用油で被覆
することが行われている〔特公昭39−27468号、
特公昭52−15654号、実公昭58−3513号〕
。
理間断たに油を加えることなく熱処理するだけで手軽に
調理できる等の目的で、食品系材の表面を食用油で被覆
することが行われている〔特公昭39−27468号、
特公昭52−15654号、実公昭58−3513号〕
。
しかしながら、従来かかる目的で使用されている食用油
は一般に常温固体のものであり、これで被覆した食品を
冷凍保存すると、その保存中に油脂皮膜に輝割れを生ず
る。そして、蝉割れが生ずると、油脂皮膜が剥離して保
存性が低下すると共に外観が著しく損われ、更にまたこ
れを加熱調理すると焦げめ、食感等にむらを生ずるとい
う欠点があった。
は一般に常温固体のものであり、これで被覆した食品を
冷凍保存すると、その保存中に油脂皮膜に輝割れを生ず
る。そして、蝉割れが生ずると、油脂皮膜が剥離して保
存性が低下すると共に外観が著しく損われ、更にまたこ
れを加熱調理すると焦げめ、食感等にむらを生ずるとい
う欠点があった。
斯かる実情において、本発明者は上記欠点を解決せんと
鋭意研究を行った結果、食用油に少量のグリセリンモノ
脂肪酸エステル硬化えたもので食品素材を被覆すれば、
冷凍保存しても被膜に輝割れを生じないことを見出し、
本発明を完成した。
鋭意研究を行った結果、食用油に少量のグリセリンモノ
脂肪酸エステル硬化えたもので食品素材を被覆すれば、
冷凍保存しても被膜に輝割れを生じないことを見出し、
本発明を完成した。
すなわち、本発明は、蛋白質食品素材の表面を、脂肪酸
の炭素数が14〜20のグリセリンモノ脂肪酸エステル
を0.1〜3重量%(以下単に%で示す)含有する食用
油で被覆した冷凍用被覆食品を提供するものである。
の炭素数が14〜20のグリセリンモノ脂肪酸エステル
を0.1〜3重量%(以下単に%で示す)含有する食用
油で被覆した冷凍用被覆食品を提供するものである。
本発明において表面被覆される蛋白質食品素材としては
、水畜産動物蛋白質、植物蛋白質からなる食品が挙げら
れる。
、水畜産動物蛋白質、植物蛋白質からなる食品が挙げら
れる。
食用油としては、常温で液体のものでもまた固体のもの
でも使用でき、例えば大豆油、綿実油、コーン油、ナタ
ネ油、サフラワー油、米油、ヤシ油、パーム油、魚油、
鯨油、牛油、豚脂等の植物性もしくは動物性の天然油、
またはこれらを水添硬化もしくはエステル硬化した加工
油等が挙げられる。
でも使用でき、例えば大豆油、綿実油、コーン油、ナタ
ネ油、サフラワー油、米油、ヤシ油、パーム油、魚油、
鯨油、牛油、豚脂等の植物性もしくは動物性の天然油、
またはこれらを水添硬化もしくはエステル硬化した加工
油等が挙げられる。
グリセリンモノ脂肪酸エステルは、その構成脂肪酸が炭
素数14〜20のものでア沙、炭素数が13以下及び2
1以上の脂肪酸のモノグリセリンエステルでは充分な蝉
割れ防止効果が得られかい。これらの中でも炭素数16
〜18の、Qルミチン酸、ステアリン酸エステルは特に
優れた効果を奏する。グリセリンモノ脂肪酸エステルの
食用油への配合量は0、1〜3%が好ましく、これより
少ないと蝉割れ効果が不充分であり、一方これより多い
と食感が悪くなると共に却って蝉割れが発生し好ましく
ない。
素数14〜20のものでア沙、炭素数が13以下及び2
1以上の脂肪酸のモノグリセリンエステルでは充分な蝉
割れ防止効果が得られかい。これらの中でも炭素数16
〜18の、Qルミチン酸、ステアリン酸エステルは特に
優れた効果を奏する。グリセリンモノ脂肪酸エステルの
食用油への配合量は0、1〜3%が好ましく、これより
少ないと蝉割れ効果が不充分であり、一方これより多い
と食感が悪くなると共に却って蝉割れが発生し好ましく
ない。
当該グリセリンモノ脂肪酸エステルを含有する食用油で
蛋白質食品素材を被覆する方法としては自体公知の方法
が採用される。すなわちグリセリンモノ脂肪酸エステル
含有食用油に、これが常温で液体の場合にはそのまま、
また常温で固体の場合には加温融解して、蛋白質食品素
材を数秒間浸漬した後引き上げて食品素材の表面に尚該
食用油の皮膜を形成させる。このようにして食用油で被
覆した蛋白質食品は適尚な容器に入れて−15〜−30
℃の冷凍庫に入れて保存する。尚この方法において、上
記食用油中に調味料等を添加しておけば、調理加熱の際
に食用油と共に調味料が食品素材中に滲透して良好な味
付けを行うことができる。
蛋白質食品素材を被覆する方法としては自体公知の方法
が採用される。すなわちグリセリンモノ脂肪酸エステル
含有食用油に、これが常温で液体の場合にはそのまま、
また常温で固体の場合には加温融解して、蛋白質食品素
材を数秒間浸漬した後引き上げて食品素材の表面に尚該
食用油の皮膜を形成させる。このようにして食用油で被
覆した蛋白質食品は適尚な容器に入れて−15〜−30
℃の冷凍庫に入れて保存する。尚この方法において、上
記食用油中に調味料等を添加しておけば、調理加熱の際
に食用油と共に調味料が食品素材中に滲透して良好な味
付けを行うことができる。
叙上の如くして得られた本発明の被覆食品は、後述の実
施例に示す如く、長期間冷凍保存しても蝉割れを惹起し
て油脂皮膜が剥離することがないので安全に長期間保存
できると共に、相持これを調理加熱するだけで、焦げめ
及び食感の均一な食品を得ることができる。
施例に示す如く、長期間冷凍保存しても蝉割れを惹起し
て油脂皮膜が剥離することがないので安全に長期間保存
できると共に、相持これを調理加熱するだけで、焦げめ
及び食感の均一な食品を得ることができる。
次に実施例を挙げて説明する。
実施例1
大豆油に各種グリモリンモノ脂肪酸エステルを第1表に
示す量配合し、60℃に加温して液状としたものを、厚
さ5 mmになるようにシャーレに入れ、−18℃で冷
凍し、1週間保存したときの表面の蝉割れ状態を調べた
。
示す量配合し、60℃に加温して液状としたものを、厚
さ5 mmになるようにシャーレに入れ、−18℃で冷
凍し、1週間保存したときの表面の蝉割れ状態を調べた
。
その結果を第1表に示す。
評価方法:
X 蝉割れが半分以上に及ぶ
△ l が1/3位に及ぶ
○ l が若干ある
◎ l が殆んどない
第1表
実施例2
ノ9−ム油にアセチンファツト(酢酸モノグリセリド)
を1%添加したもの(比較品l)、グリセリンモノステ
アリン酸エステルを1%添加したもの(本発明品l)及
び無添加のもの(対照品l)を用意し、これにカレイ切
身を浸漬して上記油を10%被覆しだ。これを一25℃
で凍結し、凍結状態で夫々50個ずつダンボール箱に詰
め、1.5m上方から3回落下させて、皮膜の剥離(輝
割れ)状態を調べた。その結果は第2表のとおりであり
、本発明品には輝割れは全く生じなかった。
を1%添加したもの(比較品l)、グリセリンモノステ
アリン酸エステルを1%添加したもの(本発明品l)及
び無添加のもの(対照品l)を用意し、これにカレイ切
身を浸漬して上記油を10%被覆しだ。これを一25℃
で凍結し、凍結状態で夫々50個ずつダンボール箱に詰
め、1.5m上方から3回落下させて、皮膜の剥離(輝
割れ)状態を調べた。その結果は第2表のとおりであり
、本発明品には輝割れは全く生じなかった。
第2表
実施例3
大豆油にアセチンファツトを2%添加したもの(比較品
2)、グリセリンモノノ9ルミチン酸エステルを2%添
加したもの(本発明品2)及び無添加のもの(対照品2
)を用意し、これらを用いて、実施例2と同様にして、
豚肉を被覆、冷凍し、皮膜の輝割れ状態を調べた。その
結果を第3表に示す。
2)、グリセリンモノノ9ルミチン酸エステルを2%添
加したもの(本発明品2)及び無添加のもの(対照品2
)を用意し、これらを用いて、実施例2と同様にして、
豚肉を被覆、冷凍し、皮膜の輝割れ状態を調べた。その
結果を第3表に示す。
第3表
実施例4
グリセリンモノステアリン酸エステル1%を添加した大
豆油に、通常の方法で製造したハンバーグを浸漬して1
0%被覆し、−25℃で冷凍した。これを実施例2と同
様にして蝉割れ試験した結果、輝割れは全く発生しなか
った。
豆油に、通常の方法で製造したハンバーグを浸漬して1
0%被覆し、−25℃で冷凍した。これを実施例2と同
様にして蝉割れ試験した結果、輝割れは全く発生しなか
った。
以上
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、蛋白質食品素材の表面を、脂肪酸の炭素数が14〜
20のグリセリンモノ脂肪酸エステルを0.1〜3重量
%含有する食用油で被覆したことを特徴とする冷凍用被
覆食品。 2、グリセリンモノ脂肪酸エステルが、グリセリンモノ
ステアリン酸エステル又はグリセリンモノパルミチン酸
エステルである特許請求の範囲第1項記載の冷凍用被覆
食品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60036224A JPS61195654A (ja) | 1985-02-25 | 1985-02-25 | 冷凍用被覆食品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60036224A JPS61195654A (ja) | 1985-02-25 | 1985-02-25 | 冷凍用被覆食品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61195654A true JPS61195654A (ja) | 1986-08-29 |
JPS6365304B2 JPS6365304B2 (ja) | 1988-12-15 |
Family
ID=12463804
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60036224A Granted JPS61195654A (ja) | 1985-02-25 | 1985-02-25 | 冷凍用被覆食品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61195654A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62148103U (ja) * | 1987-01-05 | 1987-09-18 | ||
JPH01309646A (ja) * | 1988-02-05 | 1989-12-14 | Takeda Chem Ind Ltd | 被覆製剤およびその用途 |
WO2003022079A1 (fr) * | 2001-09-05 | 2003-03-20 | Taiyo Kagaku Co., Ltd. | Procede de preparation d'aliment congele |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03120113U (ja) * | 1990-03-22 | 1991-12-10 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5560581A (en) * | 1978-10-31 | 1980-05-07 | Asahi Denka Kogyo Kk | Brine having excellent anti-foaming characteristic |
-
1985
- 1985-02-25 JP JP60036224A patent/JPS61195654A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5560581A (en) * | 1978-10-31 | 1980-05-07 | Asahi Denka Kogyo Kk | Brine having excellent anti-foaming characteristic |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62148103U (ja) * | 1987-01-05 | 1987-09-18 | ||
JPH01309646A (ja) * | 1988-02-05 | 1989-12-14 | Takeda Chem Ind Ltd | 被覆製剤およびその用途 |
WO2003022079A1 (fr) * | 2001-09-05 | 2003-03-20 | Taiyo Kagaku Co., Ltd. | Procede de preparation d'aliment congele |
JPWO2003022079A1 (ja) * | 2001-09-05 | 2004-12-24 | 太陽化学株式会社 | 冷凍食品の製造方法 |
JP4933719B2 (ja) * | 2001-09-05 | 2012-05-16 | 太陽化学株式会社 | 冷凍食品の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6365304B2 (ja) | 1988-12-15 |
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