JPS61194019A - 放射線増感剤 - Google Patents

放射線増感剤

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JPS61194019A
JPS61194019A JP3449985A JP3449985A JPS61194019A JP S61194019 A JPS61194019 A JP S61194019A JP 3449985 A JP3449985 A JP 3449985A JP 3449985 A JP3449985 A JP 3449985A JP S61194019 A JPS61194019 A JP S61194019A
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triazolyl
nitrotriazole
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Tsutomu Kagitani
勤 鍵谷
Motonobu Minagawa
源信 皆川
Yutaka Nakahara
豊 中原
Riyouji Kimura
凌治 木村
Tsuneo Tsubakimoto
椿本 恒雄
Ryoichi Oshiumi
鴛海 量一
Koichi Sakano
阪野 公一
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Nippon Shokubai Co Ltd
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Adeka Argus Chemical Co Ltd
Nippon Shokubai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は放射線増感剤に関し、詳しくは、特定のニトロ
トリアゾール化合物を活性□成分として含有してなる、
悪性腫瘍中に存在する難治癒生低酸素細胞の放射線照射
による不活性化を促進する放射線増感剤に関する。
従来悪性腫瘍の治療法として、放射線治療法、外科治療
法、化学治療法、免疫治療法等が用いられており、なか
でも放射線治療法は長年に渡って利用されている効果的
な治療法である。
しかしながら、放射線治療によっても治癒しない場合の
あること、及び一旦は治癒しても腫瘍が再発する場合の
あることが問題とされている。
この原因として、腫瘍組織自身の持つ放射線抵抗性及び
酸素が欠乏した放射線抵抗性の細胞が腫瘍中に存在する
こと等があげられる。事実、放射線照射実験において、
酸素を排除した雰囲気中の細胞は、酸素共存下の細胞の
2〜3倍も放射線に対して抵抗力を有することが知られ
ている。
このような現状から、放射線に対する低酸素細胞の感受
性を高める薬剤としての低酸素細胞増感剤は、放射線治
療効果を向上させる極めて有効な手段としてその開発が
強く要望されていた。
このような観点から、従来、いくつかの低酸素細胞増感
剤が開発され、例えば、ニトロイミダゾール誘導体がそ
の代表的なものとして知られている。
しかしながら、ニトロイミダゾール誘導体の代表的な化
合物の一つであるミソニブゾールは動物移植腫瘍実験に
おいて無添加時の約2倍の増悪効果を示すが、神経毒性
を有するため大量投与が困難であり、臨床応用可能な投
与量で人体に適用した結果からは増感効果が認められて
いない。
本発明者等は、低毒性でより高い増感効果を奏する化合
物を見出すべく鋭意検討を重ねた結果、次の一般式(I
)で表される特定の置換基を有するニトロトリアゾール
化合物が低酸素細胞の放射線に対する感受性を著しく増
加させ、放射線治療の効果を増大させ得ることを見出し
た。
残基を示す。
R1はアルキレン基を示し、島は水素原子又はアシル基
を示し、nは1〜5を示す。
R2はアルキレン基ヒドロキシアルキレン基又はアリー
レン基を示し、X2は−0−R3又は−N(R4)R5
を示す。
×3はハロゲン原子、アシロキシ基、−0−Rs又は−
N(R4)−Rsを示す。
R1は水素原子、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、
エーテル結合を有するアルキル基、ヒドロキシル基及び
エーテル結合を有するアルキル基又は糖類の残基を示す
R4は水素原子、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、
エーテル結合を有するアルキル基またはヒドロキシル基
及びエーテル結合を有するアルキル基を示し、P、はR
4で表される基、または−Ra4(Rt)Rsを示し、
R,はアルキレン基を示し、R7及びR8はR4で表さ
れる基を示し、又、R4とR6又はR7とR6は互いに
結合してアルキレン基またはオキサジアルキレン基を示
してもよく、さらにR4とR1は互いに結合してアルキ
レン基を示してもよい。)以下、本発明の特定の置換基
を有するニトロトリアゾール化合物について詳述する。
上記化合物において、アルキル基としては、メチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、
第ニブチル、アミル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、
イソオクチル、2−エチルヘキシル等があげられ、ヒド
ロキシアルキル基としては、2−ヒドロキシエチル、2
−ヒドロキシプロピル等があげられ、エーテル結合を有
するアルキル基としては、メトキシエチル、エトキシエ
チル、ブトキシエチル、エトキシエトキシエチル等があ
げられ、ヒドロキシル及びエーテル結合を有するアルキ
ル基としては、2−(2’−ヒドロキシエトキシ)エチ
ル等があげられる。
アルキレン基としては、メチレン、エチレン、トリメチ
レン、1.2−プロピレン、テトラメチレン、ペンタメ
チレン、1.5−ヘキシレン、2.6−へブチレン、ヘ
キサメチレン等があげられる。
オキサジアルキレン基としては、オキサジエチレン等が
あげられる。
アリーレン基としては、フェニレン等があげられる。
アシル基としては、アセチル、プロピオニル、ブチロイ
ル、アクリロイル、メタクリロイル、ベンゾイル、トル
オイル等があげられる。
Ii類の残基としては、アラビノース、リボース、キシ
ロース、フラクトース、ガラクトース、グルコース、マ
ンノース、ソルボース、グルコヘプトース、ラクトース
、マルトース、シュクロース、トレハロース、メレズイ
トース、ラフィノース、スタチオーゼ、デキストリン、
シクロデキストリン、グリコーゲン等の残基があげられ
る。
従って、本発明の前記一般式で表される化合物としては
、2−(3”−ニトロ−1′−トリアゾリル)酢酸、2
−(3’−ニトロ−1°−トリアゾリル)酢酸メチル、
2−(3゛−ニトロ−1”−トリアゾリル)酢酸エチル
、2−(3’−二トロー1゛−トリアゾリル)酢酸ヒド
ロキシエチル、2−(3’−二トロー1゛−トリアゾリ
ル)酢酸エトキシエチル、2−(3’−二トロー1゛−
トリアゾリル)酢酸ヒドロキシエトキシエチル、2−(
3°−ニトロ−1゛−トリアゾリル)酢酸グルコースエ
ステル、2−(3“−ニトロ−1゛−トリアゾリル)酢
酸モルホリド、2− (3’ −ニトロ−1”−トリア
ゾリル)酢酸ジエチルアミド、2−(3°−ニトロ−1
゛−トリアゾリル)酢酸ブチルアミド、2−(3”−ニ
トロ−1゛−トリアゾリル)酢酸アミド、2−(3°−
ニトロ−1゛−トリアゾリル)酢酸−3”−ジメチルア
ミノプロピルアミド、2−(3°−ニトロ−1゛−トリ
アゾリル)酢酸ジエタノ・−ルアミド、2−(3”−ニ
トロ−1゛−トリアゾリル)酢酸エタノールアミド、2
−(3°−ニトロ−1゛−トリアゾリル)酢酸イソプロ
パツールアミド、2−(3”−ニトロ−1゛−トリアゾ
リル)酢酸プロパツールアミド、2−(3’−ニトロ−
1“−トリアゾリル)酢酸−2−メトキシエチルアミド
、2−(3“−ニトロ−1“−トリアゾリル)酢酸−2
”−モルホリノエチルアミド、2−(3”−二トロー1
′−トリアゾリル)酢酸ピペリジド、2−(3°−ニト
ロ−1゛−トリアゾリル)酢酸−4”−メチルビペラシ
ト、3−(3’−ニトロ−1゛−トリアゾリル)プロピ
オン酸メチル、’3−(3°−ニトロ−1゛−トリアゾ
リル)プロピオン酸エタノールアミド、3−(3’−ニ
トロ−1゛−トリアゾリル)プロピオン酸ジメチルアミ
ド、3−(3”−ニトロ−1゛−トリアゾリル)プロピ
オン酸エチルアミド、3−(3’−二トロー1゛−トリ
アゾリル)プロピオン酸モルホリド、3−(3’−ニト
ロ−1゛−トリアゾリル)プロピオン酸−2”−ピペリ
ジノエチルアミド、3−(3°−ニトロ−1゛−トリア
ゾリル)プロピオン酸−3”−モルホリノプロピルアミ
ド、3−(3”−ニトロ−1”−トリアゾリル)乳酸メ
チル、1−(2’、3”−エポキシプロビル)−3−ニ
トロトリアゾール、1−(2”、3゛−ジヒドロキシプ
ロピル)−3−ニトロトリアゾール、1−(2’−ヒド
ロキシ−3゛−メトキシプロピル)−3−ニトロトリア
ゾール、1−(2’−ヒドロキシ−3′−エトキシプロ
ピル)−3−ニトロトリアゾール、1−(2°−ヒドロ
キシ−3′−クロロプロピル)−3−ニトロトリアゾー
ル、1−(2’−ヒドロキシ−3°−ジメチルアミノプ
ロピル)−3−ニトロトリアゾール、1−(2’−ヒド
ロキシ−3゛−ピペリジノプロビル)−3−ニトロトリ
アゾール、1−(2’−ヒドロキシ−3゛−モルホリノ
プロピル)−3−ニトロトリアゾール、1−(2’−ヒ
ドロキシ−3’−(3−ジメチルアミノプロピルアミノ
プロビル)〕−〕3−ニトロトリアゾール1−(2’−
ヒドロキシ−3゛−アセチロキシプロピル)−3−ニト
ロトリアゾール、1−(2’−オキソ−3°−メトキシ
プロピル)−3−ニトロトリアゾール、1−(2’−オ
キソ−3′−ブチルアミノプロピル)−3−ニトロトリ
アゾール、1−(2’−ヒドロキシエチル)−3−ニト
ロトリアゾール、1−(2’−ヒドロキシプロピル)−
3−ニトロトリアゾール、1−(ヒドロキシメチル)−
3−ニトロトリアゾール、1−(2’−アセチロキシエ
チル)−3−ニトロトリアゾール、1−(ヒドロキシエ
トキシエチル)−3−ニトロトリアゾール、1−(3”
−ニトロ−1”−トリアゾリル)グルコース、1−(3
”−ニトロ−1゛−トリアゾリル)リポース、1−(3
’−ニトロ−1゛−トリアゾリル)マルトース、等があ
げられる。
又、これらの化合物がアミノ基を有する場合は当然なが
ら酸付加塩であってもよく、この酸付加塩を形成する酸
としては、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸、リ
ン酸等の無機酸及び酢酸、プロピオン酸、シュウ酸、ク
エン酸、酒石酸、アジピン酸、乳酸、p−)ルエンスル
ホン酸等の有機酸があげられる。
これらの化合物のうちあるものは公知であり、又、ある
ものは新規化合物であるが、新規な化合物は、例えば、
3.ニトロ−L2,4− トリアゾールとハロカルボン
酸エステル或いは不飽和カルボン酸エステルを反応させ
、その後必要に応じて加水分解、エステル交換、アマイ
ド化等の操作により目的物を得る方法;エビハロヒドリ
ンを反応させ、その後必要に応じてカルボン酸、アミン
類あるいはアルコール類を付加することにより目的物を
得る方法;アルキレンオキサイドを付加し、その後必要
に応じてアシル化する方法;糖類を反応させる方法等に
より製造することができる。
次に、本発明の化合物を具体的な製造例を記すが、本発
明はこれらの製造例によ、って限定されるものではない
製造例1 2−(3”−ニトロ−1゛−トリアゾリル)酢酸モルホ
リドの製造 2、(3° ニトロ−1°−トリアゾリル)酢酸メチル
1gを2mlのモルホリンに加え、80〜90℃で5時
間攪拌した。過剰のモルホリンを減圧下に溜去し、淡黄
色固体の生成物を得た。
クロロホルムより再結晶し、融点157.5〜159℃
の無色結晶800 mgを得た。
赤外分光分析及び元素分析の結果は下記の如くであり、
目的物であることを確認した。
IRCKBr法)  :3170.1670.1550
.1510.1320及び1120 cm−’ 元素分析(Ca H+ + Oa N s )製造例2 2−(3’−ニトロ−1”−トリアゾリル)酢酸ピペリ
ジドの製造 2−(3”−ニトロ−1°−トリアゾリル)酢酸メチル
1gを2mlのピペリジンに加え、80〜90℃で5時
間攪拌した。過剰のピペリジンを減圧下に溜去し、淡黄
色固体の生成物を得た。
クロロホルムより再結晶し、融点122.5〜123.
4℃の無色結晶750 mgを得た。
IR(KBr法):3070.1660.1560.1
510.1320及び1310 cm−’ 元素分析(Cq H+ z O−r N s )製造例
3 2− (3’−ニトロ−1゛−トリアゾリル)酢 アミ
ドの製造 2−(3’−ニトロ−1゛−トリアゾリル)酢酸メチル
1gをメタノール2mlに懸濁し、0〜5°Cで28%
アンモニア水2gを滴下し、その後0〜10℃で2時間
攪拌した。−夜放置後、析出した固体を濾別した。メタ
ノール/クロロホルムより再結晶し、融点191〜19
2℃の白色結晶を得た。
IRCKBr法):3450.3350.3150.1
690゜1600.1550.1510.1320及び
1310 cm−’元素分析(C4Hs O:+ N 
s )製造例4 2−(3’−二トロー1′−トリアゾリル)酢酸メチル
1g、ジオキサン10 ml及びモノエタノールアミン
1gをとり、80〜100℃で1時間攪拌した。ジオキ
サン及び過剰のエタノールアミンを減圧下に溜去し、淡
黄色液体の生成物を得た。メタノール10m1に溶解し
た後、イオン交換樹脂(ダウ社製:oOWEX 50W
) 3 gを加え30分間攪拌した。
濾別後、メタノールを溜去し無色液体の精製物を得た。
このものは静置することにより固化したので、メタノー
ル/酢酸エチルより再結晶し融点111.7〜113℃
の無色結晶650mgを得た。
IRCKBr法’)  : 3400.3300.16
65.1560.1525.1315及び1050 c
m−’元素分析(Cb H90a N s )製造例5 エタノールアミンに代え、ブチルアミン1gを用いる他
は製造例4と同様の操作により、無色固体の生成物を得
、これをクロロホルム/ベンゼンより再結晶し、融点8
9〜91’Cの無色結晶を得た。
IR(KBr法)  :3300.3150.1670
.1550.1510.1320及び1310 cm−
区元素分析(Ca Hl 30 x N s )製造例
6 2− (3’−ニトロ−1゛−トリアゾリル)酢酸−2
−メトキシエチルアミドの製造 ブチル7ミンに代え、2−メトキシエチルアミン1gを
用いる他は製造例5と同様の操作により、無色固体の精
製物を得、これをクロロホルム/ベンゼンより再結晶し
、融点122゜9〜123.5℃の無色結晶を得た。
IRCKBr法):3400.3100.1670.1
560.1510及び1210 cm−’ 元素分析(C? H+ + 04N s )製造例7 3−ニトロ−1,2,4−)リアゾール5g、メタノー
ル50 ml、アクリル酸メチル6g及びトリエチルア
ミン5mlをとり、還流下12時間攪拌した。
メタノール、トリエチルアミン及び過剰のアクリル酸メ
チルを情夫後残渣をクロロホルムに溶解し、着炭酸水素
ナトリウム水溶液で3回洗浄した。
無水硫酸マグネシウムで乾燥した後脱溶媒し、淡黄色固
体の生成物を得た。クロロホルムより再結晶し、融点7
6.0〜76.6℃の無色結晶6.2gを得た。
IR(KBr法)  :3100.1730.1560
.1555゜1500.1315及び1220 cm−
’元素分析(Ch Ha O、N a )製造例8 3−(3”−二トロー1゛−トリアゾリル)プロピオン
酸メチル1g1ジオキサン10m1及びモノエタノール
アミン1gをとり、90〜100℃で1時間攪拌した。
ジオキサン及び過剰のエタノールアミンを減圧下に溜去
し、淡黄色液体の生成物を得た。メタノール10n+1
に溶解した後、イオン交換樹脂(ダウ社製:DO誓HX
 50W) 3 gを加え30分間攪拌した。
濾別後、溶媒を溜去し淡黄色固体の精製物を得た。これ
をメタノール/酢酸エチルより再結晶し、融点111〜
112℃の無色結晶600 mgを得た。
IR(KBr法)  : 3450.3350.166
0.1570.1510.1320及び1060 cm
−’元素分析(C7H+ + 04N s )製造例9 3−ニトロ−1,2,4−1−リアゾールIg、メタノ
ール20 ml、アクリル酸モルホリド1.41 g及
び28%ナトリウムメトキサイドメタノール溶fi0.
55m1をとり、還流下12時間攪拌した。
メタノールを情夫後残渣を水に溶解し、トルエンで抽出
した。脱溶媒後、キシレンより再結晶し、融点115〜
116℃の無色結晶の生成物を得た。
IR(KBr法):3100.1650.1550.1
505、1310及び1120 cm−’ 元素分析(C9H130,NS) 製造例10 3−ニトロ−1,2,4−トリアゾール3.4g、エピ
クロルヒドリン15g及び無水炭酸カリウム0.6gを
とり、100℃で20分間攪拌した。不溶物を濾別し、
エタノールで洗浄した。濾液を合わせ、減圧下にエタノ
ール及び未反応のエピクロルヒドリンを溜去し、黄色油
状の生成物を得た。
クロロホルム/エタノールを展開溶媒と゛し、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーにより精製し、淡黄色液体
の目的物5.8gを得た。
IRCKBr法)  :3350.3100.1560
.1510.1310及び1040 cm+−’ 元素分析(C5H,0ffN、CI) 製造例11 1−(2’−ヒドロキシ−3゛−クロロプロピル)−3
−ニトロトリアゾール5.8g及び10%水酸化ナトリ
ウム水溶液50a+ 1をとり、室温で15分間攪拌し
た。クロロホルム各5On+ 1で3回抽出し、活性炭
を加え、60℃で30分間攪拌した後活性炭を濾別し、
クロロホルムを溜去し、無色油状の生成物4.3gを得
た。
IRCKBr法) ’: 3100.1560.151
0.1310.1260及び1130 cm−’ 元素分析(CsH,03N、) 製造例12 1−(2°、3゛−エポキシプロピル)−3−ニトロト
リアゾール1g及びメタノール20m lの混合物に三
フッ化ホウ素エーテレートを加え、還流下2時間攪拌し
た。減圧下に脱溶媒した後、クロロホルム/エタノール
を展開溶媒として、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにより精製し、無色固体の生成物ヲ得た。クロロホル
ム/ヘキサンより再結晶し、融点67〜69.5℃の無
色結晶0.8gを得た。
IRCKBr法):3300.3100.1560.1
510.1310及び1110〜1080 cm−’元
素分析(Ch H+。04N4) 製造例13 1−(2’−ヒドロキシ−3゛−エトキシプロピル)−
3−ニトロトリアゾールの製造 メタノールに代えてエタノールを用いる他は製造例12
と同様にして、無色油状の生成物0.8gを得た。
I R: 3400.3100.1560.1510.
1310及び1140〜1060  c1’ 元素分析(C?H,!O,N、) 製造例14 1−(2°、3゛−エポキシプロピル)−3−ニトロト
リアゾール1g、ピペリジン4g及びテトラヒドロフラ
ン10m1をとり、60℃で30分間攪拌した。減圧下
に脱溶媒した後、炭酸ナトリウム水溶液10m1を加え
、クロロホルム各30s+1で3回抽出した。
クロロホルム溶液を1規定塩酸各20m lで3回抽出
し、次いで、塩酸層に炭酸ナトリウム水溶液を加えpH
10とした後クロロホルム各3On+ 1で3回抽出し
た。クロロホルムを減圧下に溜去し、淡黄色油状の生成
物1.1gを得た。
ここに水10m1を加え、l規定塩酸でpH5とした後
室温で30分間攪拌した。
減圧下に水を溜去し、残渣をメタノール/エーテルより
再結晶し、融点189.5〜191.5℃の白色結晶の
生成物1.0 gを得た。
IRCKBr法) : 3200.3100.2700
〜2500.15601510.1310及び1050
 cm−’元素分析(C+。HI fi 03 N 5
CI)製造例15 ピペリジンに代え、ジエチルアミンを用いる他は製造例
14と同様にして、白色固体の生成物を得た。メタノー
ルより再結晶し、融点131〜132℃の白色結晶を得
た。
IR(KBr法):3200.3100.2700〜2
500.15601510、1310及び1050 c
m−冨元素分析(C9HII03NSCI) 本発明の上記化合物は放射線治療における増感剤として
有用であり、その投与量は腫瘍の種類及び化合物によっ
ても異なるが、一般には、経口剤では20〜10000
 rag、注射剤では0.5〜10000 mg、座剤
では20〜10000 tagであり、最適投与量は、
症状に応じた医師の判断に基づき、放射線の種類、照射
線量、照射分割度等に応じて決定される。
また、本発明の化合物の投与形態には特に制約はな(、
担体として薬学分野で通常使用されるものが使用でき、
この分野で慣用されている手段に従って調製される。
以下に、本発明化合物の放射線増感効果を具体的な実施
例によって示す。
実施例−1 v−79チヤイニーズハムスター細胞における放射線増
感効果をみるために、v−79細胞10万個をガラスシ
ャーレに単層で培養しておき、対数相のv−79細胞を
調製した。
所定濃度の供試化合物のメジウム溶液をシャーレに添加
し、37℃で60分間静置した後、室温で密閉容器に入
れ、窒素ガスを10分間流して酸素を排除し、1.6 
Gy/分の線量率でxvAを照射した。
照射後リン酸緩衝液で洗浄し、トリプシンで単細胞にし
た後、所定量を培養シャーレに入れ、メジウム5mlを
加え37℃で7日間培養し、染色後に水洗し、生じたコ
ロニー数を測定した。
比較として、化合物を含まないメジウム溶液だけを加え
、窒素下で照射したもの及び空気存在下で照射したもの
についても試験を行った。
これらの数値より、細胞の生存率を計算し、照射線量に
対する生存率の対数をプロットすると直線関係が得られ
る。
この直線と、生存率が1.0なる水平直線の交点を求め
て誘導期間線量: Dq (Gy)を、直線の勾配から
生存率を1710に減少させるために必要な照射線量−
〇、。(Gy)を求めた。
また、細胞を99.9%不活性化するために必要な照射
線量(口。、I%=DQ”3D+o)を求め、空気中照
射の値(Do、 t%)との比(001%/D61%)
及び窒素気流下照射の値との比(D01%/Do、 1
%)を求め、それぞれ空気基準増感比(SARA数)及
び窒素基準増感比(Nz基準5ARA数)と定義した。
得られた結果を第1表に示す。
実施例−2 EMT−6腫瘍細胞105個をBa1b/C系雄マウス
(8週令、一群4匹)の両足大腿皮下に接種した。腫瘍
細胞接種後、腫瘍の大きさが直径1cm程に達した時点
で供試化合物の生理食塩水溶液を腹腔内投与しく200
mg/kg)  、40分後に450rad /分でX
線を照射し、照射5分後にマウスを殺した。
70%エタノールで全身滅菌した後に腫瘍部を切り取り
、組織を細断しトリプシン22m lと混合し、50分
間37℃で攪拌した。上澄み液を取り、細胞数を計測し
、所定量を径5cmのプラスチックプレート上に撒き、
メディウム5mlを加えた後炭酸ガス培養器で培養し、
X線を照射していない細胞は9日後に、X線を照射した
細胞は10日後に培養器から出し、メタノールで細胞を
固定し、ギムザ染色液で細胞を染色し、生じたコロニー
数を計測する。
X線を照射しない細胞をコントロールとし、生存率を測
定した。その結果を表−2に示す。
手  続  補  正  書  (自発)昭和60年6
月S 日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 次の一般式( I )で表されるニトロトリアゾール化合
    物を活性成分として含有してなる、放射線増感剤。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Rは(R_1−O)_nX_1、−R_2−C
    O−X_2、▲数式、化学式、表等があります▼−CH
    _2−CH(OH)−CH_2−X_3、−CH_2−
    CO−CH_2−X_2又は糖類の残基を示す。 R_1はアルキレン基を示し、X_1は水素原子又はア
    シル基を示し、nは1〜5を示す。 R_2はアルキレン基ヒドロキシアルキレン基又はアリ
    ーレン基を示し、X_2は−O−R_3又は−N(R_
    4)R_5を示す。 X_3はハロゲン原子、アシロキシ基、−O−R_3又
    は−N(R_4)−R_5を示す。 R_3は水素原子、アルキル基、ヒドロキシアルキル基
    、エーテル結合を有するアルキル基、ヒドロキシル基及
    びエーテル結合を有するアルキル基又は糖類の残基を示
    す。 R_4は水素原子、アルキル基、ヒドロキシアルキル基
    、エーテル結合を有するアルキル基またはヒドロキシル
    基及びエーテル結合を有するアルキル基を示し、R_5
    はR_4で表される基、または−R_6−N(R_7)
    R_8を示し、R_6はアルキレン基を示し、R_7及
    びR_8はR_4で表される基を示し、又、R_4とR
    _5又はR_7とR_8は互いに結合してアルキレン基
    またはオキサジアルキレン基を示してもよく、さらにR
    _4とR_7は互いに結合してアルキレン基を示しても
    よい。)
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5304654A (en) * 1987-06-10 1994-04-19 Yasunori Nishijima Fluorine-containing nitroimidazole compounds
WO2000051601A1 (fr) * 1999-02-26 2000-09-08 Tsutomu Kagiya Immunostimulants

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US5304654A (en) * 1987-06-10 1994-04-19 Yasunori Nishijima Fluorine-containing nitroimidazole compounds
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