JPS6119398Y2 - - Google Patents

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JPS6119398Y2
JPS6119398Y2 JP5688580U JP5688580U JPS6119398Y2 JP S6119398 Y2 JPS6119398 Y2 JP S6119398Y2 JP 5688580 U JP5688580 U JP 5688580U JP 5688580 U JP5688580 U JP 5688580U JP S6119398 Y2 JPS6119398 Y2 JP S6119398Y2
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JP
Japan
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ventilation
soundproof
soundproofing
cap
wall
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JP5688580U
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JPS56157297U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自然換気を損なわず、外部騒音の侵
入を防ぐ家屋防音レジスタに関するものである。
近年建築されるフマンシヨン等の家屋は、用地
の制約などもあつて高速道路際や鉄道ぞい、ある
いは飛行場の近く等の騒音のはげしい場所に設け
られることが多い。このような家屋においは、一
般に外部に面する窓に防音サツシユを使用してい
るが、室内の換気のために壁面に直径10cm程度の
換気孔を設けており、ここから外部の騒音が侵入
し折角の防音サツシユの効果も充分に発揮されて
いない。そこでこの防音サツシユの効果を維持す
るために考えられたのがこの考案の家屋防音レジ
スタである。
この考案の防音換気レジスタは、家屋壁部に設
けた貫通孔に一端部を突出させて嵌装する換気筒
と、換気筒の突出端を空気通路を残して被包する
防音キヤツプとからなり、壁部から突出した換気
筒の端部に防音材を内張りした防音キヤツプを簡
単に取付けることができるように、換気筒と防音
キヤツプとを構成したことを骨子とするものであ
る。
以下、この考案を図示の例により詳細に説明す
る。
1は家屋の壁部11に設けた貫通孔12に一端
部を突出させて嵌装する換気筒、2は換気筒1の
突出端1aを空気通路3を残して被包する防音キ
ヤツプである。
上記換気筒1の突出端1aは段部1bを設けて
若干大径に形成され、かつ外側に上記防音キヤツ
プ2を取付けるための複数の凹部4が形成してあ
る。また内側にはグラスウールの防音材5が施さ
れ、段部1bの部分には防虫網6が張設しある。
上記防音キヤツプ2は、所要の空気通路が形成
されるように、換気筒1よりも大径に、そして深
く形成した周壁2aと彎曲側板2bとを一体形成
したものからなり、内側にグラスウールの防音材
7が全面的に内張りしてある。また周壁2aの半
部には、開口縁に沿つて多数個の給気孔8,8が
並列に穿設してある。9はステンレスをL状に屈
曲して形成した防音キヤツプ2のスペーサで、先
端に上記取付凹部4と嵌合する突起9aを有し、
屈曲部先方が換気筒1の突出端外面と接すべく、
その複数が防音キヤツプ2の開口縁内側に取付け
られている。なお1cは換気筒1に施した切起片
である。
しかして上記防音換気レジスタは、予め穿設さ
れた貫通孔12の外側に換気筒1を嵌装し、突出
端1aに給気孔8,8を下側にして防音キヤツプ
2を嵌め込むことにより、簡単に壁部11に施工
することができる。この際、換気筒1の段部1b
と壁部11との間にシーリング10を施し、また
換気筒1と孔壁との隙間をウレタンフオームなど
の防水材13により塞ぐことにより、雨水の浸入
を防止することができる。
上記構造の防音換気レジスタにおいて、換気筒
1と防音キヤツプ2との間に形成した空気通路を
流れる空気量は、給気孔8,8を流れる空気量と
ほぼ見合うように設定されている。
家屋の防音性能は壁部がもつとも大きく、防音
サツシユの防音性能はこれに及ばないが、防音サ
ツシユの性能をもつて家屋の防音状態を定めるも
のとすれば、防音換気レジスタの防音性能も防音
サツシユの性能程度にすれば充分である。
第3図は実施例の防音性能を示すものである。
この実施例においては壁部11にあけた貫通孔1
2の直径Dは10cm、また防音換気レジスタの換気
筒1と防音キヤツプ2に植設した防音材7との間
の空気が流れる最小断面部の断面積は68.3cm2であ
りこれは直径9.3cmの孔の面積に相当する。
そこで第3図においては、横軸に騒音の周波数
Hzをとり、縦軸に騒音の防止具合を示す透過損失
dBをとつてある。図上の黒丸を連ねる線Eは壁
部11に換気の貫通孔12がない場合、すなわち
壁部11に防音サツシユのみが有る場合の性能を
示すものであり、白丸を連ねる線Fは壁部11に
換気の貫通孔12をあけて、防音換気レジスタを
取付けない場合の性能を示すものである。両者は
各周波数Hzについてこのような差異があり、はな
はだしい時には10dB以上の差があらわれてい
る。
これに対して図上の白三角を連ねる線Gは、こ
の実施例の防音換気レジスタを設けた場合の性能
である。白三角を連ねる線は黒丸を連ねる線にき
わめて近接しており、この防音換気レジスタの防
音性能は防音サツシユの防音性能に比して同等の
ものであることを示している。
上述のようにこの考案は防音サツシユ並の防音
性能を有しているから、その効果は顕著で換気孔
を穿設しただけの場合と同様に自然換気を行うこ
とができる。また換気筒1の突出端外側に形成し
た取付用凹部4と、防音キヤツプ2の周壁内に突
設したスペーサ9との嵌合によつて、防音キヤツ
プ2を換気筒1に嵌着できるようにしたことから
取付けがきわめて簡単となるばかりか、地震動や
強風によつても脱落するようなことがない。さら
にまた防音キヤツプの周壁半部に多数の給気孔
8,8を穿ち、この給気孔を下側にした防音キヤ
ツプにより換気筒の開口部を被包するため、雨水
の侵入がなく、野鳥の巣作りも防止することがで
きる。
このように一般の家屋における室内の防音に有
用なばかりか、逆にピアノ練習室、タイプ室、騒
音の大きい工場などの壁部に設けることにより、
近隣地区への騒音伝播を防止するという効果をも
有する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案に係る防音換気レジスタの1実
施例を示すもので、第1図は家屋壁部に取付けた
状態における縦断側面図、第2図は防音キヤツプ
の半部を縦断して示す正面図、第3図は防音性能
の比較図である。 1……換気筒、2……防音キヤツプ、1a……
突出端、3……空気通路、4……取付用凹部、
5,7……防音材、8……給気孔、9……スペー
サ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 家屋壁部に設けた貫通孔に一端部を突出させて
    嵌装する換気筒と、該管体の突出端を空気通路を
    残して被包する防音キヤツプとからなり、上記換
    気筒の突出端外側に防音キヤツプの取付用凹部を
    形成する一方、防音キヤツプには防音材を内張り
    するとともに、多数個の給気孔を開口縁に沿つて
    並設し、かつ上記取付用凹部と嵌合するスペーサ
    を内側に突設してなる防音換気レジスタ。
JP5688580U 1980-04-25 1980-04-25 Expired JPS6119398Y2 (ja)

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JP5688580U JPS6119398Y2 (ja) 1980-04-25 1980-04-25

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JPS56157297U (ja) 1981-11-24

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