JPS6119268Y2 - - Google Patents

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JPS6119268Y2
JPS6119268Y2 JP11991282U JP11991282U JPS6119268Y2 JP S6119268 Y2 JPS6119268 Y2 JP S6119268Y2 JP 11991282 U JP11991282 U JP 11991282U JP 11991282 U JP11991282 U JP 11991282U JP S6119268 Y2 JPS6119268 Y2 JP S6119268Y2
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JP
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tube
socket member
pipe
joint
peripheral surface
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JP11991282U
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JPS5924588U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、自在管継手に関するものである。
一般に一方の管に回転自在に嵌合された管受口
部材に、他方の管の挿口をパツキングなどを介し
て挿入して管と管を継ぐ形式の管継手では、密閉
性を得るために上記管受口部材は、一方の管の内
面及び他方の管の外面に密接される構造となつて
おり、したがつて一方及び他方の管の形状に合う
高い形状精度が要求される。
ところがこの種従来の管受口部材は、熱可塑性
樹脂の主として射出成形で製作されているが球状
外面と管状内面を有するため必然的にかなり肉厚
のものであるため、成形歪が大きく、従つて高い
形状精度が得られない。又、射出成形は金型が高
価であつて、製造コストが高い。
さらに、この種の自在管継手は、本来水道、ガ
ス、ケーブル等の既設管と隣接または交差して配
管される下水管路に使用され、施工時の作業時の
よいもの、すなわち所望角度設定の容易なものが
要求される。そして自在管継手の所望角度設定の
容易性(自在性)および挿口の挿入し易さと、水
密性とは相反し、適当なバランスが必要である。
したがつて、受口部材の形状精度が悪いと、自在
性、挿入性良好となれば水密性が不良となり、逆
に水密性を良好にすると自在性、挿入性が不良と
なる。
以上の点に鑑みこの考案は成されたものであつ
て、すなわちこの考案は、製造コストの安いブロ
ー成形により高い形状精度でほゞ一定肉厚の薄肉
に成形し、管受口部材の回転を円滑にして経時後
の自在性を保持でき、かつ、施工時の作業性、特
に所望角度設定の容易性を向上することができる
自在管継手を提供することを目的とする。したが
つて、この目的を達成するためにこの考案の自在
管継手は、継手管の一端部内に、内挿管の挿口が
挿入される管受口部材が回転自在に嵌合されてお
り、該管受口部材に内挿管の挿口を挿入して継手
管と内挿管とを継ぐ自在管継手において、上記管
受口部材は、ブロー成形により略円筒状に形成さ
れ、該管受口部材の外周面は上記継手管の内周面
に密接されており、管受口部材の内方には、継手
管の内周面と管受口部材の外周面を密閉するパツ
キンの内方パツキン装着溝が、また管受口部材の
外方には、内挿管の外周面と管受口部材の内周面
を密閉するパツキンの外方パツキン装着溝が各々
管受口部材の全周にわたつて形成されていると共
に、上記内方と外方パツキン装着溝との間には、
管受口部材の全周方向に沿つて複数箇所に凹陥状
の滑剤溜めが形成されていて、上記内方パツキン
装着溝の内突壁は、上記内挿管の挿口の先端部が
当接される軸方向ストツパとされていると共に、
外方パツキン装着溝の外突壁は、管受口部材の回
転に伴い上記継手管の一端部に当接されて該管受
口部材の回転角を規制する回転角規制ストツパと
され、かつ上記各滑剤溜めの内突壁は内挿管の挿
口を支承する構成とされたことを特徴とする。
以下、図示の一実施例によりこの考案を説明す
る。
第1図及び第2図はこの考案に係る自在管継手
を示しており、1はプラスチツク製、例えば硬質
塩化ビニル製の継手管であつて、一端部には半球
殻状の膨出部2が例えばブロー成形によつて成形
されている。この継手管1の膨出部2内には、第
3図から第5図に示すようにプラスチツク製、例
えば硬質塩化ビニル製の略円筒状の管受口部材3
が回転自在に嵌合されている。
上記管受口部材3を詳細に説明すると、管受口
部材3は第6図に示す一方及び他方の割型M,M
を用いたブロー成形により成形されている。すな
わち、管受口部材3は、硬質塩化ビニル管を加熱
軟化させ、そのあと空気を吹込み割型M,Mの内
周壁に均一な肉厚で成形させたものである。管受
口部材3には、リング状のゴムパツキン4が装着
される内方パツキン装着溝5と、リング状の開口
部ゴムパツキン6が装着されて外方パツキン装着
溝7が全周にわたつて形成されている。さらに管
受口部材3の外周には、上記内方パツキン装着溝
5と外方パツキン装着溝7の間の位置に、滑剤溜
め8が全周方向に等間隔をおいて複数箇所形成さ
れている。第6図に示すようにこのグリース溜め
8は割型M,Mの内周面に形成された突起Pによ
り凹陥状に成形されたものである。
上記内方パツキン装着溝5の内突壁5aは、管
受口部材3に挿入される内挿管9の挿口9aの先
端の軸方向ストツパーとされていると共に、上記
各滑剤溜8の内突壁8a及び外方開口端3aは、
挿口9aを支承する支承部とされている。また内
方パツキン装着溝5から上記外方パツキン装着溝
7の外突壁7aに至る外周面は、膨出部2の内周
面の曲率に一致されており、両者は密接されてい
る。
しかして、管受口部材3の外周面と膨出部2の
内周面とは、内方パツキン装着溝5に装着された
ゴムパツキン4を介して密閉されていると共に、
管受口部材3の内周面と内挿管9の外周面とは外
方パツキン装着溝7に装着された開口部ゴムパツ
キン6を介して密閉されており、各滑剤溜8には
滑剤が充填されている。
そして、管受口部材3は、膨出部2内で回転角
2θで回転自在とされており、外方パツキン装着
溝7の外突壁7aは、管受口部材3の回転に伴い
膨出部2の開口端2bに当接され、該外突壁7a
は管受口部材3の回転角を2θに規制する回転角
規制ストツパとなつている。
次に、以上の構成における作用を説明する。
第5図に示すように、継手管1の膨出部2に回
転自在に嵌合された管受口部材3には内挿管9が
挿入され、該内挿管9の挿口9aの先端部は、内
方パツキン装着溝5の内突壁5aに当接されると
共に、挿口9aの外周は各滑剤溜8の内突壁8a
及び外方開口端3aにより支承されており、管受
口部材3は膨出部2に密接されている。
次にこの管継手が、たとえば下水道管系の管路
として土中に埋設する場合を考える。この場合、
すでに土中に埋設されているガス管などの既設管
と、隣接又は交差して新しく下水道管系の管路を
埋設する必要がある。そこで、管受口部材3の所
望角度を設定して内挿管9を挿入すれば、既設管
と隣接又は交差して下水道管系の管路を設定する
ことができる。ところで管受口部材3は、本来厚
肉から肉厚が不均一となずべき部材を均一肉厚か
つ薄肉に成形するため、結果的に成形歪のなく寸
法精度が良く、しかも管受口部材3と膨出部2a
との間が滑剤でみたされていることから、管受口
部材3は経時後の自在性を保持し、かつ外力に応
じて無理なく円滑に回転され、したがつて施工時
の作業性、特に所望角度設定が従来に比べ容易に
できる。
また、埋設後地震などの外力により地盤が動か
されると、その動きに伴つて継手管1と内挿管9
とが相対的に動かされ、第7図に示すように管受
口部材3は一方に回転されて外突壁7aは膨出部
2の開口端2aに当接される。即ち、管受口部材
3は膨出部2に対して回転角θで回転角規制さ
れ、これ以上管受口部材3が膨出部2に対して回
転することはなく、したがつて管受口部材3が膨
出部2よりはずれたりすることがない。
そして、管受口部材3はブロー成形により高い
形状精度で形成されているので、上記状態におい
ても管受口部材3の外周面と膨出部2の内周面2
aとの間にはすき間が生ずることがなく、しかも
両者間には各滑剤溜8から出る滑剤でみたされる
ことから、外力の影響をうけても管受口部材3は
円滑に回転されると共に、滑剤とゴムパツキン4
とにより管受口部材3と膨出部2とは完全に密閉
され、輸送流体である下水道水がもれるおそれは
ない。
尚、内挿管9の挿口9aは、内突壁5a、ゴム
パツキン6、外方開口端3a及び滑剤溜8の内突
壁8aにより管受口部材3に対して固定されてい
るので内挿管9が抜け出るおそれがなく、しかも
管受口部材3と内挿管9とはゴムパツキン6と外
方開口端3aにより密閉されていて、下水道水が
もれることはない。
しかして、管受口部材3は外力に応じて適宜膨
出部2内で円滑に回転されると共に、管受口部材
3が膨出部2よりはずれることがなく、そして輸
送流体がもれることない。
以上説明したようにこの考案によれば、管受口
部材がブロー成形により高い形状精度で成形され
ていると共に管受口部材と膨出部との間が滑剤で
みたされることから管受口部材は経時後の自在性
を保持し、かつ、外力に応じて無理なく円滑に回
転されることから、製造コストを低減できると共
に、施工時の作業性、特に所望角度設定の容易性
を向上させることができる効果がある。
また、この考案によれば、外方パツキン装着溝
の外突壁により管受口部材が回転角規制されるこ
とから、管受口部材の継手管からの脱落、すなわ
ち継手管と内挿管の分断を防止でき、しかも滑剤
及びパツキンにより管受口部材と継手管及び内挿
管との水密性を確保できることから、自在管継手
としての信頼性を向上させることができる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る自在管継手の一実施
例を示す正面図、第2図は、同自在管継手の側面
図、第3図は、第2図における−線断面図、
第4図は、内挿管をはずした状態の自在管継手の
断面図、第5図は内挿管を挿入した状態の自在管
継手の断面図、第6図はブロー成形用割型を示す
断面図、第7図は、管受口部材が回転規制された
状態を示す断面図である。 1……継手管、2……膨出部、3……管受口部
材、5……内方パツキン装着溝、7……外方パツ
キン装着溝、8……滑剤溜め、9……内挿管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 継手管の一端部内に、内挿管の挿口が挿入され
    る管受口部材が回転自在に嵌合されており、該管
    受口部材に内挿管の挿口を挿入して継手管と内挿
    管とを継ぐ自在管継手において、上記管受口部材
    は、ブロー成形により略円筒状に形成され、該管
    受口部材の外周面は上記継手管の内周面に密接さ
    れており、管受口部材の内方には、継手管の内周
    面と管受口部材の外周面を密閉するパツキンの内
    方パツキン装着溝が、また管受口部材の外方に
    は、内挿管の外周面と管受口部材の内周面を密閉
    するパツキンの外方パツキン装着溝が各々管受口
    部材の全周にわたつて形成されていると共に、上
    記内方と外方パツキン装着溝との間には、管受口
    部材の全周方向に沿つて複数箇所に凹陥状の滑剤
    溜めが形成されていて、上記内方パツキン装着溝
    の内突壁は、上記内挿管の挿口の先端部が当接さ
    れる軸方向ストツパとされていると共に、外方パ
    ツキン装着溝の外突壁は、管受口部材の回転に伴
    い上記継手管の一端部に当接されて該管受口部材
    の回転角を規制する回転角規制ストツパとされ、
    かつ上記各滑剤溜めの内突壁は内挿管の挿口を支
    承する構成とされたことを特徴とする自在管継
    手。
JP11991282U 1982-08-09 1982-08-09 自在管継手 Granted JPS5924588U (ja)

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JP11991282U JPS5924588U (ja) 1982-08-09 1982-08-09 自在管継手

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JP11991282U JPS5924588U (ja) 1982-08-09 1982-08-09 自在管継手

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JPS5924588U JPS5924588U (ja) 1984-02-15
JPS6119268Y2 true JPS6119268Y2 (ja) 1986-06-10

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