JPS6119186Y2 - - Google Patents

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JPS6119186Y2
JPS6119186Y2 JP3191280U JP3191280U JPS6119186Y2 JP S6119186 Y2 JPS6119186 Y2 JP S6119186Y2 JP 3191280 U JP3191280 U JP 3191280U JP 3191280 U JP3191280 U JP 3191280U JP S6119186 Y2 JPS6119186 Y2 JP S6119186Y2
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car
relay
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floor
power supply
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JP3191280U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は油圧エレベータの非常制御装置、特に
停電時における運転制御装置に関するものであ
る。
かごが油圧ジヤツキにより昇降駆動される油圧
エレベータにおいて、油圧ジヤツキを制御するた
めのポンプのモータや油圧制御電磁弁の制御は電
磁リレーなどを用いてほとんど電気的に行なわれ
る。そのため、停電時には、かごが着床ゾーン以
外に停止してしまうこともあり得る。そのような
場合は、かご内の乗客の救出が問題になるが、そ
の救出運転方式には、従来、 1 非常用電源を用い、かごを低速下降で最寄階
に着床させてかご内乗客を救出させる方式。
2 非常電源を用い、かごを低速下降で最下階ま
で呼び戻してかご内乗客を救出させる方式。
などがある。
しかるに第1の運転方式は、運転区間が短いの
で停電から救出までの間に乗客に不安を与えるこ
となく迅速に救出することができるが、停電回復
時までかごを最寄階に停止させておくことにな
り、得に寒冷期に停電回復まで長時間停止させて
おく場合、その停止階よりも下方で下降呼が行な
われると、油圧ジヤツキ内の冷えた油が制御弁を
通り、特にパイロツト動作により主弁を動作させ
る機構のものにおいては、油の粘性が大きくなる
ために減速指令点でかごに減速指令を与えても十
分に減速しきれずにオーバーランしてしまうこと
があり、乗客ないし利用客に、エレベータに対す
る不信感を与えることになる。また、第2の運転
方式の場合は、一般に運転区間が長くなるので救
出時間が長くなり、救出運転時に乗客に不安感や
焦燥感を与えることになる。
本考案の目的は上記欠点を除去し、常用電源停
電時の救出時間が短く、しかも長時間停電時にも
油温低下に基づく油の粘性低下によるオーバーラ
ンを生ずることのない、高信頼性の油圧エレベー
タの非常制御装置を提供することにある。
この目的を達成するために本考案は、常用電源
停電時には非常用電源によりまずかごを最寄階に
着床させてかご内乗客を迅速に救出し、その後か
ごを最下階まで呼び戻して待機させ、停電回復時
には必ず上昇運転から始めるようにすることによ
り、停電回復後の初運転時に油圧ジヤツキ内の油
によつて制御する下降運転が行なわれ得ないよう
にしたものである。
第1図および第2図は本考案の一実施例を示す
ものもであり、以下、これを参照して本考案を詳
細に説明する。
第1図および第2図の装置には、常用電源、た
とえば商用電源から導出された一対の常用制御電
源母線P1,N1と、非常用電源1から導出され
た一対の非常用制御電源母線P2,N2とを備え
ている。さらに、後述のリレーないし電磁弁のコ
イルの一端が接続される共通の母線N3と、コイ
ルの他端側に配置される母線P3およびP4とが
設けられている。母線P3は、一方では常用電源
の電圧の有無を検出する電圧リレーNV(図示せ
ず)のa接点NV1を介して母線P1に接続され
るとともに、同電圧リレーNVのb接点を介して
母線P2に接続され、他方では制御用電磁接触器
CCのa接点CC1を介して母線P4に接続され
る。母線N3は、電圧リレーNVのb接点NV3を
介して母線N2に接続されるとともに、同電圧リ
レーのa接点NV4を介して母線N1に接続され
る。
母線P3とN3との間には、呼びカツトリレー
CCR、最寄階着床検出限時リレーMGSおよび制
御装置用電磁接触器CC(以上第1図)のほか
に、呼び登録回路4、最下階呼び戻し指令リレー
HL、下降方向指令リレーXSD、上昇方向指令リ
レーXSU、ドアゾーン検出リレーDZRおよびド
ア開リレーOP(以上第2図)が接続される。
呼びカツトリレーCCRは電圧リレーNVのa接
点NV5を介して励磁される。最寄階着床検出限
時リレーMGSは、電圧リレーNVのb接点NV
6、後述のレベリング検出リレーRZRのa接点
RZR1、かごの停止により動作するリレーUDX
のa接点UDX1、後述のドア閉確認リレーDCR
のb接点DCR2を介して励磁される。また、接
点RZR1,UDX1およびDCR2に並列に自己の
オンデイレー動作のa接点MGS2が接続されて
いる。制御用電磁接触器CCは安全回路2を介し
て励磁される。
呼び登録回路4は呼びカツトリレーCCRのa
接点CCR1を介して励磁される。最下階呼び戻
し指令リレーHLは、呼びカツトリレーCCRのa
接点CCR2と最寄階着床検出限時リレーMGSの
a接点MGS1との並列回路、およびドア閉確認
リレーDCRのa接点DCR1を介して励磁され
る。下降方向指令リレーXSDは、方向選択回路
5、および上昇方運転リレーSU(図示せず)の
b接点SU2を介して励磁されるとともに、最下
階呼び戻し指令リレーHLのa接点HL1、最下階
ドアゾーン近接検出リレー1FRのb接点1FR1、
および上記接点SU2を介して励磁される。上昇
方向指令リレーXSUは、方向選択回路5、およ
び下降方向運転リレーSD(図示せず)のb接点
SD2を介して励磁される。ドアゾーン検出リレ
ーDZRは、ドアゾーン検出リードスイツチ17
LSを介して励磁される。ドア開リレーOPは、最
下階ドアゾーン近接検出リレー1FRのb接点1FR
2、およびドア開指令接点DT1を介して励磁さ
れる。
母線P4とN3との間には、ドア閉確認リレー
DCR、下降運転リレーXD、レベリング検出リレ
ーRZR、下降低速運転リレーLD、下降低速電磁
弁DV、および下降高速電磁弁HDVが接続され
る。
ドア閉確認リレーDCRは、すべての階のホー
ルドアおよびかごドアが閉まつているときに閉と
なる接点回路からなるドア閉確認接点回路3を介
して励磁される。下降運転リレーXDは、ドア閉
確認接点回路3、下降低速運転リレーLDのa接
点と下降方向運転リレーSDのa接点SD1との並
列回路、ダイオードD1、および最下階強制停止
リミツトスイツチ3LSを介して励磁されるとと
もに、ドアゾーン検出リレーDZRのa接点DZR
1、下降低速運転リレーLDのa接点LD2、ダイ
オードD2、および上記最下階強制停止リミツト
スイツチ3LSを介して励磁される。レベリング
検出リレーRZRは、ドアゾーン検出リレーDZRの
a接点DZR1、および呼び登録回路4を介して励
磁される高速運転指令リレーSLD(図示せず)の
b接点SLD3を介して励磁される。下降低速電磁
弁DVは下降運転リレーXDのa接点XD1を介し
て励磁される。下降高速電磁弁HDVは、上記接
点XD1、および高速運転指令リレーSLDのa接
点SLD1を介して励磁される。下降低速運転リレ
ーLDは、高速運転指令リレーSLDのb接点SLD
2、および下降着床指令リードスイツチ11LS
を介して励磁される。
さて、図示の装置において常用電源が健全な場
合は電圧リレーNVが動作状態にあり、各制御電
源母線は接点NV1,NV4を介して常用電源から
給電される。非常用電源1は開いている接点NV
2,NV3により切離されている。また、電圧リ
レーNVが動作状態にあるため、呼びカツトリレ
ーCCRが励磁され、最寄階着床検出限時リレー
MGSは接点NV6によりオフされている。安全回
路2が安全を確認すれば制御用電磁接触器CCを
励磁して接点CC1を閉じる。呼びカツトリレー
CCRが励磁されると接点CCR1を介して呼び登
録回路4が裕効になり、所期のエレベータ運転が
行なわれる。
常用電源が停電になると電圧リレーNVがそれ
を検知し、エレベータ運転を停止するとともに、
接点NV1,NV4およびNV5を開路し、接点NV
2,NV3およびNV6を閉路する。それにより制
御電源として常用電源の系統が切離され、非常用
電源1が接続される。また呼びカツトリレー
CCRがオフになり、接点CCR1もオフになるの
でまず呼び登録回路4が無効になる。制御用電磁
接触器CCは安全回路2が安全を確認している限
り再励磁され、その接点CC1を閉じる。
常用電源停電時にかごが着床ゾーン以外に停止
すると、接点SLD2の閉路により下降低速運転リ
レーLDが励磁され、その接点LD1を介して下降
運転リレーXDが励磁される。そのため接点XD1
を介して下降低速電磁弁DVが励磁され、かごは
低速下降運転を行なう。かごが最寄階の着床ゾー
ンに来ると下降着床指令リードスイツチ11LS
が開路して下降低速運転リレーLDをオフにす
る。それにより下降運転リレーXDを介して下降
低速電磁弁DVがオフとなり、エレベータは停止
する。ドアゾーンにかごが達するとドアが開き始
め、かごの完全停止後、かご内乗客はかごから降
りてホールに救出される。
かごが停止するとリレー接点UDX1が閉じる
ので最寄階着床検出限時リレーMGSが励磁さ
れ、設定時間後に動作してその接点MGS1を閉
じるとともに、接点MGS2で自己保持する。
一方、かごの着床後一定時間経過してドアが閉
じると、ドア閉確認リレーDCRが励磁され、そ
の接点DCR1が閉じる。そのため、接点MGSS1
およびDCR1を介して最下階呼び戻し指令リレ
ーHLが励磁され、その接点HL1が閉じる。この
とき、かごが最下階以外に停止していれば接点
1FR1が閉じているので、両接点HL1,1FR1
によつて最下階呼び回路が形成され、下降方向指
令リレーXSDが励磁される。それにより、図示
していない下降方向運転リレーSDが励磁され、
その接点SD1を閉じる。接点SD1を介して下降
運転リレーXDが励磁され、その接点XD1が閉じ
る。また、下降方向指令リレーXSDの動作によ
り高速運転指令リレーSLDも励磁され、その接点
SLD1が閉じる。したがつて、下降低速電磁弁
DVおよび下降高速電磁弁HDVが励磁され、かご
は高速下降運転で最下階に向う。最下階に近づく
と、減速指点で高速運転指令リレーSLDがオフと
され、接点SLD1が開いて下降高速電磁弁HDV
がオフとされる。それにより、かごは減速され、
最下階のドアゾーン手前で接点1FR1が開いて最
下階呼びが解除され、接点1FR2が開いてドア開
指令回路がオフにされ、ドアゾーンでドアが開か
ないようにし、着床ゾーンで下降着床指令リード
スイツチ11LSが開路して下降低速運転リレー
LDがオフにされ、かごが停止される。かご停止
後は停電回復までドア閉で待機する。
以上述べたように本考案によれば、 1 停電時に最寄階着床によりかご内乗客を迅速
に救出することができる。
2 停電時の運転に際しては常に上昇運転から行
なうことにより、乗客に対して安定した信頼性
の高いエレベータサービスを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例を示す
回路接続図である。 NV……電圧リレー、1……非常電源、CCR…
…呼びカツトリレー、MGS……最寄階着床検出
限時リレー、DCR……ドア閉確認リレー、HL…
…最下階呼び戻し指令リレー、XD……下降運転
リレー、LD……下降低速運転リレー、DV……下
降低速電磁弁、HDV……下降高速電磁弁、SLD
……高速運転指令リレー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 油圧ジヤツキにより昇降駆動されるかごを電気
    式の制御装置により制御する油圧エレベータの非
    常制御装置において、 前記制御装置用の常用電源の停電時に前記制御
    装置に接続される非常用電源と、 前記常用電源の停電を検出する第1の検出手段
    と、 前記かごが着床ゾーン内にあるかどうかを検出
    する第2の検出手段と、 前記かごが最下階にあるかどうかを検出する第
    3の検出手段と、 前記かごを下降方向に低速駆動するための下降
    低速電磁弁と、 前記常用電源の停電が前記第1の検出手段によ
    り検出され、かつ前記かごが着床ゾーンにないこ
    とが前記第2の検出手段により検出されたときに
    前記非常用電源により作動され、前記下降低速電
    磁弁および油圧ジヤツキを介して前記かごを最寄
    階に着床させる回路手段と、 前記かごが最寄階に着床して所定時間ドアが開
    かれた後に、前記かごが最下階にあることが前記
    第3の検出手段により検出されないとき、前記非
    常用電源に作動され前記油圧かごを最下階まで呼
    び戻す回路手段と を具備したことを特徴とする油圧エレベータの非
    常制御装置。
JP3191280U 1980-03-12 1980-03-12 Expired JPS6119186Y2 (ja)

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JPS56135975U JPS56135975U (ja) 1981-10-15
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