JPS61191307A - 平面曲線型フアスナ−の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は衣服その地縫製品へ平面的曲線を呈するデザイ
ンファスナーを設けることのできる新規なファスナーの
製造方法に関するものである。

〈従来の技術〉 従来のファスナーはほとんど直線型であって、曲げよう
とすれば、すべてファスナー面の上下方向への曲がりし
かできなかった。ファスナーの面と同一平面内で左右に
曲げる（すなわち平面的に曲げる）平面曲線型ファスナ
ーは見当らないのである。そこで、従来は、平面内で曲
げて使用するには、ファスナーをねじらせるほかなく、
その曲率半径も大きなもので、小さく曲げて使用するこ
とができなかったのである。

〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明者はそこで、通常の直線型汎用ファスナーを簡単
に平面曲線型のファスナーにする方法について種々検討
したのである。

く問題点を解決するための手段〉 そのために本発明者は、ムシが直線的に２本のテープに
植設されたファスナーの平面曲線部分のテープに対して
、内側テープはほぼ３角形状の多数の切込み裁断をし、
外側テープは単なる切込みとし、所定の曲線の型に嵌め
て平面的に曲げた後、各テープの上面又は下面を接着固
定する方法を開発したのである。曲線的に曲げる内側テ
ープはほぼ３角形の切込み裁断であるが１曲げる程度に
よって、切込みのピッチ及び形状を適当に変更する。

通常は２等辺３角形が好ましいが１台形であっても、ｆ
ＩＡ歯状であっても、あるいは、３角形状を基調とする
丸味を有する波形曲線状であってもよく、各３角形に間
隔を持たせた状態に切込み裁断をしてもよい、接着固定
に際して、表面又は裏面に当て布をして補強することも
できる。

この方法には新たに開発した加工用裁断機を用いると便
利である。その構造は、ファスナーのテープを直線的に
挟着する溝（１５）と、その溝（１５）の側面にほぼ２
等辺３角形状の連続刃（１９）又は平行連続刃（２０）
を上下動可能に設けたことを特徴とするものである。

〈作用〉 このような平面曲線型ファスナーの製造方法によると、
直線的なファスナーを曲げ半径がＲ＝４０−程度まで自
由に曲げて使用することができる。

〈実施例〉 以下図面によって本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図は、ムシ（１）が直線的に２本のテープ（２）（
２′）に植設されたファスナー（３）の部分平面図であ
る１本発明はこのようなファスナーを平面内曲線部分に
おいて、内側テープ（２）はほぼ２等辺３角形状の多数
の切込み（４）を設けるべく裁断し。

外側テープ（２′）は単なる切込み（５）を設ける０次
に、これを所定の曲線の型に嵌めて平面的に必要な曲線
部分を局部的又は全体がカーブを描くように曲げた後、
各テープの上面又は下面を接着固定するのである。接着
固定は直接衣服等へ縫着して行うこともできるし、予め
他の布と接着させて曲げた状態のものにしておくことも
できる。内側テープ（２）に設けられた三角形状の切込
み（４）はこのとき狭（なり、外側テープ（２′）に設
けた切込み（５）は間隔が広くなって容易な曲げと、平
坦で良好な仕上がりが可能となる。第２図は接着固定後
の様子を示す平面図である。このような平面曲線型ファ
スナーは従来見当らないところである。

第３図及び第４図は本発明の方法によって、ジャンバー
（５）及びカバン（７）へ平面曲線型ファスナーを設け
た例である。このように、衣服においてはデザインの多
様化をはかることができ、また、カバンや衣服のポケッ
ト口に用いると物の出し入れがし易いものとなる。

上記のような平面曲線型ファスナーの製造に際して用い
ると便利かつ正確な裁断が可能な加工用裁断機を第５図
〜第７図に示した。第５ｗ！Ｉは平面図であり、第６図
は正面図、第７図は右側面図である。また、第８図〜第
１１１！ｌに本装置に用いる切断刃を示している。第８
図は２等辺３角形状連続刃の要部拡大正面図であり、第
９図は同底面図である。第１０図は平行連続刃の要部拡
大正面図であり、第１１図は同底面図である。

本装置は当板（１１）に対して、下部に切断刃が取付け
られる刃台（１２）が上下摺動可能に設けられている。

その為に、当板（１１）の両側にはスライド当板（１３
）　（１３）が固定されており、刃台（１２）の両側に
設けられた摺動溝（１４）　（１４）へ緩挿している。

当板（１１）の背後には平行な２本の押え部を設けるた
めの溝（１５）を有したファスナー固定板（１６）が設
けられている。この部分でファスナーを直線的に挟着す
ることができる。前面に設けられた刃台（１２）の中央
にはスプリング収容長穴（１７）が設けられており、下
端部を当板（１１）に固定したスプリング（１８）がそ
の中へ設けられている。スプリング（１８）は刃台（１
２）の衝撃を吸収し、かつ刃台（１２）の上方への復帰
を促す、刃台（１２）の下方へ取付けられる裁断刃は、
第８図及び第９図に示したものが平面曲線部分の内側テ
ープ（２）に多数の２等辺３角形状の切込み（４）を設
けることのできる連続刃（１９）であり、第１０図及び
第１１図に示したのは外側テープ（２′）に平行な切込
み（５）を設けることができる連続刃（２０）である、
刃台（１２）の下方にはこのような切断刃（１９）　（
２０）のいずれかをねじ止めすることができるのである
。図示することは省略するが、上記同様な構造で切断刃
を溝（１５）の両側へ設けると、両方のテープを同時に
裁断できて、工程の簡略化になる０以上のような装置は
刃台（１２）の上部を押えるとか衝撃を与えることによ
って、ファスナーの内側テープ（２）と外側テープ（２
″）に対して上記のような切込み（４）　（５）を簡単
かつ正確に設けることができる、更に刃を２連のローラ
形にして内側テープと外側テープを一挙に切断する方法
も便利である。

〈発明の効果〉 本発明の平面曲線型ファスナーの製造方法によると、衣
服、小物類、カバン類等ファスナーの平面内に曲線が要
求される分野で有効に利用できる。

更に、テント類、ビニルハウス等の出入口、窓。

通気孔、ブーツ等軸類、カバー類、寝具、座ぶとん、ク
ッション等のような、従来、平面曲線型ファスナーを設
けることが困難であったものに自由なデザインでファス
ナーを取付けることができるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は直線状のファスナーの部分平面図であり、第２
図は平面曲線型ファスナーとして用いた場合の部分平面
図である。第５図は加工用裁断機の平面図であり、第６
図は正面図、第７＠は右側面図である。第８図は２等辺
３角形状連続刃の要部拡大正面図であり、第９図は同底
面図である。 第１０図は平行連続刃の要部拡大正面図であり、第１１
図は同底面図である。 （１）ムシ　　　　　　　（２）　（２”）テープ（３
）ファスナー　　　　（４）（５）切込み（１１）当板
　　　　　　　（１２）刃台（１３）スライド当板　　
（１４）摺動溝（１５）溝　　　　　　　　（１６）フ
ァスナー固定板（１７）スプリング収容長穴　（１８）
スプリング以上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　ムシが直線的に２本のテープに植設されたファスナ
   ーの平面曲線部分のテープに対して、内側テープはほぼ
   ３角形状の多数の切込み裁断をし、外側テープは単なる
   切込みとし、所定の曲線の型に嵌めて平面的に曲げた後
   、各テープの上面又は下面を接着固定してなる平面曲線
   型ファスナーの製造方法。