JPH0711662Y2 - イヤリング・ピアス用陳列具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、イヤリング，ピアスの陳列具の改良に関する
ものである。

〈従来の技術〉 従来のイヤリング，ピアスを陳列する陳列具は、平面上
に置いたり、組立分解に手間の掛かる立体型を使用した
りしていた。

〈考案が解決しようとする課題〉 従来のイヤリング・ピアスの陳列具にあつては、持運び
やストツクのとき大きなスペースが必要であるという問
題点がある。この考案は、組み立て，解体，収納が容易
であつて、持運びやストツクのときスペースが少なくて
済む安価なイヤリング・ピアスの陳列具を提供すること
を目的としている。

〈課題を解決するための手段〉 図面を参考に説明する。上記目的を達成するために、本
考案に係るイヤリング・ピアスの陳列具は、裁断・折り
曲げが容易であり、且つ形状保持性を持つ薄板を裁断
し、円弧状帯部１の中程より円弧中心側に向うＶ形又は
Ｔ形腕片３を突設した形状の薄板を形成し、該腕片３の
上部左右にそれぞれイヤリング・ピアス取付用小孔5a又
はスリツト5bを設け、帯部１の両端に設けた結合手段２
に帯部１の両端を結合して截頭円錐面よりなる台部６を
形成する如く構成したものである。

上記イヤリング・ピアスの陳列具は、結合手段２とし
て、フツクもしくは引つ掛け金具を備えたもの、密植毛
状フアスナーよりなるものが好ましい。

また、本考案には、薄板はシートで被覆されたものも含
まれる。

〈作用〉 上記のように構成されたイヤリング・ピアスの陳列具
は、容易に組み立て可能であり、しかも、不要時は、解
体して、薄く展開できるため、必要収納容積が少なくて
済む。

〈実施例〉 第１の実施例を第１図を参考にして説明する。裁断・折
り曲げが容易であり、且つ形状保持性を持つ薄板を裁断
し、円弧状帯部１の中程より円弧中心側に向うＶ形腕片
３を突設した形状の薄板を形成し、該腕片３の上部左右
にそれぞれイヤリング・ピアス取付用小孔5aを設け、帯
部１の両端に設けた結合手段２に帯部１の両端を結合し
て截頭円錐面よりなる台部６を形成する如く構成してあ
る。

第２の実施例を第２図を参考にして説明する。裁断・折
り曲げが容易であり、且つ形状保持性を持つ薄板を裁断
し、円弧状帯部１の中程より円弧中心側に向うＶ形腕片
３を突設した形状の薄板を形成し、該腕片３の上部左右
にそれぞれイヤリング・ピアス取付用スリツト5bを設
け、帯部１の両端に設けた結合手段２に帯部１の両端を
結合して截頭円錐面よりなる台部６を形成する如く構成
してある。

第３の実施例を第３図を参考にして説明する。裁断・折
り曲げが容易であり、且つ形状保持性を持つ薄板を裁断
し、円弧状帯部１の中程より円弧中心側に向うＴ形腕片
３を突設した形状の薄板を形成し、該腕片３の上部左右
にそれぞれイヤリング・ピアス取付用小孔5aを設け、帯
部１の両端に設けた結合手段２に帯部１の両端を結合し
て截頭円錐面よりなる台部６を形成する如く構成してあ
る。

第４の実施例を第４図を参考にして説明する。裁断・折
り曲げが容易であり、且つ形状保持性を持つ薄板を裁断
し、円弧状帯部１の中程より円弧中心側に向うＴ形腕片
３を突設した形状の薄板を形成し、該腕片３の上部左右
にそれぞれイヤリング・ピアス取付用スリツト5bを設
け、帯部１の両端に設けた結合手段２に帯部１の両端を
結合して截頭円錐面よりなる台部６を形成する如く構成
してある。

結合手段２は上記のものに限定されるものではなく、密
植毛状フアスナーよりなるものでもよい。

また、イヤリング・ピアス用陳列具の外観を高めるた
め、薄板をビニル等の樹脂，布よりなるシートで被覆し
てもよい。

次に作用について説明する。本考案に係る自立するイヤ
リング・ピアス４の陳列具は、裁断，折り曲げが容易で
あり、且つ形状保持性を持つ薄板を使用し、製作，組み
立てするため、容易に、且つ安価に製作，組み立て可能
である。しかも、少なくとも一部に截頭円錐面よりなる
台部６を形成しているため、截頭円錐面の延長上にある
腕片３が截頭円錐面の仮想鉛直中心軸側に傾くので、載
せたイヤリング・ピアス４の重心は台部６の鉛直中心軸
近傍に位置し、一層形状，姿勢保持性が向上し、適用材
料の範囲が拡大される。また、不要時は、解体して、薄
く展開できるため、必要収納容積が少なくて済む。

〈考案の効果〉 本考案は、以上説明したように構成されているため、組
み立て，収納が容易であつて、安価である。また、持運
びやストツクに必要なスペースを小さくすることが出来
る。湾曲だけによつて組立てているため、組立分解を繰
返えしても破損することなく、長期に亙つて使用でき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第４図はそれぞれ本考案の異なる実施例を示
すもので、（イ）は正面図、（ロ）は展開図である。 １……帯部 ２……結合手段 ３……腕片 ４……イヤリング・ピアス 5a……小孔 5b……スリツト ６……台部

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】裁断・折り曲げが容易であり、且つ形状保
   持性を持つ薄板を裁断し、円弧状帯部（１）の中程より
   円弧中心側に向うＶ形腕片（３）を突設した形状の薄板
   を形成し、該腕片（３）の上部左右にそれぞれイヤリン
   グ・ピアス取付用小孔（5a）を設け、帯部（１）の両端
   に設けた結合手段（２）に帯部（１）の両端を結合して
   截頭円錐面よりなる台部（６）を形成する如く構成した
   イヤリング・ピアス用陳列具。
2. 【請求項２】裁断・折り曲げが容易であり、且つ形状保
   持性を持つ薄板を裁断し、円弧状帯部（１）の中程より
   円弧中心側に向うＶ形腕片（３）を突設した形状の薄板
   を形成し、該腕片（３）の上部左右にそれぞれイヤリン
   グ・ピアス取付用スリツト（5b）を設け、帯部（１）の
   両端に設けた結合手段（２）に帯部（１）の両端を結合
   して截頭円錐面よりなる台部（６）を形成する如く構成
   したイヤリング・ピアス用陳列具。
3. 【請求項３】裁断・折り曲げが容易であり、且つ形状保
   持性を持つ薄板を裁断し、円弧状帯部（１）の中程より
   円弧中心側に向うＴ形腕片（３）を突設した形状の薄板
   を形成し、該腕片（３）の上部左右にそれぞれイヤリン
   グ・ピアス取付用小孔（5a）を設け、帯部（１）の両端
   に設けた結合手段（２）に帯部（１）の両端を結合して
   截頭円錐面よりなる台部（６）を形成する如く構成した
   イヤリング・ピアス用陳列具。
4. 【請求項４】裁断・折り曲げが容易であり、且つ形状保
   持性を持つ薄板を裁断し、円弧状帯部（１）の中程より
   円弧中心側に向うＴ形腕片（３）を突設した形状の薄板
   を形成し、該腕片（３）の上部左右にそれぞれイヤリン
   グ・ピアス取付用スリツト（5b）を設け、帯部（１）の
   両端に設けた結合手段（２）に帯部（１）の両端を結合
   して截頭円錐面よりなる台部（６）を形成する如く構成
   したイヤリング・ピアス用陳列具。