JPS61190273A - 低温シヨ−ケ−ス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は少なくとも底部に発泡壁を備えた断熱壁にて本
体を構成してなる低温ショーケースに関する。

（ロ）従来の技術 一般に特公昭５８−１８５８５号公報や特公昭５６−５
３１７９号公報等で示される一側面開放形の低温ショー
ケースは、一側面を開口した［熱壁にて本体を構成し、
前記断熱壁の内壁より適当間隔を存して区画板を配設し
て冷却器及び送風ファンを配置する循環路と、貯蔵室と
を形成している。

前記断熱壁はこれ迄に内外画板間の空隙に角材からなる
木枠を骨組みとして入れると共に、グラスウールからな
る断熱材を充填して構成されていたが、ショーケースの
製作のスピードアンプに伴ない特開昭５９−１０４０６
２号公報で示されるようにグラスクールの代わりに硬質
ポリウレタン等の発泡断熱材が用いられ、ショーケース
１台当りの製作時間の短縮化を図ってコストダウンを大
幅に行なうことが試みられている。

（ハ）発明が解決しようとする問題煮 熱るに上記従来技術では、断熱壁の底部に使用する金属
製の内板は冷気循環や露処理等を考慮して１枚ものを使
い、この内板に１本乃至数本の折り曲げ筋を付けたもの
であった。従って、内板は発泡断熱材に対して食い付き
が悪く、即ち発泡断熱材の接着力を２次元的に受けてい
る丈で、発泡断熱材により内板の強度アップを期待した
程受けることはできなかった。

即ち、この種のショーケースでは断熱壁を製作した後、
冷却器やファンケース等の取付けを行なうために作業員
が断熱壁に囲まれた空間内に入り、底部上に載って種々
の作業を行ない、又同様にショーケースの完成後も冷却
器や送風機の保守点検作業を行なうために、作業員の荷
重が底部の内板に直接加わり、この荷重によって内板が
下方に凹み、この結果、この凹みによって循環冷気の分
布に支障が出たり、露滴りが出来たり、底部の断熱効果
が低下して外板表面に結露が発生する等の問題点が生じ
た。

に）問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するために、本体を構成する
断熱壁（３）の底部の発泡壁（１６）の内板は適所に形
成した排水口（財）を境として後下がりに傾斜する前傾
斜部０２、前下がりに傾斜する後傾斜部ｔ３３）を有す
る中央部材（ハ）と、底壁部□□□に後下がりの傾斜を
施した前部材０′？）と、底壁部ｒ３１）に前下がりの
傾斜を施した後部材（２８）とからなり、下向きフラン
ジ（３４）Ｏ埼と、このフランジ及び接着性シール剤（
３■収納用の溝（至）を画成し、且つ前記発泡断熱材に
埋設され、前記フランジと対をなす抱持部（ト）０′？
）との何れか一方を前記各部材の相隣接する端縁に形成
し、前記溝にフランジ及びシール剤を収納したま〜抱持
部０６）０ηをカシメで前記各部材を相互に接続して相
隣接する端縁な突き合わせると共に、中央部材（２９）
を前後両部材＠弼より段落させてなる低温ショーケース
を提供する。

（ホ）作用 フランジＣ１４）Ｃ３つ及びシール剤Ｃ３１を溝間に収
納したま匁、抱持部（３６１Ｃ３７）にカシメ作業を施
すことにより、前、後、中央各部材（２７）（２８１（
イ）相互の接続と同時罠、この各部材間のシールが同時
に行なえ、内板噛の製作が簡単になり、且つフランジＯ
ａ（ハ）及び抱持部（ト）０７）が補強条となって内板
■の機械的強度の向上が図れ、又前後両部材＠弼の底壁
部−Ｃ１ｌ）及び中央部材翰の前後両傾斜部ｅ２１ａｓ
を排水口（財）に向けて低く傾斜させると共に、樋とな
る中央部材（ハ）を前後両部材＠（ハ）よりも段落させ
て低くすることができ、更に抱持部Ｃ１６ＪＣ（ηを発
泡断熱材（２５に食い込ませて内板■を発泡断熱材ＨＫ
対して３次元的に接着結合できる。

（へ）実施例 以下図面に基づいて本発明の詳細な説明する。

図中（１）は前面に商品出し入れ用の開口（２）を形成
した断熱壁（３）にて本体を構成してなる低温ショーケ
ースで、前記断熱壁の内壁より適当間隔を存して着脱自
在な底壁部（４人）を有する区画板（４）を配設するこ
とにより背部区域〔５Ａ〕に冷却器（６）、底部区域（
５Ｂ）にファンケース（７）に支持された送風ファン（
８）を配置する循環路（５）と、複数の棚（９）及び照
明ααを配置する貯蔵室（１１１と、前記開口の上下両
縁に沿って相対向する吹出、吸込両口Ｃ１２１Ｑ３１と
を形成し、前記冷却器で熱交換された冷気を送風ファン
（８）でもって第２図矢印の如く強制循環して開口（２
）　Ｋ　冷たいエアーカーテン（ＡＣ）を形成すること
により貯蔵室Ｉを冷却するものである。

前記断熱壁は複数に分割された大部、中央部。

底部の各発泡壁α４１（１５）（Ｌｆｌｉ）からなり、
この各発泡壁の相隣接する接続端縁の少なくとも一方に
形成した凹条αη又は凸条ａａを相互に突き合わせるこ
とにより組立てられるものである。尚、この突き合わせ
の際には、第１−に示す如く相隣接する双方の発泡壁間
にゴム又は樹脂よりなる断熱性のノくツキン（１１が介
在される。前記各発泡壁は何れも金属製の内外両板（２
０１（２１１と、この画板間の空隙に充填された硬質ポ
リウレタン等の発泡断熱材（２２１とからなるものであ
る。

前記各発泡壁のうち底部の発泡壁０６）は、開口（２）
の下縁となる前壁（１６Ａ）の上縁に内外両板［２０＋
（２１１を断熱的に離間させ、且つこの上縁の補強材を
兼用する木粉入り樹脂からなるハンドレールｃ！４を配
置し、又底壁（１６Ｂ）には排水口（財）及びこの排水
口に接続される排水管（ハ）を支持する発泡スチロール
製の断熱ブロック（支））が配置されている。この発泡
壁の内板■は例えば溶融亜鉛鍍金鋼板（略称５ＰＧ）か
らなる前後両部材＠弼と、耐蝕性に優れたステンレス鋼
板からなり、樋の作用をなす中央部材Ｑ（支）とからな
る。前記前後両部材の底壁部（至）Ｂ３１１は中央部材
（ハ）に向って低くなる傾斜を施しており、又中央に排
水口（２４Ｊを形成した中央部材−は、この排水口に向
って抜工がりに傾斜する前傾斜部６つと、前記排水口に
向って画工がりに傾斜する後傾斜部（ハ）とを有してお
り、又前後両頭斜部Ｃ３ａＣ３３）の端縁は夫々相対向
する両底壁部Ｃ３０）Ｃ３］＋の端縁に段落して突き合
わされ、該端縁よりも低くなっている。

Ｃ３４）Ｃ３５＋は両底壁部（至）の１）の端縁に夫々
折り曲げ形成された下向きフランジで、その下端には前
方向又は後方向に突出する折曲片（３４Ａ）　（３５Ａ
）が形成されている。４３６）（３７）は前後両頭斜部
Ｃ３２１Ｃ３３）の端縁に夫々形成された抱持部で、第
４図に示す如く前記下向きフランジ及びシリコンコーキ
ング等のシール剤Ｏ（至）を収納抱持する溝（至）を画
成している。この抱持部は第５図（イ）〜（ハ）に示す
各工程にて折曲形成される。即ち、第５図（イ）に示す
如くＬ字形に折曲された抱持部（至）上に接着性及び弾
力性のあるシール剤０■を載せ、このシール剤内に下向
きフランジＣ３４１の折曲片（３４Ａ）を埋設した後、
（ロ）に示す如く下向きフランジ（３力の下端即ち折曲
片（３４Ａ）を支点として抱持部（列の先端を矢印前方
向に回転さすことによりシール剤０■を変形させて溝（
至）を形成し、次に（ハ）に示す如く矢印Ｂ方向からカ
シメ作業を施すことにより、前部材（２７）及び中央部
材（２９）を相互に接続するカシメ部（４０が形成され
、且つ抱持部０６）の一部に折曲片（３４Ａ）による膨
出部（３６Ａ）が形成されると共に、溝間の一部に前記
シール剤の充填量が多くなる拡幅部（３８Ａ）が形成さ
れる。又、他方の抱持部０７）も同様に加工成形され、
溝間、カシメ部（４１の他、膨出部（３７Ａ）、拡幅部
（３８Ａ）が形成される。

更に、この加工成形によって前後両部材（２ηＣ樽と、
中央部材ｃｌ印との間に上述した段落を施す場合圧は、
第５図（イ）において下向きフランジ（財）Ｇ艶の折曲
幅りを抱持部（ト）０７）の折曲幅Ｍより大きくし、前
後両部材＠弼の底壁部Ｃ３０）Ｃｌｌｌの表面が中央部
材（ト）の表面よりも常に高位量となるように前記両折
画幅り、Ｍを設定している。尚、この実施例では前後両
部材＠（ハ）の底壁部Ｃ３０１Ｃ３］１に下向きフラン
ジ（財）Ｇつ、中央部材−の前後両傾斜部国（ハ）に抱
持部Ｃ３６）Ｃ３７）を形成した場合を説明したが、底
壁部ｃｗ１）に抱持部０１１９０７）、前後両頭斜部０
つ（ハ）に下向きフランジ（財）Ｉ３５）を形成しても
よい。

（４υは抱持部（３６）Ｃ３７）の先端と、前後両部材
＠（至）との間の合わせ目をその長手方向に沿って覆う
帯状部材で、貼着テープ等の適材からなり、シール材翰
と発泡断熱材（２３との接触を阻止する。（４つは排水
口（財）に近接するファンケース（７）の下端に適数個
形成された排水路で、冷却器（６）から滴下してファン
ケース（７）下方の高圧域に流れて来た露を排水口（２
４）に案内する。（４３はファンケース（７）を上下方
向回動自在となすヒンジで、その一端はファンケース（
７１に、他端は区画板（４）の底壁部（４Ａ）を載置す
る補強部材（４４）に取付けられている。（４慢ま外板
（２１１の適所に形成された注入口で、発泡断熱材（社
）の発泡原液を内外両板（２Ｑ＋（２１１間の空隙に注
入した後、蓋（４６）でもって覆われる。

上記した発泡壁（１６）の製造方法について述べると。

先ず第５図（イ）〜（ハ）で説明した如く前後両部材（
２７）（２８）のフランジＣ３４）Ｃ３５＋と、中央部
材−の抱持部（３６）（３ηとをカシメ作業により接続
して内板嬢を構成すると共に、帯状部材０υでもって抱
持部（３６）（３７）と前後両部材＠（ハ）との間の合
わせ目をシールする。次に内外両板（２０１（２１１の
双方を組み付けてこの画板間に空隙を形成した後、図示
しない内外内治具でこの両板を固定し、然る後注入口（
４５）から空隙内に発泡原液を注入して発泡固化させて
発泡断熱材のを形成することにより、所望の発泡壁Ｑ６
１が得られる。

か〜る製造方法によれば、発泡壁Ｑ６１の内板翰を複数
の部材、即ち前後両部材（２７）（２８１及び中央部材
（２９）を用いて構成できるので、鋼材メーカーで定め
られた価格が安く幅の狭い鋼材を組み合わせて使用でき
ることになり、所定幅の内板嘆を得るために鋼材メーカ
ーに特注品を注文する必要がなく、安価な内板（２ｏｌ
を得ることができると共に、この各部材（２７）（２８
）ｆｉの組み合わせ幅に変化をもたせることにより、奥
行幅の異なる発泡壁αｅを構成できる。又、前後両部材
＠弼のフランジ（財）州及び接着性のシール剤０９とを
中央部材Ｃ２ｇ）の抱持部（至）Ｏηの溝側に収納した
ま〜、抱持部０６）０７）にカシメ作業を施してカシメ
部（４υを形成し、この各部材を接続して内板■を得る
ことができるので、各部材＠ｍ器の接続と同時に、この
各部材間のシールをも行なうことができ、接続及びシー
ル作業を同時に行なえ、しかもカシメ部（４０の形成に
伴ないフランジＣ３４）Ｃ３５１と抱持部■ｃ３ηとが
内板■の補強条となり、この内板の機械的強度の向上が
図れるばかりでなく、抱持部（ト）Ｇ７）が発泡断熱材
（２２に埋設されて食い込み、即ち内板■として３次元
的に発泡断熱材（２２１に接着することになり、発泡壁
Ｑ６１の強度アンプが図れる。又、シール剤４３１は接
着性で可塑性のものであるから、抱持部（３６）（３７
１の加工に伺ら支障をきたすことなく溝側の形状に応じ
て収納でき、各部材（２７）（２８）（２９＋間の突き
合わせ部分の水密性を良好に維持でき、この各部材に熱
収縮及び膨張が発生してもその接着力によって水密効果
を継続して発揮でき、発泡断熱材（２２１内への湿気進
入を阻止することができる。

又、前記カシメ作業により前後両部材（２７）（２１！
＋の底壁部側０１）よりも樋となる中央部材（２９）の
前後内傾斜部Ｃ３２１（ト）を段落させて低くすること
ができるので、抱持部（３６１Ｃ３９の折り曲げ加工に
多少の寸法誤差が発生しても、常に中央部材（２９）を
前後両部材（２η（２８）よりも低くして冷却器（６）
からの露の流れをスムースにすることができる。

（ト）発明の効果 上述した本発明によれば、下記に列挙する効果が生じる
。

■　フランジ及びシール剤を溝に収納したまへ抱持部に
カシメ作業を施すことにより、シール部材が抱持部内壁
に接着したまへ溝の形状に適応した形となり、各部材の
接続と同時に各部材間のシールが行なえ、内板の製作が
容易となるばかりでなく、各部材の端縁のフランジ、抱
持部が補強条となって内板の機械的強度を向上できる。

■　抱持部が発泡断熱材に食い込み、内板が発泡断熱材
に３次元的に接着結合されるので、発泡壁の発泡強度の
向上が図れ、断熱壁の底部となる発泡壁の耐荷重性が良
くなる。

■　カシメ作業に伴ない、中央部材を前後両部材よりも
段落してその表面を低くできるので、内板表面における
露の流れがスムースになり、排水口からの露処理が良好
となる。

【図面の簡単な説明】

図面は何れも本発明低温ショーケースの実施例を示し、
第１図は要部縦断面図、第２図は低温ショーケースの全
体縦断面図、第３図は断熱壁の全体前方斜視図、第４図
は第１図Ａの拡大図、第５図（イ）〜ｌ／→はフランジ
と抱持部との加工接続工程を順次示す縦断面図である。 （３）・・・断熱壁、　（４）・・・区画板、　（５）
・・・循環路、（６）・・・冷却器、　（８）・・・・
送風ファン、　（Ｉυ・・・貯蔵室、（Ｌ６）・・・発
泡壁、　（イ）・・・内板、　（２１＋・・・外板、　
（２２１・・・発泡断熱材、　（２４）・・・排水口、
　（２７）・・・前部材、　（至）・・・後部材、　Ｃ
Ｉ・・・中央部材、　０４）Ｏω・・・７う／ジ、（３
６）Ｃ３７）・・・抱持部、　（至）・・・溝、　Ｇ（
ト）・・・シール剤。 出願人　三洋電機株式会社　外１名 代理人　弁理士　　佐　野　靜　夫 第２図 第３図 第４図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、内外両板間の空隙に発泡断熱材を充填した発泡壁を
   少なくとも底部に備え、一側面を開口した断熱壁にて本
   体を構成し、前記断熱壁の内面より適当間隔を存して区
   画板を配設して冷却器及び送風ファンを配置する循環路
   と、貯蔵室とを形成してなる低温ショーケースにおいて
   、前記発泡壁の内板は適所に形成した排水口を境として
   後下がりに傾斜する前傾斜部、前下がりに傾斜する後傾
   斜部を有する中央部材と、底壁部に後下がりの傾斜を施
   した前部材と、底壁部に前下がりの傾斜を施した後部材
   とからなり、下向きフランジと、このフランジ及び接着
   性シール剤収納用の溝を画成し、且つ前記発泡断熱材に
   埋設され、前記フランジと対をなす抱持部との何れか一
   方を前記各部材の相隣接する端縁に形成し、前記溝にフ
   ランジ及びシール剤を収納したまゝ抱持部をカシメて前
   記各部材を相互に接続して相隣接する端縁を突き合わせ
   ると共に、中央部材を前後両部材より段落させてなる低
   温ショーケース。