JPS61189344A - 動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達装置

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JPS61189344A
JPS61189344A JP60027272A JP2727285A JPS61189344A JP S61189344 A JPS61189344 A JP S61189344A JP 60027272 A JP60027272 A JP 60027272A JP 2727285 A JP2727285 A JP 2727285A JP S61189344 A JPS61189344 A JP S61189344A
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JP
Japan
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output shaft
engine
hydraulic pump
pump motor
clutch
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JP60027272A
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Takayuki Miyao
隆之 宮尾
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動車における動力伝達装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、自動車、特にトラック等の大型自動車に使用する
有段変速機においては、その伝達トルクが大きいため、
その強度上、変速機構にシンクロメツシュの機構を設け
ることが困難となっている。
このようなことから、運転者は、その変速機における変
速操作の際、変速機構における同期がされず変速の切り
換えが出来ないときは、いわゆるダブル・クラッチの操
作をして該同期をさせ、その同期後に変速を完結させて
いた。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、このようなダブル・クラッチの操作は、操作が
複雑となり、且つ運転者の疲労も大きいことになる。
本発明の目的は、上記のような有段変速機において、そ
の変速時における同期を完全に行なうことのできる動力
伝達装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は下記のような構成からなっている。
エンジン出力軸が、クラッチおよび有段変速機を介して
駆動輪に連動している自動車において、 前記エンジン出力軸には油圧ポンプモータを連動させ、 前記油圧ポンプモータにはアキュームレータが接続し、 計算器は、前記自動車における各作動要因を検出し、そ
の計算器はその検出した結果に基づいて、前記油圧ポン
プモータの作動を制御する構成となっている。
[作用] 自動車がエンジンからの動力によって走行しているとき
、有段変速機はいずれかのある変速位置に設定されて走
行している。
このように、有段変速機をある変速位置に設定したまま
走行している場合において、その走行抵抗あるいは運転
者のアクセルペダル踏み込みの条件が変化すると、有段
変速機においてはそのある変速位置から他の変速位置へ
変速する必要が生ずる。
このように、自動車の走行中に有段変速機をある変速位
置から他の変速位置へ変速する場合において、その変速
操作は下記のように行なわれる。
a:エンジンへの燃料供給量を低レベルに抑制し、且つ
その抑制直後に有段変速機を中立位置へ設定することに
よって、有段変速機における入力軸と出力軸とを切り離
し、且つその切り離した状態において、クラッチを軽い
保合状態に設定しておく、すなわち、有段変速機におい
て出力軸の側から切り離されたその入力軸は、エンジン
出力軸と一体的に回転している。
このように入力軸が出力軸と切り離されてい □る状態
において、 b=油圧ポンプモータの作動は、計算器によって制御さ
れ、その制御によってエンジン出力軸の回転速度を所定
の回転速度に設定する。
この場合、所定の回転速度とは、 有段変速機が既に上記他の変速位置へ設定したと想定し
た場合に、エンジン出力軸の回転速度が、現在の出力軸
回転速度に対応した回転速度となる、そのエンジン出力
軸の回転速度を意味している。
また、計算器は上記所定の回転速度を算出する場合にお
いて、出力軸の回転速度を検出し。
その検出した回転速度の値と、上記他の変速位置におけ
る入力軸から出力軸までの歯車比に相当する常数とを使
用して上記所定の回転速度を算出している。
また、この場合において、油圧ポンプモータの作動制御
によって、エンジン出力軸の回転速度を制御できる理由
は下記の理由によっているエンジンブレーキ時あるいは
車両停止時のエンジンからの駆動によって、油圧ポンプ
モータをポンプ作用の状態で駆動し、そのポンプ作用か
ら生じた圧油を7キユームレータに蓄積し、上記の変速
時においてエンジン出力軸の回転速度を増速させるとき
は、油圧ポンプモータがモータ作用をする側に設定し、
その状態の油圧ポンプモータに上記蓄積させている圧油
を圧送することによってエンジン出力軸の回転を増速す
ることが可能となり、上記の変速時においてエンジン出
力軸の回転速度を減速させるときは、油圧ポンプモータ
がポンプ作用をする側に設定し、その油圧ポンプモータ
におけるポンプ作用の軸トルクを制御すること(油圧ポ
ンプモータにおける押しのけ容積を変化させるか、油圧
ポンプモータからアキュームレータへ圧送する圧油の圧
力値を制御弁によって制御すること)によってエンジン
出力軸の回転を減速することが可能となるものであるか
らである。
また、この場合において、エンジン出力軸と軽いクラッ
チ係合をしている入力軸もエンジン出力軸とともに、そ
の回転速度を変化させられることになる。
このように、エンジン出力軸の回転速度を調整の後。
C:有段変速機を中立の位置から他の変速位置へ移行さ
せる。
このように、有段変速機における変速がその中立位置か
ら他の変速位置へ移行してゆく際は、クラッチを介して
エンジン出力軸と一体的に回転している入力軸の回転速
度が、上記のように、既に上記能の変速位置へ設定され
ていると想定した状態に設定しであるため、その中立位
置から他の変速位置への変速操作の際の入力軸の側の駆
動系と出力軸の側の駆動系とは、その回転速度について
完全に近い状態に同期している。
したがって、その中立位置から他の変速位置への移行は
、きわめて容易に且つ滑らかにその変速を完了すること
ができる。
このように有段変速機における変速が完了した後、計算
器は、その軽いクラッチ係合状態から完全なりラッチ係
合状態に設定して、エンジンから駆動輪への動力伝達が
可能となる状態に設定し、且つエンジンへの燃料供給を
通常のアクセルペダルによる操作に切り換えてゆく。
この場合、クラッチの完全係合状態への操作においては
、既にエンジン出、力軸と有段変速機における入力軸と
が完全に一体的に回転している状態にあるため、その係
合によるショックは全く生じない。
上記のように、ある変速位置から他の変速位置への変速
に対し、逆に他の変速位置からある変速位置への変速も
、その作用は同様に行なわれる。
以上のような変速作用に対し、自動車にエンジンブレー
キをかける場合を以下に説明する。
有段変速機における変速位置が任意の変速位置へ設定さ
れ、且つクラッチが完全に係合されている通常の走行状
態において、運転者がアクセルペダルを戻したことによ
り、あるいは計算器へ直接にエンジンブレーキ信号を与
えたことによって、計算器はエンジンにおける燃料供給
を低レベルに押え、同時に計算器は油圧ポンプモータを
ポンプ作用をする側に設定し、且つそのポンプ作用の程
度はアクセルペダルの戻し量に応じて大きくしてゆく。
このとき、エンジンにおける燃料供給が低レベルに設定
されていることから、エンジン出力軸は自動車の走行エ
ネルギによって駆動輪側から駆動された状態になってい
る。
したがって、このように油圧ポンプモータがポンプ作用
をする側に設定され、そのポンプ作用の程度が大きくさ
れてゆくと、エンジン出力軸における回転エネルギは油
圧ポンプモータに吸収されてゆく。
すなわち、自動車の走行エネルギは、駆動輪、有段変速
機、クラッチおよびエンジン出力軸を介して油圧ポンプ
モータに吸収され、その吸収された走行エネルギは油圧
ポンプモータにおいて油圧エネルギに変換され、その油
圧エネルギはアキュームレータに蓄積されてゆく。
このように、エンジンブレーキの際はエンジンが自動車
の走行エネルギを吸収するのみでなく、油圧ポンプモー
タも自動車の走行エネルギを吸収してゆくから、そのエ
ンジンブレーキは非常に良く効くことになり、且つその
ブレーキエネルギの一部は油圧エネルギとしてアキュー
ムレータに蓄積されることになる。
以上のようなエンジンブレーキの作用に対して、自動車
を加速してゆく場合を下記に説明する。
運転者がアクセルペダルを踏み込んだことによって、そ
の踏み込みに応じて計算器は、油圧ポンプモータをモー
タ作用をする側に設定し、且つそのモータ作用の程度は
、アクセルペダルの踏み込み量に応じて大きくしてゆく
このように油圧ポンプモータをモータ作用をする側に設
定し、油圧ポンプモータヘ7キュームレータにおける圧
油を圧送すると、エンジン出力軸が油圧ポンプモータに
よって駆動されることになるから、エンジン出力軸はエ
ンジンと油圧ポンプモータの両者から駆動されることに
なって、自動車の加速が非常に良くなる。
すなわち、エンジンブレーキ等によってアキュームレー
タに蓄積されたエネルギは、アクセルペダルの踏み込み
時において、エンジン出力軸に放出され、その放出され
たエネルギはエンジンからの出力動力に加えて再利用さ
れることになる。
また、エンジンのスタータが故障したようなときは、油
圧ポンプモータをモータ作用の側に設定し、アキューム
レータから油圧ポンプモータへ圧油を圧送すれば、油圧
ポンプモータをエンジンスタータとしても利用すること
ができる[実施例] 以下、実施例に基づいて本発明を説明する。
第1図は、本発明における動力伝達装置の一実施例をシ
ステム図によって示したものであり、第2図は第1図に
おけるエンジン出力軸1aから有段変速機2における出
力軸2bまでの具体的なシステム図を示したものである
第1図において、エンジンlにおける出力軸1aは、ク
ラッチ4、有段変速機2の入力軸2a、有段変速機2お
よび出力軸2bを介して駆動輪3に連動しうるようにな
っており、エンジン出力軸1aには歯車1bを介して油
圧ポンプモータ5が連動し、油圧ポンプモータ5と7キ
ユームレータ6との間は細線によって示した油圧管路に
よって接続し、その油圧管路には弁5aが介設し、弁5
aは自動車の停止状態以外は開いた状態となっており、
5bはリザーバである。
第2図において、クラッチ4はエンジン出力軸1aに固
着したプレー)4c、入力軸2aにスプライン嵌合した
大クラッチ板4aおよび小クラッチ板4bとからなって
おり、有段変速機2は、入力軸2aに歯車2gが固着し
、副軸2eには歯車2d、2fおよび2mのそれぞれが
固着し、歯車2hおよび2jのそれぞれは出力軸2bi
へ回転自在に嵌合し、出力軸2bに嵌着したハブ21に
は、軸方向への摺動を可能にスリーブ2kがスプライン
嵌合しており、歯車2gと歯車2d、歯車2hと歯車2
fおよび歯車2jと歯車2mはそれぞれ常時歯車係合の
状態にあり、計算器7は、検出器7aおよび7bによっ
てエンジン出力軸1aの回転速度と出力軸2bの回転速
度を検出し且つ図示していないアクセルペダルの動きを
検出し、また計算器7は、有段変速機2の変速時、自動
車の加速時あるいはエンジンブレーキ時のそれぞれにお
いて、上記各検出値に基づいて油圧ポンプモータ5の作
動を制御する構成となっている。
以上の本発明における実施例の構成において、以下その
作用を説明する。
第1図および第2図における有段変速機2の変速位置は
、スリーブ2kがハブ21と歯車2jとを係合した低変
速比に設定され、プレート4cと大クラッチ板4aが係
合した状態に設定され、油圧ポンプモータ5の押しのけ
容積は零に設定され、エンジンlの動力は、エンジン出
力軸1a、クラッチ4.入力軸2a、有段変速112お
よび出力軸2bを介して駆動輪3に伝達し、自動車は走
行状態にある。
このような自動車の走行状態において、自動車の走行抵
抗が変化し、あるいは運転者がアクセルペダルを踏み込
んだことによって、計算器7が有段変速機2をその低変
速比の状態から高変速比の状態へ移行させるべきである
と判断したときは、下記のような作動によって有段変速
41!2の変速位置を低変速比から高変速比へと移行さ
せてゆく。
ここで、低変速比に設定した場合のエンジン1からの動
力の流れは、エンジン出力軸1a、クラッチ4、入力軸
2a、tM車2g、2d、2mおよび2j、スリーブ2
におよびハブ21を介して出力軸2bに伝達し、高変速
比に設定した場合のエンジン1からの動力の流れは、エ
ンジン出力軸1a、クラッチ4、入力軸2a、歯車2g
、2d、2fおよび2h、スリーブ2におよびハブ21
を介して出力軸2bに伝達しているものである。
計算器7は、アクセルペダルが踏み込まれている状態に
おいて、エンジン1への燃料供給を一時的に低レベルの
状態に設定し、且つクラッチ4を小クラッチ板4bのみ
がプレー)4cと連動し、大クラッチ板4aはプレート
4cと切り離された状態に設定する。
このように、エンジンlへの燃料供給が低レベルに設定
されると、今までエンジン出力軸1aが出力軸2bを駆
動していたことに対して、エンジン出力軸1aが出力軸
2bの走行エネルギによって軽く駆動されてゆこうとす
ることになるが、その前に、エンジン出力軸1aの側が
出力軸2bを駆動していた状態からエンジン出力軸1a
が出力軸2bの側から駆動されてゆく過程において、エ
ンジン出力軸1aにおけるトルクが零になる状態が存在
する。
このエンジン出力軸1aにおけるトルクが零になる状態
に相当する時期に、計算器7はスリーブ2kを第2図の
位置(低変速比の位置)から歯車2hと歯車2jとの軸
方向の中間位置(変速の中立位置)へ移行させる。
このように、スリーブ2kが中立位置へ設定されたこと
によって、入力軸2aの側の駆動系と出力軸2bの側の
駆動系は、ハブ21の位置において切り離された状態と
なる。
この状態において、計算器7は出力軸2bの回転速度を
検出している検出器7bからの信号と、歯車2g、2d
、2fおよび2hのそれぞれの歯数Z1、Z2、Z3お
よびZ4を使用して下記の n 1 o = (Z4/Z3)X (Z2/Z 1)
Xn2            (1)の演算を行なう
ここで(1)式は、有段変速機2を高変速位置へ設定し
た場合においては、その歯車2g、2d、2fおよび2
hの組合せから、エンジン出力軸1aの回転速度が、現
在の出力軸2bの回転速度n2に対して所定の回転速度
nloになっていなければならない関係を示している。
ここで、(1)式の関係は、 n 1 oXZ1=ncXZ2 n cXZ3= n4XZ4 の関係から求めたものであり、nCは副軸2eの回転速
度である。
上記のように、(1)式から求めた所定の回転速度nl
oは、計算器7において検出器7aが検出したエンジン
出力軸1aにおける実の回転速度n1と比較され、n 
1 > n l Oなるとき、計算器7は油圧ポンプモ
ータ5における押しのけ容積をポンプ作用となる側へ設
定し、且つその押しのけ容積を制御することによってエ
ンジン出力軸1aにブレーキをかけてゆく。
この場合、そのブレーキをかけてゆく結果、油圧ポンプ
モータ5かも発生した圧油はアキュームレータ6に圧送
され、油圧エネルギとして蓄積される。
逆に、エンジン出力軸1aの回転速度nlがnl<nl
oとなっているときは、計算器7が油圧ポンプモータ5
における押しのけ容積をモータ作用となる側に設定し、
且つアキュームレータ6における圧油を油圧ポンプモー
タ5に圧送してゆく。
このようにモータ作用をする油圧ポンプモータ5へ圧油
が圧送さてゆくと、油圧ポンプモータ5がエンジン出力
軸1aを駆動することになり、エンジン出力軸1aの回
転速度nlが大きくなってゆき、計算器7は最終的にエ
ンジン出力軸1aにおける回転速度n1lnl=nl。
の状態に近づけてゆく。
このように、エンジン出力軸1aの回転速度nlが所定
の回転速度nloに接近したとき。
計算器7はスリーブ2kを上記中立の位置から第2図の
左方へ移行させて、ハブ21と歯車2hが係合する状態
に設定する。
このとき、エンジン出力軸1aは小クラッチ板4bを介
して入力軸2aを駆動しているから、エンジン出力軸1
aと入力軸2aの回転速度は等しく、且つエンジン出力
軸1aの回転速度nlと所定の回転速度nloとは、と
記のような押しのけ容積の操作によってほぼ等しい値と
なっているため、スリーブ2kが歯車2hに係合する直
前において、スリーブ2にと調車2hの両回転速度はほ
とんど同期している。
したがって、このスリーブ2kが歯車2hへ係合してゆ
くときには、殆どその係合時のショt・りを生ずること
がなく、滑らかにその変速を行なうことができる。
また、仮にその変速時において歯車2hとスリーブ2に
との間に少しの回転差が生じていたとしても、エンジン
出力軸1aと入力軸2aとの間の連動が小クラッチ板4
bのみによって軽く係合するだけとなっているため、そ
の変速係合時の回転ずれはプレー)4cと小クラッチ板
4bとの間の滑りによって吸収されてしまう。
このように有段変速機2における変速が終了すると同時
に、計算器7は大クラッチ板4aをプレート4cに係合
させ、エンジンlから駆動輪3への動力伝達を可能な状
態とし、且つその動力伝達を可能にすると同時に計算器
7は、エンジンlへの燃料供給を通常のアクセルペダル
によって調整される状態に切り換え、その後、自動車の
速度調整は、′M転者のアクセルペダルの操作によって
行なわれる。
また、このクラッチ4が係合してゆく場合、プレート4
cと大クラッチ板4aはその係合直前において、上記の
ように既に同一回転で回転しているため、その係合によ
る衝撃を生ずるようなことはない。
上記の低変速比から高変速比への変速に対し、高変速比
から低変速比への変速もまったく上記の方法と同じよう
に変速すればよいが、その場合において、新たに設定さ
れる低変速比の動力伝達経路は、上記の高変速比に設定
される場合と異なるため、計算器7において算出される
所定の回転速度nloが異なり、その値は、上記(1)
式に対し、 n 10 = (Z6/Z5)X (Z2/Z 1)X
n2          (2) となる。
ここで、Z6およびZ5は、歯車2jおよび2mの歯数
である。
ここで上記実施例においては、有段変速y12の変速段
数が2速となっているが、その変速段数は更に後退を含
め多段の変速段数を有するものであっても、低変速比か
ら高変速比へ、あるいは高変速比から低変速比へ移行さ
せるように、ある変速比から他の変速比へのそれぞれの
変速時に上記の変速方法を使用できるものであるまた、
上記実施例における有段変速機2の変速時にはクラッチ
4の軽い係合を小クラッチ板4bによって行なっている
が、これは大クラッチ板のみによってその軽い保合と完
全な係合を行なってもよい。
以上のような変速作用に対し、自動車にエンジンブレー
キをかける場合を以下に説明する。
有段変速4!t2における変速位置が任意の変速位置へ
設定され、且つクラッチ4が完全に係合されている通常
の走行状態において、運転者がアクセルペダルを戻した
ことにより、あるいは計算器7へ直接にエンジンブレー
キ信号を与えたことによって、計算器7はエンジンlに
おける燃料供給を低レベルに押え、同時に計算器7は油
圧ポンプモータ5における押しのけ容積をポンプ作用と
なる側へ設定し、且つその押しのけ容積の大きさは、ア
クセルペダルの戻しに応じて大きくしてゆく。
このとき、エンジン1における燃料供給が低レベルに設
定されていることから、エンジン出力軸1aは自動車の
走行エネルギによって駆動輪3の側から駆動される状態
になっている。
したがって、このように押しのけ容積がポンプ作用とな
る側へ増大されてゆくと、エンジン出力軸1aが油圧ポ
ンプモータ5を駆動し、その駆動によって油圧ポンプモ
ータ5に発生した圧油はアキュームレータ6へ圧送され
、油圧エネルギとして蓄積される。
すなわち、自動車の走行エネルギは、駆動輪3、有段変
速機2、クラッチ4およびエンジン出力軸1aを介して
油圧ポンプモータ5に吸収されてゆくことになり、且つ
この場合、自動車の走行エネルギはエンジン1において
も吸収されているので、エンジンブレーキは非常に良く
効くことになる。
以上のようなエンジンブレーキの作用に対して、自動車
を加速してゆく場合を下記に説明する。
運転者がアクセルペダルを踏み込んだことによって、計
算器7は油圧ポンプモータ5の押しのけ容積をモータ作
用の側へ設定し、且つアクセルペダルの踏み込みに応じ
てその押しのけ容積を大きくしてゆく。
このように押しのけ容積が設定されると、アキュームレ
ータ6から油圧ポンプモータ5へ圧油が流れてゆくこと
になり、そのことによって油圧ポンプモータ5は歯車1
bを介してエンジン出力軸1aを駆動することになる。
すなわち、エンジンブレーキ等によってアキュームレー
タ6に蓄積されたエネルギは、アクセルペダルの踏み込
み時において、エンジン出力軸1aに放出され、その放
出されたエネルギはエンジン1からの出力動力に加えて
再利用されることになる。
このような加速状態から、やがて自動車が定常の駆動走
行状態に入ると、計算器7によって油圧ポンプモータ5
の押しのけ容積は零に設定される。
上記走行状態の作用に対し、自動車が停止しているとき
は、油圧ポンプモータ5の押しのけ容積を零にしておく
と同時に、弁5aを閉じ、そのことによって7キユーム
レータ6における圧油が油圧管路を介して油圧ポンプモ
ータ5から漏れ出ないようにしておく。しかし、弁5a
は必ずしも必要ではなく、自動車の停止時あるいは自動
車の使用されていないときにも、有効に油圧エネルギを
保存しておく場合に弁5aが必要となるものである。
また、エンジン1を始動する場合において、油圧ポンプ
モータ5をモータ作用の状態に設定し、その油圧ポンプ
モータ5にアキュームレータ6から圧油を圧送すれば油
圧ポンプモータ5をエンジンスタータとして利用するこ
とができる。
なお、上記の実施例においては、油圧ポンプモータ5を
可変容積型の形式として説明したが、油圧ポンプモータ
5を固定容積型の形式として使用するときは、油圧ポン
プモータ5とアキュームレータ6との間に制御弁を介設
し、その制御弁によって、油圧ポンプモータ5から7キ
ユームレータ6へ、あるいはアキュームレータ6から油
圧ポンプモータ5への圧油の流れ方向と圧油の圧力値を
制御することによって、上記のような油圧ポンプモータ
5の作動制御を行なうことができる。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明における効果は
下記のとおりである。
1)油圧ポンプモータ5の作動制御によって、有段変速
機2の変速時においては、入力軸2aの動力伝達経路と
、出力軸2bの動力伝達経路の回転速度を同期させるこ
とが可能となって、その変速時における変速ショックを
無くすことが可能となる。
このことは従来の有段変速機におけるシンクロメツシュ
を必要とせず、有段変速機の構成を単純化することが可
能となる。
又、有段変速機2の変速時においてはクラッチ4が同期
した状態において係合してゆくことが可能となるため、
クラッチ4の滑りを非常に少なくすることが可能となっ
て、クラッチ4の寿命を長くできることになる。
このことはクラッチ4からの摩耗粉が大気中に振り撒か
れる量を減少し、公害対策としても貢献できることにな
る。
2)油圧ポンプモータ5の作動制御により、エンジンブ
レーキを大きくかけることが可能となる。
このことは、特に雪道のようなスリップし易い道路の走
行においてブレーキをかける場合、通常のブレーキを使
用するとブレーキの片効きによって横滑りを生じ易いが
、このエンジンブレーキによれば両部動輪へ均等に配分
したエンジンブレーキをかけることが可能となって、安
定したブレーキをかけることが可能となり、且つソノエ
ンジンブレーキの際は、わざわざギヤダウンのような変
速操作をしなくても、その変速比設定のまま、油圧ポン
プモータ5自身が積極的にその走行エネルギを吸収して
ゆくことが可能となって、容易に有効なエンジンブレー
キをかけることが可能となるものである。
3)自動車の加速時においては、油圧ポンプモータ5の
作動制御によって、上記のようにアキュームレータ6に
蓄積されたエネルギを再利用することが可能となり、そ
のことによって自動車の加速性を改善し且つ自動車の燃
料消費率を削減することが可能となるものである。
4)油圧ポンプモータ5は、エンジンのスタータとして
も利用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明における動力伝達装置の一実施例をシ
ステム図によって示したものであり、第2図は第1図に
おけるエンジン出力軸1aから有段変速v12における
出力軸2bまでの具体的なシステム図を示したものであ
る。 実施例に使用した主な符合は下記のとおりである。 1:エンジン、1a:エンジン出力軸、  2:有段変
速機、2a:入力軸、2b:出力軸、3:駆動輪、 4
:クラッチ、 5:油圧ポンプモータ2 6:アキュー
ムレータ、  7:計算器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、エンジン出力軸が、クラッチおよび有段変速機を介
    して駆動輪に連動している自動車において、 前記エンジン出力軸には油圧ポンプモータ を連動させ、 前記油圧ポンプモータにはアキュームレー タが接続し、 計算器は、前記自動車における各作動要因 を検出し、その計算器はその検出した結果に基づいて、
    前記油圧ポンプモータの作動を制御するようになってい
    ることを特徴とする動力伝達装置。
JP60027272A 1985-02-14 1985-02-14 動力伝達装置 Pending JPS61189344A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7597172B1 (en) 2005-04-22 2009-10-06 Parker-Hannifin Corporation Gear box for hydraulic energy recovery

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US7597172B1 (en) 2005-04-22 2009-10-06 Parker-Hannifin Corporation Gear box for hydraulic energy recovery
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