JPS6118916B2 - - Google Patents

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JPS6118916B2
JPS6118916B2 JP51144569A JP14456976A JPS6118916B2 JP S6118916 B2 JPS6118916 B2 JP S6118916B2 JP 51144569 A JP51144569 A JP 51144569A JP 14456976 A JP14456976 A JP 14456976A JP S6118916 B2 JPS6118916 B2 JP S6118916B2
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JP
Japan
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color
phase
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signal
field
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JP51144569A
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Seisuke Yamanaka
Naryuki Ochi
Hiroshi Yamazaki
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Sony Corp
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Sony Corp
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Publication date
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Publication of JPS5383424A publication Critical patent/JPS5383424A/ja
Publication of JPS6118916B2 publication Critical patent/JPS6118916B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はCCD、BBDなどの半導体素子を固体
撮像体として使用した固体撮像装置に関する。
CCDを用いた固体撮像体にあつて被写体に対
応して得たキヤリヤの転送方式のうちにインタラ
イントランスフア方式がある。この転送方式をと
るCCD10は第1図で示すように垂直方向(図
では縦方向)一列に配列形成された複数の絵素1
に対し、夫々1本の垂直シフトレジスタ2が設け
られており、夫々の垂直レジスタ2からのキヤリ
ヤは水平シフトレジスタ3に1H分づつ送られ、
1H分の情報が端子7より読出されるように構成
されている。図中、矢印はキヤリヤの転送方向を
示す。これは、鏡像がCCD上に投影される場合
であり、正像の場合は、左右反転のCCDを用い
ればよい。
キヤリヤを対応する絵素1に誘起させる撮像パ
ルスPSは端子4に供給され、垂直シフトレジス
タ2には端子5を通じて例えば2相の転送パルス
PV(PV1,PV2)が供給される。水平シフトレジ
スタ3には2相のクロツクパルス(サンプリング
パルス)PHが供給される。6はその供給端子で
ある。
水平シフトレジスタ3に加えられるクロツクパ
ルスPHの周波数は、通常4.5MHzかそれ以上に
選ばれているが、このような周波数ではなく例え
ば欧州の多くの国におけるテレビジヨン放送の標
準方式であるPAL方式のカラー映像信号の色副
搬送波周波数(4.43MHz)に選定した場合に
は、クロツク周波数を色副搬送波周波数に変換す
る必要がないのでカメラ出力をPAL方式の信号
に変換する際の信号処理回路が簡単になる。しか
し、このようにクロツク周波数を色副搬送波周波
数fsに設定した場合には次のような問題が生ず
る。
PAL方式のカラー映像信号にあつては、周知
のように水平走査周波数fHは15.625kHzであ
り、垂直走査周波数fVは50Hzであり、そして色
副搬送波周波数fSは fS=(284−1/4)fH+1/2fV =4.4336(MHz) ……(1) である。Rの色差信号であるV信号EVはその極
性が1H毎に反転され、従つてPAL方式のカラー
映像信号EMは次式で表わされる。
M=EY+EUsinωSt±EVcosωSt ……(2) EY:輝度信号 EU:U信号(Bの色差信号) ωS:色副搬送波周波数fSの角周波数 ただし、EY,EU,EVは夫々ガンマ補正後の
信号である。
ここで、走査線の数は625本であるため色副搬
送波周波数fSの位相は9フイールド目で同相と
なり、つまり8フイールドの繰返しとなる。この
位相完結状態をU信号について考案してみる。
まず、第1フイールド目の位相の目印を「〇」
で示し、これに続く第2〜第8フイールド目の各
位相を順に〓、「□」、〓、「△」、〓、「◇」、〓の

うな目印であらわせば、U信号EUにおける色副
搬送波周波数の位相関係は第2図で示すようにな
る。但し、図示する例は色副搬送波周波数fS
して(1)式で示される値でなく、1/2fVの項を取除
いた値、つまり、 fS′=(284−1/4)fH ……(3) を使用したときのを便宜的に示した。
今、色副搬送波周波数fS′の繰返しピツチをτ
Sとしたとき、フイールド間の位相ずれは計算の
結果1/4τSとなり、図のような位相関係が得られ
る。1/2fVの項は2フイールドで位相が完結する
ことを示すものであるから、(1)式で示される1/2
Vを考慮した本来の色副搬送波周波数fSにおけ
る位相は奇数ライン(破線図示)の位相が逆相関
係で得られる第3図に示した位相関係をもつて表
わすことができる。図において1ピツチτSが360
゜の角度に相当するものであるから、奇数ライン
は丁度1/2τSだけずれる。
ここで、CCD10の水平方向における絵素1
の配例ピツチをτHとした場合で色副搬送波周波
数fSの繰返しピツチτSをこの配列ピツチτH
等しく選定したときには、絵素1と色副搬送波周
波数fSの位相関係は第4図のようになる。8フ
イールドのうち6フイールド分は丁度絵素と絵素
との間に信号読出し位置が存在することになるの
で、絵素の存在しないフイールドにおける信号
は、垂直シフトレジスタ2の左右に存在する本来
の絵素1で得た信号を夫々のずれに対応した時間
だけ遅延させたものを使用する必要がある。
そのため、色副搬送波周波数fSの位相通りに
信号を読出すには、必ず各フイールドに対応した
複数の遅延回路を設けねばならないので、又、遅
延回路を切換えて使用するためのスイツチング信
号形成回路も必要とするので、回路構成が複雑に
なつて、クロツク周波数を色副搬送波周波数に選
定したメリントを充分生かすことができない。
位相補正して、正規な位相に合致させても、本
来の絵素を所望とする距離だけ移動させる関係
上、再現像の位置づれは補正し得ない。
本発明はこのような点を考慮して、特に特殊な
信号の読出しによつて上述の欠点を一掃したもの
である。そして、本発明では2個又は1個の
CCDを用いたときの具体的な信号処理について
提案するものである。
すなわち、従来装置では周知の如く2フイール
ドの期間内にすべての絵素1に蓄えられたキヤリ
ヤに基づく信号を読出し、CCD出力としてい
る。これに対し、本発明では、色副搬送波周波数
の位相通りに信号の読出しを行なうものである。
つまり、そのフイールドによつて読出すべき絵素
が異なる。
そして、読出された信号をそのまま映像信号と
して利用するのではなく、所望とするフイールド
の出力はその位相反転したものを使用するもので
ある。
本発明の説明に先立ちU信号とV信号における
位相関係について再び考察する。第2図で示した
位相関係を記号ではなく、各フイールドを示す数
字をもつて表わすならば第5図Aの如くなる。水
平方向では繰返しピツチτSが単位となり、垂直
方向に関しては9ライン目で対応するフイールド
の位相が合致するから丁度破線枠で囲まれる部分
が色副搬送波周波数fSの位相を完結するために
必要な単位の領域となる。
一方、V信号の極性は第1及び第2フイールド
(第5及び第6フイールド)では奇数ラインが正
相であり、第3及び第4フイールド(第7及び第
8フイールド)では偶数ラインが正相である。こ
の極性関係を踏えてU信号と同様にV信号におけ
る色副搬数波周波数fSの位相をみると第5図B
に示す如くなり、破線枠が位相完結に必要な単位
領域である。
U信号EUとV信号EVとは(2)式で示されるよう
に90゜の位相づれがあるので、両信号における色
副搬送波周波数fSの位相関係を合致させるに
は、U信号EUの単位領域を第5図Aで示すよう
に1/4τSだけずらす必要がある。従つて、2点鎖
線枠がU信号EUにおける単位領域となる。
これら位相関係を考慮して目的とするU信号及
びV信号を得るための色フイルタの構成を次に説
明する。説明の便宜上、第5図A及びBの夫々最
初のラインの位相関係を取出して重ね合わせてみ
ると第6図のようになる。図中カツコ内はU、V
信号のフイールド判別のための記号である。
U信号EUはBの色差信号B−Yであり、V信
号EVはRの色差信号R−Yであるから、各色差
信号の位相関係を満たすように夫々原色信号R,
Bと輝度信号Yとに分解すれば、第6図の位相関
係を満足する色フイルタの特性は第7図で示すよ
うになる。4つの分割領域が水平方向の繰返し単
位であるから、180゜に相当する位相差は距離に
して丁度1/2τSだけ離れればよい。
第7図のように分解したフイルタの構成を3ラ
インだけ表わすと第8図の如くなり、このような
色フイルタを使用し、かつ上述したように色副搬
送波周波数fSの位相通りに信号の読出しを行な
えば、本発明の目的が達せられるものであるが、
1つの分割領域から、あるフイールドではR及び
Bの色光が透過し、他のフイールドではYの色光
が透過するように、すなわち異つて複数の色光を
分離した状態で同一の分割領域から得られるよう
に構成することは不可能である。
ここで、2nフイールドで位相が完結するよう
な色副搬送波周波数fSを用いた場合、2nフイー
ルドのうち所望とするnフイールド(便宜的にN
フイールドとして示す)と残りのnフイールドと
に分けると、後述するところより明らかなように
Nフイールドの出力と残りのnフイールドの出力
は逆相関係になることが判る。従つて、色フイル
タとしてはNフイールドに合致する色光特性に選
定したものを使用し、Nフイールドの信号はこの
色フイルタを通して得た色分解像に基づく撮像出
力そのものを利用すると共に、残りのnフイール
ドの出力は同一の色フイルタで得た出力の逆相出
力を利用すればよい。
続いて、第8図以下を参照して本発明に使用で
きる色フイルタの構成を説明する。PAL方式の
カラー固体撮像装置に適用した場合から説明する
も、PAL方式では上述したように、n=4であ
る。但し、CCDは2個用いた場合で、それがた
め本例では色フイルタをU信号形成用のフイルタ
とV信号形成用のフイルタとに分けると共に、
夫々の色フイルタは第1から第4フイールド(N
フイールドに対応する)において必要な色光のみ
を透過するようにフイルタ特性を選定し、残りの
フイールドに対応する信号成分は電気的な処理で
形成する。V信号形成用の色フイルタから説明し
よう。
V信号形成に必要な色フイルタの色光は第8図
の下段に示される色光で、これら色光のうちで
も、1つの分割領域からRとYの異つた色光を透
過させる必要があるため、まず第1から第4フイ
ールドにおける色光のみ抽出して各分割領域に配
したのが第9図Aである。この構成では各分割領
域はR又はYのいずれか一方の色光が対応してい
るので、フイルタ構成は可能である。
同様にして第5から第8フイールドについて考
察すると第9図Bのような配列関係となり、例え
ば第5フイールドでの信号関係をみると領域5Y
より得られる輝度信号は同図Aの領域1Yより得
られる輝度信号を位相反転したものと全く同じで
ある。他の信号関係も同様で夫々のフイールドで
得た出力の逆相出力を利用すれば、V信号形成用
の色フイルタは1枚でよい。すなわち第10図に
示す色フイルタ8VがV信号形成用の色フイルタ
である。
ところで、このような色フイルタ8Vを使用し
たときのfSの位相関係は第9図Aのようになる
から、色副搬送波周波数fSの位相通りに信号の
読出しを行なうには、夫々の絵素に設けられた同
一の電極を2分し、例えば第11図で示すように
第1及び第2フイールド目に読出すべき絵素(斜
線図示)と、第3及び第4フイールド目に読出す
べき絵素(無印)とに分割し、夫々に所望とする
撮像パルスPS1,PS2(後述する)を供給すれば
よい。
第12図はU信号形成用の色フイルタ8Uの一
例であつて、第13図がそのときの電極関係であ
る。
次に、上述した特殊な信号読出しを行なう
CCD10の構成を第14図以下を参照して説明
するも、第14図はCCD10の平面的な構成
図、第15図以下第18図まではCCD10の各
部の断面図を示す。第14図において、S1〜S4
絵素を示し、添字「1」〜「4」はフイールドを
示す。垂直方向に配列形成された一列の絵素群に
ついて考察すれば、これらは信号の転送方向に向
つて第1から第4フイールド目に対応する絵素が
4フイールドを単位周期として順次配列され、絵
素と絵素との間の斜線図示のチヤンネルストツパ
11が形成される。チヤンネルストツパ11は絵
素の四周をほぼ囲繞する如く形成され、垂直方向
に延びるチヤンネルストツパ11と絵素1との間
にはオーバーフロードレイン12が形成される。
Dはこのオーバーフロードレイン12に対する
コントロールゲートである。
垂直方向に延びるこれら一列の絵素群に対し、
一本の垂直シフトレジスタ2が設けられている。
このレジスタ2は2相の転送パルスPV,PV2
て駆動されるため、2相用の電極φV1,φV2が形
成される。これら電極φV1,φV2は夫々キヤリヤ
転送時における方向づけをなすため第15図及び
第16図に示すように半導体基体13の上面13
aに形成されたSiO2等の絶縁層14の厚みを変
え、ポテンシヤル15の深さ(実線図示)を異な
らせてパリヤを形成し、厚みの薄い絶縁層14の
直下にポテンシヤルのウエル15aが形成される
ようにしている。従つて、以後厚みの薄い絶縁層
14に設けられた電極をストレージ電極とし、φ
V1(S),φV2(S)で表わす。同様に厚みの厚
い絶縁層14に対応する電極をトランスフア電極
とし、φV1(T),φV2(T)で表わす。
絵素1と夫々のストレージ電極φV1(S)、φV
(S)との間には絵素1のキヤリヤをポテンシ
ヤルウエル15aに移すためのゲートφGが設け
られるも、このゲートφGは第15図で示すよう
にストレージ電極φV1(S),φV2(S)の一部
であつて、SiO2層14の厚みだけが異なる。
本発明では絵素1に対して設けられる撮像パル
ス供給用の電極φSが第11図に示したように2
つ分割され、夫々に所望とする撮像パルスPS1
S2が供給される。すなわち、第1及び第2フイ
ールド目で夫々用いられる絵素S1及びS2に対し、
第1の電極φS1が共通に設けられ、同様に第3及
び第4フイールドでの絵素S3及びS4に対し第2の
電極φS2が設けられる。これら電極φS1,φS2
夫々の絵素の領域及びオーバーフロードレイン1
2の各ゲートGDをおおうように形成される。な
お、電極φS1,φS2はいずれも透明電極が使用さ
れるものである。
ここで、このCCD10は印加電圧が“1”か
ら“0”に変わることによつてポテンシヤルウエ
ルは浅くなるものとする。絵素1及び垂直シフト
レジスタ2には第19図A〜Dに示すパルスが供
給される。第1及び第2の電極φS1,φS2に供給
される撮像パルスPSは従来と同様被写体の光情
報に応じたキヤリヤを誘起させるための蓄積パル
スPSCとこのキヤリヤをレジスタ2に転送するた
めのパルス(以下ゲートパルスという)PSTとか
らなり、4フイールド4Vを単位周期とする。
第1の電極φS1に供給される第1の撮像パルス
S1は第19図Aで示すように第1及び第2フイ
ールド目の各垂直ブランキング期間(V・
BLK)にゲートパルスPSTを有する。これに対
して、第2の電極φS2に供給される第2の撮像パ
ルスφS2は第3及び第4フイールド目にゲートパ
ルスPSTを有する。
一方、各垂直レジスタ2に供給される第1及び
第2の転送パルスPV1,PV2(PV2V1)は第
19図C及びDに夫々示すようにフイールド毎に
その位相が反転するパルスが用いられる。
次にこのようなパルスによるCCD10の読出
動作について第15図及び第16図を参照して説
明するも、本例では第1フイールド目(第191
の期間)の信号読出し動作を述べる。ほぼ1垂直
期間に相当する蓄積期間、CCD10のポテンシ
ヤルは第15図実線で示すようなポテンシヤルと
なつているので、被写体像に応じて対応する絵素
にキヤリヤが誘起される。ただし、この蓄積期間
中、垂直転送のため、転送パルスPV1,PV2は交
互に印加電圧“1”、“0”が加えられるが、簡単
化のため、第15図は電極φV1直下のポテンシヤ
ルウエルが深い場合のみを示している。第1の撮
像パルスPS1が印加された絵素S1,S2のキヤリヤ
は蓄積期間に続く転送期間で垂直シフトレジスタ
2に転送される。ここで、レジスタ2に形成され
た電極φV1,φV2には位相が反転した転送パルス
V1,PV2が夫々供給されているので、その位相
関係を例えば第19図C及びDの如く選定すれ
ば、転送パルスPV1,PV2の電位関係によつて転
送期間中電極φV1直下のポテンシヤルウエルのみ
深くなる。すなわち、レジスタ2のポテンシヤル
関係は第16図実線図示の如くなるから絵素S1
おけるキヤリヤだけがレジスタ2にゲートφG
通じて転送される。従つて、絵素S2に誘起された
キヤリヤは転送されない。
転送期間が終了したのちは、レジスタ2に第1
9図で示すように1Hを周期とする転送パルスPV
V2が供給されるので、水平ブランキング期間
を利用して従来装置と同様キヤリヤは水平シフト
レジスタ3側に転送される。転送時のポテンシヤ
ル関係は第16図に示す通りである。
水平シフトレジスタ3にパラレル転送されたキ
ヤリヤはこのレジスタ3に印加されるクロツクパ
ルスPHにて1絵素づつ順次読出される。クロツ
クパルスPHの周波数は上述したように読出し色
信号の繰返し周波数が色副搬送波周波数
(4.43MHz)に等しくなるように選ばれている。
転送パルスPV1,PV2は1V毎に位相が反転する
ので、第2フイールド目に至ると、今度は他方の
転送パルスPV2によつて電極φV2直下のポテンシ
ヤルのみ深くなり、その結果絵素S2におけるキヤ
リヤだけがレジスタ2に転送されると共に、1H
間隔でそのキヤリヤが水平シフトレジスタ3に転
送され、これが順次読出される。
以下同様にして後半の2フイールドも第2の撮
像パルスPS2と転送パルスPV1,PV2の組合せに
よつて絵素S3→絵素S4の順でフイールド毎にキヤ
リヤの読出しが行なわれる。各フイールドにおけ
るキヤリヤの流れを第20図に示す。
実線矢印が第1のフイールド、破線矢印が第2
フイールド、1点鎖線矢印が第3フイールド、2
点鎖線矢印が第4フイールドである。
2枚の色フイルタ8U,8Vを使用したとき回
路系の一例を第21図に示す。一方の色フイルタ
8Vに対応してCCD10Aが設けられ、他方の
色フイルタ8Uに対応してCCD10Bが設けら
れる。
一対のCCD10A,10Bに印加されるクロ
ツクパルスPHの周波数は色副搬送波周波数fS
2倍に選定される。後段のサンプリングホールド
回路21A,21Bも同一クロツクパルスPH
駆動される。CCD10A,10Bで得た撮像出
力(点順次信号)SV,SUはγ補正回路等を含む
プロセス回路22A,22Bを経て輝度信号及び
色差信号の各処理回路23,24A,24Bに供
給される。輝度信号Yの処理回路23から説明す
るも、夫々の撮像出力SV,SUは第22図A及び
Bに示すような信号から成り立つているので、ス
イツチング周波数が4fSに選定されたスイツチ
SW1が設けられ、両出力SV,SUが合成される。
合成出力SO(第22図C)は更にfSをサンプリ
ング繰返し周波数とするサンプリングホールド回
路25に供給され、合成出力SO中より輝度信号
成分YR,YB(YRはCCD10Aで得た成分、Y
Bは他方のCCD10Bで得た成分)が抽出され、
その出力はローパスフイルタ26に供給され、例
えば1〜2MHz程度までの低減成分からなる輝度
信号が形成される。
一方、合成出力SOに更に上述のフイルタ特性
と同一に選定されたローパスフイルタ27に供給
され、その出力はこのフイルタ27を介さない出
力と共に減算器28に供給されることによつて、
合成出力SO(R及びBの原色信号を含む)のう
ち高域成分のみ出力され、この出力は上述した低
域成分と共に加算器29に供給される。その結
果、最終的な輝度信号Yはその低域成分は本来の
輝度信号YRBからなり、高域成分は合成出力S
Oの高域成分が利用されるものである。
なお、30はフイルタ27の介在によつて生ず
る時間遅れを補償する遅延回路である。
V信号及びU信号の処理回路24A,24Bは
同一に構成されているので、一方だけ説明しよ
う。V信号の処理回路24Aはバンドパスアンプ
31Aと位相反転回路32Aと4V毎に切換わる
スイツチSW2から構成される。V信号は色副搬送
波周波数fSを中心とした側波帯成分が使用され
るので、バンドパスアンプ31Aの帯域巾は色副
搬送波周波数fSを含むように設定される。後半
4フイールドのV信号は第9図で説明したように
後半4フイールドで得た出力の位相反転出力を利
用すればよいので、後半のフイールドのときスイ
ツチSW2は点線の如く切換えられる。
このようにして得たU信号及びV信号と輝度信
号Yは夫々カラーエンコーダ33に供給され、従
つて端子34からはキヤリヤ周波数が4.43MHz
である目的とするPAL方式のカラー映像信号SP
ALが得られることになる。
以上説明したように本発明では水平シフトレジ
スタ3に供給されるクロツクパルスPHの周波数
を、読出し色信号の繰返し周波数がPAL方式に
おける色副搬送波周波数fSに等しくなる様に選
ぶと共に、色副搬送波周波数fSの位相通りに信
号読出しを行なうようにしたものである。従つて
本発明によれば、従来装置のように原色信号のキ
ヤリヤ周波数を色副搬送波周波数fSに変換する
ための信号処理回路を省略できると共に、キヤリ
ヤ周波数を色副搬送波周波数fSに選定した場合
の位相補正を必要としないから、そのための位相
補正回路及びこれを駆動するに必要な回路系を全
く必要としないから、回路構成を大巾に簡略化で
きる特徴を有するものである。
そして、上述した位相補正する従来装置では位
相補正のため空間的な絵素配列と再生された絵素
配列とが一致せず1/2τHだけ左右にずれるので再
現像が劣化する欠点を有するが、本発明では空間
的な絵素配列と再生された絵素配列とが同じにな
るから、再現像の劣化がない。
又、本発明においては、2nフイールドすなわ
ち8フイールドで位相が完結するような色副搬送
波周波数fSを用いたとき8フイールドのうち前
半の4フイールドはこれらフイールドで得られる
出力そのものを利用し、後半4フイールドの出力
は、この4フイールドで得られる出力の逆相出力
を利用するようにしたものであるから、第10図
及び第12図に夫々示されるような色フイルタ8
V,8Uが利用できるようになり、色フイルタの
簡略化を達成できる大きな特徴を有する。
ところで、上述した実施例は夫々1本の絵素列
に対し1本の垂直シフトレジスタが設けられた
CCDに適用した場合について説明したが、垂直
シフトレジスタの共用化を図つた、すなわち2本
の絵素列に対して1本のレジスタが設けられてい
るようなCCDにも適用することができる。この
レジスタ共用のCCDを便宜的に変形CCDと呼称
すれば、この変形CCDの構成は第23図に示す
通り、1本の垂直シフトレジスタ2に対し、その
左右に配列形成された絵素列を組とし、これが水
平走査方向に多数配列され、組と組との間はオー
バーフロードレイン12が形成される。斜線領域
11は上述したと同様にチヤンネルストツパの領
域を示す。夫々のフイールドで読出すべき絵素は
前述の場合と同様であるから、第14図で示した
ような電極配線が行なわれる。詳細説明は割愛す
る。
第24図は第15図に対応した断面図で、その
ポテンシヤル関係は図の通りである。従つて、こ
のポテンシヤルは第1フイールド目の蓄積期間
(実線図示)と転送期間(破線図示)のときの関
係である。
変形CCDを用いたときのパルス関係は第19
図に示した場合と同じ時系列をとるパルスが使用
される。
このような変形CCD10を用いても、水平シ
フトレジスタ3に印加するクロツクパルスPH
周波数を、読出し色信号の繰返し周波数が色副搬
送波周波数fSに等しくなるように選び、かつそ
の位相通りで、しかも後半のフイールドは逆相関
係となるように信号の読出しを行なえば、上述し
たと同様な効果を奏しうる。又この変形CCDに
よれば水平方向における2絵素分の占有領域は従
来に比し2/3程度となり、小型化と高解像度化を
達成できる。
第25図以下の実施例はCCDを1個使用して
所望とするカラー映像信号を得る場合の一例で、
色フイルタ8は第25図で示すように構成され
る。すなわち、U信号用の色フイルタ8UとV信
号用の色フイルタ8Vの色光を2H毎に交互に順
次配列して色フイルタ8が構成される。この色フ
イルタ8を使用する関係上、絵素とfSの位相の
関係は第26図のようになるから、本例で使用す
るCCD10における第1及び第2の電極φS1
φS2は第27図で示す如く、絵素列に対応して直
線状に被着形成される。
色副搬送波周波数fSの位相通りの絵素配列は
図のようになる。従つて、位相に合致した信号読
出しを行なうための撮像パルスPSと転送パルス
Vとの関係は第28図に示す如き電位関係に設
定されるものである。
第29図は以上のような色フイルタ8とCCD
10を使用したときの回路例である。その詳細な
説明は割愛するも、スイツチSW4及びSW5は4V
毎に反転制御され、夫々の出力端子にはU信号E
U及びV信号EVが夫々同時化されて得られるよう
になつている。36は遅延回路である。
本発明は前述したように2nフイールドで位相
が完結するような場合に適用して好適ならしめた
ものであるから、本発明ではPAL方式に限ら
ず、我が国テレビジヨン放送の標準方式である
NTSC方式のカラー映像信号を得るようなカラー
固体撮像装置にも適用できるは勿論である。
NTSC方式における場合も前半2フイールドはそ
のままの出力を利用し、後半の2フイールドのみ
反転出力を利用すればよい。色フイルタは次のよ
うに構成される。
NTSC方式では周知のように同一フイールド内
でライン毎に色副搬送波周波数fSの位相が反転
し、同一フレーム内でフイールド毎に位相が反転
し、2フレーム間でフレーム毎に位相が反転する
から、結局4フイールドで位相が元に戻ることに
なる。従つて、色副搬送波周波数fSの位相関係
は第30図で示すようになる。
搬送色信号は周知のように色副搬送波がR及び
Bの色差信号R−Y,B−Yで夫々変調されたも
のとして表わされているから、色フイルタとして
は2枚使用される。例えば、第30図に示す位相
関係を満足するRの色差信号用の色フイルタは第
31図で示す如くなる。
第1フイールド目と第2フイールド目のフイル
タは図の上段に掲げる色光となる。第3フイール
ド目の色副搬送波周波数fSの位相は第1フイー
ルド目と逆相関係にあり、同様に第2フイールド
と第4フイールドの位相も逆相になるから、これ
ら後半のフイールドでの分光特性は前半のフイー
ルドとは逆になる。従つてフイルタの色光は下段
のようになる。
依つて、NTSC方式の場合では第32図で示す
モザイク状の色フイルタ20Aが使用される。B
の色差信号はB及びYを透過光とするフイルタ2
0Bにて得ることができる。但し、RとBの色差
信号間には周知のように90゜の位相差があるの
で、実際の装置では例えば図で示すように90゜に
相当する距離だけずらせばよい。電気的に処理し
ても勿論可能である。
以上説明したように本発明では色副搬送波周波
数fSの位相通りに信号を読出すと共に、特殊な
信号処理を施こして所期の目的を達成できるよう
にしたもので、使用するCCDの数には何ら制限
をうけない。CCDとしては埋込みチヤンネル型
でも勿論よい。
フイールド分割は前半、後半夫々4フイールド
(又は2フイールド)に限らず所望とする4フイ
ールド(又は2フイールド)であればよく、フイ
ールド順に分割する必要はない。
【図面の簡単な説明】
第1図はインタライントランスフア方式による
固体撮像体の一例を示す構成図、第2図、第3図
及び第5図はPAL方式の色副搬送波信号の位相
関係を説明するための図、第4図は固体撮像体と
の関係を示す図、第10図及び第12図は本発明
装置に使用して好適な色フイルタの構成図、第6
図〜第9図はその説明図、第11図及び第13図
は本発明による信号読出しを説明するための図、
第14図は本発明による固体撮像装置に適用して
好適な固体撮像体の一例を示す構成図、第15図
〜第18図は各部の断面図、第19図は固体撮像
体を駆動するに必要なパルス波形図、第20図は
キヤリヤ転送方向を示す図、第21図は本発明装
置の要部の一例を示す系統図、第22図はその動
作説明に供する波形図、第23図は他の固体撮像
体の一例を示す第14図と同様な構成図、第24
図はその−線上断面図、第25図は色フイル
タの他の例を示す構成図、第26図はこの色フイ
ルタを使用したときの信号読出しと電極の関係を
示す図、第27図は固体撮像体の更に他の例を示
す要部の構成図、第28図はそのときのパルス波
形図、第29図は回路系の一例を示す系統図、第
30図〜第32図はNTSC方式のカラー撮像装置
に適用した場合の説明図である。 10は固体撮像体、PSは撮像パルス、PVは転
送パルス、PHはクロツクパルス、φS1,φS2
第1及び第2の電極、φV1,φV2は転送電極、
1,S1〜S4は絵素、2は垂直シフトレジスタ、3
は水平シフトレジスタ、8,8U,8VはPAL
方式の色フイルタ、20A,20BはNTSC方式
の色フイルタである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 被写体が投影される固体撮像体を有し、該固
    体撮像体には、水平及び垂直方向に所定のピツチ
    でマトリクス状に配された複数の絵素と、該絵素
    に蓄積された電荷を垂直方向に転送する複数の垂
    直シフトレジスタと、該複数の垂直シフトレジス
    タによつて転送された電荷を水平方向に転送する
    水平シストレジスタとが具備され、上記水平シフ
    トレジスタに供給されるクロツクパルスの周波数
    を、上記水平シフトレジスタの出力端に得られる
    色信号の繰り返し周波数が色副搬送波の移相が
    2nフイールドで完結するような標準方式カラー
    テレビジヨン信号の色副搬送波周波数と等しくな
    るように選定し、上記複数の絵素を上記2nフイ
    ールドのうちの所望のnフイールドの各フイール
    ドに夫々個別に対応するように配置し、該nフイ
    ールド期間は各フイールドにおいて対応する絵素
    に蓄積された電荷を読み出して出力となすと共に
    残りのnフイールド期間は各フイールドにおいて
    上記所望のnフイールドのうちの特定のフイール
    ドに対応する絵素に蓄積された電荷を読み出して
    位相反転して出力となすことによつて得られた色
    信号が上記標準方式カラーテレビジヨン信号の色
    副搬送波の位相と合致するようになしたことを特
    徴とするカラー固体撮像装置。
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